JP4584033B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料を冷却し、ジョッキなどの容器に注出する飲料ディスペンサに関する。
下記[特許文献1]に記載されているような従来の飲料ディスペンサにおいては、飲料を冷却する冷却水槽の表面に結露する結露水や冷却水槽からオーバーフローした冷却水などは、冷却水槽下部に設けられた受皿に一旦捕集された後、この受皿の底部の排水孔から排水パイプを介してディスペンサ前面下方のドレン皿に導かれて最終的に捕集される。
特開平6−300411号公報
しかし、このような構造であると、上述した受皿や排水パイプなどを設置するための配管スペースが必要となり、機械寸法が大きくなってしまうという問題があった。また、排水パイプなどの部品が必要となるため部品点数が増加するだけでなく、構造も複雑になってメンテナンスなどが行いにくくなるといった問題もあった。従って、本発明の目的は、装置の小型化を阻害することなく、結露水を確実に捕集することのできる飲料ディスペンサを提供することにある。
請求項1に記載の飲料ディスペンサは、飲料を注出する注出口と、該注出口から注出された飲料を入れる容器を載置して傾動させる傾動機構とを前面に備えており、傾動機構を取り付けるための取付基部となるベースを前面に備えると共に、該ベースの下方に結露水を捕集する受皿を備えており、ベースを滴下する結露水を受皿内部に滴下させるガイド片がベースの下端に形成され、ベースの内側を滴下する結露水を捕集してガイド片に導くガイド部がベースの裏面側に形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、ベースの内側を滴下する結露水を捕集してガイド部に導くガイド溝がベースの内側に形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の飲料ディスペンサは、飲料を注出する注出口と、該注出口から注出された飲料を入れる容器を載置して傾動させる傾動機構とを前面に備えており、傾動機構を取り付けるための取付基部となるベースを取り付けるフロントパネルを前面に備えると共に、該ベースの下方に結露水を捕集する受皿を備えており、ベース又はフロントパネルを滴下する結露水を受皿内部に滴下させるガイド板も前面に備え、ベースとフロントパネルとの間を滴下する結露水を捕集し、一箇所からさらに下方のガイド板に滴下させるガイド溝がフロントパネルの下端に形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、ガイド溝が、フロントパネルの下端を折り曲げ加工することで一体的に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の飲料ディスペンサによれば、ベースの表面や裏面を滴下する結露水をガイド片に沿ってさらに滴下させることで、滴下された結露水を受皿内に確実に捕集することができる。ガイド片はベース部下端を利用するため、スペース効率が良く小型化に寄与でき、また、別部品を設ける必要がなく、組み立て工程やメンテナンスを複雑化させるようなこともない。
更に、ガイド片に対してさらに確実に結露水を補修させるガイド部をベースの裏側に形成させることで、より確実な結露水の捕集を行うことができる。このとき、ガイド部もベースの裏側に形成させるため、スペース効率が良く小型化に寄与でき、また、別部品を設ける必要がなく、組み立て工程やメンテナンスを複雑化させるようなこともない。なお、ガイド部はベースの裏側に形成されるので、ベースの内側を滴下する結露水を確実に捕集できる。
請求項に記載の飲料ディスペンサによれば、ガイド部に対してさらに確実に結露水を捕集させるガイド溝をベースの内側に形成させることで、より確実な結露水の捕集を行うことができる。溝(樋)状のガイド溝を用いることで、より確実な結露水の捕集が可能となる。
請求項に記載の飲料ディスペンサによれば、ベースの表面や裏面を滴下する結露水を、飲料ディスペンサの前面に取り付けられたガイド板に沿ってさらに滴下させることで、滴下された結露水を受皿内に確実に捕集することができる。ガイド板は飲料ディスペンサの前面に取り付けられるため、配管スペースなどを必要とすることなくスペース効率よく結露水を受皿に案内させることができる。この結果、飲料ディスペンサの小型化に寄与でき、また、配管などを行う必要がなく、組み立て工程やメンテナンスを複雑化させるようなこともない。
