JP2774643B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2774643B2
JP2774643B2 JP3501790A JP3501790A JP2774643B2 JP 2774643 B2 JP2774643 B2 JP 2774643B2 JP 3501790 A JP3501790 A JP 3501790A JP 3501790 A JP3501790 A JP 3501790A JP 2774643 B2 JP2774643 B2 JP 2774643B2
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air blowing
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勝 在津
薫 中野
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東陶機器株式会社
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、手洗後、温風により手を乾燥させる手乾燥
装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の手乾燥装置としては、本願の出願人が
先に出願した実願昭63−167493号の明細書及び図面に記
載されたものがある。
このものは、手洗器を組み込んだカウンター上面部に
温風吹き出しノズルを設置し、該温風吹き出しノズルと
カウンター下方の空間スペースに配置した温風発生機と
温風ダクトで連絡したもので、乾燥位置に差し出された
手を光電センサーが検知すると温風を吹き出すようにな
っている。
そして、上記温風吹き出しノズルと光電センサーとは
カウンター上に設置した同一のケーシングに組み込ま
れ、温風吹き出しノズルがその吹き出し軸線をカウンタ
ーの奥側に向かって斜め上向きにして手前側に、光電セ
ンサーが赤外線の指向方向をカウンターの手前に向けて
斜め上向きにして奥側に夫々設けられている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の手乾燥装置は、温風がカウンターや洗面器
の奥側、即ちカウンター背後の壁の方に向けて上向きに
吹き出すが、このことにより乾燥のために差し出す手の
位置を高く保つことを可能にして使用姿勢を楽にできる
と共に使用者が温風を浴びたり、温風に吹き飛ばされた
水滴が使用者にかかったりするような不快な事態を避け
ることができる反面、温風により手から吹き飛ばされた
水滴がカウンター奥側の壁面や該壁面に取りつけた鏡に
かかって付着し、徽やシミ等の原因になるという問題が
ある。
また、温風吹き出しノズルが上向きに設けられている
ため、ノズル内に水を流し込まれたり、汚物を詰められ
る等のいたずらもされ易い。
更にこのような手乾燥装置は、パブリックスペース、
例えば、公衆トイレ等のように一度に多くの人が使用す
る場所に設置する場合、使用者が手洗後、手を乾燥させ
るときには手洗器の前から、手乾燥装置側へ場所を移動
するようになして、手洗器の効率的使用を可能にするた
め温風吹き出しノズルを手洗器の側方に位置せしめて設
置することが多いが、現実には温風吹き出しノズルを手
洗器からあまり離れた位置に設置する訳にはいかず、手
洗器の前から一歩乃至二歩側高に移動した位置に相当す
る場所に設けることになるので、手洗後、手洗器の前に
立ったままでも、手乾燥装置側に手のみを延ばして光電
センサーに感知させれば乾燥ができることになり、乾燥
時に手洗器の前から乾燥装置側へ移動しない人も出てく
ることが考えられ、手洗器の効率的使用が十分に達成さ
れない恐れがある。
また、手洗の際にハンドバック等の荷物を手洗器の脇
に置くことが多いが、それが温風吹き出しノズル上とな
った場合、光電センサーがこの荷物を感知して温風が吹
き出してしまう。
また手を乾燥させる際に、手から落ちた水滴が光電セ
ンサーの上におちてセンサー表面に付着し誤感知をおこ
して乾燥終了後も温風が吹き出し続ける恐れもある。
