JP4569854B2 - 空間的に可動のチェーン部材を有するラインを案内するエネルギーガイドチェーン - Google Patents
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Description
本発明は、エネルギーガイドチェーンの方向に延びたそれぞれ1つの通路区間を区画する可動のチェーン部材を有する定置の接続部と可動の接続部との間においてラインを案内するエネルギーガイドチェーンに関する。
【0002】
英国特許第1585656号明細書によれば、定置の接続部と可動の接続部との間においてラインを案内するエネルギーガイドチェーンは公知である。エネルギーガイドチェーンは、互いに関節状に結合された金属のチェーン部材によって形成されている。チェーン部材は、間隔を置いた金属の片を有し、これらの片は、板から押し抜かれ、かつ相応して形成されている。それぞれのチェーン部材の間隔を置いた片は、結合板によって互いに結合されている。結合は、溶接によって行なわれるので、チェーン部材は、溶接構造を形成している。
【0003】
隣接するチェーン部材の関節状の結合のために、片は、一方の端部範囲に円形の穴を有する。それぞれの片の対向する端部範囲において、長穴が形成されている。1つのチェーン部材の長穴は、ピンが長穴及び穴を通って動かすことができるように、隣接するチェーン部材の長穴と位置決めされる。ピンは、拡張された頭部を有し、この頭部の横断面は、穴又は長穴の横断面より大きい。ピンを確保するために、安全リングが設けられており、この安全リングは、ピンに配置される。
【0004】
長穴の構成は、長穴によって製造技術的に引起こされる溶接構造の不正確を補償するので、チェーン部材の溶接構造に基づいて必要である。
【0005】
英国特許第1595656号明細書によるエネルギーガイドチェーンのチェーン部材は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びたヒンジピンの回りで揺動可能である。側方の転向能力は、このようなエネルギーガイドチェーンにおいて考慮されていない。
【0006】
チェーン部材がエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた軸線の回りで揺動可能な従来のエネルギーガイドチェーンの別の構成を、ヨーロッパ特許出願公開第0154882号明細書が記載している。このエネルギーガイドチェーンのチェーン部材は、合成物質からなる。これらは、チェーン片によって形成されており、これらのチェーン弁は、1つの部分から形成されている。チェーン片は、一方の端部に中心ヒンジ穴を有する。それぞれのチェーン片の他方の端部において対向する側に、中心ヒンジピンが一体形成されている。チェーン片の一方の端部が、隣接するチェーン片の他方の端部に結合されるとき、ヒンジピンは、ヒンジ穴内に噛み合う。それによりチェーン系列が形成できる。2つのチェーン系列は、橋絡片によって互いに結合される。
【0007】
ヨーロッパ特許出願公開第0544051号明細書によれば、空間内の等方性の曲げ可能性が、すなわち空間内の均一な曲げ可能性が可能になるエネルギーガイドチェーンが公知である。
【0008】
このようなエネルギーガイドチェーンは、例えばロボットのような多軸の取扱い装置のために例えば必要である。
【0009】
このエネルギーガイドチェーンは、押出されたホースによって形成され、このホースの外周壁は、エネルギーガイドチェーンの長手方向に互いに間隔を置いて配置されかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた多数の周スリットを備え、これらの周スリットは、それぞれホースの全周の回りに延びて、関節状に結合された橋絡片だけによって又は180°の角度間隔を置いて直径上に対向する関節状に作用する橋絡片だけによって中断されている。隣接する周スリットの橋絡片は、90°の周角度だけ互いにずらされている。周スリットの幅及びその相互の間隔は、エネルギーガイドチェーンの所望の最大曲げ半径に相応して決められている。
【0010】
エネルギーガイドチェーンの区間の損傷の際、エネルギーガイドチェーンは押出された合成物質プロファイルからなるので、エネルギーガイドチェーン全体を交換しなければならないことは、このようなエネルギーガイドチェーンにおいて問題である。その結果、エネルギーガイドチェーン内に案内されるライン及びホースも、置き換えるべきエネルギーガイドチェーンから取出され、かつ新しいエネルギーガイドチェーン内に挿入しなければならないので、増加した修理費用が生じる。
【0011】
定置の接続部又は可動の接続部におけるエネルギーガイドチェーンの固定は、チェーン部材によって行なわれ、これらのチェーン部材は、相応する接続部分に結合される。ヨーロッパ特許第0384153号明細書によれば、異なったチェーン部材の構成が公知である。チェーン部材は、側部片を有し、これらの側部片は、底板によって互いに結合されている。チェーン部材は、エネルギーガイドチェーンの隣接するチェーン部材に関節状に結合されている。底板は、チェーン部材が上又は下層に剛体的に結合されるように、上又は下層に溶接される。エネルギーガイドチェーンのための引っ張り負荷逃し装置を有するチェーン部材の別の構成は、ドイツ連邦共和国実用新案登録第9313011号明細書により公知である。このチェーン部材においても底板が設けられており、これらの底板は、上又は下層に結合されている。
【0012】
このことを前提として、本発明の課題は、エネルギーガイドチェーンが比較的わずかな費用で再び修理可能であるように、空間的に構成可能なチェーン部材を有するラインを案内する周知のエネルギーガイドチェーンを構成することにある。本発明の別の目的は、一層大きなガイド重量を吸収できるように、エネルギーガイドチェーンを形成することにある。本発明のなお他の目的は、接続点に容易に一緒に固定可能である接続部材を示し、とくにエネルギーガイドチェーンの転向能力を支援する接続部材を示すことにある。
【0013】
本発明によれば、この課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載の特徴を有するラインを案内するエネルギーガイドチェーンによって解決される。有利な変形及び構成は、それぞれの従属特許請求の範囲の対象である。
【0014】
