JP7306292B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料供給装置に関し、より詳細には、供給ステージに載置されたカップに飲料を供給する飲料供給装置に関するものである。
従来、供給ステージに載置されたカップに対し、シロップ(飲料原液)と希釈水とを混合させた飲料を供給する飲料供給装置が、例えば特許文献1に提案されている。
この特許文献1の飲料供給装置では、前面に開口(以下、前面開口ともいう)を有する装置本体の内部に、前面開口を臨む態様で断熱構造の保冷庫が設けられている。この保冷庫には、シロップを封入したバッグ・イン・ボックス(以下、BIBともいう)が配置される。また装置本体には、前面開口を開閉する前面扉が設けられており、この前面扉の前面には操作パネルが設けられている。
かかる飲料供給装置では、操作パネルが操作されることにより、装置本体に設けられた供給ステージに載置されたカップに対し、シロップと、装置本体の内部で冷却された希釈水とを混合させた飲料を供給している。
特開2015-117041号公報
ところで、上記飲料供給装置において、前面扉に設けられた操作パネルとして、例えば液晶タッチパネルのように、タッチ操作が可能な表示部が設置されることがある。前面扉は、装置本体の前面開口を閉成する場合に保冷庫も閉塞するため、断熱材が設けられた断熱構造を有している。
そのような飲料供給装置では、表示部の表示制御を行う電装部品で生じた熱を外部に排出する必要があり、しかも前面扉は断熱構造を有することから、前面扉の上部であって、断熱材よりも前方側に排熱口を設け、かかる排熱口より電装部品で生じた熱を排出することが考えられる。
しかしながら、装置本体の上面に飲料が投入されたカップが載置され、何らかの原因でカップが倒れた場合、カップから溢れた飲料の一部が排熱口より内部に侵入する虞れがある。このように飲料の一部が排熱口より侵入してしまうと、電装部品に飲料が滴下してしまい、故障を誘発してしまう虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、電装部品の排熱を確保しつつ、電装部品に水が滴下することによる故障の発生を防止することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る飲料供給装置は、前面に開口を有する装置本体と、前記開口を開閉する態様で前記装置本体に設けられ、かつ前面にタッチ操作が可能な表示部が設置された前面扉とを備え、前記表示部に対するタッチ操作により、前記装置本体に設けられた供給ステージに載置されたカップに対して飲料を供給する飲料供給装置であって、前記表示部の表示制御を行う電装部品で発生した熱を、前記前面扉の上部に形成された排熱口に案内する排熱経路と、前記前面扉の上部に左右方向に沿って延在する態様で設けられ、前記排熱口より侵入した水を、前記排熱経路に侵入することを規制しながら左右の少なくとも一方へ流通させる第1排水経路と、前記前面扉の左右両側部に上端部が前記第1排水経路に連通する態様で上下方向に沿って延在する態様で設けられ、前記第1排水経路を通過した水を下方に向けて流通させる第2排水経路と、前記装置本体における前記供給ステージの左右両側部において、前記開口を前記前面扉が閉成する場合に前記第2排水経路に連通する態様で設けられ、前記第2排水経路を通過した水を自身に形成された排水口より該装置本体の外部に排出させる第3排水経路とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記第1排水経路は、前記排熱口より侵入した水を、左右の少なくとも一方へ案内する樋部と、前記樋部の後端部に上方に向けて立ち上がることで、該樋部に案内される水が前記排熱経路に侵入することを規制する立ち上がり部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記前面扉は、前方に向かうに連れて漸次下方に湾曲する湾曲部分の前端部が前記排熱口の一縁部を形成しつつ前記排熱経路及び前記立ち上がり部の上方域を覆うように設けられることで前記上部を構成するカバー部材を備え、前記カバー部材は、前記湾曲部分の前端部が前記立ち上がり部の上端部よりも下方に配置されていることを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