JP5277977B2 - 光学装置 - Google Patents

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本発明は、光ビームを偏向させる(光ビームの反射方向を変化させることをいう)光学装置であって、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用するものに関する。
光ビームを偏向させる光学装置をMEMS技術を利用して製造する技術が開発されている。この種の光学装置は、基板と可動ミラーと可撓梁を備えており、可撓梁によって可動ミラーを基板から離反した位置に支持する。可撓梁は変形可能であることから、可動ミラーは基板に対して揺動することができる。この種の光学装置は、可動ミラーの一部を基板に向けて吸引する等によって可動ミラーを揺動させるアクチュエータを備えている。アクチュエータを作動させると、可撓梁が変形し、可動ミラーの一部が基板に向けて接近し、可動ミラーが基板に対して揺動する。
微弱な吸引力で可動ミラーを揺動させるためには、可撓梁を細長くして変形し易くするのが有利である。しかしながら、変形し易い可撓梁を利用すると、例えば光学装置の搬送中の振動によって可動ミラーが基板に密着してしまう現象が生じる。可動ミラーが基板に一旦でも密着すると、その後に剥離することが困難となる。すなわち、光学装置が損傷してしまう。あるいは、アクチュエータによって可動ミラーの一部を基板に向けて吸引すると、可動ミラーが基板に対して揺動するだけでなく、可動ミラーの揺動軸が基板に接近する現象も生じる。可動ミラーの揺動軸が基板に接近すると、小さな揺動角で可動ミラーの一端が基板に当接してしまい、可動ミラーの揺動可能角が小さくなってしまう。揺動可能角の小さい可動ミラーでは、光源からの光ビームの使用効率を大きくできないという問題がある。変形し易い可撓梁を利用して微弱な吸引力で可動ミラーを揺動させられるようにする一方において、可動ミラーの揺動軸が基板に向けて接近することを防止する必要がある。
可動ミラーの揺動軸が基板に向けて接近することを、沈み込みという。また基板に向けて接近することを、下方に変位するという。変形し易い可撓梁を利用して微弱な吸引力で可動ミラーを揺動させるようにすればするほど、沈み込みを防止する必要性が高まる。
特に静電駆動型の光学装置においては、沈み込みを防止する必要性が高い。静電駆動型の光学装置では、導電体で形成した可動ミラーを可動電極として用い、可動電極と対向する基板に固定電極を設置する。可動電極と固定電極との間に駆動電圧を印加すると、両電極間に静電力が作用する。この静電力によって基板側(可動ミラーの下方側)に向けて可動ミラーの一部を吸引することによって、可動ミラーを揺動させる。この静電力は、可動電極と固定電極との距離の二乗に反比例する。可動電極と固定電極との距離を小さくすることで、可動ミラーを揺動させるための静電力を大きくすることができる。しかしながら、可動電極と固定電極との距離が小さくなり過ぎると、可動ミラーの沈み込みが発生してしまい、可動ミラーの揺動可能角が小さくなってしまう。加えて、可動ミラーが大きく揺動した場合に可動ミラーに設置された可動電極と基板に設置された固定電極が接近し過ぎると、可動ミラーが強く基板側に引き寄せられ、可動ミラーと基板が接触してしまう。この現象をプル・イン(pull-in)と呼ぶ。可動ミラーの揺動可能角が小さくなることを抑制し、加えてpull-in現象が発生することを防ぐために、沈み込みを防止する必要がある。
静電駆動型の光学装置では、低い駆動電圧で可動ミラーの大きな揺動角を得ることが求められている。特に、静電駆動型の光学装置を集積化し、DMD(Digital Micromirror Device)等のミラーアレイとする場合には、集積化した駆動回路で印加可能な低い電圧で可動ミラーを揺動させる必要がある。
可動ミラーの揺動角は、可撓梁の捻り抵抗力と、アクチュエータによる駆動力とが釣り合う位置によって決まるため、可撓梁を細長くし、捻り抵抗力を低減することができれば、少ない駆動力によって大きな揺動角を得ることができる。静電駆動型の光学装置において低い駆動電圧で可動ミラーの大きな揺動角を得るためには、可撓梁を十分に細長くして変形し易くすることが有効である。しかしながら、細長く変形し易い可撓梁を用いると、可動ミラーを揺動させる際に可動ミラーの沈み込みが発生し易い状態となってしまう。
