JP2599211Y2 - 判別装置付ドア型浴槽 - Google Patents
判別装置付ドア型浴槽Info
- Publication number
- JP2599211Y2 JP2599211Y2 JP1993020121U JP2012193U JP2599211Y2 JP 2599211 Y2 JP2599211 Y2 JP 2599211Y2 JP 1993020121 U JP1993020121 U JP 1993020121U JP 2012193 U JP2012193 U JP 2012193U JP 2599211 Y2 JP2599211 Y2 JP 2599211Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- bathtub
- lock
- lock mechanism
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドア形浴槽におけるド
アのロック機構が完全に作動しているか否かを検出し、
その結果を判別及び表示する判別装置を付加した判別装
置付ドア型浴槽に関する。
アのロック機構が完全に作動しているか否かを検出し、
その結果を判別及び表示する判別装置を付加した判別装
置付ドア型浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】ドア形浴槽の従来技術には、実公昭53
−11592号があり、この公報には、浴槽と、浴槽の
出入口と、出入口を塞ぐ開閉扉と、開閉扉を閉成状態に
ロックするロック装置と、湯の排出完了を感知する排出
完了検出器とが開示されている。
−11592号があり、この公報には、浴槽と、浴槽の
出入口と、出入口を塞ぐ開閉扉と、開閉扉を閉成状態に
ロックするロック装置と、湯の排出完了を感知する排出
完了検出器とが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術として挙げた
上記公報には、ロック機構が確実に作動しているか否か
を判別する装置が開示されていない。ドアを閉めた後に
ロック機構が確実に作動していない不完全ロック時に介
助者が、その不完全ロック事態を知らずに通常の通りに
湯を入れて入浴を行なうと、浴槽内の水圧が上がった時
ドアが開いてしまう事がある。不本意にドアが開くと、
入浴者は湯と共に浴槽外に放り出され危険であり、更
に、浴槽内の湯が一挙に流出し浴室を水浸しにし、極め
て不都合である。
上記公報には、ロック機構が確実に作動しているか否か
を判別する装置が開示されていない。ドアを閉めた後に
ロック機構が確実に作動していない不完全ロック時に介
助者が、その不完全ロック事態を知らずに通常の通りに
湯を入れて入浴を行なうと、浴槽内の水圧が上がった時
ドアが開いてしまう事がある。不本意にドアが開くと、
入浴者は湯と共に浴槽外に放り出され危険であり、更
に、浴槽内の湯が一挙に流出し浴室を水浸しにし、極め
て不都合である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来技術の問
題点に鑑みてなされものであり、その目的とするところ
は、ドアのロックが確実になされていることを介助者に
表示し、入浴者の安全を図ることができるようにした判
別装置付ドア型浴槽を提供することにある。
題点に鑑みてなされものであり、その目的とするところ
は、ドアのロックが確実になされていることを介助者に
表示し、入浴者の安全を図ることができるようにした判
別装置付ドア型浴槽を提供することにある。
【0005】即ち本考案は、一側壁を開閉させてなるド
ア2を有する浴槽1の該ドア2を閉めた後開口を不自在
に錠止するロック機構4と、該ロック機構4の作動状況
を検出しその検出した信号から前記ロック機構4の作動
状況を判別したうえ表示する判別装置5とを有する判別
装置付ドア型浴槽である。
ア2を有する浴槽1の該ドア2を閉めた後開口を不自在
に錠止するロック機構4と、該ロック機構4の作動状況
を検出しその検出した信号から前記ロック機構4の作動
状況を判別したうえ表示する判別装置5とを有する判別
装置付ドア型浴槽である。
