JP5988423B2 - 操作レバー自動化ユニット - Google Patents

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Description

手動でビールを吐出させるビールサーバー本体に、自動でビールの吐出を行える機能を付加することができる操作レバー自動化ユニットに関する。
従来、操作レバーを握って操作することでビールと泡とを区別して吐出する構造を備えたビールサーバーが広く使用されている。
このようなビールサーバーのビールサーバー本体には、操作レバーを備えたビールコックが取り付けられており、その操作レバーを手動で一方向へ傾斜させることで、ビールコックからビールが吐出される。
また、ビールを吐出させた場合とは逆の方向に操作レバーを傾斜させることで、ビールコックからは泡が吐出される。
これらビール及び泡は、操作レバーが傾斜した状態が保持されている間、連続して吐出され、操作レバーが垂直な状態に戻ると、ビール及び泡の吐出は止まる。
このように、操作レバーの切り替え操作は手動で行われるため、ビールの吐出加減が難しく、熟練者でないと、常に決められた一定量のビールを容器に供給することは困難である。
このようなことから操作レバーを操作する人間の技量に関係なく常に決められた所定量のビールを供給するために、操作レバーの傾斜状態を機械的に制御することができるビールサーバー本体が開発されている(特許文献1参照)。
このビールサーバー本体に設けられた駆動装置は、操作レバーを把持する把持部を備え、その把持部を動かして、操作レバーを傾斜させることにより、ビールコックからビールを吐出させる。
このとき、把持部の動きは駆動装置に搭載されたコンピュータによって制御されているので、上記ビールサーバー本体は操作する人間の技量に関係なく常に同じ量のビールを容器に供給することができる。
特開2006−16086公報 特開2009−12783公報
ところで、現在、手動用として製造されたビールサーバー本体が、飲食店で数多く使用されている。
しかし、ビールコックの操作を手動でしか使えない構造となっているため、その既存のビールサーバーにおいてビールコックの操作を自動化することは不可能である。
そのため既存のビールサーバー本体を利用して、比較的、簡単に自動化できるものが望まれていた。
このような理由から、手動のビールサーバー本体を簡単に自動化することができる操作レバー自動化ユニットが開発された(特許文献2参照)。
これは操作レバー自動化ユニットを既存のビールサーバー本体に取り付けて自動化できるもので極めて有用である。
ところが、主流の仕様を有するビールサーバー本体に対しては、この操作レバー自動化ユニットを取り付けることができるが、中にはできないものもある。
何故なら、既存のビールサーバー本体においてはシャンクや押さえスリーブ等の仕様は、主流のもの以外にも、種々のものがあり、常に、シャンクや押さえスリーブが操作レバー自動化ユニットに形成された取り付け孔に正確に嵌り込むことができるものではないからである。
本発明は以上の課題を解決すべく開発されたものである。
すなわち、既存の手動のビールサーバー本体の仕様に影響されず操作レバー自動化ユニットを簡単に取り付けて自動化することができる操作レバー自動化ユニットを提供することを目的とする。
本発明者は、以上のような課題背景をもとに鋭意研究を重ねた結果、意外にも操作レバー自動化ユニットの取り付け孔をいわゆるバカ孔にすることで、汎用性が確保できることを見出し、その知見に基づいて本発明を完成させたものである。
即ち本発明は、(1)、ビールサーバー本体にシャンク、袋ナット、及び押さえスリーブを使って取り付けられたビールコックの操作レバーを自動的に操作することができ且つビールサーバー本体に取り付け可能となっている操作レバー自動化ユニットであって、ユニット基板を有し、該ユニット基板には、ビールサーバー本体に取り付けるための通過拡大孔が形成されており、通過拡大孔は、前記シャンク、袋ナット、及び押さえスリーブが通過できる(十分な大きさの)径を有し、ユニット基板が直接、ビールサーバー本体壁部に取り付け可能となっている操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(2)、前記通過拡大孔の周囲に間隔を開けて複数個の通孔が設けられ、該通孔を介してユニット基板がビールサーバー本体壁部に固着具により固定可能となっている上記(1)記