JP2569529B2 - 近接撮影装置 - Google Patents

近接撮影装置

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JP2569529B2
JP2569529B2 JP62033102A JP3310287A JP2569529B2 JP 2569529 B2 JP2569529 B2 JP 2569529B2 JP 62033102 A JP62033102 A JP 62033102A JP 3310287 A JP3310287 A JP 3310287A JP 2569529 B2 JP2569529 B2 JP 2569529B2
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義郎 小高
直人 太田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は焦点調節操作が自動、手動可能な交換レンズ
の近接撮影装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置としては、手動焦点調節のみのレン
ズ鏡筒では、ズーミングと焦点調節がひとつの操作リン
グの直進と回転でそれぞれ操作され、近接撮影は、焦点
調節の至近側を、さらに延長させ、あるいは、別に近接
撮影用の操作リングを設けているものがある。しかしな
がら、焦点調節が自動操作と手動操作の両方とも可能な
レンズ鏡筒では、前記の様な構造では、操作リングを常
に、手で保持しているために、自動焦点調節時には操作
リングが回転せず、手動焦点調節時には操作リングの回
転により焦点調節が可能となるような切り換え機構が必
要となり、機構が複雑となり部品点数も増すので、レン
ズ鏡筒外形が大きくなり、コストも高くなるという欠点
があった。
また、近接撮影操作リングを別に設ける機構も、焦点
調節が自動操作と手動操作可能なレンズは、手動焦点調
節のみのレンズと比べて、鏡筒内部に自動焦点調節用の
カメラボディからのレンズ駆動機構やズーミングに連動
してレンズの焦点距離等の情報をカメラボディに伝える
伝達装置が組み込まれているので、鏡筒内部のスペース
が限られるため、近接撮影時の連動機構を他のズーミン
グ機構や焦点調節機構と別に設けようとすると、レンズ
鏡筒外形が大きくなり、各機構の構造が複雑になるとい
う欠点があった。
そのため、自動操作、手動操作可能なレンズにおいて
は、ズーム操作リングと焦点調節リングを別に設け、焦
点調節は焦点調節リングの回転により行ないズーミング
もズーム操作リングの回転によりカムリングを回転させ
て行ない、近接撮影はズーム操作リングをズーム操作時
の回転端よりさらに回転させることにより、カムリング
に設けられた、ズーム用カムを延長させた近接撮影用カ
ムを使用して、各光学系を近接撮影位置に移動し、近接
撮影を可能とする機構がある。しかしながら、この機構
では、焦点調節、ズーミングとも回転により調節するた
め焦点調節とズーミングで、それぞれの操作リングを持
ち換える必要があり、今までのレンズのように、リング
を持ち換えることなく両操作ができないので、手動焦点
調節時の操作性が悪いという欠点があった。また、ズー
ム操作リングの回転角がズーミング時の回転角と近接撮
影時の回転角の両方を足したものとなるため、角度が大
きくなり、伝達機構が回転するための、内部のスペース
を必要とするため、他の機構が入りにくくなり、入れる
ためにはレンズ鏡筒が大きくなる。さらに各光学系用の
カム溝がズーミング用とマクロ用と連続して必要となる
ため、長さが長くなり、各光学系用のカム溝どうしの間
隔が狭くなり、カムリングの強度が弱くなる、又は強度
を保つために、各カム溝の光軸方向の間隔を広めるため
に、レンズ鏡筒のスペースが広く必要となり、レンズ鏡
筒が大きくなるという欠点があった。また、他の自動、
手動焦点調節可能なレンズ機構としては、ズーム操作リ
ングと焦点調節リングを別に設け、焦点調節は焦点調節
リングの回転により行ない、ズーミングはズーム操作リ
ングの直進によって行ない、近接撮影はズーム操作リン
グを回転させることによって焦点調節リングの至近側制
限位置を変更して焦点調節時に移動するレンズ群をさら
に移動させる機構があるが、この機構では、焦点調節機
構の至近側を延長して近接撮影としているため、他の機
構のように焦点調節と近接撮影が独立していないので、
たとえば、無限遠と至近の間のある距離で撮影し焦点調
節装置はそのままの状態で、近接撮影装置を操作して近
接撮影を行ない、その後近接撮影装置を元にもどすこと
により前と同じ距離で迅速に撮影するというようなこと
ができない。また、近接撮影が焦点調節の延長上にある
ため、近接撮影時に移動する光学系が焦点調節時のもの
と同一となり、他の光学系を移動させることができない
ので、近接撮影時の解像力等の光学系性能を向上させる
ために、近接撮影時のみ、他の光学系を移動させるとい
うことができないという欠点があった。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記問題点を解決する為に本発明では、焦点調節リン
グ3とズームリング2を独立して設け、焦点調節リング
3は回転操作、ズームリング2はズームリング時は直進