本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされ
たもので、上記従来技術が有する利点を損うことなく、
水滴の壁や鏡への付着を防止することや、いたずらを防
止することができるのは勿論、手洗時に手洗器側方へ荷
物を置いた場合や、手から落ちた水滴がセンサー表面に
付着した場合の誤感知を防止することができ、しかも手
乾燥時には手洗器前から使用者を確実に移動させること
ができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために講じた技術的手段は請求項
1にあっては温風発生機(1)に連絡せしめた温風吹き
出しノズル(2)を、カウンター(A)上に設置し、該
温風吹き出しノズル(2)の吹き出し軸線を上向きとな
した手乾燥装置であって、前記温風吹き出しノズル
(2)を開閉自在に覆うカバー(3)を設けたことを要
旨とする。
更に、請求項2にあっては温風発生機(1)に連絡せ
しめた温風吹き出しノズル(2)を、カウンター(A)
上に設置し、該温風吹き出しノズル(2)の吹き出し軸
線を上向きとなした手乾燥装置であって、前記温風吹き
出しノズル(2)の吹き出し軸線と交差する位置に同温
風吹き出しノズルからの温風で吹き飛ばされる水滴を受
水する水滴飛散防止手段を設けたことを要旨とする。
そして、請求項3にあっては請求項1記載の手乾燥装
置であって、前記カバー(3)を、温風吹き出しノズル
(2)を開閉自在に覆い且つ開放状態において温風吹き
出しノズル(2)の吹き出し軸線と交差するようにカウ
ンター(A)上に前後に回動自在に設けてなり、更にカ
バー(3)を開放作動させるカバー開放手段(4)と、
カバー(3)の開放状態をロックするカバーロック手段
(5)と、カバーロック手段(5)によるカバーのロッ
クを確認して確認信号を発生するカバーロック確認手段
(6)と、カバー(3)外に設けられ使用者を感知して
検知信号を発生する第1検知手段(7)と、カバー
(3)内に設けられ温風吹き出しノズル(2)上方に差
し出された使用者の手を感知して感知信号を発生する第
2検知手段(8)と、第1、第2検知手段(7),
(8)の感知信号及びカバーロック確認手段(6)の確
認信号を入力し、第1検知手段(7)の感知信号入力に
基づいてカバー開放手段(4)及びカバーロック手段
(5)を作動させると共に第1検知手段(7)の感知信
号入力からカバーロック確認手段(6)の確認信号入力
迄の間第2検知手段(8)の検知準備状態を解除し、第
1、第2検知手段(7),(8)双方の感知信号を共に
入力したときに温風発生機(1)を作動させる制御部
(9)とを備えていることを要旨とする。
更にまた請求項4にあっては請求項1記載の手洗乾燥
機であって、前記カバー(3)を、温風吹き出しノズル
(2)を開閉自在に覆い且つ開放状態において温風吹き
出しノズル(2)の吹き出し軸線と交差するようにカウ
ンター(A)上に前後に回動自在に設けてなり、更にカ
バー(3)を開放作動させるカバー開放手段(4)と、
カバー(3)の開放状態をロックするカバーロック手段
(5)と、カバーロック手段(5)によるカバーのロッ
クを確認して確認信号を発生するカバーロック確認手段
(6)と、カバー(3)外に設けられ使用者を感知して
検知信号を発生する第1検知手段(7)と、カバー
(3)内に設けられ温風吹き出しノズル(2)上方に差
し出された使用者の手を感知して感知信号を発生する第
2検知手段(8)と、第1、第2検知手段(7),
(8)の感知信号及びカバーロック確認手段(6)の確
認信号を入力し、第1検知手段(7)の感知信号入力に
基づいてカバー開放手段(4)及びカバーロック手段
(5)を作動させると共にカバーロック確認手段(6)
の確認信号入力から第2検知手段(8)の検知準備状態
をスタートし、第1、第2検知手段(7),(8)双方
の感知信号を入力したときに温風発生機(1)を作動さ
せる制御部(9)とを備えていることを要旨とする。
(作用) (請求項1)本手乾燥装置は不使用時に温風吹き出しノ
ズルをカバーが覆う。
(請求項2)本手乾燥装置は温風吹き出しノズルからの
温風により手から壁側に吹き飛ばされる水滴を水滴飛散
