JP4585064B2 - 放射線診断装置 - Google Patents

放射線診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4585064B2
JP4585064B2 JP31135799A JP31135799A JP4585064B2 JP 4585064 B2 JP4585064 B2 JP 4585064B2 JP 31135799 A JP31135799 A JP 31135799A JP 31135799 A JP31135799 A JP 31135799A JP 4585064 B2 JP4585064 B2 JP 4585064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
image
detector
ray
diagnostic apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31135799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001133554A (ja
Inventor
徹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31135799A priority Critical patent/JP4585064B2/ja
Publication of JP2001133554A publication Critical patent/JP2001133554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585064B2 publication Critical patent/JP4585064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は放射線診断装置に関し、特に、その構成要素であるところの放射線検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放射線検出器とは、一般に、入射する放射線(ないし光)を電荷情報に変換するための画素電極を所定位置に配置・配列した放射線検出部と、前記電荷情報を読み出す読み出し部とを有し、この読み出した電荷情報に基づき濃淡強度分布を有する画像を再構成するものである。より具体的には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)アレイと同様、単一のガラス基板上に画素電極が二次元マトリックス状に配置されて構成され、該画素電極に付設されるコンデンサに蓄えられた電荷情報を薄膜トランジスタ(TFT)を介して読み出すこと等により、画像を再構成するようになっている。なお、放射線としてX線が対応し、かつ画素電極が上記のように二次元マトリックス状となるものは、特に、平面型X線検出器あるいはX線平面検出器と呼称されている。
【0003】
ところで、上記のようなX線平面検出器において検出されるX線情報、換言すれば被検体を透過してくるX線に基づき得られる情報については、一般的に次のようなX線の性質を考慮にいれておく必要がある。すなわち、被検体に入射したX線は、該被検体内における軟部組織については透過しやすく、骨のような硬い組織については透過しにくいことが知られている。また、X線の線質によっても透過量は異なり、低エネルギレベルのX線(軟X線)は被検体を透過しにくく、高エネルギレベルのX線(硬X線)は透過しやすい。
【0004】
また近年、被検体への侵襲の少ないIVR(Interventional Radiology)の手法が普及しつつあり、被検体に挿入されたカテーテルやガイドワイヤをX線によって描写することが重要になってきている。しかしながら、カテーテルは樹脂で成形されており、X線の吸収が少ないため、一般にそれを描出することが困難である。さらにまた、ガイドワイヤは、年々細くなっていく傾向にあり、カテーテル同様やはり描出しにくい。このようなカテーテルやガイドワイヤの描出は、従来において、見えにくい部分を補うような所定の画像処理によって画像を強調する手法によっていたが、今般では処理内容の増加が著しく、表示までに時間がかかるという点が指摘されている。
【0005】
そこで、上記したようなX線の一般的性質を利用することにより、被検体内の目的部位を特に明確に表示する手段として、従来、一般に「エネルギ差分法」ないしは「エネルギ・サブトラクション(energy-subtraction)法」と呼ばれる手法が提案されている。ここに「被検体内の目的部位」の表示とは、例えば上述した被検体内におけるカテーテル等の表示が具体的に想定される。
【0006】
この「エネルギ差分法」とは、一般に、異なるエネルギスペクトルを有するX線、つまり例えば高エネルギと低エネルギとの二種のエネルギレベルを有するX線を同一被検体に曝射して、これらに関する各々の断層像を取得し、当該二枚の断層像につき差分をとる方法である。このことにより、いわゆるビームハードニング効果を軽減することが可能となったり、また、上述した課題、すなわち被検体内における目的部位の明確な表示に寄与することとなる。
【0007】