ヨーロッパ特許出願公開第0544051号明細書によって形成されたような従来の技術と相違して、本発明によるエネルギーガイドチェーンは、これが空間的に限定された、すなわち3次元的に可動のチェーン部材によって構成されているということにおいて優れている。ヨーロッパ特許第0544051号明細書による押出されたエネルギーガイドチェーンにおいて、押出しプロファイルが所定の弾性を有するときにだけ、ヒンジ能力が可能である。それにより引起こされて、このようなエネルギーガイドチェーンは、比較的わずかなライン重量しか吸収することができない。本発明により提案されるようなエネルギーガイドチェーンにおいて、それぞれのチェーン部材は、互いに間隔を置いて互いに対向しかつエネルギーガイドチェーンの方向に延びた2つの片を有し、これらのチェーン片は、少なくとも1つの横棒によって互いに結合されている。それぞれのチェーン片は、ヒンジ部材及びヒンジ収容部を有し、これらは、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びている。1つのチェーン片のヒンジ部材は、隣接するチェーン片のヒンジ収容部内に噛み合っている。ヒンジ部材及びヒンジ収容部によって形成されるようなヒンジ結合部は、押出されたエネルギーガイドチェーンプロファイルにおける場合のようにチェーン部材の統合された構成部分ではない。それによりヒンジ部材及びヒンジ収容部は、これらが大きな負荷を受けることができるように形成することができる。このことは、チェーン片及び横棒についても成立つ。チェーン部材がヒンジ結合によって互いに取外し可能に結合されていることにより、1つ又は複数のチェーン部材が損傷を含むようになった場合、エネルギーガイドチェーンの修理も行なうことができる。
【0015】
発明に値する提案によるエネルギーガイドチェーンにおいて、隣接する少なくとも2つのチェーン部材の部分的に重なり合ったチェーン片の間に、それぞれ1つの自由空間が設けられている。ヒンジ部材は直径上に対向する2つの外周範囲を有する。同様にヒンジ穴は直径上に対向する2つの内周範囲を有する。なるべく外周範囲及び内周範囲の法線は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して垂直に延びている。ヒンジ部材がヒンジ収容部内に突出している場合、外周範囲と内周範囲は互いに接している。外周範囲と内周範囲は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた軸線の回りにおけるチェーン部材の運動能力を保証する。互いに相対的な個々のチェーン部材の揺動能力は、外周範囲と内周範囲だけが互いに接していることによって達成される。ヒンジ部材及びヒンジ収容部のその他の周面範囲の間に、遊びが設けられており、この遊びは、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに転向能力を可能にする。
【0016】
エネルギーガイドチェーンの有利な構成によれば、ヒンジ部材がシリンダ状に形成されていることが提案される。ヒンジ収容部は、なるべく大体において楕円形横断面を有する。楕円形の横断面とは、レーストラックの形とも解する。大体において互いに平行に延びたレーストラックの形の区間の間隔は、大体においてヒンジ部材の直径に相当する。ヒンジ収容部が大体において楕円形の横断面を有することによって、ヒンジ部材とヒンジ収容部との間に遊びが存在し、この遊びが、大体においてヒンジ部材の長手軸線に対しかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して垂直に延びた軸線の回りにおける揺動能力を可能にする。
【0017】
ヒンジ部材をシリンダ状に形成する代わりに、ヒンジ収容部が、このようなものとして円形の横断面を有することもできる。この時、ヒンジ部材は、大体において楕円形の横断面を有する。円形のヒンジ収容部の横断面は、ヒンジ部材の横断面よりも大きい。隣接する2つのチェーン部材のヒンジ結合のこの構成においても、これらのチェーン部材の空間的な転向能力が達成できる。
【0018】
チェーン片と横棒は、合成物質から、なるべく1つの部分から製造されている。この時、チェーン部材は、大体においてU型のプロファイルを有する。チェーン片は、閉鎖金具又は閉鎖蓋によって形成することができるので、エネルギーガイドチェーンの通路へのアクセスが可能になる。それにより通路内に後からラインを布設し、又は個々のラインを通路から取出すことも、可能である。ヨーロッパ特許出願公開第0544051号明細書によるエネルギーガイドチェーンにおける場合のように、これらをエネルギーガイドチェーンから引出す必要なしに、エネルギーガイドチェーン内における個々のラインをチェックすることも可能である。
【0019】
本発明によるエネルギーガイドチェーンの別の有利な構成によれば、隣接する2つのチェーン部材が、互いに相対的にほぼ45°までの角度範囲に揺動可能であることが提案される。
【0020】
本発明によるエネルギーガイドチェーンのなお別の有利な構成によれば、ヒンジ部材が、スリットによって互いに切離されたヒンジ部材セグメントから形成されていることが提案される。とくにヒンジ部材は、その自由端部区間の範囲に、半径方向外方に向けられたカラーを有する。ヒンジ部材のこのような構成において、ヒンジ部材又はそのヒンジ部材セグメントは、ヒンジ部材の通過の際にヒンジ収容部によって圧縮されるので、ヒンジ部材又はヒンジ部材セグメントは、通過を行なった後にその初期位置に戻り、したがってカラーは、ヒンジ収容部の縁の回りに噛み合っている。カラーは、チェーン部材の改善された保持を可能にするので、所定の安全機能を有する。カラーがエネルギーガイドチェーンの動作の間に連行機能を受持たないことを保証するため、ヒンジ収容部に対して同心的に凹所が設けられており、この凹所内にカラーが、遊びを持って噛み合っていることが提案される。なるべく凹所は、カラーがチェーン片から側方に突出しないように決められている。チェーン片の側面が、物体に沿って摺動するとき、カラーは、チェーン片の内側に配置されているので、磨耗しない。この配置によって、チェーン片から突出したカラーに対する可能な損傷の危険も減少する。
【0021】
本発明によるエネルギーガイドチェーンの別の有利な構成によれば、横棒が、大体においてチェーン片に対して横向きに延びた平面内にある凸状に湾曲した区間を有することが提案される。さらに横棒は、凸状に湾曲した区間に対して対応して形成された対向する範囲を有する。エネルギーガイドチェーンのチェーン部材は、1つのチェーン部材の横棒の区間が、隣接するチェーン部材の横棒の範囲内に噛み合っているように配置されている。
【0022】
