JP2007113852A - 花粉等除去装置 - Google Patents

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Toshiaki Kimura
俊朗 木村
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裕巳 山田
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浩 出口
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和彦 松下
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Abstract

【課題】個々の住宅等に取り付けることが可能であり、且つ、荷物等を持ったまま、背中や髪の毛に付着した花粉等を容易に除去することができる花粉等除去装置を提供する。
【解決手段】住宅100等の玄関65近傍に設けられた壁体66内部にチャンバー40を配設し、前記チャンバー40に、単数又は複数の縦長形状の吹き出し開口部40a・40b・40cを形成し、前記チャンバー40に、吹き出し方向が可変である可変吹き出し開口部45を具備し、前記可変吹き出し開口部45を、地面若しくは床面から150cm以上190cm以下の高さまでの間に配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、住居等の居住者や訪問者の衣類等に付着した花粉等を取り除くための花粉等除去装置の技術に関する。
住宅等の中で引き起される花粉症等のアレルギー症状は、居住者や訪問者が衣類等に付着した花粉等を住宅の中に持ち込むことが原因とされており、従来より、住宅等に防塵室を設ける技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の技術では、屋外と居住部との間、すなわち住宅への入口部に、いわゆるエアシャワー装置を備えた防塵室が設けられ、住宅内に入る前又は入った直後に衣類等に付着した花粉等を吹き落とすようにしている。
また、出入口近傍に圧縮空気を噴出する空気吹出ノズルを設け、該空気吹出ノズルを屋外側から引き出すことができるようにした、粉塵除去装置が公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−41522号公報 特開2000−356380号公報
しかし、特許文献1の防塵室は設備が大掛かりなものとなり、居住空間を狭めてしまうため、一般住宅に設けるには不向きであった。そして、特許文献2の粉塵除去装置は、圧縮空気を吹き出すノズルを使用者自身の手で持って、使用者が圧縮空気を浴びる構成であるため、背中等に付着した粉塵等が落とし難く、荷物を抱えている場合は、粉塵等の除去作業が行い難かった。
本発明の課題は、個々の住宅等に取り付けることが可能であり、且つ、荷物等を持ったまま、背中や髪の毛に付着した花粉等を容易に除去することができる花粉等除去装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、チャンバーに圧送された空気を該チャンバーより吹き出す花粉等除去装置であって、住宅等の出入口近傍に設けられた壁体内部にチャンバーを配設し、前記チャンバーに、単数又は複数の縦長形状の吹き出し開口部を形成したものである。
請求項2においては、前記チャンバーに、吹き出し方向が可変である可変吹き出し開口部を具備したものである。
請求項3においては、前記可変吹き出し開口部を、地面若しくは床面から150cm以上190cm以下の高さまでの間に配設したものである。
請求項4においては、前記チャンバーに、該チャンバーに設けられた吹き出し開口部に対応する吹き出し孔を形成した壁パネルを張設するとともに、前記壁パネルが、前記壁体の壁面に現れるようにしたものである。
請求項5においては、前記壁パネルに、該壁パネルを隠蔽可能な化粧カバーを設けたものである。
請求項6においては、前記チャンバーへの空気圧送手段として、ブロアを備え、前記ブロアを住宅等の軒天井裏、床下、出入口収納の何れかに配設したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、チャンバーが壁体内部に収められるので、従来の防塵室のような大掛かりな設備が必要無くなり、居住空間を狭めることがないので、一般住宅等にも備えることが容易となる。また、構造が簡単であり低廉な価格で提供することができるため、一般の住宅等にも採用することが容易となる。
また、縦長形状の吹き出し開口部を設けたことにより、使用者の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、衣類等に付着した花粉等の除去作業を効率良く行なうことができる。そして、使用者が立っている方向を転換するだけで、背中等に付着した花粉等を除去することができるため、荷物を地面に置く必要が無くなる。
請求項2においては、可変吹き出し開口部を設けたことにより、任意の場所に集中して空気を吹き出すことができ、髪の毛等に付着した花粉等の除去作業が行い易くなる。
請求項3においては、使用者の身長に合わせて吹き出し方向を変更することができるので、子供から大人まで使用者の体格に合わせて、効率良く花粉等の除去作業を行なうことができる。
