JP4689902B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料の貯留容器から水槽内の飲料冷却管の一方の端部に飲料を供給する飲料供給管を水槽内の冷却水の一部を循環させて冷却する飲料供給装置に関し、特に、送出手段によって送出される冷却水の一部を飲料供給管を冷却する冷却手段に案内する接続管が、水槽の開口部に設けられると共に、前記送出手段を駆動する駆動部材が配置される支持部材に形成された貫通孔に、下側から挿通されて、接続部材を介して該冷却手段に着脱可能に接続されるように構成することにより、飲料供給管と冷却手段の飲料供給装置への取り付け・取り外し作業を容易に行うことができる飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビール等の飲料を冷却して供給する飲料供給装置について種々提案されている。
例えば、実開平6−76194号公報に記載された炭酸飲料用瞬冷式サーバでは、冷却液を収容する冷却槽と、冷却槽内に配設され炭酸飲料を冷却するための冷却管と、炭酸飲料を貯留容器から冷却管の一方の端部に供給するための供給ホースと、冷却管の他方の端部に設けられた注出口とを有する炭酸飲料用瞬冷式サーバにおいて、冷却槽内に吸入口および吐出口を備えた冷却液循環ポンプと、供給ホースを冷却するために、供給ホースに接して配設された冷却ホースへ、吐出口から送出される冷却液の一部を分流して接続する分岐部とを有しており、冷却ホースが、分岐部に着脱可能に接続され、供給ホースの冷却管側端部から供給ホースに沿って延び、供給ホースの他方の端部から折返して冷却槽に着脱可能に接続されるか、または冷却ホースが、分岐部に着脱可能に接続され、供給ホースの冷却管側端部から供給ホースの外面を包囲して延び、該供給ホースの他方の端部において戻りホースに接続されて、戻りホースが冷却槽に着脱可能に接続されるように構成されている。
これにより、冷却槽内の冷却液を循環させる冷却液循環ポンプの吐出口に分岐部を設け、循環する冷却液の一部を分流して炭酸飲料供給ホースの冷却に使用した後冷却槽へ戻し、冷却液の残部を冷却槽内の循環に使用するようにしたため、冷却液の温度を常に一様の温度に保つことができると共に、供給ホース内の雑菌による汚染も防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した実開平6−76194号公報に記載された炭酸飲料用瞬冷式サーバにおいては、供給ホースの冷却管側端部、冷却ホース及び戻りホースが接続される各接続部は、装置本体側面部に近接して固定されている。一方、断熱カバーの端面部から出ている供給ホース、冷却ホース及び戻りホースの接続部への取り付け長さは、機械的取り付け条件から僅かな長さに設定されている。従って、供給ホース、冷却ホース及び戻りホースを接続部から取り外す場合は、これら各ホースはつかみにくく、また、各ホースを交互に少しずつ取り外す必要があるため、取り外し作業が極めて難しいという問題がある。また、供給ホース、冷却ホース及び戻りホースの取り付け長さが短く、動かしにくいため、各ホースを接続部に取り付ける場合には、各ホースを交互に少しずつ取り付ける必要があり、取り付け作業が極めて煩雑であるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、送出手段によって送出される冷却水の一部を飲料供給管を冷却する冷却手段に案内する接続管が、水槽の開口部に設けられると共に、前記送出手段を駆動する駆動部材が配置される支持部材に形成された貫通孔に、下側から挿通されて、接続部材を介して該冷却手段に着脱可能に接続されるように構成することにより、飲料供給管と冷却手段の飲料供給装置への取り付け・取り外し作業を容易に行うことができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る飲料供給装置は、冷却水を収容する水槽と、前記水槽内に配設されて飲料を冷却する飲料冷却管と、飲料が貯留される貯留容器から前記飲料冷却管の一方の端部に供給するための飲料供給管と、前記水槽内の