JP4579001B2 - アクリルゴム製コネクタ用パッキン - Google Patents

アクリルゴム製コネクタ用パッキン Download PDF

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本発明は、自動車や機械の配線接続箇所に用いられるコネクタのシールに用いられるアクリルゴム製コネクタ用パッキンに関する。
自動車や産業機械などの電気配線に用いられるコネクタ用パッキンの防水性確保や、異物浸入の防止のために、コネクタ用パッキン材としては、弾力性に富むゴムが使用される。これらのパッキン材に必要な特性としては、継続使用によっても十分なシール機能を果たすためには、圧縮永久歪特性が高いことと相手部材との馴染みをよくするための適度な硬度、引張強度などの常態物性の確保が必要である。
また、コネクタ用パッキン材がエンジン周辺部位で使用される場合には耐油性や耐熱性も必要であり、これらの条件に応えられる材料としてニトリルゴム(例:特開2001−288303号公報:特許文献1、特開平7−263071号公報:特許文献2、特開平7−11235号公報:特許文献3など。)やシリコーンゴムなどの加硫ゴムが多用されている。
しかし、自動車エンジンの高性能化や、動力装置としてガソリンエンジンと電気モーターとを併用する自動車であるハイブリッドカーなどの普及により、電子回路の接続部位はよりエンジン周辺にまで及んできており、コネクタ用パッキン材としては、シリコーンゴムでは耐油性の面で改良の余地があり、また、ニトリルゴムの場合にも、高温における耐油性の面で改良の余地があり、耐熱、耐油性のより高レベルのものが求められるようになってきている。
そこで、コネクタパッキンの材料としてニトリルゴムやシリコーンゴムに比べてより高温環境下における耐油性に優れたアクリルゴムを使用することが考えられる。
しかし、アクリルゴム材料は、それ自体は絶縁性を示すものの、他のゴム材料に比べて導電しやすい材料であることから次の問題がある。
すなわち、アクリルゴム材料を用いてパッキン材を成形する場合には、通常、シールに必要な圧縮永久歪特性や強度を確保するために、導電性物質であるカーボンブラックなどの充填材がパッキン製造時にゴムコンパウンドに配合されることが多く、その結果、絶縁性が低下した材料となっている場合が多い。さらに、自動車エンジンの高性能化、コンパクト化の要請から、電子回路の接続はより複雑となり、また電子回路は集積化されてきている状況下においては、アクリルゴムをベースにカーボンブラックなどの一般的な充填材を含んだ一般的なゴムコンパウンドによりコネクタ用パッキンを成形すると、コネクタ用パッキン材を介して、各配線同士が導通(ショート)してしまう恐れがある。
このため、集積化された配線をつなぐコネクタ類に使用されるコネクタ用パッキンとしては、必要な圧縮永久歪特性などの常態物性や高温耐油性を有しつつ、高い絶縁性などを示すゴム材からなるコネクタパッキンが必要とされるようになっている。
そこで本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、シリコーンゴムやニトリルゴムに比してより高温耐油性の点で望ましい特定のアクリルゴムと、黒色充填材のカーボンブラックのうちで特定のもの2種と、白色充填材のクレーとシリカと、特定のシランカップリング剤と、特定の加硫剤とを、それぞれ特定量で含む未加硫アクリルゴム組成物を加硫成形してなるコネクタ用パッキンでは、圧縮永久歪特性などの常態物性や高
温耐油性を有しつつ、高い絶縁性などを示すことを見出して本発明を完成するに至った。
なお、特開2000−291801号公報(特許文献4)には、アクリルエラストマー加硫物よりなる、塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキンが開示され、例えば、反応性ハロゲン含有ビニル単量体などを共重合させたアクリルエラストマー(例:塩素基含有アクリルエラストマー)と、HAFカーボンブラックと、ステアリン酸、4,4’−(α,α’-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、
