特許文献1の冷却庫では散水器および散水管から、特許文献2のコンベクションオーブンではシャワーヘッドからそれぞれ洗浄水を噴射することにより、加工室の内部を洗浄することができ、ユーザーによる加工室洗浄の負担を軽減することができる。しかし、特許文献1の冷却庫では、散水器および散水管から噴射される洗浄水だけで加工室の内部を洗浄するので、食品の断片等が適切に洗い流されず、加工室を衛生的な状態に保持できない。その点特許文献2のコンベクションオーブンでは、洗剤を散布したのち、シャワーヘッドから洗浄水を噴射して加工室の内部を洗浄するので、加工室の周囲壁等に付着した食品の断片等を適切に洗浄できる。
上記特許文献1の冷却庫、および特許文献2のコンベクションオーブンのいずれにおいても、洗浄後の洗浄水は排水管から外部に排水している。そのため、洗浄水を噴射している間は常に水道管から洗浄水を供給しており、洗浄時間が長時間になるほど水道水の消費量が多くなる。また、洗浄の後期段階では、食品の断片等、あるいは洗剤がほぼ洗い落とされたにもかかわらず、洗浄の初期段階と同量の洗浄水を供給して洗浄するので、水道水が無駄に消費されるのを避けられない。従って、水道水が無駄に消費される分だけ、洗浄に必要なコストが高くつく。
そこで本発明者は、洗浄水が無駄に消費されるのを解消して節水を行いつつ、食品の断片等を適切に洗浄できるようにするために、洗浄水噴射部から噴射した洗浄水を貯水タンクに貯留し、洗浄水を洗浄水噴射部と貯水タンクとの間で繰返し循環させながら加工室の内部を洗浄する洗浄構造を備えた食品加工装置の開発を行った。その際、洗浄効果を増強するための洗剤を洗浄水へと投入する形態として、洗剤を自動で投入する自動洗剤投入装置を食品加工装置に付加する形態と、ユーザーにより洗剤を手動で投入する形態の二つの形態を検討した。前者の形態の場合、ユーザーによる洗剤投入の手間を必要としないが、自動洗剤投入装置を付加した分だけ食品加工装置の構造が複雑になり、また、装置全体のコストが嵩んでしまう点に問題があった。後者の形態の場合、食品加工装置の構造が複雑になることなく、また、装置全体のコストを抑えた食品加工装置をユーザーに提供できるが、ユーザーに洗剤の計量や投入の手間を負担させる点に問題があった。そこで、本発明者は、洗浄構造を備えた食品加工装置を安価に提供するため、後者形態の洗剤投入形態を採用したうえで、洗剤投入に係るユーザーの負担をいかに軽減するかを検討して本発明を提案するに至ったものである。
本発明の目的は、加工室の内部を洗浄する都度ユーザーにより洗剤を投入する洗浄構造を備えた食品加工装置でありながら、規定量の洗剤を適正に、しかも簡便に投入できるようにして、洗剤投入時のユーザーの手間を省けるようにした食品加工装置を提供することにある。
本発明は、正面開口1を有する加工室2を備える断熱箱3と、正面開口1を揺動開閉する扉5を備え、加工室2の空気を加熱、あるいは冷却し循環させる熱交換ユニット8を有し、加工室2の内部を洗浄する洗浄構造を備えている食品加工装置を対象とする。洗浄構造は、加工室2の内部に洗浄水を噴射する洗浄水噴射部29と、洗浄原水を加工室2の内部に供給する洗浄水供給源32と、洗浄原水および洗浄後の洗浄水を貯留する貯水タンク31と、貯水タンク31内の洗浄水を洗浄水噴射部29に送給して、洗浄水を洗浄水噴射部29と貯水タンク31の間で循環させる送給ポンプ35を備えている。加工室2の内部に、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容する洗剤投入トレイ51が設けられている。洗剤投入トレイ51は、洗浄水噴射部29から噴射された洗浄水が、洗剤投入トレイ51の投入開口52を介してトレイ内部に流入できる位置に配置されている。洗剤投入トレイ51内の洗剤を、同トレイ51内に流入した洗浄水と共にオーバーフローさせて、洗剤を洗浄水に混入させる。加工室2の内部に熱交換ユニット8を収容する。熱交換ユニット8は、角箱状のユニットケース19の内部に配置した熱交換器14と、加工室2の空気を循環させて、循環空気と熱交換器14の間で熱交換を行う循環ファン15を備えている。正面開口1に臨むユニットケース19の前壁63に、洗剤投入トレイ51を設ける。
洗剤投入トレイ51は、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容するトレイ本体53を備えている。トレイ本体53の上面全体を洗剤用の投入開口52として開口する。
トレイ本体53は、左右横長の四角箱型に形成する。洗剤投入トレイ51を、少なくともトレイ本体53の後板56の上縁部がユニットケース19の前壁63に密着する状態で設ける。
