JP2016157261A - 忘れ物防止システム、忘れ物防止方法および顧客利用型端末。 - Google Patents

忘れ物防止システム、忘れ物防止方法および顧客利用型端末。 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する手段を提供する。
【解決手段】顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムであって、前記顧客が載置した物品を検出する物品検出手段と、前記物品検出手段が検出した物品の情報を表示する表示手段と、前記物品が取去られたことを検出する物品取去り検出手段と、前記物品取去り手段により前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示手段に表示した物品の情報を変化させる情報変化手段と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無人の状態で顧客が利用する現金自動預払機等の顧客利用型端末、並びに顧客利用型端末の付近に顧客が置いた物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムおよび忘れ物防止方法に関する。
従来の現金自動預払機は、顧客が、取引カードや通帳、現金をそれぞれの排出口から取忘れた場合に、顧客が現金自動預払機から離れたことを検出して警報を発し、顧客に取引カード等の取忘れを報知している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002-117429号公報(段落0009−0011、第5図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、取引カードや通帳、現金の各排出口に取忘れがある場合に、顧客が顧客利用型端末としての現金自動預払機から離れたときに警報を発して顧客に取忘れを報知しており、既に顧客が現金自動預払機から離れているため、顧客が取忘れた物を取りに戻る時間や、取忘れた物の所有者であることの本人確認のための時間等が必要になり、取忘れた物を顧客に引渡すまでに時間を要すると共に、現金自動預払機1の利用を待つ利用待機者が存在する場合はその待機時間が長くなるという問題がある。
また、顧客が現金自動預払機の操作卓等に、顧客のスマートフォンや抜取った後の取引カード等の顧客の携行品等の物品を置忘れた場合には、警報を発することができないため、置忘れた物品を顧客に引渡すまでに更に時間を要するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムであって、前記顧客が載置した物品を検出する物品検出手段と、前記物品検出手段が検出した物品の情報を表示する表示手段と、前記物品が取去られたことを検出する物品取去り検出手段と、前記物品取去り手段により前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示手段に表示した物品の情報を変化させる情報変化手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明は、顧客利用型端末の利用を終えた顧客に対し、顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の情報を提示することができ、顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止することができるという効果が得られる。
実施例の忘れ物防止システムを示す説明図 実施例の現金自動預払機を示す説明図 実施例の連携サーバを示す説明図 実施例の監視カメラを示す説明図 実施例の忘れ物防止処理を示す流れ図 実施例の忘れ物報知画面の表示例を示す説明図 実施例の取引終了画面の表示例を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による忘れ物防止システムの実施例について説明する。
以下に、図1ないし図7を用いて本実施例の忘れ物防止システムについて説明する。
本実施例の忘れ物防止システムは、図1に示すように、銀行等の金融機関の支店や、コンビニエンスストア等の店舗に設置された顧客利用型端末としての現金自動預払機1と、店舗に設置されたサーバ装置としての連携サーバ2と、監視カメラ3とで構成され、現金自動預払機1と連携サーバ2との間は通信ケーブル5を介して接続され、連携サーバ2と監視カメラ3との間は通信ケーブル6を介して接続されている。
現金自動預払機1は、電話回線や専用回線等の通信回線を介して図示しないホストコンピュータと接続すると共に、連携サーバ2と通信ケーブル5を介して接続しており、無人の状態で顧客との間の取引処理を自動で行う機能等を有している。
