JPH11230562A

JPH11230562A - トイレ暖房装置

Info

Publication number: JPH11230562A
Application number: JP20583598A
Authority: JP
Inventors: Shingo Tanaka; 真吾田中
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 1997-12-08
Filing date: 1998-07-06
Publication date: 1999-08-27

Abstract

(57)【要約】【課題】トイレ内に人が居るときのみ暖房装置の電源
をＯＮ状態にし、トイレ内に人が居ない時の無駄な電力
消費を無くすことのできるトイレ暖房装置を提供するこ
とを目的とする。【解決手段】短時間で暖房効果を発揮できるトイレ暖
房装置であって、人体検知手段と、該人体検知手段から
の出力により、トイレ内に人が入った時に熱源の電源を
通電状態とし、また、トイレ内から人が出た時に熱源の
電源を非通電状態とする電源制御手段とを有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、人体検知手段と電
源制御手段とを有し、トイレ内に人が入った時に熱源の
電源を通電状態とし、トイレ内から人が出た時に熱源の
電源を非通電状態とすることのできるトイレ暖房装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、トイレの暖房装置としては、暖房
便座装置、床暖房装置、暖房壁パネル、暖房床マット、
トイレ空間温風暖房装置等があげられる。これらの暖房
装置に用いられる熱源は、一般的に安価で信頼性の高い
チュービングヒータが利用されているケースがほとんど
である。チュービングヒータ自体は細い線状になってい
るため面積を必要とする暖房装置については、表面積を
大きくとる手段として、チュービングヒータをＲをつけ
て曲げながら広い範囲に敷き詰めてゆく方法が一般的に
用いられている。また、温風吹き出しの暖房装置につい
ては、送風ダクトの途中にチュービングヒータを介在さ
せ、空気がそこを通る間に、空気を暖める方法がとられ
ている。また、このチュービングヒータを使う代わりに
面状発熱ヒータを使用した例もある。最近では遠赤外線
を放射する発熱ヒータを用いた輻射熱方式のトイレの暖
房装置が提案されている（例えば、特開平７―１４２１
５４号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のチ
ュービングヒータを利用したトイレ暖房装置では、昇温
に時間がかかるため、トイレ内に人が入る前から熱源の
電源をＯＮしておく必要があり、且つ、トイレ使用者が
何時トイレに入るか分からないことから、常に熱源の電
源をＯＮの状態にしておく必要があった。よって、トイ
レの使用時間は短いにもかかわらず、常に暖房装置の電
源をＯＮ状態にしており、トイレ内に人が居ないにも拘
わらず電力を消費し、結果的に無駄に電力を消費してい
た。これを解決するための手段として、タイマーによっ
て暖房する時間帯を設定することが試みられているが、
たまたま暖房時間帯とはずれて使用する場合は暖房がき
いていないといったように、かえって使い勝手を悪くし
ている結果ともなっており、根本的な解決にはなってい
なかった。

【０００４】また、輻射熱方式の熱源は即暖性があるた
め、使用する時だけ電源をＯＮしたとしても、十分な暖
房効果を得ることができるにもかかわらず、この即暖性
を生かした制御が提案されていなかったため、チュービ
ングヒータを利用したトイレ暖房装置と同様に、無駄に
電力を消費していた。

【０００５】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、トイレ内に人が居るときのみ暖房
装置の電源をＯＮ状態にし、トイレ内に人が居ない時の
無駄な電力消費を無くすことのできるトイレ暖房装置を
提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項第１項記載の発明は、短時間で暖房効
果を発揮できるトイレ暖房装置であって、人体検知手段
と、該人体検知手段からの出力により、トイレ内に人が
入った時に熱源の電源を通電状態とし、また、トイレ内
から人が出た時に熱源の電源を非通電状態とする電源制
御手段とを有することを特徴とする。

【０００７】本発明においては、短時間で暖房効果を発
揮できるトイレ暖房装置であって、人体検知手段と、電
源制御手段とを有することにより、トイレ内に人が居な
い時に暖房しておくことによる無駄な電力消費を無くす
ことができる。