上記エネルギ差分法を実現するためには、具体的に、次の二つの方法が提案されている。1つは、例えば特開昭54−25189号公報に示されているように、X線管球(X線発生源)の管電圧を変えることにより、高エネルギレベルと低エネルギレベルが多く発生するX線を各々被検体に対して曝射してそれぞれに関する画像を収集し、当該二枚の画像を差分する方法である。2つは、X線感度について高エネルギレベルと低エネルギレベルのそれぞれに高感度特性を有する検出器またはフィルムを用意して、1度のX線曝射で感度の異なる画像を二枚収集し、これらを差分する方法が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した二つのエネルギ差分法においては、次のような問題点があった。すなわち、X線管球の管電圧を変更する前者の方法では、二枚の画像を取得する際、特別な装置を設ける必要がないかわりに、1枚の差分像を得るにつき、被検体に対するX線曝射を、短時間に2度実施する必要がある。したがって、この方法では、被検体に対する被曝量が増加することになる点、あまり好ましい方法とはいえない。また、X線を2回続けて曝射する間の時間的なずれが不可避なため、その間に被検体内臓器等が動くことにより発生するアーチファクト、いわゆる「モーションアーチファクト(体動によるアーチファクト)」を防止することが困難である。
【0009】
また、感度の異なるフィルム等を用意する後者の方法では、上述したような問題は発生しないが、従来、この方法は、上述したような異なる感度を備えるX線フィルムやIP(イメージングプレート)を単に用意するのみで実現されており、これでは取得すべき差分像を、X線情報収集と同時に表示できない問題点があった。つまり、リアルタイムな差分像取得が不可能であった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被検体内におけるカテーテル等その他の目的部位の表示を明確に行うにあたってエネルギサブトラクション法により差分像を取得するにつき、当該被検体への被曝量を増加させず、かつ該差分像を放射線情報の収集と同時に表示することが可能な放射線診断装置及び放射線検出器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために以下の手段をとった。
【0018】
請求項1に記載の発明は、放射線発生源から発生した放射線を、被検体を介して放射線検出器に照射し、該放射線検出器の出力に基づき前記被検体の断層像を画像処理手段により再構成し、前記断層像を表示手段により表示する放射線診断装置において、前記放射線検出器は、被検体を透過した放射線の強度を検出しこれを電荷情報に変換する第一の放射線検出部からなる層と、該第一の放射線検出部を透過した放射線の一部を吸収する放射線吸収部からなる層と、該放射線吸収部を透過した放射線の強度を検出しこれを電荷情報に変換する第二の放射線検出部からなる層とが積層された構成とされておりファントムを予め撮影することで得られた前記第一の放射線検出器から出力される電荷情報及び前記第二の放射線検出部から出力される電荷情報に基づいて、前記第一の放射線検出部による前記ファントムの像と前記第二の放射線検出部による前記ファントムの像との位置ずれが、予め求められており、前記画像処理手段は、前記被検体を介した放射線の照射によって前記第一の放射線検出部及び前記第二の放射線検出部から各々出力される前記電荷情報に基づき、前記被検体に関する第一画像及び第二画像を再構成し、ある一の軌跡を辿る放射線に関して、前記第一の放射線検出部からなる層及び前記第二の放射線検出部からなる層の各々における前記放射線を感受する位置の相違に起因するずれを、前記予め求められた前記ファントムの像の位置ずれに基づいて補正するキャリブレーション処理を、前記再構成された前記第一画像及び前記第二画像に対して実施し、前記キャリブレーション処理が実施された前記第一画像及び前記第二画像の差分処理を行い、前記表示手段は、前記差分処理された画像を表示することを特徴とする放射線診断装置である。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線診断装置であって、前記第一の放射線検出部及び前記第二の放射線検出部は、入射した放射線を電荷に変換する変換素子と該変換素子により変換した電荷を蓄積する蓄積素子とが設けられた画素電極を有し、複数の該画素電極が二次元マトリックス状に配列された構造を有することを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の放射線診断装置であって、前記放射線吸収部からなる層は、前記第一の放射線検出部からなる層と前記第二の放射線検出部からなる層との間に着脱可能に構成されていることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の放射線診断装置であって、前記放射線吸収部からなる層は、その中央部に凹部を設けてなる平面板形状とされていることを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の放射線診断装置であって、前記放射線吸収部からなる層は、異なる放射線吸収率を有する複数の材質により構成されていることを特徴とする。
【0024】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の放射線診断装置であって、前記画像処理手段は、前記第一画像、前記第二画像、及び前記差分処理された画像、並びにこれらのうちの複数の画像を組み合わせた画像、を適宜選択して前記表示手段に送出することを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の放射線診断装置であって、前記複数の画像を組み合わせた画像においては、該複数の画像の一々につき表示色が異なるものとされることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るX線診断装置(放射線診断装置)ないしX線検出器(放射線検出器)の構成例を示す概要図である。この図において、X線検出器は、X線平面検出器1及び3並びにX線吸収フィルタ(放射線吸収部)2が層状に構成されたものとなっている。この層状構造は、最も表層となる第一層としてX線平面検出器(第一の放射線検出部、以下、第一検出器という)1が、その直下に第二層としてX線吸収フィルタ2が、さらに直下に第三層としてX線平面検出器(第二の放射線検出部、以下、第二検出器という)3が、それぞれ備えられている。換言すれば、第一検出器1と第二検出器3との間に、X線吸収フィルタ2が備えられた構成となっているということがいえる。
