JP7138794B2 - 手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法 - Google Patents

手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、空気を吹き出して使用者の手を乾燥させる手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法に関する。
従来の手乾燥装置として、本体と、本体の内部に外部空気を吸い込む高圧空気流発生部と、高圧空気流発生部からの高圧空気を高速空気として噴出する本体に設けられるノズルと、本体を支持する支持部材と、支持部材を、洗面台または洗面ボウルに取付けられた洗剤取付アームに取付け、支持部材と洗剤取付アームとを固定する固定部材と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2008-272086号公報(段落0010、図1)
上記した従来の手乾燥装置では、本体は支持部材を介して洗剤取付アームに固定されており、本体に設けられるノズルから噴出する空気は洗面ボウルに向かって吹き出す。このとき、洗面ボウルの深さが浅い場合等には、空気が速い速度を維持したまま洗面ボウルに衝突し、洗面ボウルに付着した水滴を周囲に飛散させる。これによって、使用者や洗面ボウルの周囲を濡らしてしまい、使用者に不快感を与えるという問題点があった。
この発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、吹き出された空気によって洗面ボウルに付着した水が周囲に飛散することを防止でき、使用者に不快感を与えることのない手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係る手乾燥装置は、予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、吹出口から吹き出す空気をノズル部に送り出す送風機と、吹出口から吹出方向へ離間して配される物体とノズル部との距離を検知する距離検知手段と、物体とノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、距離検知手段が検知した距離に基づいて送風機の回転数を設定し、手検知手段が手を検知した場合に送風機を駆動する制御部と、を備える。制御部は、距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、送風機の回転数を第1回転数に設定し、距離検知手段が検知した距離が第1距離よりも小さい場合には、送風機の回転数を第1回転数よりも小さい回転数に設定する。
この発明に係る手乾燥装置付き洗面台は、水を吐出する水吐出部と、水吐出部から吐出された水を内面で受ける洗面ボウルと、洗面ボウルの上方に設けられ、洗面ボウルの内面へ向かう吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、吹出口から吹き出す空気をノズル部に送り出す送風機と、吹出口から吹出方向へ離間して配される物体とノズル部との距離を検知する距離検知手段と、物体とノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、距離検知手段が検知した距離に基づいて送風機の回転数を設定し、手検知手段が手を検知した場合に送風機を駆動する制御部と、を備える。制御部は、距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、送風機の回転数を第1回転数に設定し、距離検知手段が検知した距離が第1距離よりも小さい場合には、送風機の回転数を第1回転数よりも小さい回転数に設定する。
この発明に係る手乾燥装置の制御方法は、予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、吹出口から吹き出す空気をノズル部に送り出す送風機と、距離検知手段と、手検知手段と、制御部と、を有する手乾燥装置の制御方法であって、距離検知手段が、吹出口から吹出方向へ離間して配される物体とノズル部との距離を検知するステップと、制御部が、距離検知手段が検知した距離に基づいて送風機の回転数を設定するステップと、手検知手段が、物体とノズル部との間に挿入される手の有無を検知するステップと、制御部が、手検知手段が手を検知した場合に送風機を設定された回転数で駆動するステップと、を備える。制御部は、距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、送風機の回転数を第1回転数に設定し、距離検知手段が検知した距離が第1距離よりも小さい場合には、送風機の回転数を第1回転数よりも小さい回転数に設定する。
この発明の手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法によれば、吹き出された空気によって洗面ボウル等の吹出口から離間して配された物体に付着した水が周囲に飛散することを防止でき、使用者に不快感を与えないようにすることができる。
この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置付き洗面台の概略側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置付き洗面台の平面図である。 この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置のノズル部の底面図である。 この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の制御に関わる主要部分のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の運転制御のフローチャートである。 物体とノズル部との距離と送風機の回転数との関係の一例を示すテーブルである。 無次元距離と送風機の回転数との関係の一例を示すテーブルである。 この発明の実施の形態1に係る他の手乾燥装置付き洗面台の概略側断面図である。 この発明の実施の形態2に係る手乾燥装置のノズル部の底面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。各図において同一または相当する部分には同一の符号を付している。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る手乾燥装置1が設けられた手乾燥装置付き洗面台60(以下、単に「洗面台60」と称する。)の概略側断面図である。図2は、洗面台60の平面図である。
