JP6336844B2 - 現金自動取引装置、媒体返却システム - Google Patents

現金自動取引装置、媒体返却システム Download PDF

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Description

本発明は、エンドユーザサポートに有人対応が必要な場合のエンドユーザと係員の応対機構を備えた現金自動取引装置、媒体返却システムに関する。
一般に銀行などのキャッシュコーナーに設置された現金自動取引装置(以下ATM:Automated Teller Machineとする)の前方接客側は、不特定多数が行きかう場所に面しており、係員操作部は壁を隔てられセキュリティ管理された別室からアクセスするような建物構造及び、装置設置形態になっている。
このATMでは、エンドユーザがATMを操作して自己の口座の現金入出金や振込みなどの手続きを行う事が出来る反面、ATMで処理中にトラブルが発生したり、ATM操作で困った事が生じた場合や、ATMから放出されたカードや現金などの媒体を取り忘れて、ATMが自動回収した場合は、エンドユーザが銀行の窓口に申し出るか、または、キャッシュコーナーのATMの傍らに設置されたオートホンを使って係員に申告することがある。
オートホンによる申告の場合、係員側のオートホンは、一般的に銀行店舗内の事務所に設置されていたり、公衆回線を経由して、コールセンタに接続されたりしている。そのため、ATM操作でのサポートは、遠隔でも可能なシステムが構築されているが、媒体の取り忘れなどの現物確認が必要な場合の対応は、装置の状態を確認したり装置内の媒体の確認や、エンドユーザへの詳しいヒアリングにより媒体特定して、受け渡しの記録を残すなど、遠隔からは全て対応できない場合もあるため、営業店の営業時間内で係員がATM後方のマシン室へ入ってATMログを検索し媒体を特定したり、さらに窓口やキャッシュコーナーに係員が赴いてエンドユーザへヒアリングしたりという対応となり移動を繰り返したりして接客対応が煩雑化している。
なお、本技術分野に関連する従来技術として、特開2013-171359号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「駅務機器の接客応対システムは、正面側の接客用操作・表示画面と背面側の駅係員用操作・表示画面を備えた複数の券売機等の各本体の中に画像付きインターフォン手段を実装し、駅係員は、複数の券売機等のいずれか1台の駅係員用操作・表示画面を操作して、複数の券売機等の各々の接客用操作・表示画面を利用する客との間で音声・画像で情報交換を行うように構成される。券売機等でお客と駅係員との間の直接対面を避け、マルチ対応一括タイプで間接的な接客応対を行える。」と記載されている。
特開2013−171359号公報
特許文献1は、券売機を利用する顧客と駅係員との接客対応について想定しているが、ATMを利用するエンドユーザからの問い合わせは、現金やキャッシュカード、通帳などの媒体に関る場合は特に本人確認が必要になる場合がある。この本人確認手段としては、係員がエンドユーザに免許証やパスポートの提出を求めたりして、本人確認を行う作業も余分に発生している。さらに近年では、本人成りすましによる犯罪も巧妙化しており、対応時の本人確認だけでなく、その対応を後から参照できるようにすることも求められている。
そこで、本発明は、ATMにおけるエンドユーザと係員との対応をより簡易に行うことができる装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の一つは、利用者に向けた操作案内の表示と利用者からの入力を受け付ける顧客操作部と、係員に向けた操作案内の表示と係員からの入力を受け付ける係員操作部と、顧客により問い合わせの際に利用される顧客音声入出力部と、顧客音声入出力部との間で音声の入出力を行う係員音声入出力部と、顧客を撮影する顧客撮影部と、係員を撮影する係員撮影部と、取引履歴を記憶する記憶部と、顧客音声入出力部と係員音声入出力部とを接続する顧客音声制御部と、取引により発生した取り忘れ媒体返却操作をする場合、顧客操作部に係員撮影部の映像を表示させ、係員操作部に顧客撮影部の映像を表示させ、顧客操作部または係員操作部より取り忘れ媒体を特定する情報の入力を受け付け、取り忘れ媒体を特定する情報と取引履歴に基づき係員操作部に前記取り忘れ媒体の情報を表示させる制御を行う全体制御部と、を備える。