また、現金自動預払機1は、図2に示すように、ATM制御部11、ATM記憶部12、通信部13、入力表示部14、カード取扱部15、通帳取扱部16、紙幣入出金部17、硬貨入出金部18、警報部19等を備えている。
ATM制御部11は、通信部13によって通信回線を介して図示しないホストコンピュータと接続すると共に通信ケーブル5を介して連携サーバ2と接続しており、現金自動預払機1内の各部を制御して取引処理等を実行する機能等を有している。
ATM記憶部12は、ATM制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびATM制御部11による処理結果等が格納される。
通信部13は、現金自動預払機1と、ホストコンピュータおよび連携サーバ2とを相互通信可能に接続する機能等を有している。
入力表示部14は、現金自動預払機1の前面側に配置された操作卓1aに設けられたLCD等の表示画面14aとタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面、顧客に対する所定の情報等を表示する他、入力手段により顧客からの入力を受付ける機能等を有している。
カード取扱部15は、カード挿入口15aから挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている口座番号等の顧客の口座情報等からなるカード情報を読み書きする機能を有すると共に明細票等に取引内容等を印刷する機能等を有している。
通帳取扱部16は、通帳挿入口16aから挿入された顧客の通帳の磁気ストライプやICチップ等に記録されている通帳情報を読み書きする機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
紙幣入出金部17は、入金取引時等に紙幣入出金口17aによって顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う紙幣を繰出し、これを計数して紙幣入出金口17aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
硬貨入出金部18は、入金取引時等に硬貨入出金口18aによって顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う硬貨を繰出し、これを計数して硬貨入出金口18aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
警報部19は、スピーカ等を備え、ATM制御部11が生成した音声データを音声に変換して顧客に伝達する機能を有しており、顧客がカード挿入口15aや通帳挿入口16a、紙幣入出金口17a、硬貨入出金口18aに取忘れた取引カードや通帳、現金等が存在する場合に、その取忘れを顧客に報知する。
連携サーバ2は、現金自動預払機1と通信ケーブル5を介して接続すると共に監視カメラ3と通信ケーブル6を介して接続しており、取引中の現金自動預払機1からの要求に応じて取引画面の画面情報(取引画面情報という。)を送信すると共に、監視カメラ3から取得した監視画像を基に、現金自動預払機1の操作卓1a上に載置された顧客の携行品や収納ボックスから取出されたままの備付けの封筒、出金した現金を収納した封筒等の物品の有無を監視する機能等を有している。
また、連携サーバ2は、図3に示すように、サーバ制御部21、サーバ記憶部22、通信部23、時計部24等を備えている。
サーバ制御部21は、通信部23によって通信ケーブル5を介して現金自動預払機1と接続すると共に通信ケーブル6を介して監視カメラ3と接続しており、連携サーバ2内の各部を制御して、取引画面情報送信処理や本実施例の忘れ物防止処理における物品監視処理等を実行する機能等を有している。
サーバ記憶部22は、サーバ制御部21が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびサーバ制御部21による処理結果等が格納される。
通信部23は、連携サーバ2と、現金自動預払機1および監視カメラ3とを相互通信可能に接続する機能等を有している。
時計部24、水晶発振器等を有する周波数発生器とカレンダを格納したメモリ等を備えており、発生した周波数を基に時間を計数し、現在時刻等をサーバ制御部21へ出力する機能等を有している。
監視カメラ3は、現金自動預払機1の操作卓1aの上方に設置され、連携サーバ2と通信ケーブル6を介して接続しており、連携サーバ2からの要求に応じて操作卓1a上に載置された顧客の物品(載置物品ともいう。)を撮影し、これを監視画像として連携サーバ2へ送信する機能等を有している。
また、監視カメラ3は、図4に示すように、カメラ制御部31、カメラ記憶部32、通信部33、撮影部34等を備えている。
カメラ制御部31は、通信部33によって通信ケーブル6を介して連携サーバ2と接続しており、監視カメラ3内の各部を制御して、本実施例の忘れ物防止処理における監視画像送信処理等を実行する機能等を有している。