トレイ本体53の底板54の外面の左右に、軸受孔59が形成された左右一対の支持板60・60を一体に設ける。ユニットケース19に設けられる支持軸64を軸受孔59に挿通し、投入開口52が上向きに指向する投入姿勢と、投入開口52が下向きに指向する反転姿勢との間で姿勢変更できるように洗剤投入トレイ51を回転可能に支持する。
投入姿勢における洗剤投入トレイ51の重心位置Gを、支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19側に位置するように設定する。
洗剤投入トレイ51が反転姿勢の状態において、洗剤投入トレイ51の重心位置Gを支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19から離れる側に位置するように設定し、かつトレイ本体53の前板55をユニットケース19の前壁63に接当させる。
本発明の食品加工装置においては、洗浄水噴射部29と、貯水タンク31と、洗浄水供給源32と、送給ポンプ35などで洗浄構造を構成し、送給ポンプ35で洗浄水を洗浄水噴射部29と貯水タンク31の間で循環させるようにした。また、加工室2の内部に、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容する洗剤投入トレイ51を設けた。そして、該洗剤投入トレイ51を、洗浄水噴射部29から噴射された洗浄水が投入開口52を介してトレイ内部に流入できる位置に配置し、洗剤投入トレイ51内の洗剤を、同トレイ51内に流入した洗浄水と共にオーバーフローさせて、洗剤を洗浄水に混入させるようにした。
上記のように、加工室2の内部に、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容する洗剤投入トレイ51を設けると、例えば複数回分の液体洗剤が収容された大型ボトルから液体洗剤を洗剤投入トレイ51へと投入するとき、単に大型ボトルの液体洗剤をトレイ本体53に注ぎ込むだけでよく、計量容器を別途必要としない分、洗浄や保管などの該計量容器の取り扱いの煩わしさを解消できる。加えて、洗剤投入トレイ51内の洗剤を、同トレイ51内に流入した洗浄水噴射部29から噴射された洗浄水と共にオーバーフローさせて、洗剤を洗浄水に混入させると、洗剤を洗剤投入トレイ51に投入し、送給ポンプ35で洗浄水を洗浄水噴射部29と貯水タンク31の間で循環させることにより、洗浄動作の経過に伴って徐々に洗浄水に洗剤が混入され、洗剤を含む洗浄水で加工室2の内部を洗浄できる。以上より、ユーザーは、別途計量容器を用意する必要がなく、また、洗浄水と洗剤とを予め混合する必要もないので、洗剤投入時のユーザーの手間を省くことができる。なお、ここで言う「一回の洗浄に必要な量の洗剤」とは、洗浄動作時に貯水タンク31に供給される洗浄水に対する最適な洗剤量のことである。また、洗剤の形態は、液体洗剤、あるいは粉末洗剤を挙げることができる。
一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容するトレイ本体53を備えるように洗剤投入トレイ51を構成し、トレイ本体53の上面全体を洗剤用の投入開口52として開口すると、トレイ本体53に対する洗剤の投入を容易化し、また、トレイ本体53へ洗剤を溢れる寸前まで投入するだけで、規定量の洗剤を適正に投入することができる。例えばトレイ本体53の内面に目盛りや計量線で一回分の容量を指示している場合には、洗剤投入トレイ51の設置位置や、加工室2の照明具合によって、目盛りや計量線が視認しづらいことがある。これに対して本発明では、トレイ本体53の上縁まで洗剤を投入すれば規定量の洗剤を計量した状態でトレイ本体53に収容できる。従って、洗剤を投入する際に必ず目視する投入開口52に注意を払って洗剤を投入すればよいので、洗剤投入時のユーザーの手間をより省くことができる。
正面開口1に臨む、加工室2の内部に収容した熱交換ユニット8のユニットケース19の前壁63に、洗剤投入トレイ51を設けると、扉5が開放されて加工室2の内部が露呈する状態において、ユーザーに近い加工室2の手前側に洗剤投入トレイ51を配置できる。これにより、一見して洗剤投入トレイ51の位置を識別でき、洗剤投入時に迷うことなくトレイ本体53に洗剤を投入できる。また、加工室2の手前側に配置した洗剤投入トレイ51によれば、食品加工装置を構成する他の部材に邪魔されることなくトレイ本体53に洗剤を投入でき、また、目視で投入量を容易に確認できるので、ユーザーは素早く的確に洗剤を投入できる。以上により、簡便にトレイ本体53に洗剤を投入することができ、洗剤投入時のユーザーの手間をさらに省くことができる。
