JP7457479B2 - トラブル対応補完装置、コンピュータプログラム、および精算用端末 - Google Patents
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Description
精算業務の無人化は、自動販売機のような単純な小売りサービスは古くから存在する。近年では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのような多種多様な小売りサービスで、無人レジスタが導入され始めている。
無人レジスタは、商品に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダを備えている。そして、そのバーコードリーダへ買い物客が自ら、購入しようとする商品のバーコードを読み取らせ、購入代金の支払いを受け付ける。
近年の精算用端末は、スピーカや液晶画面を備え、精算手順を音声や画面出力で説明する機器として進化しているものも多い。
精算業務の無人化を完全とすることは、サービス提供者の理想ではある。しかし、説明の誤解、操作の誤り、想定外の事態発生など、トラブルをゼロにすることはできない。
小売業であれば、有人レジスタを併設することや、無人レジスタの操作補助をするスタッフを配置することで対応する場合が多い。
一方、駐車場提供サービスにおいては、コールセンターの配備およびコールセンター直通電話機の設置によって対応している。
商品そのものに対するサポートであれ、精算業務のサポートであれ、コールセンターというサービス体制は古くから存在している。
購入または貸し出された端末(コンピュータやスマートフォン)の操作方法が分からない、という場合に対応するコールセンター・サービスは、従来から存在する。
端末そのものが商品である場合は、コールセンター・サービスは端末の製造業者による商材に対する付加サービスである。
特許文献2では、そうしたバーコードリーダ付きの精算用端末において、ホストコンピュータとの通信状態が悪くても、バーコードリーダを機能させるための技術が開示されている。
サービス代金の支払いを使用として精算用端末を操作する操作者(サービスユーザ)に対しては、前述したように、精算用端末が精算手順を音声や画面出力で説明する。しかし、サービスユーザの理解を超えてしまい、精算ができなくなることは少なくない。その原因としてまず考えられるのが、割引制度の多様化と、精算に伴う支払い方法の多様化である。
電子マネーの新規参入が続いている現状、精算用端末はこれに対応することが望まれている。しかし、電子マネーの新規参入もあり、完全な即時対応は困難である。それが理由で、精算用端末そのものの種類が増えてしまっている。
コールセンター従事者は、サービスユーザが置かれている現状把握をしなければ、トラブルに対応することはできない。しかし、精算手順のどの段階でトラブルになっているのか、ということをサービスユーザが上手く説明できない場合は多い。その結果、トラブル解消に多くの時間が費やされる場合が多い。
端末操作者が困っている場合を上手に処理できないと、サービス業務の顧客離れに繋がる。
コールセンターの仕事が増えることは、省力化に逆行することとなる。
コールセンター運営を採算の合う水準で有料化している場合を除き、コールセンター業務は収益を生まないため、サービス提供コストの上昇に直結し、経営状況を圧迫する。
更に、過大なストレスを抱えた従事者が増えてしまったら、離職者の増加につながるため、人的資源の損失ともなる。
第一の発明は、精算用端末の操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするためのトラブル対応補完装置に係る。
前記の精算用端末のタッチパネルの画面データを受信する画面データ受信手段と、
前記の精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを受信する精算機ID受信手段と、
その精算機ID受信手段が受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを前記のサポート端末へ送信するマニュアル送信手段と、
前記の画面データ受信手段が受信した画像データを前記のサポート端末へ送信する画像データ送信手段と、
を備える(図3参照)。
「精算用端末」とは、ホストコンピュータとのデータ通信が可能であるという意味での「端末」である。硬貨つり銭や領収書などの返却物を取り出すためのユニット、光学リーダおよび非接触通信によるリーダなどを備えている。加えて、精算しようとしているユーザからの入力と、ユーザへの何らかの指示等を実行する出力とが可能なタッチパネルを備えている。したがって、精算をしようとするユーザが精算に係る動作をタッチパネルに出力される指示に基づいたタッチ操作で進めることができる。
「精算用端末」の具体例としては、駐車料金の精算機、各種チケット(例えば搭乗券)の発券機、ATM(現金自動支払機)などである。
精算用端末のタッチパネルの画面データを、画面データ受信手段が受信する。精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを、精算機ID受信手段が受信する。受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを、前記のサポート端末へマニュアル送信手段が送信する。画像データを前記のサポート端末へ画像データ送信手段が送信する。