冷却水の一部を送出する送出手段と、前記送出手段によって冷却水供給管内に送出される冷却水によって前記飲料供給管を冷却する冷却手段とを備えた飲料供給装置において、前記送出手段から送出される冷却水を前記冷却水供給管に案内する接続管と、前記接続管と前記冷却水供給管とを着脱可能に接続する接続部材と、前記水槽の開口部に設けられると共に、前記送出手段を駆動する駆動部材が配置される支持部材とを備え、前記支持部材は、貫通孔を有し、前記接続管は、前記支持部材の下側から前記貫通孔に挿通されると共に、該接続管の端縁部に前記接続部材が取り付けられ、前記冷却手段は、前記冷却水供給管と前記飲料供給管とが内挿された冷却管で構成され、前記飲料供給管が樹脂製であり、前記冷却水供給管及び前記冷却管が抗菌剤と防かび剤とを含有した樹脂製であり、前記冷却管の外面を覆った断熱カバーを有し、前記断熱カバーは、かびの発生及び増殖を防止する防かび性を有する防かび部材で形成され、前記冷却管は、前記飲料供給管が水密状態で貫通された前記貯留容器側の閉塞端部と、前記貫通孔に向かって配置された前記水槽側の開口端部と、を有し、前記冷却水供給管は、前記接続部材を介して前記接続管に接続される一端側開口部と、前記送出手段によって送出された冷却水が流出する他端側開口部と、を有し、前記冷却手段では、前記冷却水供給管の他端側開口部が前記冷却管の閉塞端部の付近に延出するまで前記冷却水供給管が前記冷却管内に挿通され、前記冷却水供給管の他端側開口部から流出した冷却水が、前記冷却管の内面と前記冷却水供給管の外面との間を前記飲料供給管の外面に接触しながら流通して、前記冷却管の開口端部から前記貫通孔を介して前記水槽に排出されることにより、前記送出手段によって前記冷却水供給管内に送出された冷却水の還路を形成していることを特徴とする
【0006】
また、このように構成される飲料供給装置において、前記送出手段は、前記支持部材の下側に取り付けられている構成が好ましい。これにより、接続部材の引き回し長さを短くすることができると共に、ユニット化することができて組み立て作業の効率化を図ることができる。
また、このような飲料供給装置において、前記接続管は、前記送出手段の外側に沿って少なくとも一周させて前記冷却手段に接続される構成が好ましい。これにより、接続管を所定の曲率で配設することができるため、接続管の折れ曲がり等を防止して、冷却水をスムーズに流すことができる。また、前記接続管は、前記送出手段の外側に沿ってすこし緩く、隙間を持たせて少なくとも一周させる構成が好ましい。これにより、接続管の接続部材側端縁部を自由に動かせる長さが長くなり、接続管の接続作業をよりスムーズに行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飲料供給装置について具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成について図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成を示す一部断面模式図である。図2は図1に示す冷却管のA−A断面図である。図3は本実施形態に係る飲料供給装置の概略側断面図である。
【0008】
図1に示すように、飲料供給装置1には、ビール等を貯留する飲料タンク2がフィッティング3及び飲料供給管4を介して接続されている。また、炭酸ガスボンベ5から調圧弁6及びガスホース7を介して、フィッティング3に炭酸ガスが供給され、フィッティング3から供給された炭酸ガスに押圧された飲料タンク2内のビール等の飲料がフィッティング3を通って飲料供給管4に供給される。
また、飲料供給管4の外側は、フィッティング3の近傍まで冷却管10によって覆われている。そして、この冷却管10のフィッティング3側の端縁部は、飲料供給管4に固着されて閉塞されており、この飲料供給管4の冷却管10内のほぼ全長に沿って配設される冷却水供給管11を介して後述のように供給される冷却水が漏れないように形成されている。また、この冷却管10の外側は、ほぼ全長に渡り断熱カバー12によって覆われて断熱されている。
【0009】
