JPS6117646A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、局部洗浄を行う衛生洗浄装置に関する。

〔従来の技術〕

衛生洗浄装置は、操作部に設けられた洗浄スイッチを押
すことによって、給水管路途中の電磁弁−が開き、これ
によって温水を噴出させて局部を洗浄するように構成さ
れている。そして洗浄が終了したら操作部の温水停止ス
イッチを押すことによって電磁弁が閉じ、これによって
温水の噴出が停止するようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

かかる衛生洗浄装置では、使用者が便座に着座した場合
や着座していない場合に拘わらず、洗浄スイッチを押せ
ば温水が噴出する構成であるために、着座しない状態で
洗浄スイッチを押したときには衣服を濡らしたり、トイ
レ内を水びたしにするという不具合を生じる。

この点、例えば特開昭５８−２９９４４号公報に提案さ
れているように、使用者が着座したことを検知して、使
用者が着座している時にのみ洗浄水供給手段が付勢する
ようにして、かかる問題を解決するためのものが試みら
れている。

しかしながら、従来提案されたものは、マイクロスイン
チ等の検出手段を便座本体に内蔵し且つ使用者の体重に
よって使用者の着座を検知する構成であるために、使用
者が座部に着座した状態でないと使用者の着座を確実に
検知できないという問題があった。

本発明の目的は、使用者が着座したときにのみ洗浄水を
噴出させるにあたっての動作の安定性を解決しようとす
るものである。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、使
用者の着座の検出をトイレの壁面に取付けた光電センサ
によって行うもので、さらに、この光電センサによって
使用者の着座を検知し且つ洗浄スイッチにより温水の噴
出指令を与えたときのみ温水を噴出するようにしたもの
である。

以上の構成により、使用者が確実に着座していない場合
であってもその使用者を検知することができ、それによ
って温水の噴出を確実に行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第
１図は本発明に係る衛生洗浄装置の一実施例の構成を示
す平面図である。なお、第１図では便蓋を省略している
。

図中（１）は便器、（２）は同便器（１）の上部に開閉
自在に設けた便座、（３）は便器（１）の後方端に垂設
連結した洗浄水タンクである。また（４）は便器＋１＋
の後方側部に設けた給水加熱装置であり、内部に給水管
（５）から給水された洗浄水を貯留すると共に、シーズ
ヒータ等よりなる加熱体及び温水温度を検知する温度セ
ンサ等を備えた加熱器を構成する貯湯槽、同貯湯槽内で
加熱される洗浄水温度を制御すると共に、後述する噴出
部におけるノズルの挙動等、その他電気的構成要素の全
てを制御する制御部等を備えている。なお、洗浄水を貯
湯槽に給水する配管系には所要の弁を設けており、且つ
貯湯槽から噴出部までの配管系には電磁弁（６）を設け
ている。

（７）は洗浄水を局部に噴出する噴出部であり、伸縮ノ
ズル（７ａ）の伸縮により肛門洗浄、ビデ洗浄が行え、
且つ洗浄水の噴出及び停止は上記電磁弁（６）の開閉に
よって行なえるようになっている。そして噴出部（７）
からの洗浄水噴出の操作は、給水加熱装置（４）の操作
部（８）に設けた洗浄スイッチ（８ａ）及び（８ｂ）を
押すことによって行え、噴出停止は停止スイッチ（８ｃ
）を押すことによって行える。

この場合（８ａ）は肛門洗浄用の洗浄スイッチ、（８ｂ
）はビデ洗浄用の洗浄スイッチ、また（８ｄ）は乾燥ス
イッチである。更に（９）はファンとヒータを有する温
風装置であり、局部洗浄後に上記乾燥スイッチ（８ｄ）
を押すことによって温風が吹き出し、これにより洗浄部
位を乾燥するようになっている。

またα０）はトイレの側壁に取り付けた反射型の光電セ
ンサであり、第２図に示すように赤外線を便座（２）に
着座した使用者に向けて投光する投光部（］Ｏａ）及び
使用者から反射した赤外線を受光する受光部（１０ｂ）
を有している。光電センサαψをトイレの側壁に取付け
た理由は、小用時に使用者を検知して誤動作しないよう
にするためである。

なお、図面では光電センサを操作盤側の側壁に取付けて
いるが、いたずら防止や誤まった使用法例えば小用に利
用した時や、便座に着座せずに操作盤を作動させた時の
温水の噴出防止をより確実にするには、光電センサを操
作盤と反対側の側壁に取付けた方がよい。そして便器＋
１１の使用状態では、第３図に示すように投光部（１０
ａ）から投光した赤外線が使用者に反射し、この反射光
を受光部（１０ｂ）が受光することによって使用者が便
座（２）に着座したことを検知する。この場合光電セン
サ（１０）は使用者が確実に便座（２）に着座してない
場合であってもその使用者を確実に検知することができ
る。また便器（１）の非使用状態では、第４図に示すよ
うに投光部（１０ａ）から投光した赤外線が反射しない
ために、受光部（１０ｂ）は非受光状態となる。

第５図に上記実施例における電気回路のブロック図を示
す。

図中ＱＯ）は光電センサであり、使用者の便座（２）へ
の着座、離座を模式的にスイッチ（ＳＷＩ）のオン。

オフによって表わしている。即ち光電センサＱＯＩが使
用者の着座を検知したときはスイッチ（ＳＷＩ）オンと
し、離座の場合はオフとする。（１１）はインターフェ
イス回路であり、この場合も同様に模式的に上記スイッ
チ−（ＳＷＩ）がオンの場合はスイソチ（ＳＷ２）がオ
ン、スイッチ（ＳＷＩ）がオフの場合はスイッチ（ＳＷ
２）がオフとして表わしている。