防止手段が受水する。
(請求項3)本手乾燥装置は通常は温風吹き出しノズル
をカバーで覆い、使用者が温風吹き出しノズルの手前側
正面に相当するカウンター前に立ち、それを第1検知手
段が感知するとカバーを開き、温風吹き出しノズルと第
2検知手段を現す。そして、使用者を第1検知手段が感
知している状態で温風吹き出しノズル上に手を差し出し
それを第2検知手段が検知すると温風発生機が作動して
温風吹き出しノズルから温風が吹き出す。
この温風はカウンター奥側に斜め上向きに吹き出すが
開放したカバーに遮られる。
(請求項4)本手乾燥装置は、請求項3では第2検知手
段が通常検知準備状態にあるが、この請求項4では第1
検知手段が使用者を感知してからカバーを開放しロック
するまでは第2検知手段は検知準備状態を解除してい
る。そして第1検知手段が使用者を感知してカバーを開
きロックすると第2検知手段は検知準備状態となる。即
ちカバーが開き使用者が温風吹き出しノズルに手を差し
出さない限りは第1,第2検知手段の双方が共に検知状態
とはならない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
図において(A)は壁面(C)に適当な手段により固
定したカウンターで、水栓器具(10)を備えた手洗器
(B)が一体的に組み込まれ、この手洗器(B)の側方
(図においては右側)に適切な距離(例えば550〜600mm
程度)をおいてカウンター(A)には手乾燥装置の本体
部材(11)と、該本体部材(11)を開閉自在に覆うカバ
ー(3)とが設置される。
上記本体部材(11)には温風吹き出しノズル(2)、
第1検知手段(7)び第2検知手段(8)が装備される
とともに排風口(12)が設けられる。
温風吹き出しノズル(2)は本体部材(11)に、これ
を上下に貫通する貫通孔として形成されると共に本体部
材(11)下面側に突出する円筒状の温風ダクト接続口
(13)を有しており、該温風ダクト接続口(13)がカウ
ンター(A)を貫通してカウンター(A)下方の空間ス
ペース(14)に延び、温風ダクト(15)を介して温風発
生機(1)の温風供給口(1a)に接続される。
上記、温風吹き出しノズル(2)はその吹き出し軸線
がカウンター(A)の奥側に向けて斜め上向きとなるよ
うに形成されている。
第1検知手段(7)と第2検知手段(8)はともに光
電センサー、例えば投光素子から投射される不可視赤外
線等の投射光が被検出物に当たって拡散反射し、この反
射光を受光素子が受光すると検知信号を出力する従来周
知の拡散反射型光電センサーからなるものであり、第1
検知手段(7)は投射光がカウンター(A)の手前側に
向けて水平に投射され、かつその光軸が温風吹き出しノ
ズル(2)の中心を通る線で壁面(C)に対して直角と
なる線に一致するように、本体部材(11)の前面、即ち
カウンター(A)の手前側を向く面に設けられる。
また第2検知手段(8)は温風吹き出しノズル(2)
より奥側において本体部材(11)に立ち上げ状に形成し
た傾斜面に、投射光がカウンター(A)の手前側に向け
て若干上向きに投射され、かつその光軸が温風吹き出し
ノズル(2)の若干上方において該ノズル(2)の吹き
出し軸線と交叉するように設けられる。
従って、第1検知手段(7)は本体部材(11)が設置
されている箇所の手前に使用者が立つとこれを検知し、
第2検知手段(8)は温風吹き出しノズル(2)の上方
に手が差し出されるとこれを検知する。
これら両検知手段(7),(8)は夫々後述する制御
部(9)に接続される。而して両検知手段(7),
(8)の検知信号は制御部(9)に入力される。
排風口(12)は本体部材(11)の背面、即ちカウンタ
ー(A)の奥側を向く面の上部中央に該面から底面に向
けて斜め下向きに開設され、この排風口(12)に対応し
てカウンター(A)に開設する開口(16)を介してカウ
ンター(A)下方の空間スペース(14)に連絡する。
一方、カバー(3)は本体部材(11)に被せて該本体
部材(11)全体を覆い隠し得る程度の大きさを有する椀
状を呈し、その開口縁に近い外周面の一箇所に突出部
(17)を有しており、該突出部(17)をカウンター