また、図2に示すように、ビール等の飲料が通る飲料供給管4は所定外径寸法(本実施形態の場合は、外径約10mmである。)の樹脂製パイプである。また、この飲料供給管4の冷却管10内のほぼ全長に沿って配設される冷却水供給管11は、抗菌剤とかびの発生・増殖を防止する防かび剤とを含有して抗菌性及び防かび性を有する樹脂により形成され、奥側(フィッティング3側)端縁部が開放される所定外径寸法(本実施形態の場合は、外径約6mmである。)の樹脂製パイプである。また、飲料供給管4及び冷却水供給管11を覆う冷却管10は、抗菌剤とかびの発生・増殖を防止する防かび剤とを含有して抗菌性及び防かび性を有する樹脂により形成され、飲料供給管4の外径寸法と冷却水供給管11の外径寸法との合計寸法にほぼ等しい所定内径寸法(本実施形態の場合は、内径約16mmである。)の樹脂製パイプである。従って、冷却水供給管11及び飲料供給管4の外壁面と冷却管10の内壁面との間には隙間を形成できると共に、該冷却管10の内径を最小化でき、飲料供給管4を冷却する装置の細径化を図ることができる。また、冷却管10及び冷却水供給管11の冷却水に接する面は、抗菌性と防かび性とを備えているため、該冷却管10及び冷却水供給管11の表面部に発生するぬめりやかびの発生・増殖を防止でき、冷却管10内の冷却水をスムーズに流すことができると共に、冷却水を衛生的に保つことができる。また、冷却管10及び冷却水供給管11の表面部に発生するぬめりやかびの発生・増殖を防止できるため、該冷却管10、冷却水供給管11及び飲料供給管4の洗浄・掃除を容易に行うことができると共に、該冷却管10内を長期間に渡って衛生的に保つことができる。
【0010】
また、冷却管10の外側を覆う断熱カバー12は、防かび剤を含有して防かび性を有する断熱材により形成され、所定外径寸法(本実施形態の場合は、外径約40〜50mmである。)に形成されている。従って、断熱カバー12の表面は防かび性を備えているため、後述のように冷却管10によって冷却される断熱カバー12の表面部等の結露によって発生するぬめりやかびの発生・増殖を防止でき、清潔感を保つことができて飲料供給装置1を衛生的に保つことができる。また、この断熱カバー12の表面の掃除を容易に行うことができる。
【0011】
ここで、冷却管10と冷却水供給管11を形成する樹脂に含有される抗菌剤としては、銀系イオンを担持した合成または天然のゼオライトやシリカゲル等(例えば、株式会社シナネンレオミック製「ゼオミック」等)の抗菌剤が好適に使用される。そして、樹脂に0.2〜数%の割合で抗菌剤を含有させることで冷却管10と冷却水供給管11の表面部に抗菌性を備えることができる。また、冷却管10、冷却水供給管11及び断熱カバー12を形成する樹脂及び断熱材に含有される防かび剤としては、2−(4−チアゾリル)−ベンツイミダソール+有機S系やドデシルグアニジンハイドロクロライド等(例えば、北興化学株式会社製「ホクスターHP」、「ホクサイド−60」等)が好適に使用される。そして、樹脂や断熱材に所定割合でこれらの防かび剤を練り込むことにより、冷却管10、冷却水供給管11及び断熱カバー12の表面部にかびの発生・増殖を防止する防かび性を備えることができる。
【0012】
また、図3に示すように、飲料供給装置1は装置本体15を有しており、かかる装置本体15には、冷却水16を貯留する水槽17及びコンプレッサ18、凝縮器、冷却ファン(図示せず)等から構成される冷凍ユニットを収納する機械室19が設けられている。水槽17及び機械室19の上面は、蓋部材21を介して閉塞されており、また、水槽17及び機械室19の下面には、その四隅に脚部材22(図3中には2個の脚部材22を示す)が固設されている。飲料供給装置1は、各脚部材22を介してテーブル等の上に載置される。
【0013】
