JP2860352B2 - バルククーラにおける貯乳タンク - Google Patents

バルククーラにおける貯乳タンク

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルククーラにおける
貯乳タンクであって,アイスバンクを冷却に用いたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】バルククーラには,貯乳タンクと冷凍機
との関係により,直接冷却式と間接冷却式がある。間接
冷却式のバルククーラは,図6に示すように,床上に水
平に支持した断熱外殻体1の下部を水槽にし,冷凍機2
の蒸発器3をパイプでジグザグに形成し,これを前記水
槽中に配置してアイスバンク1aを構成し,水槽の片側
上部に貯乳タンク7を取り付けている。そして,冷凍機
2の運転によって蒸発器3の外周に生成される氷4によ
って水槽中の水を冷却し,ポンプ6で冷却水5を汲み上
げ,注水管8,9から貯乳タンク7の側面外周に注いで
水槽に還流させ,貯乳タンク7内の牛乳を冷却するもの
で,アイスバンク式と呼ばれている。図中,52は攪拌
羽根,53はサーモスタット,7aは排乳バルブであ
る。
【0003】一方,直接冷却式のバルククーラは,貯乳
タンク底部(裏側)に蒸発器を直接取り付け,R12も
しくはR22という記号で表わされる冷媒が蒸発器にお
いて気化し冷却する際に体積が膨張するので,直接膨張
式(略して直膨式)と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記直膨式のバルクー
ラは,冷媒が貯乳タンク底部の蒸発器内で気化するの
で,蒸発器の表面温度は常時0℃以下になる。そのため
に,貯乳タンクに牛乳を投入するとき,牛乳が攪拌羽根
の半分以上になった時点で攪拌羽根を回転させないと,
牛乳に氷結を生じ乳質が低下する。また,攪拌羽根を停
止したまま冷凍機を作動させ,空の貯乳タンクに牛乳を
投入した場合は,牛乳が急速に凍結する。これらは装置
の誤操作や誤作動によるものであるが,完全に避けるこ
とができずに牛乳の廃棄という大きな損失につながるも
のであった。
【0005】上述の牛乳凍結に関し,間接冷却式のバル
ククーラは,氷の融解によってアイスバンク内の水を1
℃から3℃に冷却し,この冷却水を貯乳タンクの側面外
周に注いで冷却をするものなので,誤操作や誤作動があ
っても貯乳タンク内の牛乳が凍結しないという長所があ
る。しかし,バルククーラに必要とされる冷却性能を与
えるには,アイスバンクをかなり大きくしなければなら
なかった。また,図6のように,貯乳タンクをアイスバ
ンクの片側上方に設ける関係上,同容量の直膨式のバル
ククーラに比べ,設置面積が大きくなることが欠点とさ
れていた。
【0006】本発明は、アイスバンクを分離した形態で
用いるものであって、バルククーラに必要とされる冷却
能力を備え、凍結の心配がなく牛乳を冷却して保蔵でき
るバルククーラにおける貯乳タンクを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の貯乳タンクにおいては,タンク本体の外壁
の一部を内壁に共用し,前記タンク本体の前面と後面お
よび底面から左右側面にかけて,それぞれ前記タンク本
体に前面と後面の冷却ジャケットおよび胴部冷却ジャケ
ットを連通に固着し,前記タンク本体と各冷却ジャケッ
トの外側を順次断熱材と外板で被覆する。そして,冷凍
機の蒸発器を水槽に収容してなるアイスバンクと前記後
面の冷却ジャケット下部との間に,中間部に循環ポンプ
を介在した冷却水送り管を配設し,さらに前記後面冷却
ジャケットの上部と前記アイスバンクとの間に冷却水戻
り管を配設し,循環ポンプによってアイスバンク内の冷
却水を各冷却ジャケットに循環させてアイスバンクに還
流するようにしたものである。
【0008】前記冷却水送り管は,胴部冷却ジャケット
