JP4598930B2 - 染毛料組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪への塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性及びなじみが良く、使用時の感触が良く、優れた染毛性を有する染毛料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な剤型の染毛剤が開発され、家庭で手軽にカラーリングを楽しむことができるようになった。それら染毛剤の中には、酸化染料を用いた酸化染毛剤、酸性染料を用いた酸性染毛料が知られており、特に酸化染毛剤は、黒髪用、白髪用を問わずカラーリング市場の主流となっている。しかし、このような酸化染毛剤は、アルカリ条件下で酸化反応を行うため、優れた染毛性を発揮するが、毛髪に対するダメージが考えられ、種々改良がなされているが、未だ満足のいくものではない。
一方、酸性染料などの直接染料を主剤とする酸性染毛料は、酸性条件で、染毛を行うため、比較的毛髪を傷めることなく染毛でき、感触の良いものとして使用されているが、その染毛性は弱く、さらなる向上が求められているのが現状である。また、毛髪への塗布時に垂れ落ちて、衣服等を汚染するという問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明は、直接染料を用いた染毛料の欠点を解決し、毛髪への塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性及びなじみが良く、使用時の感触が良く、優れた染毛性を有する染毛料組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記実情を鑑み鋭意検討を重ねた結果、多糖類、高分子化合物および界面活性剤を含有し、芳香族アルコール及び/または低級アルキレンカーボネートと有機溶剤の重量比を特定の範囲内にすることにより、毛髪への塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性及びなじみが良く、染毛力に優れ、毛髪を均一に染毛でき、かつ感触も良いものが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。以下、本発明の構成について詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられる(A)多糖類としては、主鎖にグルコース単位かもしくはそれから誘導される多糖単位を含むもので、例えばプルラン、ペクチン、ジェランガム、キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられ、これらの中から1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でもキサンタンガム、プルランおよびヒドロキシエチルセルロースが塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性やなじみに優れ、および感触が良い点から特に好ましい。その配合量は0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%である。0.1重量%より少ないと充分な前記効果が得られず、10重量%を超えると毛髪へのなじみが悪くなる。
【0006】
本発明で用いられる(B)高分子化合物としては、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウムなどのポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸アミド、アクリル酸アルキル共重合体エマルション、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の主鎖にエチレン基を有する高分子が挙げられ、これらの中から1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でもカルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミドおよびポリビニルピロリドンが塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性やなじみに優れ、および感触が良い点から特に好ましい。その配合量は0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%である。0.1重量%より少ないと充分な前記効果が得られず、10重量%を超えると毛髪へのなじみが悪くなる。
【0007】
これらの(A)多糖類および(B)高分子化合物の配合量の合計は0.5〜20重量%が好ましい。0.5重量%以下では使用に充分な粘度を得ることができず、20重量%を超える場合は、毛髪へのなじみが悪くなる。さらに好ましくは1〜15重量%である。なお、(A)多糖類および(B)高分子化合物の組合せとしては、キサンタンガムとカルボキシビニルポリマーが前記効果の点で最も好ましい。
【0008】
本発明で用いることができる(C)界面活性剤のうち、陰イオン界面活性剤としては、以下のようなものが挙げられる。
1.硫酸エステル塩
1−1)アルキル硫酸エステル塩
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウムなど
1−2)アルキル及びアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩
ポリオキシエチレン(以下POEと略す)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEアルキルエーテル硫酸ジエタノールアミン、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウムなど
1−3)高級脂肪酸エステル塩の硫酸エステル塩
硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなど
1−4)高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩
1−5)硫酸化油硫酸化ヒマシ油など
2.リン酸エステル塩
POEラウリルエーテルリン酸、POEオレイルエーテルリン酸、POEセチルエーテルリン酸、POEステアリルエーテルリン酸、POEアルキルエーテルリン酸、POEアルキルフェニルエーテルリン酸、及びその塩(ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩)など
3.スルホン酸塩
3−1)α−オレフィンスルホン酸塩
3−2)高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩
3−3)高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルロチルタウリンナトリウムなど
3−4)アルキルベンゼンスルホン酸塩
ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなど
3−5)スルホコハク酸塩
スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウムなど
4.カルボン酸塩
4−1)高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物
ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシルサルコシン塩、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどN−アシルグルタミン酸塩
4−2)脂肪酸石鹸
オレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸などのナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩あるいはアンモニウム塩
【0009】
非イオン界面活性剤としては以下のものが挙げられる。
1.ポリオキシエチレン(以下POEと略す)アルキルエーテル
POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、 POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POE2級アルキルエーテル、オクチルドデシルエーテル、ヘキシルデシルエーテル、イソステアリルエーテル、デシルペンタデシルエーテル、デシルテトラデシルエーテルなど
2.POEアルキルフェニルエーテル
POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテルなど
3.POEソルビタン脂肪酸エステル
モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタンなど
4.POEグリセリルモノ脂肪酸エステル
モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリンなど
5.POEソルビトール脂肪酸エステル
テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウなど
6.ヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体
POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油など
7.POE脂肪酸エステル
モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコールなど
8.高級脂肪酸グリセリンエステル
親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリンなど
9.ソルビタン脂肪酸エステル
モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタンなど
10.ラノリン誘導体
POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEソルビトールラノリンなど
11.アルキロールアミド
ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなど
12.POE脂肪酸アミド
POEステアリン酸アミドなど
13.ショ糖脂肪酸エステル
14.アルキルアミンオキシド
ジメチルラウリルアミンオキシドなど
15.POEメチルグルコシド
16.レシチン誘導体
水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチンなど
【0010】
両性界面活性剤としては、グリシン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アミノ酢酸型界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤等が挙げられる。
例えば、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ウンデシノイルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム液、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルN−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムドデカノイルサルコシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
【0011】
本発明においては、塗布時に垂れ落ちがなく、毛髪への付着性やなじみに優れ、良好な染毛力を得るために上記の陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤の中から1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも非イオン性界面活性剤が前記効果の点から特に好ましい。その配合量は0.01〜40重量%であり、特に0.1〜30重量%が前記効果の点から好ましい。
【0012】
本発明で用いられる成分(D)のうち、芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、シンナミルアルコール、フェニルプロパノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、p−アニシルアルコールおよびベンジルオキシアルコール等が挙げられる。これらの中でも特にベンジルアルコールおよびベンジルオキシエタノールが染毛力の点から好ましい。低級アルキレンカーボネートとしては、炭酸エチレンおよび炭酸プロピレン等が挙げられる。本発明では、これらの1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。これらの配合量は0.5〜50重量%であり、0.5重量%より少ないと充分な染毛力が得られず、50重量%を超えてもそれ以上の効果は得られない。
【0013】
(E)成分である有機溶剤は、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等の一価アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール、エチルカルビトール等のジエチレングリコールアルキルエーテル等が挙げられる。これらの中でもエタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンが染毛力の点から特に好ましい。これらの有機溶剤は、1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。この配合量は0.5〜25重量%であり、0.5重量%より少ないと充分な染毛力が得られず、25重量%を超えてもそれ以上の効果は得られない。
【0014】
