JP2520132B2 - 屋内換気装置 - Google Patents

屋内換気装置

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JP2520132B2
JP2520132B2 JP62186911A JP18691187A JP2520132B2 JP 2520132 B2 JP2520132 B2 JP 2520132B2 JP 62186911 A JP62186911 A JP 62186911A JP 18691187 A JP18691187 A JP 18691187A JP 2520132 B2 JP2520132 B2 JP 2520132B2
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義一 秦
義久 中嶋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、屋内換気装置に関するものである。さら
に詳しくは、この発明は、冷温風等を用いたセントラル
空調方式の換気装置に関するものである。
(背景技術) 従来、住宅家屋において、居室,台所,浴室等の排気
は、それぞれの空間に設けた窓,排気ファンやレンジフ
ードを用いて個別に行っているのが普通である。また、
集合住宅などの窓の少ない住宅においては、屋内への給
気については比較的配慮されているものの、排気につい
ては数少ない窓からの排気や排気ファンによりなされて
いるにすぎないのが実情である。
たとえば、第7図に示したように、従来は、送排気フ
ァン(ア)を設けて、居室(イ)、台所(ウ)およびサ
ニタリー部(エ)へ給気パイプを通して給気するもの
の、排気については、浴室,トイレ等のサニタリー部
(エ)からの排気パイプを通しての排気が行われている
だけで、その他空間では、窓のある空間を介して自然排
気しているにすぎない場合が多い。
しかしながら、近年、住宅の気密性は大幅に向上して
きており、居室、さらには廊下部などの換気を十分に行
うことが必要になってきている。
このような気密性の向上と屋内換気の必要性が高まっ
てきているにもかかわらず、従来の住宅の構造,設備で
はこれに対応するのが困難でもある。すなわち、居室内
の換気を強制的に行おうとすると、狭い天井裏空間にダ
クトを配管することが、ダクトの交差等によって難しい
場合が多い。
このため、従来の住宅換気のシステムに代わり得るも
のとして、より効率的で、かつ、狭い屋内空間を有効に
利用した屋内換気装置の実現が必要になっている。
この発明の発明者は、このような問題を解決するため
に鋭意検討し、屋内の下り天井部の空間を給気通路とし
て利用することが有効であることを見出した。
この発明は、このような事情を踏まえてなされたもの
である。
(発明の目的) この発明は、以上の通りの事情から、従来の屋内換気
装置の欠点を改善し、効率的に、かつ狭い屋内空間にお
いても施設することの容易な新しい屋内換気装置を提供
することを目的としている。
さらに詳しくは、この発明は、屋内の下り天井空間を
利用した高効率で、かつ施設の容易な屋内換気装置を提
示するこを目的としている。
(発明の開示) この発明の屋内換気装置は、外壁近傍に設置された熱
回収用熱交換器および送風ファンが、各室に通ずる空気
の循環路内に配置され、この空気の循環路のうち、吸気
路は、廊下上部に設けられた下り天井の内部空間と、下
り天井の側壁に設けられ、各室に連通する導入口とによ
って形成され、排気路は、室内および廊下部の両方に開
放された室内空気の排出部から廊下部を経由してサニタ
リー部に至る建物内部空間と、下り天井の内部空間に設
置され、サニタリー部から前記熱交換器および送風ファ
ンへと延びる排気ダクトとにより形成されたことを特徴
としている。
添付した図面に沿ってこの発明の換気装置について詳
しく説明する。
第1図は、この発明の屋内換気装置の全体概要を平面
図として示したものである。たとえば、この第1図に示
したように、住宅の玄関口等の外壁の近傍に設置した熱
回収用熱交換器(1)と送風ファン(2)とにより外部
より吸引した空気を、下り天井(3)の内部空間に流通
させる。この流通させた空気は、下り天井(3)の側壁
から居室(4)内に給気し、逆に居室内の空気は廊下部
(5)を介してサニタリー部(6)に回収し、下り天井
(3)の内部空間に設置された排気ダクト(7)を通じ
て熱回収用熱交換器(1)へ送風する。次いで排出空気
は、屋外へと放出する。
この発明の屋内換気装置は、この第1図に示したよう
な空気の循環路を形成してなるものである。
第1図A部を断面として示したものが第2図である。
給気の通路になる下り天井(3)の空間には送風ファン
(2)からの給気を流通させ、下り天井(3)の側壁に
設けた導入口(8)を通じて居室(4)内に導く。逆に
居室(4)内の空気は、居室(4)と廊下部(5)とを
隔てる扉または間仕切等に設けた室内空気の排出部とし
ての排出口(9)より廊下部(5)に排出する。廊下部
(5)に排出した空気は、サニタリー部(6)の扉また
は間仕切等に設けた孔またはスリットを介して、あるい
は排気ファンや自然流れにより住宅内部空間を通じてサ
ニタリー部(6)に導き、ここで集中して排気ダクト
(7)により排気する。
以上のような屋内換気装置においては、ダクトとして
は、この排気ダクト(7)のみが下り天井(3)内の空
間に設けられているので、給気および排気ダクトが交差
するような従来の換気装置におけるような心配もない。
なお、下り天井(3)の側壁に設けた導入口(8)に
ついては居室内の音がクロストークすることや、口面積
