JP6643074B2 - ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、ディスペンサに関し、更に詳しくは、飲料水を、容器を傾斜させた状態で、該容器に注入するためのディスペンサに関する。
液体を高精度で定量供給する、いわゆるディスペンサが知られている。
ところで、飲料水がビール等の炭酸飲料である場合、ディスペンサから直立した容器にビールを注入すると、ビールが容器やビールの液面に衝突し、その衝撃により、ビールの滴が飛び散ると共に、炭酸ガスが泡となって大量に発生するという問題がある。
これに対し、容器を傾斜させ、当該容器の壁面に沿って飲料を注入するディスペンサが開発されている。
例えば、ディスペンサ本体に配設された注出コックの下方に傾動可能に配設され、容器が載置される載置手段と、この載置手段を傾動させる傾動装置とを備え、飲料の注出に際して傾動装置により載置手段と共に容器を傾斜させる飲料ディスペンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる飲料ディスペンサにおいては、傾動装置を覆うカバー体がディスペンサ本体に取り付けられており、また、傾動装置の作動時には作動板材が前方へ突出し、非作動時には作動板材の全体が凹部に収納されるようになっている。
特許第3662798号公報
しかしながら、特許文献1記載の飲料ディスペンサにおいては、凹部が設けられているため、ビールを容器に注入する際に、容器から溢れたビールの垂れや飛び散ったビールの滴等が、該凹部に付着し、そこに収納される作動板材を汚染させるという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴により駆動機構が汚染することを極力防止することができるディスペンサを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、駆動機構をスタンド部の後方に配置した構成とし、スタンド部及びスタンド部の前面に取り付けられた取付部に設けられた逃がし穴を挿通した駆動機構の先端に作動板を取り付けることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却する冷却部と、容器を傾斜させた状態で、飲料水を該容器に注入するための注出部とからなるディスペンサにおいて、注出部が、飲料水を注出する注出ノズルと、注出ノズルが取り付けられたスタンド部と、スタンド部の前面に取り付けられた取付部と、該取付部に設けられた引掛け軸部に枢着された作動板と、引掛け軸部を中心に回動可能となるように、該引掛け軸部に上端が引掛けられた容器置台と、を備え、容器置台が、取付部に対して着脱自在となっており、取付部 が、スタンド部に対して着脱自在となっており、スタンド部の後方に駆動機構が配置されており、駆動機構が、モーターと、該モーターにより駆動するリンク機構と、からなり、 リンク機構が、モーターに連動する回動部と、一端が該回動部に枢着された第1リンクと 、一端が該第1リンクの他端に枢着された第2リンクと、該第2リンクの他端に設けられ た作動板と、からなり、第1リンクが中間の位置で後方に屈曲した側面視V字構造となっ ており、第2リンクが、スタンド部及び取付部に設けられた逃がし穴を挿通しており、作動板が、取付部と容器置台との間に位置しており、駆動機構の駆動に基づいて、作動板を介して、容器置台が回動可能となっており、作動板の面方向が、第2リンクの長手方向に 対して斜交し、且つ、作動板の面方向と第2リンクの長手方向とのなす角度が、駆動中に おいて一定となっているディスペンサに存する。
本発明は、()第2リンクが縦長の平板状であり、逃がし穴の形状が縦長であり、該逃がし穴のサイズが、少なくとも第2リンクが挿通可能な大きさであり、且つ、面積が3cm以下である上記(1)記載のディスペンサに存する。
本発明は、()容器置台が、平板状の背面部と、背面部の下端に設けられた下置台と、背面部の中腹に設けられた上置台とからなり、下置台及び上置台が配置される容器を支持するためのものであり、背面部の上端には引掛け部が設けられ、背面部には作動板が接している上記(1)又は(2)に記載のディスペンサに存する。
本発明は、(4)冷却部が、冷却槽と、冷却槽の一部分を凍らせるための冷凍装置とを 有し、駆動装置が、スタンド部と、冷却部との間に配置されている上記(1)〜(3)の いずれか1つに記載のディスペンサに存する。
本発明は、(5)回動部の回動上限及び回動下限を制限するための一対のボルトが設け られている上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載のディスペンサに存する。