また、(D)芳香族アルコール及び/または低級アルキレンカーボネート、と(E)有機溶剤の重量比が(E)/(D)=0.01〜2の範囲になるように配合することにより、系の安定化と染毛力の向上を両立させることができる。一方、この範囲を外れると、いずれかの効果を達することが困難になる恐れがあり、系が不安定になると、薬液の垂れ落ちの一因となる場合もある。特に重量比が(E)/(D)=0.3〜1.5の範囲が、前記効果の点から特に好ましい。
【0015】
本発明に用いられる(F)直接染料としては、特に限定されるものではないが、タール系色素や天然色素などの公知のものが使用でき、1種又は2種以上を併用してもよい。その中でも、ニトロ系染料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、およびインジゴ染料が挙げられる。これらの配合量は、通常0.01〜10重量%である。具体例としては、ニトロ−p−フェニレンジアミン、p−ニトロ−o−フェニレンジアミン、p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクラミン酸、それらの塩及び「医薬品等で使用できるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められた酸性染料である、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、橙色205号、橙色207号、橙色402号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、褐色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、黒色401号等が挙げられる。また、天然色素としては、カロチノイド系、アントラキノン系、フラボノイド系(アントシアニン系、カルコン系、フラボン系)、ポリフィニン系、ジケトン系、ベタシアニン系、アゾフィロン系等が挙げられ、具体的にはアカネ色素、アナトー色素、パビリカ色素、クチナシ黄色色素、抽出カロチン、コチニール色素、ラック色素、赤キャベツ色素、シソ色素、紫コーン色素、エルダーベリー色素、ボイセンベリー色素、ブドウ果皮色素、ブドウ果汁色素、紫イモ色素、ベニバナ黄色素、ベニバナ赤色素、コウリャン色素、タマネギ色素、カカオ色素、サンダルウッド色素、スピルリナ青色素、フロロフィル、ウコン色素、ビーレッド、紅麹赤色素、紅麹黄色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素等が用いられる。このうち、染毛力の観点より、アカネ色素、パプリカ色素、コチニール色素、ラック色素、コウリャン色素、タマネギ色素、カカオ色素、サンダルウッド色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素等が好ましい。なお、これらの天然色素は1種又は2種以上を混合して用いることができる。
【0016】
本発明の染毛料組成物のpHは、pH2〜5に調整することが良好な染毛力を得るためには好ましい。pH調整剤としては酸を用い、例えば、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、ピロリドンカルボン酸、レブリン酸、フマル酸、コハク酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、アジピン酸、ニコチン酸等の有機酸、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができる。また、これらの酸に、その酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を組み合わせることによって、緩衝能をもたせることも可能である。本発明でいう緩衝能は、pHを1上げるのに必要なアルカリのグラム当量/lで表され、本発明品の緩衝能は好ましくは0.005〜0.2グラム当量/lで、さらに0.01〜0.1グラム当量/lにすることが好ましい。
【0017】
本発明で用いられる(H)油性成分としては、以下のものが挙げられ。
1.炭化水素
パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、マイクロクリスタンワックス、セレシン、プリスタン等の炭化水素。
2.油脂
オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボガド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等の油脂。
3.ロウ類
ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等のロウ類。
4.高級アルコール
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール等の高級アルコール。
5.高級脂肪酸
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸。
6.エステル類
アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルへキシル、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等のエステル類。
7.シリコーン類
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。
【0018】
本発明においては、これらの油性成分の中から1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。その配合量は毛髪への付着性やなじみに優れ、感触が良い点から0.01〜10重量%であり、さらに好ましくは0.05〜5重量%である。
【0019】
本発明では、本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、目的に応じて水溶性高分子、陽イオン界面活性剤等の公知の化粧品成分を配合することができる。更にコラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼイン、ゼラチン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等により加水分解した加水分解物、及びこれらを4級化したカチオン変性蛋白質等のポリペプタイド;ソルビトール、ヒアルロン酸、尿素等の保湿剤;パラベン等の防腐剤;ヒドロキシエタンジホスホン酸、エデト酸二ナトリウム等のキレート剤;チオグリコール酸、亜硫酸塩、アスコルビン酸等の酸化防止剤;植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、顔料、紫外線吸収剤等も配合することができる。
【0020】