請求項4においては、壁体の壁面よりチャンバーを壁パネルにて隠蔽することができ、住宅等の壁体の意匠に合わせて、壁パネルを配設することができる。
また、壁パネルの意匠を壁体の意匠に相応しいものとすることで花粉等除去装置を各住宅等に適用させることができるので、チャンバーなどの他の構成要素は量産品とすることが可能となり、コストダウンに寄与することができる。
請求項5においては、花粉等除去装置を使用していないときに、前記吹き出し開口部及び吹き出し孔から虫や花粉等が入り込むことを防止することができる。
請求項6においては、特別にブロアの配設空間を設ける必要がなく、コンパクトに花粉等除去装置を配設することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の花粉等除去装置1の全体図、図2は壁パネル50の斜視図、図3は同じく右側面図、図4は同じく背面図、図5はA−A矢視断面図、図6はB−B矢視断面図、図7はC−C矢視断面図、図8は化粧カバー60を開いた状態の玄関65近傍を示す斜視図、図9は化粧カバー60を閉じた状態の玄関65近傍を示す斜視図である。
本発明の花粉等除去装置1は、住宅100等の玄関65近傍など、住宅100の室内空間へ入る前の屋外空間に配設され、室内空間に入ろうとする人に付着している花粉等を除去するためのものである。ここで、住宅100等とは、戸建住宅やマンションやアパートや病院等の建物全般を言い、本発明の花粉等除去装置1は、それらの住宅100等の出入口付近に配設されて使用されるものである。
花粉等除去装置1は、図1に示すように、主に、ブロア10、フィルター20、ダクト30、チャンバー40、壁パネル50等から構成される。
具体的には、ブロア10にて、虫や花粉等を除去するためのフィルター20を介して吸い込まれた空気が、ダクト30を通過してチャンバー40へ送られ、該チャンバー40に形成された吹き出し開口部40a・40b・40c・45から、壁パネル50の吹き出し孔50a・50b・50c・50dを通じて吹き出される。
ブロア10は、住宅100等の軒天井裏、床下、出入口収納の何れかなどに配設されるものであり、図1に示すように、住宅100等の軒天井などに開口した吸気口よりフィルター20を介して空気を吸い上げて、該吸い上げられた空気をダクト30へ送り込むものである。ブロア10は、回転羽根等から構成される送風機である。
ブロア10により形成される空気の流れの上流側にフィルター20が配設され、また、空気の流れの下流側にダクト30が配設されることとなる。ブロア10の運転中には、ブロア10の上流側が負圧、下流側が正圧となり、ブロア10からダクト30を通じてチャンバー40へ空気が圧送されることとなる。
このように、花粉等除去装置1に、後述するチャンバー40への空気圧送手段として、ブロア10を備え、該ブロア10を住宅100等の軒天井裏、床下、出入口収納の何れかに配設したので、特別にブロア10の配設空間を設ける必要がなく、コンパクトに花粉等除去装置1を配設することができる。
フィルター20は、前記ブロア10により形成される気流の上流側に設けられ、ブロア10に流入する空気を濾過・浄化するものである。本実施例では、フィルター20の取り換えや清掃がし易いように、住宅100の軒天井などに開口したブロア10吸気口に、取替可能に設けられる。
フィルター20は、合成繊維から構成されるシート部材等によって構成されており、該フィルター20によって花粉等や虫を取り除くことができる。また、フィルター20は、該シート部材の多層構造として、匂いを吸着するシートや、花粉等を分解し抑制するシート等を重ね合わせて構成しても良い。
ダクト30は、ブロア10により形成される気流の下流側に配置され、ブロア10とチャンバー40とを繋ぐものである。詳しくは、該ダクト30の一側端部がブロア10の排気口に、該ダクト30の他側端部がチャンバー40に連結されている。即ち、ダクト30は、ブロア10から送られてくる空気を後述するチャンバー40へと案内するものである。
本実施例においては、ダクト30は、送風量を確保しながらも占有高さを低減するために略四角管状に形成され、軒天井裏、床下、出入口収納の何れかに沿って略水平方向に伸延するように配設されている。また、本実施例では、送風音の低減のために、ダクト30として、断熱材又は吸音材にて構成されたダクトや、断熱材又は吸音材が巻かれたダクトを採用している。
なお、ダクト30は、ブロア10とチャンバー40とを接続するためのものであり、ブロア10とチャンバー40とが近接配置される場合などには、該ダクト30を省略することができる。
チャンバー40は、壁内部に配設できるように厚みが小さく、上下に細長い略四角管状に構成されており、上部には折れ曲がり部40dが形成されている。
前記チャンバー40は、住宅100等の玄関65近傍の壁体66内に、該壁体66の壁面にその一部が現れる様に埋設されており、該チャンバー40の下端は該壁体66の下端と略等しい高さに位置し、同じく上端は軒裏等に位置する。そして、チャンバー40の上部に形成された折れ曲がり部40dの端部は、軒裏等において前記ダクト30の端部に連結されている。