サポートをするためのサポート端末においては、精算機IDに対応する操作マニュアルと、サポートすべき精算用端末のタッチパネルの画面データとを受信している。よって、それらをサポート端末へ出力させることによって、サポート端末のオペレータは、精算用端末の操作に困ったユーザに対する円滑なサポートが可能となる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記のサポート端末においては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力させることとすると、より好ましい(図1参照)。
「メモ欄」とは、オペレータが自由に入力することができる欄であり、テキストデータが主な入力データとなる。具体的には、ユーザとの電話による通話での質問内容を要約して入力したり、質問内容に対する返答内容を入力したりする。
サポート端末においては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力される。そのため、サポート端末のオペレータは、ユーザに対する円滑なサポートと、サポート記録などのメモ入力とを、同時に実行しやすい。また、メモ入力によるデータ集計や入電分析の正確性を向上させることにも寄与する。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、サポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けて蓄積しているオペレータデータベースと、
前記の精算機ID受信手段が受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースを用いて適切なオペレータを選択するオペレータ選択手段と、
を備える。
そして、前記のマニュアル送信手段および前記の画像データ送信手段は、前記のオペレータ選択手段が選択したオペレータが操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信することとするのである(図3参照)。
「オペレータデータベース」は、オペレータ毎に、そのオペレータがどのような精算用端末に対するサポートの経験があるのか、その経験回数はどれくらいか、サポートに掛かった時間はそれぞれどの程度だったか、どの言語(日本語、英語、中国語、など)に対応可能か、といったデータが蓄積されている。
精算用端末には種類が多く、また、種類が同じでも設置場所に合わせたカスタマイズがなされることが少なくない。そうした状況を踏まえたデータベースを構築することが望ましい。
オペレータデータベースには、サポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けて蓄積している。精算機ID受信手段が受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースを用いることで、オペレータ選択手段は、適切なオペレータを選択する。
適切なオペレータが選択され、その選択されたオペレータが操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信ので、ユーザに対するサポート活動は円滑となることが期待できる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の画面データ受信手段および前記の画像データ送信手段(たとえば、図1、図2における「(駐車場)バック系システム」)は、前記の精算用端末とは物理的に別体であり、且つ、
前記のマニュアル送信手段を含む装置とも物理的に別体であることとするのである(図1参照)。
なお、図中の「(駐車場)バック系システム」とは、バックオフィスシステムと同義である。すなわち、ここでの「バック系システム」とは、精算用端末を使うユーザに接する部門を支援するための間接的な業務、データ処理などを実行する。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記の精算機ID受信手段および前記のマニュアル送信手段を含む装置(たとえば、図1における「受電システム」)は、前記の精算用端末とは物理的に別体であり、且つ、 前記の画面データ受信手段および前記の画像データ送信手段とも物理的に別体であることとするのである(図1参照)。
ここで、「受電システム」として具体的に採用する技術は、CTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション=コンピュータと電話機、PBX(構内交換機)、ファックス、モデムなどの電話系装置を統合し、コールセンターやサポートセンターの情報機能を効率化するシステム)である。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記のサポート端末から入力された前記のユーザに対する指示用データを前記の精算用端末へ送信する指示用データ送信手段を備え、
前記の画面データ受信手段は、前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを受信することとしてもよい(図8参照)。
「指示用データ」とは、オペレータが口頭で説明する電話による音声ではなく、タイプしたテキストデータや精算用端末の所定部分を点滅させるなどの信号といった各種デジタルデータである。
サポート端末から入力されたユーザに対する指示用データを、指示用データ送信手段が前記の精算用端末へ送信する。精算用端末の前にいるユーザは、指示データに基づいた操作を実行すれば、精算の終了に導かれる。
画面データ受信手段は、ユーザが指示データに基づく操作をした後の画面データを受信する。その画面データを取得することで、必要であれば、サポート端末において更なるサポート(たとえば更なる指示用データの送信)が可能である。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の画面データ受信手段は、前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを受信することとし、