可動ミラーに沈み込みが発生し、可動ミラーの揺動軸が基板に接近して可動ミラーと基板との距離が小さくなってしまうと、可動ミラーの揺動可能角が小さくなってしまう。加えて、pull-in現象が起こり易くなってしまう。すなわち、低い駆動電圧で大きな揺動角を得るためには、可動ミラーの沈み込みを抑制することが必須である。
可動ミラーの沈み込みを抑制する技術が提案されている。例えば、特許文献1に、光ビームを偏向させる静電駆動型の光学装置500が開示されている。図16に示すように、光学装置500は、下部基板501と、上部基板502と、可動ミラー503と、可動ミラー503の外周に位置するリング部508と、可動ミラー503を揺動可能に支持するトーションスプリング504と、可動ミラー503の中央部に対向する位置において下部基板501に設置された凸部505と、可動ミラー503の中心に対向する位置において凸部505の上面に設置された支点突起506と、下部基板501の上面に設置された下部電極507を備えている。トーションスプリング504は、図16に示す位置に1対設置されており、可動ミラー503とリング部508を接続している。図16に示す1対のトーションスプリング504と垂直な方向(紙面に対して垂直な方向)にさらに1対のトーションスプリング(図示しない)が設置されており、可動ミラー503とリング部508を接続している。下部電極507は、図16に示す位置に1対設置されており、図16に示す1対のトーションスプリング504と垂直な方向(紙面に対して垂直な方向)に、さらに1対の下部電極507が設置されている。合計4箇所に設置された下部電極507の中から選択した単数または複数の下部電極507に電圧を印加することによって、電圧を印加した下部電極507に対向する範囲の可動ミラー503を静電力で基板側に引き寄せる。これによって、可動ミラー503は揺動し、可動ミラー503に入射する光ビームの反射方向を変化させる。
可動ミラー503は支点突起506と2対のトーションスプリング504によって支持されており、支点突起506を中心に揺動する。可動ミラー503の中心と対向する位置に支点突起506が設置されているため、可動ミラー503が下方へ変位すること(沈み込むこと)を防止することができる。
特開2003−57575号公報
特許文献1の光学装置500では、可動ミラー503が支点突起506を中心に揺動する。支点突起506が、可動ミラー503の中心に対向する位置に正確に設置されていない場合、可動ミラー503の正常動作を阻害する要因となる。例えば、可動ミラー503が揺動する方向によって、同じ駆動トルクに対する揺動角が変わってしまう。支点突起506の設置位置の僅かなずれによって、下部電極507等に電圧を印加して可動ミラー503を揺動させた場合の可動ミラー503の揺動角が変わるために、所望の可動ミラーの揺動特性を有する光学装置を安定して供給することが難しい。量産時には、製品ごとに揺動特性が大きくばらつき易い。本発明では、可動ミラーの揺動動作に与える影響が抑制された態様で可動ミラーの沈み込みを規制する構造が作り込まれている光学装置を提案する。
そこで、本発明では、基板と、可動ミラーと、基板から離反した位置において可動ミラーを揺動可能に支持する可撓梁(変形可能なしなやかさを有する梁)と、可動ミラーを揺動させるアクチュエータとを備えており、可動ミラーが、可撓梁の上方から可撓梁に接離可能な抑止部を備えている光学装置を提供する。この光学装置では、アクチュエータによって可動ミラーが揺動する際に、抑止部が可撓梁に接触した状態で可撓梁が変形可能に構成されていることが好ましい。
本発明の光学装置では、可撓梁が可動ミラーに接合する第1接合位置から可撓梁が基板に接合する第2接合位置までの長さをLとした場合に、可動ミラーに形成されている抑止部は、第2接合位置からの距離がL/2までの領域内に位置する部分を備えていることが好ましい