操作、近接撮影時は回転操作させる。さらに近接撮影操
作は、ズームリング2を回転させて行なうが、この時
に、焦点調節リング3とズームリング2の回転が互いに
独立している機構とした。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如く従来の技術に於いては、手動焦点調節時に
手動焦点調節操作及びズーミング操作の操作性が悪く、
レンズ鏡筒が大きくなる、あるいは、焦点調節操作と近
接撮影操作が独立していないので、無限側からすぐに近
接撮影又は、近接撮影から無限側というような操作がで
きずまた近接撮影時の光学性能を良くするために他の光
学系を動かすことができないという問題点があった。
そこで本発明は、手動焦点調節とズーミングの操作性
も良く、焦点調節操作と近接撮影操作の独立した、近接
撮影時には、光学性能を良好とするのに適した光学系の
移動を可能とする機構を目的とする。
〔作用〕
上記の如き構成に於いては、焦点調節リングとズーム
リングが独立しているので、自動焦点調節時には、ズー
ムリングを保持していても、自動焦点調節に影響を与え
ることがなく、又、手動焦点調節時には、ズームリング
を保持したまま、指先で焦点調節リングを操作し、又
は、ズーミング時に焦点調節リングとズームリングが一
体で動くならば焦点調節リングを保持して、直進、回転
することによって、ズーミングと焦点調節で操作リング
を持ち換える必要がなく、操作性が向上する。さらに近
接撮影時に、焦点調節リングと独立して、近接撮影がで
きるので無限側から近接撮影、近接撮影から無限側と迅
速に切り換えることができる。また、自動焦点撮影時
に、近接撮影する場合には、ズームリングを回転させ
て、所望の倍率に合わせれば、自動焦点調節装置によっ
て、焦点調節用の光学系が移動し、近接撮影時の焦点位
置を調節することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例であって固定リング1はその
一端にカメラボディと結合するマウント部1aを有し、他
端の外形部には、ズーム操作リング2の溝2aに係合する
係合突起1bを有している。又、前記係合突起部の内径側
には、カメラボディよりの焦点駆動を不図示の伝達機構
より伝達され、さらに、焦点調節リング3に伝達部3aと
溝4aによって伝達する、駆動伝達リング4が嵌合保持さ
れており、伝達リング4は、固定リング1に対して回転
のみ自由で、光軸方向には移動不可に取り付けられてい
る。さらに固定リング1には内径側にレンズ群L3が保持
されている。ズームリング2は、1群摺動リング6に螺
合され、前記溝2aによって固定リング1と係合している
が、前記溝2aはL形状となっており、第1図の状態では
回転不可となっているが、ズームリングを前方に直進さ
せ、係合突起1bが溝2bの位置へくると、回転可能とな
り、回転させることにより、直進不可の状態となる。ま
た、1群摺動リング6の他端には、焦点調節リング3及
び一群保持リング7が螺合されており、焦点調節リング
3と一群保持リング7は、溝3aと係合突起7aによって回
転のみに伝達するように係合している。1群摺動リング
6には、ズーム係合ピン8が設立され、該ピン8は、固
定リング1に設けられた直進ミゾ1c及び固定リング1に
嵌合するカムリング5に設けられたカム溝5aと係合して
いる。2群摺動リング9には、内径側に、レンズ群L2が
保持され、その端部には、レンズ群L4を保持する保持リ
ング10が取り付けられている。また、その外形には、係
合ピン11が設立され、該ピン11はピン8と同様に、直進
溝1d及びカム溝5bと係合している。固定リング1の端部
1eには、リング12が螺合されており、リング12には、突
起12aが形成されている。突起12aには、カムリング5に
形成された突起5cと係合する円周溝12bが形成されてお
り、さらに突起12aの両端はズームリング2に形成され
た係合部2dにより係合されている。
上述の如く構成されたレンズ鏡筒の動作について説明
する。第1図の状態において自動焦点調節はカメラボデ
ィ側の駆動力が不図示の伝達機構により駆動伝達リング
4に伝達され、さらに溝4aと伝達部3aによって焦点調節
リング3に、さらに溝3aと係合突起7aによって一群保持
リング7に伝達される。一群保持リング7は一群摺動リ
ング6に螺合されており、摺動リング6はピン8と直進
溝1cによって回転不可に保持されているので、カメラボ
ディからの駆動によって、保持リング7は摺動リング6
に対して回転し、光軸方向に移動する。手動焦点調節
は、カメラボディ側駆動力との連結を切り(ボディ側で
もレンズ側でも可)、焦点調節リング3を回すことによ
っり保持リング7を回転させ、光軸方向に移動させる。
ズーミングするために、ズーム操作リング2を前方に
直進させると、ズームリング2と螺合されている摺動リ
ング6、さらに焦点調節リング3と保持リング7も前方
に移動するがこの時、ズームリング2は、溝2aと突起1b
により、摺動リング6は溝1cとピン8により、それぞれ
回転不可となっているため直進移動のみとなる。摺動リ
ング6の前方への直進移動により、ピン8は溝1cにそっ
て移動し、カムリング5は反時計方向に回転し、図3よ
り図4の状態に移動する。この時突起5cが係合している
リング12はズームリング2に係合しているため、回転不