ステアリン酸ナトリウム、2,4,6−トリメルカプトトリアジンを含む加硫性組成物を混練し、プレス加硫してなるコネクタパッキンや、より好ましい態様ではシロキサン変性アクリルエラストマー加硫物を用いたコネクタパッキン等が例示されている。
しかしながら、この特許文献4に示すようなコネクタ用パッキンでは、該パッキンがシール対象とする塩化ビニル樹脂(PVC)製の電線被覆材はダイオキシンを発生させることから環境問題上その利用は縮小傾向にある。また、PVCとアクリル系エラストマーの2種類の材料を使用するため、加工製造コストは高いものとならざるを得ない、という問題点がある。
特開2001−288303号公報 特開平7−263071号公報 特開平7−11235号公報 特開2000−291801号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、圧縮永久歪特性などの常態物性や高温耐油性を有しつつ、高い絶縁性などを示すゴム材からなり、コネクタのシールに用いられコネクタ用パッキンを提供することを目的としている。
本発明に係るアクリルゴム製コネクタ用パッキンは、
塩素系未加硫アクリルゴムと、
該未加硫アクリルゴム100重量部に対し、
クレー5〜30重量部、シリカ10〜50重量部、ファーネスブラック1〜20重量部、サーマルブラック5〜30重量部、(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤0.3〜10重量部、及びトリアジン系加硫剤0.5〜10重量部を含む未加硫アクリルゴム組成物を
加硫成形してなることを特徴としている。
本願発明に係る未加硫アクリルゴム組成物は、アクリルゴム製コネクタ用パッキン形成用として好適に使用されるものであり、
この未加硫アクリルゴム組成物は、塩素系未加硫アクリルゴムと、
該未加硫アクリルゴム100重量部に対し、
クレー5〜30重量部、シリカ10〜50重量部、ファーネスブラック1〜20重量部、サーマルブラック5〜30重量部、(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤0.3〜10重量部、及びトリアジン系加硫剤0.5〜10重量部を含むことを特徴としている。
本発明によれば、圧縮永久歪特性などの常態物性や高温耐油性を有しつつ、高い絶縁性などを示すゴム材からなるコネクタ用パッキンが提供される。
以下、本発明に係るアクリルゴム製コネクタ用パッキンについて具体的に説明する。
本発明に係るアクリルゴム製コネクタ用パッキンは、下記の架橋可能な未加硫アクリルゴム組成物を、所望形状に加硫成形してなる。
[未加硫アクリルゴム組成物]
この未加硫アクリルゴム組成物には、塩素系未加硫アクリルゴムと、クレーと、シリカと、ファーネスブラックと、サーマルブラックと、シランカップリング剤と、トリアジン系加硫剤とが含まれている。
<塩素系未加硫アクリルゴム>
本発明で用いられる未加硫アクリルゴム組成物には、未加硫で架橋性のベースゴム成分として、塩素系未加硫アクリルゴムが含まれているので、この未加硫アクリルゴム組成物を加硫すれば、耐熱・耐油性に優れ、高温油に曝された状況においても優れた耐性を示し、エンジン周辺部等であっても好適に使用可能なコネクタパッキンが低コストで得られる。
アクリルゴムの特徴としては、耐熱・耐油性を有し、低コスト(安価)が上げられ、特に耐油性に優れる。なお、アクリルゴムの乾熱中での耐熱性は、フッ素ゴムは勿論、HNBRと比べても一歩劣る。しかしながら、油中の場合、アクリルゴムはHNBRに比して非常に経時変化が小さく、状況によってはフッ素ゴムに比しても勝っている場合がある。また、コスト面でも、フッ素ゴムやHNBRに比べてアクリルゴムは非常に安価である。そのため、耐油部品としては、アクリルゴムが好適であり、得られるコネクタ用パッキンの低コスト化と高温・耐油性の向上の観点から特に望ましい。
本発明で用いられるアクリルゴムとして、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシエチルの3種を主成分モノマーとして用い共重合してなるものが挙げられる。(なお、ここで「(3種の)主成分」とは、全モノマー(全成分)中、他成分よりも多く含まれ、多い方から1〜3番目に含まれていることを意味する。)
