JP2507662Y2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2507662Y2
JP2507662Y2 JP1989095620U JP9562089U JP2507662Y2 JP 2507662 Y2 JP2507662 Y2 JP 2507662Y2 JP 1989095620 U JP1989095620 U JP 1989095620U JP 9562089 U JP9562089 U JP 9562089U JP 2507662 Y2 JP2507662 Y2 JP 2507662Y2
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hand
blowing nozzle
counter
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hot air
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JP1989095620U
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勝 在津
薫 中野
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、手洗後、温風により手を乾燥させる手乾燥
装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の手乾燥装置としては、本願の出願人が
先に出願した実願昭63−167493号の明細書及び図面に記
載されたものがある。
このものは、カウンターに組み込んだ手洗器の側方に
位置せしめてカウンター上面部に温風吹き出しノズルを
設置し、該温風吹き出しノズルとカウンター下方の空間
スペースに配置した温風発生機と温風ダクトで連絡した
もので、乾燥位置に差し出された手を光電センサーが検
知すると温風を吹き出すようになっている。
そして、上記温風吹き出しノズルと光電センサーとは
カウンター上に設置した同一のケーシングに組み込ま
れ、温風吹き出しノズルがその吹き出し軸線をカウンタ
ーの奥側に向って斜め上向きにして手前側に、光電セン
サーが赤外線の指向方向をカウンターの手前に向けて斜
め上向きにして奥側に夫々設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の手乾燥装置において温風吹き出しノズルを
手洗器の側方に配置したのは、パブリックスペース、例
えば、公衆トイレ等のように一度に多くの人が使用する
場所に設置した場合、使用者が手洗後、手を乾燥させる
ときには手洗器の前から、手乾燥装置側へ場所を移動す
るようになして、手洗器の効率的使用を可能にしようと
する目的からきた工夫であるが、現実には温風吹き出し
ノズルを手洗器からあまり離れた位置に設置する訳には
いかず、手洗器の前から1歩乃至2歩側方に移動した位
置に相当する場所に設けることになる。
従って、手洗後、手洗器の前に立ったままでも、手乾
燥装置側に手のみを延ばして光電センサーに感知させれ
ば乾燥ができることになり、乾燥時に手洗器の前から乾
燥装置側へ移動しない人も出てくることが考えられ、手
洗器の効率的使用が十分に達成されない恐れがある。
また、手洗の際にハンドバック等の荷物を手洗器の脇
に置くことが多いが、それが温風吹き出しノズル上とな
った場合、光電センサーがこの荷物を感知して温風が吹
き出してしまう。
また手を乾燥させる際に、手から落ちた水滴が光電セ
ンサーの上におちてセンサー表面に付着し誤感知をおこ
して乾燥終了後も温風が吹出し続ける恐れもある。
本考案は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされ
たもので、手乾燥時には手洗器前から使用者を確実に移
動させることができ、しかも手洗時に手洗器側方へ荷物
を置いた場合や、手から落ちた水滴がセンサー表面に付
着した場合の誤検知を防止することができる手乾燥装置
を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案の手乾燥装置にあっ
ては、手洗器を組み込んだカウンターの上面部に、上記
手洗器の横幅範囲から側方にずらせて設置された温風吹
き出しノズルと、カウンター下方の空間スペースに配置
された温風発生機と、該温風発生機と上記温風吹き出し
ノズルとを連絡する温風ダクトと、温風吹き出しノズル
の手前側正面に立つ使用者を検知する第1検知手段と、
温風吹き出しノズル近傍の乾燥位置に差し出された使用
