JPH08128692A - エアーシャワー - Google Patents

エアーシャワー

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JPH08128692A
JPH08128692A JP26718294A JP26718294A JPH08128692A JP H08128692 A JPH08128692 A JP H08128692A JP 26718294 A JP26718294 A JP 26718294A JP 26718294 A JP26718294 A JP 26718294A JP H08128692 A JPH08128692 A JP H08128692A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
long
outlet
port
shower
Prior art date
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Pending
Application number
JP26718294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Okada
光夫 岡田
Koji Araki
浩二 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP26718294A priority Critical patent/JPH08128692A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭や事務所向けに簡易的な屋外有害塵
埃用エアーシャワーを提供することを目的とする。 【構成】 屋内または屋外に面した給気口2と、屋外出
入口5と略等長の高速風速流の長尺吹出口6と、前記長
尺吹出口6に対応する長尺吸込口7と、屋外に開口した
排気口10とを設け、一般家庭や事務所などに簡便に取
りつけができ、必要かつ十分な機能を発揮することが可
能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭や事務所ドアに
設置するエアーシャワーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種に類似のエアーシャワー
は、クリーンルームなどに適用され、人体の着衣に付着
した微小塵埃を吹き飛ばし、クリーンルーム内の清浄度
を保持する目的で設けられていた。ところが近年外気に
含まれる花粉やディーゼル黒煙などの有害塵埃によるア
レルギーが社会問題にまで発展しつつある。したがって
一般家庭や事務所などにこれらの有害塵埃の侵入を簡便
に防止することが求められている。従来、この種に類似
のエアーシャワーは、第4図に示すような構成が一般的
であった。以下、その構成について図4を参照しながら
説明する。
【0003】図に示すように、人体が通過する主室10
1に複数の吹出口102とこの吹出口102から吹き出
された空気を回収する吸込口103が設けられている。
また仕切壁104をはさんで設けられた副室105には
送風機106と高性能フィルター107が備えてある。
なお、上記高性能フィルター107は一般的に0.3μ
mの粒径の微小塵埃を99.7%以上の確率で除去する
HEPAフィルターなどのフィルターが用いられてお
り、これはかなりの圧力損失を招いてしまうものであっ
た。
【0004】上記構成において、送風機106を運転さ
せると、高静圧の空気が高性能フィルター107を介し
て複数の吹出口102より高速風速流(一般的に25m
/秒の風速流)となって主室101に吹き出され、着衣
の塵埃を除去したのち、塵埃を含んだ汚染空気は吸込口
103より副室105に回収され、塵埃は高性能フィル
ター107によって捕集されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエア
ーシャワーではクリーンルームに適用する関係上、非常
に高い信頼性と精度が要求され、大がかりな設備となっ
てしまい、一般家庭や事務所に手軽に取りつけて、簡易
的に比較的大きな花粉などの塵埃を吹き飛ばすという用
途には不向きであるという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、一般
家庭や事務所などに簡易的に取りつけができ、着衣など
に付着した比較的大きな塵埃(たとえば2〜10μmの
粒径)を吹き飛ばし室内に侵入させないエアーシャワー
を提供することを第1の目的としている。
【0007】第2の目的は室内気圧を保持することによ
って外気に含まれる有害塵埃の室内侵入を防止すること
にある。
【0008】第3の目的は浴室の湿気を含んだ空気が居
住空間に流入することを防止するとともに、人体を快適
に乾燥させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアーシャワー
は上記第1の目的を達成するために、第1の手段は屋内
に面した給気口と、屋外出入口と略等長の高速風速流の
長尺吹出口と、前記長尺吹出口に対応する長尺吸込口
と、屋外に開口した排気口とを設けた構成とする。
【0010】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は上記第1の手段にくわえて長尺吹出口への給気
口を屋外側に開口し、フィルターを設けた構成とする。
【0011】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段は浴室出入口と略等長の高速風速流の長尺吹出口
と、前記長尺吹出口に対応する長尺吸込口と、冷温熱発
生手段を設けた構成とする。
【0012】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、一
般家庭や事務所に手軽に取りつけ、簡易的に人体に有害
な粒径の大きい花粉などの塵埃を吹き飛ばして室内への
侵入を防ぐことができる。
【0013】また、第2の手段の構成により室内気圧を
保持し、外気に含まれる有害塵埃の室内侵入を防止する
ことができる。
【0014】また、第3の手段の構成により浴室の湿気
を含んだ空気が居住空間に流入することを防止するとと
もに、人体を快適に乾燥させることができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
を参照しながら説明する。
【0016】図に示すように吹出本体1の背面に給気口
2を備え、内部に貫流ファン3と、この貫流ファン3を
回転させるモーター4を備え、屋外出入口5に面した場