このような未加硫塩素系アクリルゴムとして、具体的には、日本メクトロン社製の「ノックスタイト(商品名)」、日本ゼオン社の「ニポール(商品名)」、東亜ペイントの「トアアクロン(商品名)」などがある。
アクリルゴムの場合、所定のゴム弾性を得るため、活性な反応点を有する架橋性モノマー(架橋点モノマー)を共重合成分として用いて得られているが、共重合体製造時に用いられたこの架橋点モノマーの種類により大きく3分類される。
架橋点モノマーの種類により、2−クロロエチルビニルエーテルを主な架橋点モノマーとするCEVE塩素基タイプ(a)、ビニルクロロアセテートを主な架橋点モノマーとする活性塩素基タイプ(b)、エポキシ基タイプ(c)などがあるが、本発明には反応性の高い架橋点モノマーを使用した活性塩素基タイプ(b)のアクリルゴムを選択することが必要である。
本発明では、活性塩素基タイプ(b)のアクリルゴム(塩素系未加硫アクリルゴム)を単独で用いることが望ましい。なお、本発明では必要により、上記活性塩素基タイプ(b)のアクリルゴムを含めたこれら3タイプのアクリルゴムを併用してもよく、その場合、上記3種のアクリルゴムの比率については特に規定されない。
なお、従来多用されてきた、シリコンゴムは耐油性の面で不十分であり、また、ニトリルゴムの場合にも高温における耐油性の面で十分なパッキン材を得ることができない。
<充填材、加硫剤、その他の配合成分>
上記したように、本発明に係るコネクタ用パッキン形成用の未加硫アクリルゴム組成物には、上記未加硫アクリルゴム成分の他に、充填材として、クレーと、シリカと、黒色充填材の1種であるカーボンブラックのうちのファーネスブラックとサーマルブラックとが
含まれ、また、特定のシランカップリング剤とトリアジン系加硫剤とが含まれている。
そのため、上記したように得られるコネクタ用パッキンは、耐熱性と絶縁性等にバランスよく優れ、低コストとなる。
以下にその理由を詳説する。
アクリルゴム(加硫物)は充填材が配合された種々の合成ゴムの中では比較的導電性が高い。充填材が含まれていない場合にはアクリルゴム加硫物は絶縁性を示すが、少量のカーボンを配合しただけで、得られるアクリルゴム加硫物は、半導体レベルの103Ωオー
ダーの抵抗値を示す。よって、シール性確保のために通常必要とされるような量で導電性のカーボンブラックなどを充填材として用いると、得られるアクリルゴム系のコネクタ用パッキンなどの成形体は導電性をも有してしまうこととなる。
そこで、ゴム材として未加硫アクリルゴムを用いて、シール材として必要な低い圧縮永久歪率や物理的強度、硬度などの物性を有し、しかも高い絶縁性を有するコネクタ用パッキンを得ようとして、充填材として、導電性を示すカーボン系の充填材を使用した配合組成(「黒色配合」と慣用される。)に代えて、絶縁性を示すシリカやクレーなどの白色充填剤を使用すること(「白色配合」と慣用される。)が考えられる。しかし、単に白色配合とするだけでは、絶縁性は改善できても、圧縮永久歪などのシール材として必要な物理的特性、表面状態、加工性、などの点において、黒色配合に比べて非常に悪くなるため、コネクタ用パッキン材としての使用に耐えるものを得ることはできないという問題がある。
そのため、本発明では、黒色のカーボンブラック系充填材と白色系充填材とを併用しつつも、加硫剤や白色充填材による効果を高めるためシランカップリング剤の選択についても詳細な検討を行なった結果、これら配合成分(特にその種類と量)を厳密に調整すれば、絶縁性とシール材としての物性がバランスよく両立したアクリルゴム製コネクタパッキンが得られることを見出している。
つまり、本発明によれば、低コストで耐高温、耐油性という、アクリルゴムの優れた特性を生かしつつ、シール材として十分な特性と十分な絶縁性を有するコネクタパッキンが提供される。
(クレー)
クレートは、珪酸アルミニウムを主成分とし、通常、白色を呈することが多い。
クレーは、本発明ではパッキンに絶縁性を付与することを主目的として用いられる。クレーを配合してもパッキンの硬度はシリカを配合した場合に比べて低く、また未加硫アクリルゴム組成物は加硫成形時に(粘度が低く)流れすぎる傾向があるため、それを防ぐ点でもクレーの添加効果はある。ただし、本発明で規定する範囲を超えて多量にクレーを配合すると、得られるコネクタ用パッキンの圧縮永久歪性を著しく劣化させるため、ベースゴムである塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対し30重量部以下で用いることが必要である。またその添加効果を発揮するには、最低限5重量部以上で用いることが必要である。より好ましく10〜20部重量部の範囲で使用することが望ましい。