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(3)、前記ユニット基板には上下に移動可能な駆動部、容器を載置する載置台及び該載置台を傾斜させる第2駆動機構が設けられ、駆動部には操作レバーを動かす把持部、該把持部を水平移動させる第1駆動機構及び少なくとも第1駆動機構を制御する制御部が設けられている上記(1)記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(4)、前記固着具がボルトである上記()記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(5)、前記制御部が視認容易なタッチパネル機能を有する表示画面を備える上記()記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(6)、前記表示画面には、ビールの吐出量と対応するような図形が表示される上記()記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
即ち、本発明は、(7)、前記表示画面には容器にビールが注入されるアニメーション図と、容器に泡が注がれるアニメーション図とが区別して表示されるものである上記()記載の操作レバー自動化ユニットに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記の発明を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の操作レバー自動化ユニットは、ビールサーバー本体に設けられたビールコックの操作レバーを自動的に操作することができるものである。
また、操作レバー自動化ユニットのユニット基板には、ビールサーバー本体に取り付けるための通過拡大孔が形成されており、通過拡大孔は、前記シャンク、袋ナット、及び押さえスリーブを通過できるに十分な大きさの径を有し、ユニット基板が直接、ビールサーバー本体壁部に取り付け可能となっているので、既存のビールサーバー本体の仕様に関係なく操作レバー自動化ユニットを簡単にしかも汎用的に手動から自動へと変えることができる。
ユニット基板の通過拡大孔の周囲に間隔を開けて複数個の通孔が設けられ、該通孔を介してユニット基板がビールサーバー本体壁部に固着具により固定可能となっていることにより、使用を繰り返しても、操作レバー自動化ユニットが回動したり、ガタ付いたりするような問題が全く生じない。
従来のように通過拡大孔に回り止めのためのキー溝を設ける必要がなく、孔加工だけで済む利点があり、しかもバカ孔を設けるだけですむため加工精度はさほど要求されない。
さらに、本発明の操作レバー自動化ユニットが、ビールコックから吐出されたビールの吐出量を視認可能に表示する表示画面を備えると、ビールの吐出量を一見して確認することができるため、ビールサーバー本体の使用者は本来吐出されるべき量のビールが確実に吐出されているか否かを常に確認することができる。
使用者はビールの吐出量を常に確認することにより、ビールサーバー本体の故障や異常に迅速に気付くことができる。
そして、ビールの吐出量が視認可能に表示されるものが、ビールの吐出量と対応するような図形であると、使用者は直感的にビールの吐出量を把握することができる。
表示画面に表示される図形がビールと泡とを区別して表示するものであると、使用者は泡の量も含めたビールの吐出量を視認することができる。
図1は本実施形態の操作レバー自動化ユニットがビールサーバー本体Bに取り付けられた状態を示す外観図である。 図2は操作レバー自動化ユニットのビールサーバー本体に取り付けられた状態の取り付け部分の断面を示す断面図である。 図3は既存のビールサーバー本体を示す外観図である。 図4は既存のビールサーバー本体からビールコックを取り外した状態の取り付け部を示す断面図である。 図5は、既存のビールサーバー本体からビールコックを取り外した状態を示す外観図である。 図6は、操作レバー自動化ユニットのユニット基板を、ビールサーバー本体壁部の表面に当接させた状態を示す断面図である。 図7は、操作レバー自動化ユニットのユニット基板を、ビールサーバー本体壁部の表面に当接させた状態を示すその外観図である。 図8は、操作レバー自動化ユニットのユニット基板をビールサーバー本体壁部に固着具で固定した状態を示す断面図である。 図9は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの正面図である。 