カメラ記憶部32は、カメラ制御部31が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびカメラ制御部31による処理結果等が格納される。
通信部33は、監視カメラ3と、連携サーバ2とを相互通信可能に接続する機能等を有している。
撮影部34は、現金自動預払機1の上方に、カメラの視野を操作卓1aに対向させて設置され、CCD(Charge Coupled Device)等の複数の画素により操作卓1aの全体画像を撮影する機能等を有している。
本実施例のサーバ記憶部22には、現金自動預払機1が実行する各種の取引における取引画面種別毎の取引画面情報や、現金自動預払機1の操作卓1a上に載置された顧客の載置物品の形状からその物品名を特定するための特徴点、例えば取引カードやプリペイドカード等のカード類を特定する輪郭線の形状と通常存在するカード類の形状範囲等からなる特徴点を物品別に設定した物品特定情報、取引開始前に監視カメラ3で撮影した操作卓1aの全体画像である開始前監視画像が予め格納されている。
また、サーバ記憶部22には、接続する現金自動預払機1の取引状態を格納する取引状態格納領域26、現金自動預払機1の操作卓1a上に載置された物品の物品名とその載置された位置情報等からなる物品別の載置物品情報を格納する載置物品情報格納領域27、監視カメラ3が撮影した監視画像を撮影時刻に対応させて格納する監視画像格納領域28が、予め確保されている。
なお、本実施例の連携サーバ2のサーバ記憶部22の取引状態格納領域26の初期状態は、取引状態として「取引開始前」が格納され、載置物品情報格納領域27および監視画像格納領域28の初期状態は、それぞれの領域のデータが全て消去された状態になっている。
以下に、図5に示す流れ図のステップに従って、本実施例の忘れ物防止処理について説明する。
なお、ステップ名は、現金自動預払機1の場合をSAで、連携サーバ2の場合をSで表す。また、図5に示す破線の矢印は、現金自動預払機1と連携サーバ2との間のデータの送受信を表す。
店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1や連携サーバ2、監視カメラ3へ電源を投入すると、各機器の記憶部に格納されている処理プログラムが自動的に起動される。
SA1:現金自動預払機1のATM制御部11は入力表示部14の表示画面14aに、入金取引や出金取引、振込取引等の各種の取引選択ボタンを表示した、初期画面としての取引選択画面を表示して待機しており、顧客が所望の取引を選択して該当する取引選択ボタンを押下したときにステップSA2へ移行する。取引選択ボタンが押下されない場合は、前記の待機を継続する。
SA2:顧客の取引選択を認識したATM制御部11は、選択された取引種別等を含む取引開始の旨の取引開始通知を通信部13によって通信ケーブル5を介して連携サーバ2(ステップS1)へ送信してステップSA3へ移行する。
SA3:取引開始通知を送信したATM制御部11は、顧客が選択した取引の取引処理を通常通りに実行する。この場合の取引処理の処理動作は通常の場合と同様であるのでその説明を省略するが、本実施例のATM制御部11は、取引中に暗証番号入力画面等の取引画面を表示するときは、ステップSA4において、表示する取引画面種別等を含む取引画面要求を連携サーバ2(ステップS8)へ送信し、ステップSA5において、連携サーバ2から取引画面情報を受信したときに、受信した取引画面情報に基づく取引画面を入力表示部14の表示画面14aに表示する。
SA6:また、ATM制御部11は、カード挿入口15aから取引カードや明細票を排出し、通帳挿入口16aから通帳を排出し、紙幣入出金口17aや硬貨入出金口18aから現金を排出して、顧客の受取りを確認したときに、今回の顧客との取引終了を認識してステップSA7へ移行する。
顧客との取引が継続している場合は、ステップSA4へ戻り、連携サーバ2から取引画面情報を取得しながら取引処理を継続する。
この場合に、取引カードや通帳、現金等を排出した後に、所定の時間を経過しても顧客による受取りを確認できない場合、例えば、カード挿入口15aに取引カードや明細票が取忘れた物として存在していることをカード取扱部15に設置した図示しない挿入検知センサが検知し続けている場合には、ATM制御部11は、警報部19によって、カード挿入口15a等に取忘れた物が存在する旨の警報を発し、顧客に取忘れた物の存在を報知する。
SA7:排出した取引カード等の顧客による受取りを確認して顧客との取引終了を認識したATM制御部11は、取引終了の旨の取引終了通知を通信部13によって連携サーバ2(ステップS10)へ送信してステップSA8へ移行する。
S1:一方、現金自動預払機1からの取引開始通知の受信を待って待機していた連携サーバ2のサーバ制御部21は、現金自動預払機1(ステップSA1)からの取引開始通知を通信部23によって受信したときにステップS2へ移行する。取引開始通知を受信しない場合は、前記の待機を継続する。