ATM実機で取り忘れ媒体を返却する際にエンドユーザにヒアリングできる事で、対応の迅速化を実現するとともに、係員操作をATMで記録して後からの参照も可能にし、利便性の向上を図ることができる。
本実施例の媒体取り忘れシステムの構成を説明する図である。 本実施例を実現する構成を説明するブロック図である。 本実施例の取り忘れ媒体返却処理を説明するシーケンス図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。 本実施例の取り忘れ媒体返却処理を説明するシーケンス図である。 顧客操作パネルに表示される画面を説明する図である。 顧客が媒体を取り忘れた際の処理を説明するシーケンス図である。 係員操作パネルに表示される画面を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施例を実現する為の構成について図1〜図16を用いて説明する。図1は、本発明のATMの設置状態の概要を示した図である。
通常、現金自動取引装置101(以降、ATM101とする)は、ATM101前方のエンドユーザ102(利用者ともいう)が来店し操作する部屋(以降、キャッシュコーナー103とする)と、ATM101後方の壁104で隔てられた係員105が機器メンテナンスを行う部屋(以降、マシン室106とする)に跨る様に設置されている。マシン室106は、基本的には銀行が許可した人物しか入れないセキュリティが施されたエリアである。マシン室106にて行う機器メンテナンスは、主に現金の装填や回収、明細票の補充、通帳の補充等の作業、定期点検や修理等がある。
ATM101の前面側には、キャッシュコーナー103からエンドユーザ102が操作しATMの情報を表示する顧客操作パネル110と、エンドユーザが問い合わせを行う際に用いる通話器(以降、オートホン111とする)と前面側からATM101を操作している人物を撮影する為の人物カメラ112が装備されている。
ATM101の後方側には、マシン室106から係員105が操作する係員操作パネル120、マイク121とスピーカー122、操作する係員105を撮影する係員カメラ123が装備されている。
また、これらのデバイスは、ATM101のATM制御部130に接続され、HDDに記憶された図示しないATMの制御プログラムによって制御されている。さらに、ATM101は、店舗内ネットワークLAN107を介してIP電話207、213に接続されている。
次に本実施例を構成する各装置について詳細な説明をする。図2は本発明を実現する概略構成を示したブロック図である。
ATM101は、銀行の店舗201に設置されておりATM101の傍らには、オートホン111が設置されている。なお、オートホン111は一般的にはATM1台に対して1台ずつ設置されているため本実施例でもその構成に則って説明するが、これに限定されるものではない。
オートホン111は、ATM101に接続されている。さらにオートホン111の受発信を制御するオートホン制御部203、ATM制御部130のVOIP変換部205、外部回線部207に接続されている。なお、オートホン111は、顧客音声入出力部と呼ぶこともできる。
オートホン111はエンドユーザ102が手に取るとオフフックする構造になっており、オフフックをオートホン制御部203が検知すると、オートホン制御部203はあらかじめ設定したカレンダ設定に応じて、オートホン111の接続先を切り替えて接続する機能を有している。なお、オートホン制御部203は顧客音声制御部とも呼ぶことができ、また、ATM制御部130の一部の機能とすることもできる。
例えば、オフフックを検知した時間が店舗201の営業時間内のときは、ATM制御部130内のVOIP変換部205、外部回線制御部206と店舗内ネットワークLAN107を経由して、店舗201内の予め接続するように設定されたIP電話207に接続する。店舗201の営業時間外のときは、ATM制御部130内のVOIP変換部205、外部回線制御部206と店舗内ネットワークLAN107からルーター208を経由して、WAN回線204を介して接続するATMコールセンタ210のルーター211からコールセンタLAN212を経由して、あらかじめ接続先として割り振られたIP電話213に接続する。
