JP2016157261A - 忘れ物防止システム、忘れ物防止方法および顧客利用型端末。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムであって、前記顧客が載置した物品を検出する物品検出手段と、前記物品検出手段が検出した物品の情報を表示する表示手段と、前記物品が取去られたことを検出する物品取去り検出手段と、前記物品取去り手段により前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示手段に表示した物品の情報を変化させる情報変化手段と、を備える。
【選択図】 図5
Description
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する手段を提供することを目的とする。
本実施例の忘れ物防止システムは、図1に示すように、銀行等の金融機関の支店や、コンビニエンスストア等の店舗に設置された顧客利用型端末としての現金自動預払機1と、店舗に設置されたサーバ装置としての連携サーバ2と、監視カメラ3とで構成され、現金自動預払機1と連携サーバ2との間は通信ケーブル5を介して接続され、連携サーバ2と監視カメラ3との間は通信ケーブル6を介して接続されている。
また、現金自動預払機1は、図2に示すように、ATM制御部11、ATM記憶部12、通信部13、入力表示部14、カード取扱部15、通帳取扱部16、紙幣入出金部17、硬貨入出金部18、警報部19等を備えている。
ATM記憶部12は、ATM制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびATM制御部11による処理結果等が格納される。
通信部13は、現金自動預払機1と、ホストコンピュータおよび連携サーバ2とを相互通信可能に接続する機能等を有している。
カード取扱部15は、カード挿入口15aから挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている口座番号等の顧客の口座情報等からなるカード情報を読み書きする機能を有すると共に明細票等に取引内容等を印刷する機能等を有している。
紙幣入出金部17は、入金取引時等に紙幣入出金口17aによって顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う紙幣を繰出し、これを計数して紙幣入出金口17aから排出して顧客に引渡す機能を有している。
警報部19は、スピーカ等を備え、ATM制御部11が生成した音声データを音声に変換して顧客に伝達する機能を有しており、顧客がカード挿入口15aや通帳挿入口16a、紙幣入出金口17a、硬貨入出金口18aに取忘れた取引カードや通帳、現金等が存在する場合に、その取忘れを顧客に報知する。
サーバ制御部21は、通信部23によって通信ケーブル5を介して現金自動預払機1と接続すると共に通信ケーブル6を介して監視カメラ3と接続しており、連携サーバ2内の各部を制御して、取引画面情報送信処理や本実施例の忘れ物防止処理における物品監視処理等を実行する機能等を有している。
サーバ記憶部22は、サーバ制御部21が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびサーバ制御部21による処理結果等が格納される。
時計部24、水晶発振器等を有する周波数発生器とカレンダを格納したメモリ等を備えており、発生した周波数を基に時間を計数し、現在時刻等をサーバ制御部21へ出力する機能等を有している。
監視カメラ3は、現金自動預払機1の操作卓1aの上方に設置され、連携サーバ2と通信ケーブル6を介して接続しており、連携サーバ2からの要求に応じて操作卓1a上に載置された顧客の物品(載置物品ともいう。)を撮影し、これを監視画像として連携サーバ2へ送信する機能等を有している。
カメラ制御部31は、通信部33によって通信ケーブル6を介して連携サーバ2と接続しており、監視カメラ3内の各部を制御して、本実施例の忘れ物防止処理における監視画像送信処理等を実行する機能等を有している。
カメラ記憶部32は、カメラ制御部31が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびカメラ制御部31による処理結果等が格納される。
撮影部34は、現金自動預払機1の上方に、カメラの視野を操作卓1aに対向させて設置され、CCD(Charge Coupled Device)等の複数の画素により操作卓1aの全体画像を撮影する機能等を有している。
なお、本実施例の連携サーバ2のサーバ記憶部22の取引状態格納領域26の初期状態は、取引状態として「取引開始前」が格納され、載置物品情報格納領域27および監視画像格納領域28の初期状態は、それぞれの領域のデータが全て消去された状態になっている。
なお、ステップ名は、現金自動預払機1の場合をSAで、連携サーバ2の場合をSで表す。また、図5に示す破線の矢印は、現金自動預払機1と連携サーバ2との間のデータの送受信を表す。
店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1や連携サーバ2、監視カメラ3へ電源を投入すると、各機器の記憶部に格納されている処理プログラムが自動的に起動される。
SA2:顧客の取引選択を認識したATM制御部11は、選択された取引種別等を含む取引開始の旨の取引開始通知を通信部13によって通信ケーブル5を介して連携サーバ2(ステップS1)へ送信してステップSA3へ移行する。
顧客との取引が継続している場合は、ステップSA4へ戻り、連携サーバ2から取引画面情報を取得しながら取引処理を継続する。
S1:一方、現金自動預払機1からの取引開始通知の受信を待って待機していた連携サーバ2のサーバ制御部21は、現金自動預払機1(ステップSA1)からの取引開始通知を通信部23によって受信したときにステップS2へ移行する。取引開始通知を受信しない場合は、前記の待機を継続する。
