JP2019100610A - 防塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防塵装置の送風機の騒音を低減する。【解決手段】防塵装置1は、工場、作業場でなる建屋の出入口に設置され、直方体形状に形成された筐体110及び筐体110内に収容される送風機120を含む本体部100と、本体部100とは別体であり、送風機120から供給された空気を建屋の出入口に吹き出す吹出ユニット200と、を有する。筐体110の内部には、送風機が配置される第1空間と、第1空間の上側に設けられ、構成部品が配置されない第2空間とが設けられる。筐体110は、外部空気を筐体110の内部に取り込む開口114と、送風機120からの送風を吹出ユニット200へ送り出す開口118とを有し、内部に取り込まれた外部空気を誘導する流路を構成する。筐体110の内面には、開口114から取り込まれた外部空気が接触する吸音部材が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、人、車両等の出入りに伴って、粉塵、ごみ等が、工場等の建屋の外から建屋内へ進入することを低減するため、建屋の出入口にエアーを吹き付ける防塵装置に関する。
特許文献1には、屋内の増改築の工事中に作業場所で発生するほこり、ごみが他の場所へ拡散することを防止するため、部屋の両側面、床面、天井面に当接する仕切り部材で部屋を2つに仕切ることが記載されている。仕切り部材は、合成樹脂又はゴムのシートを筒状に構成した筒状気室を複数含んでいる。筒状気室に送風機から連続的に空気を供給されることで、仕切り部材を床面上に立設する。
特開2006−63589号公報
特許文献1の仕切り部材を使用した場合、送風機で仕切り部材に空気を供給し続ける必要がある。このため、送風機の運転による騒音が常時発生する。部屋の大きさに応じて仕切り部材が大型化すれば、さらに騒音レベルが大きくなると考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、送風機の騒音を低減した防塵装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る防塵装置は、
工場、作業場でなる建屋の出入口に設置される防塵装置であって、
直方体形状に形成された筐体及び前記筐体内に収容される送風機を含む本体部と、
前記本体部とは別体であり、前記送風機から供給された空気を前記建屋の出入口に吹き出す吹出ユニット部と、
を有し、
前記筐体は内部に、前記送風機が配置される第1空間と、前記第1空間の上側に設けられ、構成部品が配置されない第2空間とを有し、
前記筐体は、外部空気を前記筐体の内部に取り込む第1の開口と、前記送風機からの送風を前記吹出ユニット部へ送り出す第2の開口とを有し、内部に取り込まれた外部空気を誘導する流路を構成し、
前記筐体の内面には、前記第1の開口から取り込まれた外部空気が接触する吸音部材が設けられている。
本発明に係る防塵装置においては、送風機を収容する筐体が、筐体内部に取り込まれた外部空気の流路を構成する。筐体の内面には、取り込まれた外部空気が接触する吸音材が設けられている。このため、送風機の騒音を低減することが可能となる。
(a)は、本発明の実施の形態に係る防塵装置の一部欠截の上面図であり、(b)は、図1(a)の断面線A−Aで切断した本体部の部分断面図である。 図1(a)の断面線B−Bで切断した本体部の他の部分断面図である。 図2の断面線C−Cで切断した本体部の部分断面図である。 筐体内の送風機が配置される第1空間と、構成部品が配置されない第2空間とを示す図である。 吹出ユニットの外観図である。 (a)は、吹出ユニットの正面図である。(b)は、吹出ユニットの側面図である。 (a)は、吹出ユニットの上面図である。(b)は、図5(a)のD−D断面線で切断した吹出ユニットの断面図である。 (a)は、工場の出入口に防塵装置を設置した様子を示す図である。(b)は、安全ポールに固定された吹出ユニットの正面図である。(c)は、安全ポールに固定された吹き出しユニットの上面図である。 (a)は、変形例1に係る吹出ユニットの上面図である。(b)は、変形例1に係る吹出ユニットの断面図である。(c)は、変形例2に係る吹出ユニットの上面図である。(d)は、変形例2に係る吹出ユニットの断面図である。 (a)は、変形例3に係る防塵装置の一部欠截の上面図であり、(b)は、図9(a)の断面線A−Aで切断した本体部の部分断面図である。 図9(a)の断面線B−Bで切断した本体部の他の部分断面図である。
