JPH0123360Y2 - - Google Patents

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JPH0123360Y2
JPH0123360Y2 JP4057583U JP4057583U JPH0123360Y2 JP H0123360 Y2 JPH0123360 Y2 JP H0123360Y2 JP 4057583 U JP4057583 U JP 4057583U JP 4057583 U JP4057583 U JP 4057583U JP H0123360 Y2 JPH0123360 Y2 JP H0123360Y2
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JP
Japan
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hot air
drying chamber
blowing device
outlet
casing
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JP4057583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、温風により濡手を乾燥させるように
した濡手乾燥機に関するものである。
従来より、この種の濡手乾燥機として、吸込口
と吹出口とを有するケーシングの内部に、フアン
およびヒータが配置されていて、該フアンにより
フレツシユエアを吸込口よりケーシング内に吸込
んでヒータで加熱した後、その加熱されたエアを
温風として吹出口よりケーシング外に吹出し、そ
の吹出口の前方近傍において濡手を乾燥させるよ
うにしたものは知られている(本願に添付した昭
和56年8月21発行の松下電器産業株式会社のカタ
ログ参照)。
ところが、前記従来のものでは、温風を吹出口
より吹出してその熱を大気中に放出してしまう一
方、ヒータでは常にフレツシユエアを所定温度に
まで加熱しなければならないため、熱ロスが多
く、濡手の乾燥に長時間を要することになり、ま
たヒータとして発熱の大きい大型のものを使用し
なければならないという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、ヒ
ータで加熱生成された温風を、ケーシング外に放
出せずにケーシング内において循環させて熱回収
することにより、熱ロスを少なくして、濡手の乾
燥時間を短縮させるとともに、ヒータの小型化を
図り得るようにすることを目的とするものであ
る。
この目的の達成のため、本考案の構成は、前面
に手挿入口が開口されたケーシングの内部に、フ
アンおよびヒータからなる温風吹出装置が配置さ
れた温風生成室と前記手挿入口に対向する乾燥室
とが画成されており、前記乾燥室には温風吹出口
および温風吸込口が開口されていて、該温風吹出
口は温風吹出装置の吹出口に、温風吸込口は温風
吹出装置の吸込口にそれぞれ連通されているもの
である。このことにより、温風吹出装置からの温
風が乾燥室を介して循環される間に乾燥室におい
て濡手の乾燥を行うようにするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例とし
ての壁掛型濡手乾燥機Aを示し、1は矩形ボツク
ス状のケーシングであつて、該ケーシング1は取
付金具(図示せず)等によつて壁に掛けられるよ
うになつているとともに、ケーシング1の前面下
部には手挿入口2が設けられ、該手挿入口2より
濡手をケーシング1内(後述の乾燥室5)に挿入
自在になつている。
また、前記ケーシング1の内部には、仕切板3
が手挿入口2に対向する空間を上方および左右両
側方より包囲するように設けられていて、該仕切
板3によりケーシング1内上側の温風生成室4と
下側の手挿入口2に対向する乾燥室5とが画成さ
れている。前記温風生成室4には遠心式フアンと
してのターボフアン6がそのフアン部6aを前記
仕切板3の上面部3aに近接せしめた状態で配置
され、該ターボフアン6は取付部材7を介してケ
ーシング1に固定されている。また、前記ターボ
フアン6のフアン部6aの左右両側方にはそれぞ
れヒータとしてのPCTセラミツクス8,8が配
設されており、該PCTセラミツクス8は、単位
体積当りの表面積が非常に大きくなるようにハニ
カム構造その他の構造に形成されていて、通電す
ると自己発熱して素子の温度が上昇し、キユーリ
ー点に達すると急激に抵抗値が上昇して自己制御
し、消費電力を押える性質を持つ発熱体である。
しかして、前記ターボフアン6のフアン部6a下
方より吸込んだエアをPCTセラミツクス8,8
で加熱して温風とし、この温風をPCTセラミツ
クス8,8の下流に吹出すようにした温風吹出装
置9が構成されている。尚、ここで、上記温風吹
出装置9(ターボフアン6およびPCTセラミツ
クス8,8)は、図示していないが乾燥室5に設
けた光電スイツチまたは近接スイツチ等からなる
濡手検出器に接続されていて、乾燥室5に濡手が
挿入されたときに該濡手検出器からの検出信号に
より作動するようになつている。また、ターボフ
アン6を取付けるための取付部材7は、温風生成
室4を上下に仕切るように設けられていて、該取
付部材7によつてターボフアン6のフアン部6a
下方より吸込まれたエアが該フアン部6aよりも
