JP2001330287A - エアシャワー装置 - Google Patents
エアシャワー装置Info
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Abstract
ある場合に、自動又は手動で回避できるエアシャワー装
置を提供すること。 【解決手段】ジェットエアを吹き出すためのファンと、
前室側に設けられる第1の扉と、清浄室側に設けられる
第2の扉と、前記ファンの運転停止、前記第1の扉、及
び前記第2の扉のドアロックを、前記第1の扉又は前記
第2の扉の開閉状態を検出して制御する制御手段とを備
え、前記第1の扉又は前記第2の扉の開閉状態が所定時
間継続して検出されない場合に、前記制御手段の制御状
態をリセットするリセット機能を設けたことを特徴とす
るエアシャワー装置。
Description
ンルーム、病院手術室、食品・バイオ等の施設におい
て、清浄室と前室との間に設置され、入室者や製品等の
物品をジェットエアで清浄化するエアシャワー装置に関
する。
ーム室(CR室)へ人が前室側ドアを開けてエアシャワ
ー室へ入室すると、この入室状況をセンサーが検知し、
CR室側の扉を施錠する。そして、ファンが作動してジ
ェットノズルよりジェットエアが一定時間吹き出され、
その後CR室側の扉が開錠され、人はCR室へ入室でき
る。従来のエアシャワー装置では、このような一連の動
作をリレー方式で制御していた。最近では、製品の外観
向上やコストダウンの観点から、リレー方式に代わり集
積回路方式が採用され始めた。ところが、集積回路を用
いた場合には、電磁波等の影響により、誤動作を起こす
可能性があり、誤動作した場合は入室者が室内に閉じこ
められてしまうという問題も予想される。また、扉の開
閉信号のみで動作を制御する場合は、「前室側ドアを開
閉したが、エアシャワー内に入室しなかった」等、通常
の行動パターンと異なる動作パターンによって、その後
誤動作を繰り返してしまうという問題が予想される。
しては、集積回路の状態を初期化する方法がある。しか
し、初期化手段は主電源を落とすしかなかった。そし
て、主電源は通常、側面送風部内部に配設され、入室者
は室内側から側壁を取り外して主電源を落とすため、復
帰させるための動作が面倒であった。
動作を生じる可能性がある場合に、自動又は手動で回避
できるエアシャワー装置を提供することを目的とする。
エアシャワー装置は、ジェットエアを吹き出すためのフ
ァンと、前室側に設けられる第1の扉と、清浄室側に設
けられる第2の扉と、前記ファンの運転停止、前記第1
の扉、及び前記第2の扉のドアロックを、前記第1の扉
又は前記第2の扉の開閉状態を検出して制御する制御手
段とを備え、前記第1の扉又は前記第2の扉の開閉状態
が所定時間継続して検出されない場合に、前記制御手段
の制御状態をリセットするリセット機能を設けたことを
特徴とする。請求項2記載の本発明のエアシャワー装置
は、ジェットエアを吹き出すためのファンと、前室側に
設けられる第1の扉と、清浄室側に設けられる第2の扉
と、前記ファンの運転停止、前記第1の扉、及び前記第
2の扉のドアロックを、前記第1の扉又は前記第2の扉
の開閉状態を検出して制御する制御手段とを備え、前記
制御手段の制御状態をリセットするリセットスイッチを
操作パネルに設けたことを特徴とする。請求項3記載の
本発明のエアシャワー装置の制御方法は、ジェットエア
を吹き出すためのファンと、前室側に設けられる第1の
扉と、清浄室側に設けられる第2の扉とを備え、前記フ
ァンの運転停止、前記第1の扉、及び前記第2の扉のド
アロックを、前記第1の扉又は前記第2の扉の開閉状態
を検出して制御するエアシャワー装置の制御方法であっ
て、前記第1の扉の開閉状態を検出し前記第1の扉が開
状態にあるときは前記第2の扉をドアロックする第1の
ステップと、前記第1の扉の開状態及び閉状態を検出し
た後に前記ファンの運転を開始するとともに前記第1の
扉及び前記第2の扉をドアロックする第2のステップ
と、前記ファンの運転を開始してから所定時間経過後に
前記ファンの運転を停止する第3のステップと、前記フ
ァンの運転停止後に前記第2の扉の開閉状態を検出し前
記第2の扉が開状態にあるときは前記第1の扉をドアロ
ックする第4のステップとを有し、前記第4のステップ
で前記第2の扉の開閉状態が所定時間内に検出されなか
ったときに制御状態をリセットして前記第1のステップ
前の状態とすることを特徴とする。
ャワー装置は、第1の扉又は第2の扉の開閉状態が所定
時間継続して検出されない場合に、制御手段の制御状態
をリセットするリセット機能を設けたことを特徴とする
もので、仮にイレギュラーな動作が行われた場合にも、
その後に誤動作が継続されることを防止することができ
る。
ワー装置は、制御手段の制御状態をリセットするリセッ
トスイッチを操作パネルに設けたことを特徴とするもの
で、例えば電磁波の影響によって誤動作を起こした場合