者の手を検知する第2検知手段と、上記第1、第2両検
知手段の検知信号に基づいて温風発生機の作動、停止を
制御し、双方の検知手段から検知信号を共に入力したと
きにのみ温風発生機を作動させる制御部とを備えるもの
である。
(作用) 上記のように構成した手乾燥装置は使用者が温風吹き出
しノズルの手前側正面に相当するカウンター前に立ち、
温風吹き出しノズル上方の乾燥位置に手を差しだしてい
るときだけ温風を出す。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。
図において(A)は壁(C)を適当な手段により固定
したカウンターで、水栓器具(8)を備えた手洗器
(B)が一体的に組込まれ、この手洗器(B)の側方
(図においては右側)に適切な距離(例えば550〜600mm
程度)をおいて手乾燥装置の温風吹き出しノズル(1)
が設けられる。
温風吹き出しノズル(1)は、第3図,第4図に示す
ようにカウンター(A)上面に固定される本体部材
(9)に、これを上下方向に貫通する貫通孔として形成
されており、本体部材(9)下面側に突出して延びる円
筒状の温風ダクト接続口(1a)を有している。
上記本体部材(9)はカウンター(A)を上下に貫通
する取付孔(10)に温風ダクト接続口(1a)を押通せし
めてカウンター(A)上面に載置すると共にカウンター
(A)裏側から上記温風ダクト接続口(1a)に鍔付きの
筒状スペンサー(11)を介して締付ナット(12)を螺着
し、該締付ナット(12)の締付けにより本体部材(9)
下面とスペーサー(11)の鍔(11a)とによりカウンタ
ー(A)を挾持して固定している。
そして、この本体部材(9)には上記温風吹き出しノ
ズル(1)の他に第1検知手段(5)と第2検知手段
(6)が設けられている。
第1検知手段(5),第2検知手段(6)はともに光
電センサー、例えば投光素子から投射される不可視赤外
線等の投射光が被検物に当たって拡散反射し、この反射
光を受光素子が受光すると検知信号を出力する従来周知
の拡散反射型光電センサーからなるものであり、第1検
知手段(5)は投射光がカウンター(A)の手前側に向
けて水平に投射され、かつその光軸が温風吹き出しノズ
ル(1)の中心を通る線で壁(C)に対して直角となる
線に一致するように本体部材(9)の前面、即ちカウン
ター(A)の手前を向く面に設けられる。
また、第2検知手段(6)は投射光がカウンター
(A)の手前側に向けて若干上向きに投射され、かつそ
の光軸が温風吹き出しノズル(1)の若干上方において
該ノズル(1)の吹き出し軸線と交叉するように、本体
部材(9)の背面、即ちカウンター(A)の奥側を向く
面から前面側に向かって立ち上げ状に設ける。
従って、第1検知手段(5)は本体部材(9)が設置
されている箇所の手前に使用者が立つとこれを検知し、
第2検知手段(6)は温風吹き出しノズル(1)の上方
に手が差し出されるとこれを検知する。
これら第1,第2検知手段(5)(6)のリード線(1
3)は夫々カウンター(A)の取付孔(10)、スペーサ
ー(11)に設けた引出し孔(14)を通してカウンター
(A)下方の空間スペース(2)に引き出され、該空間
スペース(2)に配備される制御部(7)に接続され
る。
而して、第1検知手段(5),第2検知手段(6)の
検知信号は制御部(7)に入力される。
一方、温風吹き出しノズル(1)はその吹き出し軸線
がカウンター(A)の奥側に向けて斜め上向きとなるよ
うに形成され、その吹き出し口部にはストレーナー(1
5)が装着される。
そして、この温風吹き出しノズル(1)は温風ダクト
(4)を介して温風発生機(3)に連絡される。
上記温風吹き出しノズル(1)の吹き出し軸線の傾斜
角度は、小さすぎると手から吹き飛ばされた水滴がカウ
ンター(A)奥側の壁(C)や該壁に取りつけた鏡に付
着する量が多くなり、大きすぎると使用者の服等への付
着が多くなるので、この点を考慮して決定する必要があ
る。
尚、試験によれば上記角度は60°〜80°程度が最適で
あった。
温風発生機(3)は送風ファン(3a)の吹き出し口に
加熱ヒーター(3b)を装備した従来周知の構造形態を有
するものであり、カウンター(A)下方の空間スペース
(2)に配設した架台(16)に載置固定されて温風供給
口部(3c)を下方に向けており、該温風供給口部(3c)
と上記温風吹き出しノズル(1)の温風ダクト接続口
(1a)が温風ダクト(4)を介して大略U字状に接続さ
れる。
そして、この温風発生機(3)は制御部(7)に電気
的に接続される。
制御部(7)は温風発生機(3)の作動,停止を制御
するもので、第1検知手段(5)及び第2検知手段