(実施の形態)
以下、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。図面には、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
実施の形態に係る防塵装置1は、工場、作業場等の建屋の出入口に設置される。防塵装置1は、建屋内(場内)に配備し、出入口(場外)に向けて風を吹き出し、主として、人、車両の入場に伴って、ゴミ、粉塵等が場外から場内へ侵入するのを防止する装置である。
図1(a)、(b)に示すように、防塵装置1は、本体部100と吹出ユニット200とを含む。本体部100は、筐体110と、送風機120とを含む。図2に、本体部100を他の側面から見た場合の部分断面図を示す。図2においては、吹出ユニット200の図示を省略している。図3Aに、本体部を底側から見た場合の部分断面図を示す。
図1〜3に示すように、筐体110は、金属、樹脂等からなり、その内部に送風機120を収容する。そして、後述する開口114、115から、空気(外部空気)を取り込み易くするために、送風機120を、筐体110の下側の空間に設置し、筐体110の上側の空間には何も配置しない。また、筐体110は、上面111、上面111の周辺下側に設けた側面112a、112b、112c、112d(以下、側面112という場合がある)、側面112の下側を隠蔽する底面113とで筐を構成する立方体で、この例では、直方体の形状を有する。
図2に示すように、筐体110の側面112a、112cの上面111の近傍の位置に開口114、115を形成する。開口114、115から筐体110の内部に外部空気を取り込む構造である。開口114、115は、この一例では、後述のカバー116、117の設置を容易にするために、外部空気の吸込量、及び/又は、吹出量の拡充、又は騒音の減少等を考慮し、二方向で、対の開口114、115とする。しかし、限定されず、四方向の例も有り得る。空気の吸込量、及び/又は、吹出量の拡充が考えられる。
図1(a)、図2に示すように、カバー116、117は、筐体110の側面112a、112cの上面111の近傍の位置の下側(−Y方向)で、かつ対峙する二方向(XとZ側)に、側面112a、112cから間隔を持って取り付けられている。尚、カバー116、117は、側面112a、112cの一部であり、例えば、後述するダクトホースHの配置を考慮する。そして、カバー116、117は、例えば、筐体110の上方からのごみとか、水等の異物の侵入防止を図る。このカバー116は、金属、樹脂等から形成されている。カバー116は、上面116a、上面116aの周辺下側に設けた側面116b、116c、116d、でなる蓋の構造であり、側面116b、116c、116dの開放側は、開口116eとなる。側面116b、116c、116dは、台形形状に形成された上面116aの3つの端縁に、上面116aに対して鉛直に、それぞれ接続されている。また、カバー117も同様の構成を有しており、説明を割愛する。尚、カバー117では、上面117a、上面117aの周辺下側に設けた側面117b、117c、117d、でなる蓋の構造であり、側面117b、117c、117dの開放側は、開口117eとなる。
図2に示すように、外部空気は、筐体110の側面112aの外側と、カバー116の側面116cの内側(吸音材119を含む)とで形成される空間116e1から取り込まれ、その後、開口114を通過して筐体110内に取り込まれる。同様に、外部空気は、側面117b、117c、117d、側面112cに囲まれた空間117e1に取り込まれ、その後、開口115を通過して筐体110内に取り込まれる。
空間116e1及び開口114、または、空間117e1及び開口115を通過して、筐体110内に取り込まれた外部空気は、筐体110の内面に形成された流路を上側から下方向に流れ、後述の送風機120の吸込口121aに誘導される。
図1(a)に示すように、開口118は、上面111に形成されており、送風機120から送り出された送風を筐体110の外へ送り出すための開口である。開口118は、送風機120と吹出ユニット200とを接続するダクトホースHが通る程度の大きさを有する。