内の底面中央部に沿って延設し,該延設部に複数の噴水
孔を配設することが,冷却に対し効果的である。また,
前記各冷却ジャケットは,外壁を前記タンク本体に対し
突面に対向する複数の凹状部を千鳥配置に形成し,前記
突面の先端部を前記タンク本体の外面に溶着すること
が,冷却ジャケットの補強ならびに冷却水に攪拌作用を
与えて冷却作用を高めるのに好ましい。さらに,前記胴
部冷却ジャケットは,タンク本体を均一に冷却するため
に,上端部を開放部にした縦仕切り板を内側に固設した
ものにするとよい。
【0009】
【作用】上記のように構成された貯乳タンクは,アイス
バンクを満水にし,冷凍機を運転すると,水槽内の蒸発
器外周に氷を生成する。やがて氷が適当な厚さになり,
氷の融解によって水温が0℃〜3℃になったところで,
循環ポンプを作動すると,循環ポンプはアイスバンク内
の冷却水を冷却水送り管を介しタンク本体の後面冷却ジ
ャケットの下部に送水し,連通に形成されている各冷却
ジャケット内に充満させ,冷却水戻り管を介し後面冷却
ジャケットの上部からアイスバンクに還流させる。この
間において,タンク本体の外壁を内壁に共用している各
冷却ジャケットは,冷却水をタンク本体の外面に直接触
れさせ,タンク本体内の牛乳を冷却する。
【0010】また,前記胴部冷却ジャケット内の底面中
央部に沿って延設し,この延設部に噴水孔を複数に配設
した冷却水送り管は,冷却水を各冷却ジャケットの下部
に送水して上昇させ,タンク本体を一様に冷却する。そ
して,タンク本体に突面に対向する先端部をタンク本体
の外面に溶着し,各冷却ジャケットの外壁に千鳥配置に
形成する複数の凹状部は,冷却水送り管から流出して各
冷却ジャケット内を上昇する冷却水の通路をジグザグ状
にする。このジグザグ通路は,ここを通過する冷却水に
攪拌作用を与え,タンク本体内の牛乳から冷却水への熱
移動を促進し,牛乳の冷却を良好にする。また,各冷却
ジャケットは,凹状部の先端部をタンク本体の外面に溶
着したことによって,タンク本体と一体になってこれを
補強する。
【0011】さらに,胴部冷却ジャケットの内側に上端
部を開放部にして固設した縦仕切り板は,冷却水送り管
を介し供給された冷却水を上端部の開放部に達するまで
は横移動を小さくし,胴部冷却ジャケットがタンク本体
を一様に冷却できるようにする。
【0012】
【実施例】次に,実施例について図面を参照して説明す
る。図1〜図3において,21はステンレス鋼板で円筒
形に形成したタンク本体であり,内径1.49m,長さ
3.08m,容積約5,000lである。アイスバンク
10は,高さ1.5m,幅1.47m,長さ2.15
m,容積約4,740lにステンレス鋼板で上面開口の
水槽11にし,その内部にパイプでジグザグ状にした蒸
発器12を配置し,上面に図示省略の上蓋を備える。水
槽11は,外側を断熱材で厚さ約4cmに囲っている。
蒸発器12は,外径34mm,延長約38mのガス管を
ジグザグに水槽11内に配置し,冷凍機13に接続して
いる。
【0013】冷凍機13は3.75KWの市販品であ
り,内部に図示省略の圧縮機,受液器,凝縮器等を設け
ている。14は冷媒送り管であり,一端を冷凍機13内
の受液器に接続し,他端を膨張弁15を介し蒸発器12
に接続している。16は冷媒戻り管であり,蒸発器12
の終端部と冷凍機13の圧縮機とを接続している。
【0014】20は貯乳タンク,40は前面冷却ジャケ
ット,41は後面冷却ジャケット,42は胴部冷却ジャ
ケットであり,いずれもステンレス鋼板製である。前面
冷却ジャケット40と後面冷却ジャケット41および胴
部冷却ジャケット42は,それぞれタンク本体21の
前,後の鏡板および底部から両側胴部にかけて,タンク
本体21の外壁の一部を内壁に共用し,タンク本体21
の外面にならい外面と適当な空隙間隔を介しそれぞれ外
壁(図5の42a参照)を固着して連通させ,上端面を
上面板43で閉塞する(図3参照)。上述の適当な空隙