【0027】
また、図1においては、第一検出器1に対向するように、X線管球(X線発生源)4が備えられている。該X線管球4は、X線発生装置5と接続されている。X線管球4より発生したX線6は、直截には上記第一検出器1に対して照射される。なお、第一検出器1及び第二検出器3の検出面は、前記X線管球4に対向するようになっている。また、常態においては、前記X線管球4と第一検出器1との間に被検体が介される。
【0028】
さらに、本実施形態におけるX線診断装置には、第一検出器1及び第二検出器3に接続された画像処理装置(画像処理手段)7が設けられている。該画像処理装置7は、上記各検出器1及び3から出力された画像データを処理するものである。また、画像処理装置7で処理された画像データは、表示装置(表示手段)8上で表示されるようになっている。
【0029】
以下これらの構成要素につき詳細に説明する。
【0030】
第一検出器1及び第二検出器3は、図2に示すように、二次元マトリックス状に配置・配列された複数の画素電極10により構成されている。これら画素電極10は、その各行方向において、各画素電極10毎、薄膜トランジスタ11を介してゲート走査線12に接続され、その各列方向において信号線13に接続されている。また、各ゲート走査線12はゲート走査線駆動部14に接続され、各信号線13はマルチプレクサ15に接続されている。ゲート走査線駆動部14は、マトリックス各行毎のゲート走査線12の駆動態様(シーケンス)を決定し、マルチプレクサ15はマトリックス各列の信号線13を通じてまとめて送られてくる電荷情報を、適宜選択し以降の回路に送出するものである。なお、マルチプレクサ15の直前、かつ信号線13上には、画素電極10から送られてくる信号を増幅するための増幅器16が通常設けられる。また、マルチクプレクサ15以降には、上記画像処理装置7が接続される。
【0031】
前記画素電極10につきより詳しく説明すると、これは、検出された入射X線強度に応じ、変換素子において発生した電荷(=画素電荷)を収集するものである。また、この収集した画素電荷を蓄積するための蓄積コンデンサ(蓄積素子)が、画素電極10に付随して設けられている。
【0032】
上記したX線強度(X線情報)の電荷情報への変換方式としては、前記光電変換膜として高電界下のフォトコンダクタとして機能する「アモルファスセレニウム(Se)層」を用いる直接変換方式と、入射したX線を一旦光に変換するヨウ化セシウム(CsI)結晶により構成された「シンチレーション層」を用いる間接変換方式とが存在する。
【0033】
前者については、例えば図3に示すような構成がとられ、電源100により電圧印加電極101に高電圧が印加された状態で、前記アモルファスセレニウム層102にX線が入射すると、入射したX線が電荷の生成に寄与し、電荷蓄積用電極103を通して各画素に設けられているコンデンサ104に電荷が蓄積される。したがって、図3に示す構成においては、X線−電荷という直接的な変換機能を有することになる。一方、後者については、例えば図4に示すような構成がとられ、前記シンチレーション層105に入射したX線が一旦光に変換された後、変換された光の強度が、電源(不図示)により電圧が印加されているフォトダイオード106によって、電荷に変換される。さらに、この変換された電荷は電荷蓄積用電極107を通して各画素に設けられているコンデンサ108に蓄積される。したがって、図4に示す構成においては、X線−光−電荷という間接的な変換機能を有することになる。なお、図3及び図4における符号11は、上記した薄膜トランジスタである。
【0034】
ここで、上記電荷蓄積用電極103、107とはつまり前記画素電極10に、上記コンデンサ104、108とはつまり前記蓄積コンデンサに、そして、図3におけるアモルファスセレニウム層102と図4におけるシンチレーション層105及びフォトダイオード106とはつまり変換素子に、各々対応する関係にある。
【0035】
なお、本発明に関していえば、直接・間接のいずれの方式であっても適用可能であることに変わりはない。また、このとき、上記した具体的な物質(セレニウム、ヨウ化セシウム)はあくまでも例示であるにすぎず、本発明はこれによって特に限定されるものではない。
【0036】
一方、X線吸収フィルタ2は、第一検出器1を透過してきたX線について、その一部を吸収するフィルタである。その材質としては、例えばアルミニウムや銅、あるいはタンタルを使用するとよい。したがって、第二検出器3においては、当該X線吸収フィルタ2において吸収されず該フィルタ2を透過したX線のみが到達し、これが検出されることになる。
【0037】
また、X線吸収フィルタ2の形状は、図5(a)〜(c)に示すように、様々な形態を適用することが本発明において可能である。図5(a)は、適用し得る最も単純なもので、全面において同一の厚さとなる平面板形状の形態となるものを示している。図5(b)は、図5(a)に示す板形状の中央部に凹部2aを設けた形態となるものを示している。また、図5(c)は、図5(a)に示す板形状の半面のみの板厚を大きくした段差部2bを有する形態となるものを示している。これらは、被検体の撮影箇所や第一検出器1を透過するX線の性質、あるいはX線吸収フィルタ2の材質や、さらには診療者(装置使用者)の要求乃至好み等を勘案し、これに応じてX線の吸収度合いを位置的に変化させることを可能とするものである。
【0038】
なお、X線吸収フィルタ2の形状は、上記のような目的に応じて決定されるものであるから、本質的に、図5(a)〜(c)に示した以外の形態についても様々なバリエーションを想定することができる。本発明は、どのような形態となるX線吸収フィルタ2であっても、その範囲内に収めるものである。