記排水口より排出された水を、前記供給ステージに設けられたドリップトレイに案内する排水ガイド部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、排熱経路により、表示部の表示制御を行う電装部品で発生した熱を前面扉の上部に形成された排熱口に案内し、前面扉の上部に左右方向に沿って延在する態様で設けられた第1排水経路により、排熱口より侵入した水を排熱経路に侵入することを規制しながら左右の少なくとも一方へ流通させ、前面扉の左右両側部に上端部が第1排水経路に連通する態様で上下方向に沿って延在する態様で設けられた第2排水経路により、第1排水経路を通過した水を下方に向けて流通させ、装置本体における供給ステージの左右両側部において開口を前面扉が閉成する場合に第2排水経路に連通する態様で設けられた第3排水経路により、第2排水経路を通過した水を自身に形成された排水口より該装置本体の外部に排出させるので、電装部品の排熱を確保しつつ、電装部品に水が滴下することによる故障の発生を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図3は、図1及び図2に示した飲料供給装置の特徴的な制御系を模式的に示す模式図である。 図4は、図1及び図2に示した装置本体の内部構造を正面から見た断面図である。 図5は、図1及び図2に示した供給ステージの載置板を示す斜視図である。 図6は、図1及び図2に示した供給ステージの載置板を示す平面図である。 図7は、図4に示した保冷庫に収納されたBIBを示す分解斜視図である。 図8は、図1及び図2に示した前面扉を縦断面で示す説明図である。 図9は、前面扉の上部を拡大して示す縦断面図である。 図10は、前面扉の上部の縦断面を示す斜視図である。 図11は、前面扉の内部構造を断面で示す説明図である。 図12は、意匠構成部の内部構造を示す説明図である。 図13は、意匠構成部の内部構造を示す説明図である。 図14は、飲料供給装置による供給動作を示す説明図である。 図15は、飲料供給装置による供給動作を示す説明図である。 図16は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の変形例を示す説明図である。 図17は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の変形例を示す模式図である。 図18は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の変形例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図であり、図3は、図1及び図2に示した飲料供給装置の特徴的な制御系を模式的に示す模式図である。ここで例示する飲料供給装置は、例えばレストランやフードコート等の施設に設置される飲料ディスペンサであり、装置本体10及び制御部70を備えている。
装置本体10は、図4に示すように、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aを有した箱体であり、その底部には高さ調整のための複数の調整脚11が設けてある。この装置本体10は、供給ステージ20、チューブポンプ30及び希釈水吐出部40を備えている。
供給ステージ20は、装置本体10の前面下部、すなわち前面開口10aの下方域に凹部を設けることにより構成してある。この供給ステージ20は、カップ1が載置される載置面211を有した載置板21と、載置板21の後面を覆う後壁22と、載置板21の載置面211を覆う天壁23とを有して構成してある。
載置板21には、図5に示すように、カップ1を載置する際の位置決めとしてのカップガイド212が載置面211に設けてあるとともに、飛び散った飲料等を集めるドリップトレイ213(図2参照)が設けてある。
カップガイド212は、第1カップガイド部212aと第2カップガイド部212bとを有している。第1カップガイド部212aは、後方に向けて湾曲した円弧状を成すものであり、上記カップ1の周面に対応した曲率を有している。第2カップガイド部212bは、第1カップガイド部212aの左右両端部に連続して形成してある。これら第2カップガイド部212bは、第1カップガイド部212aよりも小さい曲率を有して湾曲している。尚、これら第2カップガイド部212bのそれぞれの端部には、載置面211から上方に向けて延在する上方延在部分212cが接続してある。