【0006】
【作用】本考案の浴槽1の一側壁に形成されたドア2
は、入浴者が浴槽1に入った後介助者によって閉めら
れ、その後浴槽1に湯が注入される。ロック機構4はド
ア2を閉めた後該ドア2が開口不自在となるように錠止
する。判別装置5はロック機構4の作動状況を検出し、
その検出出力を判別したうえ表示し介助者に報知する。
は、入浴者が浴槽1に入った後介助者によって閉めら
れ、その後浴槽1に湯が注入される。ロック機構4はド
ア2を閉めた後該ドア2が開口不自在となるように錠止
する。判別装置5はロック機構4の作動状況を検出し、
その検出出力を判別したうえ表示し介助者に報知する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、該実施例を示す図1において、浴槽1の正面側
壁は開閉可能なドア2とされ、掛止機構3により閉止し
た該ドア2の開口を不自在に錠止するロック機構4がド
ア2に設けられ、該ロック機構4の作動状況を検出しそ
の検出した信号からロック機構4の作動状況を判別した
うえ表示する判別装置5が設けられる。
すると、該実施例を示す図1において、浴槽1の正面側
壁は開閉可能なドア2とされ、掛止機構3により閉止し
た該ドア2の開口を不自在に錠止するロック機構4がド
ア2に設けられ、該ロック機構4の作動状況を検出しそ
の検出した信号からロック機構4の作動状況を判別した
うえ表示する判別装置5が設けられる。
【0008】前記掛止機構3は、ドア2に取り付けられ
た支持体9にて水平方向に軸支された横架軸10と、横
架軸10の略中央部位に固着されてドア2の正面に向け
て突出される錠取手11と、浴槽1の左側壁1aの正面
方向端面に突出された錠受12と、横架軸10の左端に
取着され該錠受12に引っ掛ることが出来る鉤具13と
からなる。前記判別装置5は、ロック機構4の作動状況
を検出する検出器6と、検出した信号を表示する表示器
7と、検出器6及び表示器7を連携作動させる判別回路
8とからなる。前記ロック機構4は、掛止機構3の解除
作動を許容又は禁止するものであって前記ドア2に設け
られ、横架軸10に固着され該横架軸10の逆回動を阻
止するカム14と、該カム14に掛り合って該カム14
の回動を阻止するロック片15と、該ロック片15を押
し動かしその位置を変える解除押釦16とからなる。
た支持体9にて水平方向に軸支された横架軸10と、横
架軸10の略中央部位に固着されてドア2の正面に向け
て突出される錠取手11と、浴槽1の左側壁1aの正面
方向端面に突出された錠受12と、横架軸10の左端に
取着され該錠受12に引っ掛ることが出来る鉤具13と
からなる。前記判別装置5は、ロック機構4の作動状況
を検出する検出器6と、検出した信号を表示する表示器
7と、検出器6及び表示器7を連携作動させる判別回路
8とからなる。前記ロック機構4は、掛止機構3の解除
作動を許容又は禁止するものであって前記ドア2に設け
られ、横架軸10に固着され該横架軸10の逆回動を阻
止するカム14と、該カム14に掛り合って該カム14
の回動を阻止するロック片15と、該ロック片15を押
し動かしその位置を変える解除押釦16とからなる。
【0009】前記検出器6は、移動するロック片15に
押されて作動するリミットスイッチ17と、浴槽1の左
側壁1aの前端に感知部を突出させて設けたドアスイッ
チ25とでなる。該両スイッチ17・25を説明する
と、リミットスイッチ17にロック片15が接近すると
該ロック片15に押されてスイッチ17は作動し、ドア
2を閉めると該ドア2に押されてドアスイッチ25は作
動する。前記カム14は、図2に示す様に側面視にて、
横架軸10からの肉厚幅が陥没部21においてのみ零で
あり他の部位においては右回りに漸増している。
押されて作動するリミットスイッチ17と、浴槽1の左
側壁1aの前端に感知部を突出させて設けたドアスイッ
チ25とでなる。該両スイッチ17・25を説明する
と、リミットスイッチ17にロック片15が接近すると
該ロック片15に押されてスイッチ17は作動し、ドア
2を閉めると該ドア2に押されてドアスイッチ25は作
動する。前記カム14は、図2に示す様に側面視にて、