前記の画像データ送信手段は、前記の画面データ受信手段が受信した操作ログデータを前記のサポート端末へ送信することとしてもよい(図10参照)。
ユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを、画面データ受信手段が受信する。画面データ受信手段が受信した操作ログデータを、画像データ送信手段がサポート端末へ送信する。サポート端末を操作するオペレータは、ユーザが操作した順序を把握することができるので、どのようにサポートをすれば適切であるか、の判断材料となる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の画面データ受信手段または前記の精算機ID受信手段は、前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーからタイマーデータを受信することとし、
前記の画像データ送信手段またはマニュアル送信手段は、前記のタイマーデータを前記のサポート端末へ送信することとしてもよい(図9参照)。
ユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーからタイマーデータを、画面データ受信手段または前記の精算機ID受信手段が受信する。受信したタイマーデータは、サポート端末へ送信される。サポート端末を操作するオペレータは、ユーザが操作を始めてからの時間を把握することができるので、どのようにサポートをすれば適切であるか、の判断材料となる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の画面データ受信手段または前記の精算機ID受信手段は、前記のユーザの顔を撮影するカメラから顔データを受信することとし、 前記の画像データ送信手段またはマニュアル送信手段は、前記の顔データを前記のサポート端末へ送信することとしてもよい(図11参照)。
なお、サポート端末へ送信することとする「顔データ」は、カメラが撮影した画像データそのものとする場合の他、顔認証システムを介して画像データから得た性別および年齢層という性別年齢認証データのみとすることで、プライバシーを保護することとしても良い。
ユーザの顔を撮影するカメラから顔データを、画面データ受信手段または精算機ID受信手段が受信する。受信した顔データは、サポート端末へ送信される。サポート端末を操作するオペレータは、ユーザの顔データによって、男女の区別や代替の年齢などを把握することができるので、どのようにサポートをすれば適切であるか、の判断材料となる。
第二の発明は、精算用端末の操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするためのトラブル対応補完装置を制御するためのコンピュータプログラムに係る。
そのコンピュータプログラムは、前記の精算用端末のタッチパネルの画面データを受信する画面データ受信手順と、
前記の精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを受信する精算機ID受信手順と、
その精算機ID受信手順にて受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを前記のサポート端末へ送信するマニュアル送信手順と、
前記の画面データ受信手順にて受信した画像データを前記のサポート端末へ送信する画像データ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させる。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記のサポート端末に対しては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、 前記のトラブル対応補完装置には、 サポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けて蓄積しているオペレータデータベースを備えており、
前記の精算機ID受信手順にて受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースを用いて適切なオペレータを選択するオペレータ選択手順を、前記のトラブル対応補完装置に実行させることとし、
前記のマニュアル送信手順および前記の画像データ送信手順においては、前記のオペレータ選択手順が選択したオペレータが操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信することとするのである。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記のサポート端末から入力された前記のユーザに対する指示用データを前記の精算用端末へ送信する指示用データ送信手順と、
前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを受信する操作後画面データ受信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを受信する操作ログデータ受信手順と、
その操作ログデータ受信手順にて受信した操作ログデータを前記のサポート端末へ送信する操作ログデータ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーからタイマーデータを受信するタイマーデータ受信手順と、