このようにカップガイド212が、2つの曲率を有する第1カップガイド部212aと第2カップガイド部212bとを有しているので、図6に示すように、第1カップガイド部212aがカップ1の周面の一部に当接することによりカップ1を所望の領域に載置させることができるとともに、第2カップガイド部212bが該カップ1よりも外径の大きい例えば水筒等の飲料容器2の周面の一部に当接することにより飲料容器2を所望の領域に載置させることができる。
後壁22は、カップガイド212の後方側となる下部22aに対して、上部22bの方が前方に向けて突出するように形成してある。
そのような供給ステージ20には、飲料ノズル24が設けてある。飲料ノズル24は、カップガイド212に案内されて載置されるカップ1の直上域に設置される態様で、天壁23に設けてある。
この飲料ノズル24は、従来公知のものであり、ノズル本体24aに図示せぬシロップノズル、希釈炭酸水ノズル等が取り付けられて構成してある。シロップノズルは、図示せぬシロップタンクから供給されたシロップ(例えば有糖シロップ)を吐出するものであり、希釈炭酸水ノズルは、冷却された希釈炭酸水を吐出するものである。
そのような飲料ノズル24は、シロップノズル等を通じて吐出されたシロップ等を、共通の吐出口より鉛直方向下向きに吐出するものである。
チューブポンプ30は、供給ステージ20に設けてある。チューブポンプ30は、バッグ・イン・ボックス(以下、BIBともいう)33に封入されたシロップを汲み出すためのもので、BIB33毎に設けてある。
BIB33は、シロップを封入した袋状の容器を更に箱状の容器に収容したもので、例えば、シロップを封入したプラスチック製の袋容器を更に段ボール製の箱容器に収容することにより構成してある。そして、BIB33に封入されたシロップを注出した場合に、箱容器の内部で袋容器が収縮することにより、袋容器の内部に空気が侵入する事態を回避し、シロップの酸化を防止する。このようなBIB33は、図7に示すように、装置本体10の内部において前面開口10aを臨む態様で形成された断熱構造の保冷庫12に、それぞれ棚板13を介して収納してある。この保冷庫12には、飲料ノズル24からシロップを吐出するためのシロップバルブ34aや、希釈炭酸水を吐出するための炭酸水バルブ等のバルブ群34が配置してある。かかる保冷庫12は、例えば蒸発器や冷凍機等を備えた冷却ユニット14(図3参照)により、内部雰囲気が冷却される室である。
棚板13は、例えば鋼板等により形成され、BIB33毎に設けてある。各棚板13は、BIB33に接続されたチューブ32をはめ込むための切欠13aが前端部分に形成されており、保冷庫12に装着するための取付孔13bが前端部に形成されている。
チューブポンプ30は、対応するBIB33に接続されたチューブ32に取り付けられており、内蔵するモータ31が駆動することにより、チューブ32を図示せぬ複数のローラ等で押し潰すようにしてBIB33よりシロップを汲み出し、チューブ32の開放端32a(図14等参照)より吐出させるものである。
チューブポンプ30は、チューブ32の開放端32aが下方に向かうに連れて飲料ノズル24に漸次近接する態様で、後壁22の上部22bに左右一対となる態様で互いに左右反転した構成のものが傾斜設置してある。これらチューブポンプ30には、チューブ32が自身の外側及び下側を這う態様で取り付けられている。またチューブポンプ30は、チューブ32の開放端32aが飲料ノズル24とともにカップガイド212に案内されて載置されるカップ1の上面開口の直上域に配置される。尚、チューブ32の開放端32aは、支持部材35に固定支持されている。
希釈水吐出部40は、冷却された状態で供給された希釈水を吐出するためのものであり、希釈水バルブ41及び希釈水ノズル42を備えて構成してある。
希釈水バルブ41は、希釈水を供給するための希釈水管路を開閉するためのものであり、開となることにより希釈水が希釈水管路を流通することを許容する一方、閉となることにより希釈水が希釈水管路を流通することを規制するものである。