左右横長の四角箱型にトレイ本体53を形成し、少なくともトレイ本体53の後板56の上縁部がユニットケース19の前壁63に密着する状態で、洗剤投入トレイ51を設けた。このように、トレイ本体53の後板56の上縁部をユニットケース19の前壁63に密着させると、ユニットケース19の前壁63を伝いながら流れ落ちる洗浄水を後板56で投入開口52へと流入させることができる。従って、洗浄水噴射部29から噴射されて投入開口52からトレイ本体53に流入する洗浄水に加え、ユニットケース19の前壁63を流れ落ちる洗浄水をトレイ本体53へと流入させることができ、短時間でより多くの洗浄水をトレイ本体53へと流入させて、洗浄水中の洗剤濃度を素早く高めることができる。
ユニットケース19に固定された支持軸64を軸受孔59に挿通して、投入姿勢と反転姿勢との間で姿勢変更できるように洗剤投入トレイ51を回転可能に支持した。これによれば、加工室2に食品を収納して冷却加工、あるいは加熱加工を行う際には、洗剤投入トレイ51を反転姿勢として、誤って洗剤が投入された状態で食品の冷却加工、あるいは加熱加工が行われるのを効果的に阻止できる。また、トレイ本体53に食品の断片等が溜まることがなく、冷却加工、あるいは加熱加工時の循環空気により溜まった食品の断片等が吹き飛ばされて、加工中の食品に付着するのを防止できる。以上により、洗剤投入トレイ51を反転姿勢とすることで、衛生的な状態で食品の冷却加工、あるいは加熱加工を行うことができ、洗浄時には洗剤投入トレイ51を回転させるだけの簡単な操作で投入姿勢として、トレイ本体53に洗剤を投入することができる。
投入姿勢における洗剤投入トレイ51の重心位置Gを、支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19側に位置するように設定すると、洗剤投入トレイ51に対して、トレイ本体53の後板56を前壁63に押し付ける方向の回転モーメントを支持軸64まわりに作用させることができる。これにより、該回転モーメントで、後板56を前壁63に圧接して、洗剤投入トレイ51を投入姿勢に位置保持できる。従って、洗剤投入トレイ51を投入姿勢に保持する構造を別途設けることなく、洗剤投入トレイ51の姿勢を保持できるので、洗剤投入トレイ51の支持構造を簡略化できる。また、洗浄時には、後板56を的確に前壁63に密着させて、前壁63を流れ落ちる洗浄水をトレイ本体53へと確実に流入させることができる。
洗剤投入トレイ51が反転姿勢の状態において、洗剤投入トレイ51の重心位置Gは支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19から離れる側に位置するように設定すると、洗剤投入トレイ51に対して、トレイ本体53の前板55を前壁63に押し付ける方向の回転モーメントを支持軸64まわりに作用させることができる。加えて、トレイ本体53の前板55はユニットケース19の前壁63に接当させるので、該回転モーメントで、前板55を前壁63に圧接して、洗剤投入トレイ51を反転姿勢に位置保持できる。従って、洗剤投入トレイ51を反転姿勢に保持する構造を別途設けることなく、洗剤投入トレイ51の姿勢を保持できるので、洗剤投入トレイ51の支持構造をより簡略化できる。また、冷却加工、あるいは加熱加工時の装置の駆動による振動などで、洗剤投入トレイ51ががたつくのを防いで、洗剤投入トレイ51とユニットケース19との衝突音が発生するのを阻止できる。
(実施例) 図1から図6に、本発明に係る食品加工装置を急速冷却庫(ブラストチラー)に適用した実施例を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2から図4に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図1から図3に示すように急速冷却庫は、正面開口1を有する冷却室(加工室)2を備えた断熱箱3と、断熱箱3を支持するシャーシ4とを備える。冷却室2の正面開口1は、揺動開閉式の扉5で開閉できる。冷却室2の左側には、冷却室2の空気を冷却し、冷気を循環させる冷却器ユニット(熱交換ユニット)8が配置されている。シャーシ4の内部に画成された機械室9は、水平の仕切壁で上機械室10と下機械室11とに区画されており、下機械室11に冷凍機器を構成する圧縮機、凝縮器、凝縮器用の送風ファンなどが収容されている。