横棒のこの構成によって、隣接するチェーン部材が揺動の際に案内されることが達成される。チェーン部材の案内は、なるべく次のようにして達成される。すなわち凸状に湾曲した区間が、エネルギーガイドチェーンの長手方向に延びた突起の自由端部範囲に形成されている。横棒は切り欠きを有し、この切り欠きが範囲に移行しており、その際、切り欠きは、横棒の端面から範囲の方向に先細になっている。範囲の先細によって、隣接するチェーン部材の転向能力の制限が達成できる。エネルギーガイドチェーンの有利な変形によれば、横棒が擬似的に蓋を形成し、この蓋が、エネルギーガイドチェーン内に布設されたラインを外部の影響から保護することも達成される。とくにエネルギーガイドチェーン内に汚れ粒子が到達することが阻止される。
【0023】
エネルギーガイドチェーンのチェーン部材は、なるべく合成物質から製造されている。とくに合成物質が繊維強化されていることが提案される。個々のチェーン部材の製造の簡単化のために、エネルギーガイドチェーンの別の有利な構成によれば、少なくとも区間及び範囲が、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して平行に延びた軸線に対して対称的に形成されていることが提案される。
【0024】
さらに大きなライン重量を収容するため、又はエネルギーガイドチェーンのさらに大きな片持ち支持長さのために、隣接する2つのチェーン部材が、互いに間隔を置いた2つの外側ヒンジ軸線を有し、その際、隣接する部材が、横棒を有し、これらの横棒のヒンジ軸線の間の総合距離が、ヒンジ軸線の間隔より大きいことが提案される。それによりさらに大きなライン重量のエネルギーガイドチェーンを収容することができるエネルギーガイドチェーンの初応力が達成される。初応力を有するエネルギーガイドチェーンは、初応力を持たないエネルギーガイドチェーンにおける場合よりも大きな片持ち支持長さを有することができる。
【0025】
隣接するチェーン部材の揺動角度を制限するため、したがって所定の曲率半径を形成するために、隣接する少なくとも2つのチェーン部材が、互いに間隔を置き互いに対向しかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた2つの横棒を有し、その際、エネルギーガイドチェーンを引き延ばした状態において、隣接するチェーン部材の共通な平面内にある横棒が、互いに離れており、かつこれらの横棒が、エネルギーガイドチェーンの湾曲した範囲において互いに接していることが提案される。
【0026】
本発明のなお別の有利な構成によれば、エネルギーガイドチェーンが少なくとも1つの横棒を有し、この横棒が、その一方の端部によって取外し可能にチェーン片に結合可能であることが提案される。横棒の他方の端部は、有利なようにフィルムヒンジによってチェーン片に結合されている。チェーン片、フィルムヒンジ及び横棒は、1つの部分から形成することができる。
【0027】
とくにフィルムヒンジの範囲において横棒が、少なくとも1つの突起を有するので、横棒の閉じた位置において突起が、チェーン片の縁に載ることが提案される。それにより横棒が閉じた位置を占め、かつ横棒に通路区間の方向の力が及ぼされるときに、フィルムヒンジの負荷逃しが達成される。ここにおいて力は、突起によって吸収されるので、フィルムヒンジは、大体において負荷を受けずに維持されている。なお別の有利な構成によれば、横棒が蓋を形成することが提案される。
【0028】
大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた軸線の回りにおける隣接するチェーン片の揺動角度を制限するために、チェーン片が、一方の端部にストッパ要素を有し、かつ他方の端部にストッパ面を有し、その際、ストッパ面が、大体においてチェーン片の中心平面に対して平行に形成されていることが提案される。チェーン片のこの構成によれば、隣接するチェーン片の側方の揺動の際に、ストッパ及びストッパ面によって、チェーン部材又はチェーン片の締付けが生じないことも達成される。
【0029】
本発明による別の思想によれば、合成物質からなる互いに関節状に結合されたチェーン部材を有し、その際、これらのチェーン部材が、少なくとも1つの接続部材を有する、定置及び可動の接続部の間においてラインを案内するエネルギーガイドチェーンが提案される。接続部材は、これが接続点又は接続点に取付けられた結合要素と接続部材の容易な結合能力を達成するように形成されている。とくに接続部材は、これがエネルギーガイドチェーンの転向能力を支援するように形成されている。
【0030】
少なくとも1つの接続部材を有する本発明によるエネルギーガイドチェーンは、少なくとも1つの接続部材が、接続点に取付けられた結合要素が挿入可能な少なくとも1つの収容部を有する基礎部材、及び基礎部材と共同動作するロック要素を有し、このロック要素によって結合要素が基礎部材にロック可能である点において優れている。
【0031】
具体的には、収容部が、壁によって区画されており、この壁が、底部に一体形成されており、かつ少なくとも部分的にばね弾性的に形成されており、かつ壁が、結合要素とともに、スナップ結合部を形成している。接続点に取付けられた結合要素に関連して接続部材のこの構成によって、接続部材と結合要素との間の結合が容易になる。
【0032】
エネルギーガイドチェーンの別の有利な構成によれば、壁が、少なくとも2つの壁セクタによって形成されており、これらの壁セクタが、スリットによって互いに切離されていることが提案される。なるべく壁は、4つの壁セクタによって形成されており、その際、対向する2つの壁セクタが、大体において剛体的に、かつ対向する別の両方の壁セクタが、大体においてばね弾性的に形成されている。大体においてばね弾性的に形成された壁セクタは、なるべく相応する切り欠き又は突起を有し、これらは、相応して形成された結合要素とともにスナップ結合部を形成している。別の壁セクタの間隔は、結合部材の内側幅より大きくてもよいので、ばね弾性的に形成された壁セクタだけが、接続部材と結合要素との間の結合を行なう。
【0033】
エネルギーガイドチェーンのなお別の有利な構成によれば、ロック要素が、基礎部材に可動に結合されているので、ロック要素が、ロック位置において壁の転向能力を少なくとも阻止し、かつ別の位置において釈放することが提案される。エネルギーガイドチェーンのこの有利な構成及び変形によれば、ばね弾性的な壁セクタだけを互いに離れるように押せばよいので、結合要素における接続部材の取付けは、比較的簡単に、かつきわめて小さな力で達成できることが達成される。ロックは、ロック要素によって達成される。
【0034】