そのタイマーデータ受信手順が受信したタイマーデータを前記のサポート端末へ送信するタイマーデータ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成すると、より好ましい。
すなわち、前記のユーザの顔を撮影するカメラから顔データを受信する顔データ受信手順と、
その顔データ受信手順が受信した顔データを前記のサポート端末へ送信する顔データ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとするのである。
第二の発明に係るコンピュータプログラムは、インターネットを介して提供することが一般的であるが、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-R、CD-RW、MO(光磁気ディスク)、DVD-R、DVD-RW、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末手段へ伝送することも可能である。
第三の発明は、第一の発明とのサブコンビネーションの関係となる発明であり、
操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするトラブル対応補完装置(第一の発明)と通信可能な精算用端末に係る。
前記の精算用端末は、前記のトラブル対応補完装置への直通電話と、
前記のトラブル対応補完装置へ当該精算用端末を特定するための精算機IDを送信する精算機ID送信手段と、
前記のトラブル対応補完装置へ当該精算用端末におけるタッチパネルの画面データを送信する画面データ送信手段と、
を備える。
前記の直通電話が前記のトラブル対応補完装置と通話可能な状態となった場合に、前記の精算機ID送信手段が精算機IDを送信することとするとともに、前記の画像データ送信手段がタッチパネルの画面データを送信することとする(図2参照)。
精算用端末の操作に困ったユーザが直通電話の使用を開始する。すると、その直通電話がトラブル対応補完装置と通話可能な状態となり、精算機ID送信手段が精算機IDをトラブル対応補完装置へ送信する。また、当該精算用端末におけるタッチパネルの画面データを画面データ送信手段がトラブル対応補完装置へ送信する。
トラブル対応補完装置においては、直通電話を掛けているユーザとタッチパネルの画面データを共有できる(トラブル対応補完装置におけるオペレータがユーザと同じ画面を見ることができる)。そのため、精算機IDに対応したマニュアルデータと相まって、トラブルへの対応が円滑になる。
第三の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、タッチ操作が可能なタッチパネル(モニタ11)、紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)、磁気カードリーダ(14)、返却物取出しユニット(15)、および非接触リーダ(16)を備える。
前記のタッチパネル(11)は、上部正面に配置し、
前記の紙幣投入ユニット(12)、前記の硬貨投入ユニット(13)、および前記の磁気カードリーダ(14)は、前記のタッチパネル(11)の下方へ配置し、
前記の返却物取出しユニット(15)は、前記の硬貨投入ユニット(13)、および前記の磁気カードリーダ(14(の下方へ配置し、
前記の非接触リーダ(16)は、前記の紙幣投入ユニット(12)、前記の硬貨投入ユニット(13)、および前記の磁気カードリーダ(14)の位置と異なる高さへ配置する(図5参照)。
タッチパネル(11)が比較的高い位置にあり、立って使うことが前提であるユーザの視線に近いのでやすく、タッチパネル(11)に出力される指示を受けやすい。
紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)および磁気カードリーダ(14)は、タッチパネル(11)の下方へ配置することで、タッチパネル(11)を見ながらユーザの手で操作しやすい高さとなる。しかも、紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)および磁気カードリーダ(14)は、精算する際に操作の一連の流れとなるので、互いに隣り合うエリア内に配置することで、ユーザにとって円滑な操作に寄与する。
さらに、紙幣投入ユニット(12)および硬貨投入ユニット(13)は、操作の一連の流れとなるので、互いに隣り合うように配置することで、円滑な操作に寄与している。
第三の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の紙幣投入ユニット(12)、前記の硬貨投入ユニット(13)、および前記の磁気カードリーダ(14)は、ほぼ横方向の一列となるように配置するのである(図5参照)。
人の手は上下方向より横方向に移動する方がスムーズであり身体的負荷が軽い。したがって、紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)、磁気カードリーダ(14)は、精算する際に操作の一連の流れとなるので、紙幣投入ユニット(12) の紙幣投入口、硬貨投入ユニット(13) の硬貨投入口、磁気カードリーダ(14)における磁気カードの差し込み口を、ほぼ横方向に一列に並べて配置することで、スムーズな操作の流れとなる。
第三の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の紙幣投入ユニット(12)、前記の硬貨投入ユニット(13)、および前記の磁気カードリーダ(14)は、それぞれの下側に発光する発光部(12c,13b,14b)を配置することのである(図5参照)。
紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)、磁気カードリーダ(14)は、精算する際に操作の一連の流れとなる。発光部(12c,13b,14b) は、紙幣投入ユニット(12)、硬貨投入ユニット(13)、磁気カードリーダ(14) の位置を分かりやすくするので、より一層スムーズな操作の流れに寄与する。
第三の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記のトラブル対応補完装置から送信された指示用データを受信する指示用データ送信手段と、
その指示用データ送信手段が受信した指示用データを出力する指示用データ出力手段と、
を備えるとともに、
前記の画面データ送信手段は、前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを送信することとするのである。
トラブル対応補完装置から送信された指示用データを、指示用データ送信手段が受信する。受信した指示用データは、指示用データ出力手段が出力する。精算用端末の前にいるユーザは、指示データに基づいた操作を実行すれば、精算の終了に導かれる。
画面データ送信手段は、ユーザが指示データに基づく操作をした後の画面データを送信する。トラブル対応補完装置においては、ユーザが指示データに基づく操作をした後の画面データを受信する。その画面データを取得することで、必要であれば、サポート端末において更なるサポート(たとえば更なる指示用データの送信)が可能である。
第三の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを蓄積する操作ログデータベースを備え、
前記の画像データ送信手段は、前記のトラブル対応補完装置へ前記の操作ログデータを送信することとするのである。
「操作ログデータ」は、オペレータがユーザの操作手順を知ることができればよい。そのため、ユーザが操作する画面ほどの画質は不要であり、操作ログデータベースの記憶容量を節約するため、画質を落としたデータでよい。
ユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを操作ログデータベースが蓄積する。蓄積された操作ログデータは、画像データ送信手段がトラブル対応補完装置へ送信する。
サポート端末を操作するオペレータは、操作ログデータに基づいてユーザが操作した順序を把握することができるので、どのようにサポートをすれば適切であるか、の判断材料となる。
第三の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーと、
そのタイマーが計測したタイマーデータを前記のトラブル対応補完装置へ送信するタイマーデータ送信手段と、
を備えることとするのである。
ユーザが操作を開始してからの時間をタイマーが計測する。タイマーが計測したタイマーデータは、タイマーデータ送信手段がトラブル対応補完装置へ送信する。
サポート端末を操作するオペレータは、ユーザが操作を始めてからの時間を把握することができるので、どのようにサポートをすれば適切であるか、の判断材料となる。
第二の発明によれば、精算用端末に対応するためのコールセンター・サービスにおいて、サービスユーザの負担軽減、およびコールセンター従事者の負担軽減に寄与するトラブル対応補完装置用コンピュータプログラムを提供することができた。
図1では、精算用端末(機種A=タッチパネル式精算用端末)にて精算をしようとしていた駐車場ユーザが駐車料金を精算しようとしてトラブルとなった場合を示している。すなわち、精算用端末に付属したコールセンター直通電話機にて、電話を掛けている状態である。
オペレータが画面スクリーン画像を見ることにより、「ユーザの勘違い」や「コミュニケーション不足」による不確かな情報(オペレータ、ユーザとも互いに)のやりとりから、正しい情報に基づいたやりとりに変化するため、オペレータはより正確な状況をメモに残す(図13を用いて後述するが、メモはデータとして蓄積する)ことができる。
図2では、精算用端末、精算用端末に付属した直通電話、コールセンターの直通電話、オペレータが操作するサポート端末、駐車場バック系システム、および受電システムとの関係をブロック図で示している。
なお、直通電話を受けるオペレータと、ユーザへの操作指示を実行するオペレータとは、基本的に別である。加えて、直通電話を受けるオペレータの働き(機能)は、機械化することもできる。
サポート端末の液晶パネルには、画面データおよび操作マニュアルが同時に出力できる。
図3では、図1および図2と異なり、本願発明に係る「トラブル対応補完装置」が、ユーザ対応をするオペレータに係る端末を含めない、と考えることも可能であることを示している。このため、トラブル対応補完装置として破線で囲う枠からオペレータ(L)の端末が外れている。
トラブルとなっているユーザが目の前にしている精算用端末の機種が何であり、その機種への対応経験のあるオペレータが誰であるか、を適切に選択するのが、オペレータ選択手段である。
オペレータ(L)が操作する端末のモニタには、画面スクリーン画像が右側へ、左下には操作マニュアルが、左上にはメモ欄が出力される。
図4には、図1から図3では図示できなかったことを示している。具体的には、精算用端末は数もその機種も多く存在する旨を示しており、サポート端末およびそのサポート端末を操作するオペレータが身につけているヘッドセット(スピーカおよびマイク)も多数存在する旨を示している。
なお、オペレータデータベースおよびオペレータ選択手段は、図面におけるスペースの関係もあって省略している。