図1に示すように、壁体66の壁面に現れたチャンバー40の一部には、縦長の吹き出し開口部、即ち上下方向に細長い吹き出し口が形成されている。本実施例においては、チャンバー40に3つの吹き出し口40a・40b・40cが形成されており、これらは縦方向に並設されている。
前記吹き出し口40a・40b・40cは縦長形状であるので、使用者の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、衣類等に付着した花粉等の除去作業を効率良く行なうことができる。そして、使用者が立っている方向を転換するだけで、背中等に付着した花粉等を除去することができるため、荷物を地面に置く必要が無くなる。
以下、吹き出し口40a・40b・40cの形状及び形成位置について説明する。
最も上方に位置する前記吹き出し口40aは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、後述する壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが100cm以上170cm以下の位置に形成している。これによって、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、大人の肩や上半身の衣類等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
最も下方に位置する前記吹き出し口40cは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、後述する壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが5cm以上50cm以下の位置に形成して、靴やズボンの裾等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
中間に位置する前記吹き出し口40bは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、後述する壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが50cm以上100cm以下の位置に形成して、子供の肩や大人の腰付近の衣類等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
そして、前記チャンバー40には、前記吹き出し口40a・40b・40cの上方に、空気の吹き出し方向が調節可能な吹き出し開口部が設けられている。
さらに、前記調節可能な吹き出し開口部は、後述する壁パネル50直前の地面若しくは床面若しくは廊下から150cm以上190cm以下の高さまでの間に配設されている。これは、子供から大人まで使用者の体格(身長)に合わせて吹き出し方向を変更して、効率良く花粉等の除去作業を行なうためである。
本実施例では、図1及び図8に示すように、吹き出し方向が調節可能な(可変である)可変吹き出し開口部としてパンカールーバー45を採用しているが、本実施例の形態に限定されるものではなく、チャンバー40に開口部を形成して、該開口部に上下方向や左右方向に回動自在な風向き板を備える構成であっても良い。
吹き出し方向可変の吹き出し開口部を設けたことにより、任意の場所に集中して空気を吹き出すことができ、髪の毛等に付着した花粉等の除去作業が行い易くなる。
前記壁体66の壁面に現れたチャンバー40の一部には、装飾板としての壁パネル50が張設される。なお、壁パネル50の表面が壁体66の表面と略同一平面となるように設けることが、意匠性を高める上で望ましい。
また、壁パネル50を設け、該壁パネル50の意匠を壁体の意匠に相応しいものとすることで花粉等除去装置1を各住宅等に適用させることができるので、ブロア10、ダクト30及びチャンバー40などは量産品とすることが可能となり、コストダウンに寄与することができる。
図2及び図7に示すように、前記壁パネル50は、アルミニウムやステンレスや他の合金等の素材で成る長板形状のものであり、上端及び下端には起立部50g・50hが形成されている。該壁パネル50の裏面には、リブ50j・50j・50j・50jが設けられており、壁パネル50の剛性を高めている。
そして、前記チャンバー40に設けられた吹き出し口40a・40b・40c及びパンカールーバー45から吹き出す空気の流れを遮らないように、壁パネル50には適宜位置に吹き出し孔50a・50b・50c及び円形吹き出し孔50dが設けられている。
詳しくは、壁パネル50をチャンバー40に固設した状態において、壁パネル50には、チャンバー40の吹き出し口40a・40b・40cに対応する位置にその開口形状と略一致する形状の吹き出し孔50a・50b・50cが形成されており、前記チャンバー40のパンカールーバー45に対応する位置にその外周形状と略一致する形状の円形吹き出し孔50dが形成されている。
つまり、壁パネル50には縦長の吹き出し孔50a・50b・50cが上下方向に並べて穿設され、該吹き出し孔50a・50b・50cの上方に略円形の吹き出し孔50dが穿設されている。