洗面台60は、水吐出部61と、洗面ボウル62と、を備える。水吐出部61は、水を吐出する。洗面ボウル62は、水吐出部61から吐出された水を内面62sで受ける。本実施の形態では、洗面ボウル62は、カウンター部63に支持されている。カウンター部63は、壁WLに隣接して床FL上に配置された箱体64の上部から構成されている。カウンター部63の上面は水平となるように形成されており、カウンター部63の中央部には開口部が形成されている。洗面ボウル62は、カウンター部63の開口部を覆うように配置されている。
水吐出部61は、カウンター部63において洗面ボウル62と壁WLとの間に立設しており、洗面ボウル62の内面62sに向けて水を吐出するように配置されている。水吐出部61は、例えば水道管に接続された蛇口である。水吐出部61は、カウンター部63を貫通して、吐出する水を供給するための上水道(不図示)に接続されている。水吐出部61は、図示しない従来のセンサ、制御回路および電磁弁を有している。このセンサが使用者の手を検知することによって電磁弁が自動的に開き、水吐出部61から水が吐出される。
洗面ボウル62は、内面62sが滑らかな曲面となるように窪んだ形状を有しており、例えば陶器で形成されている。洗面ボウル62の最も低い底部には、排水口65が形成されている。排水口65は、水吐出部61から吐出されて洗面ボウル62に受け入れられた水を、下水道に排出するために設けられた開口である。排水口65の下方には、排水配管66が接続されている。排水配管66は排水トラップ(不図示)を有しており、その排水トラップを介して下水道(不図示)に接続されている。
排水口65には、排水口65の開閉を切替え可能な排水栓67が設けられている。排水栓67は、例えば、洗面台60に設けられたレバー(不図示)を使用者が操作することによって上下に移動し、排水口65の開閉を切り替えるように構成されている。排水栓67がその可動範囲の下端位置にある場合には、排水口65は閉じられており、水吐出部61から吐出された水を洗面ボウル62に溜めることができる。排水栓67がその可動範囲の上端位置にある場合には、排水口65は開かれており、水吐出部61から吐出された水は排水配管66を通って排出される。
洗面台60には、手乾燥装置1が設けられている。手乾燥装置1は、ノズル部10と、送風機20と、距離検知手段30と、手検知手段40と、制御部50と、を備える。
ノズル部10には、予め設定された吹出方向D1へ空気を吹き出す吹出口11が設けられている。本実施の形態では、手乾燥装置1は管状の本体部12を有している。本体部12は、水吐出部61と並んでカウンター部63において洗面ボウル62と壁WLとの間に立設しており、洗面ボウル62の側に屈曲している。ノズル部10は、この屈曲した本体部12の先端部分に形成されており、洗面ボウル62の上方に配置されている。吹出口11は、本体部12の先端部分のうち洗面ボウル62に面する部分に形成されている。吹出口11の吹出方向D1は、洗面ボウル62の内面62sへ向かう方向である。また、吹出方向D1は、洗面ボウル62に形成された排水口65と交差しないように設定されている。これにより、吹出口11から吹き出す空気が排水配管66に直接流入することを防止できる。
図3は、ノズル部10の底面図である。図3に示すように、吹出口11は、細長いスリット状に形成されている。吹出口11は、本体部12の先端部分が延びる方向に長く延びている。吹出口11のスリット幅(短手方向の幅)の寸法は、例えば2mm以下に設定されている。
図1に示すように、本体部12は、カウンター部63を貫通して延びており、例えば不図示の固定ナットを用いてカウンター部63に固定されている。カウンター部63の下方において、本体部12は送風ダクト13に接続されている。送風ダクト13は、管状に形成されており、本体部12と送風機20とを連結している。送風ダクト13は、例えば、施工がしやすいように、可撓性を有する樹脂で形成されている。
送風機20は、吹出口11から吹き出す空気をノズル部10に送り出す。本実施の形態では、送風機20は、モータおよびこのモータによって回転するターボファンを有しており、高圧空気を発生させるように構成されている。また、送風機20は、カウンター部63の下方に設けられた動力部ケース21に収納されている。動力部ケース21は、箱体64の内部において壁WLに設置されている。動力部ケース21には、送風機20が動力部ケース21の外部から空気を取り込むための吸気口(不図示)が設けられている。吸気口には、塵埃の侵入を防止するためのエアフィルタが着脱可能に設けられている。エアフィルタとして、例えばメッシュフィルタやHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ、殺菌フィルタ等を用いることができる。この吸気口は送風機20の吸気側と連通している。また、送風機20の排気側は送風ダクト13に接続されている。送風機20で発生した高圧空気は、送風ダクト13および本体部12を通ってノズル部10に送られ、吹出口11から高速風として吹き出す。吹出口11から吹き出す空気の速度は、送風機20の回転数(単位時間当たりに送風機20のファンが回転する回数)に依存する。具体的には、送風機20の回転数が大きくなるほど送風機20で発生する圧力が高くなり、吹出口11から吹き出す空気の速度が速くなる。このような構成により、本実施の形態では、スリット状の吹出口11から噴流として空気を吹き出すことができる。この吹出し時の空気の速度は、例えば80m/s以上である。
また、動力部ケース21には、送風機20で発生した高圧空気を加熱するヒータ(不図示)が設けられている。このヒータを使用することで、吹出口11から吹き出す空気を温風にすることができる。
距離検知手段30は、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとノズル部10との距離L1を検知する。本実施の形態では、吹出方向D1は洗面ボウル62の内面62sを向いている。このため、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとしては、例えば洗面ボウル62である。この場合、距離検知手段30は、洗面ボウル62とノズル部10との距離を検知する。また、例えば、洗面ボウル62の排水栓67によって排水口65が閉じられて洗面ボウル62内に水が溜まっている場合には、物体BDは洗面ボウル62内に溜まっている水である。この場合、距離検知手段30は、洗面ボウル62内に溜まっている水の水面とノズル部10との距離を検知する。図3に示すように、距離検知手段30は、ノズル部10において吹出口11の隣に配置されている。距離検知手段30には、例えば光学式の距離センサを用いることができる。光学式の距離センサでは、距離センサ内部の光源から照射された光が物体BDに当たると反射され、距離センサの受光素子で受光される。光源での発光量と受光素子での受光量との差分から距離を測定する。