本発明の光学装置では、例えば、アクチュエータによって可動ミラーを揺動させる場合に、可動ミラーが基板に向けて変位する(すなわち可動ミラーが沈み込む)。このような場合には、抑止部も可動ミラーと一体となって下方に変位する。可動ミラーに沈み込みが発生する場合、可撓梁が撓む。可撓梁の基板側への変位量は、基板との接合位置(第2接合位置)に近い側ほど小さく、可動ミラーとの接合位置(第1接合位置)に近い側ほど大きい。抑止部が可撓梁と基板の接合位置に近い領域(第2接合位置からの距離がL/2までの領域)内に位置している部分を備えていれば、可動ミラーが沈み込むと抑止部が可撓梁の上面に接触する関係が得られる。抑止部が可撓梁の上面に接触すると、抑止部ひいては可動ミラーが可撓梁の上面によって支持されることになり、抑止部ひいては可動ミラーがそれ以上に沈み込むことが抑止される。可動ミラーの沈み込み量が規制される。
抑止部は、第2接合位置からの距離がL/2までの領域内に位置する範囲を備えておれば足り、その領域に収まっている必要はない。例えば、抑止部が第2接合位置からの距離がL/4の位置から距離がLの位置にまで亘って設置されていてもよい。
抑止部は、可撓梁と接離可能に設置されており、可動ミラーに沈み込みが無い場合には可撓梁と抑止部が離反している。そのために、可動ミラーの正常動作を阻害しない。可動ミラーが沈み込み、可撓梁と抑止部が接触している状態で可動ミラーが揺動する場合には、可動ミラーの揺動軸となる可撓梁に抑止部が接触するため、抑止部が可動ミラーの正常な揺動動作を阻害することがない。抑止部の形成位置がばらついても、可動ミラーの揺動特性がばらつきにくい関係が得られる。
ここで、可動ミラーが揺動するとは、可動ミラーが基板に平行な軸の周りに回転することを指し、可動ミラーが基板に対して傾斜して停止する動作、あるいは傾斜方向を反転させながら繰り返し揺動する動作を含む。
また、特許文献1のように、支点突起が可動ミラーの裏面側に配置されていると、製造工程において、支点突起の位置を視覚的に把握することは非常に困難である。本発明に係る抑止部は、可撓梁の上方に設置されるから、抑止部の位置を容易に確認することができる。光学装置の量産時に、可動ミラー上面側から観測することによって、抑止部の設置位置を容易に検査することができる。
沈み込みの発生を抑制する目的が、光学装置の運搬時等のためのものである場合、アクチュエータによって可動ミラーを最大に揺動させても抑止部が可撓梁の上面に接触しないことがある。この場合でも、光学装置の運搬時等には抑止部が有効に機能し、可動ミラーが沈み込むことを防止できる。
その一方において、抑止部の位置が、アクチュエータによって可動ミラーが揺動する際に、抑止部が可撓梁に接触してそれ以上に可動ミラーが沈み込むことを防止した状態で可撓梁がさらに変形する関係が得られる位置に設定されていることが好ましい。上記の関係が得られていると、抑止部によってそれ以上の沈み込みを防止しながらアクチュエータによって可動ミラーを揺動させることができる。可動ミラーを大きく揺動させることと、可動ミラーが基板に接触するのを防止することの両者を同時に実現することができる。
抑止部の上面にミラーを設けることもできる。ミラーの面積が大きくなるため、開口率(基板面積に対するミラー面積の割合)を大きくすることができる。
本発明によれば、可動ミラーの正常動作を阻害することなく、可動ミラーの沈み込みを抑止することができる。
実施例の光学装置の平面図である。 図1に示す光学装置のII−II線における断面図である。 図1に示す光学装置のIII−III線における断面図である。 図1に示す光学装置のIV−IV線における断面図である。 実施例の光学装置の可動ミラーの沈み込みを説明する図であり、沈み込みが抑止部によって抑止されている状態を示す。 光学装置の可動ミラーの沈み込み量と、可撓梁の変位量を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 実施例の光学装置の製造工程を説明する図である。 従来例の光学装置の可動ミラーの沈み込みを説明する図である。図15(a)は沈み込みのない状態を示し、図15(b)は沈み込みがある状態を示し、図15(c)はスティッキング状態を示す。 従来例の光学装置を示す図である。
以下に説明する実施例の主要な特徴を以下に列記する。
(特徴1)1対の可撓梁で可動ミラーを揺動可能に支持している。各々の可撓梁が捻れることによって可動ミラーが揺動する。各々の可動梁の上方に可動ミラーの一部を構成する抑止部が設置されている。