横架軸10からの肉厚幅が陥没部21においてのみ零で
あり他の部位においては右回りに漸増している。
【0010】ドア2が開口されている時、ドアスイッチ
25は非作動状態にあり、一方、横架軸10は、錠取手
11が横架軸10から斜め下方に垂下した位置にして停
止している。この位置の時、ロック片15は、カム14
における前記肉厚幅が中程度である中程度部位30に接
触押圧され、ドア基板19方向に押されて接近している
ので、リミットスイッチ17は該ロック片15に押され
て作動している。
25は非作動状態にあり、一方、横架軸10は、錠取手
11が横架軸10から斜め下方に垂下した位置にして停
止している。この位置の時、ロック片15は、カム14
における前記肉厚幅が中程度である中程度部位30に接
触押圧され、ドア基板19方向に押されて接近している
ので、リミットスイッチ17は該ロック片15に押され
て作動している。
【0011】ドア2を閉じ、錠取手11を斜め上方に持
ち上げ回動して掛止機構3を作動させると、横架軸10
及びカム14が正回動する。ロック片15はバネ20に
付勢されてカム14に常時押し当てられており、正回動
して来るカム14の陥没部21に該ロック片15が遭遇
すると、該ロック片15は陥没部21に落ち込む。落ち
込んだ状況下でカム14が逆回動をしようとすると、陥
没部21がロック片15に当接しその逆回動が阻止され
る事となり、横架軸10は逆回動不可能状態となり、自
動的にロック機構4が作動する。
ち上げ回動して掛止機構3を作動させると、横架軸10
及びカム14が正回動する。ロック片15はバネ20に
付勢されてカム14に常時押し当てられており、正回動
して来るカム14の陥没部21に該ロック片15が遭遇
すると、該ロック片15は陥没部21に落ち込む。落ち
込んだ状況下でカム14が逆回動をしようとすると、陥
没部21がロック片15に当接しその逆回動が阻止され
る事となり、横架軸10は逆回動不可能状態となり、自
動的にロック機構4が作動する。
【0012】上述の様にロック機構4が確実に作動した
時には、ロック片15はカム14の陥没部21即ちカム
14の肉厚幅が零の部分に接触し、その為、ロック片1
5はリミットスイッチ17から離れ、該スイッチ17が
非作動状態となる。
時には、ロック片15はカム14の陥没部21即ちカム
14の肉厚幅が零の部分に接触し、その為、ロック片1
5はリミットスイッチ17から離れ、該スイッチ17が
非作動状態となる。
【0013】万一、ドア2を閉じた時、ロック機構4が
上述の様に作動しなかった場合には、即ち、ロック片1
5が正回動していくカム14の陥没部21に落ちず、陥
没部21の手前位置即ち前記カム14の肉厚幅が最大と
なる最大部位31に接触することになった場合、該状況
下のカム14に押されてロック片15はドア基板19に
接近移動しリミットスイッチ17を押し作動させたまま
となる。
上述の様に作動しなかった場合には、即ち、ロック片1
5が正回動していくカム14の陥没部21に落ちず、陥
没部21の手前位置即ち前記カム14の肉厚幅が最大と
なる最大部位31に接触することになった場合、該状況
下のカム14に押されてロック片15はドア基板19に
接近移動しリミットスイッチ17を押し作動させたまま
となる。
【0014】判別回路8には、赤ランプ22とリミット
スイッチ17とドアスイッチ25とが電源に直列接続さ
れた回路が構成され、一方、緑ランプ23とリミットス
イッチ17とドアスイッチ25とが電源に直列接続され
た回路も構成されている。
スイッチ17とドアスイッチ25とが電源に直列接続さ
れた回路が構成され、一方、緑ランプ23とリミットス
イッチ17とドアスイッチ25とが電源に直列接続され
た回路も構成されている。
【0015】ドア2が開いている入浴準備時には、ドア
スイッチ25は非作動状態にあり、該スイッチ25の共
通接点25cと非作動接点25bは導通し、赤ランプ2
2が点灯している。ドアスイッチ25の共通接点25c
と作動接点25aは不導通となっているから、緑ランプ
23は消灯している。横架軸10は、錠取手11が横架
軸10から斜め下方に垂下した位置にて停止している。
この時、ロック片15は、カム14における前記肉厚幅
