JP5340008B2 - 現金自動取引システム、現金自動取引方法、および現金自動取引装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば金融機関等に設置されるような現金自動取引システム、現金自動取引方法、および現金自動取引装置に関する。
金融機関に設置される現金自動取引装置(ATM)は、顧客による取引が行われる際にキャッシュカードと暗証番号とにより本人確認を行っている。このような金融機関は、一般的な不審者対策として、現金自動取引装置を設置しているブース内に監視カメラを取り付け、該監視カメラで撮影された画像を記憶している。
近年、金融機関での取引において、盗難カードや偽造カード等の使用による被害や、携帯電話で利用者に不当な振込処理を促す振り込め詐欺による被害が増加している。このため、金融機関におけるセキュリティの向上が強く求められるようになってきている。
このセキュリティを向上できるものとして、例えば、自動取引装置の前で取引操作する顧客を撮影する監視カメラをコーナー上部に複数台取り付けておき、顧客が操作する位置の変化に対応させて、顧客を最も良好に撮影できる監視カメラを選択して切り替え、効率的に撮影画像を記憶するものが提案されている(特許文献1参照)。
また、自動取引装置において紙幣入出金口の上部に取り付けた監視カメラで紙幣入出金口を撮影して取引画面内に表示するとともに、出金時の動画を記憶するものが提案されている(特許文献2参照)。
また、自動取引装置の上部に取り付けた監視カメラにより顧客の背後を撮影した画像を取引画面内に表示して不審者に対する注意を喚起し、顧客自身が監視カメラの光学ズームを操作できるものが提案されている(特許文献3参照)。
また、操作立位面の下部に取り付けたカメラを上下(首振り)運動させることで、顧客が意識することなく、顧客の目線の高さ(健常者と車椅子利用者)に合わせて正確に顧客を撮影するものが提案されている(特許文献4参照)。
一方、振り込め詐欺は、ATMを使った犯罪の中でも特に被害金額が大きく、深刻な問題となっている。上述した特許文献1から4に開示されている技術を用いれば、監視カメラにより高い撮影精度で必要な映像データを得ることができ、これを記憶(保存)しておくことにより、振り込め詐欺被害が発生した後で、振込操作を行った利用者(被害者)の映像情報から操作時刻、振込先口座等の犯人逮捕に向けた手掛かりとなる情報取得が容易に得られる。
特開平9−325987号公報 特開2003−331339号公報 特開2005−327144号公報 特開平9−147182号公報
しかし、上述した特許文献1から4に開示されている技術は、犯罪を未然に防ぐ手段にはならないという問題点があった。
この発明は、上述の問題に鑑み、振り込め詐欺等による犯罪を未然に防止できる現金自動取引システム、現金自動取引方法、および現金自動取引装置を提供し、詐欺被害を防止することを目的とする。
この発明は、振込先となる振込口座の口座情報を記憶する記憶手段と現金自動取引装置と通信する通信手段とこれらを制御する制御手段とを有するホストコンピュータと、振込操作者の操作入力を受け付ける入力手段と画像表示を行う表示手段と前記ホストコンピュータと通信を行う通信手段とこれらを制御する制御手段とを備えた現金自動取引装置とを備えた現金自動取引システムであって、前記口座情報は、前記振込口座の利用者に関する写真画像情報が含まれる構成であり、前記現金自動取引装置の制御手段は、振込操作者によって振込処理が選択された場合に、前記入力手段により入力受付した振込先の口座情報に基づいて、前記ホストコンピュータの記憶手段に記憶されている該口座情報に含まれている写真画像情報を前記表示手段に表示する振込先写真画像表示処理を実行し、前記振込先写真画像表示処理により表示した写真画像の被写体を知っているか否か前記入力手段により選択入力させる選択入力処理を実行する構成である現金自動取引システムであることを特徴とする。
この発明により、振り込め詐欺等による犯罪を未然に防止できる。
現金自動取引装置の外観を示す斜視図。 現金自動取引装置のカメラ構造を説明する右側面図。 現金自動取引システムの構成を示すブロック図。 写真画像データ登録処理のフローチャート。 写真画像データ登録処理の画面説明図。 振込処理手順のフローチャート。 振込処理手順の画面説明図。 振込処理手順の画面説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、現金自動取引装置10(ATM)の外観を示す斜視図であり、図2は、現金自動取引装置10のカメラ構造を説明する右側面図である。