水槽17の内部には、前記コンプレッサ18等と共に冷凍サイクルの一部を構成し、螺旋状に形成された銅製の蒸発管23が取付具24を介して水槽17内に取り付けられている。この蒸発管23には下側から冷媒が循環され、冷媒が蒸発する際に冷却水との間で熱交換を行って冷却水を冷却して、該蒸発管23の周囲に氷を形成する作用を行う。また、螺旋状に形成された蒸発管23の内側には、同様に螺旋状に形成された飲料冷却管26が取付具27を介して水槽17内に取り付けられている。この飲料冷却管26の一端部には、飲料タンク2からビール等の飲料が圧送される飲料供給管4が接続されている(図4参照)。そして、この圧送された飲料は、飲料冷却管26の下側から上側に送出されるとともに、注出端部26Aに接続されて飲料供給装置1の前面側上部(図3中、左側上部)に配設された注出コック28を介して容器等に注出される。
【0014】
また、水槽17の上端部の開口部に横架される支持板25の略中央部の上面には、AC/DCモータより構成される撹拌モータ31がビス止めによって固定されている。そして、この撹拌モータ31の回転軸32は、飲料冷却管26の略中心軸上に配置されると共に、水槽17の深さの約半分の位置まで延出されている。また、この回転軸32の先端部には、プロペラ33が装着されて、水槽17内の冷却水16を下方に向けて流動させるように構成されている。また、撹拌モータ31に対向する支持板25の下面には、冷却水16の一部を冷却水供給管11に接続される接続管47(図4参照)へ送出する冷却ポンプ35が設けられている。この冷却ポンプ35は、回転軸32に羽根車が取り付けられ、この羽根車が回転することによりいわゆる渦巻ポンプが構成されて、下方から冷却水を吸引し、側面部に形成される吐出口35Aから吸引した冷却水を吐出するものである。
【0015】
また、冷却ポンプ35及びプロペラ33と、飲料冷却管26との間には略円筒状に巻回されるステンレス製又は硬質合成樹脂製等の網状の網部材37が、該冷却ポンプ35及びプロペラ33を覆うように取り付けられている。これにより、蒸発管23の回りに形成される氷が剥離しても、回転軸32やプロペラ33に当たるのを防ぐことができる。
【0016】
また、装置本体2の前面にてコック28の下方には、スノコ状の支持板39が上部に配置されたドレンパン40が装置本体15の前面に対して着脱可能に取り付けられている。また、水槽17の底部には、水槽17の底面から装置本体15の前面に至る間を連通する排水パイプ41が埋設されており、かかる排水パイプ41の排水口には、排水部材42が着脱可能に嵌合されている。
【0017】
次に、冷却水供給管11と冷却ポンプ35との接続、及び飲料供給管4と飲料冷却管26との接続の構成について図4乃至図6に基づいて説明する。図4は本実施形態に係る飲料供給装置1の冷却管10の水槽17側端部における概略構成を示す正面断面図である。図5は本実施形態に係る飲料供給装置1の冷却ポンプ35が支持板25に取り付けられた状態を示す平面図である。図6は本実施形態に係る飲料供給装置1の冷却ポンプ35が支持板25に取り付けられた状態を示す側面図である。
【0018】
図4に示すように、断熱カバー12の飲料供給装置1側の端縁部は、飲料供給装置1の装置本体15の側面上部に穿設される貫通孔に外側から嵌挿されて、支持板25の端縁部に開設される開口部25Aに対向している。
この支持板25は、図5及び図6に示すように、水平横長四角形のステンレス鋼板製で、長辺の長さは、水槽17の幅寸法にほぼ等しい長さに形成されている。また、飲料供給管4側に開口部25Aが形成されると共に、該開口部25Aの外側端縁部の中央部は切り欠かれている。また、支持板25の左右両端縁部(図5中、左右両端縁部)には、水槽17の上端縁部にビス止めするための各貫通孔45、45、45、45が形成され、該各貫通孔45、45、45、45を介して水槽17の上端部にビス止めされている。また、支持板25の前後端縁部(図5中、上下端縁部)は、略垂直下方向に折り曲げられて各折曲部46、46が形成されている。また、支持板25の上面の略中央部には、撹拌モータ31が取り付けられ、上記のように該撹拌モータ31の下側には冷却ポンプ35が設けられている。
【0019】