【０００８】請求項第２項記載の発明は、請求項第１項
記載のトイレ暖房装置において、前記短時間で暖房効果
を発揮できるトイレ暖房装置が暖房便座装置であって、
且つ前記電源制御手段が人体検知手段からの出力を受け
て、人体を検知してから人が暖房便座装置に着座するま
でに要する時間から暖房便座を所定温度に昇温するのに
要する時間を差し引いた時間は非通電状態を保ち、その
後通電状態にすることを特徴とする。

【０００９】本発明においては、前記発明における暖房
便座装置に着目して、前記発明よりさらに省エネになる
制御方法を考案するものである。暖房便座装置において
は、人はトイレに入ってから脱衣に要する時間がかかっ
た後に着座することになる。昇温能力が高く、脱衣に要
する時間よりも短い時間で、暖房便座を所定の温度、つ
まり着座した時にひんやり感がなくなる状態にできる暖
房便座装置において、人がトイレに入った瞬間に通電を
はじめるのではなく、人体を検知してから着座するまで
に要する時間から暖房便座をひんやり感のない温度まで
上げる昇温時間を差し引いて、通電開始時刻を設定する
ものである。一般的に、人がひんやりとしない温度は、
２２℃位といわれている。この制御を利用すれば、全く
無駄のない究極の省エネ暖房便座装置を提供することが
できる。

【００１０】請求項第３項記載の発明は、請求項第１項
または請求項第２項記載のトイレ暖房装置において、前
記熱源が、正の抵抗温度係数を有する面状発熱ヒータで
あることを特徴とする。

【００１１】本発明においては、暖房便座装置の熱源を
正の抵抗温度係数を有する面状発熱ヒータにすることに
より、温度が低い時は面状発熱ヒータの抵抗値が小さく
なることにより電流値は大きくなるため発熱量が増え、
温度が高くなると抵抗値が大きくなることにより電流値
が小さくなるため発熱量が減ることになる。その結果、
温度が低い状態からの温度の立ち上がりを速くするとと
もに、温度が高くなるとある温度で飽和するため、その
飽和温度が目標温度になるように設計しておけば、温度
制御装置も削除することができる。

【００１２】請求項第４項記載の発明は、請求項第１項
または請求項第２項記載のトイレ暖房制御装置におい
て、前記電源制御手段が、温度制御機能付きであること
を特徴とする。

【００１３】本発明においては、請求項第１、２項記載
の発明の効果を奏すると共に、電源制御手段によって暖
房装置の温度制御を行うことにより、これらの機能を一
つの制御装置で賄うことができ、この制御装置を発熱部
と別体にすることができる。その結果、発熱部はフラッ
トにすることができ、床置きの暖房装置についてはつま
ずき防止の安全性向上やデザイン性にも効果がある上、
施工や取扱も容易である。

【００１４】請求項第５項記載の発明は、請求項第１項
または請求項第２項記載のトイレ暖房制御装置におい
て、前記人体検知手段が、洗浄便座装置の人体検知手段
で代用されることを特徴とする。

【００１５】本発明においては、トイレ暖房制御装置の
人体検知手段と洗浄便座装置の人体検知手段とを兼用と
したことにより、検知手段が１つでありコストダウンが
可能であることは勿論のこと、トイレ暖房装置の人体検
知手段を壁等に設置する必要がなく、施工が容易で更に
トイレ内をスッキリさせることができる。

【００１６】請求項第６項記載の発明は、請求項第５項
記載のトイレ暖房制御装置において、前記人体検知手段
が、人体と人体検知手段との距離を測定できるものであ
ることを特徴とする。

【００１７】本来、洗浄便座装置の人体検知手段は、人
が便座に座ったことを感知することが目的で組み込まれ
ている。すなわち、人が便座に座っていない状態で洗浄
便座装置を操作した時に洗浄水が吐水して衣服を濡らし
てしまうのを防ぐための、いはゆる誤操作防止用の安全
装置として組み込まれている。したがって、人体検知手
段が、洗浄便座装置の人体検知手段と兼用されている場
合、便座に座らなければ暖房装置がＯＮしないという状
態となり、人がトイレに入った当初は、暖房がきかない
といった不具合が生じてしまう。特に暖房便座に関して
は、便座に素肌が触れることになるので、暖房が不十分
であればかなりの不快感を感じることになる。