であっても人為的にリセットすることができ、シャワー
室内に閉じこめられる等の不都合を回避することができ
る。
ワー装置の制御方法は、第1の扉の開閉状態を検出し第
1の扉が開状態にあるときは第2の扉をドアロックする
第1のステップと、第1の扉の開状態及び閉状態を検出
した後にファンの運転を開始するとともに第1の扉及び
第2の扉をドアロックする第2のステップと、ファンの
運転を開始してから所定時間経過後にファンの運転を停
止する第3のステップと、ファンの運転停止後に第2の
扉の開閉状態を検出し第2の扉が開状態にあるときは第
1の扉をドアロックする第4のステップとを有し、第4
のステップで第2の扉の開閉状態が所定時間内に検出さ
れなかったときに制御状態をリセットして第1のステッ
プ前の状態とすることを特徴とするもので、仮にイレギ
ュラーな動作が行われた場合にも、その後に誤動作が継
続されることを防止することができる。
装置について図面を用いて説明する。図1は本実施例に
よるエアシャワー装置の斜視図、図2は図1のA−A矢
視図、図3は同装置に用いるシートスイッチの正面図、
図4は同装置の動作を示すフローチャート図、図5は同
装置を機能実現手段で示すブロック図である。図1及び
図2に示すように、シャワー室1内には、人体や物体等
を通過させる通路2が設けられている。シャワー室1
は、前室側とCR側にそれぞれ扉2aと扉2bが設けら
れている。通路2の側部には側面送風部3aと側面部3
bが設置され、側面送風部3aには複数の側部ジェット
気流噴出口4aが設けられ、下部にはリターン用の空気
吸込口5が設けられている。側面送風部3aの内部に
は、図示しないが例えばジェットファン等のファン、フ
ィルタ、圧力室等が配備されている。側面送風部3a内
部には、扉2aや扉2bをドアロックする電磁ロック6
が設けられている。又側面送風部3aの上方部にはパネ
ル7が設けられ、パネル7にはシートスイッチからなる
コントロールパネル8が設けられている。パネル7を外
した側面送風部3a内部にはブレーカ9が設置されてい
る。通路2の天井には天井ユニット10が設けられ、天
井ユニット10の両端は側面送風部3a及び側面部3b
に連結されている。また通路2には床ユニット11が設
けられ、床ユニット11の両端は側面送風部3a及び側
面部3bに連結されている。
について説明する。コントロールパネル8には、ファン
の運転を手動と自動に切り替えるスイッチ8aと、シャ
ワー室1内の空気を循環させる循環ファンを運転停止す
るスイッチ8bと、シャワー室1内の照明を入り切りす
るスイッチ8cと、側部ジェット気流噴出口4aから空
気を吹き出すファンの運転時間を表示する表示部8d
と、このファンの運転時間を変更するスイッチ8eと、
電磁ロック6やファンの作動を停止させて制御状態を初
期設定に戻すリセットスイッチ8fとを備えている。
るエアシャワー装置の動作について説明する。まず、初
期状態(S1)において作業者が扉2aを開けてシャワ
ー室1内に入室する場合、第1の扉開閉検出手段21に
よって扉2aの開閉状態を検出する(S2)。この第1
の扉開閉検出手段21によって扉2aが開放されている
ことを検出すると、制御手段23によって電磁ロック6
を動作させてCR側の扉2bをドアロックする(S
3)。次に、第1の扉開閉検出手段21によって扉2a
が閉じられたことを検出すると(S4)、制御手段23
によってファン24の運転が開始され、側部ジェット気
流噴出口4aから空気が吹き出される(S5)。このと
きファン24の残存運転時間が表示部8dに表示され
る。またファン24の運転時間はスイッチ8eによって
変更することも可能である。ファン24の運転が開始さ
れると(S5)、制御手段23によって電磁ロック6を
動作させて扉2a及び扉2bをドアロックする(S
6)。ファン24の運転が開始されると(S5)、制御
手段23内のタイマー手段によって運転時間が計測さ
れ、設定時間に達したか否かが判断される(S7)。設
定時間が経過するとファン24の運転が停止される(S
8)。このときファン24の運転停止とともに扉2a及
び扉2bのドアロックを解除する。ファン24の運転の
停止後に、扉2bの開閉状態を第2の扉開閉検出手段2
2によって検出する(S9)。第2の扉開閉検出手段2
2によって扉2bが開かれたことを検出すると、制御手
段23によって電磁ロック6を動作させて扉2aをドア
ロックする(S10)。扉2bが開放されている間は、
扉2aはドアロックされている。そして、扉2bの開閉
状態を第2の扉開閉検出手段22によって検出し(S1
1)、扉2bが閉じられたことを検出すると、扉2aの
ドアロックを解除する(S12)。この扉2aのドアロ
ック解除(S12)によって制御手段23の制御状態を
初期状態に戻す(S1)。上記のステップ9において、
第2の扉開閉検出手段22によって扉2bが開かれたこ
とを検出できないとき、第1の扉開閉検出手段21によ
って扉2aの開閉状態を検出し(S13)、扉2aが開
