JP4579651B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は,自動機による入出金や,振込等の取引において現金やカード,帳票,通帳等の媒体の取り忘れを防止できる自動取引装置に関する。
ATM(自動預入・支払機)やCD(自動支払い機)等の自動取引装置が広く普及して,多くの人に利用されるようになった。このような自動取引装置を利用する場合に,取引を終了した後にカードや帳票等だけでなく,紙幣や硬貨等の各種の媒体を忘れてしまうことがしばしば発生しており,利用者に対して警告をするために従来から種々の技術が提案されている。
従来の具体例として,紙幣支払い機に関して,紙幣支払い機の前に顧客がいるかいないかを常時監視するための第2の光センサを設け,紙幣放出部から放出された紙幣の有無を検出する第1の光センサからの信号と第2の光センサからの信号とにより顧客が紙幣を取り忘れたまま立ち去ろうとして紙幣支払い機の前から離れた瞬間に音声合成器を起動して顧客の注意を喚起する音声を出力する紙幣支払い機が提案されている(特許文献1参照)。
また,自動取引装置において,カードと紙幣と通帳が排出された時に,各排出口に設けたフリッカを全て点灯して,顧客の注意を促し,カードを排出すると対応するフリッカを消灯し,紙幣を取り去ると対応するフリッカを消灯し,通帳を取り去ると対応するフリッカを消灯するよう構成し,予め取り去るべき媒体が存在することをそれぞれのフリッカの点灯で認識し,点灯したフリッカの消灯により取り去られたことが分かるので,媒体の取り忘れを防止する技術が提案されている(特許文献2参照)。
なお,自動取引装置について上記の技術の他に,紙幣の存在をチャイムや,ブザー鳴動により知らせたり,表示画面に表示する等の方法も知られている。
特開平5−324977号公報 特開平9−204556号公報
上記の特許文献1の技術によれば,紙幣が存在することと機械の前に顧客が存在することを検出することで注意を喚起する音声を発生し,特許文献2の技術は,カード,紙幣,通帳等の各排出口にそれぞれの媒体が存在するとフリッカを点灯して媒体(カード,現金,通帳等)が排出口に存在することでフリッカを点灯しているが,紙幣や硬貨,カード等の現金や媒体が残っていることを顧客に直接アピールする点ではインパクトに乏しく,取り忘れが解消されない場合がある。このように取引装置において何らかの媒体の取り忘れが発生すると,取り忘れた媒体が第三者の手に渡る状態になることを避けるため,エラー(障害)状態にして取引装置を使用不可能とする。そのため,他の利用者に多大な迷惑をかけることになる。
本発明は従来のチャイム,ブザー,画面案内,音声ガイダンスに加え,現金,カード等の媒体の存在を個別に表現して顧客に認識させて媒体の取り忘れを防止できる自動取引装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理構成を示す図である。図中,1は自動取引装置,10は各種の入出金,振込,残高紹介等の各種取引の処理を行う取引処理部,11は取り忘れ防止制御部,12は既存の手段である音声等の警報手段であり,複数の手段12a〜12dの中の何れか1つまたは複数が駆動され,12aは音声ガイダンス出力手段,12bは画面ガイダンス出力手段,12cはLED等の発光部を含むフリッカランプ点滅手段,12dはブザー発生手段である。13は硬貨放出・投入部,13aは硬貨センサ,13bは放出・投入された硬化を振動させる振動手段,14は紙幣放出・投入部,14aは紙幣が存在することを検出する紙幣センサ,14bは紙幣放出・投入部14の紙幣を振動させる振動手段,15はカード・レシート入出力部,15aはカード・レシートがカード・レシート入出力部15にあることを検出するカード・レシートセンサ,15bはカード・レシートを振動させる振動手段である。図1には,キーボードやタッチパネル等の入力部,表示部,プリンタ,カードの読取・書込手段,スピーカ,紙幣や硬貨を放出・収納するための機構,通信手段等は図示省略されているが,自動取引装置1にも当然備えられている。
自動取引装置1に対して利用者がカード(通帳を含む)を用いて取引を行うと,取引処理部10は利用者の入力部の操作により指定された取引処理がオンラインでホストコンピュータ(図示省略)との送受信を経て実行する。取引処理により,硬貨トレイに硬貨が放出された場合,硬貨放出・投入部13の硬貨センサ13aが出力を発生して取り忘れ防止制御部11へ供給される。同様に,紙幣放出・投入部14に紙幣が放出された場合,紙幣センサ14aから検出出力が発生し,カード・レシートがカード・レシート入出力部15に出力されると,カード・レシートセンサ15aから検出出力が発生する。各センサ13a,14a,15aからの検出出力は取り忘れ防止制御部11に供給されると,音声等の警報手段12の中の12a〜12cの中の1または複数の手段を一定時間(T1)駆動して,一定時間(T2)休止する。この一定の休止時間に音声等の警報手段12の中のブザー発生手段12dを駆動させることができる。
この一定の休止時間内に利用者が硬貨,紙幣またはカード・レシートをそれぞれの収納位置から取り出されてセンサからの検出出力がなくなると,取り忘れ防止制御部11の動作は停止する。休止時間が経過しても依然として硬貨,紙幣またはカード・レシートの何れが残っていて残留した媒体に対応するセンサから検出出力が継続して発生していると,取り忘れ防止制御部11はその残留する媒体に対応する振動手段13b,振動手段14b,振動手段15bの何れか一つまたは複数が一定時間(T3)だけ駆動される。この一定時間が経過しても媒体が残留していると,上記の休止時間(T2)だけ休止する。この休止時間が経過しても媒体が残留すると,残留した媒体に対応した上記硬貨放出・投入部13の振動手段13b,紙幣放出・投入部14の振動手段14b,カード・レシート入出力部15の振動手段15bの一つまたは複数を最初の駆動時間と同じ一定時間(T3)だけ駆動する。このように,振動手段の駆動(時間T3)と休止(時間T2)のサイクルを一定回数繰り返し,一定回数繰り返しても媒体が残っていると,当該自動取引装置1の動作を停止して,障害(エラー)状態になって障害処理に移行する。
なお,硬貨,紙幣,カード・レシートの各媒体の存在に対応して各振動手段13b,14b,15bの何れかまたは複数が駆動されるが,これと同時に既存の音声等の警報手段12である複数の手段12a〜12c及びブザー発生手段12dの中の何れか1つまたは複数の手段を組み合わせて使用することができるが,音声等の手段を使用しないで,各振動手段13b,14b,15bだけで警告を発生するように構成することもできる。
また,図1には示されないが,硬貨放出・投入部13と紙幣放出・投入部14のそれぞれに硬貨や紙幣が投入された時に,扉の開閉を繰り返すことにより注意を喚起するように扉開閉の手段を付加するように構成することができる。
本発明によれば硬貨や紙幣及びカード・レシート等の媒体を振動させることにより,媒体の動きと媒体自体の音とを利用者にアピールすることにより,取り忘れ防止を確実に実現することができる。
また,放出すべき媒体自体またはその収容部を直接振動・動作させることにより,より強いインパクトで硬貨,紙幣,カード・レシートの放出動作を利用者に知らせることが可能となる。特に,硬貨は,チャリチャリという音をだせば,頻度の高いお釣り硬貨の取り忘れエラーの低減に大きな効果を奏する。
図2は実施例の構成を示す。図中,2は自動取引装置の制御部,20はホストと通信回線で接続する回線制御部,21は監視センタと通信回線で接続する回線制御部,22はCPU&メモリを含む主制御部であり,上記図1の取引処理部10及び取り忘れ防止制御部11の機能をプログラムにより実行する。23はハードディスク,フレキシブルディスク,CD−R等を含む補助記憶部,24は電源部,3は顧客操作部,30は顧客に取引の種別選択から,選択された内容に応じて変化する取引処理の経過に対応して必要な案内の画面と入力画面を表示して処理を進めたり,取り忘れを防止するための警告の画面を表示するカラーLCD(液晶ディスプレイ),31は顧客による取引の選択,取引における各種選択や,数値を入力するためのタッチパネル,32は顧客に操作手順の案内をしたり,取り忘れを警告する音声を発生する音声ガイダンス,33は顧客が取引装置の前に存在することを検出する顧客センサ,34はテンキー,35は内蔵カメラである。4はカード・レシートを扱うカードユニット,40はJIS−I,JIS−II,振込カード読取,ICカード等の読取り,書込みを行うカードリーダ・ライタ部,41はカード・エンボス読取部,42はレシートへの印字を行うプリンタ部レシート,43はカード・レシート入出力部(図1の15に対応),44はカード・レシート入出力部43のカード・レシートを振動(カードやレシートを震わせて音を発生)させる振動部である。5は紙幣の放出・投入を行う紙幣ユニット,50は放出すべき紙幣を収蔵する紙幣カセット,51は増設カセット,52は紙幣放出・投入部(図1の14に対応),53は扉開閉駆動部,54は紙幣放出・投入部を振動させる振動部である。6は硬貨の放出・投入を行う硬貨ユニット,60は硬貨カセット,61は硬貨放出・投入部(図1の13に対応),62は硬貨放出・投入部61の扉(またはシャッター)を開閉する動作を繰り返し実行させる扉開閉駆動部,63は硬貨放出・投入部61の硬貨を振動(硬貨同士または硬貨と容器がぶつかる音を発生)させる振動部である。なお,カードユニット4のカード・レシート入出力部43,紙幣ユニット5の紙幣放出・投入部52及び硬貨ユニット6の硬貨放出・投入部61には図示省略されているが,それぞれ媒体が存在することを検知するセンサが設けられ,それらの出力は,顧客操作部3の顧客センサ33の出力と共に主制御部22に供給されて,取り忘れ防止のための処理に使用される。
図3は自動取引装置の外観図である。1は自動取引装置,前面の上部に顧客操作部3のカラーLCD30とタッチパネル31が設けられ,カラーLCD30の画面の上側に顧客センサ33,内蔵カメラ35が配置される。また,自動取引装置1の中央の高さに,カードユニット4のカード・レシート入出力部43が設けられ,その左側の符号45はオプションで設けられる帳票処理部(図2の構成では含まない)である。中央の下側に紙幣ユニット5の紙幣放出・投入扉が設けられ,テンキー34の右側に硬貨ユニット6の硬貨放出・投入扉が設けられている。自動取引装置1の最下部には硬貨・異物の返却口が設けられている。
なお,図2,図3には図示省略されているが,各媒体(硬貨,紙幣,カード・レシート)の取り忘れを警報するためのフリッカランプ,ブザー,音声を発生するスピーカ等が設けられている。
上記図2,図3に示す構成を備えた自動取引装置において本発明による取り忘れ防止のための処理が制御部(図2の2)の主制御部(図2の22)において実行される。
図4は実施例1のフローチャートであり,このフローチャートは振込みのほか,入出金を伴う取引が対象となる。また,残高照会など現金の移動がない場合は,カード・レシートの放出に対応するものとする。
顧客待ち・開局状態から,「入金または出金」を選択すると(図4のS1),キャッシュカード又はクレジットカードの挿入及び暗証番号入力が行われると(同S2),現金投入(入金時のみ)が行われ(同S3),現金(硬貨,紙幣等の釣り)やカード・レシートの媒体放出が行われると対応する媒体放出部のフリッカランプを点滅させる(同S4)。この現金や媒体の放出時にタイマを起動して,その後10秒経過後にブザー鳴動を開始し(同S5),このブザーは現金,媒体が放出部から取出されるまで継続する。ステップS5の後,トータルで媒体の放出後60秒経過したか判別し(図4のS6),経過しないと,現金・媒体受取りが完了したか判別する(同S7)。受取りが完了していると取引を完了し(図4のS12),完了しない場合は更に7秒経過したか判別し(同S8),経過していないと待機し,7秒経過した場合は,取り忘れ防止のための以下の(1) 〜(3) の注意喚起(警告)の動作を行う(同S9)。
(1) 取り忘れガイダンス音声を出力し,(2) 現金・媒体を振動させる(3秒間)。この時,a.硬貨放出・投入部(図2の硬貨ユニット6内の硬貨バケット)を振動させ,硬貨接触音を発生させる。これにより,硬貨同士がぶつかる音と,硬貨が容器とぶつかる音が発生する。b.紙幣放出・投入部(図2の紙幣ユニット5内)を振動させ,紙幣が振動部に接触することにより振動音(パタパタ音)を発生させ,c.カード・レシート放出部(図2の4)を振動させ,紙幣と同様の振動音を発生させる。更に,(3) 放出扉(現金)開閉動作を行う(3秒間)。この時,a.硬貨扉をバタバタと開閉し,b.紙幣扉を数回開閉する。これにより,利用者は直接的に視覚と開閉により生じる音響により注意が喚起される。
この後,ステップS6に戻り,60秒経過したかの判別を行って(現金や媒体の受取が完了しないまま),経過した場合には現金・媒体取り忘れエラーと判定し(図4のS10),障害処理(取り忘れた現金,媒体を取り除く)を行うことで,エラー状態をリセットし(同S11),顧客待ちの状態となる。
図5の実施例1のタイムチャートを示す。このタイムチャートは取引処理により硬貨が放出された例であり,図5のA.に動作手順,B.が各動作の動作時間,C.が全体の時間を表す。図5のA.の(1) の動作として硬貨放出と同時に画面ガイダンス表示と音声ガイダンス出力が行われ, フリッカランプが点滅すると,その動作が10秒続けられ,この間に硬貨が受け取られたか監視し,取り出されないと,(2) のように硬貨受け取り待ちのブザー鳴動を開始し,これが7秒間継続する。この7秒間で硬貨の受け取りが行われないと,(3) 警告動作としてバケット振動を行って,硬貨接触音を発生すると共に扉の開閉を行う。この動作が3秒間実行されて,それでも硬貨が受け取られないと,(2) の動作(ブザー鳴動を7秒間)に戻り,更に(3) の動作(バケットの振動と扉の開閉を3秒間)が行われる。この間に硬貨の受け取りが行われないと,また(2) と(3) の動作(合計10秒間)が繰り返し実行される。こうして,硬貨放出が行われて図5の(1) が開始されてから合計60秒経過すると(4) に示すタイムアウトによる取り忘れエラーが発生する。
図6は実施例2のフローチャートであり,この例でも,振込みのほか入出金を伴う取引が対象となる。この例も,上記図4の実施例1と同様に残高照会など現金の移動がない場合は,カード・レシートの放出に対応するものとする。
顧客待ち・開局状態から,「入金または出金」を選択し(図6のS1),この後ステップS4の現金(硬貨,紙幣等の釣り)やカード・レシートの媒体放出が行われると対応する媒体放出部のフリッカランプの点滅までは上記図4のS1〜S4と同じである。この後,この現金や媒体の放出時にタイマを起動して,その後10秒経過後にブザー鳴動を開始する(同S5)。次に現金・媒体受取が完了したか判別し(図6のS6),受取りが完了すると顧客待ちの状態に移行するが,完了しないと,トータルで媒体の放出後45秒経過したか判別し(同S7),経過しないとステップS6に戻り,45秒経過した場合は,取り忘れ防止のための以下の(1) 〜(3) の注意喚起(警告)の動作を行う(図6のS8)。
(1) 取り忘れガイダンス音声を出力し,(2) 現金・媒体を振動させる(5秒間)。この時,a.硬貨放出・投入部を振動させ,硬貨接触音を発生させる。これにより,硬貨同士がぶつかる音と,硬貨が容器とぶつかる音が発生する。b.紙幣放出・投入部を振動させ,紙幣が振動部に接触することによりパタパタという振動音を発生させ,c.カード・レシート放出部を振動させ,紙幣と同様の振動音を発生させる。更に,(3) 放出扉(現金)開閉動作を行う(5秒間)。この時,a.硬貨扉をバタバタと開閉し,b.紙幣扉を数回開閉する。これにより,利用者は直接的に視覚と開閉により生じる音響により注意が喚起される。
ステップS8の処理に続いて,ブザー鳴動の状態で受取り待ちで10秒待つ(図6のS9),続いて現金・媒体の受取りが完了したか判別し(同S10),受取りを完了すると顧客待ちの状態に移行し,完了しない場合は,現金・媒体取り忘れエラー状態となり(同S11),障害処理を行った上でリセットし(同S12),顧客待ち状態となる。
図6の実施例2のフローチャートでは,現金や媒体の放出によりフリッカランプを点滅し,10秒後にブザーを鳴動させ,それからの30秒間は受取り待ちとなり,トータル45秒後に注意喚起のための音声出力,媒体振動,放出扉の開閉等の動作(図6のS8)を5秒間行い,続いて10秒間の受取り待ちの後に,媒体受取りが完了したか判別し,完了しないとエラーとして処理し,音声出力,媒体振動,放出扉の開閉等の動作は5秒間実行され,上記図4,図5に示す実施例1のように複数回繰り返すことがなく一回だけ実行される。
図7は硬貨の取り忘れ防止のための構成例である。図7のAは,取引装置の硬貨ユニットを中心とした断面の構成である。図中,6は硬貨ユニット,64aは1円ホッパ,64bは5円ホッパ,65は硬貨を供給する機構を備えるスタッカ,67は溢れた(オーバフロー)硬貨を収納するオーバフロー部,68は放出された硬貨を収納して搬送するバケット,69はバケット68を上下に搬送する搬送ユニット,69−1はスタッカ65から供給される硬貨を受け取るバケット68のロア位置,69−2はバケット68の中の硬貨を利用者が取り出してもらうための出金位置,69−3はバケット68のホーム位置であり,69−4(図7のD.に示す)は出金位置69−2より微小距離だけ下の位置であり,バケット68を上下に振動させる時,位置69−2と69−4の間で動く。70は搬送ユニット69の支持部である。
硬貨の放出は,図7のB.に示すようにバケット68が搬送ユニット69のロア位置69−1において,スタッカ65から放出された硬貨を受け取る。この後,図7のC.に示すように,バケット68は搬送ユニット69により上昇して出金位置69−2に達すると,扉71を開き,利用者がバケット68から硬貨を取り出すことができる状態にする。この後,上記図4のステップS9や,図6のステップS8において実行される硬貨バケット振動・硬貨接触音発生という動作が実行される。図7では,D.に示すように,バケット68を下に向けて69−4の位置まで移動し,次に図7のE.に示すように上に向けて出金位置69−2に移動し,短い周期で図7のD.とE.の上下運動をすることによりバケットを振動させて,バケット68内の硬貨同士をぶつけたり,硬貨とバケットの容器とを接触させることで,振動または衝突による音を発生させる。また,硬貨が取り出されるとバケット68は図7のF.に示すようにホーム位置69−3に戻される。
紙幣放出・投入部(または紙幣放出部)に紙幣が放出された時に,紙幣放出・投入部を振動させる手段は,公知の振動手段(例えば,携帯電話機の着信呼出し時に機器を振動させるのに使用される振動手段)を用いて実現することができる。
図8は硬貨放出部の扉を開閉する構成例を示す。この例では取引装置の,硬貨が放出されるバケットの上部位置に設けられた扉(カバー)71を,その回転軸621を中心として,閉じた状態(水平方向)から90°だけ回転して開いた状態への変化と,開いた状態から閉じた状態への変化の2つの状態間の変化を繰り返し,扉がバタバタと開閉させる。そのために,扉71の回転軸621が90°の範囲で繰り返し動くように駆動部622を駆動する。この硬貨放出部の扉と同様の機構を紙幣放出・投入部の扉について設けることにより,紙幣放出部の扉を紙幣放出時に開閉動作させることができる。
本発明の原理構成を示す図である。 実施例の構成を示す図である。 自動取引装置の外観図である。 実施例1のフローチャートを示す図である。 実施例1のタイムチャートを示す図である。 実施例2のフローチャートを示す図である。 硬貨の取り忘れ防止のための構成例を示す図である。 硬貨放出部の扉を開閉する構成例を示す図である。
符号の説明
1 自動取引装置
10 取引処理部
11 取り忘れ防止制御部
12 音声等の警報手段
12a 音声ガイダンス出力手段
12b 画面ガイダンス出力手段
12c フリッカランプ点滅手段
12d ブザー発生手段
13 硬貨放出・投入部
13a 硬貨センサ
13b 振動手段
14 紙幣放出・投入部
14a 紙幣センサ
14b 振動手段
15 カード・レシート入出力部
15a カード・レシートセンサ
15b 振動手段

Claims (4)

  1. カードを用いて現金の入出金機能を備え,硬貨,紙幣及びカード・レシートの各媒体がそれぞれの放出口に存在することを検出するセンサ及び利用者の存在を検出するセンサとを備えた自動取引装置において,
    前記各媒体についての取り忘れ防止制御部と,硬貨放出・投入部と紙幣放出・投入部及びカード・レシート入出力部のそれぞれに放出された硬貨,紙幣及びカード・レシートの各媒体を振動させる振動手段を備え,
    取引処理の後に,前記硬貨放出・投入部と紙幣放出・投入部及びカード・レシート入出力部の何れかに硬貨,紙幣及びカード・レシートの各媒体が存在すると,前記取り忘れ防止制御部は,媒体が存在する各部の前記振動手段を駆動して,振動音を発生することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1において,
    前記硬貨放出・投入部と紙幣放出・投入部のそれぞれの扉の開閉動作を繰り返し実行する扉開閉手段を設け,
    前記取り忘れ防止制御部は,取引処理の後に,前記硬貨放出・投入部と紙幣放出・投入部の中の媒体が存在する各部の前記扉開閉手段を駆動して,注意を喚起することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1において,
    取り忘れ防止のための音声ガイダンス出力手段,画面ガイダンス出力手段及びフリッカランプ点滅手段を設け,
    前記取り忘れ防止制御部は,前記取引処理により硬貨放出,紙幣放出またはカード・レシートの出力の何れかが行われると,取り忘れ防止のための音声ガイダンス出力手段,画面ガイダンス出力手段及びフリッカランプ点滅手段のいずれか一つまたは複数を一定時間駆動し,
    前記一定時間が経過しても媒体が存在すると,前記媒体が存在する各部の前記振動手段を駆動することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3において,
    ブザー発生手段を設け,
    前記取り忘れ制御部は,前記取り忘れ防止のための音声ガイダンス出力手段,画面ガイダンス出力手段及びフリッカランプ点滅手段を一定時間駆動しても,媒体が存在すると前記ブザー発生手段によりブザーを予め決めた時間発生し,それでも媒体が存在すると前記媒体が存在する各部の前記振動手段を駆動することを特徴とする自動取引装置。
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