(特徴2)1対の可撓梁の両側に分けて、一対のアクチュエータが配置されている。
(特徴3)各々のアクチュエータは静電駆動型であり、アクチュエータに向かい合う範囲の可動ミラーを基板に向けて引き付ける吸引力を生成する。一方のアクチュエータを作動させると可動ミラーは基板に対して揺動する。抑止部がなければ、可動ミラーは基板に対して揺動する際に、その揺動軸が基板に接近する。抑止部は揺動軸が基板に接近する途中で、可撓梁の上面に接触し、可撓梁がそれ以上に下方に変位することを規制する。
図1は、本実施例の光学装置100を上面から見た平面図である。図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。図1〜図3に示すように、光学装置100は、下部基板101、下部基板101上に固定された枠状の上部基板102、可動ミラー103、上部基板102と可動ミラー103とを接続する1対の可撓梁104を備えている。図1および図2に示すように、可動ミラー103は実線で示す上面側の形状は長方形であるが、下面側の形状は可撓梁104の長手方向に窪んだバタフライ型である。図1の破線で示すように、可撓梁104の長手方向における可動ミラー103の長さは、可撓梁104の近傍において小さくなっており、可動ミラー103の下面側の窪んだ部分において可撓梁104と可動ミラー103は接合している。図1および図2に示すように、可撓梁104と可動ミラー103が接合する位置を第1接合位置110、可撓梁104と上部基板102が接合する位置を第2接合位置111とする。
図1および図2に示すように、可動ミラー103の上面側は長方形であり、下面側はバタフライ側であるため、可撓梁104の上方となる位置には、可動ミラー103の一部が存在する。この可撓梁104の上方となる位置に存在する可動ミラー103の一部分が抑止部109である。図1に示すように、抑止部109は、第2接合位置111との距離がAである位置から、第1接合位置110まで延びている。抑止部109を含む可動ミラー103の上面には、ミラー105が形成されている。
図2、図3に示すように、上部基板102は、上部基板下層102aに上部基板上層102bが積層されることによって形成されている。可動ミラー103は、可動ミラー下層103a、可動ミラー上層103b、ミラー105が積層されることによって形成されている。上部基板下層102aは、下部基板101の絶縁膜層の上に設置された導電層と、その側面および上面に形成された絶縁膜層とを備えている。上部基板上層102bは、可撓梁104および可動ミラー下層103aと同一の層によって一体に形成されており、導電層からなる可動電極122がその内部に設置されている。可動電極122の上下面および側面は絶縁膜層によって被覆されている。可動ミラー上層103bは、可動ミラー下層103aの上面を被覆する絶縁膜層のさらに上面に形成された導電層と、その側面および上面に形成された絶縁膜層とを備えている。抑止部109は、可動ミラー上層103bの一部であり、同一の層によって一体に形成されている。可動ミラー103bの上面と抑止部109の上面とは同一の面であり、ミラー105によって覆われている。抑止部109の下面は、可動ミラー上層103bの下面よりも上方(ミラー105側)に位置している。すなわち、抑止部109は可動ミラー上層103bよりも層の厚さが薄くなっており、これによって可撓梁104と距離Dだけ離反している。
図3に示すように、下部基板101には、固定電極121a、121bが埋め込まれており、2つの固定電極用コンタクトパッド(図示しない)にそれぞれ導通している。可動ミラー103に設置された可動電極122は、可動電極用コンタクトパッド(図示しない)に導通している。固定電極用コンタクトパッドおよび可動電極用コンタクトパッドは、制御装置(図示しない)に接続されている。制御装置は、固定電極121a、121b、可動電極122に印加する電圧を制御する。これによって、例えば、固定電極121aと可動電極122との間に静電力による引力を作用させ、可動ミラー103を揺動させることができる。