容易かつ確実なロックを達成するために、エネルギーガイドチェーンの有利な構成によれば、ロック要素が、大体においてU型に形成されており、その際、ロック位置においてロック要素の空いた脚が、少なくとも部分的に壁に、とくに弾性的な壁セクタに接しているので、壁セクタの開き弾性が阻止されることが提案される。
【0035】
接続部材の基礎部材が、押込み開口を有し、この押込み開口内においてロック要素が可動に保持されており、その際、ロック位置において空いた脚が、部分的に壁に、とくに弾性壁セクタに、かつ押込み開口の側面に接していることが提案される。それによりロック要素の空いた脚が、押込み開口の側壁によってその運動自由度について制限されているので、比較的大きな引出し力の際にも、ロックが保証されたままであることが保証される。
【0036】
接続部材と結合要素との間の結合が正規に行なわれているときにだけ、結合要素と接続部材のロックが可能になることを保証するために、エネルギーガイドチェーンのなお別の有利な構成によれば、ロック要素が、安全片を有し、この安全片が、脚に対して間隔を置いてかつ大体においてこれらに対して平行に形成されており、その際、安全片が結合要素によって釈放されるときにだけ、ロック要素が、ロック位置に動かすことができることが提案される。
【0037】
そのために有利なように、基礎部材がフックを有し、このフックが、安全片の運動平面内に突出することが提案される。安全片は開口を有し、この開口内にロック位置においてフックが噛み合い、その際、安全片が、結合要素によってロック位置に動かすことができるように転向可能である。
【0038】
ロックの自動的な外れを阻止するために、フック及び開口が、互いに整合した形を有するので、安全片の運動が阻止される。
【0039】
エネルギーガイドチェーンのなお別の有利な構成によれば、収容部が、基礎部材を完全に通り抜けていることが提案される。とくに収容部及び結合要素が、回転対称に形成されていることが提案される。それにより接続部材の揺動能力が可能になる。
【0040】
本発明によるエネルギーガイドチェーンのそれ以上の詳細及び利点は、図面に示された実施例によって説明する。
【0041】
図1ないし3は、ラインを案内するエネルギーガイドチェーンのためのチェーン部材1の第1の実施例を示している。チェーン部材1は、互いに間隔を置き互いに対向しかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に延びた2つのチェーン片2、3を有する。
【0042】
それぞれのチェーン片2、3は、ヒンジ部材6及びヒンジ収容部7を有する。ヒンジ部材6は、チェーン片2又は3の外側に形成されている。ヒンジ部材6及びヒンジ収容部7は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びている。ヒンジ部材6及びヒンジ収容部7は、チェーン片の長手方向に考察して互いに間隔を置いて形成されている。
【0043】
チェーン片2、3は、横棒4、5によって互いに結合されている。横棒4、5は、互いに間隔を置いて形成されている。横棒4、5及びチェーン片2、3は、通路区間8を区画しており、この通路区間内にラインを配置することができる。それぞれの横棒4、5は、大体においてチェーン片2又は3の長手縁と同一面内にある。
【0044】
横棒4は、凸状に湾曲した区間9を有する。凸状に湾曲した区間9は、大体においてチェーン片2又は3に対して横向きに延びた平面内にある。横棒4は、範囲10を有し、この範囲は、凸状に湾曲した区間9に対応して形成されている。範囲10は、区間9に対向している。区間9及び範囲10は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して平行に延びた軸線11に関して対称に形成されている。
【0045】
図4及び5に、本発明によるエネルギーガイドチェーン12の第1の実施例が示されている。エネルギーガイドチェーン12は、チェーン部材1によって形成されている。それぞれのチェーン部材1の構成は、図1ないし3に示したチェーン部材の構成に相当する。
【0046】
チェーン部材1は、互いに関節状に結合されている。ヒンジ結合は、ヒンジ収容部7内に噛み合ったヒンジ部材6を介して行なわれる。
【0047】
隣接するチェーン部材1は、それぞれ大体において長手軸線14に対して垂直に延びたヒンジ軸線13の回りにおいて揺動可能である。図4から明らかなように、横棒4の範囲10は、隣接するチェーン部材の横棒4の凸状に湾曲して形成された区間9に接している。横棒4は、これがエネルギーガイドチェーン12の長手方向に考察して、2つのチェーン部材の外側の2つのヒンジ軸線13の間の間隔より大きな延びを有するように形成されている。それによりエネルギーガイドチェーン12は、初応力を有する。
【0048】
隣接するチェーン部材の横棒5がそのそれぞれの端面によって接することができるので、横棒5がエネルギーガイドチェーンの曲率半径を制限することは、図5に示されている。
【0049】
隣接するチェーン部材のヒンジ結合は、ヒンジ部材6及びヒンジ収容部7によって行なわれる。隣接するチェーン部材のヒンジ結合部は、図6及び7に拡大して示されている。
【0050】
それぞれのヒンジ部材6は、大体においてシリンダ状に形成されている。ヒンジ収容部7は、大体において楕円形の横断面を有する。ヒンジ部材6及びヒンジ収容部7は、共通の結合範囲16を形成するそれぞれ1つの周区間を有する。結合範囲16は、大体においてチェーン片3の長手方向に延びている。直径上に対向する結合範囲16の間においてヒンジ収容部7の外周範囲18と内周範囲19との間に、ギャップ17が形成されている。ヒンジ結合部は、大体において直径上に対向する2つのギャップ17を有し、これらのギャップは、図示した実施例において三日月形である。これらは、結合範囲16から考察してヒンジ部材6の周方向において、対向して形成された結合範囲16にまで延びている。
【0051】
ヒンジ部材6とヒンジ収容部7との間のギャップ17により、隣接するチェーン部材の揺動能力が可能になる。チェーン部材は、大体においてヒンジ軸線13に対して垂直な揺動軸線15の回りで揺動可能である。
【0052】
隣接するチェーン部材のチェーン片2、3の重なり合った範囲の間に、それぞれ1つの自由空間20が形成されており、この自由空間により揺動軸線15の回りの隣接するチェーン部材の揺動能力が可能になる。揺動軸線15の回りにおける揺動過程の間に、凸状に湾曲した区間9及び対応して形成された範囲10の面は、互いに摺動する。
【0053】