(A)の本体部材(11)背後近傍位置に起設した一対の
軸受部(18)に軸(19)により回動自在に枢着して本体
部材(11)を覆って倒伏状に設けられる。
而して、このカバー(3)は後方への上向きの回動に
より開放されて本体部材(11)をカウンター(A)手前
側に露呈させ、前方への下向きの回動により本体部材
(11)を覆い隠すことができる。
また、上記カバー(3)は本体部材(11)を覆って閉
じている状態においても第1検知手段(7)がその前に
立つ人を検知できるように手前側の一部が切り欠かれる
と共に小さな力でも回動できるようにバランサー(20)
が設けられる。
そして、このカバー(3)はカバー開放手段(4)に
より開放され、カバーロック手段(5)により開放位置
に固定される。
カバー開放手段(4)はこの実施例の場合温風発生機
(1)の送風ファン(1b)が兼用され、カバーロック手
段(5)はカバー(3)の軸受部(19)に設けられた電
磁石(21)により構成されている。
カバー開放手段(4)、即ち送風ファン(1b)はその
作動により温風吹き出しノズル(2)から風を吹き出し
て、その風圧によりカバー(3)を持ち上げ回動させて
開放し、カバーロック手段(5)、即ち電磁石(21)は
カバー(3)の軸(19)に突設した突部(22)をカバー
(3)の開放所定位置で吸着固定して、カバー(3)の
開放状態を保持する。
これらカバー開放手段(4)及びカバーロック手段
(5)のON、OFFは制御部(9)により制御され、カバ
ー(3)のロックはカバーロック確認手段(6)により
確認される。
上記カバー(3)は水滴飛散防止手段であり、その開
放ロック位置は、温風吹き出しノズル(2)から吹き出
される温風を遮る位置で、しかも温風吹き出しノズル
(2)の吹き出し口との間に手乾燥作業の邪魔にならな
いような十分な間隔を有する位置を設置位置として設け
てある。また、上記カバーロック確認手段(6)は例え
ば近接スイッチ又はリミットスイッチ等により構成する
ことができる。
温風発生機(1)は、送風ファン(1b)の吹き出し口
に加熱ヒーター(1c)を装備した従来周知の構造、形態
を有するもので、カウンター(A)下方の空間スペース
(14)に配設した架台(22)に載置固定されてその温風
供給口(1a)を下方に向けており、該温風供給口(1a)
と上記温風吹き出しノズル(2)の温風ダクト接続口
(13)が温風ダクト(15)を介して大略U字状に接続さ
れる。
この温風発生機(1)は制御部(9)に電気的に接続
されて送風ファン(1b)及び加熱ヒーター(1c)のON,O
FFが制御部(9)により制御される。
制御部(9)は第4図に示すように電源スイッチ(2
3)のONにより夫々第1,第2検知手段(7),(8)に
給電して両検知手段(7),(8)を検知準備状態とな
す第1,第2検知手段用出力回路(9a),(9b)、第1検
知手段(7)、第2検知手段(8)から検知信号以外の
雑音を除去し、検知信号のみを受け入れるゲート回路
(9c),(9d)、カバーロック確認手段(6)からの確
認信号以外の雑音を除去し、確認信号のみを受け入れる
ゲート回路(9e)、ゲート回路(9c)を通過した第1検
知手段(7)の検知信号と、ゲート回路(9e)を通過し
たカバーロック確認信号を入力し、入力される信号が第
1検知手段(7)の検知信号のみのときには出力信号を
発生し、第1検知手段(7)の検知信号とカバーロック
確認手段(6)の確認信号の双方を入力したときには出
力を停止させる信号を発生する排他的論理和回路(9
f)、排他的論理和回路(9f)からの信号を入力し、そ
れを逆転して第2検知手段用出力回路(9b)に送出する
NOT回路(9g)、ゲート回路(9c)を通過した第1検知
手段(7)の検知信号を入力し、該信号の入力により電
磁石(21)と送風ファン(1b)に出力を発生し、上記検
知信号の消滅により出力を消滅する第1出力回路(9
h)、夫々ゲート回路(9c),(9d)を通過した第1、
第2検知手段(7),(8)の検知信号を入力し、これ
ら両信号の双方がともに入力したときにのみ出力信号を
発生するAND回路(9i)、AND回路(9i)の出力信号を入
力し該信号を入力している間加熱ヒーター(1c)に出力
