JP5611172B2 - 手乾燥装置 - Google Patents
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なおユーザの手が手挿入部11内に挿入されたか否かについて、挿入された位置によらず確実に検知するためには、導電線22a,22bは、手挿入部11に対向するケーシング10の内壁のより広い面積において網羅するように構成されることが好ましい。
そこで本願発明に係る制御部30は、比較的に長い所定の時間(たとえば10分間)以上にわたって環境ノイズ成分(すなわち移動平均値)が図6(a)の二点鎖線で示す導電線ノイズ閾値(導電線背景閾値、Ath)より高い水準で維持される場合、すなわち次式を満たすとき、ケーシング10の外側表面に汚れまたは異物が付着していると判断する。
まず図9のステップST01において、ユーザが電源スイッチ62を入れて、AC電源を電源供給部60に供給し、ハンドドライヤ1を初期化する。
このように構成されたハンドドライヤ1によれば、ユーザが手を手挿入部11内で摺り合わせたり、揉み合わせたりしても、送風モータ42が断続的に停止することなく、快適かつ速やかに手を乾燥させることができる。
また、このフローチャートのステップST08においてNOの場合も同様にステップST09に移行する。そして制御部30は、手挿入部11内に汚れまたは異物が持続的に付着しているか否か判断する。つまり制御部30は、環境ノイズ成分(移動平均値(A(t)))が所定の期間(たとえば10分間)以上にわたって導電線ノイズ閾値(Ath)より高い水準で維持されるか否か判断し、次式を満たす場合にはケーシング10の外側表面に汚れまたは異物が付着していると判断する。
同様に、本願発明において必須ではないが、制御部30は、ステップST10において、ケーシング10の表面の清掃を要するものとして、ハンドドライヤ1の使用を中止すべく、送風モータ42が作動しないように送風部40を制御してもよい。
また上記説明したように、ケーシング10は、送風モータ42からの乾燥風をケーシング10の外壁に沿って供給して、ケーシングの外側表面から飛沫水滴を効率的に取り除くための専用の第2の送風口46を有していてもよい。
図11を参照しながら、本願発明に係る手乾燥装置の実施の形態2について説明する。実施の形態2のハンドドライヤ1は、ユーザの手が手挿入部11内に挿入されたか否かについて、制御部30のON/OFF判定の方法が異なる点を除き、実施の形態1のハンドドライヤ1と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。
なお実施の形態2に係る発明は、左右一対の導電線22a,22bおよびドレン導電板24について適用できるが、理解を容易にするために、一方の(右側に配置された)導電線22についてのみ、制御部30のON/OFF判定方法を以下説明する。
図12を参照しながら、本願発明に係る手乾燥装置の実施の形態3について説明する。実施の形態3のハンドドライヤ1は、ユーザの両方の手が手挿入部11内に挿入されたことを制御部30により判断された場合に限り、送風モータ42の駆動(ハンドドライヤ1の使用)を許可するものである点を除き、実施の形態1または2と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。
なお、制御部30をできるだけ中央に配置して、左側導電線22aおよび右側導電線22bの寸法(長さおよび径等)、ならびに電気特性(静電容量および抵抗値等)を同一のものに設計・作製して、感度係数(k)を1と同程度にするように構成することが望ましい。
図13〜図16を参照しながら、本願発明に係る手乾燥装置の実施の形態4について説明する。実施の形態4のハンドドライヤ2は、本願出願人により、両面ジェット風タイプの「スリム」シリーズとして市販されており、基本的な構成は上記実施の形態で説明したものと同様のものであるので、重複する内容については説明を省略する。
Claims (14)
- 送風口および手挿入部を有するケーシングと、
前記送風口から前記手挿入部に乾燥風を供給する送風モータを含む送風部と、
前記手挿入部に隣接して前記ケーシングの内側に配置された、絶縁被膜された一対の導電線と、
経時的に変化する前記各導電線の静電容量を連続的に検出する検出部からなり、
前記各導電線の静電容量の値に基づいて、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたか否かについて検知するとともに、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたと検知されたときに送風モータを駆動するように送風部を制御する制御部を備えたことを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1に記載の手乾燥装置であって、
前記制御部は、前記各導電線の静電容量の平均値に基づいて、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたか否かについて検知するとともに、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたと検知されたときに送風モータを駆動するように送風部を制御することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1に記載の手乾燥装置であって、
前記制御部は、前記各導電線の静電容量が所定の閾値を超えたか否かにより、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたか否かについて検知するとともに、ユーザの手が前記手挿入部内に挿入されたと検知されたときに送風モータを駆動するように送風部を制御することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
各導電線は、ユーザに対して左右に配置された左側導電線および右側導電線からなり、
制御部は、前記左側導電線および前記右側導電線の静電容量の合計が所定の和信号閾値(CAth)より大きいとき、ユーザの左手および右手の少なくともいずれか一方が前記左側導電線または前記右側導電線に接近したと検知することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項4に記載の手乾燥装置であって、
制御部は、左側導電線および右側導電線の静電容量の差の絶対値が所定の差信号閾値(CDth)より小さいとき、ユーザの左手および右手が前記左側導電線および前記右側導電線に接近したと検知することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜5のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
制御部は、左側導電線および右側導電線の静電容量の平均値が所定の導電線ノイズ閾値(Ath)より高いとき、ケーシング表面に汚れまたは異物が付着していると検知して、送風モータの駆動を停止することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項6に記載の手乾燥装置であって、
ケーシングに配設され、制御部に接続された本体表示部をさらに有し、
前記制御部は、前記ケーシング表面に汚れまたは異物が付着していることを、本体表示部を用いてユーザに告知することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜7のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
左側導電線および右側導電線は、送風口および手挿入部に沿って延びることを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜8のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
手挿入部の下方に配置された排水タンクと、
前記排水タンクに隣接してケーシング内に配置されたドレン導電板とをさらに備え、
検出部は、経時的に変化する前記ドレン導電板の静電容量を連続的に検出し、
制御部は、前記ドレン導電板の静電容量が所定の閾値の閾値を越えたとき、前記排水タンク内に蓄積された排水が所定の水位を越えたと検知して、送風モータの駆動を停止することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項9に記載の手乾燥装置であって、
ケーシングに配設され、制御部に接続された排水表示部を有し、
制御部は、ドレン導電板の静電容量が所定の閾値の閾値を越えたことを、前記排水表示部を用いてユーザに告知することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項9に記載の手乾燥装置であって、
ドレン導電板は、排水タンクに対向する鉛直面に沿って配置されていることを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜11のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
左側導電線および右側導電線は、ケーシングの内側に設けられた溝部に収容され、
前記ケーシングは、左側導電線および右側導電線を溝部に収容することを支援する少なくとも1つの突起部を含むことを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜12のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
送風口は、第1および第2の送風口を有し、
前記送風部の送風モータは、前記第1の送風口から手挿入部に向けて乾燥風を供給するとともに、前記第2の送風口から検出部が対向するケーシングの外壁に沿って乾燥風を供給することを特徴とする手乾燥装置。 - 請求項1〜13のいずれか1に記載の手乾燥装置であって、
ケーシングは、前方張出部および後方張出部を有し、
前記ケーシングの前記前方張出部内に左側導電線および右側導電線が配置され、
前記ケーシングの前記後方張出部内には、接地されたシールド板が配設され、手挿入部に挿入された手以外のユーザの体の一部が前記左側導電線および前記右側導電線に接近することに起因する前記左側導電線および前記右側導電線の静電容量の変動を抑制することを特徴とする手乾燥装置。
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