（８）は操作部であり、上記のように肛門洗浄用の洗浄
スイッチ（８ａ＞　、ビデ洗浄用の洗浄スイッチ（８ｂ
）、乾燥用の乾燥スイッチ（８ｄ）を有している。また
（１２）はＣＰＵ　（中央処理装置）、（７）は上記の
ように洗浄水を噴出する噴出部、（９）は温風を吹き出
す温風装置、（１３）は便座（２ンを暖房する暖房便座
部、（４）は洗浄水を加熱する給水加熱装置である。

次に第６図に示すタイムチャートを参照しながら本発明
の詳細な説明する。

同図の（ａｌは使用者の着座、離座動作を示しており、
この着座、離座を同図の（ｂｌに示すように光電センサ
θ０）が検知する。即ち着座の場合はスイッチ（ＳＷＩ
）がオンとし、離座の場合はオフとする。

そして使用者が着座した場合はスイッチ（ＳＷ、１）が
オンすることによって使用者着座信号がインターフェイ
ス回路（１１）を介して（スイッチ（、ＳＷ２　）ばオ
ン）操作部（８）に入力される。そして同図の（Ｃ１に
示すようにカテ゛門洗浄用の洗浄スイッチ（８ａ）をオ
ンすることによって温水噴出指令を与えると使用者着座
信号がＣＰＵ（１２）に入力される。これにより同図の
（ｈｌに示す如＜ＣＰＵ（１２）から温水の噴出指令信
号を出力することにより噴出部（７）から洗浄水を噴出
させて肛門洗浄を行う。この場合上記のように光電セン
サａのが使用者が確実に着座してない場合であってもそ
の使用者を検知するために、温水の噴出を確実に行うこ
とができる。

なお、ビデ洗浄、乾燥の場合も同様であり、ビデ洗浄の
場合は同図の＋（１）に示すように洗浄スイッチ（８ｂ
）をオンすることによって温水噴出指令を与えることに
より使用者着座信号がＣＰＵ（１２）に入力され、また
乾燥の場合も同図のｆｅ）に示すように乾燥スイッチ（
８ｄ）をオンすることによって乾燥指令を与えることに
より使用者着座信号がＣＰＵ（１２）に入力される。そ
してビデ洗浄の場合は、同図の（１〕に示す如＜ＣＰＵ
（１２）から温水噴出指令信号を出力することにより噴
出部（７）から洗浄水を噴出させてビデ洗浄を行うよう
に、また乾燥の場合は、同図の（Ｊ）に示す如＜ＣＰＵ
（１２）から乾燥指令信号を出力することにより温風装
置（９）を作動させて乾燥を行うように制御する。

一方、使用者が便座（２）に着座していないときは、光
電センサα０）が使用者の着座を検知しないために、ス
イッチ（ＳＷＩ）　、　　（ＳＷ２）はオフである。こ
れにより洗浄スイッチ（８ａ）をオンしてもＣＰＵ（１
２）に信号が出力されず同ＣＰＵ（１２）から噴出部（
７）に温水の噴出指令が与えられないために、同噴出部
（７）から温水は噴出されない。また同様に洗浄スイッ
チ（８ｂ）　、乾燥スイッチ（８ｄ）をオンしても光電
センサＱＯ）が使用者の着座を検知してないときは温水
の噴出や温風の吹き出しは行われない。なお、暖房便座
部及び給水加熱装置の操作は使用者の着座動作に無関係
に行える。即ち同図のｉｆ）に示すように暖房便座スイ
ッチをオンすることによってＣＰＵ（１２）が同図の（
ｋｌに示す如く便座加熱指令信号を出力し、これにより
便座を暖房する。また同図の（ｇｌに示すように温水ス
イッチをオンすれば、ＣＰＵ（１２）が同図の（１）に
示す如く洗浄水の加熱指令信号を出力し、これにより温
水加熱装置（４）が洗浄水を加熱する。

なお、実施例では反射型の光電センサを用いて使用者の
着座を検知する例を示したが、これに限ることなく透過
型の光電センサを用いてもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

以−上説明したように本発明によれば、使用者が便座に
着座したときのみ温水を噴出するようにしたので、子供
が悪戯に洗浄スイッチを押したり、あるいは誤まって洗
浄スイッチを押した場合の洗浄水の噴出を防止すること
ができる。また使用者をトイレの壁面に取付けた光電セ
ンサによって検知するようにしたので、使用者が確実に
便座に着座していない場合であってもその使用者を検知
することができ、それによって温水の噴出を確実に行う
ことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る衛生洗浄装置の平面図、第２図は
その側面図、第３図は衛生洗浄装置の使用状態を示す正
面図、第４図ぼ衛生洗浄装置の非使用状態を示す正面図
、第５図は上記実施例における電気回路のブロック図、
第６図はその動作状態を示すタイムチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、便座と、温水を噴出して局部を洗浄する噴出部と、
   この噴出部から温水を噴出させる指令を与える洗浄スイ
   ッチと、トイレの壁面に取付け且つ上記便座に使用者が
   着座したことを検知する光電センサと、この光電センサ
   によって使用者の着座を検知し且つ上記洗浄スイッチに
   よって温水の噴出指令を与えたときに上記噴出部から温
   水を噴出させる制御装置とを備えたことを特徴とする衛
   生洗浄装置。