JP4599676B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、最前列に設けられたレンズ群及びレンズ枠の繰り出しの形態を改善したレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のレンズ鏡筒の断面図である。
レンズ鏡筒100Aは、4つのレンズ群(第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4)から構成される撮影光学系を有している。各レンズ群は、それぞれ対応するレンズ移動枠(第1群レンズ移動枠1、第2群レンズ移動枠2、第3群レンズ移動枠3及び第4群レンズ移動枠4)によって保持され、光軸方向に前後移動される。
【0003】
また、上記撮影光学系のうち第4レンズ群L4は、撮影光学系全体の焦点距離を調整するためのズーミングレンズ群である。
更に、第2レンズ群L2は、撮影光学系の合焦状態を調整するための合焦用レンズ群であり、このレンズ鏡筒の撮影光学系は、いわゆる内焦式光学系である。
【0004】
第1群レンズ移動枠1は、第3群レンズ移動枠3の外周において保持されている。また、第1群レンズ移動枠1は、その前側にフィルタ取り付けねじ1cと、例えばフード等を取り付ける付属品取り付け部1dとを備えている。更に、第1群レンズ移動枠1は、その内周面にカム1aを有し、このカム1aには、第3群レンズ移動枠3の外周に設置されているピン3aが係合している。
【0005】
一方、第1レンズ群移動枠1の外周には、カムピン1bが設置されている。カムピン1bは、後述するカム筒6に設けられたガイド溝6bと係合するカムピンである。カムピン1bは、全部で3つあり、光軸を中心とした回転方向に等間隔に配置されている。
【0006】
第2群レンズ移動枠2は、第3群レンズ移動枠3の内周側に保持されているレンズ移動枠である。第2群レンズ移動枠2は、合焦動作用の駆動力を伝達するピン2aをその外周に設置している。ピン2aは、第3群レンズ移動枠3、第4群レンズ移動枠4及び固定筒5のそれぞれに設けられている逃げ溝を貫通し、さらに、カム筒6に設けられているカム溝6c、及び後述するフォーカス連動枠7に設けられている直進ガイド溝7bと係合している。
【0007】
第3群レンズ移動枠3は、第4群レンズ移動枠4の内周側に保持されており、前述のように、その前端部において第1群レンズ移動枠1を保持し、その内周面において第2群レンズ移動枠2を保持している。また、第3群レンズ移動枠3は、その外周にピン3bを設置している。ピン3bは、第4群レンズ移動枠4に設けられている逃げ溝を貫通し、カム筒6に設けられているカム溝6dと、固定筒5に設けられた直進ガイド溝5aと係合している。また、第3群レンズ移動枠3の外周には、突起3c,3dが設けられている。突起部3c,3dは、全部で4組あり、光軸を中心とした回転方向に等間隔に配置されている。なお、第3群レンズ移動枠3は、プラスチック材より形成されている。
【0008】
第4群レンズ移動枠4は、カム筒6の内周側に保持された部材である。第4群レンズ移動枠4は、その外周にピン4aを備え、このピン4aは、カム筒6に設けられたカム溝6eと係合している。また、第4群レンズ移動枠4は、その内周側に、光軸平行に設けられた溝4bを備えている。この溝4bは、その中に第3群レンズ移動枠3の突起部3c,3dを係合させ、それらを光軸方向に案内するための直進案内溝であり、突起部3c,3dに合わせて4箇所設けられている。
【0009】
固定筒5は、カメラボディに直接取り付けられる部位であり、その後端部にカメラボディと結合するためのバヨネットマウント15を備えている。
カム筒6は、第1群レンズ移動枠1に回転駆動力を与えるためのガイド溝6bと、第2群レンズ移動枠2〜第4群レンズ移動枠4を光軸方向に移動させ、位置決めするためのカム溝6c〜6eを有する部材である。カム筒6は、固定筒5の内周面5bに、光軸中心の回転可能に保持されている。また、カム筒6は、その外周にピン6f及びピン6aを有している。ピン6fは、固定筒5の内周に設けられたカム溝5dと係合するピンであり、ピン6aは、固定筒5の逃げ溝を貫通して、後述するズーム操作環8と係合するピンである。
【0010】
フォーカス連動筒7は、カム筒6の内周に設置された円筒状部材である。フォーカス連動筒7は、カム筒6と固定筒5の双方に対し光軸を中心とした円周方向に相対運動を行うことが可能である。フォーカス連動筒7は、光軸に平行な案内溝7bを備えており、案内溝7bには、ピン2aが係合している。フォーカス連動筒7が回転運動をしない場合は、案内溝7bは、ピン2aの直進案内溝として機能する。また、回転する場合は、その回転運動が案内溝7bとピン2aを介して第2群レンズ移動枠2に伝達される。