を発生し、AND回路(9i)からの出力信号の入力がなく
なると出力を消滅する第2出力回路(9j)等を備え、カ
ウンター(A)下方の空間スペース(14)の適所に配備
される。
上記電磁石(21)、送風ファン(1b)は第1出力回路
(9h)からの出力により作動し、出力の消滅により作動
を停止する。また加熱ヒーター(1c)は第2出力回路
(9j)の出力により作動し、出力の消滅により作動を停
止する。
而してこの実施例のものは電源スイッチ(23)が投入
されると第1,第2検知手段(7),(8)の双方を検知
準備状態となし、第1検知手段(7)の使用者検知によ
り送風ファン(1b)と電磁石(21)、即ちカバー開放手
段(4)とカバーロック手段(5)を作動させると同時
に第2検知手段(8)の検知準備状態を解除する。
上記ファン(1b)の作動により温風吹き出しノズル
(2)から風が吹き出し、この風によりカバー(3)が
吹き上げられて上向き後方へ回動し、本体部材(11)を
開放すると共にカバー(3)の軸(19)に設けた突部
(22)が電磁石(21)に吸着されて所定位置にカバー
(3)の開放状態をロックする。
このカバー(3)のロックが、カバーロック確認手段
(6)により確認されると第2検知手段(8)は再び検
知準備状態となる。
次に開放された本体部材(11)とカバー(3)との間
に手を差し出して温風吹き出しノズル(2)の上方にか
ざせば、これを第2検知手段(8)が検知して温風発生
機(1)の加熱ヒーター(1c)がONになり、温風吹き出
しノズル(2)から吹き出す風が温風に切り換わる。
上記温風吹き出しノズル(2)から吹き出される風及
び温風はカバー(3)に衝突するが、カバー(3)が椀
状に形成されているためその内面に沿って排風口(12)
部分に集まり、排風口(12)及びカウンター(A)の開
口(16)を介してカウンター(A)下方の空間スペース
(14)に排出され、再び温風発生機(1)に供給され
る。そして、手の乾燥が終り使用者がカウンター(A)
の前から離れると、第1、第2検知手段(7),(8)
の検知がなくなり温風発生機(1)の作動が停止し、電
磁石(21)によるロック状態が解除する。すると温風に
より持ち上げられ電磁石(21)でロックされていたカバ
ー(3)が自重により手前側に降りカバー(3)が閉じ
る。
次に第5図において制御部(9)は電源スイッチ(2
3)のONにより第1検知手段(7)に給電して該第1検
知手段(7)を検知準備状態となす第1検知手段用出力
回路(9a)、第1検知手段(7)からの信号以外の雑音
を除去し検知信号のみを受け入れるゲート回路(9c)、
ゲート回路(9c)を通過した第1検知手段(7)の検知
信号を入力し、該信号が入力している間送風ファン(1
b)と電磁石(21)に出力を発生する第1出力回路(9
h)、カバーロック確認手段(6)からの確認信号以外
の雑音を除去し確認信号のみを入力するゲート回路(9
e)、このゲート回路(9e)を通過したカバーロック確
認信号を入力するとこの信号を入力している間第2検知
手段(8)に出力を出し、第2検知手段(8)を検知準
備状態となす第2検知手段用出力回路(9b)、第2検知
手段(8)からの検知信号以外の雑音を除去して検知信
号のみを受け入れるゲート回路(9d)、このゲート回路
(9d)を通過した第2検知手段(8)の検知信号と、前
記ゲート回路(9c)を通過した第1検知手段(7)の検
知信号を入力し双方の信号を共に入力すると出力信号を
発生するAND回路(9i)、AND回路(9i)の出力信号を入
力し該信号を入力している間加熱ヒーター(1c)に出力
を発生し、AND回路(9i)からの出力信号の入力がなく
なると出力を消滅する第2出力回路(9j)等を備えてい
る。
尚、カバーロック確認手段(6)は電源スイッチ(2
3)のONにより給電されて確認準備状態となる。
而して、この制御部(9)によれば電源スイッチ(2
3)が投入されると先ず第1検知手段(7)のみが検知
準備状態となり、この第1検知手段(7)の使用者検知
により送風ファン(1b)と電磁石(21)が作動し、温風
吹き出しノズルから吹き出す風になり前記と同様に水滴