吸音材119は、筐体110の内面に固定されている。具体的には、図1〜3に示すように、吸音材119は、上面111、側面112、底面113、側面116c、側面117cの内側に張り付けられている。従って、筐体110内に取り込まれた外部空気は、筐体110の上側から下方向に向かって、吸音材119に接触しながら、後述の送風機120の吸込口121aに誘導される(前記流路の説明である)。吸音材119として、例えば、アルミ繊維からなる多孔質の吸音材の板を使用してもよい。さらに、吸音材119はダクトホースHの一部に取り付けられている。
底面113の内側には、後述のベース124により送風機120が固定されている。底面113の外側には、筐体110を支持する支持台113aが取り付けられている。
送風機120は、ケーシング121、羽根車122、モータ123、ベース124を含む。送風機120は、吸込方向に対して直角方向に圧縮空気を送り出す。
ケーシング121は、その内部に羽根車122を収容する、金属からなるケースである。ケーシング121には、吸込口121a、吐出口121bが形成されている。吐出口121bは、その向きが吸込口121aの向きに対して直角となるよう構成されている。吸込口121a、吐出口121bのいずれにも金網が設けられている。吸込口121aは、底面113から距離をおいて、底面113の内側に対向するよう配置されている。吐出口121bは、その端部が上面111に形成された開口118に収まるよう構成されている。
羽根車122は、例えば、金属製のシロッコファン、ターボファンからなる。羽根車122は、ケーシング121内に、モータ123の回転軸(不図示)により回転可能に支持されている。羽根車122は、モータ123の回転に連動して回転する。羽根車122は、その回転軸が底面113に直交するように配置されている。
モータ123は、モータ接続部123aによりケーシング121に接続されている。モータ123は、電力供給用の外部の商用電源とケーブル(不図示)により接続されている。モータ123が回転すると、その回転軸に接続されている羽根車122が回転する。
ベース124は、ケーシング121を筐体110の底面113に固定する部材である。ベース124と筐体110の底面113の内側面、ベース124とケーシング121は、それぞれネジ止めにより固定される。
上記構成により、送風機120は、吸い込み方向(図1(b)に示すY軸方向)に対して、直角方向(図1(b)に示すX軸方向)に圧縮空気を吐き出す。なお、上記説明した送風機120の構成は一例であり、送風機120の構成は適宜変更可能である。
図3Bに示すように、本実施の形態では、送風機120は、筐体110内の下側(−Y側)に配置されている。筐体110の内部空間は、送風機120の最上端が接し、XZ平面に平行な仮想境界面Dを境に区分される第1空間A1と第2空間A2とから構成される。第1空間A1は、送風機120が配置された空間である。第2空間A2は、筐体110内において、第1空間A1の上側(+Y側)に設けられ、防塵装置を構成する構成部品が何も配置されていない空間である。このように、筐体110は、その内部に送風機を配置する第1空間A1と、構成部品が配置されない第2空間A2とを含む。
続いて、吹出ユニット200を説明する。図1(a)、(b)に示すように吹出ユニット200は、ダクトホースHにより送風機120に接続されており、送風機120から供給された圧縮空気を−Z方向に吹き出す。図4、5に示すように、吹出ユニット200は、六角筒状の形状を有する吹出ユニット本体部210と、ダクトホースHが接続されるダクト接続部220とを有する。吹出ユニット本体部210の高さ(長手方向の長さ)は、人、車両等の出入りに伴って、地面、床等に落ちている落葉、塵等が建屋の外から建屋内へ進入することを防止すべく、出入口に向かって十分風を吹き付けることができるようある程度の高さを有していることが望ましい。
図4〜6に示すように、吹出ユニット本体部210の一方の端部(上底)には、開口が形成され、他方の端部(下底)は閉じられている。吹出ユニット本体部210の側面にはスリット状のスリットノズル211(吹出口)が形成されている。スリットノズル211は、吹出ユニット本体部210の高さ(長手方向の長さ)とほぼ等しい長さに形成されている。送風機120から供給された圧縮空気は、スリットノズル211から外に吹き出される。