距離検知手段30で検知する距離L1について説明する。図1に示すように、本実施の形態では、距離検知手段30は、物体BDとノズル部10との間の吹出方向D1に沿った距離L1を検知する。すなわち、距離L1は、吹出口11から吹出方向D1に吹き出す空気の流れと関連している。一般的に、吹出口11から吹き出す空気が速い速度で物体BDに衝突すると、物体BDに付着した水滴を飛散させやすい。一方で、吹出口11から吹き出す空気が遅い速度で物体BDに衝突すると、物体BDに付着した水滴を飛散させにくい。また、吹出口11から吹き出す空気の速度は、空気が吹出口11から吹出方向D1へ流れるにしたがい、徐々に遅くなる。よって、吹出口11から吹き出す空気は、吹出口11からある一定の距離を移動して速度が十分減衰した場合、物体BDに衝突しても物体BDに付着した水滴を飛散させないと考えられる。このような観点から、吹出口11から吹き出す空気の流れと関連させた距離L1を、距離検知手段30によって検知している。
具体的には、本実施の形態では、距離L1としてノズル部10のうち吹出口11と物体BDとの距離を設定している。すなわち、距離L1は、吹出口11から吹出方向D1に吹き出す空気が吹出口11から物体BDに衝突するまでに移動する距離に相当する。ここで、吹出口11から吹き出す空気の流れが噴流である場合には、吹出方向D1は噴流軸と一致している。距離L1が短い場合には、吹出口11から吹き出す空気は吹き出し時の速度に近い速度で物体BDに衝突するので、物体BDに付着した水滴を飛散させやすい。一方で、距離L1が長い場合、吹出口11から吹き出す空気は物体BDに到達する前に速度が減衰して吹き出し時の速度よりも遅い速度で物体BDに衝突するので、物体BDに付着した水滴を飛散させにくい。
なお、距離L1としてノズル部10の吹出口11と物体BDとの距離を設定した場合、理想的には、距離検知手段30によって、このノズル部10の吹出口11と物体BDとの距離を検知することが好ましい。しかしながら、実質的には、大きな誤差はないため、ノズル部10の吹出口11の近傍の部分と物体BDとの距離をノズル部10の吹出口11と物体BDとの距離として扱ってもよい。本実施の形態では、上述のとおり距離検知手段30をノズル部10において吹出口11の隣に配置しており、この吹出口11の隣に配置された距離検知手段30と物体BDとの距離を吹出口11と物体BDとの距離として用いている。
手検知手段40は、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知する。本実施の形態では、上述のとおり物体BDは例えば洗面ボウル62であるので、この場合には、手検知手段40は洗面ボウル62とノズル部10との間に挿入される手の有無を検知する。また、洗面ボウル62に水が溜まっている場合には、手検知手段40は、洗面ボウル62に溜まった水とノズル部10との間に挿入される手の有無を検知する。図3に示すように、手検知手段40は、ノズル部10において距離検知手段30とは反対側の吹出口11の隣に配置されている。手検知手段40には、例えば光学式の赤外線センサまたは距離センサを用いることができる。赤外線センサでは、赤外線の発光素子から発光された赤外線が使用者の手に当たった場合に、手で反射した赤外線を受光素子で受光することによって、手を検知する。
制御部50は、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定し、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20を駆動する。本実施の形態では、図1に示すように、制御部50は、動力部ケース21の内部に設けられている。図4は、手乾燥装置1の制御に関わる主要部分のブロック図である。図4に示すように、制御部50は、送風機20、距離検知手段30および手検知手段40の各々と通信可能に接続されており、例えば信号線によって各々と接続されている。距離検知手段30は、距離検知手段30が検知した距離L1を示す情報を含む信号を出力し、制御部50に送る。手検知手段40は、手の有無の検知結果を示す情報を含む信号を出力し、制御部50に送る。制御部50は、距離検知手段30から出力された信号および手検知手段40から出力された信号に基づいて送風機20の運転を制御するための信号を出力し、送風機20に送る。送風機20は、制御部50から出力された信号に従って動作し、ノズル部10の吹出口11から空気を吹き出させる。
本実施の形態では、図4に示すように、制御部50は、距離判定部51と、運転制御部52と、記憶部53と、を有する。距離判定部51は、距離検知手段30が検知した距離L1と予め設定された距離とを比較し、その大小関係を判定する。運転制御部52は、距離判定部51の判定結果に基づいて、送風機20の回転数を設定する。また、運転制御部52は、手検知手段40の検知結果に基づいて、送風機20を駆動する。記憶部53には、予め設定された距離および回転数が記憶されている。制御部50内の各部は、互いに情報通信可能とされている。
制御部50が、距離検知手段30が検知した距離に基づいて送風機20の回転数を設定する制御について説明する。本実施の形態では、制御部50が設定する送風機20の回転数について、距離検知手段30が検知した距離が第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離検知手段30が検知した距離が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さいという関係がある。
具体的な送風機20の回転数の設定例として、まず、記憶部53には予め設定された距離および回転数が記憶されている。例えば、記憶部53には、予め設定された距離として第1距離が記憶され、予め設定された回転数として第1回転数および第1回転数よりも小さい第2回転数が記憶されている。ここで、第1回転数は、物体BDとノズル部10との距離L1が第1距離である場合において、送風機20から送り出されてノズル部10の吹出口11から吹き出す空気が物体BDに衝突する時に、その空気の速度が物体BDに付着した水滴を飛散させない程度の速度となるような送風機20の回転数に設定されている。第2回転数は、物体BDとノズル部10との距離L1が第1距離よりも小さい場合において、ノズル部10の吹出口11から吹き出す空気が物体BDに衝突する時に、その空気の速度が物体BDに付着した水滴を飛散させない程度の速度となるような送風機20の回転数に設定されている。物体BDに付着した水滴を飛散させない程度の速度の一例として、吹出口11から吹き出す空気が物体BDに衝突する時の速度が20m/s以下である場合、この速度の空気流には物体BDに付着した水滴を吹き飛ばすほどの運動エネルギーがないため、水滴の飛散を抑えることができる。