図5では、前述してきた精算用端末の詳細を図示している。
本実施形態に係る精算用端末1は、駐車場に設置する自動精算機の一例であり、例えばコンクリートの土台3と、この土台3の上に設置した箱型形状の精算機本体2で形成されている。
紙幣投入ユニット12、硬貨投入ユニット13および磁気カードリーダ14は、モニタ11の下方へ配置することで、モニタ11を見ながらユーザの手で操作しやすい高さとなる。しかも、紙幣投入ユニット12、硬貨投入ユニット13および磁気カードリーダ14は、精算する際に操作の一連の流れとなるので、互いに隣り合うエリア内に配置することで、ユーザにとって操作しやすくなる。
紙幣投入ユニット12および硬貨投入ユニット13は、操作の一連の流れとなるので、互いに隣り合うように配置することで、スムーズな操作の流れとなる。なお、各発光部12c,13b,14bは、紙幣投入ユニット12、硬貨投入ユニット13および磁気カードリーダ14の位置を分かりやすくするので、より一層スムーズな操作の流れに寄与する。
磁気カードリーダ14は、駐車場ユーザである場合、そのユーザが会員であることを証明するために最初に使われる。そのため、紙幣投入ユニット12および硬貨投入ユニット13に比べて利用頻度が高い。右利きの人が多いので、ユーザが対面した方向で前記の硬貨投入ユニット13における右側に磁気カードリーダ14を配置したことで、利き手での操作がスムーズで利便性が向上する。
人の手は上下方向より横方向に移動する方がスムーズであり身体的負荷が軽い。したがって、紙幣投入ユニット12、硬貨投入ユニット13、磁気カードリーダ14は、精算する際に操作の一連の流れとなるので、紙幣投入口12aと硬貨投入口13aと差し込み口14aを横方向に一列に並べて配置することで、スムーズな操作の流れとなる。
スピーカ17,17は、精算機本体2における前面に配置されることで、ユーザは必要な操作や案内事項を知らせる音声を聞き取りやすくなる。
図6は、サポートに要した通話時間の平均値について、画面データをサポート端末へ出力させない場合と、出力させた場合とで比較している。画面データをサポート端末へ出力させた場合の方が、サポートに要した通話時間が短くなっていることは一目瞭然である。
図7は、精算用端末の画面スクリーン画像を、トラブル対応補完装置とは物理的に別体である駐車場バック系システムへ一旦送信する実施形態を示している。
画像データの送受信は負荷が大きい。一方、サポートをするサポート端末においては、できるだけ早く、画面スクリーン画像が欲しい。そのため、トラブル対応補完装置とは物理的に別体としたのである。このことで、負荷に対する増強(または削減)など、運用状況に合わせやすい。
図8は、コールセンターの端末(指示用端末)を操作するオペレータが、トラブルで困っているユーザの前にある精算用端末に対して指示用データを送信する旨、およびその指示用データを受信した精算用端末をユーザが捜査した結果の画面スクリーン画像(画像データ)をトラブル対応補完装置へ送信する旨、を示している。
画面データ受信手段は、ユーザが指示データに基づく操作をした後の画面データ(画面スクリーン画像(更新))を受信する。その画面データを取得することで、必要であれば、サポート端末において更なるサポート(たとえば、更なる指示用データの送信)が可能である。
図9は、精算用端末にタイマーとログデータベースとが備えられており、そのうちのタイマーを活かしたサポートをするための図である。
図10は、精算用端末にタイマーとログデータベースとが備えられており、そのうちのログデータベースへ格納されたログデータを活かしたサポートをするための図である。
図11は、精算用端末に精算をしようとするユーザの顔を撮影するカメラが備えられ、そのカメラ画像を活かしたサポートをするための図である。このカメラ画像は、オペレータが男女の区別、年齢層などが判別できる程度の画質(データ量)でよく、鮮明な画像データである必要はない。
図12は、タイマーデータや操作ログについてどのような処理手順がなされるか、精算用端末を主体として示したフローチャートである。
続いて、ユーザが精算をすることができず、コールセンターへの直通電話を使い始めたか否か、を判断する(S2)。その判断は、精算用端末に付属した直通電話の受話器を上げ、通話開始ボタンを押したか否か、で判断する。
一方、ユーザが直通電話を使い始めたら、トラブル対応補完装置に対して、タイマーデータおよび操作ログを送信する(S3)。
次のユーザの精算前には、タイマーはリセットされているとともに、操作ログの記憶手段においても前のユーザによる操作ログは消去されている。
図13では、サポート端末において用いられたデータがどのように処理されるか、をブロック図として示している。
3; 土台
10 ;精算機用ユニット 11 ;タッチパネル
12 ;紙幣投入ユニット 12a;紙幣投入口
12b;紙幣返却口 12c;発光部
13 ;硬貨投入ユニット 13a;硬貨投入口
13b;発光部
14 ;磁気カードリーダ 14a;差し込み口
14b;発光部
15 ;返却物取出しユニット 15a;返却物取出し口
16 ;非接触リーダ 17 ;スピーカ
Claims (17)
- 駐車場の精算用端末の操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするためのトラブル対応補完装置であって、
前記の精算用端末のタッチパネルの画面データを受信する画面データ受信手段と、
前記の精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを受信する精算機ID受信手段と、
その精算機ID受信手段が受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを前記のサポート端末へ送信するマニュアル送信手段と、