更に、ガイド板に対してさらに確実に結露水を捕集させるガイド溝をフロントパネルの下端に形成させることで、より確実な結露水の捕集を行うことができる。溝(樋)状のガイド溝を用いることで、より確実な結露水の捕集が可能となる。
請求項に記載の飲料ディスペンサによれば、このガイド溝が、フロントパネルの下端を折り曲げることで形成されるため、生産性が良く、かつ、部産材で設けた場合に必要となるようなコーキングも不要である。
本実施形態の飲料ディスペンサの概略について図1〜図3に基づいて説明する。飲料ディスペンサ1には、ビール等を貯留する飲料タンク(図示せず)が飲料供給管(図示せず)を介して接続されている。また、この飲料タンクは炭酸ガスボンベ(図示せず)により常時加圧されている。このため、飲料タンク内のビール等の飲料は、飲料供給管を介して飲料ディスペンサ1に圧送される。圧送された飲料は、飲料ディスペンサ1内で冷やされた後に、注出コック8からジョッキなどの容器に注出される。
図1に示すように、飲料ディスペンサ1は、装置本体2(図2,図4参照)の外側を外装ケース3によって覆った筐体を有し、その上面には蓋7がはめられている。蓋7は、図2に示されるように、外装ケース(サイドパネル)3の上端に形成された段部の内側に載置される形となる。従来は、サイドパネルの上端は単に端末処理のために折り返されているだけであった。蓋はその上端の外周を覆うようにはめ込まれるだけであった。このため、外装ケースが変形しやすかった。しかし、本実施形態では、外装ケース3の上端に段部を設けるため、外装ケースの強度が向上している。
また、従来は、蓋と外装ケースとは外装ケースの上端縁のみで線接触するだけであったので、蓋にゆがみが生じていたりするとガタツキが生じてしまっていた。本実施形態では、蓋と外装ケースとは段部で面接触するため、このようなガタツキは生じにくい(上述ししたように強度が向上しているため、ゆがみ自体も生じにくい)。さらに、従来は、蓋の上面に液体がこぼれた場合は、外装ケースを伝ってディスペンサの外装を汚してしまった。本実施形態によれば、このような液体は段部と蓋7との隙間を介して後述する水槽15内に捕集されるため、飲料ディスペンサ1の外装やその周囲を汚してしまうようなことがない。また、本実施形態では、段部で部品やサイドパネル自体を他部品に固定できるため、新たにブラケットなどの部品を追加する必要もなくなる。
また、外装ケース3の前面(フロントパネル2a)下端部には、ビール等の飲料を供給する上述した飲料供給管が接続される一対の供給口5、5が設けられている。そして、装置本体2の下面の四隅には脚部材6が取り付けられており、飲料ディスペンサ1はこれらの脚部材6を介してテーブル等の上に載置される。また、飲料ディスペンサ1の前面上部には、左右一対の注出コック8、8が取り付けられている。また、各注出コック8、8の上部には、これらの注出コック8、8の操作レバーを作動させる箱状の一対の操作部9、9が設けられている。各操作部9には、DCモータ等の駆動装置が内蔵されており、その前面部に配置される操作ボタンを押すことにより、注出コック8、8の操作レバーを自動で操作して飲料を注出する。
各注出コック8、8の下側には、ビール等の飲料を注出するジョッキなどの容器が載置される傾動可能な一対の容器受け台10、10が取り付けられている。さらに、この容器受け台10、10の下側には、上面にスノコ11が載せられた受皿12が取り付けられている。受皿12は、外装ケース3の前面下部の幅方向に離間して延出されてビス止めされた一対の支持部材13、13(図3参照)に着脱自在に取り付けられている。
また、装置本体2は、冷却水を貯留する水槽15(図2、図4参照)と、この水槽15の下方に配設されたコンプレッサ、凝縮器、及び凝縮器を冷却する冷却ファン等から構成される冷凍ユニット16(図2、図4参照)とを備えている。水槽15の側壁には冷凍ユニット16から導出された銅製の蒸発管17が螺旋状に配設されており、この蒸発管17を介して水槽15内の冷却水が冷却される。蒸発管17には冷凍ユニット16から送出される冷媒が循環されており、冷媒が蒸発する際に冷却水との間で熱交換を行って冷却水を冷却して蒸発管17の周囲に氷が形成される。また、水槽15には、供給側端部が上述した一対の各供給口5、5に接続される一対のステンレスパイプ製の飲料パイプ19、19が埋設されている。