図4は、図1のIV−IV線断面を拡大した図である。図4は、可撓梁104の短手方向(長手方向と垂直な水平方向)に沿った断面図に相当する。図4に示すように、可撓梁104の両側には可動ミラー下層103aが水平方向に距離Bだけ離反して形成されている。可撓梁104の短手方向の長さはW1であり、両側の可動ミラー下層103aの間のほぼ中央に設置されている。可動ミラー上層103bは、下方から上方へ窪み部分が設けられた凹部を備えている。凹部の短手方向の幅はBであり、深さはDである。この凹部の窪み部分の上方に位置する可動ミラー103の部分が抑止部109である。
図5および図15(a)〜(c)は、可動ミラーの変位によって、可撓梁がどのように変位するかを説明する図であり、図2と同じ位置での断面図を示している。図5は本実施例に係る抑止部109を有する可動ミラー103を備えた光学装置100において、抑止部109によって可動ミラーの沈み込みが抑止される状態を示している。図15(a)〜(c)は、従来の抑止部を備えていない可動ミラー203を備えた光学装置200を図示しており、本実施例に係る光学装置100と共通する部分(可撓梁104等)については、同じ符号を用いている。図15(a)は、可動ミラーに沈み込みが無い場合を示しており、図15(b)は、可動ミラー203に沈み込みが発生した場合を示しており、図15(c)は可動ミラー203の沈み込みによって、可動ミラー203が下部基板101と接触して固着した状態(スティッキング)を示している。
図15(b)に示すように、可動ミラー203に沈み込みが発生すると、可動ミラー203は平面の状態を維持したまま、可撓梁104が歪曲することによって、可動ミラー203の位置が下方へ変位する。図15(b)に示すように沈み込みが発生すると、図15(a)の場合と比較して、下部基板101と可動ミラー203との距離が小さくなってしまい、可動ミラー203の揺動可能角が小さくなってしまう。さらに、沈み込み量が大き過ぎると図15(c)のように、可動ミラー203が下部基板101と接触するまで沈み込み、固着してしまう(スティッキング)。スティッキングが起こった場合、破壊を伴わずに可動ミラー203を下部基板101から離すことは、非常に困難である。
図15(b)に示すように、可撓梁104は、可動ミラー下層103aおよび上部基板上層102bと同一の層によって形成されている。そのため、可撓梁104の歪曲は、可動ミラー203との接合位置である第1接合位置110、上部基板102との接合位置である第2接合位置111、およびこれらの近傍では小さくなっている。第1接合位置110、第2接合位置111、およびこれらの近傍では、可撓梁104は、ほぼ水平な状態を維持している。本実施例のように、可動ミラー103が抑止部109を備えていると、図5に示すように、抑止部109は可動ミラー103と一体となって下方に変位する。抑止部109が下方に変位して、抑止部109の下面と可撓梁104の上面が接触し、可撓梁104によって抑止部109が下方から支持される。これよって、可動ミラー103の沈み込みを抑止することができる。
図6は、図15(b)に示すように可動ミラー203が沈み込んだ場合に、可撓梁104の各部がどの程度変位するかを説明する図である。すなわち、抑止部109を備えていない可動ミラー203を備えた光学装置200の可撓梁104の変位を説明する図であり、第2接合位置111からの距離xと、その位置における可撓梁104の変位yの関係を示している。図6において、可撓梁104と上部基板102とが接合する第2接合位置111は、距離x=0の位置であり、可撓梁104と可動ミラー203が接合する第1接合位置110は、図6において距離x=Lの位置である。図6では、第2接合位置111での変位量がゼロとなっており、それよりも下方に変位する場合に変位yはマイナスとなる。(0−y)が下方への変位量となる。
図6の縦軸に示す変位y=−tは、可動ミラー203の変位に等しく、この場合の変位量(沈み込み量)はtである。可動ミラー203の変位に対して、図6に示す可撓梁104の距離xにおける変位yは変化し得るが、これらの関係については、例えば予め試作、実験等を行うことによって知ることができる。