エネルギーガイドチェーン12のそれぞれのチェーン部材1は、ヒンジ軸線13の回り及び揺動軸線15の回りにおいて転向可能なので、エネルギーガイドチェーンの隣接するチェーン部材は、空間的に限定されて、すなわち3次元空間内において転向可能である。エネルギーガイドチェーン12は、完全に又は区間ごとに、このように形成されたチェーン部材1を有するように形成できる。
【0054】
図8ないし9は、チェーン部材21の第2の実施例を示している。チェーン部材21は、互いに間隔を置き互いに対向しかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に延びたチェーン片22、23を有する。それぞれのチェーン片22、23は、ヒンジ部材26及びヒンジ収容部27を有する。ヒンジ部材26及びヒンジ収容部27は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びている。チェーン片22、23のヒンジ部材26及びヒンジ収容部27は、チェーン部材21が互いに結合されるときに、これらが互いに噛み合うように形成されている。
【0055】
それぞれのチェーン片22、23は、2つの横棒24、25によって互いに結合されている。横棒24、25は、大体においてチェーン片22又は23の縁と同一面内にある。チェーン片22、23及び横棒24、25は、通路区間28を区画している。
【0056】
横棒24は、エネルギーガイドチェーンの長手方向に延びた突起32を有する。突起32は、大体において凸状に湾曲した区間29を有する。突起32及び凸状に湾曲した区間29は、大体において軸線31に関して対称に形成されている。軸線31は、大体においてエネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して平行に延びている。
【0057】
横棒24は、凹状に湾曲した範囲30を有し、この範囲は、凸状に湾曲した区間29に対向して形成されている。範囲30は、区間29に対して対応して形成されている。範囲30は、切り欠き33内に形成されている。切り欠き33は、端面34から内方に横棒24内に、かつ軸線31の方向に延びている。切り欠き33は、端面34から範囲30の方向に先細になっている。
【0058】
図11及び12は、チェーン部材21によって構成されたエネルギーガイドチェーン35の区間を示している。隣接するチェーン部材21は、それぞれヒンジ軸線36の回りにおいて転向可能である。ヒンジ軸線36は、ヒンジ部材26とヒンジ収容部27との対形成によって形成されている。とくに図11から明らかなように、突起32は、凸状に湾曲した区間29によって、凹状に湾曲した区間30を有する切り欠き33内に噛み合っている。横棒24及び突起32及び切り欠き33は、エネルギーガイドチェーン35が初応力を有するように形成されている。このことは、どうしても必要というわけではない。
【0059】
曲率半径は、横棒25によって形成されたストッパによって制限される。
【0060】
チェーン部材のヒンジ部材26及びヒンジ収容部27は、チェーン部材1におけるように形成されている。それ故に図6及び7についての説明を参照する。
【0061】
図13ないし17は、ラインを案内するエネルギーガイドチェーンのための合成物質からなるチェーン部材37の別の実施例を示している。チェーン部材37は、合成物質から一片で製造されており、とくに射出成形されている。
【0062】
チェーン部材37は、互いに間隔を置き互いに対向しかつエネルギーガイドチェーンの長手方向に延びたチェーン片38、39を有する。チェーン片は、横棒41によって互いに結合されている。これらは、横棒41とともに、チェーン部材37のU型の基本形を形成している。とくに図17から明らかなように、横棒41は、チェーン片の重なり範囲にまで延びてるので、横棒41は、蓋を形成している。
【0063】
それぞれのチェーン片38、39は、ヒンジ部材42及びヒンジ収容部46を有する。
【0064】
ヒンジ部材42は、図14に示すように、チェーン片38又は39の外側に形成されている。ヒンジ部材42は、スリット44によって互いに切離されたヒンジ部材セグメント43から形成されている。その自由端部区間にヒンジ部材42は、半径方向外方に向けられたカラー45を有する。カラー45も、スリット44によって細分化されている。図示した実施例において、それぞれ互いに120°だけずらされたスリット44が設けられている。
【0065】
ヒンジ部材42は、チェーン片38、39の端部範囲に形成されている。チェーン片38、39の対向する端部範囲に、ヒンジ収容部46が設けられている。ヒンジ収容部46は、大体において楕円形の横断面を有するので、ヒンジ部材は、相応するヒンジ収容部内において揺動可能であり、したがって隣接するチェーン部材37は、互いに側方に転向可能である。
【0066】
ヒンジ収容部46は、回りを囲む凹所47を有する。この凹所は、大体においてヒンジ収容部46に対して同軸的に形成されている。ヒンジ収容部の深さは、大体においてカラー45の厚さに相当する。
【0067】
チェーン片39に横棒40が関節状に結合されている。この横棒は、その対向する端部によってチェーン片38に取外し可能に結合することができる。チェーン片39と横棒40の結合は、フィルムヒンジ48によって形成されている。フィルムヒンジ48、チェーン片39及び横棒40は、一片で形成されている。
【0068】
フィルムヒンジ48は、チェーン片39の縁範囲に形成されている。図17が示すように、フィルムヒンジ48の両側にギャップ52が設けられている。フィルムヒンジは、フィルム橋絡片49によって形成されており、このフィルムヒンジは、一方の端部においてチェーン片39に、かつ他方の端部において横棒40に結合されている。フィルム橋絡片49の厚さは、チェーン片39の厚さより著しく小さい。フィルム橋絡片49を形成するために、図15に示すように、チェーン片39の縁範囲において横向きにかつチェーン片39の長手方向に、切り欠き50、51が設けられている。
【0069】
フィルムヒンジ48の範囲において横棒40は、横棒の長手方向に対して横向きに延びた突起53を有する。チェーン部材37の閉じた状態において突起53は、図16に示すように、切り欠き50の縁54上にある。それにより横棒40にかつ横棒41の方向に力が及ぼされたとき、フィルムヒンジ48の負荷逃しが、したがってフィルム橋絡片49の負荷逃しが達成される。
【0070】