詳しくは、上部に位置する前記吹き出し孔50aは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが100cm以上170cm以下の位置に形成して、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、大人の肩や上半身の衣類等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
最も下部に位置する前記吹き出し孔50cは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが5cm以上50cm以下の位置に形成して、靴やズボンの裾等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
中間に位置する前記吹き出し孔50bは、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である縦長の吹き出し開口部に形成し、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、壁パネル50直前の床や廊下や地面からの高さが50cm以上100cm以下の位置に形成して、子供の肩や大人の腰付近の衣類等に付着した花粉等を効率良く除去できる構成としている。
本実施例では、チャンバー40に4つの吹き出し開口部40a・40b・40c・45を、壁パネル50に4つの吹き出し孔50a・50b・50c・50dを形成しているが、吹き出し開口部及び吹き出し孔の個数は限定するものではない。例えば、縦長の吹き出し開口部と吹き出し孔をそれぞれ1つずつ形成し、そのいずれかを、横の長さ、即ち幅が2cm以上5cm以下である吹き出し開口部若しくは吹き出し孔に形成しても良い。これによって、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、使用者70の頭部から靴までに付着した花粉等を効率良く除去できる。
そして、該壁パネル50の上下方向略中央部にはスイッチ孔50fが形成されており、図1及び図8に示すように、壁パネル50のスイッチ孔50fにはブロア10のON・OFFを切り替えるスイッチ52が配設される。該スイッチ52の配線等はスイッチ孔50fを通じて壁パネル50の裏面より表面に導出することができる。
図1、図8及び図9に示すように、前記壁パネル50には、該壁パネル50を覆う化粧カバー60が設けられる。化粧カバー60は、壁パネル50を装飾するとともに、花粉等除去装置1を使用していないときに、吹き出し口40a・40b・40cや吹き出し孔50a・50b・50c・50dから虫や塵等が入り込むことを防止している。
化粧カバー60は開閉自在であって、該化粧カバー60を閉じることによって、前記壁パネル50の吹き出し孔50a・50b・50c及び円形吹き出し孔50d及びスイッチ52が化粧カバー60によって覆われ、壁体66の外観に露出しないように隠蔽される。
図8及び図9に示すように、本実施例においては、化粧カバー60は壁パネル50に対して、壁体66の壁面と略平行方向に摺動することができ、化粧カバー60と壁パネル50とが重複した状態(図9)と、化粧カバー60と壁パネル50とが重複しない又は一部重複した状態(図8)とが現出される。
図1に示すように、化粧カバー60の上部には、該化粧カバー60と前記チャンバー40のパンカールーバー45とが干渉しないように、面方向へ突き出した凸部60aが形成されている。そして、化粧カバー60の表面には、使用者が化粧カバー60の開閉を行なうための握り部61が固設されている。
図2及び図3に示すように、壁パネル50の表面には、マグネット51を固設しており、化粧カバー60の裏側にも、該化粧カバー60を閉じた時に前記マグネット51に対応する位置に、前記マグネット51と磁着するマグネット(図示せず)が固設されている。このように、化粧カバー60は、安定して閉状態に保たれるように構成されており、風や、軽い衝撃等によって化粧カバー60が開いてしまうことを防止している。
次に、本発明の花粉等除去装置1の使用方法について説明する。
住宅100等の居住者若しくは訪問者(以下、使用者70とする。)は、玄関65に到着すると、化粧カバー60の握り部61を握って該化粧カバー60を操作し、化粧カバー60を開けて、壁パネル50を露出させる。そして、壁体66の壁面に現れた壁パネル50に設けられたスイッチ52を押して、ブロア10を始動する。
ブロア10が始動すると、軒下の空気がフィルター20を通ってブロア10内に吸い込まれる。このとき、フィルター20によって、虫や花粉等が取り除かれた空気がブロア10内に吸い込まれる。
ブロア10は吸い込んだ空気をダクト30へ吹き出し、該空気はダクト30を通じてチャンバー40へと案内される。チャンバー40に到達した空気は、チャンバー40の吹き出し口40a・40b・40cを通じて壁パネル50の吹き出し孔50a・50b・50cより吹き出され、また、パンカールーバー45を通じて壁パネル50の吹き出し孔50dから吹き出される。そして、吹き出された空気は、壁パネル50前の使用者70に吹き付けられて、該使用者70の衣類等に付着した花粉等を吹き落とし、除去する。
ここで、使用者70は、パンカールーバー45の方向を調節して、髪の毛等の任意の場所に空気を吹き付けることが可能である。また、吹き付けられる空気によって花粉等を吹き落としている間は、使用者70は花粉等除去装置1を操作する必要がなく、荷物などを手に持ったまま花粉等除去装置1を使用することができる。