かれたことを検出すると、扉2bをドアロックする(S
14)。そして、扉2aの開閉状態を第1の扉開閉検出
手段21によって検出し(S15)、扉2aが閉じられ
たことを検出すると、扉2bのドアロックを解除する
(S16)。この扉2bのドアロック解除(S16)に
よって初期状態に戻る(S1)。上記のステップ13に
おいて、第1の扉開閉検出手段21によって扉2aが開
かれたことを検出できないとき、ファンの運転停止(S
8)から所定時間(例えば1分間)経過したか否かを判
断し(S17)、所定時間経過した場合には制御手段2
3の制御状態を初期状態に戻す(S1)。このように制
御手段23には、制御状態をリセットして初期状態(S
1)に戻すリセット機能を備えている。
運転終了後1分間、扉2a及び扉2bの開閉動作が無い
場合は、自動的に初期状態にリセットすることで誤動作
を回避することができる。すなわち、従来では扉2aの
開閉を行っても作業者がシャワー室1内に入室しなかっ
た場合は、ファンの運転が終了した時点で次の予定され
た動作の待ち状態が維持される。この状態の時に、扉2
bからシャワー室1内に作業者が入室してくると、シャ
ワー室1の制御上「ジェットを浴びた作業者が扉2bを
開いてCR室側へ通り抜けた」と判断して初期状態に戻
る。更に、CR室側からの入室者が扉2aを開閉して前
室へ通り抜けると、シャワー室1は「前室より新しい入
室者があった」と判断し、無人のままファンの運転を開
始する。このように従来では、1回のイレギュラー動作
の為に誤動作が延々と続く可能性があるが、本実施例に
よればこのような不都合を有効に防止することができ
る。
閉動作が無い場合に初期状態にリセットしたが、扉2a
又は扉2bのいずれかの開閉動作が無い場合に初期状態
にリセットするものであってもよい。また、本実施例で
は、パネル7を外してブレーカ9を遮断することなく、
コントロールパネル8のリセットスイッチ8fを押すだ
けで制御を初期状態に戻し、電磁ロック6を解除するこ
とができる。従って、シャワー室1内に人が入室し、扉
2aと扉2bに対し電磁ロック6が作動した状態で制御
に誤動作が生じ、ファンが停止した後も電磁ロック6が
作動し続けた場合、入室者はシャワー室1内に閉じ込め
られてしまった場合にも容易に対処することができる。
によれば仮にイレギュラーな動作が行われた場合にも、
その後に誤動作が継続されることを防止することができ
る。また、本発明によれば、例えば電磁波の影響によっ
て誤動作を起こした場合であっても人為的にリセットす
ることができ、シャワー室内に閉じこめられる等の不都
合を回避することができる。
視図
Claims (3)
- 【請求項1】 ジェットエアを吹き出すためのファン
と、前室側に設けられる第1の扉と、清浄室側に設けら
れる第2の扉と、前記ファンの運転停止、前記第1の
扉、及び前記第2の扉のドアロックを、前記第1の扉又
は前記第2の扉の開閉状態を検出して制御する制御手段
とを備え、前記第1の扉又は前記第2の扉の開閉状態が
所定時間継続して検出されない場合に、前記制御手段の
制御状態をリセットするリセット機能を設けたことを特
徴とするエアシャワー装置。 - 【請求項2】 ジェットエアを吹き出すためのファン
と、前室側に設けられる第1の扉と、清浄室側に設けら
れる第2の扉と、前記ファンの運転停止、前記第1の
扉、及び前記第2の扉のドアロックを、前記第1の扉又
は前記第2の扉の開閉状態を検出して制御する制御手段
とを備え、前記制御手段の制御状態をリセットするリセ
ットスイッチを操作パネルに設けたことを特徴とするエ
アシャワー装置。 - 【請求項3】 ジェットエアを吹き出すためのファン
と、前室側に設けられる第1の扉と、清浄室側に設けら
れる第2の扉とを備え、前記ファンの運転停止、前記第
1の扉、及び前記第2の扉のドアロックを、前記第1の
扉又は前記第2の扉の開閉状態を検出して制御するエア
シャワー装置の制御方法であって、前記第1の扉の開閉
状態を検出し前記第1の扉が開状態にあるときは前記第
2の扉をドアロックする第1のステップと、前記第1の
扉の開状態及び閉状態を検出した後に前記ファンの運転
を開始するとともに前記第1の扉及び前記第2の扉をド
アロックする第2のステップと、前記ファンの運転を開
始してから所定時間経過後に前記ファンの運転を停止す
る第3のステップと、前記ファンの運転停止後に前記第
2の扉の開閉状態を検出し前記第2の扉が開状態にある
ときは前記第1の扉をドアロックする第4のステップと
を有し、前記第4のステップで前記第2の扉の開閉状態
が所定時間内に検出されなかったときに制御状態をリセ
ットして前記第1のステップ前の状態とすることを特徴
とするエアシャワー装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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