本発明は、(6)スタンド部の上には、駆動機構に対して、駆動指令を出すための、操作パネルが取り付けられており、操作パネルには制御部が接続されており、制御部には、 駆動機構を駆動させる駆動情報が格納されており、操作パネルには、トラブルへの対応方 法を説明するヘルプ情報と、故障個所を連絡するサポート情報とが格納されている上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載のディスペンサ に存する
本発明のディスペンサにおいては、容器を傾斜させた状態で、飲料水を容器に沿って当該容器に注入することができるため、飲料水が飛び散ることを極力抑制することができる。
また、飲料水が、ビール等の炭酸飲料である場合は、ビール中の炭酸ガスが泡となって大量に発生することを防止することができる。
本発明のディスペンサにおいては、駆動機構をスタンド部の後方に配置した構成とすることにより、ディスペンサ100自体をコンパクトにすることができる。
本発明のディスペンサにおいては、スタンド部及び取付部に設けられた逃がし穴を挿通した駆動機構の先端に作動板が取り付けられているので、飲料水を容器に注入する際に、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴等が逃がし穴からスタンド部の後方に侵入することを極力抑制することができる。これにより、スタンド部の後方に配置される駆動機構の汚染を防止することができる。
本発明のディスペンサにおいては、駆動機構が、モーターと、該モーターにより駆動するリンク機構と、からなり、作動板がスタンド部及び取付部に設けられた逃がし穴を挿通したリンク機構の先端に取り付けられている場合、当該リンク機構の構造を調整することにより、作動板と容器置台とを一体に回動させることが可能となる。
また、このとき、スタンド部及び取付部の逃がし穴におけるリンク機構の上下移動を小さくすることにより、逃がし穴のサイズも極力小さくすることができる。
本発明のディスペンサにおいては、リンク機構が、回動部と、上述した第1リンク及び第2リンクと、作動板と、からなり、作動板の面方向が、第2リンクの長手方向に対して斜交している構造である場合、第2リンクを円弧運動させることにより、比較的簡単に、作動板と容器置台とを一体に回動させることができ、且つ、逃がし穴における第2リンクの上下移動を極力小さくすることができる。
このとき、第2リンクが縦長の平板状である場合、容器置台を押し上げる力を十分に発揮できる。
また、逃がし穴の形状を少なくとも第2リンクが挿通可能な縦長とし、且つ、逃がし穴の面積を3cm以下とした場合、逃がし穴が第2リンクの動きを阻害することなく、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴等が逃がし穴に侵入することをより一層防止することができる。
本発明のディスペンサにおいては、容器置台が、背面部と、下置台と、上置台とからなる場合、構造がシンプルでありながら、下置台又は上置台を利用することで、異なるサイズの容器であっても支持することができる。
また、背面部の上端には引掛け部が設けられているので、当該引掛け部を、取付部に設けられた引掛け軸部に引掛けることにより、容器置台を取付部に簡単に取り付けることができ、逆の操作で簡単に取り外すこともできる。
本発明のディスペンサにおいては、スタンド部の上に、駆動機構に対して、駆動指令を出すための、操作パネルが取り付けられている場合、操作パネルを操作することにより、簡単に、駆動機構を駆動させることができる。
具体的には、操作パネルに制御部が接続されており、当該制御部に、駆動機構を駆動させる駆動情報が格納されている場合、当該駆動情報に基づいて、駆動機構を簡単に駆動させることができる。
本発明のディスペンサにおいては、操作パネルにヘルプ情報が格納されている場合、ヘルプ情報に基づいて、トラブルへの対応方法を知ることができ、また、トラブルの要因を簡単に見つけることができる。
さらに、操作パネルにサポート情報が格納されている場合、サポート情報に基づいて、故障個所を簡単にメンテナンスすることができる。
図1は、本発明に係るディスペンサの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すディスペンサの正面図である。 図3は、図1に示すディスペンサの側面図である。 図4は、本実施形態に係るディスペンサの内部構造を説明するための説明図である。 図5は、本実施形態に係るディスペンサの取付部を示す部分正面図である。 図6の(a)〜(c)は、本実施形態に係るディスペンサの駆動機構を説明するための説明図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明に係るディスペンサは、容器を傾斜させた状態で、当該容器の壁面に沿って飲料水を当該容器に注入するための装置である。