冷却器ユニット8には、冷凍機器を構成し、熱交換により冷却室2の空気を冷却する冷却器(熱交換器)14と、送風作用により冷気を冷却室2内で循環させる軸流ファンからなる2個の循環ファン15と、冷凍機器の運転により冷却器14に付着した霜を融解除去するための上下一対のヒーター16が配置されている。冷却器14は、繰返し反復屈曲される冷媒管と、一群のフィン、および冷媒管を支持する前後一対の側枠などで構成されている。循環ファン15は、ファンモーターと、ファンモーターを支持するフレームを兼ねるシュラウドと、ファンモーターで回転駆動されるファン本体などで構成されており、ファンモーターは防水構造を備えた防水モーターからなる。ヒーター16は繰返し反復屈曲させたシーズヒーターで構成されている。
図3に示すように、冷却器ユニット8は左右の対向位置に吸込口17と吹出口18とを有し、冷却器14、循環ファン15、およびヒーター16を内蔵する角箱状のユニットケース19を備えている。ユニットケース19は、左右に開口を有する四角枠状のケース本体20と、ケース本体20の右側開口を塞ぐように設けられるケース蓋21とで構成される。ケース蓋21には上下2個の円状の開口が形成されており、この開口が循環ファン15の吸込口17として機能する。また、ユニットケース19の左側開口が吹出口18として機能する。各循環ファン15はそれぞれ吸込口17に臨み、冷却器14は吹出口18に臨むように配置され、冷却器14と循環ファン15とは、両者14・15間に隙間を設けた状態で互いに隣接するようにユニットケース19に固定される。なお、各吸込口17には格子状の吸込口カバーが装着されている。
図2に示すように、ユニットケース19は、ケース本体20の左側上下に設けられる上ブラケット24、および下ブラケット25と、ケース本体20の上面に設けられる前後の支持柱26で、冷却室2に固定される。これにより、冷却器ユニット8と冷却室2の天井壁、底壁、左側周囲壁間には隙間が設けられている。また、後側周囲壁、および扉5との間にも隙間が設けられている。支持柱26は角パイプで構成されており、支持柱26に対応する断熱箱3およびケース本体20にはそれぞれ貫通孔が形成されている。これら貫通孔および支持柱26を介して、凝縮器と冷却器14とを接続する冷媒配管、循環ファン15の電力線などが断熱箱3の外側から冷却室2内に引き込まれている。
ケース蓋21は、その後側に設けた3個のヒンジにより、ケース本体20に対して揺動開閉自在に設けられており、閉じた状態でケース蓋21の前側に設けたスナップ錠を施錠状態にすることで閉姿勢に保持できる。また、スナップ錠を開錠することで、ケース蓋21を揺動開放できる。図2および図3に示すように、ケース蓋21および冷却室2の右側周囲壁には、上下多段状に載置棚部を設けた左右一対のワイヤラック22が着脱自在に設けられており、食品(冷却対象)を載せたホテルパンPを一対のワイヤラック22の載置棚部に差込み装着することで、冷却室2内に上下多段状にホテルパンPを配置できる。
冷却処理時には、扉を閉めた状態で冷凍機器を運転状態にし、循環ファン15を駆動することにより、吸込口17から冷却庫2内の空気が吸い込まれる。吸込口17から吸い込まれた空気は、冷却器14で冷却されて、冷気が吹出口18から吹き出される。冷気は前後に分かれ、扉5および冷却室2の後側周囲壁に沿って右側へと流れて冷却室2の右側周囲壁に至り、右側周囲壁で反転する。そして、冷気は冷却室2を右から左に横切りながらホテルパンP上の食品を冷却したのち、再度吸込口17に吸い込まれる。
食品の冷却加工時には、冷気の循環速度を大きくして食品の熱を素早く奪うようにしており、食品の一部、あるいは煮汁が冷気で吹き飛ばされて、冷却室2の周囲壁、循環ファン15、あるいは冷却器14に付着することがある。そのため、急速冷却庫は、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット8に付着した食品の断片等を洗浄するための洗浄構造を備えている。図1に示すように、洗浄構造は、冷却室2の内部に洗浄水を噴射する第1洗浄装置(洗浄水噴射部)29と、ユニットケース19の内部に洗浄水を噴射する第2洗浄装置30と、断熱箱3の下方の上機械室10に配置されて、洗浄原水および洗浄後の洗浄水を貯留する貯水タンク31と、水道管(洗浄水供給源)32から洗浄原水を冷却室2の内部に供給する洗浄水供給部33を備えている。また、洗浄構造は、両洗浄装置29・30と貯水タンク31とを接続する洗浄水送給路34と、洗浄水送給路34の中途部に設けられて、貯水タンク31内の洗浄原水および洗浄後の洗浄水を第1および第2洗浄装置29・30に圧送(送給)して、洗浄水を第1洗浄装置29と貯水タンク31の間で循環させる送給ポンプ35を備えている。洗浄水供給部33は、冷却室2の天井壁の奥側左隅に設けられており(図2、図3参照)、洗浄水供給部33の上流側は給水弁32aを介して水道管32に接続されている。