(6)からの検知信号以外の雑音を除去するゲート回路
(7a)、ゲート回路(7a)を通過した検知信号を増幅す
る増幅回路(7b)、増幅回路(7b)で増幅された検知信
号を入力し、第1検知手段(5)からの検知信号と第2
検知手段(6)からの検知信号の双方がともに入力した
ときにのみ出力信号を発生するAND回路(7c)、AND回路
(7c)の出力信号を入力すると温風発生機(3)にこれ
を作動させる出力を発生する出力回路(7d)等により構
成される。
この制御部(7)はカウンター(A)下方の空間スペ
ース(2)の適所に配備される。
尚、上記カウンター(A)下方の空間スペース(2)
の前面は該部に起立設置する前板(17)により塞がれ
る。
而して、斯る手乾燥装置は使用者が乾燥装置の本体部
材(9)が設置されている箇所のカウンター(A)前に
立ち、更に手を温風吹き出しノズル(1)上方の乾燥位
置に差し出したときにのみ温風発生機(3)が作動して
温風吹き出しノズル(1)から温風が吹き出す。
尚、以上の説明では第1検知部(5)を本体部材
(9)の前面に設けたが、この第1検知手段(5)は温
風吹き出しノズル(1)の中心を通り、かつ壁(C)に
直角に交わる線上においてカウンター(A)前面や前板
(17)前面に設けることも可能である。
また、第1検知手段(5)として、第6図に示すよう
にフットスイッチを用い、カウンター(A)手前の床面
(D)の本体部材(9)直正面で、かつカウンター
(A)に近い位置に設置することも可能である。
(効果) 本考案は上記の構成であるから以下の利点を有する。
(1)乾燥装置の前に立って手を温風吹き出しノズルの
上方に差し出さないと作動しないので、手洗後、手を乾
燥させるためには、手洗器の前から手洗器側方に設けた
温風吹き出しノズル側に体を移動させる必要があり、手
を乾燥させるときには手洗器が空く。
従って、公衆トイレの手洗所に設置するときには、手
洗器前での人の停滞を防止でき、手洗器の効率的使用を
計かることができる。
(2)手を洗う際、手洗器の側方に置かれるハンドバッ
ク等の荷物が第1,第2検出手段のいずれか一方の検知範
囲内に入っても温風の吹き出しはなく、無駄な作動を防
止することができる。
(3)検知手段として光電センサーを用いる場合におい
ても手を乾燥させるとき手から垂れた水滴が一方の検知
手段に付着してその検知手段が検知状態のままとなって
も、乾燥装置前から人が離れ、他方の検知手段の検知が
なくなれば作動は停止するので、作動状態がいつまでも
続くようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の手乾燥装置を手洗器を組み込んだカウ
ンターに設置した状態の一実施例を示す側面図で一部切
欠して示してある。第2図は斜視図、第3図は要部の拡
大平面図、第4図は同断面図、第5図は制御部のブロッ
ク図である。第6図は本考案手乾燥装置の他の実施例を
示す側面図で一部切欠して示してある。 A:カウンター B:手洗器 1:温風吹き出しノズル 2:カウンター下方の空間スペース 3:温風発生機 4:温風ダクト 5:第1検知手段 6:第2検知手段 7:制御部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手洗器を組み込んだカウンターの上面部
    に、上記手洗器の横幅範囲から側方にずらせて設置され
    た温風吹き出しノズルと、 カウンター下方の空間スペースに配置された温風発生機
    と、 該温風発生機と上記温風吹き出しノズルとを連絡する温
    風ダクトと、 温風吹き出しノズルの手前側正面に立つ使用者を検知す
    る第1検知手段と、 温風吹き出しノズル近傍の乾燥位置に差し出された使用
    者の手を検知する第2検知手段と、 上記第1、第2両検知手段の検知信号に基づいて温風発
    生機の作動、停止を制御し、双方の検知手段から検知信
    号を共に入力したときにのみ温風発生機を作動させる制
    御部とを備えてなる手乾燥装置。
JP1989095620U 1989-08-14 1989-08-14 手乾燥装置 Expired - Lifetime JP2507662Y2 (ja)

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JPH0450878Y2 (ja) * 1987-04-03 1992-12-01
JP2579953B2 (ja) * 1987-09-18 1997-02-12 東陶機器株式会社 手洗機

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