JP4296614B2 - 便器装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、便座と便蓋を有し便座がヒータにより温められる暖房便座を備えた便器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、便器装置に人体検知機能を持たせて、便座のヒータを付勢する便器装置がある。この装置として、特開昭62−10120号公報がある。この装置は、暖房便座を備えた便器装置において、使用者の有無を検知する人体検知センサが作動している時は、暖房便座の表面温度が設定温度にて制御される。人体検知センサが作動していないときは、省エネを目的として、従来の設定温度より低く設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本装置は、人体検知センサが作動していない時に設定温度を低く制御しているが、便蓋の開閉に関係なく一定に制御されており、便蓋閉の時は有効であるが、便蓋開の時は放熱が多く設定温度を下げた時、外気温が低かった場合、表面温度が低くなり、使用者が着座したとき不快感を感じるといった課題があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決したもので、便蓋開時には放熱が多いため使用者に不快感を与えないように、省エネのために従来の低くした設定温度よりも高めに設定することで、快適に使用することができ、又便蓋閉の状態では放熱が少ないことを考慮し、前記の従来の低くした設定温度よりも更に低く設定することができる便器装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、
便器と、該便器に載置される便座と、該便座を温める便座用発熱ヒータと、回動可能な便蓋と、人体を検知する人体検知センサと、前記便蓋の開閉を検知する便蓋開閉センサ手段とを備え、前記人体検知センサが人体を検知したときは、前記便座用発熱ヒータの温度を第1の設定温度T1に設定し、前記人体検知センサが人体を検知せず且つ前記便蓋開閉センサ手段が前記便蓋の開を検知したときは前記便座用発熱ヒータの温度を前記第1の設定温度T1よりΔt1低くした第2の設定温度T2に設定し、前記人体検知センサが人体を検知せず且つ前記便蓋開閉センサ手段が前記便蓋の閉を検知したときは前記便座用発熱ヒータの温度を前記第2の設定温度T2よりΔt2低くした第3の設定温度T3に設定するように制御される制御装置を備えたことを特徴とする便器装置である。
【0006】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0007】
即ち、便蓋開時には放熱が多いため使用者に不快感を与えないように、省エネのために従来の低くした設定温度よりも高めに設定することで、快適に使用することができ、又便蓋閉の状態では放熱が少ないことを考慮し、前記の従来の低くした設定温度よりも更に低く設定することができるといった効果を有する。
【0008】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技術的手段と称する。)は、
前記便蓋開閉センサ手段は、本体内に収納され、前記便蓋の回転軸には便蓋開閉センサを配設し、該便蓋開閉センサ近傍には便蓋開閉検出体を配設して前記便蓋の開閉を検知することを特徴とする請求項1記載の便器装置である。
【0009】
上記第2の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0010】
本体内部への組付が可能で、便蓋開閉センサ手段が表面に露出しないため、洗剤や尿の付着や外的衝撃による故障が防止可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。
【0012】
本例の便器装置は、人体の局部を洗浄する便器装置を実施例として説明する。本実施例の便器装置1は、図1に示すごとく、温水洗浄手段6と温風乾燥手段とを有する本体10と、本体10に設けた本体スイッチパネル2とよりなる。
【0013】
上記各手段は本体スイッチパネル2により操作できるように構成してある。上記本体10は、洗浄ノズル61、62等よりなる温水洗浄手段6、温風乾燥手段(図示略)を有している。また本体10は、便座81、便蓋82を備え、陶器製便器83の上方に配置してある。
【0014】
また、本体10の側部上面には、上記本体スイッチパネル2を配置してある。
【0015】
本体スイッチパネル2は、肛門洗浄、ビデ洗浄、温風乾燥等の作動をストップさせるストップボタン20、肛門洗浄用操作ボタン21、ソフトな洗浄が可能なソフト肛門洗浄用操作ボタン29、ビデ洗浄用操作ボタン22、温風を吹き出させるドライボタン23が配設されている。
【0016】
また、便座の温度の高さを調整するための便座ボタン30、肛門洗浄等の水温を調整する温水ボタン31が配置されている。さらに、図示されていないが、洗浄の広がりを調整するためのワイド洗浄入/切ボタン、洗浄位置前進ボタン、その後退ボタンが配設されている。また、洗浄強さを調整する強、弱ボタンからなる洗浄強さボタン、また人体の有無を検知する人体検知センサSが本体10の側部上面に配設されている。さらに図示しないが、後述する前記温水用発熱ヒータあるいは便座用発熱ヒータの付勢を選択可能とするスイッチボタンを便器装置に備えている。それゆえ、通常モードから節電モードへの切り換え(あるいは逆)を選択可能とすることができる。
【0017】
図1に示すように、本体10内の便蓋82と便座81の回動部周辺には、便蓋回転軸201と便座回転軸205とが同軸上となり、便蓋82と結合している便蓋回転軸201には、便蓋開閉センサ装置(手段)200が配設されている。この便蓋開閉センサ装置200の便蓋回転軸201には、便蓋開閉センサ204が配設されている。またこの抵抗体204と対向する近傍位置に便蓋開閉検出体202が配設されている。この便蓋開閉センサ装置200において、便蓋回転軸201の回転により、便蓋開閉センサ204と便蓋開閉検出体202が離間したり相対向したりして便蓋82の開閉状態を検知する。
【0018】
なお図3は便座回転軸205と便蓋回転軸201が同心状に配設されており、、便座回転軸205と便蓋回転軸201が、本体10の貫通孔10a内に嵌挿されている図である。
【0019】
図4は本発明の便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検出体202、制御装置になるマイコンM、便座用発熱ヒータH1のブロック図である。マイコンMは便器