S2:取引開始通知を受信したサーバ制御部21は、サーバ記憶部22の取引状態格納領域26の取引状態を「取引中」に更新して、現金自動預払機1の操作卓1a上に載置された物品の物品監視処理を開始し、時計部24により現在時刻(分、秒を含む。)を認識し、認識した現在時刻を開始時刻としてサーバ記憶部22に保存すると共に、サーバ記憶部22に格納されている開始前監視画像を監視画像とし、開始時刻を撮影時刻として監視画像格納領域28に格納しステップS3へ移行する。
S3:サーバ制御部21は、現金自動預払機1の操作卓1aの全体画像からなる監視画像を取得する。
すなわち、サーバ制御部21は、操作卓1a全体の監視画像要求を通信部23によって通信ケーブル6を介して監視カメラ3へ送信し、これを通信部33によって受信した監視カメラ3のカメラ制御部31は、撮影部34によって監視画像を撮影し、この監視画像を通信部33によって通信ケーブル6を介して連携サーバ2へ送信し、この監視画像を通信部23によって受信したサーバ制御部21は、時計部24によって認識した現在時刻を撮影時刻とし、この撮影時刻に対応させて受信した監視画像をサーバ記憶部22の監視画像格納領域28に格納してステップS4へ移行する。
S4:取得した監視画像を格納したサーバ制御部21は、今回の撮影時刻を基に、サーバ記憶部22の監視画像格納領域28から1回前に格納された前回の監視画像を読出して今回の監視画像と比較し、2つの監視画像間の相違を検出してステップS5へ移行する。
この場合に、顧客の頭部や腕等の画像や、紙幣入出金口17aや硬貨入出金口18aのシャッタの開閉に伴う画像の相違は無視される。
S5:2つの監視画像間の相違を検出したサーバ制御部21は、2つの監視画像間に相違がない場合はステップS7へ移行する。
2つの監視画像間に相違が存在する場合は、サーバ記憶部22の物品特定情報を基に、今回の監視画像に存在する物品の物品名(例えば、取引カードやプリペイドカード等のカード類と特定した場合は「カード」、スマートフォンと特定した場合は「スマホ」)とその位置情報(物品が、前面側から表示画面14aに向かって右側に存在する場合は「画面右」、左側に存在する場合は「画面左」)とを検出してステップS6へ移行する。
この場合の物品名の検出は、物品特定情報の特徴点を基にその輪郭線を2次元的に回転させると共に形状範囲内で拡大縮小し、撮影された物品画像との一致または類似を検出して当該物品の物品名を判定する。
また、いずれの物品特定情報とも一致しない不明の物品画像が存在する場合は、当該物品の輪郭線を抽出し、物品名を「物品1」(2つ存在する場合は「物品1」と「物品2」)として、抽出した輪郭線のデータを特徴点とした物品特定情報をサーバ記憶部22に追加して格納する。
S6:今回の監視画像に存在する物品の物品名とその位置情報を検出したサーバ制御部21は、載置物品情報格納領域27の載置物品情報を更新してステップS8へ移行する。
すなわち、サーバ制御部21は、載置物品情報格納領域27に格納されている載置物品情報を物品名毎に検索し、格納されている載置物品情報の物品名に、今回の監視画像には存在しない物品名が格納されている場合は、物品が減少したと判定して当該載置物品情報を削除し、格納されている載置物品情報の物品名に、今回の監視画像に存在する物品名が格納されていない場合は、物品が増加したと判定して当該載置物品情報を載置物品情報格納領域27に格納する。
また、格納されている載置物品情報の物品名と、今回の監視画像に存在する物品名とが一致している場合において、その位置情報が一致する場合は、格納されている載置物品情報をそのままとし、位置情報が相違する場合は、格納されている載置物品情報の位置情報を今回の位置情報に変更する。
S7:上記ステップS5または後述するステップS13から移行したサーバ制御部21は、サーバ記憶部22に保存した開始時刻を読出すと共に、時計部24によって現在時刻を認識し、開始時刻と現在時刻との時間差が、予め設定された所定の時間間隔(本実施例では、1秒間隔)の整数倍となっているか否かにより監視時間の到来を判定し、前記時間差が所定の時間間隔の整数倍ではないときは、現在時刻を監視時間ではないと判定してステップS8へ移行する。
前記時間差が所定の時間間隔の整数倍のときは、現在時刻を監視時間と判定し、ステップS3に戻って新たな監視画像を取得しステップS3〜S6による処理動作を実行する。
S8:現在時刻を監視時間ではないと判定したサーバ制御部21は、通信部23によって現金自動預払機1(ステップSA4)からの取引画面要求を受信した場合はステップS9へ移行する。取引画面要求を受信していない場合はステップS10へ移行する。
S9:取引画面要求を受信したサーバ制御部21は、取引画面要求の取引画面種別を基に、サーバ記憶部22から当該取引画面情報を読出し、読出した取引画面情報を通信部23によって通信ケーブル5を介して送信元の現金自動預払機1(ステップSA5)へ送信してステップS10へ移行する。