飲料パイプ19、19は、水槽15の上端部から導出され、ステンレスパイプ製の飲料冷却管(図示せず)にそれぞれ接続されている。この各飲料冷却管は、螺旋状に形成されて、水槽15内の蒸発管17の内側に取付具を介して取り付けられている。圧送されたビール等の飲料は、各飲料パイプ19、19内を通った後、各飲料冷却管の下側から上側に送出されて冷却水によって冷却される。各飲料冷却管の注出側端部は、各注出コック8、8の注出端部に接続され、冷却されたビール等の飲料は、各注出コック8、8を介して容器等に注出される。
また、水槽15の上端の開口部には、ステンレス鋼板製の略長方形の支持板22が横に架け渡されてビス止めにより取り付けられ、該支持板22のほぼ中央部の上面には、AC/DCモータより構成される撹拌モータ23がビス止めによって固定されている。そして、この撹拌モータ23の回転軸は、螺旋状の飲料冷却管のほぼ中心軸上に配置されると共に、水槽15の深さの約半分の位置まで延出されている。撹拌モータ23の回転軸の先端部にはプロペラ(図示せず)が装着されており、プロペラを回転させることで水槽15内の冷却水を下方に向けて流動させる。
なお、撹拌モータ23の回転軸やプロペラと、飲料冷却管との間には円筒状のステンレス製又は硬質合成樹脂製等の網状の網部材(図示せず)が、支持板22の下面からプロペラよりも少し深い位置まで覆うように取り付けられている。これにより、蒸発管17の回りに形成される氷が剥離しても、この氷が撹拌モータ23の回転軸やプロペラに当たるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の飲料ディスペンサ1は、飲料の注出時にジョッキなどの容器を傾ける傾動機構も備えている。飲料がビールの場合、注出時にジョッキを傾けることで液体部分と泡部分との比率を適切な比率に調節することができ、本実施形態の飲料ディスペンサ1は、このジョッキの傾動も自動で行えるものである。上述したように、操作部9の操作ボタンによって注出コック8からの飲料(ビール)の注出が行われるが、このとき、傾動機構による容器(ジョッキ)の傾動も連動されており、特別な習熟を必要とすることなく、ジョッキにビールを適切に抽出することができる。
傾動機構は、図4に示されるように、装置本体2の前面(フロントパネル2a)に取り付けられたベース4を介して、装置本体2に取り付けられている。本実施形態においては、注出コック8が二つ設けられているため、傾動機構も二つ設けられており、これに伴ってベース4も装置本体2の前面に並べて二つ取り付けられている。ベース4は、ステンレス製である。上述した操作部9もこのベース4の上部に取り付けられる。ベース4中央部には、モータなどが組み込まれた傾動駆動部25が取り付けられている。
ベース4に取り付けられた傾動駆動部25を覆うように、樹脂製のカバー26が取り付けられている。カバー26は、ベース4に固定され、傾動しない。カバー26のさらに前面側には、ジョッキなどの容器を載置させる上述した容器受け台10が傾動可能に取り付けられている。容器受け台10は、その上部の両側にピボット10aを有している。一方、傾動駆動部25からは、一対のフック状のホルダ25aが手前側に延出されている。ホルダ25aは、カバー26に設けられた孔に挿通されている。一対のピボット10aがホルダ25aに引っかけられることで、容器受け台10は一対のピボット10aを通る軸を中心に傾動可能となっている。そして、この容器受け台10が、カバー26の中央に設けられた開口部から押し出される傾動駆動部25のアームによって傾動される。
このような飲料ディスペンサ1では、装置本体2の前面に結露が生じる。内部で飲料を冷却し、これを注出コック8から抽出するため、注出コック8の取付孔27近傍(図5中のハッチングを施した領域)に結露が生じやすい。この結露に対する対処をしないと、装置内部の電動駆動部に悪影響を与えたり、飲料ディスペンサ1の載置面に結露水が滴下して周囲を水浸しにしてしまう。上述した[特許文献1]に記載のディスペンサでは対処はしているが、そのために装置の大型化を招いていた。そこで、本実施形態では、このような結露水に対処すべく、結露水を上述した受皿12の内部に滴下させるガイド片4aをベース4の下端に形成させている。なお、結露はベース4の内側(裏側)のみでなく表面側にも生じるし、注出コック8自体の表面にも生じ、これらの結露水がベース4に沿って滴下することもある。ガイド片4aではこのような結露水も捕集できる。