制御部50の距離判定部51は、距離検知手段30から出力された信号を受け取ると、距離検知手段30が検知した距離L1が記憶部53に記憶された第1距離以上であるか否か判定し、判定結果を運転制御部52に出力する。距離判定部51が、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離以上であると判定した場合、運転制御部52は、送風機20の回転数を第1回転数に設定する。距離判定部51が、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離よりも小さいと判定した場合、運転制御部52は、送風機20の回転数を第2回転数に設定する。
次に、制御部50による、手検知手段40の検知結果に基づいた送風機20の駆動制御について説明する。手検知手段40は、物体BDとノズル部10との間に使用者の手が挿入されたことを検知したか否かの検知結果である手検知信号を制御部50に出力する。例えば、手検知手段40は、手を検知している時はハイレベル信号を制御部50に出力し、手を検知していない時はローレベル信号を制御部50に出力する。制御部50が受け取った手検知信号がハイレベル信号である場合、運転制御部52は、物体BDとノズル部10との間に手が挿入されていると判定し、送風機20を駆動して回転させる、または送風機20が回転している状態を維持する。制御部50が受け取った手検知信号がローレベル信号である場合、運転制御部52は、物体BDとノズル部10との間に手が挿入されていないと判定し、送風機20を停止させる、または送風機20が停止している状態を維持する。
本実施の形態では、上述のとおり、距離検知手段30はノズル部10において吹出口11の隣に配置されており、手検知手段40は距離検知手段30とは反対側の吹出口11の隣に配置されている。すなわち、距離検知手段30と手検知手段40とは互いに近くに配置されている。このため、制御部50が距離検知手段30に関する制御と手検知手段40に関する制御とを同時に実施すると、距離検知手段30が手検知手段40で検知する使用者の手を物体BDと認識してこの使用者の手とノズル部10との距離を検知してしまい、この距離に基づいて制御部50が送風機20の回転数を設定してしまう可能性がある。したがって、制御部50は、手検知手段40が使用者の手を検知している場合には距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定する動作は行わずに、手検知手段40が使用者の手を検知していない場合に距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定する。
制御部50は、例えば、図5に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図5は、処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。制御部50を構成する各構成要素は、例えば、図5に示すプロセッサ71がメモリ72に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、制御部50の機能のうち一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ71およびメモリ72を用いて実現するようにしてもよい。
次に、本実施の形態における手乾燥装置1の動作について、図6を参照して説明する。図6は、手乾燥装置1の運転制御のフローチャートである。
手乾燥装置1の電源を投入すると、手乾燥装置1は待機状態となる。すなわち、送風機20は停止しており、手検知手段40は手を検知していない状態である。まず、ステップS1において、距離検知手段30は、物体BDとノズル部10との距離L1を検知し、検知した距離L1を示す情報を含む信号を制御部50に出力する。
続いて、ステップS2において、制御部50は、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定する。より詳細には、制御部50の距離判定部51が、距離検知手段30が検知した距離L1と予め設定された距離とを比較し、その大小関係を判定する。距離判定部51の判定結果に基づいて、運転制御部52が送風機20の回転数を設定する。
続いて、ステップS3において、手検知手段40は、物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知し、検知結果を示す手検知信号を制御部50に出力する。このステップS3では、物体BDとノズル部10との間に使用者の手が挿入されたか否かを判定する。制御部50が手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していることを示す場合、物体BDとノズル部10との間に使用者の手が挿入されたことを意味する。この場合、制御部50はステップS4の処理に進む。制御部50が手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していないことを示す場合、物体BDとノズル部10との間に使用者の手が挿入されていないことを意味する。この場合、制御部50はステップS7の処理に進む。
ステップS4では、制御部50は、手検知手段40の検知結果に基づいて送風機20を駆動する。より詳細には、制御部50の運転制御部52は、手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していることを示す場合、物体BDとノズル部10との間に手が挿入されていると判定し、ステップS2で設定された回転数で送風機20を回転させる。これによって、動力部ケース21に設けられたエアフィルタを介して吸気口から空気が流入し、送風機20に送られて送風機20で高圧化される。送風機20を通過して高圧化された空気は、送風ダクト13を通ってノズル部10に達し、ノズル部10の吹出口11で高速化されて、高速風として吹出口11から吹き出す。吹出口11から吹き出した空気は、物体BDとノズル部10との間に挿入された使用者の手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として飛ばし始める。