現金自動取引装置10は、正面の接客面の上部にハーフミラー11が設けられ、その下方位置に通帳出入部27およびカード読取部22が左右に並設されている。
さらにその下方には紙幣入出金部23、撮影窓12、硬貨入出金部28が左からこの順で並設されており、その手前側に入力表示部16(入力手段および表示手段)が設けられ、入力表示部16の左横に受話器13(通話手段)が設けられている。
撮影窓12は、利用者が写真画像データを登録する際に被写体を向ける目印となる開口部である。
受話器13は、現金自動取引装置10を金融機関や警察の相談窓口端末5と公衆回線4を通して通話する。この受話器13は、受話器13が外れるとフックスイッチがオフする構成になっており、これにより受話器13の状態を検出できるようにしている。
鏡15は、撮影窓から見える被写体を反射させてカメラ14のレンズに映像を合わせる。
入力表示部16は、利用者に対するガイダンス表示を行うモニタと取引操作のためのタッチパネルにより構成されている。
カメラ14は、撮影により写真画像を取得するものであり、現金自動取引装置10内に内蔵されている。
ハーフミラー11は、カメラ14の搭載位置を隠したままで、利用者の顔など店舗内を撮影するためのものである。
図2に示すように、現金自動取引装置10の内部には、ハーフミラー11の後方位置にカメラ14を回動可能にするカメラ部24が設けられており、撮影窓12の後方より少し下方位置に鏡15が設けられている。
これにより、カメラ14を上下方向に回動させてハーフミラー11越しに撮影する、あるいは鏡15で反射させて撮影窓12越しに撮影するなど、用途に応じて様々な角度から撮影できるようにしている。
図3は、図1の現金自動取引装置10を含む現金自動取引システム1の構成を示すブロック図である。現金自動取引システム1は、ホストコンピュータ2と、相談窓口端末5と、現金自動取引装置10とで構成されている。
ホストコンピュータ2は、現金自動取引装置10と専用回線3で接続されている。このホストコンピュータ2は、適宜のコンピュータで構成されており、CPU、メモリ等から主に構成される制御部2e(制御手段)、ハードディスク等から構成される記憶部2a(記憶手段)、キーボードやマウスなどで構成される入力部2b、ディスプレイなどで構成される表示部2c、LANボードなどで構成される通信部2d(通信手段)を備えている。そして、記憶部には、振込先となる振込口座の口座情報が記憶されている。この口座情報は、口座番号、および写真画像等によって構成されている。
相談窓口端末5は、現金自動取引装置10と公衆回線4で接続されている。この相談窓口端末5は、例えば電話機であり、オペレータが顧客と通話するのに用いる。
現金自動取引装置10は、主制御部25(制御手段)、回線制御部21(通信手段)、カード読取部22、紙幣入出金部23、カメラ部24、顧客操作部26、通帳出入部27、硬貨入出金部28、及び装置電源29により構成されている。
主制御部25は、各ユニット(各部、各機構)を全体的に制御する機能を有し、CPU、メモリ、ハードディスク等から主に構成されている。この主制御部25は、図1の撮影窓12、鏡15、カメラ14、および駆動部で構成するカメラ部24で取得した画像を保存する。
回線制御部21は、受話器13(図1参照)と相談窓口端末5の間での専用回線3を用いた通信、および、主制御部25とホストコンピュータ2の間での公衆回線4を用いた通信について、それぞれの電気的な接続と通信機能の制御を司る。
カード読取部22は、利用者の磁気カードを吸入し、磁気ストライプ(メモリ)の情報を取得する。
紙幣入出金部23は、入金された紙幣を計数し、収納する。また紙幣を収納庫より繰り出し、出金する。
カメラ部24は、カメラ14(図1参照)と、ソフトウェアで回転角度を制御できるステッピングモータとにより構成されており、主制御部25の制御に従ってカメラ14の上下回動およびカメラ14による撮影を実行する。
顧客操作部26は、図1のタッチパネル付の入力表示部16と受話器13で構成され、主制御部25より指示される利用者への情報を表示するとともに、タッチパネルから入力(ボタン押下などで入力)される利用者の取引情報を検知し、主制御部25へ送る。また、受話器13のフックスイッチの状態を主制御部25にて検知し、回線制御部21に対し、公衆回線4との接続又は切断を指示する電気信号を送る。また、入力表示部16に各種案内表示を行う。
通帳出入部27は挿入された通帳に取引内容を印字して返却する。
硬貨入出金部28は、入金した硬貨を計数し収納する。あるいは硬貨を収納庫より繰り出し、出金する。
