JP4602722B2 - 可変形状鏡 - Google Patents

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Description

本発明は曲率を連続的に可変させる可変形状鏡に係り、特に、半導体技術を応用した小型の可変形状鏡に関する。
近年、MEMS技術を用いた可変形状鏡が注目されている。例えば特開平2−101402号公報で開示されている可変形状鏡がそのひとつである。この可変形状鏡は、図32に示されるように、半導体基板1には絶縁薄膜2を介して電極層3が形成されている。半導体基板1には、絶縁薄膜2と電極層3の中央部5が厚さ方向へ変位し得るように、空所4が形成されている。空所4の底面には、絶縁薄膜6を介して電極層7が形成されている。電極層3と電極層7は互いに対向する一対の電極を構成している。電極層3は反射面を兼ねている。反射面は、電極層3と電極層7に電圧を印加した際に生じる静電吸引力により凹状に変形する。
特開平2−101402号公報
MEMS技術を用いた可変形状鏡はその応用範囲を広げ、様々な光学系に適用されようとしている。その中には従来では考えられないような反射鏡部の大変形などがあるが、従来例ではその解決策について触れられていない。
具体的には、例えば図32に示した可変形状鏡において、反射面を大きく変形させると、矢印で示されるように、反射面の面内方向に強い引っ張りの内部応力が発生する。このため、変形量が増えるにつれて、より大きな駆動力が必要となる。すなわち、反射面の変形に伴って発生する引っ張り応力が反射面の大変形を阻害している。
本発明は、このような実状を考慮して成されたものであり、その目的は、反射面が大変形可能な可変形状鏡を提供することである。
本発明の可変形状鏡は、反射面が形成された第一変形部と、第一変形部を取り囲んでいる、第一変形部よりも機械的剛性が低い第二変形部と、第二変形部の外周部を固定している固定部と、第一変形部に作用して、第一変形部および第二変形部を変形させるための変形手段と、変形手段の作用領域より内周の第一変形部の主たる変形方向への変形を許容しつつ、変形手段の作用領域より外周の第一変形部の主たる変形方向を拘束するための拘束手段とを備えている。
本発明によれば、反射面が大変形可能な可変形状鏡が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
第一実施形態
第一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による可変形状鏡の上面図である。図2は、図1のA−A’線に沿った断面図である。
図1と図2に示されるように、本実施形態の可変形状鏡100はミラー基板110と電極基板130とから構成されており、ミラー基板110と電極基板130は互いに接合されている。
図3は、図1に示されたミラー基板の上面図である。図4は、図3のB−B’線に沿った断面図である。
図3と図4に示されるように、ミラー基板110は、可撓性薄膜部112と、可撓性薄膜部112を取り囲んでいる接続部114と、接続部114の外周部を固定している固定部116とを備えている。可撓性薄膜部112は、上面(図3において上側に当たる面)に反射面118が設けられている。ミラー基板110はシリコン基板から作製されている。可撓性薄膜部112と接続部114は共に固定部116から延在するポリイミド薄膜から構成されている。接続部114は、メッシュ状となるように多数の貫通孔が設けられており、可撓性薄膜部112よりも機械的な剛性が低い。可撓性薄膜部112と接続部114は、反射面118が形成された面の反対側の全面(固定部116に至るまで)に、GND用導電性薄膜122が設けられている。GND用導電性薄膜122は、後述する可撓性薄膜部112を変形させる静電駆動機構におけるGND層を構成している。
図5は、図1に示された電極基板の上面図である。図6は、図5のC−C’線に沿った断面図である。