フィルムヒンジ48に対向する横棒40の端部範囲に、係止要素55が形成されている。係止要素55は、フック56によって形成されている。フック56は、チェーン片38の縁範囲の空き加工部に形成された対向フック57とともに作用する。フック56に対して間隔を置いて橋絡片58が設けられており、この橋絡片は、フック56とともに空間59を区画し、この空間内に対向フック57が噛み合う。橋絡片58は、図16から明らかなように、その一方の面によってチェーン片38の内面に接する。その長手方向における横棒40の運動が阻止されるので、完全には避けられないときに、橋絡片58によって、フィルムヒンジ48の運動能力、したがって負荷は、少なくとも減少する。
【0071】
チェーン片38、39及び横棒40、41は、通路区間60を区画しており、この通路区間内にライン、とくに電気線が布設できる。
【0072】
エネルギーガイドチェーンの長手方向に対して横向きに延びた軸線の回りにおける隣接するチェーン部材の揺動角を制限するために、なるべくそれぞれのチェーン片は、一方の端部にストッパ要素61を有する。チェーン片の対向する端部にストッパ面62が設けられている。ストッパ要素61は、隣接するチェーン部材のストッパ面62と共同作用する。ストッパ面62は、大体においてチェーン片の中心平面に対して平行に延びた平面内に形成されている。なるべくストッパ面は、中心平面に対して等距離に形成されている。ストッパ要素61も、チェーン片の中心平面の範囲に形成されている。
【0073】
定置及び/又は可動の接続部にエネルギーガイドチェーンを固定するために、エネルギーガイドチェーンは、接続部材を有する。
【0074】
図18ないし21に、接続部材63の有利な形成の構成が示されている。接続部材63は、基礎部材64によって形成されている。基礎部材64に2つの片65が接続されている。片65は、互いに間隔を置き、かつ互いに対向して形成されている。それぞれのチェーン片65は、ヒンジ収容部66を有する。ヒンジ収容部66は、片65の外側にある側面に凹所67を有する。
【0075】
ヒンジ収容部66の構成は、前に示したチェーン部材のヒンジ収容部の構成に対応しているので、接続部材63は、相応するヒンジ部材に結合することができる。このことは強制的ではない。エネルギーガイドチェーンのどの端部に接続部材を設けるようにするかに依存して、接続部材は、相応するヒンジ部材を備えることができ、これらのヒンジ部材は、相応するヒンジ収容部内に持込むことができる。
【0076】
基礎部材63に収容部68が設けられており、この収容部内に図示しない結合要素を持込むことができる。結合要素は、接続点に取付けられている。図示した実施例において収容部68は、エネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して横向きに形成されている。このことは、強制的に必要というわけではない。ヒンジ収容部は、エネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して平行に形成してもよい。これは、エネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して角度をなして交差していてもよい。
【0077】
収容部68は、壁69によって区画されている。壁69は、底壁70からカバー壁79に延びている。壁69は、底壁70に一体形成されている。壁69は、壁セクタ71、73によって形成されている。図示した実施例において、4つの壁セクタが設けられている。壁セクタは、図21に示すように、スリット72によって互いに切離されている。対向する壁セクタ71は、ばね弾性的に形成されているので、これらは、図示しない結合要素とともにスナップ結合部を形成する。壁セクタ73は、大体において剛体的に形成されている。
【0078】
基礎部材64内に押込み開口74が設けられている。この押込み開口74は、大体において収容部68の長手方向に対して横向きに延びている。押込み開口74は、底壁70、カバー壁79及び側壁77によって区画されている。側壁77は、押込み開口74における入口開口90の範囲に、突起78を有する。突起78は、互いに向き合っている。入口開口90の内側幅は、側壁77の間の内側間隔より小さいので、突起78と側壁77との間の移行範囲に、図21から明らかなように、ストッパ面89が形成されている。
【0079】
収容部68は、底壁79を通って延びている。収容部68に隣接してフック88が設けられている。このフック88は、基礎部材64の底壁70から離れるように延びている。
【0080】
底壁70の下に押込みポケット75が設けられている。押込みポケット75は、底壁70及び橋絡片76によって区画されている。橋絡片76は、底壁70の一部にわたってだけ延びているので、収容部68は釈放されている。
【0081】
図22ないし27にロック要素80が示されている。ロック要素80は、なおさらに説明するように、接続部材63の基礎部材64と共同作用する。
【0082】
ロック要素80は、大体においてU型の形を有する。これは、2つの空いた脚81、82を有し、これらの脚は、共通の基部83によって互いに結合されている。空いた脚81、82は、ばね弾性的に形成されている。それぞれの脚81、82は、その外面にそれぞれ1つのストッパ84を有し、このストッパは、大体において基部83に対して平行に延びた面によって形成されている。脚81、82の内側にある側面の間隔は、大体において壁68の外側幅に対応する。
【0083】
空いた脚81、82に対して間隔を置いて、かつ大体においてこれらに対して平行に、安全片85が設けられている。片85は、開口86を有する。開口86は、空いた端面87の範囲に設けられている。
【0084】
ロック要素80は、空いた脚81、82が押込み開口74内に持込み可能なように形成されている。安全片85は、基礎部材64の押込みポケット75内に持込み可能である。
【0085】
図28ないし31は、取付け位置におけるロック要素80を有する接続部材を示している。空いた脚81、82は、押込み開口内に持込まれている。これらは、壁セクタ71の外面にはないので、壁セクタ71は、半径方向外方に揺動可能である。壁セクタ71は、内面92に凹所及び/又は突起を有し、これらは、収容部68内に持込み可能な図示しない結合要素の相応して形成された突起又は凹所に結合される。
【0086】
図28からかつ図31から明らかなように、安全片85の端面87は、フック88に接している。フック88は、収容部64に対して横向きにロック要素80の移動行程を制限する。
【0087】
ロック要素80は、紛失することがないように、基礎部材64に結合されている。そのためにストッパ面84、89が設けられている。面84、89は、ロック要素80の運動能力を制限するので、ロック要素80は、空いた脚81、82を圧縮することなく、押込み開口74から取出すことはできない。
【0088】