スリットノズル211には、板状のツメ212(留め具)が間隔を空けて複数設けられている。ツメ212は図示するようにスリットノズル211を挟み込むことが可能な略コの字形状の板部材から構成されている。ツメ212は、スリットノズル211から吹き出す風の圧力により、拡がることを防止する。
ダクト接続部220は、管状の部材であり、吹出ユニット本体部210の開口が形成されている端部(上底)に取り付けられている。例えば、ダクト接続部220の端部に形成されたフランジと、吹出ユニット本体部210の上面とをネジで留めて、ダクト接続部220を吹出ユニット本体部210に取り付ける。図1(b)に示すように、ダクト接続部220の他方の端部には、ダクトホースHの一方の端が、環状の取付金具Cにより固定される。ダクトホースHの他方の端は、エルボEを介して、送風機120の吐出口121bに接続される。
図1(b)、図2の矢印に示すように、上記の構成により、筐体110の空間116e1及び開口114、または、空間117e1及び開口115を通過した空気は、側面112の内側に沿って、底面113側に流れ、送風機120の吸込口121aから取り込まれる。上面111、側面112、底面113、側面116c、側面117cの内側には、吸音材119が張り付けられているため、空気は、吸音材119に接触しながら、下方向に向かって、送風機120の吸込口121aに誘導される。その後、図1(b)に示すように、送風機120の吐出口121bから送り出された空気は、ダクトホースHを通って、吹出ユニット200に送り込まれ、吹出ユニット200のスリットノズル211から外に送り出される。
次に、図7を参照しながら、防塵装置1を工場の出入口Gに設置する例を説明する。図7(a)に示す例では、出入口Gから作業者Wが工場内に入場する様子を示す。防塵装置1は、出入口Gの左右から風を吹き付けるため、本体部100と吹出ユニット200との組を2組、即ち、2個の本体部100と2個の吹出ユニット200とを有する。
本体部100は、場内の出入口Gの付近に配置される。なお、ダクトホースHを長くすることで、本体部100は、出入口Gから離れた場所に配置することも可能である。
図7(b)、(c)に示すように、吹出ユニット200は、場内側の出入口Gの近くに設置されている2本の安全ポールPにそれぞれ固定部材Bで固定されている。固定部材Bは、例えば、吹出ユニット本体部210の側面に取り付けられたリング状の金具である。よって、吹出ユニット200から吹き出す風圧のため、吹出ユニット200が転倒することを防止することができる。
吹出ユニット200を安全ポールPに固定する際には、吹出ユニット200の風の吹き出し方向を適宜決めた上で固定することが望ましい。安全ポールPに固定するだけなので、吹出ユニット200の風の吹き出し方向を変更することも容易である。上記のように防塵装置1を設置するため、容易に設置場所を変更することができる。
上記のように、工場の出入口Gに設置した防塵装置1は、風を常時吹き出していてもよい。
あるいは、防塵装置1は、定期的に風を吹き出すようにしてもよい。この場合、人、車両等の入場にかかわらず、定期的に床に落ちている落葉、塵等を吹き飛ばすことができる。
出入口Gにシートシャッターが設けられている場合には、防塵装置1は、シートシャッターの開閉に合わせて風を吹き出すようにしてもよい。例えば、防塵装置1は、シートシャッターを開くための開ボタンが押されたことを検出する手段(検出手段)を備える。検出手段が開ボタンの押下を検出した場合に、シートシャッターを開く前に、防塵装置1は風を吹き出すようにすればよい。シートシャッターの開ボタンが押され、シートシャッターが開く前のタイミングで、送風機120を動作させることで、シートシャッターが動作して、シートシャッターの下側端部と床との隙間が広がり始める前に、風を床に吹き付けることができ、シートシャッター付近の落ち葉、塵等を吹き飛ばすことができる。この場合、送風機120の運転を開始してから、所定の時間が経過してから送風機120の運転を停止してもよい。あるいは、シートシャッターの開ボタンが押されてから、閉ボタンが押されるまでの期間、防塵装置1の送風機120を連続して動作させてもよい。