図1および図2に示すように第1洗浄装置29は、冷却室2の天井壁に設けられて、冷却室2の周囲壁、およびユニットケース19の外面に洗浄水を噴射できる。第1洗浄装置29は、供給される洗浄水の水圧で垂直軸まわりに回転する散水体39を備えたスプリンクラー40で構成されている。散水体39は複数の散水口を有し、スプリンクラー40に洗浄水を供給すると、散水体39が回転しながら各散水口から略水平方向に洗浄水が噴射されて、冷却室2の周囲壁、およびユニットケース19の外面を洗浄できる。
第2洗浄装置30は、ユニットケース19内部の冷却器14と循環ファン15との間の隙間に配置されており、冷却器14および循環ファン15に向かって洗浄水を噴射できる。第2洗浄装置30は、前後に延びる4個のノズル管41を備え、各ノズル管41の前端は、ノズル管41に洗浄水を供給するための上下に延びる給水管42に接続され、後端は封止されている。給水管42を介して各ノズル管41に洗浄水を供給すると、冷却器14、循環ファン15に向かって洗浄水が噴射され、冷却器14、循環ファン15、およびユニットケース19の内面を洗浄できる。
洗浄構造は、第1および第2の洗浄装置29・30から噴射された洗浄水を、断熱箱3の底壁に設けた集水口43から貯水タンク31へと流下させ、貯水タンク31内の洗浄水を送給ポンプ35で洗浄水送給路34を介して第1および第2の洗浄装置29・30へ圧送している。これにより、第1および第2の洗浄装置29・30と貯水タンク31との間で洗浄水を繰返し循環させながら冷却室2の内部を洗浄する。具体的には、第1および第2の洗浄装置29・30から噴射された洗浄水は、冷却室2の内部を洗浄したのち集水口43から貯水タンク31へと流下し、一旦貯水タンク31に貯留される。洗浄水送給路34は、その上流端が貯水タンク31内の洗浄水に浸漬されており、下流端が二方向に分岐されて、一方が第1洗浄装置29に接続され、他方が第2洗浄装置30へ洗浄水を供給する給水管42に接続されている。送給ポンプ35を駆動すると、貯水タンク31内の洗浄水は第1および第2の洗浄装置29・30へと圧送され、スプリンクラー40およびノズル管41から洗浄水が噴射されて、冷却室2の周囲壁および冷却器ユニット8を洗浄できる。
図1に示すように貯水タンク31には、貯水タンク31内の洗浄水を排水する排水路46が導出されており、排水路46の中途部に同水路46を開閉する排水弁47が設けられている。冷却室2の洗浄終了後は、排水弁47を開くことで貯水タンク31内の汚れた洗浄水を排水できる。また、洗浄動作における工程開始時において貯水タンク31に洗浄水を貯留する際には、排水弁47を閉じ給水弁32aを開いて洗浄水供給部33から洗浄水を供給することで、集水口43を介してきれいな洗浄水を貯水タンク31に貯留することができる。貯水タンク31には、貯水タンク31の満水を検知する水位センサー48が設けられており、洗浄水の供給時に水位センサー48が満水を検知すると、給水弁32aが閉じられ洗浄水供給部33からの洗浄水の供給が停止される。なお、水位センサー48より上方位置の貯水タンク31の側壁面にはオーバーフロー路49が導出されており、水位センサー48が故障した場合でも、貯水タンク31から洗浄水が溢れるのを防止できる。オーバーフロー路49は、排水弁47より下流側の排水路46に接続されている。
洗浄水の洗浄効果を増強させる洗剤を洗浄水に混入させるために、洗剤を収容する洗剤投入トレイ51が、冷却室2の内部に設けられている。洗剤投入トレイ51は、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容するトレイ本体53を備えており、トレイ本体53の上面全体が洗剤用の投入開口52として開口されている。具体的には、トレイ本体53は、底板54と、底板54の四周縁から立接される前後板55・56および左右板57・58で左右横長の四角箱型に形成されており、これら各板54〜58で囲まれる容積が、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容できる容積に設定されている。このように、トレイ本体53の上面全体が洗剤用の投入開口52になっていると、例えば複数回分の液体洗剤が収容された大型ボトルからの洗剤の投入を容易化できる。また、トレイ本体53が洗剤を計量する計量容器を兼ねているので、液体洗剤をトレイ本体53から溢れる寸前まで直接投入するだけで、規定量の洗剤をトレイ本体53に収容することができる。なお、一回の洗浄に必要な量の洗剤とは、洗浄動作時に貯水タンク31に供給される洗浄水に対する最適な洗剤量のことであり、トレイ本体53の容積を前記最適な洗剤量の容積と一致させている。洗剤の形態としては、液体洗剤以外に粉末洗剤であってもよい。
