JP2010092129A - 自動取引装置 - Google Patents

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Yoshinori Ito
良憲 伊藤
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Abstract

【課題】紙幣や取引カード等の複数の取引媒体を顧客に排出する場合に、第3者による不正行為を防止する手段を提供する。
【解決手段】取引カードの挿入および排出を行うカード取扱口6aと、通帳の挿入および排出を行う通帳取扱口7aと、紙幣の投入および排出を行う紙幣取扱口8aと、硬貨の投入および排出を行う硬貨取扱口9aとを備え、顧客との取引を自動で行う現金自動預払機1において、カード取扱口6aと通帳取扱口7aと紙幣取扱口8aと硬貨取扱口9aとに、それぞれ近接センサ12a〜12dを設け、取引媒体の排出準備が終了した後に、近接センサ12が、顧客の接近を検知したときに、当該近接センサ12が設けられた取扱口による排出動作を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融機関の店舗に設置され、顧客との取引を自動で行う現金自動預払機等の自動取引装置に関する。
従来の現金自動預払機においては、紙幣入出金口を開閉する紙幣シャッタと、硬貨入出金口を開閉する硬貨シャッタと、を開動作させるシャッタスイッチを設け、紙幣および硬貨の排出時に、顧客がシャッタスイッチを押下すると、紙幣シャッタおよび硬貨シャッタを開放して、顧客に紙幣および硬貨を排出している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−65810号公報(主に段落0020、第1図、第3図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、紙幣および硬貨を排出するときに、紙幣シャッタおよび硬貨シャッタを、シャッタスイッチの押下により、同時に開放しているため、紙幣または硬貨を順に受取ることが必要になり、一方を取出している間に、他方を第3者に盗まれてしまう場合があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、紙幣や取引カード等の複数の取引媒体を顧客に排出する場合に、第3者による不正行為を防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、取引媒体である取引カードの挿入および排出を行うカード取扱口と、取引媒体である通帳の挿入および排出を行う通帳取扱口と、取引媒体である紙幣の投入および排出を行う紙幣取扱口と、取引媒体である硬貨の投入および排出を行う硬貨取扱口とを備え、顧客との取引を自動で行う自動取引装置において、前記カード取扱口と、前記通帳取扱口と、前記紙幣取扱口と、前記硬貨取扱口とに、それぞれ近接センサを設け、前記取引媒体の排出準備が終了した後に、前記近接センサが、顧客の接近を検知したときに、当該近接センサが設けられた取扱口による排出動作を行うことを特徴とする。
これにより、顧客は、自己の意思による取引媒体の受取りのタイミングで、当該取引媒体を個別に受取ることができ、他の取引媒体が露出したままの状態になるのを防止して、複数の取引媒体を排出する場合における第3者による不正行為を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の現金自動預払機の外観を示す説明図、図2は実施例1の現金自動預払機を示すブロック図である。
図1、図2において、1は自動取引装置としての現金自動預払機であり、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、専用回線や電話回線等の通信回線を介して、口座開設者である顧客の顧客識別子としての顧客IDに対応させて顧客の口座の口座番号等の口座情報や、口座残高等の顧客情報を保有して顧客の口座を管理する図示しないホストコンピュータと接続しており、顧客との間での現金(紙幣および硬貨)による取引処理を自動で行う。
3は現金自動預払機1の制御部であり、通信回線を介して図示しないホストコンピュータに接続しており、現金自動預払機1内の各部を制御して、取引処理や本人認証処理、取引媒体個別排出処理等を実行する機能を有している。
4は記憶部であり、制御部3が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部3による処理結果等が格納される。
5は操作表示部であり、現金自動預払機1の前面に設けられ、CRTやLCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面、顧客の処置を促す画面等を表示する他、入力手段により顧客からの入力を受付ける。
6はカード取扱部であり、カード取扱口6aから挿入された顧客の取引媒体としてのキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客IDや口座番号、暗証番号等のカード情報を読取る機能を有すると共に、取引媒体としての明細票等に取引内容等を印刷する機能等を有している。
7は通帳取扱部であり、通帳取扱口7aから挿入された顧客の取引媒体としての通帳の磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客IDや口座番号等の通帳情報を読取る機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