ATM101は、ATM101の前面に装備された顧客操作パネル110とATM101を操作するエンドユーザ102の上半身を撮影し取引記録として残す為の人物カメラ112、エンドユーザ102に対して紙の明細票を印字発行する明細票発行部227、ATM101で取り忘れられた媒体(例えば、カード)を回収し収納する取り忘れ媒体収納庫228、ATM101の後方に装備されたスピーカー122とマイク121を備えた係員操作パネル120、操作した係員を画像で記録する係員カメラ123を有している。なお、顧客操作パネル110を顧客操作部、係員操作パネル120を係員操作部、人物カメラ112を顧客撮影部、係員カメラ123を係員撮影部、スピーカ122とマイク121を併せて係員音声入出力部と呼ぶこともできる。
これらATM101の各機器は信号線を介してATM制御部130と接続し、ATM制御部130により制御される。なお、ATM制御部130は全体制御部ともいう。また、ATM制御部130はオペレーティングシステムやATMの動作プログラム、稼動ログ(JNL:ジャーナルともいう)、各カメラの映像などを記憶するHDD228、オートホン111からの音声信号をパケットに変換するVOIP変換部205、VOIP変換部205にて変換されたパケットをネットワークを介してIP電話207、213との間で送受信をしたり、ATM101とホストコンピュータ108やATM監視端末109との間で情報の送受信を行う外部回線制御部207を有している。
なお、図示はしていないがATM101には、紙幣や硬貨を取扱う紙幣/硬貨処理部や磁気カードやICカード取扱うカード処理部、通帳の記帳処理などを行う通帳処理部などを備えている事はいうまでもない。また、顧客操作パネル110や係員操作パネル120は本実施例ではタッチパネルとして説明をするが、ディスプレイとボタン等により構成されるものとしてもよい。
店舗201にはATM101と店舗内ネットワークLAN107を介して接続するATM監視端末109とIP電話207がある。ATM監視端末109はATM101が正常に取引ができているか、紙幣搬送ジャム等により取引ができない状態になっていないか等の稼働状態を監視する端末である。IP電話207は上述するようにオートホン制御部203のカレンダ機能によってオートホン111からの着信を受ける。
また、ATM101は店舗内ネットワークLAN107、ルーター208、WAN回線204を介してホストコンピュータ108やATMコールセンタ210と接続する。ホストコンピュータ108はATM101のエンドユーザ102が取引の際に口座情報の照会等を行う。ATMコールセンタ210は、WAN回線204に接続するルーター211、コールセンタ内ネットワークLAN212に接続するIP電話213を有しており、オートホン制御部203のカレンダ機能によりオートホン111からの着信を受け、ATMコールセンタ210に在席するオペレータがエンドユーザ102との接客対応を行う。
次に本実施例の上記に説明した構成の装置を用いた取り忘れ媒体返却処理の流れを図3に示すシーケンス図と、図4〜16の画面の例とを用いて説明する。本実施例では係員がエンドユーザ102のカード取り忘れに対応する例を説明するが、この対応に限定されるものではないことは言うまでもない。
初めにエンドユーザ102により、ATM101の傍らにあるオートホン111がオフフックされると(ステップ301)、オートホン制御部203はカレンダ機能によりオフフックされた時間が店舗201の営業時間内かどうかを判定する(ステップ302)。
店舗の201の営業時間内であれば、店舗201内のあらかじめ設定されたIP電話207へ発信し(ステップ303)、店舗201内にいる係員105を呼出す。なお、店舗201の営業時間外の場合は、ATMコールセンタ210へ接続し、従来どおりATMコールセンタ210に在席するオペレータがエンドユーザ102の対応を行う。
係員105がIP電話207をオフフックすると、エンドユーザ102との間で通話が可能となり、エンドユーザ102の問い合わせに応答し内容をヒアリングする(ステップ304)。ヒアリング内容によりそのままATM101の実機確認をせずに解決できる場合は、係員105はそのまま従来どおりエンドユーザ102との応答を行う。例えば、ATM101の取引操作に関する問い合わせ等が該当する。