洗剤投入トレイ51は、トレイ本体53の底板54の外面の左右端に、軸受孔59が形成された左右一対の支持板60・60が一体に設けられている。本実施例の洗剤投入トレイ51は、ステンレス鋼板の前後端をそれぞれ折り曲げて底板54および前後板55・56を断面コ字状に形成したトレイ前段体の左右に、同じくステンレス鋼板を打ち抜き形成した一対の支持板前段体を溶接固定することにより形成されており、支持板前段体の上半部が左右板57・58として機能する。
洗剤投入トレイ51は、第1洗浄装置29から噴射された洗浄水が、洗剤投入トレイ51の投入開口52を介してトレイ本体53内部に流入できる位置に配置されている。具体的には、図1から図3に示すように洗剤投入トレイ51は、正面開口1に臨むケース本体20(ユニットケース19)の前壁63に設けられる。洗剤投入トレイ51は、その軸受孔59がケース本体20に設けた支持軸64で回転可能に支持されており、これにより投入開口52が上向きに指向する投入姿勢(図5参照)と、投入開口52が下向きに指向する反転姿勢(図6参照)との間で姿勢変更できる。洗剤投入トレイ51を投入姿勢とすることで、トレイ本体53内に洗剤を投入できる。また、洗浄時においては、投入開口52を介してトレイ本体53内に第1洗浄装置29から噴射された洗浄水を流入させ、トレイ本体53内の洗剤を、トレイ本体53内に流入した洗浄水と共にオーバーフローさせて、洗剤を洗浄水に混入させることができる。なお、図4に示すようにトレイ本体53は上下寸法を前後および左右寸法より小さくして浅底状の容器に形成されているので、流入した洗浄水がトレイ本体53の底部まで到達するので、トレイ本体53内の洗剤のすべてをオーバーフローさせることができる。
支持軸64は左右一対のトレイブラケット65・65にそれぞれ固定されている。左右のトレイブラケット65はステンレス板材からなる同一部材であり、ケース本体20に締結固定される固定部66と、固定部66の一端に折り曲げられるアーム部67でL字状に形成されており、アーム部67の先端側に支持軸64が一体に溶接固定されている。固定部66の他端には、一対のトレイブラケット65を係合させて一体化させるための切欠き68が形成されている。ケース本体20への洗剤投入トレイ51の取付けは、まず各トレイブラケット65の支持軸64を、各軸受孔59に挿通し、固定部66の切欠き68どうしを係合させる。続いて、前記係合状態のままケース本体20に対して固定部66を2個のビス69で締結することにより固定される。
上記のように、投入姿勢と反転姿勢との間で姿勢変更できるように洗剤投入トレイ51を回転可能に支持すると、冷却室2に食品を収納して冷却加工を行う際には、洗剤投入トレイ51を反転姿勢として、誤って洗剤が投入された状態で食品の冷却加工が行われるのを効果的に阻止できる。また、トレイ本体53に食品の断片等が溜まることがなく、冷却加工時の循環空気により溜まった食品の断片等が吹き飛ばされて、加工中の食品に付着するのを防止できる。以上により、洗剤投入トレイ51を反転姿勢とすることで、衛生的な状態で食品の冷却加工を行うことができ、洗浄時には洗剤投入トレイ51を回転させるだけの簡単な操作で投入姿勢として、トレイ本体53に洗剤を投入することができる。
洗剤投入トレイ51が投入姿勢のとき、少なくともトレイ本体53の後板56の上縁部がケース本体20の前壁63に密着する状態で、洗剤投入トレイ51を設けることが好ましい。図5に示すように本実施例における洗剤投入トレイ51は、トレイ本体53の後板56の全体が前壁63に密着するように設けている。このように、トレイ本体53の後板56の全体をケース本体20(ユニットケース19)の前壁63に密着させると、ユニットケース19の前壁63を伝いながら流れ落ちる洗浄水を後板56で投入開口52へと流入させることができる。従って、第1洗浄装置29から噴射されて投入開口52からトレイ本体53に流入する洗浄水に加え、ユニットケース19の前壁63を流れ落ちる洗浄水をトレイ本体53へと流入させることができ、短時間でより多くの洗浄水をトレイ本体53へと流入させて、洗浄水中の洗剤濃度を素早く高めることができる。