すなわち、サーバ制御部21は、操作卓1a全体の監視画像要求を通信部23によって通信ケーブル6を介して監視カメラ3へ送信し、これを通信部33によって受信した監視カメラ3のカメラ制御部31は、撮影部34によって監視画像を撮影し、この監視画像を通信部33によって通信ケーブル6を介して連携サーバ2へ送信し、この監視画像を通信部23によって受信したサーバ制御部21は、時計部24によって認識した現在時刻を撮影時刻とし、この撮影時刻に対応させて受信した監視画像をサーバ記憶部22の監視画像格納領域28に格納してステップS4へ移行する。
この場合に、顧客の頭部や腕等の画像や、紙幣入出金口17aや硬貨入出金口18aのシャッタの開閉に伴う画像の相違は無視される。
2つの監視画像間に相違が存在する場合は、サーバ記憶部22の物品特定情報を基に、今回の監視画像に存在する物品の物品名(例えば、取引カードやプリペイドカード等のカード類と特定した場合は「カード」、スマートフォンと特定した場合は「スマホ」)とその位置情報(物品が、前面側から表示画面14aに向かって右側に存在する場合は「画面右」、左側に存在する場合は「画面左」)とを検出してステップS6へ移行する。
また、いずれの物品特定情報とも一致しない不明の物品画像が存在する場合は、当該物品の輪郭線を抽出し、物品名を「物品1」(2つ存在する場合は「物品1」と「物品2」)として、抽出した輪郭線のデータを特徴点とした物品特定情報をサーバ記憶部22に追加して格納する。
すなわち、サーバ制御部21は、載置物品情報格納領域27に格納されている載置物品情報を物品名毎に検索し、格納されている載置物品情報の物品名に、今回の監視画像には存在しない物品名が格納されている場合は、物品が減少したと判定して当該載置物品情報を削除し、格納されている載置物品情報の物品名に、今回の監視画像に存在する物品名が格納されていない場合は、物品が増加したと判定して当該載置物品情報を載置物品情報格納領域27に格納する。
前記時間差が所定の時間間隔の整数倍のときは、現在時刻を監視時間と判定し、ステップS3に戻って新たな監視画像を取得しステップS3〜S6による処理動作を実行する。
S9:取引画面要求を受信したサーバ制御部21は、取引画面要求の取引画面種別を基に、サーバ記憶部22から当該取引画面情報を読出し、読出した取引画面情報を通信部23によって通信ケーブル5を介して送信元の現金自動預払機1(ステップSA5)へ送信してステップS10へ移行する。
S11:取引終了通知を受信したサーバ制御部21は、現金自動預払機1における顧客との取引終了を認識し、サーバ記憶部22の取引状態を「取引終了」に更新すると共に、現金自動預払機1の操作卓1a上に置忘れられた忘れ物の有無を検出するために、サーバ記憶部22の載置物品情報格納領域27に格納されている全ての載置物品情報を読出してステップS12へ移行する。
S13:現金自動預払機1の操作卓1a上に忘れ物が存在すると判定したサーバ制御部21は、忘れ物報知画面の画面情報を生成する。
この場合の取引終了画面の取引画面情報は、図7に示すように、背景44の色を青色とし、顧客に対する謝辞と忘れ物がないことを報知する旨の文言からなる表示文言45を表示するための画面情報である。
このようにして、本実施例の忘れ物防止システムによる忘れ物防止処理が実行される。
なお、上記実施例においては、監視カメラ3は、現金自動預払機1の操作卓1aの全体画像を撮影して載置物品を検出するとして説明したが、監視カメラ3の数を増して顧客の足元等の現金自動預払機1の周辺を監視画像として撮影して載置物品を検出するようにしてもよい。このようにすれば、現金自動預払機1の付近に顧客が載置した物品の置忘れをも確実に防止することができる。
1a 操作卓
2 連携サーバ
3 監視カメラ
5、6 通信ケーブル
11 ATM制御部
12 ATM記憶部
13、23、33 通信部
14 入力表示部
14a 表示画面
15 カード取扱部
15a カード挿入口
16 通帳取扱部
16a 通帳挿入口
17 紙幣入出金部
17a 紙幣入出金口
18 硬貨入出金部
18a 硬貨入出金口
19 警報部
21 サーバ制御部
22 サーバ記憶部
24 時計部
26 取引状態格納領域
27 載置物品情報格納領域
28 監視画像格納領域
31 カメラ制御部
32 カメラ記憶部
34 撮影部
41 強調表示
42 表示画像
43 忘れ物リスト
44 背景
45 表示文言
Claims (5)
- 顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止システムであって、
前記顧客が載置した物品を検出する物品検出手段と、
前記物品検出手段が検出した物品の情報を表示する表示手段と、
前記物品が取去られたことを検出する物品取去り検出手段と、
前記物品取去り手段により前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示手段に表示した物品の情報を変化させる情報変化手段と、を備えることを特徴とする忘れ物防止システム。 - 請求項1に記載の忘れ物防止システムにおいて、
前記物品検出手段は、物品が載置された位置情報を検出する機能を備え、
前記表示手段は、前記位置情報を含む物品の情報を表示することを特徴とする忘れ物防止システム。 - 顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の置忘れを防止する忘れ物防止方法であって、
前記顧客が載置した物品を検出するステップと、
前記検出した顧客が載置した物品の情報を表示する表示ステップと、
前記物品が取去られたことを検出するステップと、
前記物品の取去りが検出された場合に、前記表示した物品の情報を変化させるステップと、を有することを特徴とする忘れ物防止方法。 - 請求項3に記載の忘れ物防止方法において、
前記顧客が載置した物品の載置された位置情報を検出するステップを有し、
前記表示ステップで、前記位置情報を含む物品の情報を表示することを特徴とする忘れ物防止方法。 - 無人の状態で顧客が利用する顧客利用型端末において、
顧客との取引の終了後に、前記顧客利用型端末の付近に顧客が載置した物品の情報を表示する表示手段と、
前記顧客が載置した物品が取去られた場合に、前記表示した物品の情報を変化させる手段と、
前記顧客が載置した物品が全て取去られた場合に、取引処理を終了させる手段と、を備えることを特徴とする顧客利用型端末。
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