係員105によって、ヒアリング内容がエンドユーザ102の媒体取忘れなどによりATM101の実機において確認が必要であると判断された場合は(ステップ305)、係員105の転送操作によってIP電話207は当該のATM101に電話を転送する(ステップ306)。IP電話207より電話転送を受けたATM101は、係員操作パネル120に図4に示す画面を表示して係員が応答するまで呼出し状態で待機する(ステップ307)。またこのときATM101は、顧客操作パネル110には図5に示す案内画面も表示する(ステップ307)。
マシン室106へ移動した係員105により(ステップ308)、ATM101の係員操作パネル120の画面(図4)に従い応答ボタン401の押下を検知すると(ステップ309)、ATM制御部130は、オートホン111の音声通話の接続先を係員操作パネルのマイク121とスピーカー122に切換え、係員操作パネル120に図6に示す画面が表示される(ステップ310)。係員105とエンドユーザ102と会話し、エンドユーザ102の同意が得られた場合、ATM101はTV電話ボタン601を押下を検知し(ステップ311)、ATMTV電話を起動する(ステップ312)。
ATMTV電話が起動されると(ステップ312)、係員操作パネル120には図7に示す画面を表示され、右上には顧客の人物カメラ動画701を表示する。また顧客操作パネル110には図8に示す画面を表示され、係員カメラ123の係員映像801が表示される。
一方、エンドユーザ102の同意が得られない場合は、図7の人物カメラのカメラ映像701と図8の係員カメラ123の係員映像801を表示させず、そのまま音声のみの会話を継続する。
また、係員操作パネル120には図7に示す応答ナビゲーションが表示され、係員105の応答をサポートする。応答ナビゲーションは、最低限確認する項目を画面表示して、係員105がエンドユーザ102に対してのヒアリングを漏れなく行えるようにサポートする機能である。はじめに、図7に示すようにエンドユーザ102の問い合わせは媒体返却を伴うかどうかを確認する(ステップ312)。
媒体返却を伴わない場合は、通常画面に戻すボタン703を押下して通常の係員パネル画面に戻し、通常の応対を行う。例えば、取引中に紙幣等の媒体が詰まり搬送ジャムが発生した際の応対等である。
媒体取忘れボタン702を押下して媒体取り忘れを選択された場合は(ステップ313)、係員操作と通話内容とをATM制御部130のHDD228へ記録(ロギング)を開始する(ステップ314)。媒体を返したエンドユーザ102を特定したり、係員105が不正や誤った対応を行われた場合に後から特定するためである。
次に該当する稼働ログを検索する為、図9に示す媒体種類をヒアリングする画面を係員操作パネルに表示する(ステップ315)。本実施例では、カードの取り忘れ処理を例に挙げて説明する。係員105により、媒体選択ボタン901の中からカード取り忘れボタンが押下されると(ステップ316)、顧客操作パネル110には図10に示す画面が表示される(ステップ317)。この図10の画面は、例えばガイダンス文言1001を表示して、係員が操作している内容を簡略にエンドユーザ102に伝えるものである。
続いて係員操作パネル130に、図11に示す画面を表示する(ステップ317)。係員105からエンドユーザ102からヒアリングした、取り忘れ発生日の入力を受け付ける。この入力画面図11は、0〜9のテンキー1102以外に、直近の発生にすぐ対応できるようにショートカットボタン1103を表示する。本実施例では、当日発生した場合について説明する。この場合、係員105は、当日ボタン1103を押下し、確認ボタン1104を押下する(ステップ318)。当日ボタン1103と確認ボタン1104が押下されると顧客操作パネル110には、図12に示す画面が表示され、併せてガイダンス文言1201が表示をされる(ステップ319)。なお、本実施例では取り忘れ発生日の入力を係員105が行うとしているが、顧客操作パネル110に入力画面を表示させ、エンドユーザ102に入力させるものとしてもよい。
次に係員操作パネル120には、図13に示すカード取り忘れの検索結果が一覧表示1301される(ステップ319)。係員105より該当の取引を選び、返却ボタン1302が押下されると(ステップ320)、係員操作パネル120には図14示す画面が表示される(ステップ321)。係員105は図14示す当該取引情報1401を元に、ATM101の取り忘れ媒体収納庫228から当該カードを探すことができる(ステップ322)。