装置電源29は、交流の商用電源30から現金自動取引装置10の各部にそれぞれ必要な電圧チャネルを生成し、供給する。
次に、図4のフローチャートおよび図5の画面説明図と共に、現金自動取引システム1を使用した写真画像データ登録処理の処理手順を説明する。
写真画像データ登録処理を開始した主制御部25は、図5(A)に示す写真撮影登録画面40を表示する(ステップS1)。この写真撮影登録画面40には、操作案内文を表示する案内文表示部41、撮影窓を説明する撮影窓説明画像表示部42、撮影開始を入力させる「撮影」ボタン43、および中止を入力させる「中止」ボタン44が設けられている。
主制御部25は、「撮影窓に撮影したいものを向けて下さい。」と音声ガイダンスを出力する(ステップS2)。
主制御部25は、カメラ部24によりカメラ14の向きを監視時の方向(図2に点線で示したハーフミラー11越しに撮影する方向)から鏡15の方向に向きを変える(ステップS3)。すなわち、カメラ14は、監視カメラとして利用者の有無に関わらず常時動作しており、この通常状態から、図2に実線で示したように鏡15の反射を利用して撮影窓12から撮影する登録用写真撮影状態になる。
主制御部25は、「撮影」ボタン43の押下を受けてカメラ14で撮影すると、その撮影により得た写真画像データ(写真画像情報)を保存する(ステップS4)。
主制御部25は、「撮影が完了しました。撮影した写真が画面に表示されます。」と音声ガイダンスを出力するとともに、図5(B)に示す写真確認画面50を入力表示部16に表示する(ステップS5)。この写真確認画面50には、操作案内文を表示する案内文表示部51、この写真を登録して良いことを入力させる「はい」ボタン52、撮影日と撮影した写真画像を表示する写真画像表示部53、撮り直しを入力させる「撮り直し」ボタン54、および中止を入力させる「中止」ボタン55が設けられている。これにより、利用者に登録する写真と撮影日を確認させる。
ここで利用者が期待通りの登録写真が得られたと判断して「はい」ボタン52が押下されたことを検知すると(ステップS6:Yes)、主制御部25は、ホストコンピュータ2と交信し、映像と撮影日情報で構成する写真画像データをホストコンピュータ2へ転送する(ステップS7)。これにより、ホストコンピュータ2は、受信した写真画像データを当該利用者(口座開設者)の口座情報に登録することができる。
主制御部25は、カメラ14の向きを監視時の向きに戻し(ステップS8)、後述の取引選択画面を入力表示部16に表示(ステップS9)して写真画像データ登録処理を終了し、通常の待ち状態(利用者がくるのを待っている待機状態)に移行する。
前記ステップS6で「はい」ボタン52が押下されず(ステップS6:No)、期待通りの写真が得られていないと判断した利用者に「中止」ボタン55が押下された場合は(ステップS10:Yes)、前記ステップS9に処理を進めて通常の待ち状態に移行する。
前記ステップS10で「中止」ボタン55の押下を検知しなかった場合(ステップS10:No)、利用者に「撮り直し」ボタン54が押下されたことを検知すると(ステップS11:Yes)、主制御部25は、「撮影窓に撮影したいものを向けて下さい。」と音声ガイダンスを出力し(ステップS12)、前記ステップS4に処理を戻して写真画像データを保存する。
「撮り直し」ボタン54が押下されたことを検知しなかった場合(ステップS11:No)、主制御部25は、ステップS5へ処理を戻し、撮影完了音声やガイダンスを出力する。
次に、図6のフローチャートおよび図7,図8の画面説明図と共に、この現金自動取引システム1を使用した振込処理手順を説明する。
主制御部25は、まず、図7(A)に示す取引選択画面60を入力表示部16に表示し、取引メニューを利用者に選択させる(ステップS21)。この取引選択画面60には、取引メニューの選択を案内する案内文表示部61、メニューボタンとなる「預け入れ」ボタン62、「残高照会」ボタン63、「お引き出し」ボタン64、「お振込み」ボタン66、および、写真を撮影して登録するための「写真撮影・登録」ボタン66が設けられている。
「お振込み」ボタン66が押下されず(ステップS22:No)、「写真撮影・登録」ボタン66が押下されたことを検知すると(ステップS28:Yes)、図4と共に説明した写真画像データ登録処理(ステップS1〜S12)を実行する。