続いて、ステップS5において、手検知手段40は、物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知し、検知結果を示す手検知信号を制御部50に出力する。このステップS5では、物体BDとノズル部10との間に挿入された使用者の手が引き抜かれたか否かを判定する。制御部50は、手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していることを示す場合は、ステップS5の処理を繰り返す。この場合、物体BDとノズル部10との間に使用者の手が挿入されたままであることを意味するため、制御部50の運転制御部52は、送風機20が回転している状態を維持する。制御部50は、手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していないことを示す場合は、ステップS6の処理に進む。
制御部50が手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していないことを示す場合、物体BDとノズル部10との間に挿入された使用者の手が引き抜かれたことを意味する。ステップS6では、制御部50の運転制御部52は、回転している送風機20を停止させる。これによって、吹出口11から吹き出していた空気が止まる。その後、ステップS3の処理に戻る。
ステップS3において、制御部50が手検知手段40から受け取った手検知信号が手を検知していないことを示す場合、制御部50の運転制御部52は、物体BDとノズル部10との間に手が挿入されていないと判定し、送風機20が停止している状態を維持する。
続いて、ステップS7において、制御部50は、ステップS2において送風機20の回転数を設定してから予め設定された時間を経過したか否かを判定する。設定された時間を経過していない場合は、ステップS3の処理に戻る。設定された時間を経過した場合は、ステップS2において設定した送風機20の回転数を更新するため、ステップS1の処理に戻る。これにより、洗面ボウル62内に水が溜められた場合等、物体BDとノズル部10との距離が変化した場合に対応して、送風機20の回転数を設定し直すことができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る手乾燥装置1は、予め設定された吹出方向D1へ空気を吹き出す吹出口11が設けられたノズル部10と、吹出口11から吹き出す空気をノズル部10に送り出す送風機20と、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとノズル部10との距離L1を検知する距離検知手段30と、物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段40と、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定し、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20を駆動する制御部50と、を備える。距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。
このような構成によって、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20が駆動する際の送風機20の回転数は、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて設定される。このため、物体BDとノズル部10との距離L1に応じて送風機20の回転数を変えることができ、これに対応して吹出口11から吹き出す空気の速度を変えることができる。また、距離L1が所定の第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。よって、距離L1が小さい場合に吹出口11から吹き出す空気の速度を遅くして、その空気が物体BDに衝突する時の速度を遅くすることができるので、物体BDとノズル部10との間に挿入された手が抜かれた直後等、吹出口11から吹き出す空気が物体BDに直接衝突する時に、この空気によって物体BDに付着した水が周囲に飛散することを防止できる。このため、使用者に不快感を与えないようにすることができ、衛生的に使用できる。
また、制御部50は距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて自動的に送風機20の回転数を設定するので、手乾燥装置1を洗面台等に設置する設置者や工事者が設置時に洗面ボウル62の深さを考慮して送風機20の回転数を設定する作業をなくすことができる。加えて、洗面ボウル62に水が溜められた場合のように距離L1が変化した場合であっても、制御部50が変化した距離L1に基づいて自動的に送風機20の回転数を設定するので、洗面ボウル62に溜まった水の飛散を防止できる。
制御部50は、距離検知手段30が検知した距離L1が予め設定された第1距離以上である場合には、送風機20の回転数を予め設定された第1回転数に設定し、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離よりも小さい場合には、送風機20の回転数を第1回転数よりも小さい回転数に設定する。このような構成によって、距離検知手段30が検知した距離L1が基準となる第1距離よりも小さい場合には、第1回転数より小さい第2回転数が設定されるので、例えば洗面ボウル62の深さが浅い場合等、物体BDとノズル部10との距離L1がある一定の基準より短い場合には、自動的に送風機20の回転数を小さくすることができ、これによって物体BDに付着した水滴をより飛散しにくくすることができる。
制御部50は、手検知手段40が手を検知していない場合に距離検知手段30が検知した距離に基づいて、送風機20の回転数を設定する。このような構成によって、手検知手段40による手の検知と距離検知手段30による距離の検知とが同時に行われることを防止し、例えば物体BDとノズル部10との間に挿入された手を対象に距離検知手段30が距離を検知し、その距離に基づいて送風機20の回転数が設定されてしまうということを防止できる。
距離検知手段30は、ノズル部10において吹出口11の隣に配置されている。このような構成によって、ノズル部10を基準として物体BDとの距離を容易に検知することができる。特に、距離L1として、ノズル部10のうち吹出口11と物体BDとの距離を容易に検知できる。
また、本実施の形態に係る手乾燥装置付き洗面台60は、水を吐出する水吐出部61と、水吐出部61から吐出された水を内面62sで受ける洗面ボウル62と、洗面ボウル62の上方に設けられ、洗面ボウル62の内面62sへ向かう吹出方向D1へ空気を吹き出す吹出口11が設けられたノズル部10と、吹出口11から吹き出す空気をノズル部10に送り出す送風機20と、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとノズル部10との距離L1を検知する距離検知手段30と、物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段40と、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定し、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20を駆動する制御部50と、を備える。距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。