S10:上記ステップS8またはS9から移行したサーバ制御部21は、現金自動預払機1(ステップSA7)からの取引終了通知を受信している場合はステップS11へ移行する。取引終了通知を受信していない場合はステップS7へ戻り、定期的な監視時間の到来を判定しながら、ステップS7〜S10の処理動作を繰り返す。
S11:取引終了通知を受信したサーバ制御部21は、現金自動預払機1における顧客との取引終了を認識し、サーバ記憶部22の取引状態を「取引終了」に更新すると共に、現金自動預払機1の操作卓1a上に置忘れられた忘れ物の有無を検出するために、サーバ記憶部22の載置物品情報格納領域27に格納されている全ての載置物品情報を読出してステップS12へ移行する。
S12:載置物品情報を読出したサーバ制御部21は、サーバ記憶部22の載置物品情報格納領域27に載置物品情報が格納されていない場合は、忘れ物が存在しないと判定してステップS14へ移行する。載置物品情報格納領域27に載置物品情報が格納されている場合は、忘れ物が存在すると判定してステップS13へ移行する。
S13:現金自動預払機1の操作卓1a上に忘れ物が存在すると判定したサーバ制御部21は、忘れ物報知画面の画面情報を生成する。
すなわちサーバ制御部21は、サーバ記憶部22の監視画像格納領域28から直近の監視画像を読出し、その監視画像から載置物品である置忘れ物品の物品画像の位置を検出してその物品画像に強調表示41(本実施例では、物品画像を囲う赤丸の枠線、図6参照)を施して表示画像42を生成すると共に、上記ステップS12で読出した載置物品情報を基に置忘れ物品の物品名と位置情報からなる忘れ物リスト43を生成し、表示画面14aの背景44の色を、通常の青色から黄色に変更して顧客の注意を喚起し、顧客に対する謝辞と忘れ物の存在を報知する旨の文言からなる表示文言45を生成して図6に示す忘れ物報知画面の画面情報を生成する。
そして、サーバ制御部21は、生成した忘れ物報知画面情報を次画面情報として通信部23によって通信ケーブル5を介して現金自動預払機1(ステップSA8)へ送信し、今回読出した載置物品情報をサーバ記憶部22に一時保存してステップS7へ戻り、定期的な監視時間の到来を判定する。
なお、取引終了通知の受信後における本ステップの処理動作の実行後は、上記ステップS7で監視時間の到来が判定された場合は、ステップS7「YES」、ステップS3〜S6が実行され、顧客との取引が終了しているためステップS8「NO」、取引終了通知を既に受信しているためステップS10「YES」を経由してステップS11の載置物品情報の読出しが実行されるので、忘れ物報知画面の忘れ物リスト43と直近の監視画像の表示画像42は、忘れ物が全て取去られるまで定期的に変化する。
例えば、置忘れ物品の1つが取去られた場合は、今回読出した載置物品情報の物品名に、前回読出して忘れ物報知画面の画面情報の生成後にサーバ記憶部22に一時保存した載置物品情報の物品名が存在しないことによって載置物品が取去られたことを検出し、忘れ物リスト43の当該物品の物品名と位置情報を消去する。また、監視画像の表示画像42からは当該物品の物品画像がなくなり、その強調表示41は消去される。
S14:現金自動預払機1の操作卓1a上に忘れ物が存在しないと判定したサーバ制御部21は、サーバ記憶部22から取引終了画面の取引画面情報を読出し、その取引画面情報を次画面情報として通信部23によって通信ケーブル5を介して現金自動預払機1(ステップSA8)へ送信する。
この場合の取引終了画面の取引画面情報は、図7に示すように、背景44の色を青色とし、顧客に対する謝辞と忘れ物がないことを報知する旨の文言からなる表示文言45を表示するための画面情報である。
そして、サーバ制御部21は、取引終了画面の取引画面情報を現金自動預払機1に送信したことによって、今回の取引における物品監視処理の終了を認識し、サーバ記憶部22の取引状態格納領域26の取引状態を「取引開始前」に更新し、載置物品情報格納領域27および監視画像格納領域28のそれぞれの領域のデータを全て消去し、サーバ記憶部22に追加して格納した不明の物品画像の物品特定情報と一時保存した載置物品情報を消去して物品監視処理を終了させ、結合子Aを介してステップS1へ戻り、現金自動預払機1からの取引開始通知の受信を待って待機する。
SA8:取引終了通知の送信後に、連携サーバ2(ステップS13またはS14)からの次画面情報の受信を待って待機していたATM制御部11は、連携サーバ2(ステップS13)から忘れ物報知画面の次画面情報を受信した場合は、受信した次画面情報に基づいて図6に示す忘れ物報知画面を入力操作部14の表示画面14aに表示し、連携サーバ2(ステップS14)から取引終了画面の次画面情報を受信した場合は、受信した次画面情報に基づいて図7に示す取引終了画面を表示画面14aに表示する。