なお、かかる飲料水としては、特に限定されないが、例えば、ビール等の炭酸飲料に好適に用いられる。
図1は、本発明に係るディスペンサの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示すディスペンサの正面図であり、図3は、図1に示すディスペンサの側面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るディスペンサ100は、2カ所の注出部10を有している。
そして、2カ所の注出部10は、後述する1つの制御部により制御されている。
ディスペンサ100において、注出部10には、それぞれ容器置台6が取り付けられており、当該容器置台6に図示しない容器を配置して、注出ノズル3から飲料水を注出することにより、飲料水が容器に注入されるようになっている。
また、各注出部10には、それぞれ操作パネル7が設けられており、当該操作パネル7を操作することによって、対応する注出部10を駆動させることが可能となっている。
図4は、本実施形態に係るディスペンサの内部構造を説明するための説明図である。
図4に示すように、本実施形態に係るディスペンサ100は、図示しない貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却する冷却部2と、容器を傾斜させた状態で、飲料水を該容器に注入するための注出部10とを備える。
ここで、図示しない貯蔵タンクは、飲料水を貯蔵するためのタンクである。
冷却部2は、冷却槽2aと、冷却槽2aの一部分を凍らせる冷凍装置2bとからなり、パイプの内部を流通する飲料水を冷却する機能を有する。
また、かかる冷却部2は、ハウジング4に内蔵されている。
なお、貯蔵タンク及び冷却部2は、公知のものを適宜使用することができるので、詳細な説明は省略する。
注出部10は、注出ノズル3が突出するように取り付けられたスタンド部5と、スタンド部5の前面に取り付けられた平板状の取付部5aと、当該取付部5aに設けられた引掛け軸部51に枢着された作動板83と、引掛け軸部51を中心に回動可能となるように、当該引掛け軸部51に上端が引掛けられた容器置台6と、スタンド部5から前方に突出するようにスタンド部5の上部に取り付けられた操作パネル7とを備える。
注出ノズル3は、水平方向に延び、内部に飲料水が流通する流通路を有する注出首部3aと、該注出首部から斜め下方に延びる注出口3bと、流通路を開閉する図示しない弁機構と、当該弁機構に連動するコック3cとからなる。
また、注出首部3aの後端には、上述した、飲料水が流通するパイプが取り付けられている。
なお、当該パイプは、飲料水を冷却するため、貯蔵タンクから冷却部2を通って、注出首部3aに連結されている。
注出ノズル3においては、コック3cを傾倒操作することにより、それに連動する弁機構が流通路を開放し、貯蔵タンクに貯蔵された飲料水が、パイプ内を通り、冷却部2により冷却された後、注出されることになる。
スタンド部5は、冷却部2の前方に並設され、冷却部2と同様に、ハウジング4に内蔵されている。
また、スタンド部5は、その前面に取付部5aが取り付けられている。なお、取付部5aは、スタンド部5から着脱自在となっている。
さらに、スタンド部5は、その上部に注出ノズル3が当該スタンド部5よりも前方に突出するように取り付けられている。
図5は、本実施形態に係るディスペンサの取付部を示す部分正面図である。
図5に示すように、取付部5aは、突出する注出ノズル3の下方に、後述する容器置台6を引掛けるための引掛け軸部51が設けられている。
また、かかる引掛け軸部51には、作動板83の上部が枢着されている。
さらに、取付部5aの引掛け軸部51の下方には、逃がし穴52が設けられている。
ディスペンサ100において、逃がし穴52は、取付部5aだけでなく、スタンド部5の前面の壁部にも設けられている。すなわち、スタンド部5の後方と前方とが通じるように、スタンド部5及び取付部5aに逃がし穴52が設けられている。
なお、スタンド部5に設ける穴のサイズと、取付部5aに設ける穴のサイズとは必ずしも同じでなくてもよい。但し、互いの穴の少なくとも一部は一致させる必要がある。本発明においては、互いに一致する穴の部分が逃がし穴である。
当該逃がし穴52には、後述する駆動機構8の先端(第2リンク82c)が挿入されることになる。
このように、ディスペンサ100において、取付部5aには、駆動機構8の先端を前方に逃がすための逃がし穴52しか設けられておらず、且つ、その逃がし穴52も最大、駆動機構8の先端が挿通できれば足る大きさなので、飲料水を容器に注入する際に、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴等が逃がし穴52からスタンド部5の後方に不用意に侵入する確率を極めて低くすることができる。これにより、スタンド部5の後方に配置される駆動機構8の汚染を防止することができる。