接続部材63が図示しない結合要素に結合されるとき、結合要素は、開口68内に噛み合う。結合要素からの接続部材63の外れを防止するために、壁71と結合要素との間に係止結合部が生じる。この係止結合をロックするために、ロック要素80は、さらにこれが図32ないし34に示された最終位置を占めるまで、押込み開口74内に押込まれる。押込み開口74内におけるロック要素80のそれ以上の移動を達成するために、図31に示すように、ロック要素80は、安全片を基礎部材64から離れるように押す。安全片85は、安全片85がフック88を越えて押されることができるかぎり、基礎部材64から離れるように押される。この運動により同時に空いた脚81、82は、側壁77と壁セクタ71の外面92との間に押されるので、空いた脚81、82は、側壁77及び壁セクタ71の外面91に接し、したがって壁セクタ71の半径方向に向けられた運動が阻止される。図33は、脚81、82の位置を示しており、この位置においてロックが達成されている。
【0089】
図34は、ロック位置が達成されたときに、これが占める安全片85の位置を示している。この位置においてフック88は、開口86内に噛み合っている。この位置において結合要素の端部区間も、収容部68を通って開口86内にまで延びていることができる。
【0090】
少なくとも部分的に開口86内に延びたフック88によって、ロックが意図に反して外れないことが保証される。ロック解除のために安全片は、基礎部材65から離れるように動かさなければならないので、フック88は、もはや開口86内に噛み合っておらず、したがってロック要素80は、ロック位置から取付け位置に動かすことができる。
【0091】
収容部68は、なるべく回転対称に形成されている。この中に相応して構成された回転対称の結合要素が噛み合っている。それにより収容部の長手軸線の回りにおける接続部材63の回転能力が達成され、それにより側方へのエネルギーガイドチェーンの改善された転向能力が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チェーン部材の第1の実施例を示す全断面の正面図である。
【図2】 図1によるチェーン部材の下面図である。
【図3】 図1によるチェーン部材の平面図である。
【図4】 図1によるチェーン部材を有するエネルギーガイドチェーンの一部区間を示す平面図である。
【図5】 図1によるチェーン部材を有するエネルギーガイドチェーンの一部区間を示す全断面の正面図である。
【図6】 隣接するチェーン部材の間のヒンジ結合部を拡大して示す正面図である。
【図7】 図6によるヒンジ結合部を断面で示す平面図である。
【図8】 チェーン部材の別の実施例の下面図である。
【図9】 図8によるチェーン部材を全断面で示す正面図である。
【図10】 図8によるチェーン部材の平面図である。
【図11】 図8によるチェーン部材を有するエネルギーガイドチェーンの一部区間を示す平面図である。
【図12】 図11によるエネルギーガイドチェーンを全断面で示す正面図である。
【図13】 チェーン部材の別の構成を示す正面図である。
【図14】 図13によるチェーン部材を示す右からの側面図である。
【図15】 図13によるチェーン部材の横断面図である。
【図16】 閉じた横棒を有する図13によるチェーン部材の横断面図である。
【図17】 図13によるチェーン部材の縦断面図である。
【図18】 接続部材の基本形を示す正面図である。
【図19】 図18の線A−Aに沿った接続部材の断面図である。
【図20】 図19の切断線B−Bに沿った接続部材の断面図である。
【図21】 図19の切断線C−Cに沿った図18による接続部材の断面図である。
【図22】 図18による接続部材のためのロック要素の正面図である。
【図23】 ロック要素の平面図である。
【図24】 ロック要素の下面図である。
【図25】 図22の切断線C−Cに沿ったロック要素の断面図である。
【図26】 図24の切断線A−Aに沿ったロック要素の断面図である。
【図27】 切断線B−Bに沿ったロック要素の断面図である。
【図28】 図22によるロック要素を有する図18による接続部材を取付け位置において示す断面図である。
【図29】 図28の切断線A−Aに沿った図28によるロック要素を有する接続部材の断面図である。
【図30】 図28の切断線B−Bに沿ったロック要素を有する接続部材を示す断面図である。
【図31】 転向された安全片を有するロック要素を有する接続部材の断面図である。
【図32】 ロック要素の最終位置におけるロック要素を有する接続部材の図である。
【図33】 図32の切断線A−Aに沿ったロック要素を有する接続部材を示す断面図である。
【図34】 図32の切断線B−Bに沿ったロック要素を有する接続部材を示す断面図である。
Claims (28)
- プラスチックからなる互いに関節状に結合されたチェーン部材(1,21,37)を有し、これらのチェーン部材が、エネルギーガイドチェーン(12,35)の方向に延びたそれぞれ1つの通路区間(8、28、60)を区画し、それぞれのチェーン部材(1;21)が、互いに間隔を置いて互いに対向しかつエネルギーガイドチェーン(12,35)の長手方向に延びた2つのチェーン片(2,3;22,23;38,39)を有し、これらのチェーン片が、少なくとも1つの横棒(4,5;24,25;40,41)によって互いに結合されており、それぞれのチェーン片(2,3;22,23;38,39)が、ヒンジ部材(6,26,42)及びヒンジ収容部(7,27,46)を有し、これらのヒンジ部材及びヒンジ収容部が、エネルギーガイドチェーン(12,35)の長手方向に対して横向きに延びており、1つのチェーン片(2,3;22,23;38,39)のヒンジ部材(6,26,42)が、隣接するチェーン片(2,3;22,23;38,39)のヒンジ収容部(7,27,46)内に噛み合っている、定置及び可動の接続部の間においてラインを案内するエネルギーガイドチェーンにおいて、隣接する2つのチェーン部材(1,21,37)の部分的に重なり合ったチェーン片(2,3;22,23;38,39)の間に、それぞれ1つの自由空間(20)が設けられており、ヒンジ部材(6,26,42)が外周面(18)を有し、ヒンジ収容部(7,27,46)が、外周面(18)とは横断面において相違した内周面(19)を有し、したがって外周面(18)及び内周面(19)の直径上で対向する2つの範囲だけが互いに接しており、互いに接触する範囲における外周範囲(18)及び内周範囲(19)の法線が、エネルギーガイドチェーン(12,35)の長手方向に対して垂直に延びていることを特徴とする、定置及び可動の接続部の間においてラインを案内するエネルギーガイドチェーン。