飛散防止手段となるカバー(3)を開放し、電磁石(2
1)によりその開放状態をロックする。
上記カバー(3)の開放ロックがロック確認手段
(6)で確認されると第2検知手段(8)に給電され
て、この第2検知手段(8)が検知準備状態となる。
そして、第2検知手段(8)が温風吹き出しノズル
(2)上方に差し出された使用者の手を検知すると加熱
ヒーター(1c)が作動し、温風吹き出しノズル(2)か
ら吹き出す風が温風になる。
手の乾燥が終り使用者がカウンター(A)の前から離
れると、第1,第2検知手段(7),(8)の検知がなく
なり温風発生機(1)の作動が停止し、電磁石によるロ
ック状態が解除する。すると第2検知手段(8)の検知
準備状態が解除されると共に温風により持ち上げられ電
磁石(21)でロックされていたカバー(3)が自重によ
り手前側に降りカバー(3)が閉じる。
以上説明した実施例においてはカバーロック手段をカ
バーの軸に設けた突部を吸着する電磁石で構成したが、
これに限定されるものではなく、他の構造を採ることも
任意である。
(効果) 本発明は上記の構成であるから以下に記載するような
効果を奏することができる。
請求項1記載の発明においては、 温風吹き出しノズルを開閉自在に覆うカバーを設けた
から、不使用時に温風吹き出しノズルに水を流し込まれ
たり、汚物を詰められる等のいたずらを防止することが
できる。
請求項2記載の発明においては 温風吹き出しノズルの吹き出し軸線と交差する位置に
その温風吹き出しノズルからの温風で吹き飛ばされる水
滴を受水する水滴飛散防止手段を設けたので、温風によ
り手から吹き飛ばされた水滴が壁面や壁面に付着してシ
ミ等の原因になったり、壁面に設置した鏡等を汚さず、
清潔である。
請求項3記載の方法において まず第1検知手段に検知させカバーを開放させた後、
乾燥装置の前に立って手を温風吹き出しノズルの上方に
差し出して第2検知手段に検知させないと作動しないの
で、手洗器の側方に設けることにより、手洗後、手を乾
燥させるためには、手洗器の前から温風吹き出しノズル
側に体を移動させる必要があり、手を乾燥させるときに
は手洗器が空く。
従って、公衆トイレの手洗所に設置するときには、手
洗器前での人の停滞を防止でき、手洗器の効率的使用を
計ることができる。
手を洗う際、手洗器の側方に置かれるハンドバック等
の荷物が第1、第2検出手段のいずれか一方の検知範囲
内に入っても温風吹き出しはなく、無駄な行動を防止す
ることができる。
検知手段として光電センサーを用いる場合においても
手を乾燥させるとき手から垂れた水滴が一方の検知手段
に付着してその検知手段が検知状態のままとなっても、
乾燥装置前から人が離れ、他方の検知手段の検知がなく
なれば作動は停止するので、作動状態がいつまでも続く
ようなことがない。
第1,第2検知手段は常時検知準備状態となっている
が、第1検知手段が使用者を検知してからカバーが開
き、ロックされる迄の間のみ第2検知手段の検知準備状
態が解除されるので、第2検知手段がカバーを検知する
ことにより温風が吹き出すような誤動作がない。
請求項4記載の発明においは、 上記、請求項3記載の発明の効果に加えて、第2検知
手段は通常検知準備を解除された状態になっており、第
1検知手段の使用者検知によりカバーが開き、ロックさ
れて初めて検知準備状態となるので、請求項1記載の発
明に比べて電力消費が少なく、省エネルギーとなる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す手乾燥装置を組み込ん
だ手洗カウンターの断面図、第2図は斜視図、第3図は
要部の拡大側面図で一部縦断して示してある。第4図は
制御部のブロック図、第5図は制御部の他の実施例を示
すブロック図である。 1:温風発生機 2:温風吹き出しノズル 3:カバー(水滴飛散防止手段) 4:カバー開放手段 5:カバーロック手段 6:カバーロック確認手段 7:第1検知手段 8:第2検知手段 9:制御部 A:カウンター (B):手洗器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 10/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温風発生機(1)に連絡せしめた温風吹き