図5に示すように、投入姿勢における洗剤投入トレイ51の重心位置Gは、トレイ本体53の前後中央よりも後側にあり、支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19側に位置するように設定されている。このように、支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19側に重心位置Gを設定すると、洗剤投入トレイ51に対して、トレイ本体53の後板56を前壁63に押し付ける方向の回転モーメントを支持軸64まわりに作用させることができる。これにより、該回転モーメントで、後板56を前壁63に圧接して、洗剤投入トレイ51を投入姿勢に位置保持できる。従って、洗剤投入トレイ51を投入姿勢に保持する構造を別途設けることなく、洗剤投入トレイ51の姿勢を保持できるので、洗剤投入トレイ51の支持構造を簡略化できる。また、洗浄時には、後板56を的確に前壁63に密着させて、前壁63を流れ落ちる洗浄水をトレイ本体53へと確実に流入させることができる。
投入姿勢にある洗剤投入トレイ51は、まず洗剤投入トレイ51を手前上方に引き上げ、次いで手前下側に回転させることにより反転姿勢へと姿勢変更できる。逆に、反転姿勢にある洗剤投入トレイ51は、まず洗剤投入トレイ51を手前上側に回転させ、次いで手前下方に押し下げることにより投入姿勢へと姿勢変更できる。姿勢変更操作における洗剤投入トレイ51の引き上げ、あるいは押し下げ操作は、洗剤投入トレイ51が投入姿勢のとき、支持板60に形成した長穴状の軸受孔59が、その長軸が前傾するように形成されているため可能になっている。このように、引き上げ、あるいは押し下げ操作を行って洗剤投入トレイ51を姿勢変更できるように構成すると、姿勢変更時に、支持板60の後端部をケース本体20の前壁63から遠ざけて、支持板60と前壁63との干渉を回避しながら洗剤投入トレイ51を回転させることができる。これにより、洗剤投入トレイ51の投入姿勢において、支持板60の後端部をより前壁63に近づけて形成できるので、洗剤投入トレイ51の重心位置Gをより支持軸64から遠ざけることができる。従って、支持軸64まわりの回転モーメントをより大きく作用させて、洗剤投入トレイ51を確実に投入姿勢に保持できる。
図6に示すように反転姿勢における洗剤投入トレイ51の重心位置Gは、支持軸64の中心軸線を通る垂直平面Vよりもユニットケース19から離れる側に位置するように設定されている。さらに、トレイ本体53の前板55はケース本体20(ユニットケース19)の前壁63に接当させている。これによれば、洗剤投入トレイ51に対して、トレイ本体53の前板55を前壁63に押し付ける方向の回転モーメントを支持軸64まわりに作用させ、該回転モーメントで、前板55を前壁63に圧接して、洗剤投入トレイ51を反転姿勢に位置保持できる。従って、洗剤投入トレイ51を反転姿勢に保持する構造を別途設けることなく、洗剤投入トレイ51の姿勢を保持できるので、洗剤投入トレイ51の支持構造をより簡略化できる。また、冷却加工、あるいは加熱加工時の装置の駆動による振動などで、洗剤投入トレイ51ががたつくのを防いで、洗剤投入トレイ51とユニットケース19との衝突音が発生するのを阻止できる。
図1において、符号72は急速冷却庫の全体を制御する制御部であり、符号73は制御部72の動作を入力する操作パネルである。制御部72には、各種冷却条件で食品の冷却処理動作を自動で行う冷却処理モードと、第1および第2の洗浄装置29・30による冷却室2および冷却器ユニット8の洗浄動作を自動で行う洗浄モードなどが予め登録されている。図2に示すように操作パネル73は急速冷却庫の前面に露出しており、モード選択ボタン、スタートボタンなどの各種操作ボタンが配置されている。これら操作ボタンを操作することにより、冷却処理動作、あるいは洗浄動作を実行できる。洗浄モードでは、洗浄工程、前すすぎ工程、後すすぎ工程、乾燥工程を経て、冷却室2および冷却器ユニット8の洗浄動作が行われるように予め設定されている。
洗浄、前すすぎ、および後すすぎの各工程では、以下の動作が行われる。まず、排水弁47を閉じた状態で洗浄水供給部33から洗浄水を冷却室2に供給し、集水口43を介して貯水タンク31に洗浄水を貯留する。洗浄水の供給は、水位センサー48が貯水タンク31の満水を検知した時点で停止される。貯水タンク31が満水になると、送給ポンプ35を駆動して、第1洗浄装置29および第2洗浄装置30から洗浄水を噴射する。送給ポンプ35の駆動と同時に、ヒーター16に通電することにより、ノズル管41から噴射された洗浄水をヒーター16で加熱する。洗浄水は循環しているので、徐々に水温が上昇し温かい洗浄水で冷却室2および冷却器ユニット8を洗浄できる。送給ポンプ35の駆動を所定時間行ったのち、送給ポンプ35およびヒーター16を停止し、排水弁47を開いて洗浄水を排水することにより、各工程が完了する。これにより、洗浄水が無駄に消費されるのを解消して節水を行いつつ、冷却室2の周囲壁等に付着した食品の断片等を適切に洗浄できる。