が中程度である中程度部位30に接触し、カム14はロ
ック片15をドア基板19方向に押して接近させるの
で、リミットスイッチ17はロック片15に押されて作
動している。尚、ドア2を開けた状態の時、錠取手11
を持ち上げカム14を回動させてロック機構4を作動さ
せたとしても、ドアスイッチ25が非作動であるから緑
ランプ23の閉回路は不導通であって、緑ランプ23は
点灯しない。
スイッチ25は非作動状態にあり、該スイッチ25の共
通接点25cと非作動接点25bは導通し、赤ランプ2
2が点灯している。ドアスイッチ25の共通接点25c
と作動接点25aは不導通となっているから、緑ランプ
23は消灯している。横架軸10は、錠取手11が横架
軸10から斜め下方に垂下した位置にて停止している。
この時、ロック片15は、カム14における前記肉厚幅
が中程度である中程度部位30に接触し、カム14はロ
ック片15をドア基板19方向に押して接近させるの
で、リミットスイッチ17はロック片15に押されて作
動している。尚、ドア2を開けた状態の時、錠取手11
を持ち上げカム14を回動させてロック機構4を作動さ
せたとしても、ドアスイッチ25が非作動であるから緑
ランプ23の閉回路は不導通であって、緑ランプ23は
点灯しない。
【0016】次に、ドア2を閉じ掛止機構3を作動させ
て掛止し、ロック機構4を確実に作動させた入浴開始時
には、赤ランプ22に係る閉回路において、ドアスイッ
チ25は作動し、リミットスイッチ17は非作動とな
る。即ちリミットスイッチ17において、共通接点17
cと非作動接点17bとが導通し、共通接点17cと作
動接点17aとがそれぞれ不導通となる。この為、赤ラ
ンプ22は消え、緑ランプ23が点灯する。
て掛止し、ロック機構4を確実に作動させた入浴開始時
には、赤ランプ22に係る閉回路において、ドアスイッ
チ25は作動し、リミットスイッチ17は非作動とな
る。即ちリミットスイッチ17において、共通接点17
cと非作動接点17bとが導通し、共通接点17cと作
動接点17aとがそれぞれ不導通となる。この為、赤ラ
ンプ22は消え、緑ランプ23が点灯する。
【0017】ドア2が閉じ掛止機構3を作動させて掛止
したにも拘らず、ロック機構4が確実に作動しなかった
ロック不作動時には、赤ランプ22に係る閉回路におい
て、リミットスイッチ17が作動し続け、該スイッチ1
7における共通接点17cと作動接点17aとが導通の
ままである為赤ランプ22は点灯し続ける。緑ランプ2
3に係る閉回路においてはリミットスイッチ17が作動
して不導通のままである為、該ランプ23は消えたまま
である。
したにも拘らず、ロック機構4が確実に作動しなかった
ロック不作動時には、赤ランプ22に係る閉回路におい
て、リミットスイッチ17が作動し続け、該スイッチ1
7における共通接点17cと作動接点17aとが導通の
ままである為赤ランプ22は点灯し続ける。緑ランプ2
3に係る閉回路においてはリミットスイッチ17が作動
して不導通のままである為、該ランプ23は消えたまま
である。
【0018】表示器7は、ドア2を閉めた後ロック機構
4が作動した時にのみ点灯する緑ランプ23と、該緑ラ
ンプ23が点灯しない時には必ず点灯する赤ランプ22
と、緑ランプ23が点灯した時の直後の短時間、ロック
機構4が作動した事を報知するブザー24とからなる。
前述の赤ランプ22が点灯する時は、ドア2が開いてい
る時、及び、ドア2を閉めてもロック機構4が作動して
いない時である。
4が作動した時にのみ点灯する緑ランプ23と、該緑ラ
ンプ23が点灯しない時には必ず点灯する赤ランプ22
と、緑ランプ23が点灯した時の直後の短時間、ロック
機構4が作動した事を報知するブザー24とからなる。
前述の赤ランプ22が点灯する時は、ドア2が開いてい
る時、及び、ドア2を閉めてもロック機構4が作動して
いない時である。
【0019】図4中、26は緑ランプ22に並列接続さ
れたリレーであり、27は該リレー26のスイッチ部2
6aと手動の操作スイッチ18とを直列に入れて電源に
接続した回路で作動する給湯ポンプであり、32はドア
基板19に取着されるカバーであり、33は横架軸10