8は紙幣入出金部であり、入金取引時等に紙幣取扱口8aの紙幣シャッタ8bを開放して顧客が投入した取引媒体としての紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う紙幣を繰出し、これを計数して紙幣取扱口8aに集積し、紙幣シャッタ8bを開放して紙幣を顧客に排出する機能を有している。
9は硬貨入出金部であり、入金取引時等に硬貨取扱口9aの硬貨シャッタ9bを開放して顧客が投入した取引媒体としての硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から顧客に支払う硬貨を繰出し、これを計数して硬貨取扱口9aに集積し、硬貨シャッタ9bを開放して紙幣を顧客に排出する機能を有している。
10は音声部であり、制御部3が生成した音声データを音声に変換するスピーカ10aを備えており、音声により顧客の操作等を促す案内文言を顧客に報知する機能を有している。
12a〜12dは近接センサであり、発光部から発した光の反射光を受光部で受光して顧客の手等人体の一部の接近や離脱を検知する光学式のセンサである。
本実施例の近接センサ12aはカード取扱口6aの近傍に、近接センサ12bは通帳取扱口7aの近傍に、近接センサ12cは紙幣取扱口7aの近傍に、近接センサ12dは硬貨取扱口8aの近傍に、それぞれ設けられている。
上記の現金自動預払機1の記憶部4には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基に図示しないホストコンピュータと交信して顧客との取引処理を自動で行う機能等を有する通常の取引処理プログラムに、図3を用いて説明する本実施例の取引媒体個別排出処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部3が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
以下に、図3に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の取引媒体個別排出処理について、出金取引処理を例に説明する。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1へ電源を投入すると、現金自動預払機1の記憶部4に格納されている業務処理実行プログラムが自動的に起動される。
S1、業務処理実行プログラムが起動すると、現金自動預払機1の制御部3は、業務処理実行プログラムにより、その操作表示部5の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
取引選択画面には、取引選択ボタンの押下を促す旨の文言と出金取引のための「お引き出し」ボタンおよび入金取引のための「お預け入れ」ボタン、振込取引のための「お振り込み」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」ボタン、通帳に未記入の取引データを記帳する通帳記帳取引のための「通帳記帳」ボタン等の取引を選択するための取引選択ボタンが表示される。
本実施例では、顧客は出金取引を選択し、操作表示部5の表示画面から入力手段によって「お引き出し」ボタンを押下する。
S2、顧客の選択した取引を入力手段からの出力信号等により出金取引と認識した制御部3は、操作表示部5の表示画面に取引カードの挿入を促す旨の文言等を表示したカード挿入依頼画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード取扱部6のカード取扱口6aに挿入する。
このとき、制御部3はカード取扱部6によって、取引カードの磁気ストライプ等に記録されているカード情報を読取り、読取ったカード情報を記憶部4に一時保存する。
S3、カード情報を読取った制御部3は、操作表示部5の表示画面に認証情報入力画面を表示する。
認証情報入力画面には、認証情報としての暗証番号の入力を促す旨の文言等および暗証番号表示欄とその入力のためのテンキーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等が表示される。
顧客はテンキー等によって暗証番号を入力する。
S4、入力された暗証番号を認識した制御部3は、入力された暗証番号と、記憶部4に一時保存されている、取引カードから読取った暗証番号との一致を確認して顧客を認証し、その操作表示部5の表示画面に出金金額入力画面を表示する。
出金金額入力画面には、出金金額の入力を促す旨の文言等および出金金額表示欄とその入力のためのテンキー、金額の単位を入力するための「万」キー、「千」キー、「円」キーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、並びに出金金額の入力終了を指示するための「確認」ボタンが表示される。
顧客はテンキー等によって出金金額を入力し、「確認」ボタンを押下する。
なお、暗証番号が一致しない場合は所定の回数、例えば3回の入力を受付け、入力された暗証番号が所定の回数を超えても一致しない場合は、制御部3は取引カードをカード取扱口6aから排出して出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って操作表示部5の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