(シリカ)
本発明におけるシリカは、得られるアクリルゴム製コネクタ用パッキンに絶縁性を付与し、また機械的特性を付与するために用いられる。本発明の場合、絶縁性を確保する上では、カーボンブラック等の通電しやすい充填材は多量に配合できない。そのため補強性を
所望レベルまで向上させるために、一部シリカを配合することでカーボンブラックの代用をさせる。ただし、シリカの硬度は一般のカーボンに比べても高く、絶縁性や機械的強度を付与するためにもし多量に配合すると、得られるパッキンの硬度が高くなりすぎることになる。また硬度を所望の値に設定しようとすると、シリカはあまり多く配合できないため、必要な絶縁性を付与できないという問題が生じる。これらの点を考慮すると、シリカは、塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対して、通常10〜50重量部、好ましくは10〜40重量部の量で用いられる。
(シランカップリング剤)
本発明におけるシランカップリング剤は、一般式(A):「XnSiY4-n」(X:有機質と反応性の基であり、Yは加水分解性基であり、n:1〜3の整数を示す。)で表される化合物であって、通常では結合しにくい有機質材料と無機質材料(特に白色系の補強材であるクレーなど)とのバインダーとしての機能を有する。なお、カーボンブラックはゴム成分との接着性が良好であるため、カーボンブラックとの関係では、シランカップリング剤は、必ずしも必要とされない。
上記式(A)中、有機質と反応性の基(X)としては、例えば、アミノ基あるいはアミノ基含有基(例:NH2CH2CH2NH−)、ビニル基、メルカプト基、エポキシ基、(メタ)アクリロキシ基等が挙げられ、(メタ)アクリロキシ基が最も好ましい。また、加水分
解性基(Y)としては、例えば、「−OR」(R:C1〜10、好ましくはC1〜5のアルキル基)、−Cl、−NR2(R:同上)などが挙げられる。
上記加水分解性基のうち「−OR」としては、具体的には、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;等が挙げられる。
上記シランカップリング剤としては、例えば、アミノシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン{CH2=C(CH3)COO(CH23 Si(OCH33}、ビニルトリアセトキシシラン{CH2=CHSi(OCOCH33}、ビニル−トリス(
β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルメトキシシラン等が挙げられ、(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤が好ましい。
なお、上記式(A)中、Xがビニル基、メルカプト基であるようなシランカップリング剤は、アクリルゴム及びトリアジン系加硫剤に対し相性が悪くほとんど添加効果が見られず、またエポキシ基に至っては圧縮永久歪性に悪影響を及ぼすことがある。Xが(メタ)アクリロキシ基のシランカップリング剤がパッキンの物性に最も効果的に作用することが確認されている。
本発明では、シランカップリング剤としては、コネクタシールの圧縮永久歪値を低く保持できる(=シール性が良好)等の観点から(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤(イ)が単独[(イ)=100重量%]で好適に使用される。
なお、本発明では、その目的に反しない範囲で、場合によりこの(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤(イ)に50重量%未満、好ましくは30〜5重量%程度の量で、(イ)以外の上記したようなシランカップリング剤を組合わせて用いてもよい。
