JP3015110B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP3015110B2
JP3015110B2 JP2405495A JP40549590A JP3015110B2 JP 3015110 B2 JP3015110 B2 JP 3015110B2 JP 2405495 A JP2405495 A JP 2405495A JP 40549590 A JP40549590 A JP 40549590A JP 3015110 B2 JP3015110 B2 JP 3015110B2
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秀雄 奥津
隆文 浜辺
弘隆 帖佐
旭 森
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トイレ使用後の手洗い
で濡れた手を乾燥するための乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手乾燥装置A′にあっては、図7
に示すようにエアタオル4はその温風吐出口5が床面7
に向くように壁面1に取付けられている。又、図8に示
す手乾燥装置A″にあっては、壁面1に形成された凹所
2にエアタオル4が収納されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7の従来例にあって
は、手に付いている水滴が風により飛散し、壁面1や床
面7に付着してしまう場合が多く見られた。この飛散後
の水滴に大気中の埃が付いて水分が乾燥した後は汚れと
なって残存し、壁面1や床面7が汚れてしまうという問
題があった。特に汚れがひどい場合には壁や床を変更し
なければならないが、かなりの費用がかかるという問題
があった。図8の従来例にあっては、エアタオル4が超
音波検知センサー8を採用している場合には、凹所2の
下部からの反射により誤動作が生じてしまうという問題
があった。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、壁や床が汚れることがな
く、しかも超音波検知センサーの誤動作も防止できる手
乾燥装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手乾燥装置は、
壁面1に凹所2を形成し、この凹所2に枠体箱部3を収
納し、枠体箱部3内に超音波検知センサー8により作動
するエアタオル4をその温風吐出口5が下方に向くよう
にして配設し、枠体箱部3の下面を前方に行くほど下方
に向けて傾斜する傾斜面6として成るものであり、この
構成により上記課題が解決されたものである。
【0005】
【作用】壁面1の凹所2に収納した枠体箱部3内にエア
タオル4をその吐出口5が下方に向くようにして配設し
ているので、手に付いてた水滴は枠体箱部3に付着する
だけであり、周囲の壁面1や床面7を汚すことがないも
のであり、又、枠体箱部3の下面を前方に行くほど下方
に向けて傾斜する傾斜面6としているので、傾斜面6で
の反射が少ないことからエアタオル4の超音波検知セン
サー8が誤動作を生じることがないものである。
【0006】
【実施例】壁面1の凹所2には板金製の箱体9がボルト
止めされており、この箱体9内に前方が開口している枠
体箱部3がボルト止めされて収納されている。この枠体
箱部3の奥行きは、エアタオル4よりも僅かに小さく、
上部にはエアタオル4がその吐出口5が下方に向くよう
にして配設されており、下部は前方に行く程下方に向け
て傾斜する傾斜面6となっている。
【0007】エアタオル4は温風発生装置10、手検知
用の超音波検知センサー8、制御回路部12からなり、
空気吸込口13と温風吐出口5とを有するハウジング1
4内に内蔵されている。温風発生装置10は送風手段と
加熱手段とからなり、送風手段は制御回路部12から電
力供給を受けるモータ15とこのモータに取付けられた
シロッコファンのようなファン16と、このファンに対
応した吸込口17と吐出口18を有するケーシング19
とからなる。ケーシング19は舌片20によりハウジン
グ14の内面に固着される。加熱手段は制御回路部12
から電力供給を受けるヒータ21とこのヒータ21を内
部で支持するノズル11とからなる。このノズル11は
筒状であり、上端がケーシング19の吐出口18に連結
され、下端がハウジング14の温風吐出口5に近接して
いる。
【0008】超音波検知センサー8はノズル11の下端
近傍に配設され、ハウジング14の温風吐出口5下方の
検知範囲に侵入してくる手を監視し、手を検知すると制
御回路部12へ信号を伝達する。制御回路部12はモー
タ駆動スイッチとヒータ駆動スイッチからなり、モータ
駆動スイッチは超音波検知センサー8からの出力信号を
受けて、モータ15を駆動させる電気回路を開閉するも
ので、超音波検知センサー8が手を検知している間は電
気回路を閉としている。ヒータ駆動スイッチは超音波検
知センサー8からの出力信号を受けてヒータ21を駆動
させる電気回路を開閉するもので、超音波検知センサー
8が手を検知している間は電気回路を閉としている。
【0009】而して、この手乾燥装置Aによればエアタ
オル4の下側に手を差し入れると手の動作を超音波検知
センサー8が検知してモータ15及びヒータ21の電源
をオンさせ、温風吐出口5から下方に温風が送られ、濡
れた手を乾燥させることができる。そして、人が乾燥状
態を認知して手を検知範囲外に出すまで、電力を供給し
続け、次に手を検知範囲外に出すと同時にモータ15と
ヒータ21の駆動が停止され送風と加熱が終了される。
【0010】尚、温風吐出口5の位置は床面7より約1
00cmが使い勝手上便利である。
【0011】
【発明の効果】本発明にあっては、壁面の凹所に収納し
た枠体箱部内にエアタオルをその吐出口が下方に向くよ
うにして配設しているので、手に付いてた水滴は枠体箱
部に付着するだけであり、周囲の壁面や床面を汚すこと
がないものであり、又、枠体箱部の下面を前方に行くほ
ど下方に向けて傾斜する傾斜面としているので、傾斜面
での反射が少ないことからエアタオルの超音波検知セン
サーが誤動作を生じることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【図5】同上におけるエアタオルの一部破断正面図であ
る。
【図6】ブロック回路図である。
【図7】従来例を示す側断面図である。
【図8】他の従来例を示す側断面図である
【符号の説明】
A 手乾燥装置 1 壁面 2 凹所 3 枠体箱部 4 エアタオル 5 温風吐出口 6 傾斜面 8 超音波検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 旭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−80580(JP,A) 特開 昭62−274283(JP,A) 特開 昭62−220889(JP,A) 実開 平1−121487(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 10/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に凹所を形成し、この凹所に枠体箱部
    を収納し、枠体箱部内に超音波検知センサーにより作動
    するエアタオルをその温風吐出口が下方に向くようにし
    て配設し、枠体箱部の下面を前方に行くほど下方に向け
    て傾斜する傾斜面として成ることを特徴とする手乾燥装
    置。
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