希釈水ノズル42は、左側のチューブポンプ30の下方側であって、該左側のチューブポンプ30の駆動によりシロップが吐出されるチューブ32の開放端32aの左方側に設けてある。この希釈水ノズル42は、下方に向かうに連れて漸次右方に向けて傾斜する態様で設けてあり、希釈水バルブ41が開となることにより希釈水管路を流通した希釈水を吐出口より吐出させるものである。ここで吐出口は、希釈水吐出部40の吐出端を構成している。
上記装置本体10は、前面開口10aが前面扉50により開閉されるものである。前面扉50は、前面開口10aだけでなく、該前面開口10aの下方側領域の一部(供給ステージ20の一部)を覆うのに十分な大きさを有した扉体であり、装置本体10の前方側一側縁部において、上下方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに揺動可能に設けてある。
そのような前面扉50は、前面開口10aを閉成する際に保冷庫12の開放部分を閉塞するので、図8に示すように、例えば硬質ウレタンフォーム等の平板状の断熱材51が内蔵された断熱構造を有している。この断熱材51の前面は、該断熱材51を保護するための保護板52により被覆されている。
かかる前面扉50は、前面が接客面を構成しており、表示部53が設けてある。表示部53は、例えば液晶タッチパネルで構成されており、各種情報を表示するとともに、タッチ操作等の入力操作が可能な入力部53aを有している。このような表示部53に対して表示制御を行う表示制御部54aは、基板54bに実装されて電装部品55を構成しており、電装部品55は、保護板52と表示部53との間の収納空間56に配置してある。
上記前面扉50の上部は、図9及び図10に示すように、表示部53に対してクッション材KSを介して連結されることで該表示部53との間で水密性が確保された異形状部材57と、該異形状部材57の一部を被覆する態様で設置されたカバー部材58とにより構成してある。
異形状部材57は、左右方向が長手方向となる長尺状部材であり、樋部571と立ち上がり部572とを有している。樋部571は、後方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する傾斜部分573の後端部に連続して形成された底部であり、左右方向の中央部分より左方、並びに左右方向に中央部分より右方に向かうに連れてその上面が漸次下方に傾斜延在している。立ち上がり部572は、樋部571の後端部より上方に向けて立ち上がることで形成してある。
カバー部材58は、左右方向が長手方向となる長尺状部材であり、クッション材KSを介して断熱材51の上方域を覆うものである。これによりカバー部材58と断熱材51との間で水密性が確保されている。このカバー部材58には、前方に向かうに連れて漸次下方に湾曲する湾曲部分581が形成してあり、この湾曲部分581が立ち上がり部572の上端部との間に空隙を確保しつつ該立ち上がり部572や上記収納空間56の上方域を覆っている。湾曲部分581の前端部は、立ち上がり部572の上端部よりも下方であって樋部571の上方に配置され、この樋部571との間に排熱口59を形成している。
つまり、カバー部材58は、湾曲部分581の前端部581aが排熱口59の一縁部を形成している。そして、異形状部材57を構成する樋部571及び立ち上がり部572と、カバー部材58との間には、空隙が確保されているので、上記収納空間56は排熱口59に連通しており、電装部品55で発生した熱を排熱口59に案内する排熱経路を構成している。
ところで、排熱口59は扉体の上部に設けてあるので、該排熱口59より飲料等の水が侵入する虞れがある。この排熱口59より侵入した水は、樋部571により左右の少なくとも一方へ案内される。しかも樋部571の後端部に立ち上がり部572が形成してあり、排熱口59より侵入した水が収納空間56に流れることを規制している。
つまり、異形状部材57を構成する樋部571及び立ち上がり部572は、前面扉50の上部に左右方向に沿って延在する態様で設けられ、排熱口59より侵入した水を、収納空間(排熱経路)56に侵入することを規制しながら左右の少なくとも一方へ流通させる第1排水経路を構成している。
上記前面扉50には、図11に示すように、該前面扉50の左右両側部に案内壁部60が設けてある。案内壁部60は、上下方向が長手方向となる長尺状部材であり、前面扉50の側壁部50aとの間に隙間61を形成しつつ、該隙間61と上記収納空間56とを区画するものである。これら案内壁部60の上端部分は、上記樋部571の左右両端部分に連結している。