の回動作動を下横架軸34へ伝達する連結棒33であ
る。前記給湯ポンプ27は、浴槽1の後背部等に適宜に
設けられるものであって、浴槽1とは別に設置される適
宜容器(図示省略)に貯溜された適温の湯を浴槽1に汲
み入れ、或いは、浴槽1の湯を排出し前記容器へ移すも
のである。
れたリレーであり、27は該リレー26のスイッチ部2
6aと手動の操作スイッチ18とを直列に入れて電源に
接続した回路で作動する給湯ポンプであり、32はドア
基板19に取着されるカバーであり、33は横架軸10
の回動作動を下横架軸34へ伝達する連結棒33であ
る。前記給湯ポンプ27は、浴槽1の後背部等に適宜に
設けられるものであって、浴槽1とは別に設置される適
宜容器(図示省略)に貯溜された適温の湯を浴槽1に汲
み入れ、或いは、浴槽1の湯を排出し前記容器へ移すも
のである。
【0020】尚、リレー26が有するスイッチ部26a
により、緑ランプ23が点灯している時だけ操作スイッ
チ18を投入すれば給湯ポンプ27を駆動させて給湯で
き、更に、該スイッチ部26bがタイマー28を作動さ
せ、タイマー28の有するタイマースイッチ28aが設
定した時間だけ前記ブザー24を鳴らし、ロック機構4
が作動したことを報知する。前記赤ランプ22が点灯し
ている時は、給湯ポンプ27には電源が供給されない状
態であり、この時には操作スイッチ18を投入しても浴
槽1に湯を供給することができない。前記ロック機構4
が完全に作動していない時には、前述の給湯ポンプ27
の回路により、浴槽1に湯が供給されないから、入浴中
ドア2が開くという不都合な事態の発生を一層確実に排
除できる。
により、緑ランプ23が点灯している時だけ操作スイッ
チ18を投入すれば給湯ポンプ27を駆動させて給湯で
き、更に、該スイッチ部26bがタイマー28を作動さ
せ、タイマー28の有するタイマースイッチ28aが設
定した時間だけ前記ブザー24を鳴らし、ロック機構4
が作動したことを報知する。前記赤ランプ22が点灯し
ている時は、給湯ポンプ27には電源が供給されない状
態であり、この時には操作スイッチ18を投入しても浴
槽1に湯を供給することができない。前記ロック機構4
が完全に作動していない時には、前述の給湯ポンプ27
の回路により、浴槽1に湯が供給されないから、入浴中
ドア2が開くという不都合な事態の発生を一層確実に排
除できる。
【0021】実施例を用いた入浴の次第を述べると、先
ず、介助者は入浴者を車椅子(図示省略)に乗せたまま
浴槽1に入れ、ドア2を閉め、掛止機構3を手動で作動
させる。掛止機構3を作動させるとロック機構4が自動
的に作動し、掛止機構3が作動不自在にロックされる。
確実にドア2を閉めた後、浴槽1に湯を供給し、入浴を
行なう。退浴時には、先ず、介助者は湯を浴槽1から除
去し、次に、戻しバネ29でドア基板19から離れる方
向へ付勢されている解除押釦16を、該戻しバネ29に
抗して押す。解除押釦16の移動によりロック片15が
ドア基板19へ接近する様に移動させられ、カム14の
陥没部21からロック片15が取り除かれる。この状況
間に、掛止機構3を手動にて動かし、ドア2の掛止を解
除してドア2を開ける。そして車椅子と共に入浴者を浴
槽1から出し、入浴を終る。
ず、介助者は入浴者を車椅子(図示省略)に乗せたまま
浴槽1に入れ、ドア2を閉め、掛止機構3を手動で作動
させる。掛止機構3を作動させるとロック機構4が自動
的に作動し、掛止機構3が作動不自在にロックされる。
確実にドア2を閉めた後、浴槽1に湯を供給し、入浴を
行なう。退浴時には、先ず、介助者は湯を浴槽1から除
去し、次に、戻しバネ29でドア基板19から離れる方
向へ付勢されている解除押釦16を、該戻しバネ29に
抗して押す。解除押釦16の移動によりロック片15が
ドア基板19へ接近する様に移動させられ、カム14の
陥没部21からロック片15が取り除かれる。この状況
間に、掛止機構3を手動にて動かし、ドア2の掛止を解
除してドア2を開ける。そして車椅子と共に入浴者を浴
槽1から出し、入浴を終る。
【0022】
【考案の効果】請求項1記載の本考案によれば、ドア2
のロックが確実になされていることを介助者に表示する