【0011】
ズーム操作環8は、焦点距離の調整を行う場合に、手動により回転操作する環状部材であり、固定筒5の外周5cに回転可能に取り付けられている。ズーム操作環8は、その内周面に光軸と平行な案内溝8aを備えている。案内溝8aには、カム筒6に設置されているピン6aが係合している。
マニュアルフォーカス環9は、合焦操作を行う場合に、手動により回転される環状部材である。マニュアルフォーカス環9は、固定筒5の先端にバヨネット方式で嵌合しており、所定の角度を回転することが可能になっている。また、マニュアルフォーカス環9は、内周に直進ガイド溝9aを有し、この直進ガイド溝9aには、フォーカス連動筒7の外周に設置され、カム筒6の逃げ溝を貫通しているピン7aが係合している。
【0012】
ギア部材10は、オートフォーカスを行うための駆動力を不図示のカメラボディから伝達される部材である。ギア部材10は、固定筒5の内周面に回転可能に設置されており、不図示のカプラー及び小ギアと係合している。また、ギア部材10の内周部には、ブラシ部材が設けられている。このブラシ部材は、固定筒5に取り付けてあるエンコーダー上を摺動し、第2レンズ群L2の位置検出を行う。
【0013】
ばね部材11は、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置された圧縮コイルばねである。また、ばね保持枠12は、ばね部材11を保持する部材である。ばね部材11を配置したことにより、第2レンズ群L2は、光軸前方への力を受ける。この結果、第2レンズ群L2に設けられているピン2aとそれが係合しているカム溝6cとの間のいわゆるガタが取り除かれる。一方、第3レンズ群L3は、ばね部材11より光軸後方への力を受ける。このために、第3レンズ群L3に取り付けられているピン3bとそれが係合しているカム溝6dとの間においても、ガタが取り除かれる。
【0014】
絞り連動板16は、カメラボディ(不図示)側の連動板と連結され、その動力を伝達するための部材である。絞り連動板16は、固定筒5の内周面に係合されており、その先端部は、第3群レンズ移動枠3において公知の絞り機構を構成している絞り駆動板13及び絞り環14に接続されている。
【0015】
次に、従来のレンズ鏡筒の動作について説明する。はじめに、オートフォーカスモードにより合焦を行う場合について説明する。オートフォーカスモードの場合は、カメラボディから不図示の公知の動力伝達機構を介して、ギア部材10に回転方向の駆動力が伝達される。次に、この駆動力は、マニュアルフォーカス環9からピン7aを介してフォーカス連動筒7へ伝達され、フォーカス連動筒7を回転させる。フォーカス連動筒7の案内溝7bには、ピン2aの先端部が係合しているために、ピン2aは、フォーカス連動筒7に連動して回転し、カム溝6c内を移動する。この結果、第2群レンズ移動枠2は、光軸方向に前後移動し、合焦が行われる。
【0016】
一方、マニュアルフォーカスモードにより合焦操作を行う場合には、マニュアルフォーカス環9を手動により回転操作する。マニュアルフォーカス環9の回転運動は、オートフォーカスモードにおけるのと同じ機構及び動作により、第2群レンズ移動枠2の光軸方向運動に変換され、合焦が行われる。
【0017】
次に、焦点距離調整を行うときの動作について説明する。焦点距離調整を行う場合は、手動によりズーム操作環8を回転操作する。ズーム操作環8の回転運動は、案内溝8a及びピン6aを介してカム筒6に伝達され、カム筒6は、ズーム操作環8に連動して回転する。この結果、カム筒6は、カム溝5dに沿って回転しながら光軸方向に移動する。
【0018】
カム筒6の回転運動は、カム溝6cとピン2a、カム溝6dとピン3b、及び、カム溝6eとピン4aにより光軸方向の直進運動に変換される。この結果、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4それぞれのレンズ移動枠(2、3、4)は、回転せずに光軸方向に前後移動する。なお、このときに、第2群レンズ移動枠2の移動量は、カム溝5dによって定まる移動量と、カム溝6cによって定まる移動量の合成量となる。また、第3群レンズ移動枠3の移動量は、カム溝5dによって定まる移動量と、カム溝6dによって定まる移動量の合成量となる。更に、第4群レンズ移動枠4の移動量は、カム溝5dによって定まる移動量と、カム溝6eによって定まる移動量の合成量となる。
【0019】
