JP4518713B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水槽の開口部に横架される金属板製の支持部材に取り付けられて、この水槽内の底部に対して垂直状の冷却水の流れを発生させる撹拌手段を備えた飲料供給装置に関し、特に、水槽の開口部に横架される金属板製の支持部材に取り付けられる金属製の取付部材に撹拌モータと該撹拌モータの回転軸を覆う筒部材とを別体に取り付けることによって、撹拌モータの放熱効果の向上を図って、撹拌モータの温度上昇を防止すると共に、該撹拌モータの発熱による樹脂製筒部材等の熱変形を確実に防止することができる飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビール等の飲料を冷却して供給する飲料供給装置について種々提案されている。これら飲料供給装置は、水槽内に形成された氷によって水槽内に貯留される冷却水を冷却し、冷却された冷却水によってビール等の飲料を冷却して供給する。また、この水槽内には、底部略中央部に向かう垂直状の冷却水の流れを発生させる攪拌装置が設けられ、水槽内の冷却水が循環されて冷却効率の向上が図られている。このような従来における飲料供給装置の一例について図7に基づいて説明する。図7は従来における飲料供給装置の水槽内の冷却水を撹拌する撹拌装置の取り付け状態を示す要部拡大正面図である。
【0003】
図7に示すように、飲料供給装置100には、冷却水101を貯留する水槽102が設けられている。また、水槽102の内部には、不図示の冷凍ユニットと共に冷凍サイクルの一部を構成し、螺旋状に形成された銅製の蒸発管103が取付具を介して水槽102内に取り付けられている。この蒸発管103には下側から冷媒が循環され、冷媒が蒸発する際に冷却水との間で熱交換を行って冷却水101を冷却して、該蒸発管103の周囲に氷を形成する作用を行う。また、螺旋状に形成された蒸発管103の内側には、同様に螺旋状に形成された飲料冷却管104が取付具105を介して水槽102内に取り付けられている。この飲料冷却管104の一端部は、この取付具105の上端部に取り付けられる管継手保持板106に固着される管継手107に接続され、不図示の飲料供給管と該管継手107を介して接続されてビール等の飲料が供給される。
【0004】
また、水槽102の上端部の開口部には、ステンレス鋼板製の支持板109が横架されている。また、この支持板109の略中央部には、底部略中央部に向かう垂直状の冷却水の流れを発生させる攪拌装置110が設けられている。
この撹拌装置110は、樹脂製のケーシング111と、AC/DCモータより構成される撹拌モータ112と、この撹拌モータ112のモータ軸113の先端部にスリーブ継手114を介して接続される延長シャフト115と、この延長シャフト115の先端部に固着されるプロペラ116とから構成されている。また、ケーシング111は、モータ軸115及び延長シャフト117を覆う略円筒部と、この円筒部の上端周縁部から外側方向に延出されて支持板109の上面にネジ止めにより取り付けられるフランジ部とから構成されている。また、このフランジ部の上側には、ステンレス鋼板製のモータ取付板119が中央部より左側をネジ止めされて、取り付けられている。そして、このモータ取付板119の略中央部の上面に撹拌モータ112がビス止めによって固定されている。また、このケーシング111の下端部及びプロペラ116と、飲料冷却管104との間には、略円筒状に巻回されるステンレス製又は硬質合成樹脂製等の網状の網部材120が、該ケーシング111の下端部及びプロペラ116を覆うように取り付けられている。
【0005】
これにより、撹拌モータ112のモータ軸113の回転によって、延長シャフト115及びプロペラ116が回転されて、水槽102の底面中央部に向かう垂直状の冷却水101の流れが発生し、蒸発管103の周囲に形成される氷による冷却水101の冷却効率の向上を図ることができる。また、撹拌装置110をユニット化できるため、組立作業の効率化を図ることができる。更に、蒸発管103の回りに形成される氷が剥離しても、網部材120により、延長シャフト115やプロペラ116に当たるの防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した撹拌装置110においては、撹拌モータ112の動作時に該撹拌モータ112が発熱する熱量は、ステンレス鋼板製のモータ取付板119から樹脂製ケーシング111のフランジ部を介してステンレス鋼板製の支持板109に熱伝導するため、撹拌モータ112の放熱量が少なく、撹拌モータ112及びモータ取付板119の温度が所定温度以上まで上昇するという問題がある。