所にこの屋外出入口5と、ほぼ同程度の長さの長尺吹出
口6を設けて、この長尺吹出口6の対向する側に長尺吹
出口6にほぼ対応する長さの長尺吸込口7を備えた吸込
本体8を設けている。またこの吸込本体8の内部には、
排気用の送風機9と、屋外に開口した排気口10とを設
けている。そしてこれらの吹出本体1および吸込本体8
は金具(図示せず)などで比較的簡単に取りつけられる
ようになっている。
【0017】上記構成により、吹出本体1の内部のモー
ター4を駆動すると、貫流ファン3が回転し、給気口2
より室内空気が吸い込まれ、長尺吹出口6より図中の矢
印にて示したような高速空気流を形成する。そしてこの
高速空気流は屋外出入口5を通過する人の着衣などに付
着した人体に有害な花粉(粒径約10μm)やディーゼ
ル黒煙などのカーボンダスト(粒径約2μm)などを吹
き飛ばしたのち、有害塵埃を含んだ汚染空気となり、長
尺吸込口7より吸込本体8に回収されたのち、送風機9
により排気口10を介して屋外に排気処理される。
【0018】なお、従来の類似のエアーシャワーのよう
にHEPAフィルターなどのような高圧力損失のフィル
ターを介していないため、比較的小さな入力のモーター
とファンとの組合せで高速空気流を作り出すことが可能
となるのである。
【0019】このように本発明の第1実施例のエアーシ
ャワーによれば一般家庭や事務所などに簡易的に取りつ
けができ、着衣などに付着した比較的大きな塵埃(たと
えば2〜10μmの粒径)を吹き飛ばし室内に侵入させ
ないという必要かつ十分な機能を持ったエアーシャワー
を提供することができる。
【0020】(実施例2)つぎに本発明の第2実施例に
ついて図2を参照しながら説明する。なお、第1実施例
と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0021】吹出本体21に設けた給気口22を屋外側
に開口し、その給気口22に粒径2〜10μm程度の塵
埃に適合する圧力損失の比較フィルター23を設けた構
成とする。
【0022】上記構成によりモーター4を駆動させると
屋外に面した給気口22より、わずかな有害塵埃を含む
外気はフィルター23を介して吹出本体21に吸い込ま
れ、第1実施例と同様に人体に付着した有害塵埃を吹き
飛ばしたのち、長尺吸込口7を介して再び外気に排気処
理される。したがって室内外の気圧はほぼ一定に保持さ
れる。
【0023】このように本発明の第2実施例のエアーシ
ャワーによれば、室内気圧を保持することによって外気
に含まれる有害塵埃の室内侵入を防止することができ
る。
【0024】(実施例3)以下、本発明の第3実施例に
ついて、図3を参照しながら説明する。
【0025】図に示すように吹出本体31の上部に接続
される給気ダクト32を備え、この吹出口本体31には
浴室出入口33とほぼ同程度の長尺吹出口34を浴室出
入口33に面して設け、この長尺吹出口34の対向する
側に長尺吹出口34にほぼ対応する長さの長尺吸込口3
5と冷温熱発生手段として冷温水コイル36を備えた吸
込口本体37を設けている。またこの吸込口37の内部
には、例温風発生用の送風機(図示せず)などで比較的
簡単に取りつけられるようになっている。
【0026】上記構成により、吸込本体31の内部の送
風機を運転すると、長尺吸込口35より浴室内空気が吸
い込まれ、長尺吹出口34より図中の矢印にて示したよ
うな中速空気流を形成する。そしてこの中速空気流は浴
室内の湿気を含んだ空気を室内の居住空間に流入するこ
とを防止するとともに、通過する人体表面の水分を冷温
熱発生手段で作り出した冷温風で快適に乾燥させたの
ち、長尺吸込口35より吸込口37に回収され、循環系
を形成することとなる。
【0027】このように本発明の第3実施例のエアーシ
ャワーによれば、浴室の湿気を含んだ空気が居住空間に
流入することを防止するとともに、人体を快適に乾燥さ
せることができる。
【0028】なお、本実施例において冷温熱発生手段と
して冷温水コイルを用いたが、これは限定されるもので
はなくシーズ線ヒーターや半導体ヒーターなどの御熱手
段のみであっても、その効果に大差はなく、また、直膨
式コイルであってもその効果に差異はない。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、屋内に面した給気口と、屋外出入口と略等
長の高速風速流の長尺吹出口と、前記長尺吹出口に対応
する長尺吸込口と、屋外に開口した排気口とを設けた構
成としているため、一般家庭や事務所などに簡易的に取
りつけができ、着衣などに付着した比較的大きな塵埃
(たとえば2〜10μmの粒径)を吹き飛ばし室内に侵
入させないエアーシャワーを提供できる。
【0030】また、上記構成にくわえ、長尺吹出口への
給気口を屋外側に開口し、フィルターを設けた構成とし
ているため、室内気圧を保持することができ、外気に含
まれる有害塵埃の室内侵入を防止可能なエアーシャワー
を提供できる。
【0031】また、浴室出入口と略等長の高速風速流の
長尺吹出口と、前記長尺吹出口に対応する長尺吸込口
と、冷温熱発生手段を設けた構成としているため、浴室
の湿気を含んだ空気が居住空間に流入することを防止す
るとともに、人体を快適に乾燥させることが可能なエア
ーシャワーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例エアーシャワーの構造を示
す構造斜視図
【図2】同第2実施例の構造斜視図
【図3】同第3実施例の構造斜視図
【図4】従来の類似のエアーシャワーの構造を示す構造
斜視図
【符号の説明】
2 給気口 5 屋外出入口 6 長尺吹出口 7 長尺吸込口 10 排気口 22 給気口 23 フィルター 33 浴室出入口 34 長尺吹出口 35 長尺吸込口 36 冷温熱発生手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内に面した給気口と、屋外出入口と略
    等長の高速風速流の長尺吹出口と、前記長尺吹出口に対
    応する長尺吸込口と、屋外に開口した排気口とを設けた
    エアーシャワー。
  2. 【請求項2】 長尺吹出口への給気口を屋外側に開口
    し、フィルターを設けた請求項1記載のエアーシャワ
    ー。
  3. 【請求項3】 浴室出入口と略等長の高速風速流の長尺
    吹出口と、前記長尺吹出口に対応する長尺吸込口と、冷
    温熱発生手段を設けたエアーシャワー。
JP26718294A 1994-10-31 1994-10-31 エアーシャワー Pending JPH08128692A (ja)

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