一方、第1群レンズ移動枠1は、カムピン1b及びガイド溝6bを介して、カム筒6と光軸中心の回転方向に一体となっている。このために、第1群レンズ移動枠1は、カム筒6とともに回転運動を行う。第1群レンズ移動枠1の回転運動は、カム1aとピン3aにより光軸方向の運動に変換され、この結果、第1群レンズ移動枠1は、回転しながら光軸方向に前後移動する。なお、ピン3aは、第3群レンズ移動枠3に設置されているために、このときの第1群レンズ移動枠1の移動量は、カム1aによって定まる移動量と、カム溝6dによって定まる移動量と、更に、カム溝5dによって定まる移動量の合成量となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のレンズ鏡筒100Aでは、図3中に示す厚さPの部分は、カム筒6の最内周部と最外周部をつなげるために必要なだけであるが、駆動力を伝達するためには、ある程度の強度が必要であるために、薄肉化することができず、レンズ鏡筒を小型化、特に径方向を細径化することができないという問題があった。
その上、この部分が必要なために、カム筒6の形状が複雑になってしまうという問題があった。カム筒6の様な形状の部品を金属で作製することは、非常に困難であり、部品の製造コストが高くなってしまう。また、カム筒6をモールドプラスチックで成形する場合であっても、このような複雑な形状では、金型が複雑になり、金型の製造コストが高くなるばかりか、成形時の寸法精度確保が困難であり、生産性が低下し、成形コストも高くなるという問題があった。
【0021】
また、焦点距離調整時に、第1群レンズ移動枠1及び第1レンズ群L1が回転しながら光軸方向に前後移動するので、フィルタ及び付属品を取り付けて使用する場合に、不都合な場合があった。
例えば、偏光板の角度位置を調整して使用する偏光フィルタを、従来のレンズ鏡筒100Aに取り付けて使用すると、ある焦点距離で最適な偏光特性を得られる偏光フィルタの角度を決めても、焦点距離を調整すると、第1群レンズ移動枠と共にフィルタ取り付けねじ1cが回転してしまうので、偏光フィルタの設定した角度が変わってしまい、再度偏光フィルタの角度を調整が必要であり、使い勝手が悪かった。
【0022】
更に、付属品として付属品取り付け部1dを利用してフードを装着する場合、使用可能なフードの形態は、必然的に光軸を中心として回転対称な丸形フードに限定されてしまう。丸形のフードをズームレンズ、特に広角領域を含む高倍率のズームレンズに用いる場合には、広角端で、画面の四隅の光線をケラレないようにするため、深さのない浅いフードとなってしまい、十分な有害光の遮断効果が得られないという問題があった。
【0023】
画面の四隅よりも画角の狭い上下左右のフードを伸ばした、いわゆる花形フードが、丸形のフードに比べて有害光の遮断効果が高いことが知られているが、先に述べたように、焦点距離調整時に、第1群レンズ移動枠1が回転しながら光軸方向に前後移動するので、使用することができなかった。一般的に、丸形フードは、いわゆる花形フードに比べ、光軸方向の長さが短く、かつ直径が大きくなってしまうため、画角外からの有害光の遮断効果が低いばかりか、収納性も悪かった。
【0024】
更にまた、レンズの光軸を中心とした回転方向の位置が変わると、レンズ鏡筒に含まれる各レンズの出来映え等によっては、レンズ鏡筒全体の光学特性が劣化する場合があり、従来のレンズ鏡筒のように、第1レンズ群L1が回転すると、レンズ鏡筒全体の解像力等の光学性能が焦点距離によって変化し、不安定になるという問題があった。
【0025】
ところで、従来も、内焦式ズームレンズであって、最前列の第1レンズ群が回転を伴わずに直進するレンズ鏡筒は、存在していた。しかし、それらは、いずれも比較的倍率の低いズームレンズであり、第1レンズ群が移動するストロークは、あまり長くなく、第1レンズ群及び第1群レンズ移動枠の回転を規制する部材は、移動を伴わない固定された部材(以下、回転規制固定部材)により行われていた。
【0026】
しかし、回転規制固定部材によって、第1レンズ群及び第1群レンズ移動枠の回転を規制すると、第1レンズ群及び第1群レンズ移動枠が移動することができるストロークは、回転規制固定部材が存在する(移動先の第1レンズ群及び第1群レンズ移動枠に回転規制固定部材が届く)範囲が限度であり、小型で高倍率のズームレンズは、実現することができなかった。
【0027】
言い換えると、高倍率のズームレンズでは、第1レンズ群及び第1群レンズ移動枠が移動するストロークは、非常に長くなり、例えば、広角端で第1群レンズ移動枠が存在する位置に、望遠端では、第1群レンズ移動枠が存在しないので、回転規制固定部材では、回転を規制することができなかった。
【0028】