また、撹拌モータ112及びモータ取付板119の温度上昇と該撹拌モータ112の重量とによって、ケーシング111のフランジ部が変形して、モータ取付板119が傾き、モーター軸113及び延長シャフト115の軸心が傾くことにより、プロペラ116の推進方向がずれて撹拌装置110の循環能力が低下するという問題がある。また、モータ取付板119が傾き、モーター軸113及び延長シャフト115の軸心が傾くことにより、延長シャフト115がケーシング111下端面に形成される貫通孔の側面に当接したり、プロペラ116が網部材120に当たるおそれがあるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、水槽の開口部に横架される金属板製の支持部材に取り付けられる金属製の取付部材に撹拌モータと該撹拌モータの回転軸を覆う樹脂製筒部材とを別体に取り付けることによって、撹拌モータの放熱効果の向上を図って、撹拌モータの温度上昇を防止すると共に、該撹拌モータの発熱による樹脂製筒部材等の熱変形を確実に防止することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る飲料供給装置は、冷却手段によって冷却される冷却水を収容する水槽と、前記水槽の開口部に横架される金属板製の支持部材と、前記支持部材に取り付けられて前記水槽内の底部に対して垂直状の冷却水の流れを発生させる撹拌手段とを備え、この冷却水によって飲料を冷却して供給する飲料供給装置において、前記撹拌手段は、前記支持部材に当接して取り付けられる金属製のモータ取付部材と、前記モータ取付部材に取り付けられる撹拌モータと、前記撹拌モータの回転軸を覆う略筒状の筒部材とを備え、前記筒部材は、前記モータ取付部材に前記撹拌モータとは別体に取り付けられ、前記モータ取付部材は、前記撹拌モータが載置される載置部と、前記載置部の少なくとも一対の対向する各端縁部から下側方向に延出される延出部と、前記各延出部の端縁部から略水平内側方向に延出される取付部とを有し、前記筒部材は、前記取付部に取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
【0010】
更に、請求項に係る飲料供給装置は、請求項1に記載の飲料供給装置において、前記筒部材は、樹脂成形品であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飲料供給装置について具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成について図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る飲料供給装置の概略側断面図である。図2は本実施形態に係る飲料供給装置の撹拌装置の取り付け状態を示す要部拡大正面図である。
【0012】
図1に示すように、飲料供給装置1は装置本体2を有しており、かかる装置本体2には、冷却水3を貯留する水槽4及びコンプレッサ5、凝縮器、冷却ファン(図示せず)等から構成される冷凍ユニットを収納する機械室6が設けられている。水槽4及び機械室6の上面は、蓋部材8を介して閉塞されており、また、水槽4及び機械室6の下面には、その四隅に脚部材9(図1中には2個の脚部材9を示す)が固設されている。飲料供給装置1は、各脚部材9を介してテーブル等の上に載置される。
【0013】
水槽4の内部には、前記コンプレッサ5等と共に冷凍サイクルの一部を構成し、螺旋状に形成された銅製の蒸発管10が取付具11を介して水槽4内に取り付けられている。この蒸発管10には下側から冷媒が循環され、冷媒が蒸発する際に冷却水との間で熱交換を行って冷却水を冷却して、該蒸発管10の周囲に氷を形成する作用を行う。また、螺旋状に形成された蒸発管10の内側には、同様に螺旋状に形成された飲料冷却管13が取付具14を介して水槽4内に取り付けられている。この飲料冷却管13の一端部には、不図示の飲料タンクからビール等の飲料が圧送される飲料供給管15が接続されている(図2参照)。そして、この圧送された飲料は、飲料冷却管13の下側から上側に送出されるとともに、注出端部17Aに接続されて飲料供給装置1の前面側上部(図1中、左側上部)に配設された注出コック17を介して容器等に注出される。
【0014】
