JP2770929B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2770929B2
JP2770929B2 JP21028789A JP21028789A JP2770929B2 JP 2770929 B2 JP2770929 B2 JP 2770929B2 JP 21028789 A JP21028789 A JP 21028789A JP 21028789 A JP21028789 A JP 21028789A JP 2770929 B2 JP2770929 B2 JP 2770929B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、手洗後、温風により手を乾燥させる手乾燥
装置、特に温風吹き出しノズルをカウンター又は該カウ
ンターに組み込む手洗器の上面部に配置する形式の手乾
燥装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の手乾燥装置としては、本願出願人が先
に出願した実願昭63−167493号(実開平2−86393号参
照)の明細書及び図面に記載されたものがある。
このものは、カウンター又は該カウンターに組み込む
手洗器の上面部に温風吹き出しノズルを設置して、該温
風吹き出しノズルとカウンター下方の空間スペースに配
置した温風発生機とを温風ダクトで連絡したもので、温
風吹き出しノズルがカウンター又は洗面器の奥側を向き
かつ斜め上向きに噴出軸線を持っている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の手乾燥装置は、温風がカウンターや洗面器
の奥側、即ちカウンター背後の壁の方に向けて上向きに
吹き出すが、これは乾燥のために差し出す手の位置を高
く保つことを可能にして使用姿勢を楽にすると共に使用
者が温風を浴びたり、温風に吹き飛ばされた水滴が使用
者にかかったりするような不快な事態を避けることがで
きる反面、温風により手から吹き飛ばされた水滴がカウ
ンター背後の壁や該壁に取りつけた鏡にかかって付着
し、黴やシミ等の原因になるという問題がある。
本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされ
たもので、上記従来技術が有する利点を損うことなく、
水滴の壁や鏡への付着を防止することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 上記目的を達成するために本発明の手乾燥装置にあっ
ては、カウンター又は該カウンターに組み込まれる手洗
器の上面に配設され、上記カウンター又は手洗器の奥側
に向かって斜め上向きの吹き出し軸線を持つ温風吹き出
しノズルと、カウンター下方の空間スペースに配置され
温風ダクトを介して上記温風吹き出しノズルに連絡する
風量二段階切換え式の温風発生機と、使用者を検知する
使用者検知センサーと、使用者検知センサーの検知信号
に基づいて上記温風発生機の作動・停止を制御するコン
トローラーとを備え、上記コントローラーは使用者検知
センサーの検知信号発生から所定時間は温風発生機を低
風量で作動させ、上記所定時間経過後は温風発生機を高
風量で作動させるものである。
そして、温風発生機を風量のみならず温風温度も二段
切換え式とし、これを検知センサーの検知信号発生から
所定時間は高温・低風量で作動させ、所定時間経過後は
低温高風量で作動させるように制御するのが更に効果的
である。
(作用) 以上のように構成した手乾燥装置は、使用者検知セン
サーが使用者を検知すると、温風発生機が作動を開始し
て温風吹き出しノズルからカウンター又は手洗器の奥側
に向けて斜め上方に温風を吹き出すが、その吹き出しの
始めの所定時間、即ち未だ手に水滴がたくさん付いてい
る間は風量が少なく、所定時間が経過してある程度乾き
水滴がなくなるころから風量が多くなる。
また、風量が少ないときには温風の温度を高温にして
手から水滴がなくなる迄に要する時間が長くなるのを防
止するが、ある程度乾燥し水滴が飛ぶ恐れがなくなり風
量が多くなると温風温度が低温に切り換わる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
この実施例はカウンター(A)上面に温風吹き出しノ
ズル(1)を配設したもので、壁等を利用したカウンタ
ー(A)に水栓(6)付きの手洗器(B)が一体的に組
み込まれ、この手洗器(B)の側方、図においては右側
に適当な距離をおいて温風吹き出しノズル(1)がケー
シング(7)に組み込まれて設置されている。
ケーシング(7)は適当な手段によりカウンター
(A)上面に取付固定されており、その上面には奥側を
向く傾斜面として形成した吹きしノズル取付面(7a)と
前方を向くように立ち上げた傾斜面からなるセンサー取
付面(7b)を有している。
そして、上記吹き出しノズル取付面(7a)には温風吹
き出しノズル(1)が組み付けられ、センサー取付面
(7b)には温風吹き出しノズル(1)前方にかざされる
使用者の手を検知する使用者検知センサー(4)が取付
けられる。
上記使用者検知センサー(4)は、各種光電センサ
ー,静電容量変化型センサー等従来周知の種々のセンサ
ーを使用することができるが、この実施例では反射型光
電センサーが用いられ、投射方向を温風吹き出しノズル
(1)の吹き出し口上方に臨ませて前記ケーシング
(7)のセンサー取付面(7b)に取付られる。
一方、温風吹き出しノズル(1)はその吹き出し軸線
がカウンター(A)の奥側に向けて斜め上向きとなるよ
うに設置され、基部側がカウンター(A)を貫通してカ
ウンター(A)裏面に延びて温風ダクト(2)を介して
温風発生機(3)に連絡される。
上記温風吹き出しノズル(1)の吹き出し軸線の傾斜
角度は、小さすぎると手から吹き飛ばされる水滴がカウ
ンター(A)奥側の壁(8)や鏡(9)へ付着する量が
多くなり、大きすぎると使用者の服等への付着が多くな
るので、この点を考慮して決定する必要がある。
尚、試験によれば上記角度は60゜〜80゜程度が最適で
あった。
温風発生機(3)は送風ファン(10)の吹き出し口に
加熱装置(11)を装備し、上記送風ファン(10)の風量
及び加熱装置(11)の熱量を高・低二段階に切換え可能
となした、温風発生機として従来周知の構造,形態を有
