JP2000356380A - 住宅用粉塵除去装置 - Google Patents

住宅用粉塵除去装置

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JP2000356380A
JP2000356380A JP11170996A JP17099699A JP2000356380A JP 2000356380 A JP2000356380 A JP 2000356380A JP 11170996 A JP11170996 A JP 11170996A JP 17099699 A JP17099699 A JP 17099699A JP 2000356380 A JP2000356380 A JP 2000356380A
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JP
Japan
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air
blowing nozzle
dust removing
removing device
dust
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JP11170996A
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English (en)
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Kazumi Tokunaga
和美 徳永
Takahiro Ozano
貴弘 小座野
Hideya Sekine
秀弥 関根
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Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入室前または入室直後において人体に付着し
た粉塵などを効果的に除去できる住宅用の粉塵除去装置
を提供することである。 【解決手段】 エアフィルタ11を有する吸込口10を
設けた空気搬送装置6と、該空気搬送装置6にホース7
を介して設けた空気吹出ノズル8が収納ケース5内に収
納されて粉塵除去装置4が構成され、該粉塵除去装置4
が玄関扉3に隣接して設置され、かつ前記空気吹出ノズ
ル8が室外側から引き出し可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅用の粉塵除去装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の汚染防止対策として汚染物質を
「持ち込まない」、「発生させない」、「堆積させな
い」、「速やかに排除する」という四原則の徹底が有効
なことは明らかである。この中で、汚染物質を「持ち込
まない」または「速やかに排除する」ための処置として
は、給気口へのエアフィルタの使用、室圧の調整、更衣
および洗浄などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般住宅にお
いては入室前にせいぜい衣服をたたくか、或いははたく
といった行為しか行われていなかったため、室内への汚
染物質、特に花粉症やアトピー性皮膚炎の原因となる杉
花粉、塵、誇りなどの持ち込み量をほとんど減少させる
ことができなかった。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、入室前または入室直後にお
いて人体に付着した粉塵などを効果的に除去できる住宅
用粉塵除去装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明が、エアフィルタを有する
吸込口を設けた空気搬送装置と、該空気搬送装置にホー
スを介して設けた空気吹出ノズルが収納ケース内に収納
されて粉塵除去装置が構成され、該粉塵除去装置が玄関
扉に隣接して設置され、かつ前記空気吹出ノズルが室外
側から引き出し可能であることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、入室前に玄関扉
の前において空気吹出ノズルを引き出して清浄な圧縮空
気を身体に吹き付けて、身体に付着した粉塵や花粉など
を除去した後に入室すると、室内に流入する粉塵や花粉
などの量を大幅に減少させることができる。また粉塵除
去装置が収納ケース内に収納されてユニット化されてい
るので、新規に構築される建物や既存建物に簡単に設置
することができる。
【0007】また請求項2の発明が、エアフィルタを有
する吸込口を設けた空気搬送装置と、該空気搬送装置に
ホースを介して設けた空気吹出ノズルとから粉塵除去装
置が構成され、前記空気搬送装置が玄関に隣接したパイ
プスペース内に設置されるとともに、前記空気吹出ノズ
ルが室外から引き出し可能であることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、入室前に身体に
付着した粉塵などを除去できる粉塵除去装置をパイプス
ペース内に設置することにより、パイプスペース内の有
効利用が図れる。
【0009】また請求項3の発明が、請求項2におい
て、空気吹出ノズルは浴室内に設置されたことを特徴と
する。
【0010】請求項3の発明によれば、入室後すぐに浴
室内において清浄な圧縮空気を身体に吹き付けて除去す
ることにより他の居室に流入する粉塵や花粉などの量を
大幅に減少させることができる。
【0011】また請求項4の発明が、エアフィルタを有
する吸込口を設けた空気搬送装置が共同住宅の所定箇所