    出しノズル(2)を、カウンター(A)上に設置し、該
    温風吹き出しノズル(2)の吹き出し軸線を上向きとな
    した手乾燥装置であって、前記温風吹き出しノズル
    (2)を開閉自在に覆うカバー(3)を設けたことを特
    徴とする手乾燥装置。
  2. 【請求項2】温風発生機(1)に連絡せしめた温風吹き
    出しノズル(2)を、カウンター(A)上に設置し、該
    温風吹き出しノズル(2)の吹き出し軸線を上向きとな
    した手乾燥装置であって、前記温風吹き出しノズル
    (2)の吹き出し軸線と交差する位置に同温風吹き出し
    ノズルからの温風で吹き飛ばされる水滴を受水する水滴
    飛散防止手段を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1記載の手乾燥装置であって、
    前記カバー(3)を、温風吹き出しノズル(2)を開閉
    自在に覆い且つ開放状態において温風吹き出しノズル
    (2)の吹き出し軸線と交差するようにカウンター
    (A)上に前後に回動自在に設けてなり、更にカバー
    (3)を開放作動させるカバー開放手段(4)と、カバ
    ー(3)の開放状態をロックするカバーロック手段
    (5)と、カバーロック手段(5)によるカバーのロッ
    クを確認して確認信号を発生するカバーロック確認手段
    (6)と、カバー(3)外に設けられ使用者を感知して
    検知信号を発生する第1検知手段(7)と、カバー
    (3)内に設けられ温風吹き出しノズル(2)上方に差
    し出された使用者の手を感知して感知信号を発生する第
    2検知手段(8)と、第1、第2検知手段(7),
    (8)の感知信号及びカバーロック確認手段(6)の確
    認信号を入力し、第1検知手段(7)の感知信号入力に
    基づいてカバー開放手段(4)及びカバーロック手段
    (5)を作動させると共に第1検知手段(7)の感知信
    号入力からカバーロック確認手段(6)の確認信号入力
    迄の間第2検知手段(8)の検知準備状態を解除し、第
    1、第2検知手段(7),(8)双方の感知信号を共に
    入力したときに温風発生機(1)を作動させる制御部
    (9)とを備えていることを特徴とする手乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1記載の手洗乾燥機であって、
    前記カバー(3)を、温風吹き出しノズル(2)を開閉
    自在に覆い且つ開放状態において温風吹き出しノズル
    (2)の吹き出し軸線と交差するようにカウンター
    (A)上に前後に回動自在に設けてなり、更にカバー
    (3)を開放作動させるカバー開放手段(4)と、カバ
    ー(3)の開放状態をロックするカバーロック手段
    (5)と、カバーロック手段(5)によるカバーのロッ
    クを確認して確認信号を発生するカバーロック確認手段
    (6)と、カバー(3)外に設けられ使用者を感知して
    検知信号を発生する第1検知手段(7)と、カバー
    (3)内に設けられ温風吹き出しノズル(2)上方に差
    し出された使用者の手を感知して感知信号を発生する第
    2検知手段(8)と、第1、第2検知手段(7),
    (8)の感知信号及びカバーロック確認手段(6)の確
    認信号を入力し、第1検知手段(7)の感知信号入力に
    基づいてカバー開放手段(4)及びカバーロック手段
    (5)を作動させると共にカバーロック確認手段(6)
    の確認信号入力から第2検知手段(8)の検知準備状態
    をスタートし、第1、第2検知手段(7),(8)双方
    の感知信号を入力したときに温風発生機(1)を作動さ
    せる制御部(9)とを備えていることを特徴とする手乾
    燥装置。
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