本発明の課題は、高倍率のズームレンズであっても、列のレンズ群が回転することがない、小型で低価格なレンズ鏡筒を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、被写体側に設けられ、ズーミング時に移動する第1レンズ群(LB1)と、前記第1レンズ群とは別のレンズ群であって、少なくともフォーカシング時に移動する第2レンズ群(LB2)と、前記第1レンズ群を移動させるカム溝を有した第1のカム環(120)と、前記第1のカム環と別体に設けられると共に、前記第1のカム環と同一の駆動力により駆動され、前記第1のカム環と同期して回転し、前記第1レンズ群以外のレンズ群(LB2、LB3、LB4)を移動させるカム溝を有した第2のカム環(106)と、カム溝(105e)を備えた固定筒(105)と、前記固定筒の外周に回転可能に取り付けられ、内周に直進ガイド(108a)を有し、ズーミング時に操作されるズーム操作環とを備え、前記第1のカム環は、前記固定筒に回転可能に嵌合しており、前記固定筒のカム溝に係合し、かつ、前記ズーム操作環の直進ガイドに係合して回転力を受けて移動する係合部(120a)を有すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
【0030】
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記第1レンズ群を保持する第1レンズ群移動枠(101,131)と、前記第1レンズ群移動枠を直進ガイドし、ズーミング時に回転することなく直進移動する直進移動部材(103)とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0031】
請求項3の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記第1レンズ群移動枠(101,131)は、ズーミング時に移動しない部材と重ならない位置まで、ズーミングにより移動することを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0032】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、前記直進移動部材(103)は、前記第1レンズ群(LB1)及び前記第2レンズ群(LB2)とは別のレンズ群を保持する移動枠であることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0033】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、使用時には移動しない固定筒(105)と、前記固定筒に摺動可能に嵌合し、かつ、前記第2のカム環に対して光軸周りに回転自在で、スラスト方向には前記第2のカム環(106)と共に移動するように設けられ、フォーカシング時には前記光軸周りの回転によって前記第2レンズ群(LB2)に駆動力を伝達し、ズーミング時には回転せずに前記第2レンズ群(LB2)の回転を規制して直進案内をする円筒状部材であるフォーカス連動筒(107)を有することを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0034】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記第2のカム環は、直進溝(106h)を有し、前記ズーム操作環(108)は、前記第2のカム環の直進溝(106h)に係合し、前記第2のカム環(106)に回転力を伝える爪部(108b)を有することを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0035】
請求項7の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記第1レンズ群移動枠(101,131)は、前記直進移動部材(103)と係合する直進ガイド部(131a)を有するガイド枠部材(131)と、フィルタ取り付けネジ(101c)及び/又は付属品取り付け部(101d)を備え、前記第1レンズ群(LB1)を保持する第1レンズ群保持部材(101)と、を有し、前記ガイド枠部材(131)及び前記第1レンズ群保持部材(101)は、前記ガイド枠部材(131)に対する、前記第1レンズ群保持部材(101)の取り付け位置を規制する位置規制部(131d,101e)を備え、前記位置規制部(131d,101e)は、前記第1レンズ群保持部材(101)の取り付け位置を、前記ガイド枠部材(131)に対して光軸を中心として回転した位置を選択することができるようになっていることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0036】
請求項8の発明は、請求項7に記載のレンズ鏡筒において、前記位置規制部(131d,101e)は、前記第1レンズ群保持部材(101)の取り付け位置を、正規の位置と、光軸を中心にして180度回転した位置とを選択することができることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0037】