逃がし穴52は、縦長の形状(例えば、長方形)であり、サイズが、最大、駆動機構8の先端(第2リンク82c)が挿通可能な大きさである。
そして、その大きさは、面積が3cm以下程度であることが好ましい。この場合、逃がし穴52が駆動機構8の先端の動きを阻害することなく、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴等が逃がし穴に侵入することをより一層防止することができる。
図6の(a)〜(c)は、本実施形態に係るディスペンサの駆動機構を説明するための説明図である。
図6の(a)に示すように、ディスペンサ100においては、スタンド部5の後方(取付部5aの後方)に駆動機構8が配置されている。すなわち、駆動機構8は、スタンド部5と冷却部2との間に配置されている。
かかる駆動機構8は、モーター81と、該モーター81により駆動するリンク機構82とからなる。
そして、リンク機構82は、モーター81に連動する回動部82aと、一端が該回動部82aに枢着された第1リンク82bと、一端が該第1リンク82bの他端に枢着された第2リンク82cと、該第2リンク82cの他端に設けられた作動板83とからなる。
ここで、リンク機構82においては、上述したように、駆動機構8の先端に相当する第2リンク82cがスタンド部5及び取付部5aに設けられた逃がし穴52を通じて、取付部5aの前側に突出しており、当該第2リンク82cの先端に作動板83が設けられている。
ディスペンサ100において、リンク機構82は、不使用時には、スタンド部5の後方に収納され、使用時に、スタンド部5の前方に第2リンク82cの一部が飛び出るようになっている。
このように、本実施形態に係るディスペンサ100においては、駆動機構8をスタンド部5の後方に配置した構成とすることにより、ディスペンサ100自体をコンパクトにすることができる。
ディスペンサ100において、作動板83は、引掛け軸部51に枢着されており、作動板83の後ろ側が、リンク機構82の先端に取り付けられ、作動板83の前側が、容器置台6に接している。すなわち、作動板83は、平板状であり、取付部5aの前面と容器置台6との間に位置している。
図6の(b)及び(c)に示すように、ディスペンサ100においては、モーター81を駆動させることにより、回動部82aが回動し、それに基づいて、第1リンク82b及び第2リンク82cが駆動する。
そうすると、第2リンク82cの先端が取付部5aの前方に突出するように動き、第2リンク82cの先端に取り付けられた作動板83が、引掛け軸部51を中心に回動することになる。
これにより、容器置台6が斜め上方向に押し上げられる。
ここで、作動板83の前側には、容器置台6が面接触しているので、駆動機構8の駆動に基づいて、作動板83及び容器置台6が一体となって回動する。
したがって、駆動機構8の駆動の際に、作動板83により、容器置台6に傷が付くことを抑制できる。
ディスペンサ100においては、第1リンク82bが中間の位置で後方に屈曲した構成となっている。このため、第1リンク82bの動きをコンパクトとすることができ、リンク機構82の前後幅を極力短くすることができる。
更にまた、第2リンク82cを円弧運動させることができるので、逃がし穴52における第2リンク82cの上下移動を極力小さくすることができる。すなわち、逃がし穴52の上下方向のサイズを極力小さくすることができる。
ディスペンサ100において、第1リンク82bに枢着された第2リンク82cは、縦長の平板状となっている。このため、容器置台6を押し上げる力を十分に発揮できる。
また、第2リンク82cの先端に設けられた作動板83の面方向が第2リンク82cの長手方向に対して斜交している。このため、第2リンク82cの円弧運動により、作動板83を介して、容器置台6が斜め上方に押し上げられることになる。
なお、作動板83の面方向と、第2リンク82cの長手方向とのなす角度は、駆動中においても一定となっている。
図4に戻り、容器置台6は、平板状の背面部62と、背面部62の下端に設けられた下置台61と、背面部62の中腹に設けられた上置台63とからなる。なお、下置台61及び上置台63は、配置される容器を支持するためのものである。
上置台63は、背面部62に回動可能となるように設けられており、背面部62に面一となった状態から、背面部62の前方に突出する状態に回動させることができる。
また、容器置台6において、背面部62の上端には引掛け部62aが設けられており、取付部5aに設けられた引掛け軸部51に、この引掛け部62aが引掛けられる。
これにより、容器置台6の背面部62と作動板83とが接することになる。
容器置台6においては、構造がシンプルでありながら、下置台61又は上置台63を利用することで、上下方向に異なるサイズの容器であっても支持することができる。