ものであるから、介助者は不祥事態の発生を容易に回避
でき、入浴者を安全に入浴させることができる。即ち本
考案によれば、ドア2を閉めた後にロック機構4が確実
に作動していない不完全ロック時には赤ランプ22が点
灯したままとなり緑ランプ23が点灯しない。介助者
は、これらの表示を見ることにより前記不完全ロック事
態を即座に知り得、浴槽1に湯を入れるという行為を容
易に回避できる。上記理由により、入浴中にドア2が開
くということは起きず、入浴者に危険を与える事無く、
又、浴室を水浸しにするといった不都合な事態も生じる
ことはないといった効果がある。そして、ドア2を掛止
したうえ確実にロックし、安全に入浴できる訳である。
のロックが確実になされていることを介助者に表示する
ものであるから、介助者は不祥事態の発生を容易に回避
でき、入浴者を安全に入浴させることができる。即ち本
考案によれば、ドア2を閉めた後にロック機構4が確実
に作動していない不完全ロック時には赤ランプ22が点
灯したままとなり緑ランプ23が点灯しない。介助者
は、これらの表示を見ることにより前記不完全ロック事
態を即座に知り得、浴槽1に湯を入れるという行為を容
易に回避できる。上記理由により、入浴中にドア2が開
くということは起きず、入浴者に危険を与える事無く、
又、浴室を水浸しにするといった不都合な事態も生じる
ことはないといった効果がある。そして、ドア2を掛止
したうえ確実にロックし、安全に入浴できる訳である。
【図1】本考案実施例の全体斜視図である。
【図2】本考案実施例におけるロック機構の側面図であ
る。
る。
【図3】本考案における検出器を示す図である。
【図4】本考案における判別装置を示す図である。
1 浴槽 2 ドア 4 ロック機構 5 判別装置
Claims (1)
- 【請求項1】 一側壁を開閉させてなるドア2を有する
浴槽1の該ドア2を閉めた後開口不自在に錠止するロッ
ク機構4と、該ロック機構4の作動状況を検出しその検
出した信号から前記ロック機構4の作動状況を判別した
うえ表示する判別装置5とを有する判別装置付ドア型浴
槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993020121U JP2599211Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 判別装置付ドア型浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993020121U JP2599211Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 判別装置付ドア型浴槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674139U JPH0674139U (ja) | 1994-10-21 |
JP2599211Y2 true JP2599211Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=12018294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993020121U Expired - Lifetime JP2599211Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 判別装置付ドア型浴槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599211Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296032A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Og Giken Co Ltd | 入浴装置 |
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-
1993
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