【0039】
また、以上述べたような事情は、上記例示した材質(アルミニウム、銅、タンタル)についても同様である。すなわち、アルミニウム、銅、タンタル以外の材質となるX線吸収フィルタ2を使用することは当然に可能であるし、さらにいえば、X線吸収フィルタ2を、異なるX線吸収率を有する複数の材質を使用しつつも、これを一枚に構成するような形態のものとしてよい。
【0040】
また、このようなX線吸収フィルタ2は、第一検出器1及び第二検出器3間の空隙に対して、着脱可能な構成となっている。したがって、上記した様々な形態ないし材質となるX線吸収フィルタ2を予め幾種か用意しておけば、状況に応じて、それらを適宜変更することが可能である。このことにより、第二検出器3へ入射するX線量及びX線のエネルギレベルを変化させることができる。
【0041】
以下では、上記構成となるX線診断装置ないしはX線検出器の作用効果について説明する。なお、ここでは特に、上記画像処理装置7に関する作用に着目した説明を詳細に行う。
【0042】
実際のX線撮影は、上にも記したように、X線管球4と、X線検出器、より厳密に言えば第一検出器1との間に、被検体を介した上で、X線を当該被検体に曝射することになる。いまの場合においては、IVR手法を実施することを念頭に置くことで、当該被検体に対してはカテーテルが挿入され、X線撮影の実施と並行して医師の処置が行われるような場合を想定することとする。
【0043】
さて、上記被検体を透過したX線は、第一検出器1における画素電極10において電荷情報として一時蓄えられ、その後に画像処理装置7へと送られる。ここにおいては、変換素子によるX線情報の電荷情報への変換、当該電荷情報の(画素電極10を介した)蓄積コンデンサにおける蓄積、及び当該電荷情報の薄膜トランジスタ11及びゲート走査線12並びに信号線13による読み出し等、図2並びに図3及び図4を参照して説明した作用が実現される。
【0044】
次に、上記のように電荷情報に変換されるX線を除き、第一検出器1を透過したX線は、X線吸収フィルタ2によってその一部が吸収されることになる。いま例えば、X線吸収フィルタ2として、図5(b)に示す平面中央に凹部2aが形成された形態のものを使用する場合を想定すると、当該凹部2aにおいてはより多くのX線が透過し、その周辺部においてはより少ないX線が透過することになる。
【0045】
このようにX線吸収フィルタ2を透過したX線は、最終的に第二検出器3によって検出される。なお、この第二検出器3において検出されるX線は、上記X線吸収フィルタ2の作用により、通常、高エネルギレベルのX線のみとなる。したがって、被検体中に挿入されている前記カテーテル等がX線をほとんど吸収しないことを鑑みるに、第二検出器3に到達するX線は、当該カテーテル等に関する情報をのせたものであると考えることができる。なお、第二検出器3においては、上記した第一検出器1におけるX線情報から電荷情報への変換及びこの読み出しに係る作用と、全く同様な作用が実現され、読み出された電荷情報は後段の画像処理装置7へと送られることになる。
【0046】
画像処理装置7では、上記第一検出器1及び第二検出器3から送られてきた電荷情報、すなわち出力画像データに関し、基本的には、これら各々についての差分処理を行って、差分画像を取得するのであるが、この他、本実施形態においては、以下のような処理を行うことになる。
【0047】
まず、差分処理を行う前提として、ある一の軌跡を辿るX線に関して、第一検出器1及び第二検出器3の各々における当該X線を感受する位置(画素位置)の相違に起因する「ずれ」を補正するため、キャリブレーション処理を行う。ここに「ずれ」とは、具体的には図6中符号aに示すようなものである。すなわち、被検体中同一軌跡を辿るX線は、X線吸収フィルタ2を装着するために設けられている第一検出器1と第二検出器3との間隔D(図6参照)に応じて、これら検出器の周辺ほど、両検出器において到達する画素点が異なることになる。そして、これら異なる画素点間の水平距離が、上記ずれaに相当する。
【0048】
このようなずれaを補正するデータ、すなわち「キャリブレーションデータ」の具体的な取得は、被検体を介したX線照射を実施する前に、例えば十字型のファントムを予め撮影し、第一検出器1から読み出された電荷情報、換言すれば出力画像(以下、第一画像という)と、第二検出器3からの出力画像(以下、第二画像という)に写った当該十字ファントムの像に関する画素位置を比較することで、第一画像と第二画像の上下及び左右のずれaを検出し、これに基づいて決定するようにすればよい。
【0049】
ところで、上述したキャリブレーションは、上記ずれaが、一画素分を越えない範囲で有効に行えることになる。つまり、ずれaは、画素電極10の幅r (図2参照)よりも小さいこと、すなわち
a<r …‥… (1)
であることが必要である。
【0050】
いま、図6において、第一検出器1の中心に位置する画素電極10(以下、中心画素10´という)からn画素分離れた水平距離をRnとすれば、
Rn=r×n … (2)
である。
【0051】
また、上記Rn位置と同一軌跡のX線が到達する第二検出器3における画素電極10(以下、対応画素10”という)について、当該対応画素10”から第二検出器3の中心に位置する画素電極10までの水平距離をAn、X線管球から中心画素10´までの距離をSID、第一検出器1と第二検出器3との間隔をDとすると、ずれaは、図6に見られる二つの三角形の相似関係と(2)式から、
a=D×Rn/SID
=D×r×n/SID … (3)
ただし、n=0,1,2,3,…
と表される。
【0052】
ここで(1)式と(3)式より、
n<D/SID … (4)