図5と図6に示されるように、電極基板130は、可撓性薄膜部112と接続部114に対向する部分に静電ギャップに相当する窪み132が設けられ、可撓性薄膜部112の外周に対向する位置に周回状の突起134が設けられている。さらに電極基板130は、突起134によって囲まれた領域に駆動電極138が設けられている。駆動電極138は、突起134を越えて延びている駆動電極用配線140を介して、駆動電極用引き出し電極142に電気的に接続されている。電極基板130は、ミラー基板110と接合された際に固定部116と対向する接合部136に、導電性薄膜144が設けられている。導電性薄膜144は配線146を介してGND用引き出し電極148に電気的に接続されている。電極基板130はシリコン基板から作製されている。電極基板130はミラー基板110よりも大きく、図1に示されるように、駆動電極用引き出し電極142とGND用引き出し電極148は、電極基板130にミラー基板110が接合された際にミラー基板110からはみ出す部分に設けられている。
図1と図2に示されるように、ミラー基板110と電極基板130は、可撓性薄膜部112と駆動電極138が対向するように、固定部116と接合部136を接して接合されている。これにより、ミラー基板110の可撓性薄膜部112は電極基板130の導電性薄膜144と電気的に接続されている。ミラー基板110の可撓性薄膜部112上に位置するGND用導電性薄膜122の部分と電極基板130の駆動電極138とは互いに間隔を置いて対向しており、可撓性薄膜部112と接続部114を変形させるための変形手段を構成している。言い換えれば、可撓性薄膜部112上に位置している導電性薄膜144の部分は、駆動電極138に対する対向電極として機能し、両者は可撓性薄膜部112を静電力により変形させる静電駆動機構を構成している。また電極基板130の突起134は、可撓性薄膜部112の下面(反射面118の反対側の面)に先端が接触可能であり、ミラー基板110の接続部114の主たる変形方向を拘束するための拘束手段を構成している。
次に本実施形態の可変形状鏡100の作製方法を説明する。
まず図7を参照してミラー基板110の作製方法を示す。ミラー基板110はシリコン基板を基材として作製される。まず図7(A)に示されるように、シリコン基板152の両面にLPCVDを用いてシリコン窒化膜154と156を形成する。次いで、裏面に形成されたシリコン窒化膜154をパターニングし、可撓性薄膜部112と接続部114を露出させるための貫通孔を形成するためのマスクを形成する。表面に形成されたシリコン窒化膜156は、裏面からシリコン基板152をエッチングして除去するときのエッチストップ層として、すなわちエッチングを終了させるために用いられる。次に図7(B)示されるように、表面のシリコン窒化膜156の上にポリイミド膜158を形成する。ポリイミド膜158は、後に可撓性薄膜部112と接続部114になる。ポリイミドは有機物であり柔らかい材料であるため、可撓性薄膜部112を大きく変形させるに有利である。続いて図7(C)に示されるように、ポリイミド膜158の接続部114になる部分に多数の貫通孔を形成してメッシュ状にする。これにより、接続部114の機械的な剛性が下がる。さらに図7(D)に示されるように、ポリイミド膜158の全面にスパッタによりアルミ膜などの導電性薄膜162を形成する。導電性薄膜162は、GND用導電性薄膜122になる。導電性薄膜162は、可撓性薄膜部112の機械的な剛性を増す要因となるため、なるべく薄く形成することが望ましい。次に図7(E)に示されるように、シリコン基板152を裏面から異方性エッチングによって除去する。エッチングは、表面に形成されたシリコン窒化膜156で止まる。図7(F)に示されるように、エッチングストップ層として用いたシリコン窒化膜156をプラズマエッチング装置で除去する。続いて図7(G)に示されるように、メタルマスクを用いて反射面118となるアルミ膜164を形成する。図示はしないがアルミ膜164の上にさらに酸化防止用のシリコン酸化膜を形成してもよい。