さらに、このガイド片4aに結露水を確実に導くために、ガイド部4bがベース4の装置本体2の前面側(即ち、ベース4の裏面側)に設けられている。またさらに、このガイド部4bに対して結露水を確実に導くために、ガイド溝4cが装置本体2の前面(フロントパネル2a)の中ほどに形成されている(本実施形態では樋状の別部品を取り付けることで形成されている)。また、これらのガイド片4a,ガイド部4b,ガイド溝4cは、結露水だけでなく、水槽15からオーバーフローした冷却水も捕集して、結露水と共に受皿12に導く役割もある。
ガイド片4a,ガイド部4b,ガイド溝4c周辺を図6及び図7に拡大して示す。図6及び図7に示されるように、ガイド片4aは、ベース4の下端を一回手前側に直角に折り曲げた後、さらに下方に向けて直角に折り曲げて形成されている。このようにすることで、装置本体2の前面に沿って滴下した結露水などを前面からさらに手前側に導いて、受皿12の上方に導くことができる。なお、ベース4の裏面全体を装置本体2の前面に面接させてしまうと、熱伝導によってベース4の表面側にも多くの結露が生じ得る。このため、ベース4の裏側にはフランジが設けられ、装置本体2の前面とベース4との間に空間が確保されている。結露水などはこの空間を、装置本体2の前面に沿って滴下する。
さらに、このベース4の下端の二回の折り曲げ部分のうち、装置本体2の前面側の折り曲げ部分に関しては、その中央部分にコ字状の切り込みが予め施されてから折り曲げられており、いわゆる切り起こし部分が形成されている。この切り起こし部分がガイド部4bとして機能している。ガイド部4bは、コ字状の切り込みによって形成された開口から装置本体2の前面側に突設された状態となり、その手前側の水平部分と繋がって連続する面を形成している。このような開口部が形成されるので、ベース4の内側を滴下する結露水などを開口部を介してベース4の表面側に導くのが容易となる。
そして、捕集した結露水を捕集させるためのガイド溝4cの滴下部4dが、このガイド部4bの上方に位置されている。ガイド溝4cは、最下部に樋状の部分を形成させる断面J状の部品を装置本体2の前面に取り付けることで形成されている。そして、手前側からみると緩やかな傾斜を伴うV字状になっており、その最下部に上述した滴下部4dが形成されている。滴下部4dは、樋状の部分の壁部が一部切り欠かれることで形成されている。また、ガイド片4aの最下端は、やや手前側に屈曲されて屈曲部4eが形成されており、受皿12への結露水などの滴下が行われやすくなるようになされている。
なお、水槽15内の冷却水のオーバーフローは、装置本体2の前面に形成されたオーバーフロー孔29を介して行われる。オーバーフロー孔(ドレンパイプ)29は、図5に示されるように、一対の取付孔27の間に配置されている。このオーバーフロー孔29部分の断面を図8に示す。図8に示されるように、オーバーフロー孔29は、フロントパネル2a側が下がっており、オーバーフローした冷却水の排出が行われやすくなっている。また、オーバーフロー孔29の水槽15側は、排水が行われやすいようにテーパー面29aが形成されている。オーバーフロー孔29によって排出された冷却水も、ガイド片4a,ガイド部4b,ガイド溝4cによって受皿12に確実に捕集される。なお、水槽の周囲には、水槽内の温度保持及び結露抑制のための断熱材30が配設されている。
なお、二つのベース4は、同一部品として形成されているため、ガイド片4a及びガイド部4bに相当する部分はどちらのベース4も有している。しかし、ガイド溝4cで捕集された結露水やオーバーフローした冷却水は、一方のベース4(図中の左側のベース4)に対してのみ捕集されている。即ち、一方のベース4のガイド片4a及びガイド部4bのみが実際に機能している。