図10は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの側面図である。 図11は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの上面の部分断面図である。 図12はビール供給時に表示画面に映し出されるアニメーション図を模式的に示す説明図である。 図13は載置台を構成する枠体の正面図及び側面図である。 図14は載置台を構成する揺動板の正面図及び側面図である。 図15は載置台を構成する第2駆動機構の正面図及び側面図である。 図16は表示画面に映し出される別の画面モードの一例を示す説明図である。
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。
本発明の操作レバー自動化ユニットAはビールサーバー本体Bとは独立した別体品であるが、一旦、手動のビールサーバー本体Bに取り付けることにより、それを自動化することができるものである。
この操作レバー自動化ユニット自体は、手動のビールサーバー本体Bの前面に簡単に取り付けられる。
図1は、本実施形態の操作レバー自動化ユニットAがビールサーバー本体Bに取り付けられた状態を示す外観図であり、図2は、操作レバー自動化ユニットAがビールサーバー本体Bに取り付けられた状態の取り付け部分の断面を示す。
具体的にいうと、操作レバー自動化ユニットAに、詳しくは、操作レバー自動化ユニットAの一部品であるユニット基板B1に、通過拡大孔Hが設けられており、この通過拡大孔Hを介して操作レバー自動化ユニットAはビールサーバー本体Bに取り付け固定される。
また、更に、通過拡大孔Hの周囲には、間隔を開けて複数個(ここでは4個)の通孔H1が形成されている。
この通孔H1は、操作レバー自動化ユニットAを固定するための、ネジN等の固着具の挿通のための孔である。
通過拡大孔Hは、ビールサーバー本体Bに組み込まれているシャンク2や押さえスリーブ4を通過させることができる十分な大きさとなっている。
換言すれば、通過拡大孔Hの径は、このシャンク2や押さえスリーブ4の外径より、大きく形成されている。
通常、これらの部品のうち、押さえスリーブ4が一番大きい外径を備えるので、通過拡大孔Hは、この最大径の押さえスリーブ4より大きい径を有することとなる。
取り付け構造について更にいうと、図2に示すように、ビールコック1は、シャンク2、袋ナット3、押さえスリーブ4、座金6,ナット7等を使ってビールサーバー本体壁部5に取り付けられており、押さえスリーブ4とナット7とでの間でビールサーバー本体壁部5が締め込まれている。
尚、シャンク2はビールサーバー本体壁部5に嵌め込み固定された受けスリーブ51に挿入されナット7で固定されている。
一旦、操作レバー自動化ユニットAが、既存の手動のビールサーバー本体Bに取り付けられると、ビールサーバー本体Bのビールコック1に設けられた操作レバー1Aの傾動操作は、操作レバー自動化ユニットAによって自動的に行われるようになる。
従って、このように本実施形態の操作レバー自動化ユニットAがビールサーバー本体Bに取り付けられた場合、操作レバー1Aの傾動が操作レバー自動化ユニットAによって自動的に行われことになるので、ビールサーバー本体Bの使用者の技量によらず、常に定量のビール及び定量の泡を容器(ジョッキ)に供給することができる。
しかも操作レバー自動化ユニットAは、既存の手動用のビールサーバー本体Bの仕様にかかわらずセットできる特徴を有し、汎用的であり有用性が高い。
次に操作レバー自動化ユニットAのビールサーバー本体Bへの取り付け(手順)について述べる。
図4は、既存のビールサーバー本体B(図3)からビールコック1を取り外した状態の取り付け部を示す断面図である。
図5は、既存のビールサーバー本体からビールコック1を取り外した状態を示す外観図である。
まず、袋ナット3の螺合を解いて、ビールコック1のみをシャンク2から取り外すと、シャンク2の先は袋ナット3と共にビールサーバー本体壁部5から突出している状態となる。
次に、ビールサーバー本体1に操作レバー自動化ユニットAを取り付けることとなる。
本発明においては、先述したように、操作レバー自動化ユニットAのユニット基板B1に形成されている通過拡大孔Hは、既存のビールサーバー本体Bが備えているシャンク2、袋ナット3、押さえスリーブ4を通過させるだけの十分な大きさを有する。
従って、図4の状態から、ユニット基板B1を、一挙にシャンク2、袋ナット3、押さえスリーブ4を通過させて、ビールサーバー本体壁部5の表面に当接させることができる。