【００１８】本発明においては、人体検知手段に便座と
人体との距離を測定できる手段を用いると共に、その出
力を受けて電源制御手段で制御することにより、人がト
イレに入ってきた位置に居るのか、便座に座った位置に
居るのを識別でき、前者のタイミングでは暖房装置をＯ
Ｎさせ、後者のタイミングでは、誤操作防止の安全装置
を解除することができる。

【００１９】請求項第７項記載の発明は、短時間で暖房
効果を発揮できるトイレ暖房装置であって、トイレ以外
の場所に設置された操作盤によって操作できる機能を備
え、その操作盤を操作することによって、熱源の電源を
通電及び非通電状態にできることを特徴とする。

【００２０】本発明においては、通常トイレ暖房装置の
電源をＯＦＦにしておき、トイレ暖房装置の電源を操作
できる操作盤を居間等の日頃生活している場所に設置
し、トイレに行く前に操作盤でトイレ暖房装置の電源を
ＯＮすることによって、使用する時だけ電源をＯＮする
ことができ、大幅な省エネを図ることができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図１および図２に示すよう
に、暖房装置の発熱部は、赤外線又は遠赤外線を透過す
る表面シート１の下側に赤外線又は遠赤外線を放射する
面状発熱ヒータ２を設置し、その下側に下部に放熱しな
いように断熱層３を設けている。面状発熱ヒータ２から
は、電極４が出てきておりその電極にあらかじめ設計さ
れている電圧をかけると、赤外線又は遠赤外線の放射を
開始する。面状発熱ヒータ２から放出された赤外線又は
遠赤外線は表面シート１を透過して、トイレ使用者の人
体を直接暖める（輻射熱）。その温度は、表面シート１
と面状発熱ヒータ２との間に設けた温度センサ５によっ
て検知され、温度センサ５と接続されたコントローラ６
によって一定温度になるよう制御される。

【００２２】この暖房装置は輻射熱を応用しているので
空気に熱を奪われることがなく、直接人体を暖めるの
で、人体はヒータに通電した後直ぐに温かさを感じるこ
とになる。そのため、図２の人体感知手段７によってト
イレに人が入ったことを検知して暖房装置をＯＮさせた
としても十分に暖房効果を発揮し、また、人がトイレか
ら出たことを検知して暖房装置をＯＦＦさせるようにし
たので、人がトイレ内に居る時のみ暖房装置をＯＮさせ
ることができ、トイレ内に人が居ない時の無駄な電力消
費を無くすことができる。

【００２３】

【実施例１】図３は第１の実施例を示す図であり、人体
検知手段を用いて暖房装置の電源をＯＮ・ＯＦＦする例
である。まず、構成について説明する。８はトイレの床
面に設置した図１および図２で示した構成の赤外線又は
遠赤外線を放射する面状発熱ヒータを内蔵したトイレ暖
房マット、９はトイレの壁面に設置した赤外線人体検知
センサであり、電源制御手段を内臓している。トイレ暖
房マット８と電源制御手段を内臓した赤外線人体検知セ
ンサ９とは配線１０で接続されている。

【００２４】次に、動作について説明する。人がトイレ
内に入ると電源制御手段を内臓した赤外線人体検知セン
サ９が人体を検知し、電源制御手段がトイレ暖房マット
８の電源をＯＮにし、人がトイレ内に居る間はＯＮの状
態を継続する。そして人がトイレから出ると、人がトイ
レ内に居ないことを検知してトイレ暖房マット８の電源
をＯＦＦにする。

【００２５】本実施例では、トイレ暖房マットの例を示
したが、その他にも発熱部を床に埋め込んだ床暖房装
置、発熱部を壁に埋め込んだ壁暖房装置、発熱部をパネ
ル状にして壁やドアに掛けるようにすることもできる。
また、便器に設置にて使用する便座に用いることができ
る。

【００２６】赤外線又は遠赤外線を放射する面状発熱ヒ
ータ２を正の抵抗温度係数を有するものを使用すれば、
発熱温度と消費電流の関係は図４のようになり、自己温
度制御を実行するので、図１および図２で示した温度セ
ンサ５及びコントローラ６は不要となる。