となる。この式は、キャリブレーションが実施可能であるところの第一検出器1における画素数nを規定するものとなる。つまり、上記(4)式を満たさない画素数n、すなわち、D/SIDよりも大きい範囲におけるずれaは、一画素分を越えるものとなるから、そのキャリブレーションは実施不可能である。
【0053】
なお、上記(4)式に関連して述べたことは、X線診断装置の設計段階において、D及びSIDが予め適当な値となるよう考慮すべきことを要請するものとして考えることができる。すなわち、例えば、なるべく広範囲の画像取得を正確になしたい場合には、nをより大きくしなければならないから、(4)式から、Dはより大きくし、SIDはより小さくする、等の設計の指標となるのである。
【0054】
以上のようにして得られたキャリブレーションデータは、上記した差分画像を求める際に、補正データとして用いられる。つまり、第一画像に対する第二画像の上記ずれaを、上記キャリブレーションデータを利用して補正した後に、両画像の差分処理を行えば、被検体中、同一の軌跡を辿ったX線が、両検出器において異なる画素電極10で検出されたとしても、当該同一性を保ちつつ正確に差分処理を行うことが可能となる。
【0055】
ちなみに、いまの場合において、取得されることとなる差分画像は、X線吸収フィルタ2として図5(b)に示す形態となるものを利用する想定に立っていたから、平面中央部のみが選択的にエネルギサブトラクションされた画像となる。
【0056】
このように本実施形態におけるX線診断装置及びX線検出器によれば、従来においてその表示が困難とされていたカテーテル等の表示を、エネルギサブトラクション法を用いて確実に実施することができるだけでなく、かつそれをX線情報の収集と同時にリアルタイムに実施することができる。換言すれば、差分画像の取得を、連続的に実施することができるということであるし、より応用的には、任意のレートによる差分画像取得も可能である。また、被検体に対するX線の曝射は一度でよいから、その被曝量を増加させるようなことがなく、また当然に、モーションアーチファクトの発生する余地もない。
【0057】
以上のことから、本実施形態に係るX線診断装置及びX線検出器は、特に、X線撮影とともに医師の処置を並行して実施するIVRにおいて非常に有効なものであるといえよう。
【0058】
また、X線吸収フィルタ2が両検出器1及び3間に対して着脱可能とされ、かつ様々な形状あるいは材質の該フィルタ2を予め準備することを想定した本実施形態におけるX線診断装置及びX線検出器においては、医師その他の診療者の要求等に応じて、当該要求等に対し最も好ましい差分画像の取得を可能とするものである。
【0059】
ところで、本実施形態における画像処理装置7は、図7に示すような画像選択処理を実施することも可能である。すなわち、画像処理装置7には、上記したようなキャリブレーション処理及び差分処理を経て得られた差分画像、そして第一画像及び第二画像の各々につき、これらのうちの一を適宜選択する又はこれらのうちの複数の画像を組み合わせる(すなわちオーバーレイ処理を行う)、画像選択処理部7aが設けられている。表示装置8へは、当該処理が施された後に画像データが送られるようになっている。
【0060】
このことにより、表示装置8では、差分画像の表示を初めとして、第一検出器1で検出された第一画像のみの表示、同じく第二画像のみの表示、又はオーバーレイ処理された画像の表示を行うことができる。ここで、オーバーレイ表示を行う際には、組み合わされる各画像の表示色を異なるものとして表示することも可能である。
【0061】
このような処理を行うことにより、例えば被検体中の軟部組織を強調して観察したい場合には、低エネルギレベルのX線をも検出している第一検出器1から得られた第一画像のみを表示するようにすればよいし、逆に、被検体中の硬い組織やカテーテル等を強調したい場合には、差分画像や第二画像のみの表示をするようにすればよい。また、軟硬両部を同時に観察したい場合には、オーバーレイ表示を選択すればよい。さらに、この場合において、各画像の表示色が異なっていれば、画像全体の概観を観察しつつも、臓器あるいはカテーテル等の部分的な詳細を確認することが可能である。
【0062】
以上のような画像処理選択を行えば、上記した本実施形態におけるX線診断装置及びX線検出器に係る効果を、より有効なものとすることは明らかである。また、この場合においてもやはり、本診断装置及び検出器を、IVR手法を実施する上で利用する場合を想定した形態が、その効果を最大限有効に生かせるものであるといえよう。
【0063】
なお、上記実施形態においては、X線診断装置及びX線検出器を、専らIVR手法において適用する場合を念頭に置く説明を行ったが、本発明の適用は、無論このような形態のみ限定されるものではない。例えば、よく知られている通常のCT撮影に適用することは当然に可能であるし、さらに言えば、透視像撮影、CT像撮影の如何に拘らず、いずれについても適用することが可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の放射線診断装置及び放射線検出器によれば、被検体に対するX線の曝射を一度実施するだけで二枚の画像が得られ、これらの画像による差分画像を取得することができる。よって、被検体に対する被曝量を低減することができ、また当然にモーションアーチファクト等の不具合が発生する余地はない。
【0065】
さらに、当該差分画像は、X線曝射と同時にリアルタイムに取得することができるから、従来差分画像を表示するまでかかっていた処理時間分の作業短縮が可能となり、連続的な差分画像を取得することができる。また、より応用的には、任意のレートによる差分画像を得ることも可能である。
【0066】
これらのことから、本発明によるX線診断装置及びX線検出器は、IVRにおいてカテーテル等を表示する際に、非常に有効なものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るX線診断装置及びX線検出器の構成を示す概要図である。