前記の画面データ受信手段が受信した画像データを前記のサポート端末へ送信する画像データ送信手段と、
前記のサポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けて蓄積しているオペレータデータベースと、
前記の精算機ID受信手段が受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースにおけるサポートの経験値を用いて適切なオペレータを選択するオペレータ選択手段と、
を備え、
前記のオペレータデータベースには、精算機用端末における種類および設置場所に合わせたカスタマイズに対する経験値を含むこととし、
前記のサポート端末においては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力させることとし、
前記のマニュアル送信手段および前記の画像データ送信手段は、前記のオペレータ選択手段が選択したオペレータの操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信することとした
トラブル対応補完装置。 - 前記の画面データ受信手段および前記の画像データ送信手段は、前記の精算用端末とは物理的に別体であり、且つ、
前記のマニュアル送信手段を含む装置とも物理的に別体であることとした
請求項1に記載のトラブル対応補完装置。 - 前記の精算機ID受信手段および前記のマニュアル送信手段を含む装置は、前記の精算用端末とは物理的に別体であり、且つ、
前記の画面データ受信手段および前記の画像データ送信手段とも物理的に別体であることとした
請求項1または請求項2のいずれかに記載のトラブル対応補完装置。 - 前記のサポート端末から入力された前記のユーザに対する指示用データを前記の精算用端末へ送信する指示用データ送信手段を備え、
前記の画面データ受信手段は、前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを受信することとした
請求項1から請求項3のいずれかに記載のトラブル対応補完装置。 - 前記の画面データ受信手段は、前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを受信することとし、
前記の画像データ送信手段は、前記の画面データ受信手段が受信した操作ログデータを前記のサポート端末へ送信することとした
請求項1から請求項4のいずれかに記載のトラブル対応補完装置。 - 前記の画面データ受信手段または前記の精算機I D 受信手段は、前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーからタイマーデータを受信することとし、
前記の画像データ送信手段またはマニュアル送信手段は、前記のタイマーデータを前記のサポート端末へ送信することとした
請求項1から請求項5のいずれかに記載のトラブル対応補完装置。 - 前記の画面データ受信手段または前記の精算機I D 受信手段は、前記のユーザの顔を撮影するカメラから顔データを受信することとし、
前記の画像データ送信手段またはマニュアル送信手段は、前記の顔データを前記のサポート端末へ送信することとした
請求項1から請求項6のいずれかに記載のトラブル対応補完装置。
- 駐車場の精算用端末の操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするためのトラブル対応補完装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記の精算用端末のタッチパネルの画面データを受信する画面データ受信手順と、
前記の精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを受信する精算機ID受信手順と、
その精算機ID受信手順にて受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを前記のサポート端末へ送信するマニュアル送信手順と、
前記の画面データ受信手順にて受信した画像データを前記のサポート端末へ送信する画像データ送信手順と、
前記のサポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けてオペレータデータベースに蓄積しているオペレータデータ蓄積手順と、
前記の精算機ID受信手順にて受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースにおけるサポートの経験値を用いて適切なオペレータを選択するオペレータ選択手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとし、
前記のオペレータデータベースには、精算機用端末における種類および設置場所に合わせたカスタマイズに対する経験値を含むこととし、
前記のサポート端末においては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力させることとし、
前記のマニュアル送信手順および前記の画像データ送信手順においては、前記のオペレータ選択手順にて選択したオペレータの操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信することとした
コンピュータプログラム。 - 前記のサポート端末から入力された前記のユーザに対する指示用データを前記の精算用端末へ送信する指示用データ送信手順と、