このような構成によって、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20が駆動する際の送風機20の回転数は、距離検知手段30が検知した物体BDとノズル部10との距離L1に基づいて設定される。このため、距離L1に応じて送風機20の回転数を変えることができ、これに対応して吹出口11から吹き出す空気の速度を変えることができる。また、距離L1が所定の第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。したがって、距離L1が小さい場合に吹出口11から吹き出す空気の速度を遅くして、その空気が物体BDに衝突する時の速度を遅くすることができるので、吹出口11から吹き出す空気が物体BDに直接衝突する時に、この空気によって物体BDに付着した水が周囲に飛散することを防止でき、使用者に不快感を与えないようにすることができる。また、制御部50は距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて自動的に送風機20の回転数を設定するので、設置者等が洗面ボウル62の深さを考慮して送風機20の回転数を設定する作業をなくすことができ、作業の効率化が図れる。
また、本実施の形態に係る手乾燥装置1の制御方法は、予め設定された吹出方向D1へ空気を吹き出す吹出口11が設けられたノズル部10と、吹出口11から吹き出す空気をノズル部10に送り出す送風機20と、距離検知手段30と、手検知手段40と、制御部50と、を有する手乾燥装置1の制御方法であって、距離検知手段30が、吹出口11から吹出方向D1へ離間して配される物体BDとノズル部10との距離L1を検知するステップと、制御部50が、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて送風機20の回転数を設定するステップと、手検知手段40が、物体BDとノズル部10との間に挿入される手の有無を検知するステップと、制御部50が、手検知手段40が手を検知した場合に送風機20を設定された回転数で駆動するステップと、を備える。距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離検知手段30が検知した距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。
これにより、手乾燥装置1の送風機20は、距離検知手段30が検知した物体BDとノズル部10との距離L1に基づいて設定された回転数で、手検知手段40が手を検知した場合に駆動される。すなわち、物体BDとノズル部10との距離L1に応じて送風機20の回転数が変化し、これに対応して吹出口11から吹き出す空気の速度が変化する。また、距離L1が所定の第1距離である場合に設定される送風機20の回転数よりも、距離L1が第1距離よりも小さい場合に設定される送風機20の回転数のほうが小さい。したがって、距離L1が小さい場合に、例えば洗面ボウル62や洗面ボウル62に溜まった水等の物体BDに吹出口11から吹き出す空気が衝突する時の速度を遅くすることができるので、吹出口11から吹き出す空気が物体BDに衝突する時に、この空気によって物体BDから水滴が飛散することを防止でき、使用者に不快感を与えないようにすることができる。
上述の説明において、制御部50は距離検知手段30が検知した距離L1と第1距離とを比較して送風機20の回転数を設定していたが、例えば図7に示すテーブルに基づいて送風機20の回転数を設定してもよい。図7は、物体BDとノズル部10との距離L1と送風機20の回転数との関係の一例を示すテーブルである。図7に示すテーブルは、制御部50の記憶部53に予め記憶されている。制御部50は、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて、図7に示すテーブルを参照し、送風機20の回転数を設定する。例えば、距離L1が200mm以上である場合は、送風機20の回転数を高速の回転数N1に設定する。距離L1が100mm以上200mm未満である場合は、送風機20の回転数を中速の回転数N2に設定する。距離L1が100mm未満である場合は、送風機20の回転数を低速の回転数N3に設定する。ここで、回転数N1>回転数N2>回転数N3である。また、回転数N1、回転数N2および回転数N3は、それぞれの距離L1に応じて、吹出口11から吹き出す空気が物体BDに衝突する時にその空気の速度が物体BDに付着した水滴を飛散させない程度の速度となるような送風機20の回転数に設定されている。
また、図7に示すテーブルに替えて図8に示すテーブルに基づいて、送風機20の回転数を設定することもできる。図8は、無次元距離L0と送風機20の回転数との関係の一例を示すテーブルである。ここで、無次元距離L0は、(距離L1-距離L2)/距離L2という式によって計算される。距離L2は、図1に示すように、洗面ボウル62の縁62rとノズル部10との間の吹出方向D1の距離である。より具体的には、距離L2は、洗面ボウル62の縁62rの上端面を含む仮想平面P1と吹出方向D1との交点とノズル部10との間の吹出方向D1の距離となる。例えば、距離L2は予め計測されて制御部50の記憶部53に記憶されており、制御部50は距離検知手段30が検知した距離L1と記憶部53に記憶された距離L2とを用いて無次元距離L0を算出する。
この場合に、制御部50は、距離検知手段30が検知した距離L1に基づいて、無次元距離L0を算出して図8に示すテーブルを参照し、送風機20の回転数を設定する。例えば、距離L1から算出した無次元距離L0が1.0以上である場合は、送風機20の回転数を高速の回転数N1に設定する。距離L1から算出した無次元距離L0が0.5以上1.0未満である場合は、送風機20の回転数を中速の回転数N2に設定する。距離L1から算出した無次元距離L0が0.5未満である場合は、送風機20の回転数を低速の回転数N3に設定する。
なお、上述の説明では、距離検知手段30が検知した距離L1に対して送風機20の回転数はステップ状に値を設定していたが、これに限らない。距離L1に応じて送風機20の回転数を連続的に設定してもよい。例えば、距離検知手段30が検知した距離L1が小さくなるにつれて、送風機20の回転数が小さくなるように設定されていてもよい。このようにしても、上述の構成と同様の効果が得られる。