【図2】図1に示すX線検出器の詳細な構成例を示す平面図である。
【図3】図2に示すX線検出器において、直接変換方式となる、画素電極周囲の構成例を示す横断面図である。
【図4】図2に示すX線検出器において、間接変換方式となる、画素電極周囲の構成例を示す横断面図である。
【図5】X線吸収フィルタの構成例を示す斜視図であって、(a)は平面板状形態となるもの、(b)は(a)図において中央部に凹部を設けた形態となるもの、(c)は(a)図において半面のみを厚くした段差部を有する形態となるもの、をそれぞれ示している。
【図6】本実施形態におけるX線検出器において、第一検出器と第二検出器との間に生じる「ずれ」を示す説明図である。
【図7】本実施形態における画像処理装置における処理流れを模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第一検出器(第一の放射線検出部)
2 X線吸収フィルタ(放射線吸収部)
2a 凹部
2b 段差部
3 第二検出器(第二の放射線検出部)
4 X線管球(X線発生源)
5 X線発生装置
6 X線(放射線)
7 画像処理装置(画像処理手段)
8 表示装置(表示手段)
10 画素電極
11 薄膜トランジスタ
12 ゲート走査線
13 信号線
14 ゲート走査線駆動部
15 マルチプレクサ
100 電源
101 電圧印加電極
102 アモルファスセレニウム層(変換素子)
103 電荷蓄積用電極(画素電極10に相当)
104 コンデンサ(蓄積素子)
105 シンチレーション層(変換素子)
106 フォトダイオード(変換素子)
107 電荷蓄積用電極(画素電極10に相当)
108 コンデンサ(蓄積素子)

Claims (7)

  1. 放射線発生源から発生した放射線を、被検体を介して放射線検出器に照射し、該放射線検出器の出力に基づき前記被検体の断層像を画像処理手段により再構成し、前記断層像を表示手段により表示する放射線診断装置において、
    前記放射線検出器は、被検体を透過した放射線の強度を検出しこれを電荷情報に変換する第一の放射線検出部からなる層と、該第一の放射線検出部を透過した放射線の一部を吸収する放射線吸収部からなる層と、該放射線吸収部を透過した放射線の強度を検出しこれを電荷情報に変換する第二の放射線検出部からなる層とが積層された構成とされており
    ファントムを予め撮影することで得られた前記第一の放射線検出器から出力される電荷情報及び前記第二の放射線検出部から出力される電荷情報に基づいて、前記第一の放射線検出部による前記ファントムの像と前記第二の放射線検出部による前記ファントムの像との位置ずれが、予め求められており、
    前記画像処理手段は、前記被検体を介した放射線の照射によって前記第一の放射線検出部及び前記第二の放射線検出部から各々出力される前記電荷情報に基づき、前記被検体に関する第一画像及び第二画像を再構成し、ある一の軌跡を辿る放射線に関して、前記第一の放射線検出部からなる層及び前記第二の放射線検出部からなる層の各々における前記放射線を感受する位置の相違に起因するずれを、前記予め求められた前記ファントムの像の位置ずれに基づいて補正するキャリブレーション処理を、前記再構成された前記第一画像及び前記第二画像に対して実施し、前記キャリブレーション処理が実施された前記第一画像及び前記第二画像の差分処理を行い、
    前記表示手段は、前記差分処理された画像を表示することを特徴とする放射線診断装置。
  2. 前記第一の放射線検出部及び前記第二の放射線検出部は、入射した放射線を電荷に変換する変換素子と該変換素子により変換した電荷を蓄積する蓄積素子とが設けられた画素電極を有し、
    複数の該画素電極が二次元マトリックス状に配列された構造を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線診断装置。
  3. 前記放射線吸収部からなる層は、前記第一の放射線検出部からなる層と前記第二の放射線検出部からなる層との間に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の放射線診断装置。
  4. 前記放射線吸収部からなる層は、その中央部に凹部を設けてなる平面板形状とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の放射線診断装置。
  5. 前記放射線吸収部からなる層は、異なる放射線吸収率を有する複数の材質により構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の放射線診断装置。
  6. 前記画像処理手段は、前記第一画像、前記第二画像、及び前記差分処理された画像、並びにこれらのうちの複数の画像を組み合わせた画像、を適宜選択して前記表示手段に送出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の放射線診断装置。
  7. 前記複数の画像を組み合わせた画像においては、該複数の画像の一々につき表示色が異なるものとされることを特徴とする請求項6に記載の放射線診断装置。
JP31135799A 1999-11-01 1999-11-01 放射線診断装置 Expired - Fee Related JP4585064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31135799A JP4585064B2 (ja) 1999-11-01 1999-11-01 放射線診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31135799A JP4585064B2 (ja) 1999-11-01 1999-11-01 放射線診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001133554A JP2001133554A (ja) 2001-05-18
