JP4573659B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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本発明はエスカレーターや電動道路等の乗客コンベアに係り、特に、既設の乗客コンベアの枠体を利用して新設の乗客コンベアを収納する乗客コンベアに関する。
従来において、既設の乗客コンベアの枠体を利用して新設の乗客コンベアを収納する乗客コンベアは、例えば特許文献1に示すように、既に周知である。
このような、既設の枠体内に新設の枠体を設置して構成された新設の乗客コンベアにおいても、騒音対策がますます厳しくなってきており、特に、駆動装置からの騒音が枠体下方部外に伝わるのを極力低減することが要求されている。
上記特許文献1に記載の乗客コンベアは、既設の枠体の内側底部全長に亘って取付けられたオイルパンを含め既設の枠体を覆う化粧板が既設の枠体の底部に取付けられる構成をしている。そのために、オイルパンと化粧板との間に空気層が形成され、この空気層によって新設枠内に発生する騒音を減衰させ、枠体下方部外に伝わる騒音をある程度低減することができる。
実開昭58−191174号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乗客コンベアは、オイルパンを既設の枠体の底部内側に取付けているので、このオイルパンが新設の枠体の収納時に障害となる問題がある。即ち、乗客コンベアの枠体は、乗客コンベアは移動する踏板やそれを案内する手段、更には踏板を駆動する駆動装置を収納支持するために、必要最小限の高さ寸法が確保されている。しかし、既設の枠体内に構成部材が存在すると、この構成部材によって新設の枠体の必要最小限の高さ寸法が確保できなくなり、新設の乗客コンベアの機種によっては既設の枠体内に新設の枠体を収納しきれなくなる問題が発生する。
本発明の目的は、既設の枠体内に新設の枠体を設置して構成された新設の乗客コンベアにおいて、新設枠体の既設枠体への収納に障害がなく、かつ騒音が枠体の下方部外に伝わるのを低減し得る乗客コンベアを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、新設の枠体に取付けられる構成部材と既設の枠体に取付けられる構成部材とで空気層を形成したのである。
このような空気層を形成することで、騒音は空気層によって減衰されて枠体の下方部外への伝播を低減することができ、また、既設枠体内には新設枠体の収納に障害となる構成部材がないので、新設枠体の既設枠体への収納が制約を受けることなく行うことができるのである。
以上説明したように本発明によれば、既設の枠体内に新設の枠体を収納して構成された新設の乗客コンベアにおいて、駆動装置からの騒音が枠体の下方部外に伝わるのを低減することができると共に、新設枠体を既設枠体へ制約を受けずに収納することができる乗客コンベアを得ることができる。
以下本発明による乗客コンベアの実施の形態を図1〜図3に示すエスカレーターに基づいて説明する。
エスカレーター1は、上階床2と下階床3に跨って設置された既設の枠体4と、この既設の枠体4内に収納され、前記上階床2と下階床3に跨って設置された新設の枠体5と、無端状の踏段チェーン(図示せず)に連結されて新設の枠体5内を循環移動する水平な踏板を有する複数の踏段6と、これら踏段6の移動方向両側において前記新設の枠体5に立設された欄干部材7と、この欄干部材7の周縁に案内されて移動する移動手摺8とを備えている。
前記新設の枠体5は、上部水平枠5Aと、この上部水平枠5Aから下階床3に向かって傾斜する傾斜枠体5Bと、この傾斜枠体5Bから下階床3に向かって水平に延在する下部水平枠5Cとで構成されている。そして枠体5の上部水平枠5Aと下部水平枠5Cとには、駆動スプロケット9と従動スプロケット10とが軸支されて前記踏段6を無端状に連結した踏段チェーンが巻掛けられている。さらに、上部水平枠5A内には、前記駆動スプロケット9を駆動する駆動装置11がマシンベース12を介して設置されていると共に、エスカレーター1の運転を制御する制御装置13が設置されている。