また、引掛け部62aを、取付部5aの引掛け軸部51に引掛けることにより、容器置台6を取付部5aに簡単に取り付けることができ、逆の操作で簡単に取り外すこともできる。このため、メンテナンスや掃除洗浄を容易に行うことができる。
操作パネル7は、スタンド部5から前方に突出するように、スタンド部5の上部に取り付けられている。
具体的には、スタンド部5の上部に枢着されたカバー体7aの前面に取り付けられている。なお、カバー体7aは、上方に回動可能となっており、例えば、カバー体7aを上方に回動させることにより、コック3cが露出するようになっている。
したがって、手動でコック3cを操作する場合(例えば、故障により、コック3cの電気制御が不能になった場合)には、カバー体7aを上方に回動させ、ジョイント3dを外し、コック3cを操作することにより、飲料水を注出することができる。
操作パネル7は、いわゆるタッチパネルとなっており、操作パネル7に対して、直接触れることで、操作が可能である。
具体的には、操作パネル7において、注出動作の切欠となるスイッチや飲料水切れを知られる画面表示・エラー表示等がタッチパネルとなっており、これに触れることで操作が可能となっている。
操作パネル7は、駆動情報が格納された制御部と、有線による通信が可能となるように接続されている。なお、具体的には、制御部は、各情報が格納されたハードディスク等の外部記憶装置、各情報を記憶するメモリ(ROM,RAM)、該情報を実行する中央処理装置(CPU)等を備える汎用のものである。
ディスペンサ100において、制御部に駆動情報が格納されているので、操作パネル7を用いて駆動指令を出すことにより、簡単に、駆動機構8を駆動させることができる。
また、操作パネル7には、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報が格納されている。このため、例えば、飲料水が出なくなった、泡が多くなった、注出量が変わった等の飲料水の注出時のトラブルへの対応方法が操作パネル7に表示されるようになっている。
これにより、使用者自らが、ヘルプ情報の説明に基づいて、これらのトラブルに簡単に対処することができる。
さらに、操作パネル7には、故障個所をメンテナンスするためのサポート情報が格納されている。このため、例えば、メンテナンスの際に、故障個所の発見に役立つ情報が操作パネル7に表示される。また、ディスペンサ100の動作確認を行うこともできる。
これにより、サポート情報に基づいて、簡単にメンテナンスすることができる。
以上のことから、本実施形態に係るディスペンサ100においては、使用の際、容器置台6に容器を配置した後、操作パネル7を操作して駆動機構8を駆動させることにより、容器置台6と共に容器を傾斜させることができる。
そして、容器を傾斜させた状態で、注出ノズル3のコック3cを傾倒操作することにより、連動する弁機構が流通路を開放し、注出ノズル3の注出口3bから飲料水を、容器内に注入されることになる。
これらのことにより、ディスペンサ100においては、コンパクトでありながら、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴により駆動機構8が汚染することを極力防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係るディスペンサ100においては、2基の注出部10が並設されているが、1基であってもよく、3基以上の注出部が並設されていてもよい。
本実施形態に係るディスペンサ100において、注出ノズル3は、水平方向に延び、内部に飲料水が流通する流通路を有する注出首部3aと、該注出首部から斜め下方に延びる注出口3bと、流通路を開閉する図示しない弁機構と、当該弁機構に連動するコック3cとからなっているが、飲料水を注出可能であれば、この構造に限定されるものではない。
本実施形態に係るディスペンサ100において、リンク機構82は、回動部82aと、第1リンク82bと、第2リンク82cと、作動板83とからなっているが、この構造に限定されるものではない。
また、第1リンク82bが中間の位置で後方に屈曲した構成となっているが、必ずしも屈曲している必要はない。
さらに、第2リンク82cは、縦長の平板状となっているが、線状、棒状、角柱状等であってもよい。
本実施形態に係るディスペンサ100において、作動板83が第2リンク82cに取り付けられているが、別体であってもよい。
本実施形態に係るディスペンサ100において、容器置台6は、平板状の背面部62と、背面部62の下端に設けられた下置台61と、背面部62の中腹に設けられた上置台63とからなっているが、容器を支持可能であり、且つ、取付部5aの引掛け軸51に引掛けることが可能であれば、この構成に限定されるものではない。
また、容器置台6は、取付部5aに対して、着脱自在となっているが、引掛け軸51に枢着されていてもよい。
本実施形態に係るディスペンサ100において、スタンド部5の上に操作パネル7が取り付けられているが、必ずしも必須ではない。
本発明のディスペンサ100は、容器を傾斜させた状態で、当該容器の壁面に沿って飲料水を当該容器に注入するための装置として利用できる。特に、飲料水がビール等の炭酸飲料である場合に好適である。
本発明のディスペンサ100によれば、飲料水の垂れや飛び散った飲料水の滴により駆動機構が汚染することを極力防止することができる。
10・・・注出部
100・・・ディスペンサ
2・・・冷却部
2a・・・冷却槽
2b・・・冷凍装置
3・・・注出ノズル
3a・・・注出首部
3b・・・注出口
3c・・・コック
3d・・・ジョイント
4・・・ハウジング
5・・・スタンド部
5a・・・取付部
51・・・引掛け軸部
52・・・逃がし穴
6・・・容器置台
61・・・下置台
62・・・背面部
62a・・・引掛け部
63・・・上置台
7・・・操作パネル
7a・・・カバー体
8・・・駆動機構
81・・・モーター
82・・・リンク機構
82a・・・回動部
82b・・・第1リンク
82c・・・第2リンク
83・・・作動板
B・・・ボルト

Claims (6)

  1. 貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却する冷却部と、容器を傾斜させた状態で、飲料水を該容器に注入するための注出部とからなるディスペンサにおいて、
    前記注出部が、前記飲料水を注出する注出ノズルと、前記注出ノズルが取り付けられたスタンド部と、前記スタンド部の前面に取り付けられた取付部と、該取付部に設けられた引掛け軸部に枢着された作動板と、前記引掛け軸部を中心に回動可能となるように、該引掛け軸部に上端が引掛けられた容器置台と、を備え、
    前記容器置台が、前記取付部に対して着脱自在となっており、
    前記取付部が、前記スタンド部に対して着脱自在となっており、
    前記スタンド部の後方に駆動機構が配置されており、
    前記駆動機構が、モーターと、該モーターにより駆動するリンク機構と、からなり、
    前記リンク機構が、前記モーターに連動する回動部と、一端が該回動部に枢着された第 1リンクと、一端が該第1リンクの他端に枢着された第2リンクと、該第2リンクの他端 に設けられた作動板と、からなり、
    前記第1リンクが中間の位置で後方に屈曲した側面視V字構造となっており、
    前記第2リンクが、前記スタンド部及び前記取付部に設けられた逃がし穴を挿通してお り、
    前記作動板が、前記取付部と前記容器置台との間に位置しており、
    前記駆動機構の駆動に基づいて、前記作動板を介して、前記容器置台が回動可能となっ
    おり、
    前記作動板の面方向が、前記第2リンクの長手方向に対して斜交し、且つ、前記作動板 の面方向と前記第2リンクの長手方向とのなす角度が、駆動中において一定となっているディスペンサ。
  2. 前記第2リンクが縦長の平板状であり、
    前記逃がし穴の形状が縦長であり、該逃がし穴のサイズが、少なくとも前記第2リンクが挿通可能な大きさであり、且つ、面積が3cm以下である請求項記載のディスペン
    サ。
  3. 容器置台が、平板状の背面部と、前記背面部の下端に設けられた下置台と、前記背面部の中腹に設けられた上置台と、からなり、
    前記下置台及び前記上置台が配置される容器を支持するためのものであり、
    前記背面部の上端には引掛け部が設けられ、
    前記背面部には前記作動板が接している請求項1又は2に記載のディスペンサ。
  4. 前記冷却部が、冷却槽と、冷却槽の一部分を凍らせるための冷凍装置とを有し、
    前記駆動装置が、前記スタンド部と、前記冷却部との間に配置されている請求項1〜3 のいずれか1項に記載のディスペンサ。
  5. 前記回動部の回動上限及び回動下限を制限するための一対のボルトが設けられている請 求項1〜4のいずれか1項に記載のディスペンサ。
  6. 前記スタンド部の上には、前記駆動機構に対して、駆動指令を出すための、操作パネルが取り付けられており、
    前記操作パネルには制御部が接続されており、
    前記制御部には、前記駆動機構を駆動させる駆動情報が格納されており、
    前記操作パネルには、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報と、故障個所を連絡 するサポート情報とが格納されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のディスペンサ。
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