上方に流動することなくPCTセラミツクス8方
向に案内されるようになつている。
一方、前記乾燥室5には、前記温風吹出装置9
の吸込口9a(ターボフアン6のフアン部6a)
に対向して温風吸込口10が仕切板3の上面部3
aを穿除いて開口されており、該温風吸込口11
は温風吹出装置9の吸込口9aに直接臨んで連通
している。また、乾燥室5には温風吹出装置9の
左右2つの吹出口9b,9b(PCTセラミツクス
8,8の各下流側側面)に各々連通する上下1対
の吹出口11a,11bからなる温風吹出口1
1,11が開口されている。すなわち、該各温風
吹出口11の上側の第1吹出口11aは仕切板3
の側面部3b上部を穿除して形成され、また下側
の第2吹出口11bは仕切板3の側面部3b下端
をケーシング1底部より上方に位置せしめて形成
され、前記第1および第2吹出口11a,11b
は、仕切板3の側面部3bとケーシング1とによ
り形成された連通路12を介して温風吹出装置9
の吹出口9bに連通され、該両吹出口11a,1
1bより温風がそれぞれ乾燥室5中央に向つて吹
出すようになつている。以上によつて、温風吹出
装置9からの温風が乾燥室5を介して循環される
ようにした本考案の濡手乾燥機Aが構成されてい
る。
尚、13は水切りマツト、14はケーシング1
内の取付部材7上に配置された芳香剤であり、該
芳香剤14からの芳香が取付部材に設けた小孔1
5,15……より温風と共にケーシング1内を循
環するようになつている。16はケーシング1前
面に設けられた芳香剤14を出し入れするための
開口部、17は電気部品ボツクス、18は温風吹
出口11の第2吹出口11bから吹出される温風
を乾燥室5中央方向に向ける偏向板である。
したがつて、前記実施例においては、手挿入口
2より乾燥室5に濡手を挿入すると、これを検出
する濡手検出器からの検出信号により温風吹出装
置9が作動する。該温風吹出装置9の作動により
その左右の各吹出口9bから吹出された温風は、
それぞれ連通路12を介して温風吹出口11より
乾燥室5に噴出供給され、該乾燥室5において濡
手の乾燥に供することになる。そして、この濡手
の乾燥に供した温風は、乾燥室5の温風吸込口1
0より温風吹出装置9の吸込口9aに吸入され、
該温風吹出装置9のPCTセラミツクス8,8で
さらに加熱された後、前述の如く各吹出口9bか
ら再び吹出され、乾燥室5を介して循環される。
このように、温風吹出装置9からの温風が乾燥
室5を介して循環されるため、温風の外部放出に
よる熱ロスが少なく、また温風吹出装置9の
PCTセラミツクス8を通過する毎に再加熱され
るので、PCTセラミツクス8として発熱量の小
さい小型のものを使用した場合でも、温風の温度
を著しく高めることができ、その結果、濡手の乾
燥に要する時間を短縮させることができる。ま
た、前記PCTセラミツクス8の小型化によつて
コストダウン化を図ることができるばかりでな
く、消費電力を少なくすることができ、省エネル
ギー化にも寄与することができる。
その上、前記各温風吹出口11は、乾燥室5の
上側から乾燥室5中央に向つて温風を吹出す第1
吹出口11aと乾燥室5の下側から乾燥室5中央
に向つて温風を吹出す第2吹出口11bとからな
るため、乾燥室5に挿入した濡手を裏返したりす
ることなく、上下から濡手全体に温風を吹付けて
有効に乾燥させることができ、使用勝手性の向上
および乾燥時間のより一層の短縮化を図ることが
できる。
第4図および第5図は本考案の第2実施例とし
ての壁掛型濡手乾燥機A′を示し、該濡手乾燥機
A′は、前面下部に手挿入口2が開口されたケー
シング1の内部に、仕切板3′が手挿入口2に対
する空間を上方および後方より包囲するように設
けられていて、該仕切板3′によつて遠心式フア
ンとしてのシロツコフアン19およびPCTセラ
ミツクス8′からなる温風吹出装置9′が配置され
る温風生成室4′と手挿入口2に対向する乾燥室
5′とが画成されており、該乾燥室5′には、前記
仕切板3′の上面部3a′を穿除してなる温風吹出
口11′および仕切板3′の後面部3c′下端部とケ
ーシング1底部との間を離隔してなる温風吸込口
10′が開口されていて、前記温風吹出口11′
は、該温風吹出口11′に温風吹出装置9′(シロ
ツコフアン19)の吹出口9b′を嵌合せしめるこ
とによつて該吹出口9b′に直接連通され、温風吸
込口10′は仕切板3′の後面部3c′とケーシング
1とによつて形成される連通路12′を介して温
風吹出装置9′の吸込口9a′(PCTセラミツクス
8′)の上流側側面)に連通されており、温風吹
出装置9′からの温風が乾燥室5′を介して循環さ
れるように構成されている。
本実施例においても、温風吹出装置9′からの
温風が乾燥室5′を介して循環されるので、前記
第1実施例の場合と同様の作用効果を奏すること
ができる。
尚、前記実施例では、本考案を、ケーシング1
を壁等に掛ける壁掛型濡手乾燥機Aに適用した場
合について説明したが、ケーシングをテーブル上
等に固定する水平固定型濡手乾燥機にも同様に適
用できるのは勿論である。
また、前記実施例では、温風吹出装置9のヒー
タとしてPCTセラミツクス8を使用したが、こ
のPCTセラミツクス8の代わりに発熱線ヒータ
等を使用してもよいのは勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、前面に