間隔は約10mmであり,タンク本体21の外壁の一部
は,各冷却ジャケットの冷却面積を広くするために,高
さ約1.1mまでにしている。
【0015】前述の各冷却ジャケット40〜42は,図
3中の鎖線で囲ったA部を拡大した図5も参照して説明
すると,外壁42aをタンク本体21に対し突面に対向
する複数の凹状部48を千鳥配置に形成し,前記突面の
先端部をタンク本体21の外面に溶着49をしたもので
ある。凹状部48は,外径40mmの半球面で,左右,
上下の配置ピッチが15cm,上下のものを半ピッチず
つ交互に左右にずらし,千鳥配置としたものである。
【0016】また,胴部冷却ジャケット42は,冷却水
の横移動を小さくすることによって,タンク本体21を
一様に冷却できるようにするために,図1,図2および
図4に示すように,上端部を開放部51にした縦仕切板
50を内側に固着して仕切っている。
【0017】44は冷却水送り管であり,始端部をアイ
スバンク10に接続し,中間部に循環ポンプ46を介在
し,終端部を後面冷却ジャケット41の下部に接続し,
冷却水を各冷却ジャケットに下部から供給して上昇させ
るようにしている。47は冷却水戻り管であり,後面冷
却ジャケット41の上部とアイスバンク10との間に配
設をしている。循環ポンプ46は,最大揚程12m,毎
分吐出量が0.16〜0.32m3であり,冷却水をア
イスバンク10から冷却水送り管44を介し各冷却ジャ
ケットに送り,冷却水戻り管47を経てアイスバンク1
0に還流することを繰り返すように設けている。冷却水
送り管44,冷却水戻り管47は,内径45mmの鋼管
である。
【0018】実施例は,バルククーラの前面に操作盤3
4を設けたので(図2参照),冷却水送り管44,冷却
水戻り管47を後面冷却ジャケット41に接続したが,
前面冷却ジャケット40に接続してもよい。要は,冷却
水を,後面冷却ジャケット41から胴部冷却ジャケット
42,前面冷却ジャケット40を経てもう一度後面冷却
ジャケット41に戻してからアイスバンク10に還流さ
せることによって,冷却水の経路を長大にし,冷却効果
を高めるようになっていればよい。
【0019】また,実施例の冷却水送り管44は,胴部
冷却ジャケット42内の底面中央部に延設し,この延設
部に複数の噴水孔45を配設している。噴水孔45は,
図2,図3に示すように,冷却水を胴部冷却ジャケット
42の左右の側に同時に供給するために,冷却水送り管
44の左右側面に複数個を等間隔に設けている。
【0020】貯乳タンク20は,公知のものと同様に,
タンク本体21を発泡ウレタンの断熱材22およびステ
ンレス鋼板の外板23で順次外方に被覆し,上面にタン
ク本体21と連通にマンホール24を設け,攪拌用モー
タ25,サーモスタット26,洗浄スピンナ27を取り
付け,エアー抜き28を設けている。
【0021】攪拌用モータ25の回転軸には,タンク本
体21内で回転する攪拌羽根29を取り付け,マンホー
ル24には,牛乳投入口31,計量尺32を設けた開閉
蓋30を装着している。図2の33は排乳バルブであ
り,鎖線で示した34は,内部の機器を省略している公
知の操作盤である。35は台枠であり,上面両側に適当
数の支柱36を立設し(図3参照),タンク本体21を
支柱36で固定し,脚台37で床面上に水平に載置する
ようになっている。その他,図1において,38は公知
の洗浄ホース,27は洗浄スピンナ,39は洗浄用ポン
プである。
【0022】ところで,現在,我が国におけるバルクク
ーラは,搾乳後,細菌の増殖を抑制するため,冷却性能
が冷却機付バルクミルクタンクに関するISO5708
(国際規格)に適合しなければならないとされている。
この規格の第2節,11に性能が規定されている。それ
によると,牛乳の乳冷却速度は,定格容量の25%,5
0%又は75%の4℃の乳が入っていて,そこにその定
格容量の25%の35℃の乳を添加して1バッチに仕上