シランカップリング剤の配合量としては、塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対して通常0.3〜10重量部、好ましくは1〜5重量部で用いられる。シランカップリング剤の配合量が上記範囲より少なく、特に0.3重量部未満の場合は、ほとんど物性改善効果が確認できず、また上記範囲を超え、特に10重量部を超えた場合、物性低下を生じるためである。
(カーボンブラック)
カーボンブラックは、絶縁性のパッキンを製造する上では、本来使用しないのが好ましいが、充填材のカーボンブラック全量を白色充填材で置換したパッキンに比べて、カーボンブラックを所望量で配合してなるパッキンは機械的特性に優れており、圧縮永久歪も良好であるため、絶縁性に悪影響を及ぼさない範囲で配合される。
一般に使用されるカーボンブラックとしては、主にファーネスブラック、サーマルブラック等が挙げられる。パッキンの補強効果や導電性の点では、ファーネスブラック(補強効果大、導電性大)>サーマルブラック(補強効果小、導電性小)の関係がある。
ファーネスブラックとしては、具体的には、例えば、SAF、ISAF、HAF、MAF、FEF、SRFが挙げられる。粒径は、SAF(最小)<ISAF<HAF<MAF<FEF<SRF(粒径最大)の関係にある。サーマルブラックとしては、例えば、FT、MTなどが挙げられる。
ファーネスブラックは、ガス、オイルまたはそれらの混合物を一定量の空気とともに不完全燃焼させて製造される。ファーネスブラックは、アルカリ性で未加硫アクリルゴム組成物の加硫速度を速くする効果があり、得られるパッキンの補強性が優れている。
また、サーマルブラックは天然ガスを用い熱分解法により製造され、粒径が比較的大きいため、補強材としてよりも、寧ろ充填材として用いられる。
本発明におけるカーボンブラックとしては、通電しにくいことが望ましい条件に挙げられる。粒子径の小さいカーボンブラックは凝集しやすく、擬似ポリマー構造をとることにより通電しやすくなるという問題がある。
よってファーネスブラックとしては、SAF、ISAF、HAFクラスの粒径の小さなカーボンブラックの使用は避けることが望ましい。また、粒子径の大きなファーネスブラックであっても、多量に配合すると通電しやすくなるため、使用可能な最大量は制限される。また、ファーネスブラックは、まったく配合しないよりも少量であれば、遊離イオンを吸着するため、かえって絶縁性に寄与する特性があり、これらの点を総合的に考慮して、本発明では、ファーネスブラックの好適な配合量は決定される。
上記のように、ファーネスブラックでは、大量配合は困難であるが、補強性が低く、絶縁性の比較的良好なサーマルブラックMTならば、ファーネスブラックと組合わせて配合することが可能である。ただし、サーマルブラックMTを用いるとしても、多量に配合すると通電してしまうため、その使用可能な最大量は制限される。
よって、本発明では、カーボンブラックとしては、粒子径のより大きいファーネスブラック[例:SRF 平均粒子径58〜94μmφ]と、サーマルブラック[例:MTカーボン
平均粒子径450〜556μmφ]とを併用することが望ましい。
カーボンブラックの配合量としては、上記したような点を考慮して、塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対して、通常、ファーネスブラックが1〜20重量部で、またサーマルブラックが5〜30重量部で用いられ、好ましくは、ファーネスブラックが1〜10重量部で、またサーマルブラックが10〜20重量部で用いられる。
その他薬品について
(加硫剤)
本発明において加硫剤としては、トリアジン加硫剤を選択することが必要である。なお、加硫剤としては、一般に、石鹸、硫黄、トリアジン、ジアミン系、カルバメート系、有機カルボン酸アンモニウム、ステアリン酸カリウム等が挙げられ、1種もしくは2種以上組合わせて使用されているが、本発明では、アクリルゴムとして活性塩素系のものを用い
ているため、パッキンに優れた圧縮永久歪みを付与する上でトリアジン系加硫剤を用いることが必要である。
加硫剤の配合量としては、塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対して、通常、0.5〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の量で用いられる。
(可塑剤、老化防止剤等)