このとき当該取り忘れカードが見つからない場合は、取引の状況などをより詳細に調べる必要があるため、係員105により中止ボタン1402を押下され、返却処理は中止される。エンドユーザ102と会話するために窓口などで対応するためである。
ステップ322で当該取り忘れカードが見つかった場合は、取り忘れ媒体収納庫228から取り忘れカードを取り出した係員05により図14に示される画面にある確認ボタン1403が押下される(ステップ323)。このとき、係員カメラ123に当該取り忘れカードを映し、エンドユーザ102に確認させ、確認入力を入力させてもよい。その後、明細票発行部227は図15に示す画面を表示し、媒体引換券を発行する(ステップ324)。また、係員操作パネル120には、図16に示す画面を表示し(ステップ325)、係員105から終了ボタン1601の押下を受け付けると通話を終了する(ステップ326)。
終了ボタン1601の入力を確認すると、ATM制御部130は、ATM101の操作記録(ロギング)を終了する(ステップ327)。その後、エンドユーザ102は店舗201にある窓口に媒体引換券を持っていき交換する等を行うことで取り忘れカードを受け取ることができる。なお、媒体引換券の発行終了後または媒体引換券がエンドユーザ102に抜き取られた事を検知すると、操作記録(ロギング)を終了するとしてもよい。
以上のように本実施例では上記する構成とすることで、エンドユーザ102が媒体の取り忘れをした際に、銀行が営業時間内であれば媒体返却処理を係員105の迅速な対応をサポートすること出来る。その際、ATM101の後方で係員105が対応している様子が係員カメラ123で映し出される事でエンドユーザ102は安心感を得ることができる。また、返却処理のログを記録することで後に不正や誤った対応が行われた場合に参照することも可能となる。
[変形例1]
以下、実施例1の変形例について図17と図18を用いて説明する。装置構成は実施例1と同様であるため説明を省略する。本変形例では、取り忘れカードを返却する際にエンドユーザ102の本人確認を行う例について説明する。本変形例の本人確認動作を説明するシーケンス図を図18に示す。図18に示すシーケンス図の内、ステップ321までは実施例1と動作が同じであるため説明を省略する。
ステップ320で当該カードを取り忘れた取引が見つかった場合は(ステップ321、ATM制御部130は、エンドユーザ102の顧客操作パネル110に図18に示す画面を表示し(ステップ1801)、本人認証のための確認情報として暗証番号の入力を促す。エンドユーザ102から暗証番号の入力を受け付けると(ステップ1802)、ATM101のATM制御部130は入力された暗証番号(本人確認情報)をホストコンピュータ108に送信し(ステップ1803)、ホストコンピュータ108に本人確認を行わさせる(ステップ1804)。ホストコンピュータ108から本人確認完了を示す通信を受信すると(ステップ1805)、係員操作パネル120にその旨を表示し(ステップ1806)、係員105が取り忘れ媒体収納庫228から取り忘れカードを取り出す(ステップ322)。その後、係員105からの確認ボタン1403の押下を待ち(ステップ323)、取り忘れ媒体返却処理を進めることとなるが実施例1と同様のため省略する。なお、暗証番号の照合に失敗した場合は、係員105が中止ボタンを押下して、エンドユーザ102に窓口まで来るように誘導する。
以上のように本変形例では上記する構成とすることで、エンドユーザ102の本人確認がより正確に行うことができ、より正確にエンドユーザ102に取り忘れ媒体を返却することができる。
[変形例2]
以下、実施例1の変形例について図19、図20を用いて説明する。図19はエンドユーザ102が取引の際に媒体を取り忘れたときのATM101の動作について説明するシーケンス図である。図20は取引情報の検索結果を表示する画面である。なお、発明を実施するための構成は実施例1と同様であるため説明は省略する。
エンドユーザ102がATM101を用いて取引を行っているとき(ステップ1901)、ATM制御部130は、人物カメラ112を用いてエンドユーザ102を撮影し、取引内容とともにHDD228へ記録(ロギング)を開始する(ステップ1902)。その後、取引が進行し、ATM101はエンドユーザ102に媒体(本変形例ではカードとする)を返却する処理を行う(ステップ1903)。