また、この冷却ポンプ35の外周面の右斜め前にはL形管継手より構成されて、下側から吸い込まれる冷却水16を上側方向に吐出する吐出口35Aが設けられている。また、この吐出口35Aには、樹脂製パイプより形成される接続管47の一端が取り付けられている。また、支持板25の下面に取り付けられて撹拌モータ31の回転軸32を覆うと共に、冷却ポンプ35を支持する円筒部材48が設けられている。そして、接続管47は、該円筒部材48の外側に沿って約一周、少し隙間を持たせて巻かれて、支持板25の前側端縁部(図5中、下側端縁部)の略中央部に穿設される通し孔49に下側から挿入されている。更に、この接続管47の他端部には、略円筒状のワンタッチ継手50が取り付けられている。また、このワンタッチ継手50には、冷却水供給管11が接続され、冷却ポンプ35から送出される冷却水が接続管47、ワンタッチ継手50及び冷却水供給管11を介して冷却管10内に供給される。ここで、通し孔49は、水平横長四角形の貫通孔で、短辺の長さ寸法は、接続管47の外径寸法よりも少し大きく、且つワンタッチ継手50の外径寸法よりも小さく形成されている。
これにより、冷却管10内には、蒸発管23によって冷却される水槽17内の冷却水16の一部が、冷却水供給管11を介して常時、供給されると共に、該冷却管10の外側表面部は断熱カバー12によって覆われているため、該冷却管10内の温度を所定の低温(本実施形態では、約5℃〜10℃以下である。)に保つことができる。また、冷却管10内配置される飲料供給管4は、冷却水供給管11を介して供給される冷却水によって常時、冷却されるため、該飲料供給管4内の雑菌による汚染を防止できて、ビール等の飲料の品質の低下を防止することができると共に、飲料供給管4の連続使用可能期間の長期化を図ることができる。
【0020】
また、飲料冷却管26の取付具27の上端部には、垂直断面略くの字形の平板状の管継手保持板51がリベットやネジ止め等によって固着されている。そして、この管継手保持板51には、管継手51Aがナットによりネジ止めされ、該管継手51Aの一端側に飲料冷却管26の注入側端縁部が接続されている。一方、この管継手51Aには、飲料供給管4が接続され、飲料タンク2内のビール等の飲料が該管継手51Aを介して飲料冷却管26に圧送される。
ここで、飲料供給管4と冷却水供給管11との外側覆う冷却管10の装置本体15側の端縁部は、断熱カバー12の端面部から所定長さ外側に突出するように形成されている。これにより、冷却管11の装置本体15側端縁部の開口部から還流される冷却水16を、断熱カバー12の水槽17側端面部にほぼ触れることなく、水槽17内に流出さすことができる。
【0021】
ここで、冷却管10及び冷却水供給管11は、冷却手段を構成している。また、冷却ポンプ35は、送出手段として機能する。また、撹拌モータ31は、駆動部材を構成する。また、ワンタッチ継手50は、接続部材として機能する。また、支持板25は、支持部材として機能する。また、通し孔49は、貫通孔として機能する。
【0022】
次に、飲料供給管4と冷却水供給管11の装置本体15への接続手順について図7に基づいて説明する。図7は本実施形態に係る飲料供給装置1の飲料供給管4と冷却水供給管11の装置本体15への接続手順を示す図である。尚、ワンタッチ継手50及び管継手51Aは、接続するチューブの端部を各継手50、51Aに差し込み、内部の奥の壁に当てることによって、該チューブの端部が拘束されて密に接続されるように構成されている。また、この各継手50、51Aのチューブが接続される端部に設けられる鍔部を軸方向内側に押し込むことによって、該チューブの端部の拘束が解放され、各継手50、51Aから抜くことができるように構成されている。
図7に示すように、先ず、断熱カバー12の装置本体15側端縁部を装置右側面上部に形成される取付用貫通孔に嵌挿する。そして、飲料供給管4の端部を管継手51Aの中に(矢印55方向に)差し込み、該管継手51A内の奥の壁に当てる。これにより、飲料供給管4の端部が管継手51Aに接続される。
続いて、ワンタッチ継手50を持って、接続管47を冷却水供給管11の方に引き寄せる。そして、冷却水供給管11の端部をワンタッチ継手50の中に(矢印56方向に)差し込み、該ワンタッチ継手50内の奥の壁に当てる。これにより、冷却水供給管11の端部がワンタッチ継手50に接続される。その後、不図示のクランプ部材を介して該断熱カバー12の装置本体15側端縁部を支持板25の端縁部に固定する。これにより、飲料供給管4と冷却水供給管11は、装置本体15内に取り付けられる。尚、飲料供給管4と冷却水供給管11の装置本体15からの取り外しは、上記手順を逆に行えばよい。