また、シートシャッターが、開閉ボタンによる手動で開閉するものではなく、センサにより入出場者等を検知した場合に自動で開閉する構成を有している場合は、例えば、次のように防振装置1を動作させてもよい。防塵装置1に、シートシャッターのセンサが入出場者等を検知したか否かを検出する手段(検出手段)を設ける。シートシャッターのセンサが入出場者等を検知したことを検出手段が検出したときに、送風機120の運転を開始してもよい。この場合も、シートシャッタ−が開き始める前に、風を床に吹き付けることができる。
また、シートシャッターが設けられていない場合であっても、出入口Gの手前の所定の領域に人、物の存在を検出した場合に、防塵装置1が風を吹き出すようにしてもよい。この場合、送風機120の運転スイッチと無線または有線で接続した赤外線センサ、超音波センサ等の検出センサ(検出手段)を床、天井等に設置しておく。検出センサが出入口Gの手前の所定のエリア内に人、物が存在することを検出した場合に、送風機120の運転スイッチをオンさせればよい。さらに、防塵装置1は、人等の入場時のみならず、出場時にも風を吹き出すようにしてもよい。例えば、場内の出入口Gの近傍の所定の領域内に、人、物の存在を検出した場合に防塵装置1が風を吹き出すよう構成すればよい。センサを使用することで、常時風を吹き出す場合に比べ、電力の消費を低減することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、防塵装置1の直方体形状の筐体110は、外部空気を取り込むための空間116e1及び開口114、空間117e1及び開口115と、送風機からの送風を排出するための開口118と、を有する。筐体110は内部に取り込まれた外部空気の流路を構成する。さらに、筐体110の内面には吸音材119が設けられている。このような構成により、空間116e1及び開口114、または、空間117e1及び開口115から筐体110内に取り込まれた外部空気は、筐体110の内面に設けられた吸音材119に接触しながら、送風機120の吸込口121aに誘導される。外部空気が吸音材119に接触しながら流れるため、吸音効果が高くなり、その結果、騒音を低減することができる。また、直方体形状の筐体110の内側側面に吸音材を配置するだけでよいため、簡易な構成で騒音を低減することができる。
また、筐体110の外部から外部空気を取り込むための開口114、115、空間116e1、117e1は側面112a、112cの高い位置に配置される。さらに、図3Bに示したように、筐体110内には、防塵装置1を構成する構成部品が何も配置されない第2空間A2が、第1空間A1の上側に設けられている。このため、開口114、115から筐体110内に取り込まれた外部空気が流れる距離が長くなり、取り込まれた外部空気は、筐体110の内側に設けられた吸音材119に十分接触した後、送風機120に取り込まれる。このように、吸音効果をさらに高めることができる。
また、使用する吸音材119が金属から構成されるため、耐久性、耐熱性に優れている。さらに、板状の吸音材119を使用することで、本体部100の筐体110の収容可能な容量に影響を与えない。
(変形例1)
上述の実施の形態においては、吹出ユニット200が、図6(a)、(b)に示すようなスリットノズル211を有する例を説明したが、吹出ユニット200の構成はこれに限られない。図8(a)、(b)に示すスリットノズル211aのように、ノズルの開口した部分の先端が広がるような形状を有していてもよい。このような形状を有することで、スリットノズル211aの開口した部分の近傍で、スリットノズル211aから吹き出される空気が、周囲の空気(スリットノズル211aの外部の空気)を巻き込んで、渦流が発生してしまうことを低減することができる。
(変形例2)
図8(c)、(d)に、変形例2に係るスリットノズル211bを示す。図8(c)に示すように、スリットノズル211bは、その幅が実施の形態、変形例1に係るものに比べて大きく、先端がテーパー形状に形成されている。図8(d)に示すように、スリットノズル211bは、実施の形態に係るスリットノズル211(図6(a)、(b))の構成に加え、空気を整流する整流板213、ノズル外部から空気を取り入れる開口214をさらに備える。整流板213は、断面が逆ハの字形状である。整流板213は、スリットノズル211b内部の空気の流れる方向を−Z方向に指向させる。