これにより、樋部571により左右の少なくとも一方へ案内された水は、案内壁部60と側壁部50aとの隙間61を下方に向けて流れることになる。つまり、案内壁部60は、側壁部50aとともに、前面扉50の左右両側部に上端部が第1排水経路に連通する態様で上下方向に沿って延在する態様で設けられ、第1排水経路を通過した水を下方に向けて流通させる第2排水経路を構成している。
このようにして案内壁部60と側壁部50aとの隙間61を下方に向けて流れた水は、前面扉50の下面の左右両側部分に形成された孔部(図示せず)より下方に滴下することになる。
上記装置本体10には、供給ステージ20の左右両側部に、意匠構成部15が設けてある。これら意匠構成部15は、前面15aが下方に向かうに連れて漸次後方に傾斜した傾斜面となる箱状のものである。意匠構成部15には、前面扉50が前面開口10aを閉成する場合に、上記孔部に連通する図示せぬ導入孔が上面に形成してあり、下面に排水口16(図2参照)が形成してある。
このような意匠構成部15では、図12及び図13に示すように、前面扉50が前面開口10aを閉成する場合に、前面扉50の孔部より滴下した水を導入孔より導入して、前面15aの傾斜を利用して下方に案内し、排水口16より外部に排出している。
つまり、意匠構成部15は、装置本体10における供給ステージ20の左右両側部において、前面開口10aを前面扉50が閉成する場合に第2排水経路に連通する態様で設けられ、第2排水経路を通過した水を自身に形成された排水口16より該装置本体10の外部に排出させる第3排水経路を構成している。
ところで、図13に示すように、左側の意匠構成部15の内部でハーネスHSをカプラKPに接続する際、カプラKPよりも下方域で該ハーネスHSをU字状に延在させることで、導入孔より導入された水がハーネスHSを通じてカプラKPに侵入することを防止している。
制御部70は、上述した表示制御部54a、バルブ群34、チューブポンプ30、希釈水バルブ41、冷却ユニット14に電気的に接続してあり、同じく電気的に接続された記憶部71に記憶されたプログラムやデータにしたがって、これら各部の動作を統括的に制御するものである。
尚、制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
以上のような構成を有する飲料供給装置は、次のようにして供給ステージ20に載置されたカップ1に対し、飲料を供給する。
例えば、飲料供給装置が設置された施設の営業時間内においては、飲料供給装置は、制御部70が表示制御部54aに対して表示部53に供給可能な飲料の入力部53aを表示させる待機表示をさせて、待機状態となる。また制御部70は、施設の営業時間に関係なく、冷却ユニット14を常時駆動させて保冷庫12の内部雰囲気を冷却している。
そのような待機状態において、表示部53に表示された供給可能な飲料の入力部53aのうち、左側のBIB33に封入されたシロップを利用する飲料の入力部53aがタッチ操作されると、制御部70は、希釈水バルブ41を開成させつつ、該当するBIB33に対応する左側のチューブポンプ30のモータ31を駆動させる。これにより、図14に示すように、該当するBIB33から汲み出されたシロップが左側のチューブ32の開放端32aから下方に向けて所定量吐出されつつ、希釈水ノズル42から所定量の希釈水がカップ1の上面開口に向けて吐出される。つまり、希釈水吐出部40は、チューブ32の開放端32aからのシロップの吐出方向に対して傾斜する態様で希釈水を吐出させることができる。この結果、希釈水とシロップとが混合した状態でカップ1に投入され、カップ1に飲料を供給することができる。
一方、待機状態において、表示部53に表示された供給可能な飲料の入力部53aのうち、右側のBIB33に封入されたシロップを利用する飲料の入力部53aがタッチ操作されると、制御部70は、希釈水バルブ41を開成させつつ、該当するBIB33に対応する右側のチューブポンプ30のモータ31を駆動させる。これにより、図15に示すように、該当するBIB33から汲み出されたシロップが右側のチューブ32の開放端32aから下方に向けて所定量吐出されつつ、希釈水ノズル42から所定量の希釈水がカップ1の上面開口に向けて吐出される。つまり、希釈水吐出部40は、チューブ32の開放端32aからのシロップの吐出方向に対して傾斜する態様で希釈水を吐出させることができる。この結果、希釈水とシロップとが混合した状態でカップ1に投入され、カップ1に飲料を供給することができる。このように希釈水吐出部40は、複数のチューブポンプ30から吐出されるシロップを希釈する共通の希釈水を吐出するものである。