水溶性高分子化合物としては、アラビアガム、カラギーナン、ガラクタン、クインスシードガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、マンナン、デンプン、デキストラン、ヒアルロン酸、カードラン、タマリンド種子ガム、サクシノグルカン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、カラヤガム、アルブミン等の天然系高分子、半合成系高分子として、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、可溶性デンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等が挙げられ、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ベントナイト等の無機物系高分子等が挙げられる。これらの配合量は、通常0.01〜10重量%である。
【0021】
また、さらなる感触向上を目的として、水溶液がカチオン性を示す高分子化合物を配合できる。例えば、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ジアリル第4級化アンモニウム塩重合物誘導体等に代表されるカチオン性誘導体も含み、好ましくは含窒素カチオン性高分子、例えば ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体のカチオン化物、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体等を挙げることができる。これらの配合量は、通常0.01〜10重量%である。
【0022】
陽イオン界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。これらの配合量は、通常0.01〜10重量%である。
【0023】
さらに本発明の形態は、ローション状、クリーム状、泡沫状、ジェル状、スプレー状等種々の形態をとることができる。泡沫状は、ノンガスタイプのフォームも含む。また、本発明は1剤式、2剤式を問わず使用することができ、その性能が発揮できるあらゆる剤型に適用することができる。
【0024】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】
表1に示す実施例1〜4及び比較例1〜5の染毛料組成物を常法により調製した。なお、表中の数字は重量%を表す。また実施例1〜4及び比較例1〜5の染毛料組成物の緩衝能は、0.015g/lであった。
【0026】
<染毛試験>
白髪混じりの人毛毛束に、実施例1〜4及び比較例1〜5の染毛料組成物を塗布し、45℃で10〜15分放置し、さらに室温で5〜10分放置後、通常のシャンプーにて洗浄し、乾燥させた。この毛束の染まり具合を、目視にて評価した。さらに、実施例1〜4と比較例1〜5の染毛料組成物を男女20名に使用してもらい、付着性、感触および垂れ落ちを官能評価で行ったところ、表1の結果を得た。なお、評価基準は以下に示す通りである。
【0027】
<評価基準>
(1)染毛力
◎:非常によく染まる。
○:良く染まる。
△:あまり染まらない。
×:全く染まらない。
(2)付着性
◎:非常に良い。
○:良い。
△:比較的良い。
×:あまり良好でない。
(3)感触
◎:非常に良い。
○:良い。
△:比較的良い。
×:あまり良くない。
(4)垂れ落ち
○:垂れ落ちがみられない。
△:あまりみられない。
×:垂れ落ちしやすい。
【0028】
【表1】
Figure 0004598930
【0029】
表1の結果より、実施例1〜4の染毛料組成物は、比較例よりもいずれも染毛力に優れ、付着性、感触が良く、垂れ落ちのないものであった。
【0030】
実施例5〜7
以下に示す実施例5〜7の染毛料組成物を常法により調製し、実施例1〜4と同様の試験を行ったところ、実施例1〜4と同様の良好な結果が得られた。また実施例5の染毛料組成物の緩衝能は0.01g/l、実施例6は0.02g/l、実施例7は0.02g/lであった。
【0031】
実施例5 重量%
プルラン 3.0
ポリビニルピロリドン 3.0
POEステアリルエーテル 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
2−ベンジルオキシエタノール 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
黒色401号 0.3
紫色401号 0.1
橙色205号 0.2
アカネ色素 0.1
パプリカ色素 0.1
メチルフェニルポリシロキサン 1.2
クエン酸 pH3.5に調整
精製水 適量
【0032】
実施例6 重量%
ジェランガム 0.5
グアーガム 0.5
ポリアクリル酸ナトリウム 1.0
POEラウリルエーテル 1.0
ベンジルアルコール 7.0
炭酸エチレン 15.0
エタノール 10.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
オクチルグリセリルエーテル 5.0
黒色401号 0.3
紫色401号 0.1
橙色205号 0.2
コチニール色素 0.1
ラック色素 0.1
ピロリドンカルボン酸 pH3に調整
セタノール 0.5
水素添加大豆リン脂質 0.5
精製水 適量
【0033】
実施例7 重量%
ペクチン 1.0
ヒドロキシエチルセルロース 2.0
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体3.0
POE(2)ラウリルエーテル 0.5
POEラノリン 0.5
ベンジルアルコール 5.0
炭酸プロピレン 10.0
プロピレングリコール 5.0
黒色401号 0.3
紫色401号 0.1
橙色205号 0.2
コウリャン色素 0.1
クチナシ青色素 0.1
グリコール酸 pH3.5に調整
セトステアリルアルコール 0.2
ヒドロキシエチルセルロースジメチル
ジアリルアンモニウムクロリド 0.5
ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0
精製水 適量
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、毛髪への塗布時に垂れ落ちがなく、染毛性に優れ、毛髪への付着性、なじみが良く、感触の良い毛髪染毛剤を提供することができる。

Claims (3)

  1. 下記(A)成分((A)成分と共にアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有する場合を除く)及び(B)成分に加え、(C)非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を除く)、(D)芳香族アルコール及び/または低級アルキレンカーボネート、および(E)有機溶剤(芳香族アルコール及び低級アルキレンカーボネートを除く)を含み、重量比(E)/(D)が0.01〜2の範囲であることを特徴とする染毛料組成物。
    (A)成分:キサンタンガム
    (B)成分:カルボキシビニルポリマー
  2. さらに(F)直接染料および(G)酸を含み、pH2〜5であり、緩衝能が0.005〜0.2g当量/lであることを特徴とする請求項1記載の染毛料組成物。
  3. さらに(H)油性成分を含有する請求項1〜2のいずれかに記載の染毛料組成物。
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