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8に記載のレンズ鏡筒において、前記付属品取り付け部(101d)に取り付ける付属品は、花形フードであることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態であるレンズ鏡筒100Bの、望遠端における断面図である。
なお、前述した従来例と同様の機能を果たす部分には、下二桁に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
レンズ鏡筒100Bは、内焦式で焦点調整を行い、ズーム比が高倍率のズームレンズであり、従来技術の項で説明したレンズ鏡筒100Aを改良して、第1レンズ群LB1が回転を伴わずに繰り出すことができるレンズ鏡筒である。
【0040】
レンズ鏡筒100Bは、4つのレンズ群(第1レンズ群LB1、第2レンズ群LB2、第3レンズ群LB3及び第4レンズ群LB4)から構成される撮影光学系を有している。第1レンズ群LB1は、最も被写体側に設けられた前玉レンズ群であり、第1群レンズ室101に保持され、他の各レンズ群は、それぞれ対応するレンズ移動枠(第2群レンズ移動枠102、第3群レンズ移動枠103及び第4群レンズ移動枠104)によって保持され、光軸方向に前後移動される。なお、第2レンズ群LB2は、フォーカシング時に移動する内焦レンズ群であり、本実施形態におけるレンズ鏡筒100Bは、フォーカシング時に第2レンズ群LB2のみが移動を行う内焦式のレンズ鏡筒である。
【0041】
第1群レンズ室101は、第1レンズ群LB1を保持する前玉レンズ群保持部材であり、ガイド筒131の先端に複数のビス122を使用して固定されている。第1群レンズ室101は、その前側にフィルタ取り付けねじ101cと、例えばフード等を取り付ける付属品取り付け部101dとを備えている。また、第1群レンズ室101は、ガイド筒131に対して、光軸を中心とした回転方向の位置規制部として突起101eを有している。
【0042】
ガイド筒131は、外周にカムピン131bを有し、内周に直進ガイド溝131aを有したガイド枠部材であり、カムピン131bは、第1のカム環120のカム溝120bに摺動可能に嵌合し、直進ガイド溝131aには第3群レンズ移動枠103に設けられたキー突起103aが摺動可能に嵌合している。
ガイド筒131は、突起101eに対応する位置及びその180°反対位置に角度方向の位置規制部として位置決め穴131dを有し、更に、ビス122に対応する位置及びその各々180°反対位置にビス穴(又は、タッピンビス用下穴)を有している。
したがって、第1群レンズ室101は、ガイド筒131に対して、光軸を中心とした回転方向を180°回転しても、取り付けることができる。
なお、第1群レンズ室101とガイド筒131との間には、焦点移動補正のために、間隔調整用のワッシャ121が挟まれており、第1群レンズ室101及びガイド筒131がひとつにまとまり、前玉移動枠として機能する。
【0043】
第3群レンズ移動枠103は、第3レンズ群LB3を保持する移動枠であり、ズーミング時に回転することなく直進移動する直進移動部材でもある。第3群レンズ移動枠103は、プラスチック製であることを仮想して、コストダウン及び第1レンズ群LB1のティルト抑制のため、従来のレンズ鏡筒100Aにおけるピン3aの代わりに、一体成形された直方体形状のキー突起103aを設けている。もちろんキー突起103aは、支障無ければピンであってもよい。キー突起103aは、直進ガイド溝131aに係合している。
【0044】
本実施形態では、従来の鏡筒100Aにおけるカム環6が有する機能を、第1のカム環120と第2のカム環106とに分離して設けた。
第1のカム環120は、カムピン131bと係合するカム溝120bを持つ略円筒形状をした部材であり、外周が固定筒105の内周面105fに摺動可能に嵌合している。カム溝120bは、ズーム操作環108の回転により回転を伴い前後移動する第1のカム環120の移動量と、第1レンズ群LB1の本来の必要移動量との差分カムとなっている。また、第1のカム環120は、ズーム操作環108に設けられた案内溝108aと、固定筒105に設けられたカム溝105eとに、同時に係合するカムピン120aを係合部として有している。
【0045】
第2のカム環106は、第2群レンズ移動枠102〜第4群レンズ移動枠104を光軸方向に移動させ、位置決めするためのカム溝106c〜106eを有する略円筒形状をした部材である。
第2のカム環106は、固定筒105の内周面105bに、光軸中心の回転可能に保持されている。また、第2のカム環106は、その外周にピン106fを有している。ピン106fは、固定筒105の内周に設けられたカム溝105dと係合するピンである。更に、第2のカム環106は、ズーム操作環108から延設されている爪部108bが係合する直進溝106hを備えている。