【００２７】また、人体検知センサにセンサ機能をＯＮ
・ＯＦＦするセンサ機能選択スイッチ（図示しない）を
設けることにより、トイレ使用者がトイレ内に居る場合
であってもトイレ暖房装置８を使用する必要がない場合
は、トイレ暖房装置８の電源をＯＦＦ状態にすることが
できる。

【００２８】なお、図３では好ましい例として、人体検
知手段に赤外線人体検知センサを用いた例を示したが、
人体検知センサとしては、この他にも焦電センサ、ドッ
プラーセンサ、マイクロ波センサ、ＣＯ２センサ、マイ
クロホンセンサ等を用いることができる。

【００２９】また、直接人体を検知するもの以外にも、
トイレのドアの開閉を検知してトイレ内に人が入ったこ
とを検知する押圧ＳＷを用いる手段、人の重量を検知し
てトイレ内に人が入ったことを検知する圧力ＳＷを用い
る手段等を用いることができる。

【００３０】

【実施例２】図５は第２の実施例を示す図であり、トイ
レ暖房装置の人体検知手段が、洗浄便座装置の人体検知
手段と兼用されている例である。１１はトイレの壁面に
設置した図１および図２で示した構成の赤外線又は遠赤
外線を放射する面状発熱ヒータを内蔵したトイレ壁パネ
ル暖房装置、１２は洗浄便座装置、１３は洗浄便座装置
１２の操作盤（制御部）、１４はトイレ壁パネル暖房装
置１１と洗浄便座装置１２の操作盤１３とを接続する配
線であり、配線１４と操作盤１３とはコネクタ１５で接
続され着脱可能となっている。

【００３１】洗浄便座装置１２の操作盤１３には図示し
ないが、トイレ使用者が便器に設置された洗浄便座装置
１２の便座１６に着座したことを検知する人体検知手段
が内蔵されている。そして、この洗浄便座装置１２の人
体検知手段によって、トイレ使用者が洗浄便座装置１２
の便座１６に着座した時に洗浄便座装置１２の機能を起
動させると共に、トイレ壁パネル暖房装置１１の発熱ヒ
ータの電源をＯＮし、トイレ使用者が洗浄便座装置１２
の便座１６かた離れた時に洗浄便座装置１２の機能を停
止させると共に、トイレ壁パネル暖房装置１１の発熱ヒ
ータの電源をＯＦＦとする。

【００３２】本実施例によれば、トイレ内に人が居ると
きのみ暖房装置の電源をＯＮ状態とすることができ、ト
イレ内に人が居ない時の無駄な電力消費を無くすことが
できる。

【００３３】また、トイレ壁パネル暖房装置用の人体検
知手段を新たに設ける必要がなくコストダウンが可能で
あることは勿論のこと、トイレ暖房装置の人体検知手段
を壁等に設置する必要がなく、施工が容易で更にトイレ
内をスッキリさせることができる。

【００３４】

【実施例３】図６は第３の実施例を示す図であり、実施
例２で示したトイレ暖房装置の人体検知手段と洗浄便座
装置の人体検知手段とを兼用した場合において、洗浄便
座装置に人体と洗浄便座装置の間の距離を測ることがで
きる人体検知手段を持たせた例である。

【００３５】１７は洗浄便座装置に内蔵された物体の距
離を測定することのできるセンサであり、一般的にカメ
ラのオートフォーカス用のセンサなどに使用されるもの
である。トイレに人が居ない状態では、センサ１７は、
ドア１８との距離を測定していることになる。トイレに
人が居ない時間は居る時間に比べ圧倒的に長いため、そ
れがドア１８であることは、容易に特定できる。ドア１
８との距離よりも短い距離に物体を検知した場合、それ
は人体１９とみなされる。

【００３６】統計的に、人がトイレに入ってから着座す
るまでの時間は、約１０〜２０秒が標準的になる。仮
に、暖房便座装置が能力的に、人が座ってひんやりとし
た不快感をもたせない温度にするのに６秒かかるものと
すれば、人がトイレに入ってきたと判断してから４秒後
に暖房便座装置に通電すれば着座してもひんやりとした
不快感を覚えることがない。そして、人１９が着座した
とみなされる距離まで近づくまでは、洗浄便座装置１２
は、人が便座に座っていない状態で洗浄スイッチなどが
押されても動作させない誤操作防止用の安全装置を働か
せる。さらに人１９が着座したとみなされる距離まで近
づいたら、洗浄便座装置１２の安全装置を解除し、通常
の操作が出来るようにする。