エンドユーザ102が、返却されたカードを取り忘れるカード取り忘れが発生した場合(ステップ1904)、ATM101は取り忘れられたカードを取り忘れ媒体収納庫228へ搬送し、取引を終了する(ステップ1905)。カード回収後、取り忘れ媒体収納庫228にエンドユーザ102のカードを収納したことを一連の取引としてログに関連付けて記録する(ステップ1906)。なお、HDD228に記録したログ情報は、ATM監視端末109やホストコンピュータ108にて記録するとしてもよい(ステップ1907)。
上記するように、変形例2では、取引処理の際にエンドユーザ102を画像を取得して記録し、さらにカード回収が発生した際にその情報と関連付けて記録する構成とした。この構成とすることで、実施例1で示した取引情報を検索し係員操作パネル120に表示する際に、エンドユーザ102の画像も同時に表示する事が出来ることとなる。即ち、図20に示すように係員操作パネルには、取引を行った人物に画像2001と媒体返却処理を行っている人物のカメラ画像2002と同じ画面に表示されることとなり、媒体を取り忘れた当人が媒体の返却を受けようとしているか否かを判断する事が出来る。従って、本人になりすまして媒体を獲得しようとすることが防げ、セキュリティを高めることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、本発明についてATMに基づいて説明を行ったが、ATMに限らず現金の取引を行う装置(例えばCD)であっても本発明を実施することができる。
また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101・・・現金自動取引装置(ATM)、102・・・エンドユーザ、105・・・係員、107・・・店内ネットワークLAN、108・・・ホストコンピュータ、109・・・ATM監視端末、110・・・顧客操作パネル、111・・・オートホン、112・・・人物カメラ、120・・・係員操作パネル、121・・・マイク、122・・・スピーカー、123・・・係員カメラ、130・・・ATM制御部、203・・・オートホン制御部、210・・・コールセンタ、227・・・明細票発行部、228・・・取り忘れ媒体収納庫

Claims (7)

  1. 利用者に向けた操作案内の表示と前記利用者からの入力を受け付ける顧客操作部と、
    係員に向けた操作案内の表示と前記係員からの入力を受け付ける係員操作部と、
    前記顧客により問い合わせの際に利用される顧客音声入出力部と、
    前記顧客音声入出力部との間で音声の入出力を行う係員音声入出力部と、
    前記顧客を撮影する顧客撮影部と、
    前記係員を撮影する係員撮影部と、
    取引履歴を記憶する記憶部と、
    前記顧客音声入出力部と前記係員音声入出力部とを接続する顧客音声制御部と、
    取引により発生した取り忘れ媒体返却操作をする場合、前記顧客操作部に前記係員撮影部の映像を表示させ、前記係員操作部に前記顧客撮影部の映像を表示させ、前記顧客操作部または前記係員操作部より前記取り忘れ媒体を特定する情報の入力を受け付け、前記取り忘れ媒体を特定する情報と前記取引履歴に基づき前記係員操作部に前記取り忘れ媒体の情報を表示させる制御を行う全体制御部と、を備え
    前記記憶部は、前記取り忘れ媒体の返却操作の内容と前記顧客用撮影部および前記係員用撮影部の映像とを関連付けて記録することを特徴とする現金自動取引装置。
  2. 請求項に記載の現金自動取引装置であって、
    明細票を発行する明細票発行部を備え、
    前記取り忘れ媒体が特定された場合、前記全体制御部は前記取り忘れ媒体と交換を行う旨が記載された明細票を前記明細票発行部に発行させることを特徴とする現金自動取引装置。
  3. 請求項に記載の現金自動取引装置であって、
    前記、前記顧客操作部に所定の前記顧客情報を入力させる画面を表示させ入力された前記顧客情報を照合し、照合結果が一致している場合に、前記明細票を前記明細票発行部に発行させることを特徴とする現金自動取引装置。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の現金自動取引装置であって、