可であるので、光軸方向に移動することはなく、リング
12に係合するカムリング5も光軸方向に移動することは
ない。また、カムリングの回転によってカム溝5bも回転
し、2群及び4群を所定の位置に移動させる。図4の状
態よりズームリング2を反時計方向に回転させることに
より近接撮影状態となる。この時、突起1bは溝2aより円
周溝2bに入り込み、ズームリングは回転可能で直進不可
となる。摺動リング6は回転不可なため、ズームリング
2の回転により摺動リング6は直進し、第1レンズ群L1
を移動させる。また、ズームリング2の回転によりリン
グ12も回転し、固定リング1に対して前方に移動し、溝
12bと突起5cによってカムリング5も前方に移動する。
この時、リング12と摺動リング6の移動量が同一となる
ように、ズームリング2と摺動リング6間のヘリコイ
ド、固定リング1とリング12のヘリコイドを決めておけ
ば、カムリングは回転することなく前進し、図4より図
5の状態となる。これらのズーミング及び近接撮影の
間、伝達リング4、調節リング3及び保持リング7はズ
ームリング2等による制限をうけないので、ズーミング
位置及び近接撮影状態にかかわらず、自動焦点調節、手
動焦点調節とも可能である。
なお図1では、ズーミング時にズームリングと第1レ
ンズ群は同一の移動量となっているが、摺動リング6を
ズームリング螺合部と焦点調節リング螺合部の間で切り
離して別リングとし、ズームリングと螺合するリング
に、カムリングと係合するカム溝を設け、かつ、それぞ
れのリングを回転不可に嵌合させることにより、ズーム
リングの移動によってカムリングを回転させ、1群レン
ズ群及び2,4レンズ群をそれぞれ、ズームリング移動量
に応じた所定位置に移動させかつ、ズームリング移動量
と1群移動量を変えることが可能であり、もちろん近接
撮影も図1の実施例と同様に可能となる。
〔発明の効果〕
以上の様に本発明によれば、手動焦点調節リングとズ
ームリングが独立し、かつ、手動焦点調節操作は回転、
ズーム操作は直進操作なので、ズームリングを保持した
まま、手動焦点調節リングを回転させたり、ズーミング
をしたりということが可能であり、手動焦点調節操作と
ズーミング操作の切り換え操作が容易であり、かつ手動
焦点調節操作と近接撮影操作が独立しているので、手動
焦点調節による焦点位置を任意の位置にしたまま、即座
に近接撮影に切り換え、また即座に元にもどすことが可
能となる。又、焦点調節時と近接撮影時で移動させる光
学系を変えることができるので、近接撮影時の光学性能
を良好とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の実施例の断面図、第2図
は、第1図の装置に使用する部品の斜視図、第3図〜第
5図は第1図の装置に使用する部品の展開図であり、第
3図はテレ状態、第4図はワイド状態第5図は近接撮影
状態を示す。 〔主要部分の符号の説明〕 1……固定リング、2……ズーム操作リング、3……焦
点調節リング、4……駆動伝達リング、5……カムリン
グ、6……一群摺動リング、7……一群保持リング、8
……ピン、9……2群摺動リング、10……4群保持リン
グ、11……ピン。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点調節リングとズームリングが独立して
    設けられ、焦点調節は自動手動可能であり、前記ズーム
    リングは直進移動を連動部材を介してカムリングの回転
    に変換させ、光学系を所定の位置に移動させる交換レン
    ズにおいて、 近接撮影時に前記ズームリングを直進移動から回転に変
    換させる変換手段と、該ズームリングの回転に連動して
    光学系を近接撮影に適した位置に移動をさせる近接撮影
    機構と、を備え、 前記焦点調節リングによる焦点調節操作から前記ズーム
    リングによる近接撮影操作を独立させたことを特徴とす
    る近接撮影装置。
  2. 【請求項2】前記ズームリングは、ズーミング範囲のテ
    レ端、又はワイド端のいずれか一方において近接撮影に
    切換可能であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の近接撮影装置。
  3. 【請求項3】前記近接撮影機構は、前記ズームリングの
    回転時に前記カムリングを直進移動させる機構を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の近接撮影
    装置。
  4. 【請求項4】前記連動部材は、ズーミング時はズームリ
    ングと一体に移動し、前記カムリングのカム溝に係合す
    るピンによってカムリングを回転させ、近接撮影時は固
    定リングに対して光軸方向に移動する如く連結されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の近接撮影装
    置。
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JPS63200111A JPS63200111A (ja) 1988-08-18
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