また、水槽4の上端部の開口部に横架されるステンレス鋼板製の支持板18の略中央部の上面には、後述のように水槽4内の底部に対して垂直状の冷却水3の流れを発生させると共に、冷却水3の一部を送出する撹拌装置20(図7等参照)が取り付けられている。
【0015】
一方、装置本体2の前面にて注出コック17の下方には、スノコ状の支持板22が上部に配置されたドレンパン23が装置本体2の前面に対して着脱可能に取り付けられている。また、水槽4の底部には、水槽4の底面から装置本体2の前面に至る間を連通する排水パイプ24が埋設されており、かかる排水パイプ24の排水口には、排水部材25が着脱可能に嵌合されている。
【0016】
また、図2に示すように、ビール等の飲料が圧送される飲料供給管15は、一端が水槽4の開口部側に開放されると共に他端が閉塞される冷却管27によって覆われ、その外側を断熱カバー28によって覆われている。また、この冷却管27内の飲料供給管15に沿って両端縁部が開放される冷却水供給管29が配設されている。そして、この断熱カバー28の飲料供給装置1側の端縁部は、飲料供給装置1の装置本体2の側面上部に穿設される貫通孔に外側から嵌挿されて、支持板18の端縁部に開設される開口部18A(図3参照)に対向するように不図示のクランパ等によって固定されている。
【0017】
一方、飲料冷却管13の一端部は、取付具14の上端部にビス止め等によって取り付けられる管継手保持板31に固着される管継手32に接続され、飲料供給管15と該管継手32を介して接続されてビール等の飲料が供給される。また、冷却水供給管29の水槽4側端縁部は、ワンタッチ継手33を介して撹拌装置20から送出される冷却水3を案内する接続管35に接続されている。これにより、冷却管27内には、蒸発管10によって冷却される水槽4内の冷却水3の一部が、冷却水供給管29を介して常時、供給されると共に、該冷却管27の外側表面部は断熱カバー28によって覆われているため、該冷却管27内の温度を所定の低温(本実施形態では、約5℃〜10℃以下である。)に保つことができる。また、冷却管27内配置される飲料供給管15は、冷却水供給管29を介して供給される冷却水によって常時、冷却されるため、該飲料供給管15内の雑菌による汚染を防止できて、ビール等の飲料の品質の低下を防止することができると共に、飲料供給管15の連続使用可能期間の長期化を図ることができる。
【0018】
次に、支持板18に取り付けられる撹拌装置20の概略構成について図3乃至図6に基づいて説明する。図3は本実施形態に係る飲料供給装置1の支持板18に取り付けられる撹拌装置20の概略構成を示す平面図である。図4は本実施形態に係る飲料供給装置1の支持板18に取り付けられる撹拌装置20の概略構成を示す側面図である。図5は本実施形態に係る飲料供給装置1の支持板18に取り付けられる撹拌装置20の概略構成を示す要部断面図である。図6は本実施形態に係る飲料供給装置1の支持板18に取り付けられる撹拌装置20を構成するモータ取付部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【0019】
図3乃至図5に示すように、支持板18は、水平横長四角形のステンレス鋼板製で、長辺の長さは、水槽4の幅寸法にほぼ等しい長さに形成されている。また、管継手32に対向する部分には開口部18Aが形成されると共に、該開口部18Aの外側端縁部の中央部は切り欠かれている。また、支持板18の前側端縁部(図3中、下側端縁部)の略中央部には、支持板18の長さ方向(図3中、左右方向)に形成される水平長四角形の貫通孔で、短辺の長さ寸法は、接続管35の外径寸法よりも大きく、且つワンタッチ継手33の外径寸法よりも小さい通し孔36が穿設されている。また、支持板18の左右両端縁部(図3中、左右両端縁部)には、水槽4の上端縁部にビス止めするための各貫通孔37、37、37、37が形成され、該各貫通孔37、37、37、37を介して水槽4の上端部にビス止めされている。また、支持板18の前後端縁部(図3中、上下端縁部)は、略垂直下方向に折り曲げられて各折曲部38、38が形成されている。また、支持板18の飲料冷却管13の略中心軸上に対向する略中央部には、所定径(本実施形態の場合は、直径約55mmである。)の貫通孔39が形成されている。そして、撹拌装置20は、この貫通孔39に上側から挿通されて、支持板18の上面に各ビス40、40、40、40によって固定されている。
【0020】