装置のコントロール基板の中に配設されている。このブロック図より、便蓋開閉センサ装置200が便蓋83の開閉状態を検知し、便蓋開閉装置200からの信号がマイコンに取り込まれ、マイコンMが出力する信号にて便座用発熱ヒータH1の温度を下記に示すフローチャートにより制御される。
【0020】
続いて、本発明の制御装置(マイコンM)のフローチャート図を図5に示す。
【0021】
P1のステップにおいて、人体検知センサSにより人体を検出した場合にはP3のステップに進む。P3のステップにおいては、第1の設定温度T1(40度)に設定する。また人体検知センサSにより人体を検出しない場合はP2のステップに進む。
【0022】
このP2のステップにおいて、便蓋開閉センサ装置200により、便蓋82の開を検知した時、前記設定温度T1よりΔt1(2度)低い温度で第2の設定温度T2=T1−Δt1に設定される。
【0023】
またP2のステップにおいて、便蓋開閉センサ装置200により、便蓋82の閉を検知した時、前記第2設定温度T2よりもさらにΔt2(2度)低い温度で、第3の設定温度T3=T2−Δt2に設定される。
【0024】
なお、上記第1の設定温度T1、第2の設定温度T2、第3の設定温度T3の関係は、T1>T2>T3の関係になる。
【0026】
本発明は上記構成により、便蓋開時には放熱が多いため使用者に不快感を与えないように、省エネのために従来の低くした設定温度よりも高めに設定することで、快適に使用することができ、又便蓋閉の状態では放熱が少ないことを考慮し、前記の従来の低くした設定温度よりも更に低く設定することができるといった効果を有する。
【0027】
なお、本実施例では、人体検知センサをトイレ内に入室した人体を検知する実施例を示したが、便座81内に埋設された静電容量方式の着座センサにより、使用者が便座81に着座したときに静電容量の変化により、その人体の有無を検知する人体検知センサであってもよく、その他どのような人体検知センサであってもよい。
【0028】
また本発明の実施例では、便蓋開閉センサを便蓋回転軸に、便蓋開閉検出体を本体側に配設した実施例を示したが、便蓋開閉センサを本体側に、便蓋開閉検出体を便蓋回転軸に配設してもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以下の如く効果を有する。
【0030】
即ち、便器と、該便器に載置される便座と、該便座を温める便座用発熱ヒータと、回動可能な便蓋と、人体を検知する人体検知センサと、前記便蓋の開閉を検知する便蓋開閉センサ手段とを備え、前記人体検知センサにより人体を検知したときは、第1の設定温度T1に設定し、前記人体検知センサにより人体を検知していないときは、前記第1の設定温度T1よりΔt1低くした第2の設定温度T2に設定し、前記便蓋の閉を検知したとき前記第2の設定温度T2よりΔt2低くした第3の設定温度T3に設定するように制御される制御装置を備えたことを特徴とする便器装置であるので、便蓋開時には放熱が多いため使用者に不快感を与えないように、省エネのために従来の低くした設定温度よりも高めに設定することで、快適に使用することができ、又便蓋閉の状態では放熱が少ないことを考慮し、前記の従来の低くした設定温度よりも更に低く設定することができるといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便器装置の全体斜視図
【図2】本発明の便蓋開閉センサと便蓋開閉検出体の斜視図
【図3】本発明の便蓋回転軸に関する図1のA視図
【図4】本発明の便蓋開閉センサ、便座用発熱ヒータ、マイコンとの関係を表すブロック図
【図5】本発明のフローチャート図
【符号の説明】
83…便器
81…便座
82…便蓋
H1…便座用発熱ヒータ
200…便蓋開閉センサ装置(便蓋開閉センサ手段)
204…便蓋開閉センサ
202…便蓋開閉検出体
10…本体
M…マイコン(制御装置)
Claims (1)
- 便器と、該便器に載置される便座と、該便座を温める便座用発熱ヒータと、回動可能な便蓋と、人体を検知する人体検知センサと、前記便蓋の開閉を検知する便蓋開閉センサ手段とを備え、前記人体検知センサが人体を検知したときは、前記便座用発熱ヒータの温度を第1の設定温度T1に設定し、前記人体検知センサが人体を検知せず且つ前記便蓋開閉センサ手段が前記便蓋の開を検知したときは前記便座用発熱ヒータの温度を前記第1の設定温度T1よりΔt1低くした第2の設定温度T2に設定し、前記人体検知センサが人体を検知せず且つ前記便蓋開閉センサ手段が前記便蓋の閉を検知したときは前記便座用発熱ヒータの温度を前記第2の設定温度T2よりΔt2低くした第3の設定温度T3に設定するように制御される制御装置を備えたことを特徴とする便器装置。
Priority Applications (1)
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JP27003098A JP4296614B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27003098A JP4296614B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 便器装置 |
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JP2000093353A JP2000093353A (ja) | 2000-04-04 |
JP4296614B2 true JP4296614B2 (ja) | 2009-07-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27003098A Expired - Fee Related JP4296614B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 便器装置 |
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JP (1) | JP4296614B2 (ja) |
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1998
- 1998-09-24 JP JP27003098A patent/JP4296614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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