が小さい場合には、風切音が出て騒音の原因となる場合
がある。このような場合には、導入口(8)を吸音材を
用いて形成することが有効である。たとえば円筒状のグ
ラスウール,シリコンゴムなどによって導入管を形成す
ることができる。これらの吸音材を用いての導入口への
導入管の設置の例を示したものが第3図,第4図および
第5図である。
第3図は曲がり1個のグラスウールからなるエルボ状
の導入管(10)を示している。このグラスウールエルボ
導入管(10)の端部(11)は、その口が下り天井(3)
の空間内の給気吹き出し方向(B)に対向している。も
うひとつの端部(12)は居室(4)の導入口に接続して
いる。この居室側端部(12)にはガラリ(13)を設けて
もいる。
シリコンゴムからなる導入管の設置例を示したものが
第4図である。下り天井(4)空間内に一端部(14)を
配置し、他方の端部(15)を居室(4)の導入口に接続
している。この場合にもガラリ(16)を設けている。こ
のシリコンゴム導入管(17)は、第5図に示したよう
に、ゴム厚が、たとえば0.3〜0.5mm程度で、硬度が50゜
位のものからなるシリコンゴム円筒(18)の該周面を、
シリコンゴムより硬いアクリル樹脂、塩ビ樹脂等のプラ
スチック円筒(19)により覆った二重円筒形導入管とす
るのが好ましい。
グラスウールエルボ導入管(10)およびシリコンゴム
導入管(17)の設置状況を平面図として例示したものが
第6図である。この第6図に示したように、下り天井
(3)の側壁には、居室(4a)(4b)に対応してシリコ
ンゴム導入管(17)が、また居室(4c)(4b)に対応し
てグラスウールエルボ導入管(10)を配設している。送
風ファン(2)からの給気は、これら各々の導入管(1
0)(17)を通じて居室(4a)(4b)(4c)(4d)に導
入する。居室内の排気は、前述した通り、サニタリー部
(6)に回収し、排気ダクト(7)によって熱回収用熱
交換器(1)へと送る。
グラスウールエルボ導入管(10)およびシリコンゴム
導入管(17)などの吸音材導入管を下り天井(3)の側
壁の導入口に設けることにより、音の透過損失は大きく
なり、居室内で発生する音が下り天井(3)を介して他
の居室に漏れることはなく、また、居室へ吹出される空
気の風切音も発生しない。
また、エルボ状の導入管の場合には、給気の流れに管
口を対向させるため、圧力損失の小さな居室内への給気
吹出し口となる。
もちろん、この発明は、以上の例によって限定される
ものではない。様々な細部の態様がこの発明に含まれ
る。
(発明の効果) この発明の屋内換気装置により、以上詳しく説明した
通り、効率的で、しかも設置容易なセントラル空調方式
の屋内換気が可能となる。
また、下り天井を有効利用したこの発明においては、
下り天井の側壁から居室内への給気のために側壁に吸音
性導入管を設けることにより、居室内の音および送風フ
ァン騒音の漏れや、風切音による騒音という問題もな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の換気装置を例示した平面図である。
第2図は、この第1図に示した居室への給気と居室から
の排気の構造を例示した部分断面図である。 第3図は、グラスウールエルボ導入管の一例を示した部
分平面図である。第4図は、シリコンゴム導入管の例を
示した部分平面図である。第5図(a)(b)、各々、
このシリコンゴム導入管について示した断面図と側面図
である。 第6図は、導入管の設置例を示した部分平面図である。 第7図は、従来の換気装置の例を示した平面図である。 1……熱回収用熱交換器、2……送風ファン、 3……下り天井、4……居室、 5……廊下部、6……サニタリー部、 7……排気ダクト、8……導入口、 9……排出口、10……グラスウールエルボ導入管、 11,12……端部、13……ガラリ、 14、15……端部、16……ガラリ、 17……シリコンゴム導入管、 18……シリコンゴム円筒、 19……プラスチック円筒。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁近傍に設置された熱回収用熱交換器お
    よび送風ファンが、各室に通ずる空気の循環路内に配置
    され、この空気の循環路のうち、吸気路は、廊下上部に
    設けられた下り天井の内部空間と、下り天井の側壁に設
    けられ、各室に連通する導入口とによって形成され、排
    気路は、室内および廊下部の両方に開放された室内空気
    の排出部から廊下部を経由してサニタリー部に至る建物
    内部空間と、下り天井の内部空間に設置され、サニタリ
    ー部から前記熱交換器および送風ファンへと延びる排気
    ダクトとにより形成されたことを特徴とする屋内換気装
    置。
  2. 【請求項2】導入口に導入管が接続された請求項(1)
    記載の屋内換気装置。
  3. 【請求項3】導入管は吸音材により形成された請求項
    (2)記載の屋内換気装置。
  4. 【請求項4】導入管はエルボ形状を有する請求項(2)
    記載の屋内換気装置。
  5. 【請求項5】導入管はガラスウール吸音材により形成さ
    れた請求項(4)記載の屋内換気装置。
  6. 【請求項6】導入管は円筒形状を有し、シリコンゴム吸
    音材により形成された請求項(3)記載の屋内換気装
    置。
  7. 【請求項7】導入管の居室側端部にガラリが設けられた
    請求項(2)記載の屋内換気装置。
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