ところで、施設の営業時間外においては、制御部70が冷却ユニット14を駆動させつつ、表示制御部54aに対して表示部53の表示を消去させる。これにより飲料供給装置は、カップ1に対する飲料の供給が規制される休止状態となる。この休止状態において、制御部70は、表示制御部54aに対して表示部53に対するタッチ操作を有効化させておく。つまり、制御部70は、表示部53の表示を消去した状態で該表示部53に対するタッチ操作を有効化させるよう該表示部53の表示制御を行う表示制御部54aが実装された基板54b(電装部品55)を通電状態にさせておく。
このように制御部70が、休止状態において電装部品55を通電状態にさせておくので、該電装部品55からの発熱により、断熱材51の前面(保護板52の前面)が臨む収納空間56を加熱することができる。これにより冷却ユニット14を常時駆動させて保冷庫12の内部雰囲気を冷却していても、前面扉50における断熱材51の電装部品55に近接する前面には結露が生ずることを抑制できる。よって、電装部品55に結露水が滴下することによる故障の発生を防止することができる。
上記飲料供給装置においては、電装部品55が配置された収納空間56が排熱口59に連通しているので、電装部品55で発生した熱を排熱口59より外部に排出している。しかも排熱口59より侵入した水を立ち上がり部572で収納空間56に侵入することを規制しつつ、樋部571で排熱口59より侵入した水を左右の少なくとも一方へ案内させている。そして、樋部571により左右の少なくとも一方へ案内された水を、案内壁部60と側壁部50aとの隙間61に導入し、この隙間61を下方に向けて流れさせ、孔部より滴下させる。このようにして孔部より滴下させた水を意匠構成部15の内部に導入し、該意匠構成部15の内部を通過させた後に、排水口16より外部に排出させている。
これにより、本実施の形態である飲料供給装置によれば、電装部品55の排熱を確保しつつ、電装部品55に水が滴下することによる故障の発生を防止することができる。
また本実施の形態である飲料供給装置によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、カップガイド212が、2つの曲率を有する第1カップガイド部212aと第2カップガイド部212bとを有しているので、カップ1だけでなく、カップ1よりも外径の大きい例えば水筒等の飲料容器2も所望の領域に載置させることができ、利用者が所有している水筒にも飲料を供給することができ、利用者の利便性の向上を図ることができる。
またBIB33を保冷庫12に収納する際に利用する棚板13をBIB33毎に設けたので、BIB33の交換作業を行う場合には、棚板13を保冷庫12から離脱させてからBIB33を取り外し、新しいBIB33のチューブ32を棚板13の切欠13aにはめ込んでから棚板13を保冷庫12に装着させればよく、交換作業を容易なものとすることができる。しかも棚板13は、板金等から構成されているので、保冷庫12の内部雰囲気により冷却されることでBIB33を均一に冷却することもできる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、意匠構成部15に形成された排水口16より外部に水を排出していたが、本発明においては、図16に示すように、意匠構成部15の排水口16より排出された水を、供給ステージ20のドリップトレイ213に案内する排水ガイド部17を設けてもよい。これによれば、排熱口59より侵入した水を飲料供給装置が設置された台等に排出してしまうことを防止できる。
上述した実施の形態では、休止状態において制御部70が電装部品55を通電状態にさせて結露が生ずることを規制していたが、本発明においては、図17に示すように、断熱材51の電装部品55に近接する前面に、例えば不織布等により構成され水分を吸収可能なシート体62を貼付してもよい。