吹出ユニット本体部210から空気が矢印D1方向にスリットノズル211b内に吹き出されると、周囲の空気が開口214から矢印D2方向に強制的に吸い込まれる。強制的に吸い込まれた空気は、吹出ユニット本体部210からスリットノズル211bに吹き出された空気とともに、整流板213の間を通り、矢印D3方向に外に吹き出される。整流板213により整流されることで、スリットノズル211bから、直進方向の成分を多く含む空気が吹き出される。よって、空気の渦の発生を抑制でき、騒音を低減することができる。
(変形例3)
上述の実施の形態においては、ダクトホースHを筐体110の上部から引き出していたため、ダクトホースHの一部は筐体110内に収容されていた。このため、筐体110は、ダクトホースHの一部を収容するための空間も必要としていた。変形例3では、筐体110をコンパクトにした例を説明する。図9(a)、(b)、図10に示すように、変形例3に係る防塵装置2を示す。なお、図10では、ダクトホースHの図示を省略している。
変形例3では、筐体110の側面112bに開口118aが形成されている。送風機120の吐出口121bは、開口118aから筐体110の外を向くよう配置されている。吐出口121bには、エルボEを介して、ダクトホースHが接続されている。このように、変形例3では、筐体110内にダクトホースHを収容しない。この場合、ダクトホースHを収容するスペースを必要としないので、筐体110の大きさを小さくすることができる。
また、変形例3では、カバー116、117の形状の他の例として、筐体110のカバー116の上面116aは直方体形状に形成されている。カバー117も同様である。なお、カバー116、117の形状は適宜変更可能である。
その他の構成については、実施の形態と同様である。
変形例3においても、送風機120は、筐体110内の下側(−Y側)に配置されている。また、送風機120が配置された空間の上側(+Y側)には、何も配置されない。このように、実施の形態と同様に、筐体110は、送風機を配置する第1空間と、構成部品が配置されない第2空間とを含む。このため、実施の形態と同様に、筐体内に取り込まれた外部空気が流れる距離を長くすることができる。従って、外部空気は筐体110の内側に設けられた吸音材119に十分接触した後、送風機120に取り込まれる。このように、吸音効果をさらに高めることができる。
上記の実施の形態においては、吸音材119を上面111、側面112、底面113、側面116c、117cの内側に設ける例を説明したが、吸音材119を、さらに、カバー116の上面116a、側面116b、116d、カバー117の上面117a、側面117b、117dの内側に設けてもよい。この場合、筐体110のほぼ全ての内側部分に吸音材119が配置されるため、吸音効果をさらに高めることができる。なお、吸音材119は、筐体110の内面全てに設ける必要はないが、少なくとも、開口114、115から取り込まれた外部空気の流路を構成する内面に配置されていることが望ましい。
また、実施の形態においては、筐体110に外部空気を取り込む2つの開口114、115が形成されている例を説明したが、外部空気を取り込むための開口は1つだけであってもよい。外部空気を取り込むための開口は、側面112ではなく上面111または底面113に形成されていてもよい。
送風機120は、吸込口121aが側面112または上面111の内側に対向するよう配置されてもよい。また、送風機120から吐出された空気を筐体110の外に送り出すための開口118を形成する位置も適宜変更可能である。また、筐体110は、開口114、115を覆うカバー116、117を有していなくてもよい。この場合、外部空気は、開口114、115から筐体110内部に直接取り込まれる。
また、スリットノズル211に取り付ける板状のツメ212(留め具)は、その板面がスリットノズル211の長手方向(Y軸方向)に対して垂直でなくてもよい。スリットノズル211の変形を防止できるならば、ツメ212の板面がスリットノズルの長手方向に対してある程度傾斜していてもよい。
また、ダクトホースHとして、ダクト内に吸音材を内張りした吸音ダクトを使用してもよい。このような構成とすることで、さらに吸音効果が向上する。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1、2 防塵装置