図6に示すように、可撓梁104の下方への変位量は、可動ミラー203側ほど大きく、上部基板102側ほど小さくなっている。x=0〜L/2の領域では、距離xに対する可撓梁104の変位を示す曲線は上に凸であり、この曲線上のx=L/2となる点は可撓梁104の変位量を示す曲線の変曲点である。x=L/2における可撓梁104の下方への変位yは、y=−t/2である。x=L/2〜Lの領域では、距離xに対する可撓梁104の変位を示す曲線は下に凸となる。第2接合位置111では、可撓梁104の変位量はゼロであり、第1接合位置110では、可撓梁104の変位量は可動ミラー203の沈み込み量t1に等しい。図6より、少なくとも可撓梁の第2接合位置111からの距離が0〜L/2までの領域では、可動ミラー203の沈み込み量に対して、可撓梁104の下方へ変位量が比較的小さいことがわかる。すなわち、本実施例の光学装置100において、図1に示す距離A(第2接合位置111からの距離)を0≦A≦L/2に設定すれば、図5に示すように可動ミラーの沈み込みに際して抑止部109と可撓梁104とが接触し、抑止部109によって可動ミラー103の下方への変位が抑止される。可動ミラーの沈み込み量に対し、第2接合位置111からの距離がAとなる位置での可撓梁104の下方への変位yを調べ、これに応じて変形前の可撓梁104の上面と抑止部109の下面との距離Dを設定し、第2接合位置111からの距離がAとなる位置に設置すれば、可動ミラーの沈み込み量が所定量以下となるように設計できる。
抑止部109の設置位置と、変形前の可撓梁104の上面と抑止部109の下面との距離Dについては、例えば、アクチュエータによって可動ミラー103を揺動させる際に可動ミラー103が下部基板101に向けて変位する場合に、抑止部109が可撓梁104に接触してそれ以上に可動ミラー103が沈み込むことを防止した状態で、可撓梁104がさらに変形して可動ミラー103が揺動できる関係が得られるように設計することが好ましい。例えば、本実施例のように静電駆動型のアクチュエータを用いている場合には、プル・イン(pull-in)の発生を防ぐために、静止時の可動ミラー103の下面と下部基板101の上面との距離をHとすると、揺動時の可動ミラー103と下部基板101との最短距離が2H/3以上となる範囲で可動ミラー103が揺動できるように、光学装置100を設計し、制御することが好ましい。そのため、可動ミラー103の沈み込み量がH/3より小さくなるように、抑止部109の設定位置および高さを設計することが好ましい。この場合は、抑止部109によってそれ以上の沈み込みを防止しながらアクチュエータによって可動ミラー103を揺動させることができる。可動ミラー103を大きく揺動させることと可動ミラー103が下部基板101に接触するのを防止することの両者を同時に実現することができる。
尚、アクチュエータによって可動ミラー103を最大に揺動させても抑止部109が可撓梁104に接触しない場合であっても、光学装置100の運搬時等には、下限規制部109が有効に機能する。すなわち、光学装置100の運搬時等に可動ミラー103が沈み込むことを、抑止部109によって防止できる。
また、本実施例では、1対の可撓梁104によって可動ミラー103が支持されており、各々の可動梁104の上方に抑止部109が設置されている。このため、図5に示すように、可動ミラーの沈み込みが発生した場合には、2つの抑止部109が2つの可撓梁104と接触することによって、可動ミラー103が支持される。また、図5に示すように、抑止部109の下面を可撓梁104の上面によって支持しており、接触面積がある程度確保できる。MEMS技術を用いた光学装置では、搬送時などに強い衝撃が加わることによって、可撓梁が折れたり、スティッキングが発生したりすることがある。本実施例によれば、可撓梁104と抑止部109との接触面積がある程度確保されているため、搬送時などに受けた衝撃による負荷を分散することができ、可撓梁の折れやスティッキングが発生しにくい。
尚、本実施例では、抑止部109は、第2接合位置111からの距離がAである位置から第1接合位置110に達するまで形成されているが、抑止部109によって可動ミラー103の沈み込みを抑止するためには、抑止部109が第1接合位置110まで延びていることは必須ではない。