そして、ATM制御部11は、次画面として取引終了画面を表示したことによって、今回の取引処理の終了を認識し、取引処理を終了させてステップSA1へ戻り、表示画面14aに取引選択画面を表示して待機する。
このようにして、本実施例の忘れ物防止システムによる忘れ物防止処理が実行される。
上記のように、本実施例では、監視画像に載置物品が存在している間は、顧客との取引終了後の現金自動預払機1の入力表示部14の表示画面14aに、忘れ物として置忘れられた物品の物品名とその位置情報をリスト化した忘れ物リスト43と、強調表示41が施された直近の監視画像の表示画像42とが置忘れ物品の取去りの度に変化しながら表示され、置忘れ物品が全て取去られたときに、取引終了画面が表示されるので、現金自動預払機1の付近に顧客が載置した物品の情報を顧客に提示することが可能になり、取引を終えた顧客は、確実に忘れ物がない状態で現金自動預払機1から離れることができ、現金自動預払機1の操作卓1aに顧客が載置した載置物品の置忘れを防止することができると共に、現金自動預払機1の利用を待つ利用待機者の待機時間を短縮して、現金自動預払機1の利用効率の向上を図ることができる。
また、忘れ物報知画面に、置忘れ物品の位置情報を表示すると共に、直近の監視画像を表示してその置忘れ物品の物品画像を強調表示するので、顧客は、忘れ物を載置した位置を容易に認識して当該忘れ物を迅速に取去ることができる。
なお、上記実施例においては、監視カメラ3は、現金自動預払機1の操作卓1aの全体画像を撮影して載置物品を検出するとして説明したが、監視カメラ3の数を増して顧客の足元等の現金自動預払機1の周辺を監視画像として撮影して載置物品を検出するようにしてもよい。このようにすれば、現金自動預払機1の付近に顧客が載置した物品の置忘れをも確実に防止することができる。
1 現金自動預払機
1a 操作卓
2 連携サーバ
3 監視カメラ
5、6 通信ケーブル
11 ATM制御部
12 ATM記憶部
13、23、33 通信部
14 入力表示部
14a 表示画面
15 カード取扱部
15a カード挿入口
16 通帳取扱部
16a 通帳挿入口
17 紙幣入出金部
17a 紙幣入出金口
18 硬貨入出金部
18a 硬貨入出金口
19 警報部
21 サーバ制御部
22 サーバ記憶部
24 時計部
26 取引状態格納領域
27 載置物品情報格納領域
28 監視画像格納領域
31 カメラ制御部
32 カメラ記憶部
34 撮影部
41 強調表示
42 表示画像
43 忘れ物リスト
44 背景
45 表示文言

Claims (5)

  1. 顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムであって、
    前記顧客が載置した物品を検出する物品検出手段と、
    前記物品検出手段が検出した物品の情報を表示する表示手段と、
    前記物品が取去られたことを検出する物品取去り検出手段と、
    前記物品取去り手段により前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示手段に表示した物品の情報を変化させる情報変化手段と、を備えることを特徴とする忘れ物防止システム。
  2. 請求項1に記載の忘れ物防止システムにおいて、
    前記物品検出手段は、物品が載置された位置情報を検出する機能を備え、
    前記表示手段は、前記位置情報を含む物品の情報を表示することを特徴とする忘れ物防止システム。
  3. 顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止方法であって、
    前記顧客が載置した物品を検出するステップと、
    前記検出した顧客が載置した物品の情報を表示する表示ステップと、
    前記物品が取去られたことを検出するステップと、
    前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示した物品の情報を変化させるステップと、を有することを特徴とする忘れ物防止方法。
  4. 請求項3に記載の忘れ物防止方法において、
    前記顧客が載置した物品の載置された位置情報を検出するステップを有し、
    前記表示ステップで、前記位置情報を含む物品の情報を表示することを特徴とする忘れ物防止方法。
  5. 無人の状態で顧客が利用する顧客利用型端末において、
    顧客との取引の終了後に、前記顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の情報を表示する表示手段と、
    前記顧客が載置した物品が取去られた場合に、前記表示した物品の情報を変化させる手段と、
    前記顧客が載置した物品が全て取去られた場合に、取引処理を終了させる手段と、を備えることを特徴とする顧客利用型端末。
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