するもので、カウンター(A)下方へ空間スペース(1
2)に配設した架台(13)に載置固定されてその温風供
給口(10a)を下方に向けており、該温風供給口(10a)
と上記温風吹き出しノズル(1)の基部側が温風ダクト
(2)で連絡される。
そして、この温風発生機(3)と前記使用者検知セン
サー(4)はカウンター(A)下方の空間スペース(1
2)の所要の場所に配備したコントローラー(5)に電
気的に接続される。
コントローラー(5)は温風発生機の作動を制御する
もので、使用者検知センサー(4)の検知信号の発生に
より出力を発生し、検知信号の消滅により出力を消滅す
る出力部(14)と、出力部(14)からの出力を受けて電
源と温風発生機(3)とを連絡する回路を閉成し、出力
部(14)からの出力がなくなると上記回路を開成するス
イッチ部(15)と、上記回路中のスイッチ部(15)と温
風発生機(3)の送風ファン(10)の間に並列に介装さ
れた大小2つの抵抗(R1)(R2)と、第1,第2の2つの
作動位置を取ることが可能で、第1の作動位置において
は大きい方の抵抗(R1)を介して送風ファン(10)に通
電する回路と温風発生機(3)の加熱装置(11)中の大
出力ヒーター(11a)に通電する回路を閉成し、第2の
作動位置においては上記夫々の回路を開成して小さい方
の抵抗(R2)を介して送風ファン(10)に通電する回路
と加熱装置(11)中の小出力ヒーター(11b)に通電す
る回路を閉成する切換スイッチ部(16)と、出力部(1
4)の出力発生によりスタートし、タイムアップにより
切換スイッチ部(16)を第1作動位置から第2作動位置
に切換え、上記出力の消滅により切換スイッチ部(16)
を第1作動位置に戻してリセットされるタイマー部(1
7)とにより構成される。
従って、このコントローラー(5)は手洗後、使用者
が温風吹き出しノズル(1)上に手をかざして、使用者
検知センサー(4)がこれを検知すると、温風発生機
(3)を最初の所定時間T1は低風量ではあるが高温で作
動させ、所定時間T1経過後は低温ではあるが高風量で作
動させ、使用者が温風吹き出しノズル(1)上方から手
を外して使用者検知センサー(4)の検知がなくなると
温風発生機(3)の作動を停止する。
尚、以上の説明では温風の温度を二段階に切換えるも
のについて説明したが、請求項(1)記載の発明におい
ては温風温度を最初から適当な一定温度とすることも任
意である。
(効果) 本発明は上記の構成であるから以下に記載するような
効果を奏する。
請求項(1)記載の発明においては、手洗後手を乾燥
させるに際し、手に未だ水がたくさんついている最初の
うちは、温風吹き出しノズルから吹き出す温風の量が少
ないので、温風により手から水滴が吹き飛ばされること
が少なく、水滴がカウンター奥側の壁や鏡に付着するの
が少なくなる。
また、温風の吹き出しが始まって所定時間経過し、手
がある程度乾いて水滴飛散の心配がなくなってからは、
風量が多くなるので、以後の乾燥は速やかに行なわれ、
従来の手乾燥装置に比べても乾燥時間が長くなるような
ことがない。
請求項(2)記載の発明にあっては、温風の吹き出し
量が少ない最初の所定時間は温風の温度が高いので、温
風の量が少ないからといって乾燥迄に時間がかかること
がない。
また、所定時間が経過して水滴が吹き飛ばされる恐れ
がなくなり、温風量が増大してからは温風温度が低くな
るので、乾いた手に温風が当たっても熱く感ずることが
ないばかりでなく、省エネルギーにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す手乾燥装置を、手洗器
を組み込んだカウンターに設置した状態の断面図、第2
図は斜視図、第3図は本装置の概略的回路図であって、
いくつかの要素はブロック形で示してある。第4図は温
風の風量特性と温度特性を説明する説明図である。 A:カウンター、B:手洗器 1:温風吹き出しノズル 2:温風ダクト、3:温風発生機 4:使用者検知センサー 5:コントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 10/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンター又は該カウンターに組み込まれ
    る手洗器の上面に配設され、上記カウンター又は手洗器
    の奥側に向かって斜め上向きの吹き出し軸線を持つ温風
    吹き出しノズルと、カウンター下方の空間スペースに配
    置され温風ダクトを介して上記温風吹き出しノズルに連
    絡する風量二段階切換え式の温風発生機と、使用者を検
    知する使用者検知センサーと、使用者検知センサーの検
    知信号に基づいて上記温風発生機の作動・停止を制御す
    るコントローラーとを備え、上記コントローラーは使用
    者検知センサーの検知信号発生から所定時間は温風発生
    機を低風量で作動させ、上記所定時間経過後は温風発生
    機を高風量で作動させることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 【請求項2】カウンター又は該カウンターに組み込まれ
    る手洗器の上面に配設され、上記カウンター又は手洗器
    の奥側に向かって斜め上向きの吹き出し軸線を持つ温風
    吹き出しノズルと、カウンター下方の空間スペースに配
    置され温風ダクトを介して上記温風吹き出しノズルに連
    絡する風量温度二段階切換え式の温風発生機と、使用者
    を検知する使用者検知センサーと、使用者検知センサー
    の検知信号に基づいて上記温風発生機の作動・停止を制
    御するコントローラーとを備え、上記コントローラーは
    使用者検知センサーの検知信号発生から所定時間は温風
    発生機を高温・低風量で作動させ、上記所定時間経過後
    は温風発生機を低温・高風量で作動させることを特徴と
    する手乾燥装置。
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JP5904450B2 (ja) * 2011-10-06 2016-04-13 Toto株式会社 手乾燥装置
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