本発明において必要により用いられる可塑剤は、加工性の改善、低温性の改善に寄与でき、本発明においても、適宜使用することが望ましい。
可塑剤としては、特に、制限はなく、例えば、アジピン酸誘導体系、アゼライン酸誘導体系、セバシン酸誘導体系、パラフィン系プロセス油、ナフテン系プロセス油、芳香族系プロセス油等が挙げられる。
老化防止剤としては、従来より公知のものが適宜量で使用される。
[未加硫アクリルゴム組成物及びコネクタ用パッキンの調製]
本発明に係る上記未加硫アクリルゴム組成物は、上記配合成分を上記量で用いて、これら成分を一度に、あるいは任意の添加順序で少しづつ添加して調製できる。その際には、ゴム組成物を調製する際に通常用いられる一般的製造装置を用いて調製してもよい。例えば、ロール混練り機、加圧ニーダー、インターナルミキサー(バンバリーミキサー)を用いることが可能である。混練り温度は、常温附近が好ましい。得られたアクリルゴム組成物は、一般のゴム組成物同様に例えば、100〜200℃の加熱温度で、約0.5〜120分程度の時間で加熱されつつ、加圧成形法、射出成形法等により、所望の形状のコネクタ用パッキンに成形することが可能である。
[パッキンの特性]
このようにして得られた本発明に係るコネクタ用パッキンは、常態物性(引張強さ、破断伸び、硬度)、圧縮永久歪み、電気絶縁性の何れの特性も優れ、しかもこれら特性のバランスがよい。そのためこのパッキンは、上記したような用途に好適に使用できる。
本発明に係るコネクタ用パッキンは、常態物性試験(25℃条件下で引張強さ、破断伸び、硬度を測定。硬度はデュロメータタイプA硬さ試験にて測定。JISK6251、6253に準拠。)で、引張り強度9.8MPa以上であり、引張り伸び150%以上であり、引張り応力(100%)1.96MPa以上の物性を有する。
また、本発明に係るコネクタ用パッキンは、圧縮永久歪み試験(150℃×72時間)、圧縮率25%、φ29×12.5ディスク使用。JISK6262準拠。)を行った場合に、耐熱性の指標となる圧縮永久歪み率が30%以下という好ましい値を示す。
また、パッキンの電気絶縁性(表面抵抗率及び体積抵抗率を測定。50mm×2mm厚シートを用いる。)は、体積抵抗、表面抵抗ともに絶縁性の範疇である109Ω以上とな
り望ましい。
また、本発明に係るコネクタ用パッキンの表面状態(測定試験片:190mm×150mm×2mm厚のシートを成形し表面状態を目視して確認する。)は、表面に何らの凹凸、またはその他の異常もなく、良好である。
本発明に係るアクリルゴム製コネクタ用パッキンは、白色でなく黒色であり、絶縁性、耐油性(特に高温耐油性)、機械的強度等にバランスよく優れ、アクリルゴム系であり、そのため好適な使用可能部位として、自動車などの駆動系部位の近くで使用するコネクターカバーのシール性を確保するためのパッキン、コネクターシールのシール性を確保する
ためのパッキン、絶縁チューブのシール性を確保するためのパッキン、自動車などの燃料油、潤滑油などのオイル(油)が近接して存在し、絶縁性などが要求される部位などが挙げられる。
[実施例]
以下、本発明について実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明は係る実施例により何ら限定されるものではない。
<(イ)試験片の作成>
表1に示す実施例1の配合処方に従い、各実施例、比較例ともアクリルゴム組成物を配合し、各種物性を測定、評価した。
すなわち、まず、表1にそれぞれ示すように、アクリルゴム、クレー、シリカ、サーマ
ルブラック、ファーネスブラック、シランカップリング剤及びトリアジン系加硫剤、を所定量秤量し、ロール混練り機(ロール混練り機:関西ロール(株)製、型番:8インチロール)にて配合する。この時、混練り条件は25℃、ロール回転速度は20rpm、配合時間は30minにて実施した。
得られたアクリルゴム組成物から、加圧成形(成型機:カワジリ(株)製、型番:70トンフ゜レス)により2mm厚シートを成形する。そのシートから切出した試験片を、以下の評価において使用する。
<(ロ)評価試験方法>
(i)常態物性試験:25℃条件下、引張強さ、破断伸び、硬度を測定する。硬度はデュロメータタイプA硬さ試験にて測定。JISK6251、6253に準拠。