    前記顧客音声制御部は、前記顧客音声入出力部の接続先である同一店舗内にある第1の通信端末または前記第1の通信端末とは異なる場所にある第2の通信端末の少なくともいずれか一方と接続することを判定し、
    前記全体制御部は、前記顧客音声制御部により接続すると判定された前記第1の通信端末または前記第2の通信端末のいずれか一方と前記顧客音声入出力部とを接続させ、前記第1の通信端末から通信の転送を受信すると、前記係員操作部に前記転送がある旨の表示をさせ、前記係員により転送を受ける旨の入力を受け付けると、前記顧客音声入出力部と前記係員音声入出力部とを前記顧客音声制御部に接続させることを特徴とする現金自動取引装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の現金自動取引装置であって、
    前記全体制御部は、前記取引の際に前記顧客撮影部により撮影した画像を前記記録部に記録させ、前記撮影した画像を前記取り忘れ媒体の情報と共に表示させることを特徴とする現金自動取引装置。
  6. 問い合わせの際に顧客が使用するオートホンと、
    前記顧客による前記オートホンの取外しを検知し、予め定められた条件により前記オートホンの接続先である同一店舗内にある第1の通信端末または前記第1の通信端末とは異なる場所にある第2の通信端末の少なくともいずれか一方と接続することを判定するオートホン制御部と、
    前記オートホン制御部により接続すると判定された前記第1の通信端末または前記第2の通信端末のいずれか一方と前記オートホンとを接続させる全体制御部と、
    係員が操作に使用する係員操作部と、
    前記顧客が操作に使用する顧客操作部と、
    前記顧客を撮影する顧客カメラと、
    前記係員を撮影する係員カメラと、
    前記前記顧客カメラまたは前記係員カメラが撮影する画像を記録する記憶部と、を備える現金自動取引装置であって、
    前記全体制御部は、前記第1の通信端末から通信の転送を受信すると、前記係員操作部に前記転送がある旨の表示を行い、前記係員により転送を受ける旨の入力を受け付けると、前記オートホンと前記係員操作部とを接続し、前記係員操作部に前記顧客カメラおよび前記係員カメラを使用する旨の入力がされた場合、前記係員操作部には前記顧客カメラの画像を表示し、前記顧客操作部には前記係員カメラの画像を表示し、媒体返却を行う旨の入力がされた場合、前記顧客操作部および前記係員操作部の操作情報と前記顧客カメラおよび前記係員カメラの画像を前記記録部に記録させる制御を行うこと、を特徴とする現金自動取引装置。
  7. 問い合わせの際に顧客が使用するオートホンと、前記顧客による前記オートホンの取外しを検知し、所定の条件より前記オートホンの接続先である通信端末を判定するオートホン制御部と、前記オートホン制御部により接続すると判定された前記通信端末と、前記オートホンとを接続させる全体制御部と、係員が操作に使用する係員操作部と、前記顧客が操作に使用する顧客操作部と、前記顧客を撮影する顧客カメラと、前記係員を撮影する係員カメラと、前記前記顧客カメラまたは前記係員カメラが撮影する画像を記録する記憶部と、を備える現金自動取引装置と、
    ネットワークを介して前記現金自動取引装置と接続し、前記現金自動取引装置と同一店舗にある第1の通信端末と、
    ネットワークを介して前記現金自動取引装置と接続し、前記第1に通信端末とは異なる場所にある第2の通信端末と、を備える媒体返却システムであって、
    前記現金自動取引装置の前記全体制御部は、前記第1の通信端末から通信の転送を受信すると、前記係員操作部に前記転送がある旨の表示を行い、前記係員により転送を受ける旨の入力を受け付けると、前記オートホンと前記係員操作部とを接続し、前記係員操作部に前記顧客カメラおよび前記係員カメラを使用する旨の入力がされた場合、前記係員操作部には前記顧客カメラの画像を表示し、前記顧客操作部には前記係員カメラの画像を表示し、媒体返却を行う旨の入力がされた場合、前記顧客操作部および前記係員操作部の操作情報と前記顧客カメラおよび前記係員カメラの画像を前記記録部に記録させる制御を行うことを特徴とする媒体返却システム。
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