また、撹拌装置20は、支持板18の上面に各ビス40、40、40、40によって固定されるステンレス鋼板製のモータ取付部材41と、該モータ取付部材41の上端面に各ネジ42、42によって固定されるAC/DCモータより構成された撹拌モータ43と、該撹拌モータ43のモータ軸44の先端部に各ビス45、45、45、45によりスリーブ継手46を介して接続される延長シャフト47と、該延長シャフト47の下端部に突設されるネジ部47Aに螺合されて羽根車48をこの延長シャフト47の下端部に固定するプロペラシャフト49と、該プロペラシャフト49の下端部にプッシュナット50によって固定されるプロペラ51とから構成されている。これにより、モータ軸44、スリーブ継手46、延長シャフト47、及びプロペラシャフト49より撹拌モータ43の回転軸が構成されている。また、モータ軸44が回転した場合には、スリーブ継手46、延長シャフト47、羽根車48、プロペラシャフト49、プロペラ51、及びプッシュナット50が、一体化してモータ軸44と共に回転する。従って、撹拌モータ43の回転駆動によって、水槽4内の底部に対して垂直状の冷却水3の流れが発生する。
【0021】
ここで、図6に示すように、ステンレス鋼板製のモータ取付部材41は、撹拌モータ43が載置される略四角形の平板部55と、該平板部55の前後(図6(A)中、左右)の端縁部から略垂直下側方向(図6(B)中、下側方向)に延出される各延出部56、56と、各延出部56、56の下端縁部から略垂直内側方向に延出されると共に左右両端縁部(図6(A)中、上下両端縁部)が所定長さ外側方向に延出されて支持板18上に載置される各取付部57、57とから構成されている。この各取付部57、57には、円筒部材60の延出部60Aが載置されている(図4参照)。また、平板部55の撹拌モータ43のモータ軸受部に対向する部分には、該モータ軸受部が上側から挿入される貫通孔55Aが形成されると共に、該貫通孔55Aの外側には各ネジ42、42が螺合される各ネジ孔55B、55Bが形成されている。また、各取付部57、57の左右両端縁部には、支持板18上に各ビス40、40、40、40によって取り付けるために各貫通孔57A、57A、57A、57Aが形成されている。更に、各取付部57、57の各貫通孔57A、57A、57A、57Aより内側には、後述の円筒部材60を取り付けるための各ネジ孔57B、57B、57B、57Bが形成されている。
【0022】
続いて、モータ軸44、スリーブ継手46、及び延長シャフト47の外側を覆う樹脂製の円筒部材60について説明する。この円筒部材60の撹拌モータ43側の端縁部には、外側方向に略垂直に延出されて、モータ取付部材41の各取付部57、57上に載置される水平略長四角形(図3中、左右方向が長い長四角形)の延出部60Aが形成されている。そして、この延出部60Aは、各取付部57、57の各ネジ孔57B、57B、57B、57Bに対向する位置に貫通孔が穿設され、該各取付部57、57の上面部に各ビス61、61、61、61で固定されている。
また、この円筒部材60の下側端縁部には、羽根車48より少し上側の位置に内側方向に略垂直に延出される底板部60Bが形成されている。この底板部60Bの略中央部には、延長シャフト47の外径よりも大きい径の貫通孔が穿設されている。また、この円筒部材60の上下4箇所には、略楕円形の貫通孔63、63、63、63が軸対称の位置に穿設されている(図5中には、2箇所の各貫通孔63、63が図示されている。)。
【0023】
また、この円筒部材60の撹拌モータ43側(図5中、上側)の端縁部には、断面略コの字状の蓋部材64が嵌入されている。この蓋部材64の底面部の略中央位置には、スリーブ継手46の外径よりも少し大きい径の貫通孔が穿設され、該貫通孔の周縁部から撹拌モータ43側に略垂直に所定長さ延出される円筒部が形成されている。これにより、冷却水3の撹拌モータ43のモータ軸44の基端部への水跳ねを防止することができる。
【0024】
また、この円筒部材60の下端縁部には、羽根車48を覆うように、下端面にプロペラシャフト49よりも大きい貫通孔65が穿設されるカップ状の樹脂製のカバー部材66が下側から嵌め込まれて取り付けられている。
また、カバー部材66の側面部には貫通孔が穿設され、該貫通孔にL字状の管継手67が取り付けられて、上側方向に吐出する吐出口が形成されている。また、この管継手67に接続される接続管35は、該円筒部材60の外側に沿って約一周、少し隙間を持たせて巻かれて、支持板18に穿設される通し孔36に下側から挿入されて端縁部にワンタッチ継手33が接続されている。