常態物性の指標として、引張り強度9.8MPa以上であり、引張り伸び150%以上であり、引張り応力1.96MPa以上の物性を有することが望ましい。
(ii)圧縮永久歪み試験:150℃×72時間、圧縮率25%、φ29×12.5ディスク使用。JISK6262準拠。
耐熱性の指標となる圧縮永久歪み率が30%以下のものが好ましい。
(iii)電気絶縁性測定:アクリルゴム組成物の絶縁性を確認する。表面抵抗率及び体積抵
抗率を測定する。50mm×2mm厚シートを用いる。
絶縁性の指標としては体積抵抗、表面抵抗ともに10の9乗Ω以上が望ましい。
(iv)製品表面形状:製品の表面状態を目視で判断する。良と劣の2段階で判断する。190mm×150mm×2mm厚のシートを成形し表面状態を確認する。表面に何らかの凹凸、またはその他の異常が確認された場合を劣とする。
なお、以下の実施例、比較例で用いた各成分の製造販売元、商品名、型番、組成、粒径等は以下の通り。
(イ)アクリルゴム(活性塩素系):トウペ社製、「トアアクロンAR840」。
(ロ)シリカ:日本アエロジル社製、「アエロジル300」。
(ハ)クレー:加藤産商社製、「RC-32」。
(ニ)サーマルブラック:Cancarb社製、「MT (Thermax N-990)」(平均粒子径450〜556nm。
(ホ)ファーネスブラック:旭カーボン社製、「SRF(旭50)」(平均粒子径58〜94nm)

(ヘ)アクリロキシ系シランカップリング剤:東芝シリコーン社製、「TSL8375」。
(ト)エポキシ系シランカップリング剤:信越化学社製、「KBM303」。
(チ)トリアジン系加硫剤:川口化学社製、「アクターTSH」。
(リ)石鹸加硫剤:花王社製、「NSソープ」。
活性塩素系未加硫アクリルゴム100重量部に対してシリカ:30重量部、クレー:15重量部、サーマルブラック:15重量部、ファーネスブラック:10重量部、アクリロキシ系シランカップリング剤:2重量部、トリアジン加硫剤:1重量部、老化防止剤(ジメチルベンジルジフェニルアミン):1重量部、加工助剤(ステアリン酸):1重量部を配合し、上記方法にて試験片を作成し、各種物性を評価した。
その結果を表1に示す。
表1によれば、このパッキンは、優れた絶縁性はもちろんのこと、全試料中で比較例1に次いで優れた圧縮永久歪性を示している。
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
すなわち、上記アクリルゴム100重量部にシリカ:30重量部、クレー:15重量部、サーマルブラック:15重量部、ファーネスブラック:10重量部、アクリロキシ系シランカップリング剤:3重量部、トリアジン加硫剤:1重量部、老化防止剤(ジメチルベンジルジフェニルアミン):1重量部、加工助剤(ステアリン酸):1重量部を配合し、上記方法にて試験片を作成し、各種物性を評価した。
その結果を表1に示す。
実施例2では、実施例1に比してそのシランカップリング剤の量を増加しているだけであるが、実施例1より、圧縮永久歪が悪くなっている。ただし、まったくシランカップリング剤の配合されていない比較例4に比べ、圧縮永久歪がよくなっており、シランカップリング剤を配合することによる、改善効果は高いことが分かる。絶縁性は実施例1同様に優れ、実使用上問題ない。
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
すなわち、上記アクリルゴム100重量部にシリカ:40重量部、クレー:10重量部、サーマルブラック:10重量部、ファーネスブラック:10重量部、アクリロキシ系シランカップリング剤:2重量部、トリアジン加硫剤:1重量部、老化防止剤(ジメチルベンジルジフェニルアミン):1重量部、加工助剤(ステアリン酸):1重量部を配合し、上記方法にて試験片を作成し、各種物性を評価した。
その結果を表1に示す。
実施例3では、実施例1と比べると、充填材量を変量した物である。圧縮永久歪は25%と優れた値を示しているが、実施例1の19%には及ばず、充填材のバランスが圧縮永久歪性に影響を与えているということが確認できる。
[比較例1]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
圧縮永久歪性は全試料中で最も優れているが、絶縁抵抗が非常に低く、絶縁材料とはい
えない。