【0046】
フォーカス連動筒107は、固定筒105の外周105gに摺動可能に嵌合して設けられた円筒状部材であり、その爪部107cは、第2のカム環106の周溝106gに回転自由に係合し、スラスト方向には、第2のカム環106と一体で移動する。フォーカス連動筒107は、光軸に平行な案内溝107bを備えており、案内溝107bには、ピン102aが係合している。フォーカス連動筒107が回転運動をしない場合は、案内溝107bは、ピン102aの直進案内溝として機能する。また、フォーカス連動筒107が回転する場合は、その回転運動が案内溝107bとピン102aを介して第2群レンズ移動枠102に伝達される。
【0047】
ズーム操作環108は、焦点距離の調整を行う場合に、手動により回転操作する環状部材であり、固定筒105の外周105cに回転可能に取り付けられている。ズーム操作環108は、その内周面に光軸と平行な案内溝108aを備え、この案内溝108aには、第1のカム環120に設置されているピン120aが係合している。また、ズーム操作環108は、内周方向に爪部108bを延設されており、この爪部108bは、固定筒105の逃げ溝105i,105hを貫通して第2のカム環106の直進溝106hに係合している。
【0048】
次に、本実施形態におけるレンズ鏡筒100Bの動作について説明する。
合焦動作については、従来のレンズ鏡筒100Aと比較すると、フォーカス連動筒107(従来例では、フォーカス連動筒7)の嵌摺相手部品が、カム筒6から固定筒105に変更された以外、動作自体は、従来のレンズ鏡筒100Aの場合と同様である。
【0049】
次に、焦点距離調整を行うときの動作について説明する。焦点距離調整を行う場合は、手動によりズーム操作環108を回転操作する。ズーム操作環108の回転運動は、案内溝108a及びピン120aを介して第1のカム環120に伝達され、第1のカム環120は、ズーム操作環108に連動して回転する。ピン120aは、固定筒105に設けられたカム溝105eにも、同時に係合しているので、カム溝105eに沿って回転しながら光軸方向に移動する。
【0050】
ガイド筒131は、カムピン131bが、カム溝120bに嵌合すると共に、直進ガイド溝131aには、キー突起103aが摺動可能に嵌合して回転規制がされているので、第1のカム環120の回転しながらの前後移動によって、回転を伴わずに、前後移動を行う。したがって、第1レンズ群LB1及び第1群レンズ室101も、回転することなく、前後移動を行う。
【0051】
ズーム操作環108の回転運動は、爪部108bを介して、固定筒105の逃げ溝105i,105hを貫通して第2のカム環106の直進溝106hにも伝達され、第2のカム環106も、ズーム操作環108に連動して回転する。
第2のカム環106の回転運動は、カム溝106cとピン102a、カム溝106dとピン103b、及び、カム溝106eとピン104aにより光軸方向の直進運動に変換される。この結果、第2レンズ群LB2、第3レンズ群LB3及び第4レンズ群LB4それぞれのレンズ移動枠(102、103、104)は、回転せずに光軸方向に前後移動する。各レンズ移動枠(102、103、104)は、従来のレンズ鏡筒100Aと同様にして決まる移動量で前後移動を行う。
【0052】
図2は、本実施形態におけるレンズ鏡筒100Bの、広角端における断面図である。
先にも述べたように、本実施形態におけるレンズ鏡筒100Bは、ズーム比が高倍率のレンズ鏡筒であり、第1レンズ群LB1,第1群レンズ室101,ガイド筒131は、焦点距離調整時に移動するストロークが非常に長くなっている。そのため、ガイド筒131の回転の規制を、移動しない固定された部材によって行おうとしても、固定部材が存在し得ない位置まで、ガイド筒131が移動するので、実現することができなかった。
【0053】
ところで、焦点距離調整時には、キー突起103aを有する第3群レンズ移動枠103も、回転を伴わずに前後移動を行う。
そこで、本実施形態では、焦点距離調整時に移動を行う第3群レンズ移動枠103にキー突起103aを設けた。図2に示す広角端におけるキー突起103aの位置を、図1の望遠端の図中に破線で示した(103a−w)。このように、キー突起103a(第3群レンズ移動枠103)は、焦点距離に応じて前後移動するので、キー突起103aによって、ガイド筒131の回転規制を行うことにより、高倍率ズームレンズであっても、第1レンズ群LB1,第1群レンズ室101,ガイド筒131が回転することなく移動することができるレンズ鏡筒を小型の形態で実現することができた。
【0054】