これにより、円筒部材60の下端部に形成される底板部60B、カバー部材66、及び延長シャフト47に取り付けられる羽根車48等によっていわゆる渦巻ポンプが構成される。したがって、撹拌モータ43の回転駆動によって、カバー部材66の下端部に形成される貫通孔65から冷却水3の一部が吸い込まれて、管継手67の吐出口から上側方向に吐出され、接続管35及びワンタッチ継手33を介して冷却水供給管29に送出される。
【0025】
また、円筒部材60の下端部、カバー部材66、プロペラシャフト49及びプロペラ51と、飲料冷却管13との間には略円筒状に巻回されるステンレス製又は硬質合成樹脂製等の網状の網部材69が、該円筒部材60の下端部、カバー部材66、プロペラシャフト49及びプロペラ51を覆うようにクランパ70によって取り付けられている。これにより、蒸発管10の回りに形成される氷が剥離しても、プロペラシャフト49やプロペラ51等に当たるのを防ぐことができる。
【0026】
ここで、コンプレッサ5、凝縮器、冷却ファン(図示せず)等から構成される冷凍ユニットと蒸発管10とは、冷却手段を構成する。また、支持板18は、支持部材として機能する。また、撹拌装置20は、撹拌手段として機能する。また、円筒部材60は、筒部材として機能する。
【0027】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る飲料供給装置1は、冷凍ユニットを構成する蒸発管10を介して冷却される冷却水3を収容する水槽4の開口部には、ステンレス鋼板製の支持板18が横架されている。また、この支持板18の上面には、撹拌装置20を構成するステンレス鋼板製のモータ取付部材41がビス止めされている。また、このモータ取付部材41の平板部55の上面には撹拌モータ43がネジ止めされている。そして、この撹拌モータ43のモータ軸44には、スリーブ継手46を介して延長シャフト47が接続され、該延長シャフト47の下端部には、羽根車48、プロペラシャフト49及びプロペラ51が取り付けられている。また、モータ軸44、スリーブ継手46、及び延長シャフト47の外側を覆う樹脂製の円筒部材60は、上端部に形成される延出部60Aを介してモータ取付部材41の各取付部57、57の上面にビス止めされている。また、円筒部材60の下端部に形成される底板部60B、カバー部材66、及び延長シャフト47に取り付けられる羽根車48等によっていわゆる渦巻ポンプが構成され、管継手67、接続管35及びワンタッチ継手33を介して冷却水の一部が、冷却水供給管29に送出される。また、円筒部材60の下端部、カバー部材66、プロペラシャフト49及びプロペラ51と、飲料冷却管13との間には、略円筒状の網部材69が取り付けられている。
【0028】
従って、撹拌モータ43の駆動時に発生する熱量は、ステンレス鋼板製のモータ取付部材41を介してステンレス鋼板製の支持板18に熱伝導するため、該撹拌モータ43の温度上昇を低下させることができ、使用可能な寿命時間が延長されて信頼性の向上を図ることができる。また、撹拌モータ43はモータ取付部材41の平板部55に取り付けられ、一方、モータ軸44等を覆う樹脂製の円筒部材60の上端部に形成される延出部60Aは、モータ取付部材41の支持板18の上面に当接される各取付部57、57に取り付けられるため、撹拌モータ43の発生する熱量は、各取付部57、57を介して支持板18に熱伝導し、延出部60Aを介して円筒部材60に熱伝導するのを防止することができ、該円筒部材60等の熱変形による不具合の発生を確実に防止することができる。更に、モータ取付部材41に撹拌モータ43、延長シャフト47、羽根車48、プロペラシャフト49、プロペラ51、円筒部材60、カバー部材66、及び管継手67等を取り付けることによって撹拌装置20をユニット化できるため、組立作業の効率化を図ることができる
また、撹拌モータ43は、モータ取付部材41の平板部55の上面と面接触しているため、撹拌モータ43の放熱面積が広がり、放熱量を大きくすることができ、該撹拌モータ43の温度上昇をより低下させることができる
更に、ステンレス鋼板製のモータ取付部材41は、簡易な構成であると共に、円筒部材60及びカバー部材66は、樹脂成形品であるため、製造コストの削減化を図ることができる
【0029】
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1に係る飲料供給装置では、冷却手段によって冷却される冷却水を収容する水槽の開口部には、金属板製の支持部材が横架されている。また、この支持部材には、金属製のモータ取付部材が当接して取り付けられている。そして、撹拌モータと、この撹拌モータの回転軸を覆う略筒状の筒部材とは、モータ取付部材に別体に取り付けられている。