「写真撮影・登録」ボタン66が押下されず(ステップS28:No)、それ以外の取引処理である「預け入れ」ボタン62、「残高照会」ボタン63、または「お引き出し」ボタン64のいずれかが押下されたことを検知すると、主制御部25は、選択された取引処理を実行し(ステップS29)、取引処理を終了する(ステップS30)。これらの「預け入れ」、「残高照会」、「お引き出し」の取引処理は、公知の従来処理と同一であるため詳細な説明を省略する。
前記ステップS22で「お振込み」ボタン66が押下されたことを検知すると(ステップS22:Yes)、主制御部25は、金融機関名、支店名、口座番号等の振込先情報を利用者に入力させ、この入力が完了するまで待機する(ステップS23:No)。
振込先情報の入力完了を検知すると(ステップS23:Yes)、主制御部25は、図7(B)に示す振込先情報表示画面70を入力表示部16に表示する振込先写真画像表示処理を行う(ステップS24)。この振込先情報表示画面70には、「はい」ボタン71、振込先を知っているか確認する確認案内文表示部72、「いいえ」ボタン73、「中止」ボタン74、及び振込先口座情報表示部76が設けられている。振込先口座情報表示部76には、振込先の口座名義を表示する口座名義表示部77、振込先の住所を表示する住所表示部78、および振込先の写真画像を表示する写真画像表示部79が設けられている。写真画像表示部79には、振込先の写真画像(例えば振込先の口座開設者の顔画像など)が、撮影日と共に表示される。
主制御部25は、選択入力処理を行い、振込先情報表示画面70で「はい」ボタン71が押下されたことを検知すると(ステップS25:Yes)、正常に振込処理を実行する(ステップS26〜S27)。この振込処理は、公知の従来処理と同一であるため、その詳細な説明を省略する。この「はい」ボタン71が押下されないと振込処理をしないことで、利用者が知らない相手に振り込んでしまい詐欺の被害を受けることを防止している。
前記ステップS25で「はい」ボタン71が押下されず(ステップS25:No)、「中止」ボタン55の押下を検知した場合(ステップS31:Yes)、主制御部25は、取引を中止し、取引選択画面60の表示(ステップS21)に処理を戻す。
前記ステップS31で「中止」ボタン55が押下されない場合(ステップS31:No)、「いいえ」ボタン73が押下されるまで(ステップS32:No)、ステップS25へ処理を戻して待機する。
「いいえ」ボタン73の押下を検知した場合(ステップS32:Yes)、主制御部25は、窓口接続画面80を入力表示部16に表示する案内処理を行う(ステップS33)。この入力表示部16には、相談窓口に接続することを案内する案内文表示部81、中止する際に押下される「中止」ボタン82、及び上述した振込先口座情報表示部76が設けられている。これにより、主制御部25は、利用者に受話器13を取ることを促す。
主制御部25は、利用者によって受話器13(図1参照)のフックスイッチがOFFされたことを検知するまで待機する(ステップS34:No)。受話器13が外れてフックスイッチがOFFになり、これを検知すると(ステップS34:Yes)、主制御部25は、回線制御部21にて公衆回線4経由で予め定められた架電先である相談窓口端末5の電話と接続し、係員と利用者の通話を可能にする架電処理を行う(ステップS35)。
利用者と係員との間の会話が終了し、利用者が受話器13を戻し、フックスイッチがONになったことを検知すると(ステップS36:Yes)、主制御部25は、公衆回線4との通信接続を切断し(ステップS37)、ステップS21に処理を戻して取引選択画面60を表示する。
以上の構成および動作により、口座開設者は写真画像データを登録することができ、振込取引者は振込先の口座を開設した者の写真画像データを確認することができる。従って、振り込め詐欺などが行われる場合に、振込先を知っているか否か振込先の特徴を識別しやすい写真画像データで判断でき、振り込め詐欺による被害を防止できる。
また、写真画像データの登録を必須にすれば、必ず写真画像データが残るため、振り込め詐欺などを行う犯罪者に対して口座を犯罪に利用しづらくさせることができる。
また、カメラ部24は、現金自動取引装置10の内臓カメラを監視カメラとして動作する場合と、利用者が写真画像登録時に利用者の意思で撮影する場合で、カメラ14による撮影方向を変える構成であるため、防犯性を高めることができる。詳述すると、犯罪しようと思う者が撮影を阻止しようと考えた場合、利用者が被写体を向ける方向に監視カメラがあると推測し、撮影を阻止すべく、ガムテープ等で撮影窓12を遮ることが考えられる。しかし、このようなことがなされても、別の角度からハーフミラー11越しにカメラ14で撮影を行えるため、確実に犯行を撮影することができる。