【００３７】ここで、季節による気温の違いのため、暖
房便座装置の昇温時間が変わってくることが考えられる
が、気温に応じて昇温時間を変えることによって、その
問題を解消することができる。

【００３８】本実施例によれば、暖房便座装置の昇温能
力に合わせた最善の省エネを実現できる上、人体検知と
誤操作防止用の安全装置との両方の機能を１個のセンサ
で賄うことができる。さらに、実施例２で示した洗浄便
座装置の着座センサを利用した例では実行できなかっ
た、トイレ使用者が便座に着座する前に暖房便座装置の
電源をＯＮすることを可能とした。

【００３９】

【発明の効果】本発明によれば、短時間で暖房効果を発
揮できるトイレ暖房装置であって、人体検知手段と、電
源制御手段とを有することにより、トイレ内に人が居な
い時に暖房しておくことによる無駄な電力消費を無くす
ことができる、結果的に電気代が大幅に削減できる。。
さらに、人体を検知してから着座するまでに要する時間
から暖房便座をひんやり感のない温度まで上げる昇温時
間を差し引いて、通電開始時刻を設定する制御を加える
ことにより、全く無駄のない究極の省エネ暖房便座装置
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】面状発熱ヒータを組み込んだ暖房装置の断面を
示す略図である。

【図２】面状発熱ヒータを組み込んだ暖房装置の構成を
示す略図である。

【図３】第１の実施例を示す図である。

【図４】正の抵抗係数を持った面状発熱ヒータの自己温
度制御の原理を示す図である。

【図５】第２の実施例を示す図である。

【図６】第３の実施例を示す図である。

【符号の説明】

１…表面シート、２…面状発熱ヒータ、３…断熱材、４
…電極、５…温度センサ、６…制御装置、７…人体検知
センサ、８…トイレ暖房マット、９…赤外線人体検知セ
ンサ付制御装置、１０…トイレ暖房マットと制御装置接
続配線、１１…トイレ壁パネル暖房装置、１２…洗浄便
座装置、１３…洗浄便座装置の操作盤、１４…配線、１
５…コネクタ、１６…便座、１７…距離測定可能セン
サ、１８…トイレドア、１９…人体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】短時間で暖房効果を発揮できるトイレ
暖房装置であって、人体検知手段と、該人体検知手段か
らの出力により、トイレ内に人が入った時に熱源の電源
を通電状態とし、また、トイレ内から人が出た時に熱源
の電源を非通電状態とする電源制御手段とを有すること
を特徴とするトイレ暖房装置。
【請求項２】前記短時間で暖房効果を発揮できるト
イレ暖房装置が暖房便座装置であって、且つ前記電源制
御手段が人体検知手段からの出力を受けて、人体を検知
してから人が暖房便座装置に着座するまでに要する時間
から暖房便座を所定温度に昇温するのに要する時間を差
し引いた時間は非通電状態を保ち、その後通電状態にす
ることを特徴とする請求項第１項記載のトイレ暖房装
置。
【請求項３】前記熱源が、正の抵抗温度係数を有す
る面状発熱ヒータであることを特徴とする請求項第１項
または請求項第２項記載のトイレ暖房装置。
【請求項４】前記電源制御手段が、温度制御機能付
きであることを特徴とする請求項第１項または請求項第
２項記載のトイレ暖房制御装置。
【請求項５】前記人体検知手段が、洗浄便座装置の
人体検知手段で代用されることを特徴とする請求項第１
項または請求項第２項記載のトイレ暖房制御装置。
【請求項６】前記人体検知手段が、人体と人体検知
手段との距離を測定できるものであることを特徴とする
請求項第５項記載のトイレ暖房制御装置。
【請求項７】短時間で暖房効果を発揮できるトイレ
暖房装置であって、トイレ以外の場所に設置された操作
盤によって操作できる機能を備え、その操作盤を操作す
ることによって、熱源の電源を通電及び非通電状態にで
きることを特徴とするトイレ暖房装置。