花粉等の除去作業が終了すると、使用者70は壁パネル50に設けられたスイッチ52を押し、ブロア10の運転を止めてから、化粧カバー60を閉じる。
なお、上記花粉等除去装置1では、強制気流を形成する手段としてブロア10(送風機)を採用しているため、ポンプなどを用いて圧縮した空気を使用者70に吹き付ける場合と比べて、吹き付ける空気の流れが弱い。このため、使用者70にとって不快感が少なく、子供であっても嫌がることなく使用することができる。
このように、チャンバー40に圧送された空気を該チャンバー40より吹き出す花粉等除去装置1であって、
住宅100等の玄関65近傍に設けられた壁体66内部にチャンバー40を配設し、
前記チャンバー40に、単数又は複数の縦長形状の吹き出し開口部40a・40b・40cを形成したので、チャンバー40が壁体66内部に収められるので、従来の防塵室のような大掛かりな設備が必要無くなり、居住空間を狭めることがないので、一般住宅100等にも備えることが容易となる。また、構造が簡単であり低廉な価格で提供することができるため、一般の住宅100等にも採用することが容易となる。
また、縦長形状の吹き出し開口部40a・40b・40cを設けたことにより、使用者70の人体の形状に沿って空気を吹き出すことができ、衣類等に付着した花粉等の除去作業を効率良く行なうことができる。そして、使用者70が立っている方向を転換するだけで、背中等に付着した花粉等を除去することができるため、荷物を地面に置く必要が無くなる。
また、前記チャンバー40に、吹き出し方向が可変である可変吹き出し開口部45を具備したので、可変吹き出し開口部45を設けたことにより、任意の場所に集中して空気を吹き出すことができ、髪の毛等に付着した花粉等の除去作業が行い易くなる。
また、前記可変吹き出し開口部45を、地面若しくは床面から150cm以上190cm以下の高さまでの間に配設したので、使用者70の身長に合わせて吹き出し方向を変更することができるので、子供から大人まで使用者70の体格に合わせて、効率良く花粉等の除去作業を行なうことができる。
また、前記チャンバー40に、該チャンバー40に設けられた吹き出し開口部40a・40b・40c・45に対応する吹き出し孔50a・50b・50c・50dを形成した壁パネル50を張設するとともに、
前記壁パネル50が、前記壁体66の壁面に現れるようにしたので、壁体66の壁面よりチャンバーを壁パネル50にて隠蔽することができ、住宅100等の壁体66の意匠に合わせて、壁パネル50を配設することができる。
また、壁パネル50の意匠を壁体66の意匠に相応しいものとすることで花粉等除去装置1を各住宅100等に適用させることができるので、チャンバー40などの他の構成要素は量産品とすることが可能となり、コストダウンに寄与することができる。
また、前記壁パネル50に、該壁パネル50を隠蔽可能な化粧カバー60を設けたもので、花粉等除去装置1を使用していないときに、前記吹き出し開口部40a・40b・40c・45及び吹き出し孔50a・50b・50c・50dから虫や花粉等が入り込むことを防止することができる。
本発明の花粉等除去装置1の全体図。 壁パネル50の斜視図。 同じく右側面図。 同じく背面図。 A−A矢視断面図。 B−B矢視断面図。 C−C矢視断面図。 化粧カバー60を開いた状態の使用例を示す斜視図。 化粧カバー60を閉じた状態の使用例を示す斜視図。
符号の説明
1 花粉等除去装置
10 ブロア
20 フィルター
40 チャンバー
40a・40b・40c 吹き出し開口部(吹き出し口)
45 可変吹き出し開口部(パンカールーバー)
50 壁パネル
50a・50b・50c 吹き出し孔
50d 円形吹き出し孔
60 化粧カバー

Claims (6)

  1. チャンバーに圧送された空気を該チャンバーより吹き出す花粉等除去装置であって、
    住宅等の出入口近傍に設けられた壁体内部にチャンバーを配設し、
    前記チャンバーに、単数又は複数の縦長形状の吹き出し開口部を形成したことを特徴とする花粉等除去装置。
  2. 前記チャンバーに、吹き出し方向が可変である可変吹き出し開口部を具備したことを特徴とする請求項1に記載の花粉除去装置。
  3. 前記可変吹き出し開口部を、地面若しくは床面から150cm以上190cm以下の高さまでの間に配設したことを特徴とする請求項2に記載の花粉等除去装置。
  4. 前記チャンバーに、該チャンバーに設けられた吹き出し開口部に対応する吹き出し孔を形成した壁パネルを張設するとともに、
    前記壁パネルが、前記壁体の壁面に現れるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の花粉等除去装置。
  5. 前記壁パネルに、該壁パネルを隠蔽可能な化粧カバーを設けたことを特徴とする請求項4に記載の花粉等除去装置。
  6. 前記チャンバーへの空気圧送手段として、ブロアを備え、
    前記ブロアを住宅等の軒天井裏、床下、出入口収納の何れかに配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の花粉等除去装置。
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