げる場合,乳の全部が指定の冷却時間内で4℃まで冷却
されるようになっていなければならないとされている。
【0023】図7は,実施例の貯乳タンク20の冷却速
度試験の結果を示したものである。ISO規格では,水
と牛乳の冷却時間はほとんど同じであるとしているの
で,試験には水を用いた。試験は,室内温度18℃,冷
凍機と循環ポンプを連続運転し,アイスバンクの水温約
0.3℃において,貯乳タンク内に4℃,2500lの
水があるところに,タンク容量5,000lの25%量
(1,250l)の35℃の水を6分間で投入し,攪拌
羽根を作動させ,10分毎に貯乳タンク内の水の温度,
アイスバンクの温度ならびに蒸発器の氷厚を測定したも
のである。表1は,上記規格に示されている牛乳の冷却
時間の規定を転載したものである。
【0024】
【0025】図7の測定結果は,投入後10分で水温が
12.7℃に上昇し,その後順次に温度が低下し30分
後には9.4℃,110分で4.0℃になった。アイス
バンクの温度は,投入20分後に3℃に上昇したが,そ
れ以後は3℃に安定し,110分には2.5℃なった。
また,アイスバンク内の蒸発器外周の氷厚は,当初の4
4mmから次第に薄くなり,アイスバンク内の水温を3
℃に保ち,貯乳タンク内の水を冷却していたことがわか
った。この結果は,表1の分類Iにおけるミルキング全
体について規定している時間,2.5h(150分)以
内で,前記ISO規格に適合するものであった。
【0026】次に,ISO規格では,表1の右欄のよう
に,タンクに2回目のミルキングに相応する乳量を投入
する場合,その乳の全量が指定の冷却時間以内で,10
℃から4℃まで冷却されなければならないとしている。
図8は上述に対応する試験結果である。測定条件は,供
試水量2,000l以外は,図7の場合と同様である。
測定結果は,ミルク(水)温度が投入後30分で4.5
℃に低下し,40分で3.5℃になった。これは,表1
の右欄に示されている分類Iの48分(0.8h)を上
回る性能であった。また,アイスバンクの冷却水温度
は,20分で2℃に上昇したが,それ以降は徐々に低下
し,110分には0.3℃になった。
【0027】以上に説明した図7,図8の冷却速度試験
の結果から,本発明によるバルククーラの貯乳タンク
は,ISO規格に適合する性能を持つものにできること
が明らかになった。
【0028】
【発明の効果】本発明は,以上に説明したように構成し
たので,以下に記載するような効果を奏する。
【0029】タンク本体に前面と後面の冷却ジャケトお
よひ゛胴部冷却ジャケットを,タンク本体の外壁を内壁
に共用して固着し,アイスバンク内の冷却水を冷却水送
り管,循環ポンプおよび冷却水戻り管を介し後面冷却ジ
ャケットの下部から各冷却ジャケットに送水し,後面冷
却ジャケットからアイスバンクに還流するようにしたこ
とにより,冷却水をタンク本体の前面,後面および底部
から両側面にかけての広い面積の外壁に直接触れさせ,
直膨式に劣らない性能で貯乳タンク内の牛乳を冷却する
ことができる。
【0030】そして,アイスバンクを用いたことによ
り,冷却水が0℃以下にはならないので,誤操作や誤作
動による牛乳の凍結を完全に防止し,牛乳を品質良好に
冷温貯蔵することができる。また,アイスバンクを貯乳
タンクと分離した構造にしたことにより,貯乳タンク自
体は直膨式バルククーラのものとほぼ同等の設置面積の
ものになるだけでなく,アイスバンクを建物の適当な箇
所に設けることができるので,従来からアイスバンク式
は設置面積が大きくなるという欠点を解消した貯乳タン
クを提供することができる。
【0031】また,冷却水送り管を胴部冷却ジャケット
内の底部に延設し,この延設部に噴水孔を複数に配設す
ることにより,アイスバンクからポンプで圧送される冷
却水がほとんど同時に各冷却ジャケットの下部に供給さ
れて上昇するようになる。したがって,各冷却ジャケッ