図9に、本発明の飲料ディスペンサの他の実施形態を示す。本実施形態は、上述した実施形態とは、フロントパネル30やベース4の下端部分の構造が異なる。その他の構造は上述した実施形態に準じるため、同一又は同等の構成部分については同一の符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
本実施形態のフロントパネル30は、装置本体2の前面の上方部分を覆い、装置本体2の前面下部は下部パネル31によって覆われる。そして、フロントパネル30の最下端部には、上述した実施形態のガイド溝4cに相当するガイド溝30cが形成されている。ガイド溝30cは、フロントパネル30を一枚の金属板をプレスすることで形成されている。このため、上述した実施形態のフロントパネル30及びこれとは別部材のガイド溝4cとの隙間への結露水の染み込みなどは生じ得ない(あるいは、これを防止するためのコーキングが不要である)。
ガイド溝30cは、フロントパネル30の最下部に樋状の部分を形成させるように断面J状に折り曲げられて形成されている。本実施形態のガイド溝30cも、上述した実施形態のガイド溝4cと同じように、手前側からみると緩やかな傾斜を伴うV字状になっており、その最下部に捕集した結露水を捕集させるための滴下部30dが形成されている。滴下部30dの形態自体は、上述した実施形態と同様であるが、本実施形態では、横方向の中央に位置されている。
さらに、本実施形態では、チャンネル32という部材がフロントパネル30の下方に取り付けられている。チャンネル32の前面は、装置本体2への取付後には、フロントパネル30よりも手前側に位置する。このチャンネル32の下部に、上述した下部パネル31が取り付けられる。このチャンネル32の上部には、上述した実施形態におけるガイド片4aと同等の機能を有するアングル部材であるガイド板33が取り付けられる。
このため、本実施形態のベース4の最下端は、下方に向けて折り曲げられてガイド片4aとされてはいるが、その下端部に屈曲部4eは形成されていない。その代わりに、ガイド板33の最下端に、やや手前側に屈曲された屈曲部33eが形成されている。追って図10を参照して詳しく説明するが、ベース4のガイド片4aの裏面は、ガイド板33の前面に面接されることとなる。
図10及び図11に示されるように、装置本体2の前面にフロントパネル30が取り付けられ、その下部にチャンネル32が取り付けられる。そして、このチャンネル32の上部にガイド板33が取り付けられる。ガイド板33の上面は、取付状態でやや手前側に傾斜するような角度を持って形成されている。また、ガイド板33の上部奥側端部は、取付状態でフロントパネル30のガイド溝手前面よりも奥側に位置する。そして、その後にベース4(傾動駆動部25などは図示を省略してある)が、フロントパネル30に対して取り付けられる。ベース4の裏面は、ガイド溝30cの前面に面接される。そして、このベース4に対して、カバー26等が取り付けられる。
本実施形態における結露水やオーバーフロー水の流れ(受皿12への捕集)について図11を参照しつつ説明する。フロントパネル30の表面やベース4の裏面に付着した結露水及びオーバーフロー孔29からのオーバーフロー水は、下方に滴下してガイド溝30cによって捕集され、滴下部30dからさらに下方に滴下する。滴下部30dは上述したようにフロントパネル30の横方向中央に形成されており、滴下部30dから滴下する結露水などは一対のベース4の間からガイド板33の上面に滴下し、ガイド板33を伝ってさらに下方の受皿12に捕集される。
ガイド板33の最下端部には上述したような屈曲部33eが形成されているため、水滴はチャンネル32などに伝わることなく、水切れよく受皿12内に滴下する。一方、ベース4の表面(正面)や注出コック8の根本近傍に付着した結露水は、ベース4の表面を伝って下方に滴下し、ベース4のガイド片4a上をさらに滴下した後に、やはりガイド板33の表面(正面)を経由して受皿12に捕集される。このようにして、結露水やオーバーフロー水は装置の表面やその周囲を水浸しにすることなく、確実に受皿12に捕集される。
また、本実施形態のような構造とすると、機械本体2の正面を覆うパネルがフロントパネル30と下部パネル31に二分割され、装置下部の冷凍ユニット16(や水槽15の下部、電装箱)のメンテナンス時には、下部パネル31だけを取り外せば良く、メンテナンス性がよい。なお、冷凍ユニット16や電装箱を手前に引き出せるようであれば、なおメンテナンス性がよい。また、上述したように、ガイド溝30cをフロントパネル30の一部として一体的に形成できるので生産性が良く、上述したコーキングなども不要となる。