また、振込操作者が振込先の写真画像データを参照しても振込先の口座情報が正しいと判断できない場合、ハンドセット(受話器13)を用いて公衆回線4経由で問合せセンタ(相談窓口端末5)に接続し、振込操作者が問合せセンタの係員と通話できるため、このまま振り込んでよいか係員に相談するといったことができる。
また、万一、写真画像データがないなど十分な振込先情報を得られなくとも、振込操作途中において公衆回線4を通して容易に金融機関窓口(相談窓口端末5)など、詳しい振込先情報を持った相談者との会話により情報を得ることができる。このため、利用者(振込操作者)は、振り込め詐欺被害から確実に逃れることができる。
なお、例えば口座情報に写真画像データが登録されていない場合、ステップS24の代わりにステップS33以降を実施し、窓口接続画面80を表示するソフトウェア処理にするとよい。これにより、写真画像データを登録しないで振り込め詐欺などの犯罪が行われようとしても、相談窓口端末5で会話する係員が犯罪の可能性を示唆することや振込みを止めるようにアドバイスでき、振り込み詐欺による被害を防止することができる。
また、口座情報に写真画像データが登録されていない場合、ステップS24を実行する代わりに振込操作を禁止し、金融機関窓口で振込み手続きをすることを促すガイダンス表示を行うソフトウェア処理としてもよい。この場合も、振り込め詐欺による被害を防止することができる。
また、口座情報に写真画像データが登録されていない場合、ステップS23とS24の間に、振込先の口座開設者が引き出しする際に写真画像の登録を必須とさせるか否か選択させる選択画面を表示する構成とすればよい。
そして、必須と選択されると引き出し時に写真撮影を必須にするようホストコンピュータ2の口座情報に登録する引出制限要請処理を実行してからステップS24に進め、必須でないと選択されるとそのままステップS24に処理を進めるとよい。
さらに、その振込先の口座開設者が現金の引き出し(現金引出処理または当該口座から別の口座へ振り込むことで現金移動する振込処理)をしようとした際に、ステップS29の選択された取引処理のうち現金引出処理および振込処理を実行するにあたって、写真画像の登録が必須と登録されていれば、写真撮影画面を表示して撮影させ、撮影しないと引き出せないように引き出し制限する引出制限処理を実行するとよい。
これにより、振込先の口座開設者が振り込み詐欺等の犯罪行為を行っていた場合、振り込まれた現金を引き出す際に写真撮影が必要となり、証拠を残すことを嫌がる犯罪者に引き出しを断念させて被害を防止することができる。
また、ステップS4では口座開設者の顔を撮影した顔写真の写真画像データを保存する構成にしたが、例えば個人であれば家族の知っている思い出のある物やプレゼントを撮影して保存する、企業であれば会社パンフレットやビルの写真や製品や制服を撮影して保存するなど、個人の特徴を識別しやすい適宜の写真画像データの保存を許容する構成にしてもよい。この場合でも、振り込もうとする利用者は、振込先に覚えがあるか否かを写真画像によって認識できる。
また、ステップS4で取得し保存する写真画像データは、複数登録可能としてもよい。この場合は、口座開設者が複数の振込み人を想定して写真画像データをグループ別に登録するといったことができ、振り込もうとする利用者はそのうち1つでも知っている写真画像データがあれば正しいと認識して振り込むことができる。
また、ステップS4で登録済みの写真画像データを変更する更新処理を許容する構成としてもよい。この場合、個人であれば年齢に伴って異なってくる顔の見た目を更新して新たなものにするといったことができる。
また、カメラ部24は、上述した構成に限らず、紙幣や硬貨の取り出し口に設置されて取り忘れ有無を写真画像データとして残すためのカメラを設置し、このカメラを利用者撮影用と兼用してもよい。また、ハーフミラー11越しに2台のカメラを設置し、片方に撮影窓を設ける方式や、ハーフミラー11越しに広角カメラを一つ設置し、監視用と利用者向けとで撮影方向を分ける方式としてもよい。この場合も、カメラを用いて防犯性を高めることができる。
また、相談窓口端末5は、金融機関窓口に限らず、警察に備える、あるいは金融機関窓口や警察などの複数場所に設置するなど、適宜の場所に設置してもよい。複数場所に設置する場合、どこに接続して通話するか選択できるようにし、選択された架電先に架電する構成にしてもよい。この場合も、詳しい振込先情報を持った相談者との会話により情報を得ることができ、振込み詐欺の被害にあうことを防止できる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、金融機関等に設置される現金自動取引装置、現金自動取引システム、および現金自動取引方法に利用することができ、振り込め詐欺などの犯罪防止、および振込先の間違い防止に利用することができる。