洗浄動作の実行に先立って、扉5を開放して洗剤投入トレイ51に洗剤を投入し、こののち洗浄動作を実行する。洗浄工程において第1洗浄装置29から噴射された洗浄水は、直接、および前壁63を流れ落ちて投入開口52からトレイ本体53に流入し、トレイ本体53に収容された洗剤は流入した洗浄水とともにトレイ本体53からオーバーフローする。洗浄動作の経過に伴って徐々に洗浄水に洗剤が混入され、洗剤を含んだ洗浄水で第1および第2の洗浄装置29・30による冷却室2および冷却器ユニット8の洗浄を行うことができる。洗浄工程において冷却室2内に残留した洗剤は、後段の前すすぎ工程、後すすぎ工程で十分に洗い流される。
乾燥工程では、ヒーター16に通電するとともに循環ファン15を駆動する。同時に、断熱箱3の天井壁に設けた換気口74に設置した冷却室2内の吸排気を行う換気装置75(図1、図2参照)を駆動する。これにより、洗浄後の冷却室2の空気よりも湿度の低い空気を取り入れつつ、冷却室2の空気を加熱し循環させて乾燥を行う。なお、この乾燥工程の際に、後すすぎ工程でトレイ本体53内に残った洗浄水はすべて蒸発し、洗浄動作が終了した時にはトレイ本体53は空の状態である。
以上のように、本発明の食品加工装置においては、冷却室2の内部に、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容する洗剤投入トレイ51を設けたので、単に大型ボトルの液体洗剤をトレイ本体53に注ぎ込むだけでよく、計量容器を別途必要としない分、洗浄や保管などの該計量容器の取り扱いの煩わしさを解消できる。加えて、洗剤投入トレイ51内の洗剤を、同トレイ51内に流入した第1洗浄装置29から噴射された洗浄水と共にオーバーフローさせて、洗剤を洗浄水に混入させるので、洗剤を洗剤投入トレイ51に投入し、送給ポンプ35で洗浄水を第1洗浄装置29と貯水タンク31の間で循環させることにより、洗浄動作の経過に伴って徐々に洗浄水に洗剤が混入し、洗剤を含む洗浄水で冷却室2の内部を洗浄できる。従って、ユーザーは、別途計量容器を用意する必要がなく、また、洗浄水と洗剤とを予め混合する必要もないので、洗剤投入時のユーザーの手間を省くことができる。
また、一回の洗浄に必要な量の洗剤を収容するトレイ本体53の上面全体を洗剤用の投入開口52として開口したので、トレイ本体53に対する洗剤の投入を容易化し、また、トレイ本体53へ洗剤を溢れる寸前まで投入するだけで、規定量の洗剤を適正に投入することができる。従って、洗剤を投入する際に必ず目視する投入開口52に注意を払って洗剤を投入すればよいので、洗剤投入時のユーザーの手間をより省くことができる。
また、正面開口1に臨む、ユニットケース19の前壁63に、洗剤投入トレイ51を設けたので、扉5が開放されて冷却室2の内部が露呈する状態において、ユーザーに近い冷却室2の手前側に洗剤投入トレイ51を配置でき、一見して洗剤投入トレイ51の位置を識別でき、洗剤投入時に迷うことなくトレイ本体53に洗剤を投入できる。また、冷却室2の手前側に配置した洗剤投入トレイ51によれば、急速冷却庫を構成する他の部材に邪魔されることなくトレイ本体53に洗剤を投入でき、また、目視で投入量を容易に確認できるので、ユーザーは素早く的確に洗剤を投入できる。従って、簡便にトレイ本体53に洗剤を投入することができ、洗剤投入時のユーザーの手間をさらに省くことができる。
上記の実施例では、トレイ本体53は四角箱状に形成したが、例えば底板54や前板55が外突湾曲状に形成されていてもよく、要は後板56が前壁63を流れ落ちる洗浄水をトレイ本体53へと流入させることができるように形成されていればよい。トレイ本体53の容積を一回分の洗剤を計量できる容積より大きく形成し、その内面に目盛りや計量線で一回分の洗剤量を指示してあってもよい。洗剤投入トレイ51は本実施例の形成方法に限らず、例えば各板54〜58を一体に折り曲げ形成したトレイ本体53を形成し、これに一対の支持板60・60を溶接固定して洗剤投入トレイ51を形成することができる。軸受孔59は、長穴である必要はなく丸穴でもよい。この場合には支持板60の下側後端を大きく丸める必要があるが、その分ウエイト等をトレイ本体53に固定して洗剤投入トレイ51の重心位置Gを調整すればよい。1個の支持軸64を一対のトレイブラケット65を橋絡する状態で設けることができる。洗剤投入トレイ51は、回転支持構造を排し、投入開口52が上向きに指向する状態(投入姿勢)で、前壁63に締結固定、あるいは溶接固定してあってもよい。一対の支持板60は、底板54の左右端である必要はなく、底板54の外面中途部に設けてあってもよい。