なお、フロントパネル30には、傾動装置15や注出コック8、操作部9、容器受け台10などが取り付けられており、その取り外しは面倒であり、これを省略できるメリットは大きい。また、フロントパネル30の両側部は、一対のサイドパネル(外装ケース3)の中にまで達しているため、フロントパネル30を外そうとするとサイドパネルも外す必要があり、この点からも下部パネル31(下部パネル31の両側部はサイドパネルの内部にまでは達していない)だけを外してメンテナンスできるメリットは大きい。
本発明の飲料ディスペンサの一実施形態の前方から見た斜視図である。 本発明の飲料ディスペンサの一実施形態を後方から見た一部分解斜視図である。 本発明の飲料ディスペンサの一実施形態を前方から見た分解斜視図である。 本発明の飲料ディスペンサの一実施形態を前方から見た分解斜視図(ベースが見える状態)である。 本発明の飲料ディスペンサの一実施形態を前方から見た分解斜視図(ベースを取り外した状態)である。 ベース下端の斜視図(表側)である。 ベース下端の斜視図(裏側)である。 オーバーフロー孔(ドレンパイプ)部分の拡大断面図である。 本発明の飲料ディスペンサの他の実施形態を前方から見た分解斜視図である。 図9の飲料ディスペンサのフロントパネル・ベース・カバー等の取付関係を示す側面図である。 フロントパネル下端・ガイド板周辺の結露(オーバーフロー)水の流れを示す断面図である。
符号の説明
1…飲料ディスペンサ、2…装置本体、3…外装ケース、4…ベース、4a…ガイド片、4b…ガイド部、4c,30c…ガイド溝、4d,30d…滴下部、5…供給口、6…脚部材、7…蓋、8…注出コック、9…操作部、10…容器受け台、12…受皿、15…水槽、25…傾動駆動部、29…オーバーフロー孔(ドレンパイプ)、30…フロントパネル、31…下部パネル、33…ガイド板。

Claims (4)

  1. 飲料を注出する注出口と、該注出口から注出された飲料を入れる容器を載置して傾動させる傾動機構とを前面に備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記傾動機構を取り付けるための取付基部となるベースを前記前面に備えると共に、該ベースの下方に結露水を捕集する受皿を備えており、
    前記ベースを滴下する結露水を前記受皿内部に滴下させるガイド片が前記ベースの下端に形成され、
    前記ベースの内側を滴下する結露水を捕集して前記ガイド片に導くガイド部が前記ベースの裏面側に形成されていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記ベースの内側を滴下する結露水を捕集して前記ガイド部に導くガイド溝が前記ベースの内側に形成されていることを特徴とする請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 飲料を注出する注出口と、該注出口から注出された飲料を入れる容器を載置して傾動させる傾動機構とを前面に備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記傾動機構を取り付けるための取付基部となるベースを取り付けるフロントパネルを前記前面に備えると共に、該ベースの下方に結露水を捕集する受皿を備えており、
    前記ベース又は前記フロントパネルを滴下する結露水を前記受皿内部に滴下させるガイド板も前記前面に備え、
    前記ベースと前記フロントパネルとの間を滴下する結露水を捕集し、一箇所からさらに下方の前記ガイド板に滴下させるガイド溝が前記フロントパネルの下端に形成されていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  4. 前記ガイド溝が、前記フロントパネルの下端を折り曲げ加工することで一体的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の飲料ディスペンサ。
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