に設置され、該空気搬送装置から延びた空気搬送管が各
住戸に配管され、該空気搬送管に空気吹出ノズルがホー
スを介して接続されたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、空気搬送装置を
共同住宅の地下階や機械室に設置することにより、清浄
な圧縮空気を各住戸に送ることができる。
【0013】また請求項5の発明が、空気吹出ノズルは
各住戸における玄関、浴室、ベランダに設置されたこと
を特徴とする。
【0014】請求項5の発明によれば、共同住宅におけ
る各住戸の玄関、浴室、ベランダにおいて粉塵除去がで
きる。
【0015】また請求項6の発明が、玄関前における除
塵室の所定箇所に空気吹出用ノズルが設けられ、該空気
吹出用ノズルの反対側壁面には排気口が設けられ、前記
空気吹出用ノズルが住宅の所定箇所に設置された空気搬
送装置に接続され、該空気搬送装置の空気吸込口にはエ
アフィルタが設けられたことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明によれば、入室前に除塵室
で身体に圧縮空気を吹き付けると、身体に付着した粉塵
や花粉などを除去することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の住宅用粉塵除去装
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1の
(1)は住宅用粉塵除去装置を設置した共同住宅におけ
る住戸の正面図、同図の(2)は同平面図、図2は粉塵
除去装置の斜視図である。
【0018】住宅用粉塵除去装置1は、図1に示すよう
に、共同住宅2の玄関扉3の隣に粉塵除去装置4を設置
して構成されている。粉塵除去装置4は収納ケース5内
に空気搬送装置6が収納され、これにホース7を介して
空気吹出ノズル8が接続されてユニット化されている。
また収納ケース5の前面壁には空気搬送装置6の空気吸
込口10が設けられ、これに浮遊粉塵などを捕集できる
エアフィルタ11が設けられている。このエアフィルタ
11は粗塵用フィルタ、中性能フィルタ、高性能フィル
タなどを使用するが、高い清浄度を得るには、いわゆる
HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filt
er)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Fil
ter)などの超高性能フィルタを使用する。
【0019】また収納ケース5の上部には扉12が設け
られ、これを開くことにより内部に設置された空気吹出
ノズル8が取り出せるようになっている。また扉12を
開いた内壁には操作盤13が設けられ、これにはON/
OFFスイッチ、吹出空気の吹出量や吹出風速さなどを
調整する各種の操作ボタン14が設けられている。
【0020】したがって、入室前に玄関前において収納
ケース5の扉12を開いて、中から空気吹出ノズル8を
取り出すとともに、操作盤13のON/OFFスイッチ
をONにして清浄な圧縮空気を吹き出させる。そして操
作盤13で圧縮空気の吹出量等を調整してから身体にく
まなく吹きかけて花粉などの粉塵を除去することにより
室内への粉塵の流入を大幅に減少させることができる。
【0021】なお、住宅用粉塵除去装置1は、図1に示
すような共同住宅2だけでなく、一戸建て住宅やオフィ
スビルの出入口にも設けることができる。さらに住宅用
粉塵除去装置1はユニット化されているため新築の建物
だけでなく、既存の建物にも簡単に設置することができ
る。
【0022】図3は、粉塵除去装置4を玄関9に隣接し
たパイプスペース15内に収納した住宅用粉塵除去装置
1であり、パイプスペースの扉27に設けた取出口16
から空気吹出ノズル8の取り出し、前記取出口16から
操作盤13を操作することによって入室前の玄関扉3の
前で粉塵除去ができるようになっている。また空気吹出
ノズル8に設けたスイッチ操作によっても玄関扉3の前
で粉塵除去ができるようになっている。
【0023】図4は、玄関9に空気吹出ノズル8が置か
れ、空気搬送装置(図示せず)は室内の所定の箇所に設
置された住宅用粉塵除去装置1であり、前記と同様に玄
関扉3と隣接した壁面に取出口16を設け、ここから空
気吹出ノズル8を取り出し、前記取出口16から操作盤
13を操作することによって入室前の玄関扉3の前で粉
塵除去ができるようになっている。また前記と同様に空
気吹出ノズル8に設けたスイッチ操作によっても入室前
の玄関扉3の前で粉塵除去ができるようになっている。
【0024】図5は、浴室17に空気吹出ノズル8が置
かれ、空気搬送装置(図示せず)は室内の所定の箇所に
設置された住宅用粉塵除去装置1であり、入浴後すぐに
浴室内において粉塵除去ができるようになっている。
【0025】図6は、共同住宅2の各住戸2aに空気吹
出ノズル8を設けた住宅用粉塵除去装置1であり、地下
階に設置された空気搬送装置6から延びた空気搬送管1
8が各住戸2aに配管され、玄関9、浴室17、ベラン
ダ19およびその他の箇所に設けた接続管20に空気吹
出ノズル8がホース7を介して取外自在に接続されてい
る。したがって、各住戸2aの玄関9、浴室17、ベラ
ンダ19において粉塵除去ができ、しかもその他の接続
管20に空気吹出ノズル8を接続することができるとと
もに、不必要な個所の接続管20からは空気吹出ノズル
8を取り外し、該取外口に栓をしておく。
【0026】図7は、玄関9前の除塵室22に設けた住
宅用粉塵除去装置1であり、一方のエリア23に空気搬
送装置6および空気吹出ノズル8が設けられるととも