トを貯乳タンク内の牛乳をほぼ一様に冷却するものにで
きる。
【0032】さらに,各冷却ジャケットは,外壁にタン
ク本体に対し突面に対向する複数の凹状部を千鳥配置に
形成し,前記突面の先端部を前記タンク本体の外面に溶
着することにより,各冷却ジャケットの下部に供給され
て上昇する際の冷却水の通路をジグザグにし,この通路
を通過する冷却水に攪拌作用を与え,タンク本体の冷却
を促進することができる。また,凹状部の先端部をタン
ク本体の外面に溶着することにより,各冷却ジャケット
はタンク本体と一体になるので,タンク本体を補強でき
るという効果がある。
【0033】さらに,胴部冷却ジャケットの内側に上端
部を開放部にした縦仕切板を固設することによって,縦
仕切板が前記上端部の開放部に達するまでは冷却水の横
移動を少なくし,胴部冷却ジャケットによるタンク本体
に対する冷却作用を一様にし,冷却効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルククーラの貯乳タンクを一部破断した全体
斜視図である。
【図2】一部を破断した貯乳タンクの左側面図である。
【図3】A−A線矢視の拡大断面図である。
【図4】B−B線矢視の拡大断面図である。
【図5】図3A部の拡大断面図である。
【図6】従来のアイスバンク式バルククーラの一例を示
す縦断面図である。
【図7】本発明貯乳タンクの追装入条件下における冷却
速度試験のグラフである。
【図8】本発明貯乳タンクの単独装入条件下における冷
却速度試験のグラフである。
【符号の説明】 10 アイスバンク 11 水槽 12 蒸発器 13 冷凍機 20 貯乳タンク 21 タンク本体 22 断熱材 23 外板 40 前面冷却ジャケット 41 後面冷却ジャケット 42 胴部冷却ジャケット 42a冷却ジャケット外壁 44 冷却水送り管 45 噴水孔 46 循環ポンプ 47 冷却水戻り管 48 凹状部 50 縦仕切板 51 開放部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体(21)の外壁の一部を内壁
    に共用し,前記タンク本体(21)の前面と後面および
    底面から左右側面にかけて,それぞれ前面冷却ジャケッ
    ト(40)と後面冷却ジャケット(41)および胴部冷
    却ジャケット(42)を連通に固着し,前記タンク本体
    (21)と各冷却ジャケット(40,41,42)の外
    側を断熱材(22)と外板(23)で順次に被覆し,冷
    凍機(13)の蒸発器(12)を水槽(11)に収容し
    てなるアイスバンク(10)と前記後面冷却ジャケット
    (41)の下部との間に,循環ポンプ(46)を中間部
    に介在した冷却水送り管(44)を配設し,前記後面冷
    却ジャケット(41)の上部と前記アイスバンク(1
    0)との間に冷却水戻り管(47)を配設して成るバル
    ククーラにおける貯乳タンク。
  2. 【請求項2】 前記冷却水送り管(44)を前記胴部冷
    却ジャケット(42)内の底面中央部に沿って延設し,
    この延設部に複数の噴水孔(45)を配設した請求項1
    記載のバルククーラにおける貯乳タンク。
  3. 【請求項3】 前記前面,後面および胴部冷却ジャケッ
    ト(40,41,42)の外壁を,前記タンク本体(2
    1)に対し突面に対向する複数の凹状部(48)を千鳥
    配置に形成し,前記突面の先端部を前記タンク本体(2
    1)の外面に溶着したものにした請求項1記載のバルク
    クーラにおける貯乳タンク。
  4. 【請求項4】 前記胴部冷却ジャケット(42)の内側
    に縦仕切板(50)を上部を開放部(51)にして固設
    した請求項1記載のバルククーラにおける貯乳タンク。
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