次に図8を参照して電極基板の作製方法を示す。まず図8(A)に示されるように、シリコン基板172を用意する。次に図8(B)に示されるように、シリコン基板172の両面にシリコン酸化膜174と176を形成する。次いで、表面に形成されたシリコン酸化膜174を、後に突起134と接合部136になる部分を除いて除去する。突起部分は円周状になっているため、異方性エッチングによってシリコン基板172を加工する場合には突起部分には補償パターンが必要になる。続いて図8(C)に示されるように、パターニングされたシリコン酸化膜174をマスクにしてシリコン基板172を除去して、窪み132に相当する窪み178と突起134に相当する突起180とを形成する。窪み178の深さは、反射面118の変形量に応じて決定される。特にPull−in現象(可撓性薄膜部112の駆動電極への引き込み現象)を考慮して、窪み178は、可撓性薄膜部112の最大変位量の三倍以上の深さに形成する。窪み178は静電駆動における静電ギャップに相当する。突起134となる突起180は図示するように先端が鋭利に形成され、できれば接合部と同じ高さであることが望ましい。窪み132の形成後、いったんシリコン酸化膜174と176を除去し、図8(D)に示されるように、再度全面にシリコン酸化膜182を絶縁層として形成する。さらに図8(E)に示されるように、メタルマスクを用いて、導電性薄膜144と配線146とGND用引き出し電極148に相当する金属膜186と、駆動電極138と駆動電極用配線140と駆動電極用引き出し電極142に相当する金属膜184とを形成する。この工程には例えばスパッタ装置などが用いられアルミニウムなどが成膜される。さらに、図示はしないが、駆動電極部分はPull−in時のショートを避ける目的で、シリコン酸化膜などを成膜して絶縁を図る。
図9(A)に示されるようにミラー基板110と電極基板130のアライメントを行なう。次いで図9(B)に示されるようにミラー基板110と電極基板130とを導電性ペーストなどを用いた導電性の接合法により接合する。接合時に突起134はミラー基板110の可撓性薄膜部112上に形成されたGND用導電性薄膜122に接触可能であればよいが、突起先端から薄膜までの間隔は狭いことが望ましい。
次に本実施形態の可変形状鏡100の動作について説明する。
図10は、図1に示された可変形状鏡の反射面を変形させる静電駆動のために電圧を印加する構成を示している。図11は、図10による電圧印加に対応して反射面が変形する様子を示している。
図10に示されるように、GND用引き出し電極148と駆動電極用引き出し電極142の間に、直流電源192とスイッチ194が直列に設けられている。スイッチ194を閉じてGND用引き出し電極148と駆動電極用引き出し電極142の間に駆動電圧が印加されると、図11に示されるように、反射面118を有する可撓性薄膜部112は駆動電極138に向かって変形する。本明細書では、この変形方向を主たる変形方向と呼び、実際には反射面内に発生する伸び方向の変形などと区別する。接続部114はメッシュ状になっているため、可撓性薄膜部112よりも剛性が全体的に低い。このため、駆動力によって、可撓性薄膜部112が変形する前に接続部114が変形してしまう可能性がある。しかし、可撓性薄膜部112に成膜されたGND用導電性薄膜122が可撓性薄膜部112の外周で突起134に接触するため、可撓性薄膜部112の外周より外側に位置する接続部114は突起134により反射面の変形方向には変形できない。
突起134の先端は鋭利に形成されているとよく、これにより、可撓性薄膜部112のGND用導電性薄膜122との接触領域が少なくなる。これにより、可撓性薄膜部112の変形時に発生する突起134と可撓性薄膜部112の間の摩擦を最小限に抑えることができ、可撓性薄膜部112が滑らかに変形できるようになる。接続部114に形成されたメッシュは可撓性薄膜部112の面内方向に発生する引っ張り応力を緩和する方向に変形するため、可撓性薄膜部112に発生する引っ張り応力は大きく低減される。具体的には、図11に示されるように、メッシュがその面内方向に伸びることにより引っ張り応力を緩和できるため、可撓性薄膜部112(すなわち反射面118)が大きく変形することができる。
これまでの説明から分かるように、本実施形態の可変形状鏡100では、可撓性薄膜部112の変形時に接続部114に形成されたメッシュ部分の貫通孔が広がることにより可撓性薄膜部112に生じる引っ張り応力を緩和することができ、容易に可撓性薄膜部112を大きく変形させることができる。
本実施形態の各構成は、当然、各種の変形や変更が可能である。