これによれば、何らかの要因により断熱材51の前面に結露が生じてもその結露水をシート体62が吸収し、シート体62が吸収した結露水を電装部品55の熱により蒸発させることができ、電装部品55に結露水が滴下することによる故障の発生を防止することができる。
上述した実施の形態では、前面扉50の断熱構造が、例えば硬質ウレタンフォーム等の断熱材51により構成されていたが、本発明においては、図18に示すように、前面扉50の断熱構造が、保冷庫12に近接する側に設けられた真空断熱材511と、真空断熱材511よりも電装部品55に近接する側に設けられた硬質ウレタンフォームよりなる断熱材512により構成されていてもよい。
これによれば、断熱構造が真空断熱材511を有するので、断熱効果を向上させることができる。しかも真空断熱材511を保冷庫12に近接する側に設置したので、高温による経年劣化を低減することができ、使用寿命の長大化を図ることができる。よって、電装部品55に結露水が滴下することによる故障の発生を防止することができる。
上述した実施の形態では、BIB33に封入されたシロップを希釈水と混合させたが、本発明においては、BIB33に封入されたシロップを希釈炭酸水と混合させてもよい。
1…カップ、10…装置本体、10a…前面開口、12…保冷庫、15…意匠構成部、16…排水口、20…供給ステージ、30…チューブポンプ、40…希釈水吐出部、50…前面扉、50a…側壁部、51…断熱材、53…表示部、54a…表示制御部、54b…基板、55…電装部品、56…収納空間、57…異形状部材、571…樋部、572…立ち上がり部、58…カバー部材、581…湾曲部分、581a…前端部、59…排熱口、60…案内壁部、61…隙間、70…制御部。

Claims (4)

  1. 前面に開口を有する装置本体と、
    前記開口を開閉する態様で前記装置本体に設けられ、かつ前面にタッチ操作が可能な表示部が設置された前面扉と
    を備え、
    前記表示部に対するタッチ操作により、前記装置本体に設けられた供給ステージに載置されたカップに対して飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記表示部の表示制御を行う電装部品で発生した熱を、前記前面扉の上部に形成された排熱口に案内する排熱経路と、
    前記前面扉の上部に左右方向に沿って延在する態様で設けられ、前記排熱口より侵入した水を、前記排熱経路に侵入することを規制しながら左右の少なくとも一方へ流通させる第1排水経路と、
    前記前面扉の左右両側部に上端部が前記第1排水経路に連通する態様で上下方向に沿って延在する態様で設けられ、前記第1排水経路を通過した水を下方に向けて流通させる第2排水経路と、
    前記装置本体における前記供給ステージの左右両側部において、前記開口を前記前面扉が閉成する場合に前記第2排水経路に連通する態様で設けられ、前記第2排水経路を通過した水を自身に形成された排水口より該装置本体の外部に排出させる第3排水経路と
    を備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記第1排水経路は、
    前記排熱口より侵入した水を、左右の少なくとも一方へ案内する樋部と、
    前記樋部の後端部に上方に向けて立ち上がることで、該樋部に案内される水が前記排熱経路に侵入することを規制する立ち上がり部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記前面扉は、前方に向かうに連れて漸次下方に湾曲する湾曲部分の前端部が前記排熱口の一縁部を形成しつつ前記排熱経路及び前記立ち上がり部の上方域を覆うように設けられることで前記上部を構成するカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記湾曲部分の前端部が前記立ち上がり部の上端部よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の飲料供給装置。
  4. 前記排水口より排出された水を、前記供給ステージに設けられたドリップトレイに案内する排水ガイド部を備えたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の飲料供給装置。
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