S5、入力された出金金額を認識した制御部3は、図示しないホストコンピュータとの間で出金取引の交信処理を行う。
すなわち、制御部3は操作表示部5の表示画面にしばらくの間の待機を促す旨の文言等を表示した待機依頼画面を表示すると共に、読取ったカード情報に入力された出金金額等を添付した出金取引の取引電文を作成し、これを通信回線を介して図示しないホストコンピュータへ送信する。
出金取引の取引電文を受信した図示しないホストコンピュータは、取引電文に含まれるカード情報を基に顧客情報を検索して該当する顧客情報の口座残高を更新し、取引許可の旨を電文にした取引終了電文を作成し、これを送信元の現金自動預払機1へ通信回線を介して送信する。
取引終了電文を受信した現金自動預払機1の制御部3は出金取引の交信処理を終了する。
S6、取引終了電文を受信して顧客との取引を許可と認識した制御部3は、取引媒体である取引カードや明細票、紙幣、硬貨の排出準備を行う。
すなわち、制御部3は、出金金額に相当する紙幣および硬貨を、紙幣入出金部8および硬貨入出金部9からそれぞれ計数して繰出し、これを紙幣取扱口8aおよび硬貨取扱口9aに集積して一時待機させる。
これと並行して、制御部3は取引内容等を基に印刷データを作成し、これをカード取扱部6へ送って明細票を印刷し、取引カードおよび印刷した明細票をカード取扱部6に一時待機させる。
なお、通帳が挿入されている場合は、取引内容等を通帳に記帳し、記帳を終えた通帳を通帳取扱部7に一時待機させる。
S7、取引媒体の排出準備を終えた制御部3は、操作表示部5の表示画面に紙幣や硬貨、取引カード、明細票等の取引媒体の受取りを促す旨の文言等を表示した取引媒体受取依頼画面を表示すると共に、カード取扱口6aや紙幣取扱口8a、硬貨取扱口9aの、取引媒体を排出する準備が整った取扱口(通帳が挿入されている場合は通帳取扱口7aを含む。)の近傍に設けた図示しないフリッカランプを点滅させながら、音声部10のスピーカ10aから、これら取引媒体の受取りを促す旨の文言を顧客に報知して、顧客に取引媒体の受取りを促し、以下に示す取引媒体個別排出処理を実行する。
S8、取引媒体個別排出処理を開始した制御部3は、取引媒体受取依頼画面を表示しながら近接センサ12a〜12dからの顧客の手の検知信号の着信を待って待機し、いずれかの近接センサ12からの検知信号を受信したときに、ステップS9へ移行する。
近接センサ12からの検知信号を受信しない場合は、前記の待機を継続する。
S9、制御部3は、受信した検知信号が紙幣取扱口8aの近接センサ12cからの検知信号である場合は、ステップS10へ移行する。他の近接センサ12からの検知信号の場合は、ステップS11へ移行する。
S10、紙幣取扱口8aの近接センサ12cからの検知信号を受信した制御部3は、紙幣入出金部8の紙幣シャッタ8bを開放して紙幣取扱口8aに一時待機させていた紙幣を排出する、紙幣取扱口8aによる排出動作を行う。
そして、顧客が紙幣取扱口8aから紙幣を受取ったことを確認したときに、紙幣シャッタ8bを閉鎖する共に紙幣取扱口8aのフリッカランプを消灯してステップS11へ移行する。
S11、制御部3は、受信した検知信号が硬貨取扱口9aの近接センサ12dからの検知信号である場合は、ステップS12へ移行する。他の近接センサ12からの検知信号の場合は、ステップS13へ移行する。
S12、硬貨取扱口9aの近接センサ12dからの検知信号を受信した制御部3は、硬貨入出金部9の硬貨シャッタ9bを開放して硬貨取扱口9aに一時待機させていた硬貨を排出する、硬貨取扱口9aによる排出動作を行う。
そして、顧客が硬貨取扱口9aから硬貨を受取ったことを確認したときに、硬貨シャッタ9bを閉鎖する共に硬貨取扱口9aのフリッカランプを消灯してステップS13へ移行する。
S13、制御部3は、受信した検知信号がカード取扱口6aの近接センサ12aからの検知信号である場合は、ステップS14へ移行する。他の近接センサ12からの検知信号の場合は、ステップS15へ移行する。
S14、カード取扱口6aの近接センサ12aからの検知信号を受信した制御部3は、カード取扱部6のカード取扱口6aから一時待機させていたカードおよび明細票を排出する、カード取扱口6aによる排出動作を行う。
そして、顧客がカード取扱口6aからカードおよび明細票を受取ったことを確認したときに、カード取扱口6aのフリッカランプを消灯してステップS15へ移行する。
S15、制御部3は、受信した検知信号が通帳取扱口7aの近接センサ12bからの検知信号である場合は、ステップS16へ移行する。他の近接センサ12からの検知信号の場合は、ステップS17へ移行する。
S16、通帳取扱口7aの近接センサ12bからの検知信号を受信した制御部3は、通帳取扱部7の通帳取扱口7aから一時待機させていた通帳を排出する、通帳取扱口7aによる排出動作を行う。
そして、顧客が通帳取扱口7aから通帳を受取ったことを確認したときに、通帳取扱口7aのフリッカランプを消灯してステップS17へ移行する。
S17、制御部3は、各取扱口における取引媒体の有無を確認し、いずれかの取扱口に取引媒体が存在する場合は、ステップS8へ戻ってステップS8による待機を継続する。
全ての取扱口に取引媒体が存在しない場合は、全ての排出動作を終えたと判定して、本実施例の出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って操作表示部5の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