図12は、本発明の第一実施形態の変形例による電極基板を示している。図12に示されるように、本変形例の電極基板130Aでは、突起134Aは、駆動電極138から延びている駆動電極用配線140が通る部分が取り除かれている。上述した実施形態では、突起134はその先端が鋭い方が可撓性薄膜部112を滑らかに変形させることができるが、突起134を越えて延びている駆動電極用配線140を断線させるおそれがあり、良好な突起134の作製は非常に困難である。そこで本変形例では、突起134を形成した後に駆動電極用配線140を形成する部分を除去して、駆動電極用配線140が通る部分が取り除かれた突起134Aを形成し、その後で駆動電極用配線140を形成することにより断線の問題を回避している。ただし、突起134Aは反射面118の変形形状に対して、特に反射面の外周近傍の変形形状に大きく影響を与える。突起134Aの取り除かれた部分近くの反射面の変形形状が悪くなる可能性があるため、取り除く部分は必要最小限に抑えることが望ましい。すなわち、本変形例の電極基板130Aは、駆動電極用配線140の断線が発生しにくく、作製も容易である。
図13は、本発明の第一実施形態の別の変形例による電極基板を示している。図13に示されるように、本変形例の電極基板130Bでは、駆動電極は九つの電極部分138a〜138iからなり、電極部分138a〜138iは互いに電気的に独立している。電極部分138a〜138iは、それぞれ、駆動電極用配線140a〜140iを介して駆動電極用引き出し電極142a〜142iに電気的に接続されている。このように駆動電極が複数の電極部分138a〜138iから構成されている場合、単一の駆動電極によっては実現できない複雑な反射面形状を実現することができる。例えば、図14は、すべての電極部分138a〜138iに同じ電圧を印加したときの可撓性薄膜部112を上方から見た様子を示している。この駆動に対しては、反射面118は、光軸118aが中心に位置する凹面に変形する。これは、単一の駆動電極を用いた駆動によって得られる形状と同様である。それに対して図15は、右上の電極部分138iに大電圧を印加し、その他の電極部分138a〜138hには右上の電極部分138iに印加した電圧よりも低い電圧を等しく印加したときの可撓性薄膜部112を上方から見た様子を示している。この駆動に対しては、反射面118は、図15から分かるように、光軸118aが右上方に移動した凹面状の曲面に変形する。また図16は、中段の三つの電極部分138cと138fと138hに大電圧を印加し、その他の電極部分138aと138bと138dと138eと138gと138iには中段の三つの電極部分138cと138fと138hに印加した電圧よりも低い電圧を等しく印加したときの可撓性薄膜部112を上方から見た様子を示している。この駆動に対しては、反射面118は、図16から分かるように、円筒面に似た曲面に変形する。このように本変形例の電極基板130Bを用いれば、反射面118の変形形状を自由に変えることができ、可変形状鏡の適応領域を大きく広げることができる。
図17は、本発明の第一実施形態の変形例によるミラー基板の上面図である。図18は、図17のD−D’線に沿った断面図である。図17と図18に示されるように、本変形例のミラー基板110Aでは、可撓性薄膜部112Aは、第一薄膜層120aと第二薄膜層120bからなる二層構造の積層体で構成されており、接続部114Aは、可撓性薄膜部112Aを構成している積層体の一部すなわち第一薄膜層120aで構成されている。つまり、第一薄膜層120aは固定部116と接続部114と可撓性薄膜部112の全体に形成されているが、第二薄膜層120bは固定部116と可撓性薄膜部112の部分だけに形成されている。第二薄膜層120bは、第一薄膜層120aと同様に固定部116と接続部114と可撓性薄膜部112の全体に形成した後、接続部114上に位置する部分を除去して形成されている。このように、可撓性薄膜部112は第一薄膜層120aと第二薄膜層120bとで構成されているが、接続部114は第一薄膜層120aだけで構成されているため、接続部114の機械的な剛性は可撓性薄膜部の機械的な剛性よりも小さい。第一薄膜層120aは第二薄膜層120bの材料よりも柔らかい材料で形成されることが望ましい。本変形例のミラー基板110Aでは、接続部114Aはメッシュ状にする貫通孔が設けられないため、接続部全面で可撓性薄膜部112を支持することができる。また、接続部114Aは、メッシュ状の接続部114と比較して、疲労などの面で有利であり、また作製も容易である。本変形例の接続部114Aの構造は、ポリイミド膜は疲労の影響を大きく受けるため、特にポリイミド膜で構成される場合に有利である。