【0023】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る飲料供給装置1は、ビール等の飲料を貯留する飲料タンク2が、フィッティング3及び飲料供給管4を介して水槽17内の飲料冷却管26に接続されている。また、飲料供給管4の外側は、フィッティング3の近傍まで冷却管10によって覆われている。そして、この冷却管10のフィッティング3側の端縁部は、飲料供給管4に固着されて閉塞されており、この飲料供給管4の冷却管10内のほぼ全長に沿って配設される冷却水供給管11を介して供給される冷却水が漏れないように形成されている。また、この冷却管10の外側は、ほぼ全長に渡り断熱カバー12によって覆われて断熱されている。一方、冷却水供給管11は、ワンタッチ継手50を介して接続管47に接続されている。この接続管47は、一端が水槽17内の冷却水の一部を送出する冷却ポンプ35の吐出口35Aに接続され、他端は支持板25の通し孔49に下側から挿通されてワンタッチ継手50が取り付けられている。また、この接続管47は、冷却ポンプ35を支持板25の下側に支持する円筒部材48の外側に沿って約一周少し隙間を持たせて引き回されて通し孔49に挿通されている。更に、通し孔49の幅寸法は、ワンタッチ継手50の外径寸法よりも小さく形成されている。
【0024】
従って、飲料供給管4と冷却水供給管11とを冷却管10内に配置して、該飲料供給管4と冷却水供給管11の水槽17側端縁部が近接し、しかも各水槽17側端縁部の長さが短くなる構成にしても、飲料供給管4を管継手51Aを介して飲料冷却管26に取り付け後、接続管47のワンタッチ継手50側端縁部を自由に動かして、該ワンタッチ継手50の他端を冷却水供給管11に取付けることができるため、飲料供給管4と冷却水供給管11の飲料供給装置1への取り付け・取り外し作業が容易に行える。また、飲料供給管4と冷却水供給管11の冷却管10からの突出長さにバラツキが発生しても、接続管47を自由に動かしてワンタッチ継手50を介して冷却水供給管11に確実に接続することができるため、飲料供給管4及び冷却水供給管11の組立精度を低くすることが可能となり製造コストの削減化を図ることができる。
また、接続管47は、自重などで下側に下降しても、ワンタッチ継手50が通し孔49の上端部で引っかかるため、水槽17内に落ちるのを防止することができる。また、冷却水供給管11は、飲料供給管4と共に支持板25の上側から取付作業をすることができるため、該飲料供給管4及び冷却水供給管11を各継手50、51Aに更に容易に接続することができる。
また、接続管47は、支持板25の通し孔49に下側から挿通してワンタッチ継手50を端部に接続されて冷却ポンプ35や支持板25等と一体に設けられるため、接続管47の引き回し長さを短くすることができると共に、ユニット化することができて組み立て作業の効率化を図ることができる。
更に、接続管47は、冷却ポンプ35を支持板25の下側に支持する円筒部材48の外側に沿って約一周回されて通し孔49に挿通されるため、接続管47を所定の曲率で配設することができて、該接続管47の折れ曲がり等を防止して、冷却水をスムーズに送出することができる。また、円筒部材48に少し隙間を持たせて巻かれているため、接続管47及びワンタッチ継手50の自由に動かせる長さを長くすることができる。
【0025】
