JP3603700B2 - 便器設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は暖房便座又は温水洗浄装置等の便器設備に係り、特に、便蓋の開閉に対応してヒータへの通電を減少(停止も含む)させる節電モードを実行しうる便器設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
暖房便座は、周知のとおり、便座に組み込まれたヒータに通電して便座を暖めるようにしたものである。温水洗浄装置は、ノズルの先端から温水を噴射して人体の臀部を温水で洗うようにした設備であり、ノズルに供給するための温水を貯える温水タンクを備えることが多い。
【0003】
このような暖房便座や温水洗浄装置にあっては、便座のヒータや温水タンクのヒータへの通電量を節減して省エネルギーを図ることが重要である。
【0004】
特開平11−247267号公報には、便蓋が閉まっているときには便座ヒータへの通電を停止し、便蓋が開く(即ち起立回動)すると便座ヒータへの通電を開始する暖房便座が記載されている。
【0005】
第4図は同号公報に係る洋風便器設備の斜視図、第5図はその便蓋自動開閉装置の斜視図である。
【0006】
洋風便器70の後部上面に設置された便座ボックス80に便座81と便蓋82が上下方向回動可能に取り付けられており、この便座81にはヒータ(図示略)が組み込まれている。便座ボックス80には臀部洗浄用のノズル61,62が設けられている。便蓋82を自動開閉させるために、便蓋82の支持部に自動開閉装置200が配設されている。この自動開閉装置200は人の有無を検知して便蓋82を開状態にしたり、閉状態に作動させる装置である。
【0007】
第5図に示すように、この自動開閉装置のシャフト201には、抵抗体204が配設されている。またこの抵抗体204と対向する位置に位置検知センサ202が配設されている。シャフト201の回転により、抵抗体204と位置検知センサ202が離間したり相対向したりする。この位置検知センサ202と抵抗体204は具体的には、ギヤに固定されたブラシが位置検知センサに相当するポテンション基板の抵抗体204上をスライドすることにより、0Vから5Vまで出力信号電圧がリニアに変化する。この信号で便蓋の自動開閉動作を制御する。即ち、人体の有無を検知して自動的に便蓋が開動作する。このとき、シャフト201が回動すると、位置検知センサ202と抵抗体204が離間するため、出力信号電圧が0Vから5Vに変化する。
【0008】
便蓋82を閉じている状態では、便座用発熱ヒータ、温水発熱ヒータは節電モードとなり、便座用発熱ヒータ、温水用発熱ヒータはOFFの状態である。使用者が便器70の前に立つと、自動的に便蓋83が回動するため、回転シャフト201が回動して、便蓋検知センサ202と抵抗体204とが離間し、マイコンからの信号を受け、便座用発熱ヒータ、温水用発熱ヒータが節電状態のOFF状態からON状態に変化して、両発熱ヒータが通電発熱する。
【0009】
また、使用者が便器70から離れたとき、便蓋83は自動的に閉へ回動するため、便蓋位置検知センサ202と抵抗体204が近接し、これに対応して便座用発熱ヒータ、温水発熱ヒータがONからOFF状態になり、節電状態に戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記第4,5図の従来例にあっては、便蓋ヒンジ部は荷重がかかる場所であり破損が容易に考えられ、ヒンジ部に検知部がある場合は何らかの原因により便蓋が閉じていないにもかかわらず自動開閉装置200の出力が「閉」状態を示すものになると節電モードとなる恐れがある。
【0011】
本発明は、便蓋が閉まっていることを確実に確認してから節電モードを実行するようにした便器設備を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の便器設備は、便蓋の起立又は倒伏の検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいてヒータへの通電を制御する制御手段とを有する便器設備において、該便蓋の倒伏の確認手段を便蓋後端部の近傍に設け、前記検知手段が便蓋の倒伏を検知していると共に該確認手段が便蓋の倒伏を確認しているときにヒータへの通電を節電モードとするよう制御手段によって制御することを特徴とするものである。かかる便器設備にあっては、便蓋の閉が確認されてから節電モードが実行される。
【0013】
この確認手段としては、例えば倒伏した便蓋を検知する光学センサ又は当接スイッチ(例えばリミットスイッチ)を採用することができる。
【0014】
本発明では、便座への着座を検知する着座検知センサが設けられており、該着座検知センサが着座を検知しているときには前記制御装置は便蓋開状態としての制御モードを実行することが好ましい。このようにすれば、着座した人体が上記の光学センサ又は当接スイッチによって検知されても、該人体が便蓋と誤認されて便蓋閉と扱われることが防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図(a)は実施の形態に係る洋風便器設備の斜視図、第1図(b)はその要部拡大図、第2図はこの便器設備の制御ブロック図である。
【0016】
洋風便器11の後部に便座ボックス10が設置されている。この便座ボックス10は、洋風便器11の便鉢の後部上面に設置される本体12と、本体12から張り出す張出部13とを有し、この張出部13の上面にスイッチパネル(銘板)14が設けられている。
【0017】
便座ボックス本体12には、臀部洗浄ノズル15,16、温水温風乾燥ファン(図示略)等が設けられている。また、この本体12には、便座17、便蓋18が上下方向に回動可能に取り付けられている。19は洋風便器11の最後部上面に設置されたロータンクを示す。
【0018】