第二実施形態
第二実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、接続部の反射面の変形方向への拘束を電磁力を用いて行なう構成に向けられている。
図19は、本発明の第二実施形態による可変形状鏡の上面図である。図20は、図19のE−E’線に沿った断面図である。
図19と図20に示されるように、本実施形態の可変形状鏡200はミラー基板210と電極基板230と磁石基板250とから構成されており、ミラー基板210と電極基板230と磁石基板250とは互いに接合されている。
図21は、図19に示されたミラー基板の上面図である。図22は、図21のF−F’線に沿った断面図である。
図21と図22に示されるように、ミラー基板210は、可撓性薄膜部212と、可撓性薄膜部212を取り囲んでいる接続部214と、接続部214の外周部を固定している固定部216とを備えている。可撓性薄膜部212には、上面(図3において上側に当たる面)に反射面218が形成されている。ミラー基板210はシリコン基板から作製されている。可撓性薄膜部212と接続部214は共に固定部216から延在するポリイミド薄膜から構成されている。接続部214は、メッシュ状となるように多数の貫通孔が設けられており、可撓性薄膜部212よりも機械的な剛性が低い。可撓性薄膜部212と接続部214は、反射面218が形成された面の反対側の全面(固定部216に至るまで)に、導電性薄膜222が設けられている。導電性薄膜222は、後述する可撓性薄膜部212を変形させる静電駆動機構におけるGND層を構成している。反射面218は可撓性薄膜部212よりも小さく、可撓性薄膜部212内で反射面218の外側に反射面218の外周を周回するコイル224が形成されている。コイル224は、接続部214と固定部216の上を延びているコイル用配線226を介して、固定部216の上面に設けられたコイル用引き出し電極228に電気的に接続されている。
図23は、図19に示された電極基板の上面図である。図24は、図23のG−G’線に沿った断面図である。
図23と図24に示されるように、電極基板230は、可撓性薄膜部212と接続部214に対向する部分に静電ギャップに相当する窪み232が設けられている。また電極基板230は、ミラー基板210と接合された際に可撓性薄膜部212と対向する部分に、駆動電極238が設けられている。駆動電極238は、駆動電極用配線240を介して、駆動電極用引き出し電極242に電気的に接続されている。さらに電極基板230は、ミラー基板210と接合された際に固定部216と対向する接合部236に、導電性薄膜244が設けられている。導電性薄膜244は配線246を介してGND用引き出し電極248に電気的に接続されている。電極基板230はシリコン基板から作製されている。電極基板230はミラー基板210よりも大きく、図19に示されるように、駆動電極用引き出し電極242とGND用引き出し電極248は、電極基板230にミラー基板210が接合された際にミラー基板210からはみ出す部分に設けられている。
図25は、図19に示された磁石基板の上面図である。図26は、図25のH−H’線に沿った断面図である。
図25と図26に示されるように、磁石基板250は、磁石ホルダー252と、磁石ホルダー252に接合された円筒状の永久磁石256とを備えている。磁石ホルダー252は、ミラー基板210と接合された際に可撓性薄膜部212と対向する部分に、円形の開口254が設けられている。円筒状の永久磁石256は、磁石ホルダー252の円形の開口254とほぼ等しい内径を有し、内径と開口254とがほぼ同軸になるように、磁石ホルダー252に固定されている。円筒状の永久磁石256は、上下方向に、すなわち円筒の軸に沿って分極している。磁石ホルダー252をシリコン基板から作製されており、本実施形態の可変形状鏡200に熱が加わったときの熱変形を最小限に抑えるようにしている。