図6は、操作レバー自動化ユニットAのユニット基板B1を、ビールサーバー本体壁部5の表面に当接させた状態を示す断面図であり、また図7は、その外観図である。
当接させた後は、ユニット基板B1を複数個(図では4個)の通孔H1を介してネジN等の固着具を使ってビールサーバー本体壁部5に固定する。
図8は、操作レバー自動化ユニットAのユニット基板B1をビールサーバー本体壁部5に固着具で固定した状態を示す断面図である。
固着具がネジNの場合は、ビールサーバー本体壁部5にネジ込んで固定することとなる。
次に、ビールサーバー本体壁部5に突出した状態のシャンク2に対して、袋ナット3を締め込みビールコック1を取り付ける(図2参照)。
以上のように、本発明においては、「既存のビールサーバー本体13からビールコック1のみを取り外す」→「ユニット基板B1をビールサーバー本体壁部5の表面に当接させる」→「ユニット基板B1をビールサーバー本体壁部5に固定する」→「ビールコック1を取り付ける」の操作により操作レバー自動化ユニットが既存のビールサーバー本体に簡単に且つ速やかに取り付けられるのである。
因みに、従来であれば、わざわざ、ビールコック1、シャンク2、袋ナット3、押さえスリーブ4、更に、ビールサーバー本体壁部5の裏側にある座金6、ナット7等も含めてその全部品を取り外し、その後、押さえスリーブ4でユニット基板B1をビールサーバー本体壁部5に押し付けるようにして、固定しなければならなかった。
本発明は、ビールコック1のみを取り外せばよく、シャンク2、袋ナット3、押さえスリーブ4、ビールサーバー本体壁部5の裏側にある座金6、ナット7等を取り外す必要は全くない。
ところで操作レバー自動化ユニットAの全面上部には、操作レバー1Aを傾動させるための駆動部B2が取り付けられている。
そのため、操作レバー自動化ユニットAは装置全体としての重量バランスが悪く、回動し易くなっている。
このようなことから、従来は、取り付け孔には、ユニット基板B1の回り止めのためのキー溝が形成されていた。
キー溝は一点止めなので、使用するうちに、ユニット基板に回動する力が繰り返し加わると甘くなってガタがくることがある。
しかし、本発明は、先述したように、通過拡大孔から離れた位置の数点で固定するのでこのような問題は全く生じない。
また、従来と違って本発明では通過拡大孔Hに更にキー溝を形成加工する必要がなく、ユニット基板にいわゆるバカ孔を設けるだけですむため加工が極めて簡単である。
次に、操作レバー自動化ユニットAを構成する各部分について説明する。
図9は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの正面図である。
図10は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの側面図である。
図11は本実施形態の操作レバー自動化ユニットの上面の部分断面図である。
図9に示すように、本実施形態の操作レバー自動化ユニットAは、ベースとなるユニット基板B1を備えており、このユニット基板B1の全面上部には駆動部B2が上下移動可能に取り付けられている。
駆動部B2には、ビールコック1の操作レバー1Aを切り替えるためにそれを拘束して傾動させる把持部10と、該把持部10を移動させる第1駆動機構と、少なくとも該第1駆動機構を制御するための制御部13(制御部13は後述する第2駆動機構も制御することができる)を備えている。
一方、ユニット基板B1の全面下部(駆動部B2の下方)には、ビールを入れる容器を載置するための載置台B3が設けられている。
制御部13は図示しない制御基板を備えており、後述するような第1駆動機構の制御を行う。
制御部13には外部から容易に視認できるような表示画面13Aが備わっており、この表示画面13Aは、タッチパネル機能を有し、複数の画面をドリブン表示することができる。
例えば、図9のようなモードの画面では、6個のボタン13Bが表示されており、小自動のボタン(詳しくはボタンの絵)がタッチされると、操作レバー自動化ユニットAは小容器に対応した量のビールを吐出させ、また大自動のボタン(詳しくはボタンの絵)がタッチされると、大容器に対応した量のビールを吐出させる。
駆動部B2は先述したようにユニット基板B1上を上下移動することができるが、そのためにユニット基板B1に形成されたレール部B12の上を摺動する左右一対の案内部17や、駆動部B2の位置を固定するためのラッチボルト18を備える。