張出部上面のスイッチパネル14には肛門洗浄(シャワー洗浄)、ビデ洗浄、温風乾燥等の作動をストップさせるストップスイッチ、肛門洗浄用操作スイッチ、ビデ洗浄用操作スイッチ、温風を吹出させるドライスイッチ、洗浄の広がりを調整するためのワイド洗浄入/切スイッチ、洗浄位置前進スイッチ、その後退スイッチ、便座の温度を調節するための便座温度調節スイッチ、洗浄強さを調節するダイヤル28、シャワー等の水温を調節する温水温度調節スイッチ等が配置されている。
【0019】
この実施の形態においても、該便蓋18は洋風便器11の前方の人体が検知されると自動開閉装置20によって自動的に起立回動し、該人体が検知されなくなると該自動開閉装置20によって便蓋18が自動的に倒伏回動する。この自動開閉装置20は前記第4,5図の自動開閉装置200と同様のものが用いられているが、別のものであってもよい。この自動開閉装置20は自動開閉装置200と同様に便蓋18の開、閉に対応した信号電圧を出力する。
【0020】
便座ボックス10は、前記張出部13と反対側に小張出部23が設けられており、この小張出部23の内向きの側面には倒伏した便蓋18を検知してこれを確認するための確認センサ25が設けられている。
【0021】
この実施の形態では、確認センサ25としては赤外線センサが用いられているが、超音波式のものなど各種のものを用いることができる。また、この実施の形態にあっては、便座17には着座センサ26が設けられている。この着座センサ26としては、静電容量式、荷重検知式のものなど各種のものを用いることができる。
【0022】
自動開閉装置20、確認センサ25及び着座センサ26の出力信号が制御回路27に入力され、この制御回路27が便座18のヒータ28への通電を制御する。なお、制御回路27へは便座18に設けられた温度センサ29の出力信号も入力されている。
【0023】
このように構成された便器設備においては、自動開閉装置20が便蓋18の閉信号を出力し、且つ確認センサ25が便蓋18を確認した信号を出力しているときに節電モードの制御が実行され、便座17のヒータ28への通電量が低減されるか又はストップされる。その他の状態では節電モードではなく通常モードの制御が実行される。なお、人が洋風便器11の前に現れると、自動開閉装置20は便蓋18を起立回動させる。
【0024】
この実施の形態では、着座センサ26が着座を検知しているときには、制御回路27は便蓋18が開いているものとして通常モードの制御を実行する。即ち、人体の臀部が確認センサ25によって検知されたとしても、制御回路27は、便蓋18が開状態にあるものと判断して通常モードの制御を実行する。
【0025】
上記実施の形態にあっては、光学式の確認センサ25を小張出部23の内向き側面に設けているが、第3図のように小張出部23の内側の上向き面23aにリミットスイッチ等の当接センサよりなる確認センサ30を設けてもよい。便蓋18が倒伏したときには、該便蓋18が確認センサ30に当たり、便蓋18の倒伏が検知される。
【0026】
上記実施の形態では、自動開閉装置20が用いられているが、便蓋の回動駆動装置を省略し、例えば便蓋の支軸にセンサを設け、人が便蓋を回動させたことを検知する構成としてもよい。
【0027】
上記実施の形態は暖房便座のヒータへの通電制御に関するものであるが、温水タンクのヒータへの通電を同様にして制御してもよい。
【0028】
なお、本発明では節電モードではヒータへ低電流を通電し、ヒータを低発熱量にて発熱させるのが好ましい。このようにすれば便座や水が冷え切ってしまうことが防止される。
【0029】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、便蓋が倒伏していることが十分に確認された場合に節電モードが実行されるようになり、節電式の便器設備の信頼性がきわめて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る便器設備としての洋風便器設備の斜視図である。
【図2】図1の設備の制御ブロック図である。
【図3】別の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】従来例に係る自動開閉装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 便座ボックス
11 洋風便器
17 便座
18 便蓋
20,200 自動開閉装置
25,30 確認センサ
26 着座センサ
27 制御回路
28 ヒータ
29 温水センサ
Claims (3)
- 便蓋の起立又は倒伏の検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいてヒータへの通電を制御する制御手段とを有する便器設備において、該便蓋の倒伏の確認手段を便蓋後端部の近傍に設け、前記検知手段が便蓋の倒伏を検知していると共に該確認手段が便蓋の倒伏を確認しているときにヒータへの通電を節電モードとするよう制御手段によって制御することを特徴とする便器設備。
- 請求項1において、該確認手段が光学センサ又は当接スイッチよるなることを特徴とする便器設備。
- 請求項1又は2において、便座への着座を検知する着座検知センサが設けられており、該着座検知センサが着座を検知しているときには前記制御装置は便蓋開状態としての制御モードを実行することを特徴とする便器設備。
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JP31120699A JP3603700B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 便器設備 |
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1999
- 1999-11-01 JP JP31120699A patent/JP3603700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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