図19と図20に示されるように、ミラー基板210と電極基板230は、可撓性薄膜部212と駆動電極238が対向するように、固定部216と接合部236を接して接合されている。これにより、ミラー基板210の可撓性薄膜部212は電極基板230の導電性薄膜244と電気的に接続されている。ミラー基板210の可撓性薄膜部212上に位置する導電性薄膜222の部分と電極基板230の駆動電極238とは互いに間隔を置いて対向しており、可撓性薄膜部212と接続部214を変形させるための変形手段を構成している。言い換えれば、可撓性薄膜部212上に位置している導電性薄膜244の部分は、駆動電極238に対する対向電極として機能し、両者は可撓性薄膜部212を静電力により変形させる静電駆動機構を構成している。また、ミラー基板210と磁石基板250は、反射面218が磁石ホルダー252の開口254を通して露出するように接合されている。これにより、コイル224と永久磁石256は、互いに対向して近くに位置している。コイル224と永久磁石256は、ミラー基板210の接続部214の主たる変形方向を拘束するための拘束手段を構成している。
図27は、図26に示された永久磁石によって発生される磁束線を示している。図27に示されるように、永久磁石256の磁束線は円筒の厚さ方向に周回し、円筒の幅の中心を境に円筒の内側に走る磁束線と円筒の外側に走る磁束線とが存在する。本実施形態では円筒の内側に走る磁束線を用いて電磁力を発生させる。
図28は、図19に示された可変形状鏡の反射面を変形させる静電駆動のために電圧を印加する構成と、可変形状鏡の接続部の変形を拘束する拘束力を発生させるために電流を印加する構成とを示している。図29は、図28による電圧印加に対応して生じる静電力や電磁力によって反射面が変形する様子を示している。
図28に示されるように、GND用引き出し電極248と駆動電極用引き出し電極242の間に、直流電源292とスイッチ294が直列に設けられている。また一対のコイル用引き出し電極228の間に、直流電源296とスイッチ298が直列に設けられている。スイッチ294を閉じてGND用引き出し電極248と駆動電極用引き出し電極242の間に駆動電圧を印加することにより、反射面218に駆動電極238の方向に働く静電力を発生させることができる。また、スイッチ298を閉じてコイル224に電流を印加することにより、可撓性薄膜部212の外周に位置するコイル224に永久磁石256の方向に働く電磁力を発生させることができる。双方の力のバランスを取ることにより、図29に示されるように、反射面218を有する可撓性薄膜部213が駆動電極238に向かって変形することができる。接続部214はメッシュ状になっているため、可撓性薄膜部212よりも剛性が全体的に低い。このため、駆動力によって、可撓性薄膜部212が押されて接続部214が変形を始めてしまう可能性がある。しかし、コイル224に発生した電磁力によって接続部214が永久磁石256の方向に引っ張られているため、可撓性薄膜部212の外周より外側に位置する接続部214は反射面218の変形方向には変形できない。
本実施形態の可変形状鏡200では、突起を利用した第一実施形態と異なり、摺動部分がないので、摩擦力によって反射面218の変形が阻害されたり、磨耗によって破壊に至るような心配がない。接続部214に形成されたメッシュは可撓性薄膜部212の面内方向に発生する引っ張り応力を緩和する方向に変形するため、可撓性薄膜部212に発生する引っ張り応力は大きく低減される。具体的には、図29に示されるように、メッシュがその面内方向に伸びることにより引っ張り応力を緩和できるため、可撓性薄膜部212(すなわち反射面218)が大きく変形することができる。
これまでの説明から分かるように、本実施形態の可変形状鏡200では、可撓性薄膜部212の変形時に接続部214に形成されたメッシュ部分の貫通孔が広がることにより可撓性薄膜部212に生じる引っ張り応力を緩和することができ、容易に可撓性薄膜部212を大きく変形させることができる。