[比較例2]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
ファーネスブラックが多く配合されている状態で、シリカを配合し絶縁性を向上させようとしたが、まったく効果が出ず、比較例1と同様に絶縁抵抗が非常に低く、絶縁材料とはいえない。
[比較例3]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例3では、絶縁レベルとしては、悪くはないものの、実施例に比べ、絶縁性が低く、クレー及びファーネスブラックが配合されていないことの効果が確認できる。圧縮永久歪も実施例に比べれば若干悪くなっている。
[比較例4]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例4は、実施例1のアクリロキシシランカップリング剤が配合されていないものであるが、圧縮永久歪率が非常に悪くなり、アクリロキシシランカップリング剤の配合効果が確認できる。
[比較例5]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例5は、実施例1のアクリロキシシランカップリング剤を6部配合したものであるが、圧縮永久歪率が非常に悪くなり、アクリロキシシランカップリング剤を配合しすぎると加硫阻害を生じやすくなると考えられる。
[比較例6]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例6は、実施例1のアクリロキシシランカップリング剤をエポキシシランカップリング剤に変更したものであるが、比較例4に非常に近いデータが得られている。このため、エポキシシランカップリング剤では、物性の改善効果は確認できない。
[比較例7]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様
にした。
その結果を表1に示す。
比較例7では、絶縁性の点では高い効果が確認できたが、圧縮永久歪が全試料中で最も悪く、実使用できるレベルではない。
[比較例8]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例8では、クレーを配合していないため、物性面は非常に良好ではあるが、表面に凹凸が見られ加工性に問題が確認された。
[比較例9]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例9では、サーマルブラックを配合していないため、強度が若干劣り、また圧縮永久歪も悪くなる傾向が見られる。
[比較例10]
実施例1において、その配合組成を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に
した。
その結果を表1に示す。
比較例10では、実施例1の加硫剤をトリアジンから石鹸に変更した。
結果としては圧縮永久歪が実施例1より大幅に悪くなる傾向が確認された。
Figure 0004579001
[発明の効果]
本発明によれば、優れた絶縁性を持ち且つ、耐熱性の優れたアクリルゴム系のコネクタ用パッキン、及び該パッキンを形成可能な組成物を得ることが可能である。

Claims (2)

  1. 塩素系未加硫アクリルゴムと、
    該未加硫アクリルゴム100重量部に対し、
    クレー5〜30重量部、シリカ10〜50重量部、ファーネスブラック1〜20重量部、サーマルブラック5〜30重量部、(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤0.3〜10重量部、及びトリアジン系加硫剤0.5〜10重量部を含む未加硫アクリルゴム組成物を
    加硫成形してなるアクリルゴム製コネクタ用パッキン。
  2. 塩素系未加硫アクリルゴムと、
    該未加硫アクリルゴム100重量部に対し、
    クレー5〜30重量部、シリカ10〜50重量部、ファーネスブラック1〜20重量部、サーマルブラック5〜30重量部、(メタ)アクリロキシ基を有するシランカップリング剤0.3〜10重量部、及びトリアジン系加硫剤0.5〜10重量部を含む未加硫アクリルゴム組成物。
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