案内部17はコの字状に形成され、各々の開口部を対向させた状態で、駆動部B2の左右それぞれの側壁面の内側に設けられる。
ラッチボルト18は、駆動部B2の後壁面に形成された孔から、弾圧的に突出自在となるように、駆動部B2の内部に配設される。ラッチボルト18には摘み部が設けられており、その摘み部を手で把持し、移動させることで、ラッチボルト18を本体部の中に嵌め込むことができる。
一方、板状のユニット基板B1は後方に折れ曲がっており、段部がユニット基板B1に形成されている。そのため駆動部B2は、段部に接地して下方への移動が阻止されている。
駆動部B2が段部に接地された状態では、操作レバー1Aが後述する把持部10の把持孔10Aに挿通された位置となる。
ユニット基板B1の長手方向の両側の縁はコの字状に屈曲し、案内部17に嵌り込むためのレール部B12が形成されている。
レール部B12と案内部17とが嵌まり合うことで、駆動部B2は案内部17を介してユニット基板B1のレール部B12をガタ付くことなく上下方向に摺動する。
ユニット基板B1にはラッチボルト18が嵌り込むための図示しない嵌合孔が複数個、上下に並んで形成されており、該嵌合孔を選んでラッチボルト18を嵌め入れることで、駆動部B2を任意の上下位置で固定させることができる。
すなわち、本実施形態の操作レバー自動化ユニットAは、駆動部B2の上下の位置を変えることができるので、大きさが異なる様々な操作レバー1Aに対して柔軟に対応することができる。
なお、少なくとも操作レバー1Aが把持部10の拘束から脱した位置に対応するように嵌合孔が設けられている。
把持部10は底面に操作レバー1Aを受け入れて且つ拘束するための把持孔10Aを備えており、水平方向に移動可能となっている。
把持孔10Aの内径が操作レバー1Aの外径よりも若干大きいため、操作レバー1Aは把持孔10Aに挿通されると(すなわち把持孔10Aが操作レバー1Aを受け入れることにより)、把持部10に拘束された状態となる。
ここで駆動部B2を上方に移動させ操作レバー1Aを把持孔10Aから離脱させることにより、操作レバー1Aが把持部10の拘束から脱した状態となって手動用となる。
把持部10が操作レバー1Aを拘束したまま水平移動すると、操作レバー1Aは傾動する。
一方、第1駆動機構は把持部10を水平方向に移動させるためのもので、モーターM1と、該モーターM1により回転するピニオン12と、該ピニオン12と噛み合って水平移動するラック11とを備える。これらは当然駆動部B2に取り付けられている。
ラック11は把持部10に取り付けられているので、把持部10はラック11と一体となって水平方向に動く。
第1駆動機構は以上のように構成されているので、モーターM1の駆動によりピニオン12が回転するとラック11が水平移動する。
そして、ラック11と一体になって把持部10も水平移動を行う。把持部10が水平移動すると、操作レバー1Aは把持部10によって拘束されている状態なので傾動する。
制御部13は、第1駆動機構のモーターM1、及び後述する載置台B3を動かす第2駆動機構の動きを制御する。
制御部13にはモーターM1及び第2駆動機構の具体的な駆動方法を制御する制御プログラムが複数種類入力されている。
制御部13の表示画面13Aに表示されたボタン13B(タッチパネル)が押されると、そのボタン13Bに対応する制御プログラムが作動する。
ところで、制御プログラムにより設定される事項の一つに、操作レバー1Aを傾斜させた状態を保持する時間がある。これが変更されることによりビールコック1から吐出されるビールの量が変化する。
本実施形態の制御部13は大ジョッキ用の制御プログラム及び小ジョッキ用の制御プログラムが入力されており、これらの制御プログラムにより把持部10が操作レバー1Aを傾斜させる時間がコントロールされている。
なお、制御プログラムの内容(例えば、把持部10が操作レバー1Aを傾斜させる時間)は表示画面13Aを操作することにより変更が可能である。
制御部13の表示画面13Aはモードの切り替えによりビールコック1から吐出されたビールの量を視認可能に表示することもできる。
ビールの量を視認可能にするために表示されるものは特に限定されるものではなく、例えば、吐出量を示す数字、吐出量に応じて面積が増加する円グラフ、吐出量に応じて伸長する棒グラフ等が採用可能である。
本実施形態の表示画面13Aには一回の操作で吐出されるビールの量を表示する表示モードがある。
具体的には、ボタン13Bが押されると図12(a)に示すように、表示画面13Aに空の容器、すなわちビールジョッキの絵が表示される。