これにより、撹拌モータの駆動時に発生する熱量は、金属製のモータ取付部材を介して金属板製の支持部材に熱伝導するため、該撹拌モータの温度上昇を低下させることができ、使用可能な寿命時間が延長されて信頼性の向上を図ることができる飲料供給装置を提供することができる。また、撹拌モータと、この撹拌モータの回転軸を覆う略筒状の筒部材とは、別体に取り付けられるため、撹拌モータの発生する熱量が筒部材を介して支持部材に熱伝導するのを防止することができ、該筒部材の熱変形による不具合の発生を確実に防止することができる飲料供給装置を提供することができる。更に、モータ取付部材に撹拌モータと筒部材を取り付けることによって撹拌手段をユニット化できるため、組立作業の効率化を図ることができる飲料供給装置を提供することができる。
【0031】
また、請求項に係る飲料供給装置では、撹拌モータは、金属製の支持部材に当接して取り付けられている金属製のモータ取付部材の載置部に載置されているため、該撹拌モータの発熱した熱は、モータ取付部材の載置部を介して支持部材に効率的に熱伝導して、該モータ取付部材の取付部に取り付けられる筒部材への熱伝導を効果的に防止することができ、該筒部材の熱変形による不具合の発生を確実に防止することができる飲料供給装置を提供することができる。
【0032】
更に、請求項に係る飲料供給装置では、請求項1又は請求項2に記載の飲料供給装置において、前記筒部材は、樹脂成形品であるため、製造コストの削減化を図ることができる飲料供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る飲料供給装置の概略側断面図である。
【図2】 本実施形態に係る飲料供給装置の撹拌装置の取り付け状態を示す要部拡大正面図である。
【図3】 本実施形態に係る飲料供給装置の支持板に取り付けられる撹拌装置の概略構成を示す平面図である。
【図4】 本実施形態に係る飲料供給装置の支持板に取り付けられる撹拌装置の概略構成を示す側面図である。
【図5】 本実施形態に係る飲料供給装置の支持板に取り付けられる撹拌装置の概略構成を示す要部断面図である。
【図6】 本実施形態に係る飲料供給装置の支持板に取り付けられる撹拌装置を構成するモータ取付部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図7】 従来における飲料供給装置の水槽内の冷却水を撹拌する撹拌装置の取り付け状態を示す要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1、100 飲料供給装置
3、101 冷却水
4、102 水槽
13、104 飲料冷却管
15 飲料供給管
18、109 支持板
20 撹拌装置
27 冷却管
29 冷却水供給管
28 断熱カバー
33 ワンタッチ継手
35 接続管
43、112 撹拌モータ
44、113 モータ軸
46、114 スリーブ継手
47、115 延長シャフト
48 羽根車
49 プロペラシャフト
51、116 プロペラ
66 カバー部材
67 管継手
69 網部材

Claims (2)

  1. 冷却手段によって冷却される冷却水を収容する水槽と、前記水槽の開口部に横架される金属板製の支持部材と、前記支持部材に取り付けられて前記水槽内の底部に対して垂直状の冷却水の流れを発生させる撹拌手段とを備え、この冷却水によって飲料を冷却して供給する飲料供給装置において、
    前記撹拌手段は、前記支持部材に当接して取り付けられる金属製のモータ取付部材と、
    前記モータ取付部材に取り付けられる撹拌モータと、
    前記撹拌モータの回転軸を覆う略筒状の筒部材とを備え、
    前記筒部材は、前記モータ取付部材に前記撹拌モータとは別体に取り付けられ
    前記モータ取付部材は、前記撹拌モータが載置される載置部と、
    前記載置部の少なくとも一対の対向する各端縁部から下側方向に延出される延出部と、
    前記各延出部の端縁部から略水平内側方向に延出される取付部とを有し、
    前記筒部材は、前記取付部に取り付けられていることを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記筒部材は、樹脂成形品であることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
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