このように、本実施例の取引媒体個別排出処理においては、各取引媒体の排出準備の終了後に、顧客の手等の顧客の身体の一部を近接センサ12のいずれか一つが検出したときに、当該近接センサ12が設けられた取扱口による当該取引媒体の排出動作を行い、当該取引媒体を顧客が受取ったことを確認した後に、他の近接センサ12が顧客を検出したときに、当該近接センサ12が設けられた取扱口による当該取引媒体の排出動作を行うので、顧客は、自己の意思による取引媒体の受取りのタイミングで、当該取引媒体を個別に受取ることができ、他の取引媒体が露出したままの状態になるのを防止して、複数の取引媒体を排出する場合における第3者による不正行為を防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、現金自動預払機における取引媒体を取扱うカード取扱口と通帳取扱口と紙幣取扱口と硬貨取扱口とに、それぞれ近接センサを設け、取引媒体の排出準備が終了した後に、近接センサが顧客の接近を検知したときに、当該近接センサが設けられた取扱口による排出動作を行うようにしたことによって、顧客は、自己の意思による取引媒体の受取りのタイミングで、当該取引媒体を個別に受取ることができ、他の取引媒体が露出したままの状態になるのを防止して、複数の取引媒体を排出する場合における第3者による不正行為を防止することができる。
図4は実施例2の現金自動預払機の外観を示す説明図、図5は実施例2の現金自動預払機を示すブロック図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4、図5において、21は生体情報検出部であり、画像処理により顧客の認証情報としての指紋や虹彩等の生体情報を検出し、取得した生体情報(本実施例では、指紋情報)を制御部3へ送出する機能を有している。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部4には、上記実施例1と同様の取引処理プログラムに、図6を用いて説明する本実施例の取引媒体個別排出処理を行う機能を有するアプリケーションプログラムおよび顧客再認証処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部3が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
また、記憶部4には、顧客の顧客IDに対応させて、当該顧客の指紋情報が予め登録されている。
以下に、図6に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の顧客再認証処理および取引媒体個別排出処理について、出金取引処理を例に説明する。
本実施例のステップSA1〜SA6の作動は、上記実施例1のステップS1〜S6の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SA7、取引媒体の排出準備を終えた制御部3は、操作表示部5の表示画面に、認証情報(本実施例では、生体情報である指紋情報)の入力を促す旨の文言やその入力方法の文言等を表示した認証情報再入力依頼画面を表示すると共に、音声部10のスピーカ10aから指紋情報の入力を促す旨の文言を顧客に報知して、顧客に認証情報の再入力を促す。
顧客は生体情報検出部21に顧客の指先の腹側を載置して顧客の指紋を入力する。
SA8、制御部3は、生体情報検出部21によって、入力された顧客の指紋から指紋情報を検出し、記憶部4に一時保存されている、取引カードから読取った顧客IDを基に、記憶部4に登録されている当該顧客IDの指紋情報を抽出し、検出した指紋情報と抽出した指紋情報とが一致した場合は、取引を開始した顧客と、指紋情報を入力した顧客とが同一人と判定し、顧客を再認証してステップSA10へ移行する。
検出した指紋情報と抽出した指紋情報とが不一致の場合は、取引を開始した顧客が入れ代わったと判定してステップSA9へ移行する。
SA9、取引を開始した顧客が入れ代わったと判定した制御部3は、排出準備を行った取引媒体、つまり紙幣取扱口8aや硬貨取扱口9aに一時待機させた紙幣や硬貨、カード取扱部6に一時待機させた取引カードおよび明細票、通帳が挿入されている場合は、通帳取扱部7に一時待機させた通帳を、それぞれの図示しない回収庫に搬送してこれらの取引媒体を回収すると共に、操作表示部5の表示画面に、再度の取引を促す旨の文言等を表示した再取引依頼画面を表示し、所定の時間の経過後に、今回の出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って操作表示部5の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
SA10、顧客を再認証した制御部3は、上記実施例1のステップS7と同様にして、顧客に取引媒体の受取りを促し、取引媒体個別排出処理を実行する。
その後のステップSA11〜SA20の作動は、上記実施例1のステップS8〜S17の作動と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施例の取引媒体個別排出処理においては、各取引媒体の排出準備の終了後に、顧客の指紋情報を取得して顧客の再認証を行い、その後に、近接センサ12のいずれか一つが顧客を検知したときに、当該近接センサ12が設けられた取扱口による当該取引媒体の排出動作を行い、当該取引媒体を顧客が受取ったことを確認した後に、他の近接センサ12が顧客を検知したときに、当該近接センサ12が設けられた取扱口による当該取引媒体の排出動作を行うので、顧客は、自己の意思による取引媒体の受取りのタイミングで、当該取引媒体を個別に受取ることができ、他の取引媒体が露出したままの状態になるのを防止して、複数の取引媒体を排出する場合における第3者による不正行為を防止することができると他、顧客が入れ代わった場合は、取引媒体を回収して正当顧客の取引カード等の取引媒体を保管することができると共に、第3者による不正行為を防止することができる。