上記のとおり、本実施例の光学装置では、可動ミラーは、可撓梁の上方となる位置に可撓梁と接離可能な抑止部を備えている。可動ミラーが沈み込むことによって抑止部が沈みこむと、抑止部の下方に位置する可撓梁の上面に抑止部の下面が接触する。可撓梁の上面によって支持されることによって、抑止部の下方への変位量が規制され、ひいては可動ミラーの沈み込みを抑止することができる。抑止部は、可撓梁と接離可能に設置されており、可動ミラーに沈み込みが無い場合には、可撓梁と抑止部は離反しているため、可動ミラーの正常動作を阻害しない。可動ミラーが沈み込み、可撓梁と抑止部が接触している状態で可動ミラーが揺動する場合においても、可動ミラーと比較して細長くて弾性がある可撓梁に抑止部が接触するため、可撓梁と抑止部との接触による負荷が可撓梁の弾性によって緩和され、可動ミラーの正常動作を阻害しない。可動ミラーと抑止部の位置のずれに対して可動ミラーの揺動特性がばらつきにくい。
また、本実施例においては、抑止部の上面と可動ミラー上層の上面とを同一面としており、その上面にミラーを設けているため、ミラーの面積が大きくなり、開口率(シリコン基板表面の面積に対するミラーの面積の割合)が大きくなっている。
また、抑止部によって可動ミラーの沈み込みを抑止することができるため、可動ミラーを支持する可撓梁を従来よりも細く設計することも可能である。可動ミラーの揺動角は、可撓梁の捻り抵抗力と、アクチュエータによる駆動力とが釣り合う位置によって決まるため、可撓梁を細くし、捻り抵抗力を低減することができれば、少ない駆動力によって大きな揺動角を得ることができる。特に、静電駆動型のアクチュエータを用いる場合には、静電力は可動電極と固定電極間の距離(ギャップ)の二乗に反比例するので、他の駆動方式と比較して、可動ミラーの揺動角を大きくしたり、サイズの大きいミラーを揺動させたりすることが難しい。本実施例の光学装置では、可撓梁をより細長く、変形し易いように設計することができるため、静電駆動型のアクチュエータを利用した場合にも、低い駆動電圧で可動ミラーを揺動させることができ、揺動角の最大値を大きくすることができる。また、静電駆動型は、ミラーの小型化、回路とミラー作成プロセスの整合性、消費電力などの観点から、集積化ミラーアレイに適している。本実施例の光学装置によれば、駆動電圧を低減するために細長い可撓梁を採用しても、抑止部によって可動ミラーの沈み込みを抑制でき、可動ミラーの揺動角を大きくできる。集積化ミラーアレイにおいて、駆動電圧を低減するとともに、沈み込みを抑制して可動ミラーの揺動可能角を大きくすることができる。さらには、集積化ミラーアレイの開口率を向上できる。
さらに、本実施例では、可撓梁が抑止部と接触する際の接触面積をある程度確保することができる。接触面積が大きいため、光学装置が衝撃を受けた場合にも、衝撃による負荷を分散することができ、光学装置の耐衝撃性を向上させることができる。
次に、光学装置100の抑止部109の製造方法について、図7〜図14を用いて説明する。尚、光学装置100のその他の構成については、従来用いられている一般的なMEMS技術を用いた光学装置の製造方法を適用することができる。
まず、シリコン基板をエッチングして凹部を設け、酸化膜などの絶縁膜を形成し、ポリシリコン等を充填して、固定電極121を図3に示す位置に形成する。次に、熱酸化を行い、下部基板101の表面に酸化膜を形成し、さらにその表面に第1犠牲層301を形成する。次に、熱酸化を行い、第1犠牲層301の表面に酸化膜302を形成する。下部基板101上に酸化膜302まで積層した状態を図4に示す断面で見た図が、図7である。
次に、ポリシリコン等によって、図8に示すように、可動電極層305a、305bを形成する。可動電極層305a、305bは、図8に示す断面とは別の面において、接続されている。図8において、中央部の可動電極層305aの幅W4は、図4に示す可撓梁104の幅W1に応じて設計される。また、両側の可動電極層305b間の距離bは、図4に示す可動ミラー下層103a間の距離Bに応じて設計される。