そして容器へビールの供給が開始されると、図12(b)に示すように、表示画面13Aに空のビールジョッキにビールが供給されるアニメーション図が表示される。
このとき、表示画面13Aに表示されるビールの水面の推移は、実際のビールの水面の推移と、完全に同期させることができる。
そのため、実際の容器を見ていなくても、表示画面13Aに表示される画像さえ見れば容器に注入されたビールの量を確認することができる。
本実施形態の表示画面13Aは、泡が注がれるアニメーション図を、ビールが空のビールジョッキに供給されるアニメーション図が表示された後に、続けて表示する機能も備えている(図12(c)参照)。
その結果、表示画面13Aに表示される絵は、現実に容器にビールが供給される状態を極めてよく現したものとなる。
図13は載置台を構成する枠体の正面図及び側面図である。
図14は載置台を構成する揺動板の正面図及び側面図である。
図15は載置台を構成する第2駆動機構の正面図及び側面図である。
ビールジョッキ等の容器を載せるための載置台B3は、図13、図14に示すように、ユニット基板B1の下方に取り付けられる枠体14と、該枠体14に回動可能に取り付けられる揺動板15とを備えている。
揺動板15には容器を載置するための2つの底板15A、15Bが上下2段に取り付けられており、上側の底板15Aは小容器を載置するためのもので、不必要な場合は、上方に回動して畳み込み揺動板15に沿わせて仮固定しておくことができる。
このように上下2段の底板15A、15Bにより、大容器(大ジョッキ)、小容器(小ジョッキ)に対応させることができ便利である。
枠体14には支持軸14Aが横架されており、この支持軸14Aに揺動板15のフック部15Cを掛合させることで、揺動板15は支持軸14Aを起点として前後方向に揺動可能に取り付けられる。
揺動板15を揺動させるのは、ユニット基板B1に取り付けられた第2駆動機構が備える押圧棒16を使う。
上述したように、揺動板15は枠体14に単純な機構で取り付けられているので、単に、フック部15Cを外すことにより支持軸14Aから取り外すことができ、作業は極めて簡単である。
そのため、こぼれたビールが付着して汚れ易い揺動板15を容易に洗浄することができ清潔が保たれる。
また揺動板15は前後に揺動するので操作レバー自動化ユニットAを既存のビールサーバー本体に取り付ける際、支障となるが、このように揺動板15は簡単に取り外せるので、一旦、取り外しておいて、操作レバー自動化ユニットAをビールサーバー本体Bに取り付けた後、再度、揺動板15を取り付ければよい。
枠体14に押圧棒16が通過する切り欠き14Bが形成されているので、ここから押圧棒16を突出させ揺動板15の背面を押すことで揺動板15は前方に揺動する。すなわち揺動板15は傾斜することとなる。
押圧棒16を駆動させる第2駆動機構は制御部13にて制御される。
なお、底板15A、15Bは揺動板15に形成されているスリットTを介して固定具(止めボルト等)により固定されているので、その上下位置が調整可能である。
次に、操作レバー自動化ユニットが取り付けられたビールサーバー本体Bの作動について述べる。
制御部13の表示画面13Aに表示されたボタン13Bの一つがタッチされると、制御部13に入力されている複数の制御プログラムの中から押されたボタン13Bに対応する制御プログラムが選択されて作動し、モーターM1及び第2駆動機構を駆動させる。
このとき、制御部13はモーターM1よりも第2駆動機構を先に駆動させる。駆動を始めた第2駆動機構は、押圧棒16を揺動板15に押し付けて揺動板15を前方に傾斜させ、揺動板15に置かれた容器を所定の角度まで傾ける。
揺動板15が所定の角度まで傾けられると、制御部13は第2駆動機構の駆動を一旦停止させる。
制御部13は次にモーターM1を駆動させ、ピニオン12を回転させ、ラック11を水平移動させ、ラック11と一体となった把持部10を前方に水平移動させる。これにより、操作レバー1Aが傾動し、ビールコック1からビールが吐出される。
このとき、ビールが傾いた状態の容器へ供給されるので、ビールは容器の内壁に斜めに当たることになり、容器に衝突した際の力が弱まり(分力が働く)、容器内に泡が発生しにくい。
そして、ビールの水面が容器の口部の近傍に達すると、制御部13は第2駆動機構を始めに駆動させたときとは逆向きに駆動させる。
すなわち、第2駆動機構は押圧棒16を枠体14の内方に少し引き戻し、揺動板15の傾斜度合いを緩めて小さくする。これでビールが容器から溢れるのが防止される。