なお、本実施例では、顧客を再認証するための認証情報は生体情報であるとして説明したが、上記ステップSA3と同様にして、暗証番号の再入力を受付け、再入力された暗証番号と、取引カードから読取った暗証番号との一致により、顧客を再認証するようにしてもよい。
また、本実施例では、生体情報は顧客の指紋から検出した指紋情報であるとして説明したが、顧客の虹彩や顔、声紋から検出した虹彩情報や顔情報、声紋情報であってもよい。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、取引媒体の排出準備の終了後に、再認証手段により顧客を再認証した場合は、近接センサが、顧客の接近を検知したときに、当該近接センサが設けられた取扱口による排出動作を行い、再認証手段により顧客を再認証しなかった場合は、排出準備した取引媒体を回収するようにしたことによって、顧客が入れ代わった場合は取引媒体を回収して、正当顧客の取引カード等の取引媒体を保管することができると共に、第3者による不正行為を防止することができる。
なお、上記各実施例においては、顧客識別子は顧客IDであるとして説明したが、顧客識別子は前記に限らず、顧客の口座番号等であってもよい。
また、上記各実施例においては、自動取引装置は現金自動預払機であるとして説明したが、自動取引装置は前記に限らず、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)や両替機等であってもよい。
実施例1の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例1の現金自動預払機を示すブロック図 実施例1の取引媒体個別排出処理を示すフローチャート 実施例2の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例2の現金自動預払機を示すブロック図 実施例2の顧客再認証処理および取引媒体個別排出処理を示すフローチャート
符号の説明
1 現金自動預払機
3 制御部
4 記憶部
5 操作表示部
6 カード取扱部
6a カード取扱口
7 通帳取扱部
7a 通帳取扱口
8 紙幣入出金部
8a 紙幣取扱口
9 硬貨入出金部
9a 硬貨取扱口
10 音声部
10a スピーカ
12、12a〜12d 近接センサ
21 生体情報検出部

Claims (4)

  1. 取引媒体である取引カードの挿入および排出を行うカード取扱口と、取引媒体である通帳の挿入および排出を行う通帳取扱口と、取引媒体である紙幣の投入および排出を行う紙幣取扱口と、取引媒体である硬貨の投入および排出を行う硬貨取扱口とを備え、顧客との取引を自動で行う自動取引装置において、
    前記カード取扱口と、前記通帳取扱口と、前記紙幣取扱口と、前記硬貨取扱口とに、それぞれ近接センサを設け、
    前記取引媒体の排出準備が終了した後に、前記近接センサが、顧客の接近を検知したときに、当該近接センサが設けられた取扱口による排出動作を行うことを特徴とする自動取引装置。
  2. 取引媒体である取引カードの挿入および排出を行うカード取扱口と、取引媒体である通帳の挿入および排出を行う通帳取扱口と、取引媒体である紙幣の投入および排出を行う紙幣取扱口と、取引媒体である硬貨の投入および排出を行う硬貨取扱口とを備え、顧客との取引を自動で行う自動取引装置において、
    前記カード取扱口と、前記通帳取扱口と、前記紙幣取扱口と、前記硬貨取扱口とに、それぞれ近接センサを設けると共に、顧客を再度認証する再認証手段を設け、
    前記取引媒体の排出準備の終了後に、前記再認証手段により顧客を再認証した場合は、前記近接センサが、顧客の接近を検知したときに、当該近接センサが設けられた取扱口による排出動作を行い、
    前記再認証手段により顧客を再認証しなかった場合は、前記排出準備した取引媒体を回収することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2において、
    前記再認証手段が、再入力された暗証番号の一致により顧客を認証する認証手段であることを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項2において、
    前記再認証手段が、顧客から検出した生体情報の一致により顧客を認証する認証手段であることを特徴とする自動取引装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014149708A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置および取引方法
JP2015141684A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 富士通フロンテック株式会社 自動取引装置

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