さらに、新設の枠体5の上部水平枠5Aの駆動装置11が設置される部分の下部が、通常の高さ寸法H1に対して上方に変位して形成されており、その部分の高さ寸法H2は、通常の高さ寸法H1に対して短くなっている。
このように形成された新設の枠体5の底部内側には、全長に亘って構造部材であるオイルパン14が取付けられ、踏段チェーン等の可動部に供給された潤滑油や侵入した土砂等の塵埃が新設の枠体5外に落下しないようにしている。このオイルパン14は、上部水平部14Aと傾斜部14Bと下部水平部14Cで形成され、これらは新設の枠体5の上部水平枠5A−傾斜枠体5B−下部水平枠5Cに沿ってほぼ平行に取付けられるので、駆動装置11が設置されている新設の枠体5の上部水平枠5Aに対しては段差を有するように取付けられている。
一方、前記既設の枠体4の底部の外側には、構造部材である化粧板15が全長に亘って取付けられ、下方から既設の枠体4の内部が見えないようにしている。
上記構成とすることで、新設の枠体5の下方内側に全長に亘って取付けられたオイルパン14と既設の枠体4の低部外側に取付けられた化粧板15とによって囲まれた空気層16が形成される。この空気層16は、オイルパン14の上部水平部14Aの一部及び傾斜部14Bと下部水平部14Cに対応する部分は、比較的薄い寸法h1を有し、上部水平部14Aの前記駆動装置11に対応する部分は、前記寸法h1よりも厚い寸法h2を有することになる。
以上説明したように、オイルパン14と化粧板15とで、新設の枠体5の下部にほぼ全長に亘って寸法h1の空気層16を形成したので、新設のエスカレーター1の可動部から発生する騒音は、この空気層16によって減衰され、化粧板15を通過して下方で洩れる騒音を低減することができる。さらに、駆動装置11の下方部には厚い寸法h2の空気層16Bが存在するので、オイルパン14の上部水平部14Aを通過した騒音は十分に減衰され、遮音効果を向上することができる。したがって、上記空気層16はエスカレーター1の可動部から発生する騒音を遮断する遮音層となる。尚、より遮音効果を向上させたい場合には、化粧板15のオイルパン14側に周知の遮音材や吸音材を設置することで、低騒音のエスカレーターを得ることができる。
さらに、構成部材である化粧板15を既設の枠体4の底部外に取付けることで、既設の枠体4内には、新設の枠体5を収納するために障害と構成部材は存在しなくなり、その結果、新設の枠体5の必要最小限の高さ寸法に制限を与えることなく、新設の枠体5を既設の枠体4内へ収納することができる。
上記実施の形態は、乗客コンベアとしてエスカレーターを一例に説明したが、エスカレーターに特定されるものではなく、本発明が隣接踏板間に段差の生じない電動道路にも適用できるのは勿論である。
本発明による乗客コンベアの実施の形態を示すエスカレーターの概略縦断側面図。 図1のA−A線に沿う断面図。 図1のB−B線に沿う断面図。
符号の説明
1…エスカレーター、4…既設の枠体、5…新設の枠体、5A…上部水平枠、5B…傾斜枠、5C…下部水平枠、6…踏段、11…駆動装置、14…オイルパン、14A…上部水平部、14B…傾斜部、14C…下部水平部、15…化粧板、16(16A,16B)…空気層。

Claims (3)

  1. 既設の枠体内に新設の枠体を収納して設置した乗客コンベアにおいて、前記新設の枠体の底部全長に亘って取付けたオイルパン前記既設の枠体外の底部全長に亘って取付けた化粧板とによって空気層を形成したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 前記空気層の厚さは、前記新設の枠体に設置した駆動装置の近傍の厚さが、他の部位の空気層よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
  3. 既設の枠体内に新設の枠体を収納して設置した乗客コンベアにおいて、前記新設の枠体の底部全長に亘ってオイルパンを取付けると共に、前記既設の枠体外の底部全長に亘って化粧板を取付け、かつ、前記新設の枠体に設置した駆動装置の近傍のオイルパンを他の部位のオイルパンよりも上方に変位させ、この変位させたオイルパンと前記化粧板とによって前記駆動装置の下方部に空気層を形成したことを特徴とする乗客コンベア。
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