JP4585064B2 true JP4585064B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=18016198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31135799A Expired - Fee Related JP4585064B2 (ja) 1999-11-01 1999-11-01 放射線診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108882900A (zh) * 2016-03-28 2018-11-23 富士胶片株式会社 放射线图像摄影系统、图像处理装置、放射线图像摄影装置、图像处理方法及图像处理程序

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365368A (ja) 2001-06-04 2002-12-18 Anritsu Corp X線検出器及び該検出器を用いたx線異物検出装置
JP2003033341A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Shimadzu Corp X線透視撮影装置
US7105828B2 (en) * 2004-02-10 2006-09-12 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Hybrid x-ray detector
RU2386981C2 (ru) * 2005-04-26 2010-04-20 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. Улучшенная детекторная матрица для спектральной компьютерной томографии
JP2011022132A (ja) * 2009-06-17 2011-02-03 Fujifilm Corp 放射線検出装置及び放射線画像検出システム
JP5507415B2 (ja) * 2009-12-04 2014-05-28 富士フイルム株式会社 放射線撮像装置
JP2011252730A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Fujifilm Corp 放射線撮影装置
JP2012026932A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Fujifilm Corp 放射線検出器
JP5779819B2 (ja) * 2011-09-07 2015-09-16 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 放射線検出器
KR101310743B1 (ko) 2011-11-01 2013-09-25 주식회사 지멤스 다층 구조의 엑스선 이미지 센서 및 엑스선 이미지 촬영 시스템
JP5912427B2 (ja) * 2011-11-08 2016-04-27 浜松ホトニクス株式会社 非破壊検査装置及び当該装置での位置ずれ検出方法
JP5852415B2 (ja) * 2011-11-08 2016-02-03 浜松ホトニクス株式会社 非破壊検査装置及び当該装置での輝度データの補正方法
JP5920770B2 (ja) * 2012-01-23 2016-05-18 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 X線コンピュータ断層撮影方法及びx線コンピュータ断層撮影システム
KR102423104B1 (ko) * 2017-07-21 2022-07-20 주식회사 바텍 듀얼 에너지 엑스선 프로젝션을 이용한 금속 이미지 구분 방법, 금속 인공음영 제거 방법 및 이를 이용한 엑스선 영상 획득 장치
JP6595656B2 (ja) * 2018-04-26 2019-10-23 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置
JP7381297B2 (ja) 2019-11-07 2023-11-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御装置、制御方法、および、プログラム
CN116031271B (zh) * 2023-03-28 2023-07-28 上海奕瑞光电子科技股份有限公司 一种伪三能探测器及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547467A (en) * 1978-10-02 1980-04-03 Toshiba Corp Wedge filter
JPH02104174A (ja) * 1988-10-13 1990-04-17 Toshiba Corp X線診断装置
JPH0686775A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Fuji Photo Film Co Ltd X線画像情報記録装置およびx線画像情報記録読取装置
JPH09289985A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Canon Inc X線画像表示方法及び装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4054402B2 (ja) * 1997-04-25 2008-02-27 株式会社東芝 X線断層撮影装置