次に、熱酸化を行い、図9に示すように、可動電極層305a、305b等の表面に酸化膜304を形成する。さらに、RIE(Reactive Ion Etching)等によって酸化膜304にドライエッチングを行い、図10に示すように、可動電極層305a、305bの表面を被覆する以外の酸化膜302および酸化膜304を除去する。図10に示す可動電極層305aと、その表面を被覆する酸化膜302および酸化膜304は、図4における可撓梁104となる。可動電極層305bと、その表面を被覆する酸化膜302および酸化膜304は、図4における可動ミラー下層103aとなる。
次に、図10に示す幅bの領域に、ポリシリコン等によって第2犠牲層303を形成する。図11に示すように、第2犠牲層303の上面は、酸化膜304の上面より高さdだけ高くなっている。図11に示す高さdは、図4に示す可撓梁104の上面と抑止部109の下面との距離Dに応じて設計される。次に、熱酸化を行い、図12に示すように、第2犠牲層303の表面を酸化膜306によって被覆する。次に、酸化膜306の上面にポリシリコン等を積層して可動ミラー上層内部307を形成する。さらに熱酸化を行って、可動ミラー上層内部307の表面に酸化膜308を形成し、図13に示す状態を得る。
酸化膜308の表面に、さらにミラー105を形成した後、図13に示す第1犠牲層301および第2犠牲層303をXeFガスによる気相等方性エッチング等によって除去すると、図14の状態となる。図14に示すように、酸化膜302等によって囲まれている部分は除去されず残る。これによって、図4に示すように、可動ミラー103、可撓梁104、抑止部109等を形成することが可能である。
上記のように、本実施例の光学装置は、一般的なMEMS製造技術を応用して製造することが可能である。従来の製造工程を大幅に変更する必要がないため、製造工程での手間やコスト、時間を大幅に増大させることなく製造することが可能である。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
100、200 光学装置
101 下部基板
102 上部基板
102a 上部基板下層
102b 上部基板上層
103、203 可動ミラー
103a、203a 可動ミラー下層
103b,203b 可動ミラー上層
104 可撓梁
105 ミラー
109 抑止部
110 第1接合位置
111 第2接合位置
121a、121b 固定電極
122 可動電極
301 第1犠牲層
302、304、306、308 酸化膜
303 第2犠牲層
305a、305b 可動電極層
307 可動ミラー上層内部

Claims (3)

  1. 基板と、可動ミラーと、前記可動ミラーを前記基板から離反した位置で揺動可能に支持する可撓梁と、前記可動ミラーを揺動させるアクチュエータとを備えた光学装置であって、
    前記可動ミラーは、前記可撓梁の上方から前記可撓梁に接離可能な抑止部を備えており、
    前記アクチュエータによって前記可動ミラーが揺動する際に、前記抑止部が前記可撓梁に接触した状態で前記可撓梁が変形可能に構成されており、
    前記抑止部は、前記可撓梁が前記可動ミラーに接合する第1接合位置から前記可撓梁が前記基板に接合する第2接合位置までの長さをLとした場合に、前記第2接合位置からの距離がL/2までの領域内に位置する部分を備えていることを特徴とする光学装置。
  2. 基板と、可動ミラーと、前記可動ミラーを前記基板から離反した位置で揺動可能に支持する可撓梁と、前記可動ミラーを揺動させるアクチュエータとを備えた光学装置であって、
    前記可動ミラーは、前記可撓梁の上方から前記可撓梁に接離可能な抑止部を備えており、
    前記抑止部の位置は、前記アクチュエータによって前記可動ミラーが揺動する際に、前記抑止部が前記可撓梁の上面に接触してそれ以上に前記可動ミラーが沈み込むことを防止した状態で前記可撓梁がさらに変形する関係が得られる位置に設定されており、
    前記抑止部は、前記可撓梁が前記可動ミラーに接合する第1接合位置から前記可撓梁が前記基板に接合する第2接合位置までの長さをLとした場合に、前記第2接合位置からの距離がL/2までの領域内に位置する部分を備えていることを特徴とする光学装置。
  3. 前記抑止部の上面にミラーが設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学装置。
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