本実施形態によれば、従来は、ひとつの部材に設けられていた各レンズ群を駆動するカム機構の機能を、第1のカム環120及び第2のカム環106に分担させ、従来のカム筒6と置き換えたので、図3中の厚さPに相当する部分を設ける必要がなく、その分レンズ鏡筒を細径化することができ、レンズ鏡筒100Bを小型の形態とすることができる。
また、第1のカム環120及び第2のカム環106を略円筒形の単純な形状とすることができたので、製造が容易になり、高精度の部品をより低価格で製造することができる。
【0055】
一方、焦点距離調整時に直進移動する第3群レンズ移動枠103のキー突起103aを、ガイド筒131の回転を規制する直進ガイドとした。これにより、高倍率のズームレンズであっても、第1レンズ群LB1,第1群レンズ室101,ガイド筒131が回転しないようにすることができた。
よって、偏光フィルタの使い勝手もよくなり、有害光を効果的に遮断することができる花形フードも使用することができる。
また、レンズ鏡筒全体の解像力等の光学性能も、焦点距離によらず、安定したものにすることができる。
【0056】
更に、第1レンズ群LB1を保持する第1群レンズ室101は、ガイド筒131に対して、光軸を中心とした回転方向を180°回転しても、取り付けることができるようにした。このことにより、レンズ鏡筒に含まれる各レンズの出来映え等によって、レンズ鏡筒全体の光学特性が悪い場合には、第1レンズ群LB1を第1群レンズ室101ごと180°回転してガイド筒131に取り付け、レンズ鏡筒全体の光学特性改善を簡単に試みることができる。なお、この場合において、付属品として花形フードを使用するとしても、花形フードは、180°回転して取り付けても全く同じように使用できるものであるので不都合は生じない。
【0057】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、本実施形態では、レンズ交換式カメラの交換レンズに本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例えば、レンズ非交換式のレンズ鏡筒に本発明を適用してもよい。
【0058】
また、本実施形態において、第1群レンズ室101及びガイド筒131を別部品として設けた例を示したが、これに限らず、例えば、第1群レンズ室101及びガイド筒131をまとめて、前玉移動枠として機能させてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、第1のカム環は、固定筒に回転可能に嵌合しており、固定筒のカム溝に係合し、かつ、ズーム操作環の直進ガイドに係合して回転力を受けて移動する係合部を有するので、第1のカム環は、固定筒を基準として正確に移動することができる。
【0060】
請求項2の発明によれば、第1レンズ群を保持する第1レンズ群移動枠は、直進移動部材に直進ガイドされるので、第1レンズ群が回転することなく、ズーミングが可能となり、付属品やフード(特に偏光フィルタ)の使い勝手をよくすることができる。
【0061】
請求項3の発明によれば、第1レンズ群移動枠は、ズーミング時に移動しない部材と重ならない位置まで、ズーミングにより移動するので、全長が短く小型であっても、非常に高倍率のレンズ鏡筒とすることができる。
【0062】
請求項4の発明によれば、直進移動部材は、第1レンズ群及び第2レンズ群とは別のレンズ群を保持する移動枠であるので、既存の部品によって、直進移動部材を兼ねることができ、より小型で低価格にレンズ鏡筒を製造することができる。
【0063】
請求項5の発明によれば、固定筒に摺動可能に嵌合し、かつ、第2のカム環に対して光軸周りに回転自在で、スラスト方向には第2のカム環と共に移動するように設けられた、フォーカス連動筒を有するので、カム環が2つとなっても、従来と同様な構成で、各レンズの駆動を行うことができる。
【0065】
請求項の発明によれば、ズーム操作環は、第2のカム環の直進溝に係合し、第2のカム環に回転力を伝える爪部を有するので、第2のカム環は、第1のカム環と同期して正確に移動することができる。
【0066】
請求項の発明によれば、位置規制部は、第1レンズ群保持部材の取り付け位置を、ガイド枠部材に対して光軸を中心として回転した位置を選択することができるようになっているので、レンズ性能の調整を簡単に行うことができる。
【0067】
請求項の発明によれば、位置規制部は、第1レンズ群保持部材の取り付け位置を、正規の位置と、光軸を中心にして180度回転した位置とを選択することができるので、第1レンズ群保持部材を回転しても、光軸を中心にして180度回転対称な付属品の取り付けに悪影響を及ぼすことがない。
【0068】