手挿入口が開口されたケーシングの内部に、フア
ンおよびヒータからなる温風吹出装置が配置され
た温風生成室と前記手挿入口に対向する乾燥室と
が画成されており、前記乾燥室には温風吹出口お
よび温風吸込口が開口されていて、該温風吹出口
は温風吹出装置の吹出口に、温風吸込口は温風吹
出装置の吸込口にそれぞれ連通されており、温風
吹出装置からの温風が乾燥室を介して循環される
ものであるので、熱ロスを少なくしかつ温風の再
加熱によつてその温度を高めることができ、よつ
て濡手の乾燥時間の短縮化を図ることができ、ま
たヒータに小型のものの使用が可能となるので、
コストダウン化および省エネルギー化を併せ図る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図な
いし第3図は第1実施例を示し、第1図は壁掛型
濡手乾燥機の斜視図、第2図は同縦断正面図、第
3図は同縦断側面図であり、第4図および第5図
は第2実施例を示し、第4図は第2図相当図、第
5図は第3図相当図である。 1……ケーシング、2……手挿入口、4,4′
……温風生成室、5,5′……乾燥室、6……タ
ーボフアン、8,8′……PCTセラミツクス、
9,9′……温風吹出装置、9a,9a′……吸込
口、9b,9b′……吹出口、10,10′……温
風吸込口、11,11′……温風吹出口、11a
……第1吹出口、11b……第2吹出口、19…
…シロツコフアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前面に手挿入口2が開口されたケーシング1
    の内部に、フアン6,19およびヒータ8から
    なる温風吹出装置9が配置された温風生成室4
    と前記手挿入口2に対向する乾燥室5とが画成
    されており、前記乾燥室5には温風吹出口11
    および温風吸込口10が開口されていて、該温
    風吹出口11は温風吹出装置9の吹出口9b
    に、温風吸込口10は温風吹出装置9の吸込口
    9aにそれぞれ連通されており、温風吹出装置
    9からの温風が乾燥室5を介して循環されるよ
    うに構成されていることを特徴とする濡手乾燥
    機。 (2) 温風吹出口11は、乾燥室5の上側から乾燥
    室5中央に向けて温風を吹出す第1吹出口11
    aと、乾燥室5の下側から乾燥室5中央に向け
    て温風を吹出す第2吹出口11bとからなる実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の濡手乾燥
    機。
JP4057583U 1983-03-18 1983-03-18 濡手乾燥機 Granted JPS59145898U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4057583U JPS59145898U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 濡手乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

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JP4057583U JPS59145898U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 濡手乾燥機

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Publication Number Publication Date
JPS59145898U JPS59145898U (ja) 1984-09-29
JPH0123360Y2 true JPH0123360Y2 (ja) 1989-07-18

Family

ID=30171193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4057583U Granted JPS59145898U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 濡手乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59145898U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087162A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Toto Ltd 人体乾燥装置および人体乾燥装置の設計方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087162A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Toto Ltd 人体乾燥装置および人体乾燥装置の設計方法

Also Published As

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JPS59145898U (ja) 1984-09-29

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