次に、制御部13はモーターM1をビールを吐出させたときとは逆向きに駆動させて、把持部10を後方に水平移動させ、操作レバー1Aを逆方向に傾動させて切替えを行う。
操作レバー1Aが切り替えられると、ビールの吐出が停止し、押圧棒16が更に引き戻され、揺動板15が元の垂直な状態になる。
揺動板15が元の状態に戻った後、制御部13はモーターM1をさらに逆向きに回転させて、操作レバー1Aを傾斜させ、ビールコック1から泡を吐出させる。
所定量の泡が吐出された後、把持部10を移動させて操作レバー1Aを垂直な状態に戻し、泡の吐出を停止させる。
以上の一連の操作は、制御部13がモーターM1、第2駆動機構の動きを制御することで容易に行われる。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施の形態に限定されることなく種々の変形例が可能である。
例えば表示画面13Aに、図16(a)に示すような、その日に供給されたビールの杯数を確認することができる販売数確認画面や、図16(b)に示すような、小自動ボタンが押されたときに吐出されるビールの量及び大自動ボタンが押されたときに吐出されるビールの量を変更するための設定量変更画面を表示させると売り上げ管理が便利になる。
本発明の操作レバー自動化ユニットは、そのユニット基板を既存の手動のビールサーバー本体簡単に取り付けて自動化することができるものである。既存の手動のビールサーバー本体の仕様に影響されず、種々のビールサーバー本体に取り付けることができ、極めて有用である。
ビールコック・・・1
操作レバー・・・1A
シャンク・・・2
袋ナット・・・3
押さえスリーブ・・・4
ビールサーバー本体壁部・・・5
受けスリーブ・・・51
座金・・・6
ナット・・・7
キー・・・8
把持部・・・10
把持孔・・・10A
ラック・・・11
ピニオン・・・12
制御部・・・13
表示画面・・・13A
ボタン・・・13B
枠体・・・14
支持軸・・・14A
揺動板・・・15
底板・・・15A、15B
フック部・・・15C
押圧棒・・・16
案内部・・・17
ラッチボルト・・・18
操作レバー自動化ユニット・・・A
ビールサーバー本体・・・B
ユニット基板・・・B1
レール部・・・B12
駆動部・・・B2
載置台・・・B3
通過拡大孔・・・H
通孔・・・H1
モーター・・・M1
ネジ(固着具)・・・N
回り止め溝・・・S
スリット・・・T

Claims (7)

  1. ビールサーバー本体にシャンク、袋ナット、及び押さえスリーブを使って取り付けられたビールコックの操作レバーを自動的に操作することができ且つビールサーバー本体に取り付け可能となっている操作レバー自動化ユニットであって、ユニット基板を有し、該ユニット基板には、ビールサーバー本体に取り付けるための通過拡大孔が形成されており、通過拡大孔は、前記シャンク、袋ナット、及び押さえスリーブが通過できる(十分な大きさの)径を有し、ユニット基板が直接、ビールサーバー本体壁部に取り付け可能となっていることを特徴とする操作レバー自動化ユニット。
  2. 前記通過拡大孔の周囲に間隔を開けて複数個の通孔が設けられ、該通孔を介してユニット基板がビールサーバー本体壁部に固着具により固定可能となっていることを特徴とする請求項1記載の操作レバー自動化ユニット。
  3. 前記ユニット基板には上下に移動可能な駆動部、容器を載置する載置台及び該載置台を傾斜させる第2駆動機構が設けられ、駆動部には操作レバーを動かす把持部、該把持部を水平移動させる第1駆動機構及び少なくとも第1駆動機構を制御する制御部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の操作レバー自動化ユニット。
  4. 前記固着具がボルトであることを特徴とする請求項記載の操作レバー自動化ユニット。
  5. 前記制御部が視認容易なタッチパネル機能を有する表示画面を備えることを特徴とする請求項記載の操作レバー自動化ユニット。
  6. 前記表示画面には、ビールの吐出量と対応するような図形が表示されることを特徴とする請求項記載の操作レバー自動化ユニット。
  7. 前記表示画面には容器にビールが注入されるアニメーション図と、容器に泡が注がれるアニメーション図とが区別して表示されるものであることを特徴とする請求項記載の操作レバー自動化ユニット。
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