本実施形態の各構成は、当然、各種の変形や変更が可能である。
図30は、本発明の第二実施形態の変形例によるミラー基板の上面図である。図31は、図30のI−I’線に沿った断面図である。図30と図31に示されるように、本変形例のミラー基板210Aでは、可撓性薄膜部212Aは、第一薄膜層220aと第二薄膜層220bからなる二層構造の積層体で構成されており、接続部214Aは、可撓性薄膜部212Aを構成している積層体の一部すなわち第一薄膜層220aで構成されている。つまり、第一薄膜層220aは固定部216と接続部214と可撓性薄膜部212の全体に形成されているが、第二薄膜層220bは固定部216と可撓性薄膜部212の部分だけに形成されている。第二薄膜層220bは、第一薄膜層220aと同様に固定部216と接続部214と可撓性薄膜部212の全体に形成した後、接続部214上に位置する部分を除去して形成されている。このように、可撓性薄膜部212は第一薄膜層220aと第二薄膜層220bとで構成されているが、接続部214は第一薄膜層220aだけで構成されているため、接続部214の機械的な剛性は可撓性薄膜部の機械的な剛性よりも小さい。第一薄膜層220aは第二薄膜層220bの材料よりも柔らかい材料で形成されることが望ましい。本変形例のミラー基板210Aでは、接続部214Aはメッシュ状にする貫通孔が設けられないため、接続部全面で可撓性薄膜部212を支持することができる。また、接続部214Aは、メッシュ状の接続部214と比較して、疲労などの面で有利であり、また作製も容易である。さらに、コイル224からコイル用引き出し電極228に延びているコイル用配線226も、接続部214Aに対しての方が、メッシュ形状の接続部214に対してよりも形成しやすい。
本発明の第一実施形態による可変形状鏡の上面図である。 図1のA−A’線に沿った断面図である。 図1に示されたミラー基板の上面図である。 図3のB−B’線に沿った断面図である。 図1に示された電極基板の上面図である。 図5のC−C’線に沿った断面図である。 図1に示されたミラー基板の作製方法を示している。 図1に示された電極基板の作製方法を示している。 図7に示されたミラー基板と図8に示された電極基板の接合方法を示している。 図1に示された可変形状鏡の反射面を変形させる静電駆動のために電圧を印加する構成を示している。 図10による電圧印加に対応して反射面が変形する様子を示している。 本発明の第一実施形態の変形例による電極基板を示している。 本発明の第一実施形態の別の変形例による電極基板を示している。 図13に示された九つの電極部分のすべてに同じ電圧を印加したときの可撓性薄膜部を上方から見た様子を示している。 図13に示された九つの電極部分のうち、右上の電極部分に大電圧を印加し、その他の電極部分には低電圧を等しく印加したときの可撓性薄膜部を上方から見た様子を示している。 図13に示された九つの電極部分のうち、中段の三つの電極部分に大電圧を印加し、その他の電極部分には低電圧を等しく印加したときの可撓性薄膜部を上方から見た様子を示している。 本発明の第一実施形態の変形例によるミラー基板の上面図である。 図17のD−D’線に沿った断面図である。 本発明の第二実施形態による可変形状鏡の上面図である。 図19のE−E’線に沿った断面図である。 図19に示されたミラー基板の上面図である。 図21のF−F’線に沿った断面図である。 図19に示された電極基板の上面図である。 図23のG−G’線に沿った断面図である。 図19に示された磁石基板の上面図である。 図25のH−H’線に沿った断面図である。 図26に示された永久磁石によって発生される磁束線を示している。 図19に示された可変形状鏡の反射面を変形させる静電駆動のために電圧を印加する構成と、可変形状鏡の接続部の変形を拘束する拘束力を発生させるために電流を印加する構成とを示している。 図28による電圧印加に対応して生じる静電力や電磁力によって反射面が変形する様子を示している。 本発明の第二実施形態の変形例によるミラー基板の上面図である。 図30のI−I’線に沿った断面図である。 特開平2−101402号公報に開示されている可変形状鏡を示している。