JPS60200189A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 Toshiba Corp 放射線検出器
JPH0654956B2 (ja) * 1985-04-22 1994-07-20 株式会社東芝 デジタルラジオグラフイ装置
JP2874317B2 (ja) * 1990-09-30 1999-03-24 株式会社島津製作所 X線断層撮影装置
JP2939363B2 (ja) * 1991-07-11 1999-08-25 アロカ株式会社 放射線線量計
JPH05208000A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Fuji Photo Film Co Ltd エネルギーサブトラクション画像作成装置
JPH05329141A (ja) * 1992-06-04 1993-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線診断装置および補正方法
JP3717530B2 (ja) * 1993-07-14 2005-11-16 富士写真フイルム株式会社 放射線画像検出器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547467A (en) * 1978-10-02 1980-04-03 Toshiba Corp Wedge filter
JPH02104174A (ja) * 1988-10-13 1990-04-17 Toshiba Corp X線診断装置
JPH0686775A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Fuji Photo Film Co Ltd X線画像情報記録装置およびx線画像情報記録読取装置
JPH09289985A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Canon Inc X線画像表示方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108882900A (zh) * 2016-03-28 2018-11-23 富士胶片株式会社 放射线图像摄影系统、图像处理装置、放射线图像摄影装置、图像处理方法及图像处理程序
CN108882900B (zh) * 2016-03-28 2021-11-12 富士胶片株式会社 放射线图像摄影装置及系统、图像处理装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001133554A (ja) 2001-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585064B2 (ja) 放射線診断装置
DE69833128T2 (de) Bildung eines zusammengesetzten bildes aus aufeinanderfolgenden röntgenbildern
Spahn Flat detectors and their clinical applications
WO2003057039A1 (fr) Appareil de radiodiagnostic
JP5595876B2 (ja) 放射線撮影装置、及び放射線撮影システム
JP2007021184A (ja) 放射線撮像装置及びその制御方法並びに放射線撮像システム
JP2004166724A (ja) 放射線撮影装置
JP5042887B2 (ja) 放射線画像撮影装置
KR20080102187A (ko) 방사선 촬상장치
WO2007026419A1 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
WO2006131175A1 (de) Röntgenanordnung zur bilddarstellung eines untersuchungsobjektes und verwendung der röntgenanordnung
Sheth et al. Mobile C‐Arm with a CMOS detector: Technical assessment of fluoroscopy and Cone‐Beam CT imaging performance
JP2009082194A (ja) 放射線変換パネル及び該放射線変換パネルを用いた放射線画像撮影方法
JP2011212434A (ja) 放射線画像撮影方法および装置
JP4366177B2 (ja) 保持画像アーティファクトを補正する方法及び装置
JP2008246022A (ja) 放射線撮影装置
JP2006346011A (ja) 放射線撮像装置及びその制御方法
JP4169292B2 (ja) X線診断装置
KR20060125480A (ko) 방사선촬상장치 및 방사선 검출신호처리방법
WO2013031667A1 (ja) 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法
JP4068369B2 (ja) X線画像診断装置
JP2001066368A (ja) 放射線撮像装置
JP2005296340A (ja) コーンビームx線ct撮影装置とそれを用いた画像取得方法
JP5889897B2 (ja) 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法
JPH10192264A (ja) X線診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees