JP2016206991A - 自動取引装置 - Google Patents

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Yoshinori Tamura
佳教 田村
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Abstract

【課題】取引媒体を排出する際に、顧客の注意を喚起する手段を提供する。【解決手段】取引媒体を排出する媒体排出口を備えた自動取引装置であって、前記取引媒体が排出される前に、顧客の注意を喚起する第1の音を発し、その後に前記取引媒体の受取りを促す第2の音を発する。【選択図】 図5

Description

本発明は、金融機関の店舗に設置された現金自動預払機等の顧客との取引を自動で行う自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置は、撮像手段で撮影された顧客の顔画像から視線方向を算出し、取引カードやレシート、現金等の取引媒体を排出した後に一定時間経過しても、顧客の視線方向が、取忘れ媒体の方向と不一致のときは、通常音声で取引媒体の受取りを繰返し誘導し、誘導回数が一定回数を超えたときに、音を大きくした強調音声で取引媒体の受取りを誘導し、顧客による取引媒体の取忘れが発生したときは当該取引媒体を装置内に取込んでいる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−49436号公報(段落0032−0035、0043−0045、第4図、第5図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、一定時間経過後に誘導音声で顧客に、取引カード、レシート、現金等の取引媒体の取忘れ報知しているため、自動取引装置の操作に不慣れな顧客は、取引媒体が排出された際に、排出された取引媒体を全て受取らないうちに取引が終了したと思い込んでしまう場合があり、結果として取引媒体の取忘れが発生し、装置内に取込まれてしまうという問題がある。
また、自動取引装置の操作に慣れている顧客であっても、出金金額等の取引情報の入力後に、複数の取引媒体が次々に排出されるため、例えば、取引カードを受取った際に、取引が終了したと思い込み、レシートを取忘れたり、場合によっては現金を取り忘れたりするという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、取引媒体を排出する際に、顧客の注意を喚起する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、取引媒体を排出する媒体排出口を備えた自動取引装置であって、前記取引媒体が排出される前に、顧客の注意を喚起する第1の音を発し、その後に前記取引媒体の受取りを促す第2の音を発することを特徴とする。
これにより、本発明は、顧客の注意を喚起して、媒体排出口から排出された取引媒体を確実に顧客に引渡すことができ、取忘れ媒体の発生を未然に防止することができるという効果が得られる。
実施例1の現金自動預払機を示すブロック図 実施例1の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例1の媒体取忘れ防止処理を示すフローチャート 実施例1の媒体受取案内処理を示すフローチャート 実施例1の媒体受取案内処理を示すタイムチャート 実施例1の取忘れ媒体受取案内処理を示すタイムチャート 実施例2の媒体取忘れ防止処理を示すフローチャート 実施例2の媒体受取案内処理を示すフローチャート 実施例2の媒体受取案内処理を示すタイムチャート
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図6を用いて本実施例の現金自動預払機について説明する。
本実施例の自動取引装置としての現金自動預払機1は、図1に示すように、銀行等の金融機関のセンタ等に設置されたホストコンピュータ2と、専用回線や電話回線等の通信回線3を介して接続しており、金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客との間での取引処理を自動で行う機能を有している。
上位装置としてのホストコンピュータ2は、複数の店舗に設置されている現金自動預払機1と通信回線3を介して接続しており、口座開設者である顧客の口座の金融機関名、店番号、口座番号、口座科目等の口座情報やその暗証番号、口座残高、取引履歴等の顧客情報を保有して顧客の口座を管理する。
現金自動預払機1は、図1、図2に示すように、制御部5、インタフェース部6、記憶部7、入力表示部8、カード取扱部9、通帳取扱部10、紙幣取扱部11、硬貨取扱部12、報知部13、顧客画像取得部14、顧客検知部15、異物返却口16等を備えている。
現金自動預払機1の制御部5は、インタフェース部6によって通信回線3を介してホストコンピュータ2と接続しており、装置本体1aにより保護された現金自動預払機1内の各部を制御して取引処理等を実行する機能等を有している。
インタフェース部6は、現金自動預払機1とホストコンピュータ2とをその通信言語変換機能により専用回線3を介して相互に通信可能に接続する機能等を有している。
記憶部7は、制御部5が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部5による処理結果等を格納する。
入力表示部8は、現金自動預払機1の前面側の操作パネル1bに設けられ、LCD等の表示画面8aとタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面8aに取引選択画面や各種の入力画面、顧客の処置を促す画面等を表示する機能、入力手段により顧客からの入力を受付ける機能等を有している。
カード取扱部9は、媒体排出口としてのカード挿入口9aから挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の、取引媒体としての取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客の口座情報等のカード情報を読み書きする機能、取引媒体としてのレシートに取引内容等を印刷する機能、取引を終了するときに取引カードやレシートをカード挿入口9aから排出して顧客に引渡す機能等を有している。
また、カード取扱部9のカード挿入口9aには、図示しないシャッタや、取引カード等の挿入、受取り、残留を検知するための図示しない媒体検知センサが設けられている。
通帳取扱部10は、媒体排出口としての通帳挿入口10aから挿入された顧客の、取引媒体としての通帳の磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客の口座情報や記帳開始ページ、記帳開始行等の通帳情報を読み書きする機能、ホストコンピュータ2から取得した未記帳データ等を通帳に印字する機能、取引を終了するときに通帳を通帳挿入口10aから排出して顧客に引渡す機能等を有している。
また、通帳取扱部10の通帳挿入口10aには、図示しないシャッタや、通帳の挿入、受取り、残留を検知するための図示しない媒体検知センサが設けられている。
紙幣取扱部11は、入金取引時等に、媒体排出口としての紙幣入出金口11aから顧客が投入した、取引媒体としての紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う紙幣を繰出し、これを計数して紙幣入出金口11aから排出して顧客に引渡す機能等を有している。
また、紙幣取扱部11の紙幣入出金口11aには、図示しないシャッタや、紙幣の投入、受取り、残留を検知するための図示しない媒体検知センサが設けられている。
硬貨取扱部12は、入金取引時等に、媒体排出口としての硬貨入出金口12aから顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う硬貨を繰出し、これを計数して硬貨入出金口12aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
また、硬貨取扱部12の硬貨入出金口12aには、図示しないシャッタや、硬貨の投入、受取り、残留を検知するための図示しない媒体検知センサが設けられている。
報知部13は、スピーカ13aおよびスピーカ13bを備えており、第1の音としての電子音であるビープ(Beep)音や、予め設定されている受取案内音声等の、第2の音としての人の声である音声を外部に聞こえる状態で顧客に伝達する機能等を有している。
顧客画像取得部14は、顧客の画像を撮影するビデオカメラ14aを備えており、前面側にビデオカメラ14aの視野を向けて前面パネル1cに設置され、顧客との取引のときに、顧客の上半身画像等の顧客画像を撮影する機能等を有している。
顧客検知部15は、光学式等の近接センサ15aを備えており、現金自動預払機1の前面側に設定された所定の検知範囲に進入した顧客を検知して制御部5へ近接信号を出力すると共に、所定の検知範囲の外側に退去した顧客を検知して制御部5へ退去信号を出力する機能等を有している。
異物返却口16は、入金取引時等に、硬貨入出金口12aに投入された変形硬貨や外国硬貨等のリジェクト硬貨、混入したクリップや指輪等の異物、紙幣入出金口11aに投入された硬貨や異物等の排出先であり、排出された異物等は顧客に返却される。
上記の現金自動預払機1の記憶部7には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基にホストコンピュータ2と交信して顧客との取引処理を自動で行う自動取引機能、および図3を用いて説明する本実施例の媒体取忘れ防止処理を行う機能、顧客画像取得部14で撮影した顧客画像を基に、顔認証によって2つの顔画像の同一性を判定する機能等を有する取引処理プログラムが予め格納されており、制御部5が実行する取引処理プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1の各機能手段が形成される。
また、記憶部7には、顧客画像取得部14のビデオカメラ14aで撮影した顧客画像を格納するための顧客画像格納エリアが予め確保されている。
ホストコンピュータ2には、現金自動預払機1や窓口端末4と交信して本人認証や顧客の口座の入出金を管理する機能等を有する通常の勘定方管理プログラムが予めインストールされており、ホストコンピュータ2が実行する勘定方管理プログラムのステップにより本実施例のホストコンピュータ2の各機能手段が形成される。
以下に、図3に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って、本実施例の現金自動預払機1による媒体取忘れ防止処理について出金取引を例に説明する。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1へ電源を投入すると、現金自動預払機1の記憶部7に格納されている取引処理プログラムが自動的に起動される。
S1:現金自動預払機1の制御部5は、取引処理プログラムにより、その入力表示部8の表示画面8aに「いらっしゃいませ。」等の文言を表示した初期画面を表示して、顧客検知部15の近接センサ15aが顧客の近接を検知するのを待つ顧客待ち状態で待機し、顧客検知部15から近接信号が出力されたときにステップS2へ移行する。近接信号が出力されない場合は顧客待ち状態での待機を継続する。
S2:顧客の近接を検知した制御部5は、顧客画像取得部14のビデオカメラ14aによる顧客画像の撮影とその顧客画像の記憶部7の顧客画像格納エリアへの格納を開始し、入力表示部8の表示画面8aに取引選択画面を表示する。
取引選択画面には、取引選択ボタンの押下を促す旨の文言と出金取引のための「お支払い」ボタンおよび入金取引のための「お預け入れ」ボタン、振込取引のための「お振り込み」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」ボタン、通帳に未記帳の記帳データを記帳する記帳取引のための「通帳記帳」ボタン等の取引を選択するための取引選択ボタンが表示されている。
本実施例では、顧客は出金取引を選択し、入力表示部8の表示画面8aからタッチパネルによって「お支払い」ボタンを押下する。
なお、顧客画像の記憶部7の顧客画像格納エリアへの格納は、今回の取引の終了まで継続される。
S3:顧客の選択した取引をタッチパネルからの出力信号等により出金取引と認識した制御部5は、カード取扱部9のカード挿入口9aおよび通帳取扱部10の通帳挿入口10aのそれぞれのシャッタを解放して操作表示部8の表示画面8aに取引カードおよび通帳の挿入を促す旨の文言等を表示したカード等挿入案内画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード挿入口9aに、通帳を通帳挿入口10aに挿入する。
そして、制御部5は、取引媒体の挿入をそれぞれの挿入口の媒体検知センサで検知したときにそれぞれのシャッタを閉鎖し、カード取扱部9によって取引カードに記録されているカード情報を読取ると共に、通帳取扱部10によって通帳に記録されている通帳情報を読取り、読取ったカード情報および通帳情報を記憶部7に保存する。
S4:カード情報および通帳情報を読取った制御部5は、入力表示部8の表示画面8aに暗証番号入力画面を表示する。
暗証番号入力画面には、暗証番号の入力を促す旨の文言等および暗証番号表示欄とその入力のためのテンキーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等が表示される。顧客は表示されたテンキー等によって暗証番号を入力する。
S5:入力された暗証番号を認識した制御部5は、入力表示部8の表示画面8aに出金金額入力画面を表示する。
出金金額入力画面には、出金金額の入力を促す旨の文言等および出金金額表示欄とその入力のためのテンキー、金額の単位を入力するための「万」キーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、出金金額の入力終了を指示するための「円」ボタン等が表示される。顧客はテンキー等によって出金金額を入力して「円」ボタンを押下する。
S6:「円」ボタンの押下により入力された出金金額を認識した制御部5は、入力表示部8の表示画面8aに、処理中である旨や、しばらくの間の待機を促す旨の文言等を表示した、待機案内画面としての処理中画面(図5参照)を表示してステップS7へ移行する。
S7:処理中画面を表示した制御部5は、報知部13のスピーカ13a、13bによって、予め設定された「ただ今計数中です。しばらくお待ちください。」等の待機案内音声を再生し、ホストコンピュータ2との間で出金取引の交信処理を実行する。
すなわち、制御部5は、読取ったカード情報や通帳情報、入力された暗証番号、出金金額等からなる出金取引の取引電文を作成し、これをインタフェース部6によって通信回線3を介してホストコンピュータ2へ送信する。
出金取引の取引電文を受信したホストコンピュータ2は、取引電文に含まれるカード情報を基に顧客情報を検索して該当する顧客情報の暗証番号と取引電文の暗証番号との一致により顧客を認証し、口座残高に不足がないことを確認して顧客情報の口座残高を更新し、取引電文に通帳情報が含まれていることにより通帳記帳を要することを認識し、顧客情報の取引履歴から未記帳データを読出して、取引許可の旨および未記帳データからなる取引可否電文を作成し、これを送信元の現金自動預払機1へ通信回線3を介して送信する。インタフェース部6によって取引可否電文を受信した現金自動預払機1の制御部5は出金取引の交信処理を終了する。
なお、暗証番号が一致しない場合や口座残高が不足している場合には、取引不許可の旨の取引可否電文が送信される。
S8:取引許可の旨の取引可否電文を受信した制御部5は、顧客との取引の成立を認識し、処理中画面を表示したまま取引媒体の排出準備を行う。
すなわち、制御部5は、紙幣取扱部11および硬貨取扱部12から、入力された出金金額に相当する紙幣および硬貨をそれぞれ繰出して計数し、これを紙幣入出金口11aや硬貨入出金口12aに集積して一時待機させる。
これと並行して、制御部5は、取引内容等を基に印刷データを生成し、これをカード取扱部9へ送ってレシートを印刷すると共に、取引可否電文に含まれる未記帳データおよび今回の取引内容を通帳取扱部10へ送って挿入されている通帳に記帳する。
そして、制御部5は、紙幣および硬貨の集積、レシートの印刷、通帳への記帳を終えたときに、ステップS15による顧客の退去を監視する退去監視処理を実行しながら、並行処理によりステップS9〜S13による媒体受取案内処理を実行する。
S9:取引媒体の排出準備を終え、顧客の退去監視処理との並行処理を開始した制御部5は、取引カードの受取りを案内するカード受取案内処理を実行する。
このような取引媒体の媒体受取案内処理について、図4に示すフローチャートおよび図5に示すタームチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
カード受取案内処理の場合は、図5に示す前画面として、ステップS6で表示した処理中画面が表示されている。
SA1:制御部5は、図5に示す前処理である取引媒体の排出準備の終了を認識したときに、顧客の注意を喚起するために、報知部13のスピーカ13a、13bによって、電子音であるビープ音を一定時間(本実施例では、3秒間程度)発生させ、一定時間の経過と同時に、ステップSA2、SA3、SA4による並行処理に移行する。
SA2:ビープ音の終了と同時に、制御部5は、入力表示部8の表示画面8aの表示を「カードをお受取りください。」等の取引カード(取引媒体)の受取りを促す旨の文言等を表示したカード受取案内画面(媒体受取案内画面)に切替える。
SA3:ステップSA2の処理動作の開始と同時に、制御部5は、カード取扱部9によって、カード挿入口9a(媒体排出口)のシャッタを解放し、挿入されている取引カードをカード挿入口9aから排出(取引媒体排出)しながら、ステップSA5へ移行する。
SA4:ステップSA2の処理動作の開始と同時に、制御部5は、報知部13のスピーカ13a、13bによって、予め設定された「カードをお受取りください。」等のカード受取案内音声(媒体受取案内音声)を再生する。
SA5:取引カードの排出後に、カード挿入口9aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力を待って待機していた制御部5は、媒体検知センサから媒体受取信号が出力されたことにより顧客による取引カードの受取りを確認(取引媒体受取確認)して、本ステップ9による処理動作の終了を認識し、次処理であるステップS10へ移行する。
なお、以下に説明するステップS10〜S13における媒体受取案内処理の処理動作は、上記と同様であるので、詳細な説明は省略する。
S10:カード挿入口9aからの取引カードの引渡しを終えた制御部5は、印刷済みのレシートの受取りを案内するレシート受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、取引カードの媒体受取案内処理の終了を認識したときに、カード挿入口9aのシャッタを解放したまま、前画面であるカード受取案内画面を表示しながら、報知部13によってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「レシートをお受取りください。」等のレシートの受取りを促す旨の文言等を表示したレシート受取案内画面(図5参照)に切替え、カード挿入口9aから印刷済みのレシートを排出しながら、報知部13によって、予め設定された「レシートをお受取りください。」等のレシート受取案内音声を再生し、カード挿入口9aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力によりレシートの受取りを確認して本ステップによる処理動作の終了を認識し、カード挿入口9aのシャッタを閉鎖してステップS11へ移行する。
S11:カード挿入口9aからのレシートの引渡しを終えた制御部5は、記帳済みの通帳の受取りを案内する通帳受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、レシートの媒体受取案内処理の終了を認識したときに、前画面であるレシート受取案内画面を表示しながら、報知部13によってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「通帳をお受取りください。」等の通帳の受取りを促す旨の文言等を表示した通帳受取案内画面に切替え、通帳取扱部10のシャッタを解放して通帳挿入口10aから記帳済みの通帳を排出しながら、報知部13によって、予め設定された「通帳をお受取りください。」等の通帳受取案内音声を再生し、通帳挿入口10aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力によって、通帳の受取りを確認して本ステップによる処理動作の終了を認識し、通帳挿入口10aのシャッタを閉鎖してステップS12へ移行する。
S12:通帳挿入口10aからの通帳の引渡しを終えた制御部5は、紙幣の受取りを案内する紙幣受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、通帳の媒体受取案内処理の終了を認識したときに、前画面である通帳受取案内画面を表示しながら、報知部13によってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「紙幣をお受取りください。」等の紙幣の受取りを促す旨の文言等を表示した紙幣受取案内画面に切替え、紙幣入出金口11aのシャッタを解放して集積した紙幣を排出しながら、報知部13によって、予め設定された「紙幣をお受取りください。」等の紙幣受取案内音声を再生し、紙幣入出金口11aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力により紙幣の受取りを確認して本ステップによる処理動作の終了を認識し、紙幣入出金口11aのシャッタを閉鎖してステップS13へ移行する。
S13:紙幣入出金口11aからの紙幣の引渡しを終えた制御部5は、硬貨の受取りを案内する硬貨受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、紙幣の媒体受取案内処理の終了を認識したときに、前画面である紙幣受取案内画面を表示しながら、報知部13によってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「硬貨をお受取りください。」等の硬貨の受取りを促す旨の文言等を表示した硬貨受取案内画面に切替え、硬貨入出金口12aのシャッタを解放して集積した硬貨を排出しながら、報知部13によって、予め設定された「硬貨をお受取りください。」等の硬貨受取案内音声を再生し、硬貨入出金口12aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力により硬貨の受取りを確認して本ステップによる処理動作の終了を認識し、硬貨入出金口12aのシャッタを閉鎖してステップS14へ移行する。
S14:硬貨入出金口12aからの硬貨の引渡しを終えた制御部5は、硬貨の受取りを確認したときに、今回の出金取引の終了を認識し、入力表示部8の表示画面8aに「ありがとうございました。」等の謝辞を表す旨の文言を表示した謝辞画面(図6参照)を表示すると共に、予め設定された「ありがとうございました。取忘れ媒体はありません。」等の謝辞音声を再生し、顧客検知部15の近接センサ15aから退去信号が出力されたときに(ステップS16参照)、今回の出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って、入力表示部8の表示画面8aに初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
S15:一方、取引媒体の排出準備を終え、媒体受取案内処理との並行処理を開始した制御部5は、顧客検知部15の近接センサ15aからの出力信号により顧客の退去を監視しながら、出力信号が近接信号から退去信号に切替わるのを待って待機し、顧客検知部15から退去信号が出力されたときに、現在実行中のステップを記憶部7に保存してステップS16へ移行する。
退去信号が出力されない場合、つまり近接信号が出力され続けているときは、前記の待機を継続する。
S16:顧客検知部15から退去信号が出力されたことにより顧客の退去を判定した制御部5は、記憶部7に保存した実行中のステップがステップS14(謝辞画面表示ステップ)の場合は、今回の出金取引の終了を判定して出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って、入力表示部8の表示画面8aに初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
記憶部7に保存した実行中のステップがステップS9〜S13による媒体受取案内処理の実行中の場合は、割込処理によってステップS17へ移行する。
以下の説明においては、実行中のステップが、ステップS13による硬貨の媒体受取案内処理中であり、記憶部7に、ステップS13(硬貨受取案内処理ステップ)が保存されたとして説明する。
S17:顧客の退去が硬貨媒体受取案内処理中であることを認識した制御部5は、取忘れ媒体受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、図6に示すように、前処理である紙幣(取引媒体)の媒体受取案内処理(ステップS12)の終了を認識したときに、上記ステップS13と同様に、前画面である紙幣受取案内画面を表示しながら、報知部13によってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「硬貨をお受取りください。」等の硬貨の受取りを促す旨の文言等を表示した硬貨受取案内画面(媒体受取案内画面)に切替え、硬貨取扱部12の硬貨入出金口12a(媒体排出口)のシャッタを解放して集積した硬貨を排出しながら、報知部13によって、予め設定された「硬貨をお受取りください。」等の硬貨受取案内音声(媒体受取案内音声)を再生し、硬貨入出金口12aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力を待って待機する。
この待機中に、顧客検知部15の近接センサ15aから顧客の退去信号が出力されると(ステップS15参照)、制御部5は、所定の時間T(本実施例では、1秒間程度)の経過後に、顧客の注意を喚起するために、報知部13のスピーカ13a、13bによってビープ音を一定時間発生させ、ビープ音の終了と同時に、予め設定された「取引中です。取引媒体をお受取りください。」等の媒体受取案内音声を再生する。
S18:取忘れ媒体受取案内処理を開始した制御部5は、ビープ音に続けた媒体受取案内音声の再生回数が、予め設定された所定の繰返し回数(本実施例では、4回)を超えるのを待って待機し、ビープ音に続けた媒体受取案内音声の再生回数が所定の繰返し回数を超えたときに、ステップS21へ移行する。再生回数が所定の繰返し回数以下のときは、ステップS19へ移行する。
S19:取忘れ媒体受取案内処理を開始した制御部5は、顧客検知部15の近接センサ15aからの近接信号の出力を待って待機し、近接信号が出力されたときに、顧客の再近接を判定してステップS20へ移行する。
近接信号が出力されないときは、ステップS17へ戻って、取忘れ媒体受取案内処理を継続する。この場合に、ステップS17におけるビープ音の発生は、前回の媒体受取案内音声の終了と同時に発生させて、ビープ音に続けた媒体受取案内音声の再生を繰返す。
S20:顧客の再近接を判定した制御部5は、記憶部7の顧客画像格納エリアから退去した顧客の顧客画像を読出すと共に、顧客画像取得部14のビデオカメラ14aによって再近接した顧客の顧客画像を撮影し、それぞれの顧客画像から顔画像を切出して、顔認証により顧客の同一性を判定し、同一ではない場合は、再近接した顧客を他人と判定してステップS21へ移行する。
同一の場合は、再近接した顧客を顧客本人と判定して割込処理を解除し、記憶部7に保存した割込時に実行中のステップ(本説明ではステップS13)へ戻って、当該ステップによる処理動作を実行する。
例えば、図6のように、ステップS13による硬貨媒体受取案内処理中に割込処理を実行した場合は、再近接した顧客は、入力表示部8の表示画面8aに表示され続けている硬貨受取案内画面を視認して、シャッタが解放されている硬貨入出金口12aから集積されている硬貨を取出す。
これを、硬貨入出金口12aの媒体検知センサからの媒体受取信号によって認識した制御部5は、硬貨の受取りを確認して当該ステップによる処理動作の終了を認識したときに、次処理であるステップS14へ移行し、表示画面8aに謝辞画面を表示して謝辞音声を再生し、顧客検知部15の近接センサ15aから退去信号が出力されたときに、今回の出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って、入力表示部8の表示画面8aに初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
S21:上記ステップS18でビープ音に続けた媒体受取案内音声の再生回数が所定の繰返し回数を超えたと判定した、またはステップS20で再近接した顧客を他人と判定した制御部5は、取忘れ媒体の取込処理を実行する。
すなわち、制御部5は、各媒体排出口のシャッタを閉鎖し、各媒体排出口の媒体検知センサからの媒体残留信号によって取忘れ媒体の残留部位を特定し、当該媒体排出口を有する取扱部によって、その取扱部に設けられた取忘れ媒体収納庫に搬送して取忘れ媒体を保管し、全ての取忘れ媒体の取込を終えたときに、今回の出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って、入力表示部8の表示画面8aに初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
このようにして、本実施例の現金自動預払機1による出金取引における媒体取忘れ防止処理が実行される。出金取引での取引取消によって、挿入された取引カードや通帳を顧客に返却する場合も同様である。
以上説明したように、本実施例では、取引媒体を顧客に引渡すときに、ビープ音を発生させた直後に、取引媒体の受取りを促す案内音声を再生するので、顧客にとっては、単純な電子音であるビープ音は、案内音声に比べて聴き取りやすく、表示画面8aやカード挿入口9a等の媒体排出口への注意が高まるため、顧客の注意を喚起して、媒体排出口から排出された取引カード等の取引媒体を確実に顧客に引渡すことができ、取忘れ媒体の発生を未然に防止して、現金自動預払機1の運用効率を向上させることができる。
また、取引中に、顧客が媒体排出口から排出された取引媒体を取忘れて退去した場合に、当該顧客の再近接を検知するまで、ビープ音に続けた媒体受取案内音声の再生を繰返すので、顧客は、案内音声だけの場合に比べて、取引中であることに気付きやすく、現金自動預払機1へ戻って取忘れた取引媒体の引渡しを受けることができ、取忘れ媒体の発生を未然に防止して、現金自動預払機1の運用効率を向上させることができる。
更に、顧客の再近接を検知したときに、顔認証によって、再近接した顧客と退去した顧客との同一性を判定するので、退去した顧客が取忘れた取引媒体を、他人が持ち去ってしまうことを防止することができる。
以下に、図7ないし図9を用いて本実施例の現金自動預払機1について出金取引を例に説明する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の現金自動預払機1の構成は、上記実施例1の構成と同様である。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って、本実施例の現金自動預払機1による媒体取忘れ防止処理について出金取引を例に説明する。
本実施例のステップSB1〜SB8の処理動作は、上記実施例1のステップS1〜S8の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
SB9:取引媒体の排出準備を終え、顧客の退去監視処理との並行処理を開始した制御部5は、取引カードの受取りを案内するカード受取案内処理を実行する。
このような取引媒体の媒体受取案内処理について、図8に示すフローチャートおよび図9に示すタームチャートを用い、SCで示すステップに従って説明する。
カード受取案内処理の場合は、図9に示す前画面として、ステップSB6で表示した処理中画面が表示されている。
SC1:制御部5は、図9に示す前処理である取引媒体の排出準備の終了を認識したときに、ステップSC2の処理動作との並行処理により、顧客の注意を喚起するために、報知部13のスピーカ13a、13bによって、電子音であるビープ音を一定時間(本実施例では、3秒間程度)発生させ、一定時間の経過と同時に、ステップSC4、SC5、SC6による並行処理に移行する。
SC2:ステップSC1の処理動作の開始と同時に、制御部5は、入力表示部8の表示画面8aの表示を「次にカードが排出されます。」等の、次に取引カード(取引媒体)が排出される旨を予告する文言等を表示したカード排出予告画面(媒体排出予告画面)に切替え、ステップSC1のよるビープ音の終了と同時に、ステップSC4、SC5、SC6による並行処理に移行する。
SC3:ビープ音の終了と同時に制御部5は、入力表示部8の表示画面8aの表示を「カードをお受取りください。」等の取引カードの受取りを促す旨の文言等を表示したカード受取案内画面(媒体受取案内画面)に切替える。
SC4:ステップSC3の処理動作の開始と同時に、制御部5は、カード取扱部9によって、カード挿入口9a(媒体排出口)のシャッタを解放し、挿入されている取引カードをカード挿入口9aから排出(取引媒体排出)しながら、ステップSC6へ移行する。
SC5:ステップSC3の処理動作の開始と同時に、制御部5は、報知部13のスピーカ13a、13bによって、予め設定された「カードをお受取りください。」等のカード受取案内音声(媒体受取案内音声)を再生する。
SC6:取引カードの排出後に、カード挿入口9aの媒体検知センサからの媒体受取信号の出力を待って待機していた制御部5は、媒体検知センサから媒体受取信号が出力されたことにより顧客による取引カードの受取りを確認(取引媒体受取確認)して、本ステップ9による処理動作の終了を認識し、カード挿入口9aのシャッタを閉鎖して次処理であるステップSB10へ移行する。
なお、以下に説明するステップSB10〜SB13における媒体受取案内処理の処理動作は、上記と同様であるので、詳細な説明は省略する。
SB10:カード挿入口9aからの取引カードの引渡しを終えた制御部5は、印刷済みのレシートの受取りを案内するレシート受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、取引カードの媒体受取案内処理の終了を認識したときに、カード挿入口9aのシャッタを解放したまま、報知部13によってビープ音を一定時間発生させながら、前画面であるカード受取案内画面を「次にレシートが排出されます。」等の、次にレシートが排出される旨を予告する文言等を表示したレシート排出予告画面(図9参照)に切替え、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「レシートをお受取りください。」等のレシートの受取りを促す旨の文言等を表示したレシート受取案内画面(図9参照)に切替え、上記実施例1のステップS10と同様にして、レシートの受取りを確認したときに本ステップによる処理動作の終了を認識してステップSB11へ移行する。
SB11:カード挿入口9aからのレシートの引渡しを終えた制御部5は、記帳済みの通帳の受取りを案内する通帳受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、レシートの媒体受取案内処理の終了を認識したときに、報知部13によってビープ音を一定時間発生させながら、前画面であるレシート受取案内画面を「次に通帳が排出されます。」等の、次に通帳が排出される旨を予告する文言等を表示した通帳排出予告画面に切替え、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「通帳をお受取りください。」等の通帳の受取りを促す旨の文言等を表示した通帳受取案内画面に切替え、上記実施例1のステップS11と同様にして、通帳の受取りを確認したときに本ステップによる処理動作の終了を認識してステップSB12へ移行する。
SB12:通帳挿入口10aからの通帳の引渡しを終えた制御部5は、紙幣の受取りを案内する紙幣受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、通帳の媒体受取案内処理の終了を認識したときに、報知部13によってビープ音を一定時間発生させながら、前画面である通帳受取案内画面を「次に紙幣が排出されます。」等の、次に紙幣が排出される旨を予告する文言等を表示した紙幣排出予告画面に切替え、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「紙幣をお受取りください。」等の紙幣の受取りを促す旨の文言等を表示した紙幣受取案内画面に切替え、上記実施例1のステップS12と同様にして、紙幣の受取りを確認したときに本ステップによる処理動作の終了を認識してステップSB13へ移行する。
SB13:紙幣入出金口11aからの紙幣の引渡しを終えた制御部5は、硬貨の受取りを案内する硬貨受取案内処理を実行する。
すなわち、制御部5は、紙幣の媒体受取案内処理の終了を認識したときに、報知部13によってビープ音を一定時間発生させながら、前画面である紙幣受取案内画面を「次に硬貨が排出されます。」等の、次に硬貨が排出される旨を予告する文言等を表示した硬貨排出予告画面に切替え、ビープ音の終了と同時に、表示画面8aの表示を「硬貨をお受取りください。」等の硬貨の受取りを促す旨の文言等を表示した硬貨受取案内画面に切替え、上記実施例1のステップS13と同様にして、硬貨の受取りを確認したときに本ステップによる処理動作の終了を認識してステップSB14へ移行する。
その後のステップSB14〜SB21の処理動作は、上記実施例1のステップS14〜S21の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
このようにして、本実施例の現金自動預払機1による出金取引における媒体取忘れ防止処理が実行される。出金取引での取引取消によって、挿入された取引カードや通帳を顧客に返却する場合も同様である。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、取引媒体を顧客に引渡すときに、ビープ音の発生と同時に、次に排出される取引媒体を予告する媒体排出予告画面を表示するので、顧客は、案内音声に比べて聴き取りやすいビープ音によって注意が高まった予告画面により、次に排出される取引媒体を予め知ることができ、媒体排出口から排出された取引媒体の受取りを確実にして、取忘れ媒体の発生を未然に防止して、現金自動預払機1の運用効率を向上させることができる。
なお、本実施例では、ビープ音の発生と同時に媒体排出予告画面を表示するとして説明したが、媒体受取画面等の前画面に、取引媒体の受取りを促す旨の文言に続けて、次に排出される取引媒体を予告する文言を表示しておき、当該媒体受取処理の終了を認識した時にビープ音を発生させるようにしてもよい。
また、本実施例では、ビープ音と同時に、次に排出される取引媒体を予告する媒体排出予告画面を表示し、ビープ音の終了と同時に、当該取引媒体の媒体受取案内画面に切替えるとして説明したが、ビープ音と同時に媒体排出予告画面を表示し、ビープ音の終了と同時に、次に排出される取引媒体を予告する媒体排出予告音声を再生し、媒体排出予告音声の再生終了と同時に、当該取引媒体の媒体受取案内画面に切替えるようにしてもよい。
この場合に、媒体排出予告画面を表示したときに、媒体排出予告音声を再生し、媒体排出予告音声の再生終了と同時に、ビープ音を発生させるようにしてもよい。
上記各実施例においては、取引媒体の排出を、取引カード、レシート、通帳、紙幣、硬貨の順として説明したが、取引媒体の排出順は、前記に限らず、前記各取引媒体を全て順に排出するのであれば、どのような排出順であってもよく、取引カードおよびレシートをカード挿入口9aから同時に排出するようにしてもよい。
上記各実施例においては、媒体取忘れ防止処理を出金取引に適用した場合を例に説明したが、出金取引以外の他の取引、例えば、取引カードや通帳、現金を用いた入金取引や振込取引等における取引媒体の引渡しや返却の場合に適用すれば、上記と同様の効果を得ることができる。
この場合に、入金取引等において、混入した異物やリジェクト硬貨を、異物返却口16に排出した場合に、本発明のビープ音による注意喚起を適用すれば、返却した異物等の取忘れを防止することができる。
また、上記各実施例においては、ビープ音は取引媒体の排出前に発生させるとして説明したが、ビープ音の発生は取引媒体の排出後であってもよい。この場合は、各取扱部のシャッタの開動作の終了時に、ビープ音の発生と同時に媒体受取案内画面を表示するようにするとよい。
更に、上記各実施例においては、ビープ音に続けて媒体受取案内音声を再生するとして説明したが、媒体受取案内音声の再生に続けてビープ音を発生させるようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、報知部13のスピーカは2つとして説明したが、スピーカの数を1つにしてもよい。
1 現金自動預払機
1a 装置本体
1b 操作パネル
1c 前面パネル
2 ホストコンピュータ
3 通信回線
5 制御部
6 インタフェース部
7 記憶部
8 入力表示部
8a 表示画面
9 カード取扱部
9a カード挿入口
10 通帳取扱部
10a 通帳挿入口
11 紙幣取扱部
11a 紙幣入出金口
12 硬貨取扱部
12a 硬貨入出金口
13 報知部
13a、13b スピーカ
14 顧客画像取得部
14a ビデオカメラ
15 顧客検知部
15a 近接センサ
16 異物返却口

Claims (7)

  1. 取引媒体を排出する媒体排出口を備えた自動取引装置であって、
    前記取引媒体が排出される前に、顧客の注意を喚起する第1の音を発し、その後に前記取引媒体の受取りを促す第2の音を発することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記第1の音を発するときに、次に前記媒体排出口から排出される前記取引媒体を予告する予告画面を表示することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記予告画面を表示したときに、前記第1の音に続けて、次に前記媒体排出口から排出される前記取引媒体を予告する予告音声を発することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記予告画面を表示したときに、次に前記媒体排出口から排出される前記取引媒体を予告する予告音声に続けて前記第1の音を発することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    顧客の近接および退去を検知する顧客検知部を設け、
    前記顧客検知部により取引中の顧客の退去を検知したときに、前記顧客検知部により当該顧客の近接を検知するまで、前記第1の音の直後に前記第2の音を発することを繰返すことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項5に記載の自動取引装置において、
    前記顧客検知部により当該顧客の近接を検知したときに、当該顧客と、前記退去した顧客の同一性を判定することを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記第1の音は電子音であり、前記第2の音は受取案内音声であることを特徴とする自動取引装置。
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