前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを受信する操作後画面データ受信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとした
請求項8に記載のコンピュータプログラム。 - 前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを受信する操作ログデータ受信手順と、
その操作ログデータ受信手順にて受信した操作ログデータを前記のサポート端末へ送信する操作ログデータ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとした
請求項8または請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。 - 前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーからタイマーデータを受信するタイマーデータ受信手順と、
そのタイマーデータ受信手順が受信したタイマーデータを前記のサポート端末へ送信するタイマーデータ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとした
請求項8から請求項10のいずれかに記載のコンピュータプログラム。 - 前記のユーザの顔を撮影するカメラから顔データを受信する顔データ受信手順と、
その顔データ受信手順が受信した顔データを前記のサポート端末へ送信する顔データ送信手順と、
を前記のトラブル対応補完装置に実行させることとした
請求項8から請求項11のいずれかに記載のコンピュータプログラム。 - 操作に困ったユーザを遠隔にあるサポート端末にてサポートするトラブル対応補完装置と通信可能な駐車場の精算用端末および前記のサポート端末を備えたトラブル対応補完システムであって、
前記の精算用端末は、
前記のトラブル対応補完装置への直通電話と、
ユーザによるタッチ操作が可能なタッチパネルと、
前記のトラブル対応補完装置へ当該精算用端末を特定するための精算機IDを送信する精算機ID送信手段と、
前記のトラブル対応補完装置へ当該精算用端末におけるタッチパネルの画面データを送信する画面データ送信手段と、
を備えるとともに、
前記の直通電話が前記のトラブル対応補完装置と通話可能な状態となった場合に、前記の精算機ID送信手段が精算機IDを送信することとするとともに、前記の画像データ送信手段がタッチパネルの画面データを送信することとし、
前記のサポート端末は、
前記の精算用端末のタッチパネルの画面データを受信する画面データ受信手段と、
前記の精算用端末から当該精算用端末を特定するための精算機IDを受信する精算機ID受信手段と、
その精算機ID受信手段が受信した精算機IDに対応する操作マニュアルを前記のサポート端末へ送信するマニュアル送信手段と、
前記の画面データ受信手段が受信した画像データを前記のサポート端末へ送信する画像データ送信手段と、
前記のサポート端末を操作するオペレータについて、サポートの経験値に関する情報を操作中のサポート端末に紐付けて蓄積しているオペレータデータベースと、
前記の精算機ID受信手段が受信した精算機IDおよび前記のオペレータデータベースにおけるサポートの経験値を用いて適切なオペレータを選択するオペレータ選択手段と、
を備え、
前記のオペレータデータベースには、精算機用端末における種類および設置場所に合わせたカスタマイズに対する経験値を含むこととし、
前記のサポート端末においては、オペレータがサポートの際に入力するメモ欄と前記の操作マニュアルと前記の画像データとを一画面で出力させることとし、
前記のマニュアル送信手段および前記の画像データ送信手段は、前記のオペレータ選択手段が選択したオペレータの操作する端末へ操作マニュアルおよび画像データを送信することとした
トラブル対応補完システム。 - 前記の精算用端末は、
紙幣投入ユニット、硬貨投入ユニット、磁気カードリーダ、返却物取出しユニット、および非接触リーダを備え、
前記のタッチパネルは、上部正面に配置し、
前記の紙幣投入ユニット、前記の硬貨投入ユニット、および前記の磁気カードリーダは、前記のタッチパネルの下方へ配置し、
前記の返却物取出しユニットは、前記の硬貨投入ユニット、および前記の磁気カードリーダの下方へ配置し、
前記の非接触リーダは、前記の紙幣投入ユニット、前記の硬貨投入ユニット、および前記の磁気カードリーダの位置と異なる高さへ配置することとした
請求項13に記載のトラブル対応補完システム。 - 前記の精算用端末は、
前記のトラブル対応補完装置から送信された指示用データを受信する指示用データ送信手段と、
その指示用データ送信手段が受信した指示用データを出力する指示用データ出力手段と、
を備えるとともに、
前記の画面データ送信手段は、前記のユーザが前記の指示データに基づく操作をした後の画面データを送信することとした
請求項13または請求項14のいずれかに記載のトラブル対応補完システム。 - 前記の精算用端末は、
前記のユーザが操作を開始してからの画面推移である操作ログデータを蓄積する操作ログデータベースを備え、
前記の画像データ送信手段は、前記のトラブル対応補完装置へ前記の操作ログデータを送信することとした
請求項13から請求項15のいずれかに記載のトラブル対応補完システム。 - 前記の精算用端末は、
前記のユーザが操作を開始してからの時間を計測するタイマーと、
そのタイマーが計測したタイマーデータを前記のトラブル対応補完装置へ送信するタイマーデータ送信手段と、
を備えた請求項13から請求項16のいずれかに記載のトラブル対応補完システム。
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