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態では、支持板25に通し孔49を設けたが、通し孔49を穿設すると共に、該通し孔49の内側周縁部から、支持板25の周縁部に達する横L字状や円弧状等の接続管47の直径寸法にほぼ等しい溝幅の切欠溝を形成してもよい。これにより、接続管47の端縁部にワンタッチ継手50を取り付けた状態で、該接続管47を切欠溝内を移動させて通し孔49に挿通することができ、接続管47の取り付け・取り外し作業をよりスムーズに行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1に係る飲料供給装置では、飲料供給管を冷却する冷却手段が、飲料供給管と共に支持部材の上側から取り付けられる場合には、先ず、飲料供給管を飲料冷却管に取り付け後、接続管の接続部材側端縁部を自由に動かして、該接続部材の他端を冷却手段に取付けることができるため、飲料供給管と冷却手段の飲料供給装置への取り付け・取り外し作業を容易に行うことができる飲料供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る飲料供給装置の概略構成を示す一部断面模式図である。
【図2】 図1に示す冷却管のA−A断面図である。
【図3】 本実施形態に係る飲料供給装置の概略側断面図である。
【図4】 本実施形態に係る飲料供給装置の冷却管の水槽側端部における概略構成を示す正面断面図である。
【図5】 本実施形態に係る飲料供給装置の冷却ポンプが支持板に取り付けられた状態を示す平面図である。
【図6】 本実施形態に係る飲料供給装置の冷却ポンプが支持板に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図7】 本実施形態に係る飲料供給装置の飲料供給管と冷却水供給管の装置本体への接続手順を示す図である。
【符号の説明】
1 飲料供給装置
2 飲料タンク
4 飲料供給管
10 冷却管
11 冷却水供給管
12 断熱カバー
16 冷却水
17 水槽
25 支持板
26 飲料冷却管
31 撹拌モータ
35 冷却ポンプ
35A 吐出口
47 接続管
49 通し孔
50 ワンタッチ継手
51A 管継手

Claims (1)

  1. 冷却水を収容する水槽と、前記水槽内に配設されて飲料を冷却する飲料冷却管と、飲料が貯留される貯留容器から前記飲料冷却管の一方の端部に供給するための飲料供給管と、前記水槽内の冷却水の一部を送出する送出手段と、前記送出手段によって冷却水供給管内に送出される冷却水によって前記飲料供給管を冷却する冷却手段とを備えた飲料供給装置において、
    前記送出手段から送出される冷却水を前記冷却水供給管に案内する接続管と、
    前記接続管と前記冷却水供給管とを着脱可能に接続する接続部材と、
    前記水槽の開口部に設けられると共に、前記送出手段を駆動する駆動部材が配置される支持部材と
    を備え、
    前記支持部材は、貫通孔を有し、
    前記接続管は、前記支持部材の下側から前記貫通孔に挿通されると共に、該接続管の端縁部に前記接続部材が取り付けられ、
    前記冷却手段は、
    前記冷却水供給管と前記飲料供給管とが内挿された冷却管で構成され、
    前記飲料供給管が樹脂製であり、
    前記冷却水供給管及び前記冷却管が抗菌剤と防かび剤とを含有した樹脂製であり、
    前記冷却管の外面を覆った断熱カバーを有し、前記断熱カバーは、かびの発生及び増殖を防止する防かび性を有する防かび部材で形成され、
    前記冷却管は、
    前記飲料供給管が水密状態で貫通された前記貯留容器側の閉塞端部と、
    前記貫通孔に向かって配置された前記水槽側の開口端部と、を有し、
    前記冷却水供給管は、
    前記接続部材を介して前記接続管に接続される一端側開口部と、
    前記送出手段によって送出された冷却水が流出する他端側開口部と、を有し、
    前記冷却手段では、
    前記冷却水供給管の他端側開口部が前記冷却管の閉塞端部の付近に延出するまで前記冷却水供給管が前記冷却管内に挿通され、
    前記冷却水供給管の他端側開口部から流出した冷却水が、前記冷却管の内面と前記冷却水供給管の外面との間を前記飲料供給管の外面に接触しながら流通して、前記冷却管の開口端部から前記貫通孔を介して前記水槽に排出されることにより、前記送出手段によって前記冷却水供給管内に送出された冷却水の還路を形成していることを特徴とする飲料供給装置。
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