また、上述した距離L2について、例えば、洗面ボウル62の縁62rがカウンター部63の上面よりも下方に配置され、洗面ボウル62の縁62rがカウンター部63の開口部の周縁によって覆われるような洗面台の場合には、洗面ボウル62の縁62rに替えて、カウンター部63の開口部の周縁とノズル部10との間の吹出方向D1の距離を距離L2として用いればよい。この場合、より具体的には、距離L2は、カウンター部63の開口部の周縁の上面を含む仮想平面と吹出方向D1との交点とノズル部10との間の吹出方向D1の距離となる。
ここで、距離L1および距離L2の取り方の他の例について説明する。図9は、本実施の形態に係る他の洗面台60Aの概略側断面図である。図9に示す手乾燥装置1Aの本体部12Aは、カウンター部63に立設しており、斜め上向きに延びるように洗面ボウル62の側に曲がっている。図1に示す吹出方向D1はほぼ鉛直下向きであったのに対して、図9に示すように、本体部12Aに設けられたノズル部10Aの吹出口11Aの吹出方向D1Aは、洗面ボウル62の内面62sに向かって斜め下向きとなっている。この場合に、物体BDとノズル部10Aとの間の吹出方向D1Aに沿った距離L1は、図9に示すとおりとなる。また、無次元距離L0を算出する際に用いる、洗面ボウル62の縁62rとノズル部10Aとの間の吹出方向D1Aの距離L2は、図9に示すとおりとなる。
本実施の形態では、ノズル部10の吹出口11は、上述のとおり、細長いスリット状に形成されている。このため、吹出口11から吹き出す空気流のポテンシャルコアが小さくなり、吹出口11から離れるにしたがって空気流の速度が減衰しやすい。よって、使用者の手が挿入された位置では、手に付着した水滴を飛ばすのに十分な風速を確保しながら、使用者が手の乾燥を終えて手を引き抜いた後、空気流が物体BDに衝突する時の風速を抑制することができる。これによって、物体BDに付着した水滴をより飛散しにくくすることができ、より衛生的な使用ができる。
また、手検知手段40は、上述のとおり、ノズル部10において距離検知手段30とは反対側の吹出口11の隣に配置されており、図2に示すように、水吐出部61から離れた側の吹出口11の隣に配置されている。ノズル部10が形成された本体部12は水吐出部61と並んで配置されているので、使用者が水吐出部61の下方に手を動かして手を洗う時に、ノズル部10の下方の一部に手が入り、手検知手段40が手を検知してノズル部10の吹出口11から高速風が吹き出す可能性がある。この場合、水吐出部61からの水と吹出口11からの高速風が同時に放出されることで、水吐出部61から吐出した水が高速風によって飛散する可能性がある。上記のように、手検知手段40をノズル部10において水吐出部61から離れた位置に配置することで、使用者の手が無意識に手検知手段40の検知範囲に入る可能性を減らすことができ、水と高速風とが同時に放出されることを抑制することができる。
本実施の形態では、送風機20および制御部50は動力部ケース21の内部に設けられ、動力部ケース21はカウンター部63の下方に設けられ、ノズル部10が形成された本体部12はカウンター部63の上方に設けられている。このように、送風機20および制御部50を収納する動力部ケース21をカウンター部63の下方に配置することで、手乾燥装置1がカウンター部63上で占めるスペースを小さくすることができるとともに、カウンター部63上で使用者が使用できるスペースを広くすることができ、使い勝手を向上させることができる。また、送風機20等が使用者から見えないため、意匠性を向上させることができる。
なお、上記の配置に限らず、例えばノズル部10と送風機20とを単一の筐体内に設けて、この筐体をカウンター部63の上方に設けるようにしてもよい。また、制御部50は動力部ケース21の内部に設けられているとしたが、動力部ケース21の外部に設けられていてもよい。
本実施の形態では、水吐出部61は使用者の手を検知するセンサによって水を吐出するように構成されていたが、これに限らない。水吐出部61は、蛇口レバー等による手動操作によって水を吐出するように構成されていてもよい。また、洗面ボウル62は、カウンター部63とは別に設けられていたが、カウンター部63と一体的に形成されていてもよい。洗面ボウル62の形状は、水吐出部61から吐出される水を内面62sで受けることが可能な形状であれば、特に限定されない。
手乾燥装置1の本体部12はカウンター部63から立設しているとしたが、これに限らない。例えば、本体部12は、壁WLに支持されて、壁WLから洗面ボウル62側に向かって延設されていてもよい。
距離検知手段30には光学式の距離センサを用いるとしたが、これに限らず、その他の距離センサを用いてもよい。また、距離検知手段30はノズル部10に配置されているとしたが、これに限らない。距離検知手段30は、物体BDとノズル部10との距離を検知さえできれば、ノズル部10とは別に設けられていてもよい。距離検知手段30は物体BDとノズル部10との距離L1を検知するが、これは直接的に検知するものに限らず、間接的に検知するものも含まれる。例えば、距離検知手段30は、他の距離を検知しこの距離から幾何学的に変換すること等によって、物体BDとノズル部10との距離L1を検知してもよい。
手検知手段40には赤外線センサまたは距離センサを用いるとしたが、これに限らない。例えば、手検知手段40として静電容量センサを用いてもよい。また、距離検知手段30と手検知手段40とを別に設けていたが、これに限らない。一つのセンサが距離検知手段30および手検知手段40の両方の機能を有していてもよい。このようなセンサとして、例えば光学式の距離センサを用いることができる。この場合に、通常、使用者の手は空気が吹き出す吹出口11が設けられたノズル部10の近くに位置することから、例えば、距離センサがノズル部10から所定の距離の範囲内で検知したものを手と判断し、ノズル部10から所定の距離よりも遠い位置で検知したものを物体BDと判断することによって、物体BDとノズル部10との距離の検知と手の検知とを区別することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について、図10を参照して説明する。図10は、本実施の形態に係る手乾燥装置101のノズル部110の底面図である。なお、本実施の形態のうち、実施の形態1と同様の部分の説明は省略する。