100 本体部
110 筐体
111 上面
112a、112b、112c、112d 側面
113 底面
113a 支持台
114、115 開口(第1の開口)
116、117 カバー
116a、117a 上面
116b、116c、116d、117b、117c、117d 側面
116e、117e 開口
116e1、117e1 空間
118、118a 開口(第2の開口)
119 吸音材(吸音部材)
120 送風機
121 ケーシング
121a 吸込口
121b 吐出口
122 羽根車
123 モータ
123a モータ接続部
124 ベース
200 吹出ユニット(吹出ユニット部)
210 吹出ユニット本体部
211 スリットノズル
211a スリットノズル
211b スリットノズル
212 ツメ
213 整流板
214 開口
220 ダクト接続部
A1 第1空間
A2 第2空間
B 固定部材
C 取付金具
D 仮想境界面
E エルボ
G 出入口
H ダクトホース
P 安全ポール
W 作業者

Claims (11)

  1. 工場、作業場でなる建屋の出入口に設置される防塵装置であって、
    直方体形状に形成された筐体及び前記筐体内に収容される送風機を含む本体部と、
    前記本体部とは別体であり、前記送風機から供給された空気を前記建屋の出入口に吹き出す吹出ユニット部と、
    を有し、
    前記筐体は内部に、前記送風機が配置される第1空間と、前記第1空間の上側に設けられ、構成部品が配置されない第2空間とを有し、
    前記筐体は、外部空気を前記筐体の内部に取り込む第1の開口と、前記送風機からの送風を前記吹出ユニット部へ送り出す第2の開口とを有し、内部に取り込まれた外部空気を誘導する流路を構成し、
    前記筐体の内面には、前記第1の開口から取り込まれた外部空気が接触する吸音部材が設けられている、
    防塵装置。
  2. 前記筐体の内面は、前記筐体の内部に取り込まれた外部空気を上側から下方向に誘導する流路を構成し、
    前記送風機は、吸込口を有し、前記吸込口が下向きとなるように、前記筐体内に配置されている、
    請求項1に記載の防塵装置。
  3. 前記第1の開口は、前記筐体の対向する一対の側面にそれぞれ形成され、
    前記第2の開口は、前記筐体の一側面に形成され、
    前記送風機の前記吸込口は、前記筐体の底面の内側に対向する、
    請求項2に記載の防塵装置。
  4. 前記一対の側面における前記第1の開口の高さは、前記一側面における前記第2の開口の高さより高い、
    請求項3に記載の防塵装置。
  5. 前記一側面は、前記一対の側面とは異なる、
    請求項3または4に記載の防塵装置。
  6. 前記吸音部材は、全ての側面の内側に設けられている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の防塵装置。
  7. 前記吸音部材が、前記筐体の上面と底面の内側に設けられている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の防塵装置。
  8. 前記吹出ユニット部は、筒状の形状からなり、側面に形成されたスリット状の吹出口を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の防塵装置。
  9. 前記吹出ユニット部は、前記スリット状の吹出口の拡がりを抑制する留め具を含む、
    請求項8に記載の防塵装置。
  10. 前記吸音部材は、金属からなり、板状の形状を有している、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の防塵装置。
  11. 建屋の出入口近傍の所定の領域内に人、物の存在を検出する検出手段をさらに備え、
    前記検出手段が、前記所定の領域内に人、物が存在することを検出した場合に、前記本体部の送風機を運転させる、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の防塵装置。
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