に、他方のエリア24には排気口25および排気ファン
26が設けられている。また玄関扉3側の壁面には空気
搬送装置6の空気吸込口10が設けられ、該空気吸込口
10に浮遊粉塵などを捕集できるエアフィルタ11が設
けられている。したがって、除塵室2に人21が入って
操作盤13を操作すると、空気吹出ノズル8から清浄な
圧縮空気が吹き出されて身体に付着した粉塵を除去する
とともに、これらが排気口25から吸い込まれて排気フ
ァン26によって室外に排気される。このように除塵が
終了したら、操作盤13のON/OFFスイッチをOF
Fにして入室する。
【0027】
【発明の効果】入室前に空気吹出ノズルを引き出して清
浄な圧縮空気を身体に吹き付けることにより、粉塵や花
粉などを除去することができるので、室内に流入する粉
塵や花粉などの量を大幅に減少させることができる。ま
た粉塵除去装置が収納ケース内に収納されてユニット化
されているので、新規に構築される建物や既存建物に簡
単に設置することができる。
【0028】入室前に身体に付着した粉塵などを除去で
きる粉塵除去装置をパイプスペース内に設置することに
より、パイプスペース内の有効利用が図れる。
【0029】入室後すぐに浴室内において清浄な圧縮空
気を身体に吹き付けることにより、他の居室に流入する
粉塵や花粉などの量を大幅に減少させることができる。
【0030】空気搬送装置を共同住宅の地下階や機械室
に設置することにより、清浄な圧縮空気を各住戸に均等
に送ることができる。
【0031】共同住宅における各住戸の玄関、浴室、ベ
ランダにおいて粉塵除去ができる。
【0032】入室前に除塵室において身体に付着した粉
塵や花粉などを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は住宅用粉塵除去装置を設置した共同住
宅における住戸の正面図、(2)は同平面図である。
【図2】図2は粉塵除去装置の斜視図である。
【図3】住宅用粉塵除去装置をパイプスペース内に設置
した断面図である。
【図4】(1)および(2)は空気吹出ノズルを玄関に
設置した断面図である。
【図5】(1)および(2)は空気吹出ノズルを浴室に
設置した断面図である。
【図6】(1)は住宅用粉塵除去装置を共同住宅に設置
した断面図、(2)は空気吹出ノズルの斜視図である。
【図7】住宅用粉塵除去装置を除塵室に設置した断面図
である。
【符号の説明】
1 住宅用粉塵除去装置 2 共同住宅 3 玄関扉 4 粉塵除去装置 5 収納ケース 6 空気搬送装置 7 ホース 8 空気吹出ノズル 9 玄関 10 吸込口 11 エアフィルタ 12 扉 13 操作盤 14 操作ボタン 15 パイプスペース 16 取出口 17 浴室 18 搬送管 19 ベランダ 20 接続管 21 人 22 除塵室 23、24 エリア 25 排気口 26 排気ファン 27 パイプスペースの扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 秀弥 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB51 BB22 BB62 3L058 BE08 BF04 BF09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアフィルタを有する吸込口を設けた空
    気搬送装置と、該空気搬送装置にホースを介して設けた
    空気吹出ノズルが収納ケース内に収納されて粉塵除去装
    置が構成され、該粉塵除去装置が玄関扉に隣接して設置
    され、かつ前記空気吹出ノズルが室外側から引き出し可
    能であることを特徴とする住宅用粉塵除去装置。
  2. 【請求項2】 エアフィルタを有する吸込口を設けた空
    気搬送装置と、該空気搬送装置にホースを介して設けた
    空気吹出ノズルとから粉塵除去装置が構成され、前記空
    気搬送装置が玄関に隣接したパイプスペース内に設置さ
    れるとともに、前記空気吹出ノズルが室外から引き出し
    可能であることを特徴とする住宅用粉塵除去装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出ノズルは浴室内に設置されたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の住宅用粉塵除去装置。
  4. 【請求項4】 エアフィルタを有する吸込口を設けた空
    気搬送装置が共同住宅の所定箇所に設置され、該空気搬
    送装置から延びた空気搬送管が各住戸に配管され、該空
    気搬送管に空気吹出ノズルがホースを介して接続された
    ことを特徴とする住宅用粉塵除去装置。
  5. 【請求項5】 空気吹出ノズルは各住戸における玄関、
    浴室、ベランダに設置されたことを特徴とする請求項4
    に記載の住宅用粉塵除去装置。
  6. 【請求項6】 玄関前における除塵室の所定箇所に空気
    吹出用ノズルが設けられ、該空気吹出用ノズルの反対側
    には排気口が設けられ、前記空気吹出用ノズルが住宅の
    所定箇所に設置された空気搬送装置に接続され、該空気
    搬送装置の空気吸込口にはエアフィルタが設けられたこ
    とを特徴とする住宅用粉塵除去装置。
JP11170996A 1999-06-17 1999-06-17 住宅用粉塵除去装置 Pending JP2000356380A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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