符号の説明
100…可変形状鏡、110…ミラー基板、110A…ミラー基板、112…可撓性薄膜部、112A…可撓性薄膜部、114…接続部、114A…接続部、116…固定部、118…反射面、118a…光軸、120a…第一薄膜層、120b…第二薄膜層、122…GND用導電性薄膜、130…電極基板、130A…電極基板、130B…電極基板、132…窪み、134…突起、134A…突起、136…接合部、138…駆動電極、138a〜138i…電極部分、140…駆動電極用配線、140a〜140i…駆動電極用配線、142…駆動電極用引き出し電極、142a〜142i…駆動電極用引き出し電極、144…導電性薄膜、146…配線、148…GND用引き出し電極、152…シリコン基板、154…シリコン窒化膜、156…シリコン窒化膜、158…ポリイミド膜、162…導電性薄膜、164…アルミ膜、172…シリコン基板、174…シリコン酸化膜、176…シリコン酸化膜、178…窪み、180…突起、182…シリコン酸化膜、184…金属膜、186…金属膜、192…直流電源、194…スイッチ、200…可変形状鏡、210…ミラー基板、210A…ミラー基板、212…可撓性薄膜部、212A…可撓性薄膜部、213…可撓性薄膜部、214…接続部、214A…接続部、216…固定部、218…反射面、220a…第一薄膜層、220b…第二薄膜層、222…導電性薄膜、224…コイル、226…コイル用配線、228…コイル用引き出し電極、230…電極基板、232…窪み、236…接合部、238…駆動電極、240…駆動電極用配線、242…駆動電極用引き出し電極、244…導電性薄膜、246…配線、248…GND用引き出し電極、250…磁石基板、252…磁石ホルダー、254…開口、256…永久磁石、292…直流電源、294…スイッチ、296…直流電源、298…スイッチ。

Claims (8)

  1. 反射面が形成された第一変形部と、
    第一変形部を取り囲んでいる、第一変形部よりも機械的剛性が低い第二変形部と、
    第二変形部の外周部を固定している固定部と、
    第一変形部に作用して、第一変形部および第二変形部を変形させるための変形手段と、
    変形手段の作用領域より内周の第一変形部の主たる変形方向への変形を許容しつつ、変形手段の作用領域より外周の第一変形部の主たる変形方向を拘束するための拘束手段とを備えている、可変形状鏡。
  2. 請求項1において、第一変形部は複数層からなる積層体で構成されており、第二変形部は第一変形部を構成している積層体の一部で構成されている、可変形状鏡。
  3. 請求項1において、第二変形部と第一変形部は同一材料の膜からなり、第二変形部はメッシュ状となるように多数の貫通孔が設けられている、可変形状鏡。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかひとつにおいて、変形手段は、第一変形部に設けられた第一電極と、第一電極に対向している第二電極とを備えている、可変形状鏡。
  5. 請求項4において、第二電極は複数の部分からなり、第二電極の複数の部分は互いに電気的に独立している、可変形状鏡。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかひとつにおいて、拘束手段は、第一変形部の反射面の反対側の面に先端が接触可能な突起から構成されている、可変形状鏡。
  7. 請求項6において、突起は周回している、可変形状鏡。
  8. 反射面が形成された第一変形部と、
    第一変形部を取り囲んでいる、第一変形部よりも機械的剛性が低い第二変形部と、
    第二変形部の外周部を固定している固定部と、
    第一変形部に作用して、第一変形部および第二変形部を変形させるための変形手段と、
    変形手段の作用領域より外周の第一変形部の主たる変形方向を拘束するための拘束手段とを備え、
    拘束手段は、第一変形部の変形手段の作用領域より外周に設けられた駆動コイルと、駆動コイルに磁場を与える磁界発生手段とから構成されている、可変形状鏡。
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