1…現金自動取引システム、2…ホストコンピュータ、2a…記憶部、2d…通信部、2e…制御部、10…現金自動取引装置、13…受話器、16…入力表示部、21…回線制御部、25…主制御部

Claims (6)

  1. 振込先となる振込口座の口座情報を記憶する記憶手段と現金自動取引装置と通信する通信手段とこれらを制御する制御手段とを有するホストコンピュータと、
    振込操作者の操作入力を受け付ける入力手段と画像表示を行う表示手段と前記ホストコンピュータと通信を行う通信手段とこれらを制御する制御手段とを備えた現金自動取引装置とを備えた現金自動取引システムであって、
    前記口座情報は、
    前記振込口座の利用者に関する写真画像情報が含まれる構成であり、
    前記現金自動取引装置の制御手段は、
    振込操作者によって振込処理が選択された場合に、前記入力手段により入力受付した振込先の口座情報に基づいて、前記ホストコンピュータの記憶手段に記憶されている該口座情報に含まれている写真画像情報を前記表示手段に表示する振込先写真画像表示処理を実行し、
    前記振込先写真画像表示処理により表示した写真画像の被写体を知っているか否か前記入力手段により選択入力させる選択入力処理を実行する構成である
    現金自動取引システム。
  2. 通話することができる通話手段を前記現金自動取引装置に備え、
    前記現金自動取引装置の制御手段は、
    前記選択入力処理にて知らないと入力された場合に、
    前記通話手段により架電先のオペレータと話すように促す案内処理と、
    所定の架電先に架電する架電処理とを実行する構成である
    請求項記載の現金自動取引システム。
  3. 前記口座情報は、一利用者について前記写真画像を複数登録許容する構成である
    請求項1、または2記載の現金自動取引システム。
  4. 前記現金自動取引装置の制御手段は、
    前記口座情報に前記写真画像情報が存在していなければ、振込先となる振込口座の利用者に対する引き出し制限を要請する引出制限要請処理を実行し、
    該引き出し制限が要求された振込口座から現金引出処理または振込処理行われようとしたとき、以前の振込操作者により引出制限要請処理が実行されていれば、写真撮影しなければ現金引出および振込処理を実行できない構成とした
    請求項1からのいずれか1つに記載の現金自動取取引システム。
  5. 振込先となる振込口座の口座情報を記憶する記憶手段と現金自動取引装置と通信する通信手段とこれらを制御する制御手段とを有するホストコンピュータと、振込操作者の操作入力を受け付ける入力手段と画像表示を行う表示手段と前記ホストコンピュータと通信を行う通信手段とこれらを制御する制御手段とを備えた現金自動取引装置とを備えた現金自動取引システムを用いて現金を自動取引する現金自動取引方法であって、
    前記口座情報に、前記振込口座の利用者に関する写真画像情報を含ませておき、
    前記現金自動取引装置の制御手段は、振込操作者によって振込処理が選択された場合に、前記入力手段により入力受付した振込先の口座情報に基づいて、前記ホストコンピュータの記憶手段に記憶されている該口座情報に含まれている写真画像情報を前記表示手段に表示する振込先写真画像表示処理を実行し、
    前記振込先写真画像表示処理により表示した写真画像の被写体を知っているか否か前記入力手段により選択入力させる選択入力処理を実行する
    現金自動取引方法。
  6. 振込操作者の操作入力を受け付ける入力手段と画像表示を行う表示手段とホストコンピュータと通信を行う通信手段とこれらを制御する制御手段とを備えた現金自動取引装置であって、
    前記制御手段は、
    振込操作者によって振込処理が選択された場合に、前記入力手段により入力受付した振込先の口座情報に基づいて、前記ホストコンピュータの記憶手段に記憶されている該口座情報に含まれている写真画像情報を前記表示手段に表示する振込先写真画像表示処理を実行し、
    前記振込先写真画像表示処理により表示した写真画像の被写体を知っているか否か前記入力手段により選択入力させる選択入力処理を実行する構成である
    現金自動取引装置。
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