請求項の発明によれば、付属品取り付け部に取り付ける付属品は、花形フードであるので、有害光を効果的に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒100Bの、望遠端における断面図である。
【図2】本実施形態におけるレンズ鏡筒100Bの、広角端における断面図である。
【図3】従来のレンズ鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
101 第1群レンズ室
101c フィルタ取り付けねじ
101d 付属品取り付け部
103 第3群レンズ移動枠
106 第2のカム環
120 第1のカム環
131 ガイド筒
107 フォーカス連動筒
108 ズーム操作環

Claims (9)

  1. 写体側に設けられ、ズーミング時に移動する第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群とは別のレンズ群であって、少なくともフォーカシング時に移動する第2レンズ群と
    前記第1レンズ群を移動させるカム溝を有した第1のカム環と、
    前記第1のカム環と別体に設けられると共に、前記第1のカム環と同一の駆動力により駆動され、前記第1のカム環と同期して回転し、前記第1レンズ群以外のレンズ群を移動させるカム溝を有した第2のカム環と、
    カム溝を備えた固定筒と、
    前記固定筒の外周に回転可能に取り付けられ、内周に直進ガイドを有し、ズーミング時に操作されるズーム操作環とを備え、
    前記第1のカム環は、前記固定筒に回転可能に嵌合しており、前記固定筒のカム溝に係合し、かつ、前記ズーム操作環の直進ガイドに係合して回転力を受けて移動する係合部を有すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1レンズ群を保持する第1レンズ群移動枠と、
    前記第1レンズ群移動枠を直進ガイドし、ズーミング時に回転することなく直進移動する直進移動部材と、
    を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1レンズ群移動枠は、ズーミング時に移動しない部材と重ならない位置まで、ズーミングにより移動すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、
    前記直進移動部材は、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群とは別のレンズ群を保持する移動枠であること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    使用時には移動しない固定筒と、
    前記固定筒に摺動可能に嵌合し、かつ、前記第2のカム環に対して光軸周りに回転自在で、スラスト方向には前記第2のカム環と共に移動するように設けられ、フォーカシング時には前記光軸周りの回転によって前記第2レンズ群に駆動力を伝達し、ズーミング時には回転せずに前記第2レンズ群の回転を規制して直進案内をする円筒状部材であるフォーカス連動筒を有すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第2のカム環は、直進溝を有し、
    前記ズーム操作環は、前記第2のカム環の直進溝に係合し、前記第2のカム環に回転力を伝える爪部を有すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1レンズ群移動枠は、前記直進移動部材と係合する直進ガイド部を有するガイド枠部材と、
    フィルタ取り付けネジ及び/又は付属品取り付け部を備え、前記第1レンズ群を保持する第1レンズ群保持部材と、
    を有し、
    前記ガイド枠部材及び前記第1レンズ群保持部材は、前記ガイド枠部材に対する、前記第1レンズ群保持部材の取り付け位置を規制する位置規制部を備え、
    前記位置規制部は、前記第1レンズ群保持部材の取り付け位置を、前記ガイド枠部材に対して光軸を中心として回転した位置を選択することができるようになっていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、
    前記位置規制部は、前記第1レンズ群保持部材の取り付け位置を、正規の位置と、光軸を中心にして180度回転した位置とを選択することができること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のレンズ鏡筒において、
    前記付属品取り付け部に取り付ける付属品は、花形フードであること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
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