ノズル部110には吹出口111が設けられている。実施の形態1においてスリット状に形成されていた吹出口11とは異なり、本実施の形態では、図10に示すように、吹出口111は複数の丸穴を列状に配置した構成を有している。複数の丸穴は、本体部12の先端部分が延びる方向に一列に並んでいる。各丸穴の直径は、例えば2mm以下に設定されている。また、ノズル部110において吹出口111の先端側には、手検知手段140が配置されている。すなわち、手検知手段140は、ノズル部110において使用者に近い側に配置されている。このように配置することで、手検知手段140による手の検知精度を向上させ、使用者の使用感を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれら実施の形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
上記の手乾燥装置、手乾燥装置付き洗面台および手乾燥装置の制御方法によれば、吹き出された空気によって洗面ボウル等の吹出口から離間して配された物体に付着した水が周囲に飛散することを防止でき、使用者に不快感を与えないようにすることができる。
1、1A、101 手乾燥装置、10、10A、110 ノズル部、11、11A、111 吹出口、12、12A 本体部、13 送風ダクト、20 送風機、21 動力部ケース、30 距離検知手段、40 手検知手段、50 制御部、51 距離判定部、52 運転制御部、53 記憶部、60、60A 洗面台、61 水吐出部、62 洗面ボウル、62r 縁、62s 内面、63 カウンター部、64 箱体、65 排水口、66 排水配管、67 排水栓、71 プロセッサ、72 メモリ、BD 物体、D1、D1A 吹出方向、FL 床、L0 無次元距離、L1、L2 距離、N1、N2、N3 回転数、P1 仮想平面、WL 壁。

Claims (6)

  1. 予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、
    前記吹出口から吹き出す空気を前記ノズル部に送り出す送風機と、
    前記吹出口から前記吹出方向へ離間して配される物体と前記ノズル部との距離を検知する距離検知手段と、
    前記物体と前記ノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、
    前記距離検知手段が検知した距離に基づいて前記送風機の回転数を設定し、前記手検知手段が手を検知した場合に前記送風機を駆動する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、前記送風機の回転数を第1回転数に設定し、前記距離検知手段が検知した距離が前記第1距離よりも小さい場合には、前記送風機の回転数を前記第1回転数よりも小さい回転数に設定することを特徴とする手乾燥装置。
  2. 予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、
    前記吹出口から吹き出す空気を前記ノズル部に送り出す送風機と、
    前記吹出口から前記吹出方向へ離間して配される物体と前記ノズル部との距離を検知する距離検知手段と、
    前記物体と前記ノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、
    前記距離検知手段が検知した距離に基づいて前記送風機の回転数を設定し、前記手検知手段が手を検知した場合に前記送風機を駆動する制御部と、
    を備え、
    前記送風機の回転数は、前記距離検知手段が検知した距離が小さくなるにつれて、小さく設定されることを特徴とする手乾燥装置。
  3. 前記制御部は、前記手検知手段が手を検知していない場合に前記距離検知手段が検知した距離に基づいて、前記送風機の回転数を設定する請求項1または2に記載の手乾燥装置。
  4. 予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、
    前記吹出口から吹き出す空気を前記ノズル部に送り出す送風機と、
    前記吹出口から前記吹出方向へ離間して配される物体と前記ノズル部との距離を検知する距離検知手段と、
    前記物体と前記ノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、
    前記距離検知手段が検知した距離に基づいて前記送風機の回転数を設定し、前記手検知手段が手を検知した場合に前記送風機を駆動する制御部と、
    を備え、
    前記距離検知手段は、前記ノズル部において前記吹出口の隣に配置されていることを特徴とする手乾燥装置。
  5. 水を吐出する水吐出部と、
    前記水吐出部から吐出された水を内面で受ける洗面ボウルと、
    前記洗面ボウルの上方に設けられ、前記洗面ボウルの内面へ向かう吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、
    前記吹出口から吹き出す空気を前記ノズル部に送り出す送風機と、
    前記吹出口から前記吹出方向へ離間して配される物体と前記ノズル部との距離を検知する距離検知手段と、
    前記物体と前記ノズル部との間に挿入される手の有無を検知する手検知手段と、
    前記距離検知手段が検知した距離に基づいて前記送風機の回転数を設定し、前記手検知手段が手を検知した場合に前記送風機を駆動する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、前記送風機の回転数を第1回転数に設定し、前記距離検知手段が検知した距離が前記第1距離よりも小さい場合には、前記送風機の回転数を前記第1回転数よりも小さい回転数に設定することを特徴とする手乾燥装置付き洗面台。
  6. 予め設定された吹出方向へ空気を吹き出す吹出口が設けられたノズル部と、前記吹出口から吹き出す空気を前記ノズル部に送り出す送風機と、距離検知手段と、手検知手段と、制御部と、を有する手乾燥装置の制御方法であって、
    前記距離検知手段が、前記吹出口から前記吹出方向へ離間して配される物体と前記ノズル部との距離を検知するステップと、
    前記制御部が、前記距離検知手段が検知した距離に基づいて前記送風機の回転数を設定するステップと、
    前記手検知手段が、前記物体と前記ノズル部との間に挿入される手の有無を検知するステップと、
    前記制御部が、前記手検知手段が手を検知した場合に前記送風機を設定された前記回転数で駆動するステップと、
    を備え、
    前記制御部は、前記距離検知手段が検知した距離が第1距離以上である場合には、前記送風機の回転数を第1回転数に設定し、前記距離検知手段が検知した距離が前記第1距離よりも小さい場合には、前記送風機の回転数を前記第1回転数よりも小さい回転数に設定することを特徴とする手乾燥装置の制御方法。
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