- ヒンジ部材(6,26,42)がシリンダ状に形成されており、ヒンジ収容部(7,27,46)が楕円形横断面を有することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギーガイドチェーン。
- ヒンジ部材(6,26,42)が楕円形の横断面を有し、ヒンジ収容部(7,27,46)が円形の横断面を有することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 隣接する2つのチェーン部材(1,21,37)が、互いに45°までの角度範囲で揺動可能であることを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- ヒンジ部材(42)が、スリット(44)によって互いに切離されたヒンジ部材セグメント(43)から形成されていることを特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- ヒンジ部材(42)が、その自由端部区間の範囲に、半径方向外方に向けられたカラー(45)を有することを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- ヒンジ収容部(46)に対して同心的に凹所(47)が設けられており、この凹所内にカラー(45)が、遊びを持って噛み合っていることを特徴とする、請求項6に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 横棒(4,24)が、チェーン片(1;21)に対して横向きに延びた平面内にある凸状に湾曲した区間(9,29)と、凸状に湾曲した区間(9;29)に対応して凹状に形成された対向する範囲(10,30)とを有し、1つのチェーン部材(1,21)の横棒(4,24)の凸状区間(9,29)が、隣接するチェーン部材(1,21)の横棒(4,24)の凹状範囲(10,30)に噛み合っていることを特徴とする、請求項1ないし7の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- 凸状区間(29)が、エネルギーガイドチェーンの長手方向に延びた突起(32)の自由端部範囲に形成されており、横棒(24)が切り欠き(33)を有し、この切り欠きが凹状範囲(30)に移行しており、切り欠き(33)が、横棒(24)の端面(34)から凹状範囲(30)の方向に幅を減少していることを特徴とする、請求項8に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 少なくとも凸状区間(9;29)及び凹状範囲(10;30)が、エネルギーガイドチェーンの長手軸線に対して平行に延びた軸線(11;31)に対して対称的に形成されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 隣接する2つのチェーン部材(1;21)が、互いに間隔を置いた2つのヒンジ軸線(13)を有し、隣接するチェーン部材(1;21)が、横棒(4;24)を有し、これらの横棒(4;24)が、エネルギーガイドチェーンの長手方向において、ヒンジ軸線(13)の間隔より大きく延びていることを特徴とする、請求項1ないし10の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- 隣接する少なくとも2つのチェーン部材(1;21)が、互いに間隔を置いて互いに対向しかつエネルギーガイドチェーン(12;35)の長手方向に対して横向きに延びた2つの横棒(5;25)を有し、エネルギーガイドチェーン(12;35)を引き延ばした状態において、隣接するチェーン部材(1;21)の共通な平面内にある横棒(5;25)が、互いに離れており、これらの横棒(5;25)が、エネルギーガイドチェーン(12;35)の湾曲した範囲において互いに接していることを特徴とする、請求項1ないし11の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- 横棒(40)が、一方の端部によって取外し可能にチェーン片(38)に結合可能であり、かつフィルムヒンジ(48)によって他方のチェーン片(39)に結合されていることを特徴とする、請求項1ないし12の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- フィルムヒンジ(48)の範囲において横棒(40)が、少なくとも1つの突起(53)を有し、チェーン部材(37)の閉じた状態において突起(53)が、チェーン片(39)の切欠き(50)の縁(54)に載ることを特徴とする、請求項13に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 横棒(40)が蓋を形成することを特徴とする、請求項13又は14に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 少なくとも1つのチェーン片(38,39)が、一方の端部にストッパ要素(61)を有し、かつ他方の端部にストッパ面(62)を有し、ストッパ面(62)が、チェーン片(38,39)の高さの中心を通る中心平面に対して平行に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし15の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- エネルギーガイドチェーンが少なくとも1つの接続部材(63)を有し、この接続部材(63)が、接続点に取付けられた結合要素を挿入可能な少なくとも1つの収容部(68)を有する基礎部材(64)、及び基礎部材(64)と共同動作するロック要素(80)を有し、結合要素が基礎部材(64)にロック可能であるように、このロック要素(80)が、基礎部材(64)の押込み開口(74)内に可動に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし16の1つに記載の、エネルギーガイドチェーン。
- 収容部(68)が、壁(69)によって区画されており、この壁が、底壁(70)に一体形成されており、かつ少なくとも部分的にばね弾性的に形成されており、壁(69)が、結合要素とともに、スナップ結合部を形成していることを特徴とする、請求項17に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 壁(69)が、少なくとも2つの壁セクタ(71,73)によって形成されており、これらの壁セクタが、スリット(72)によって互いに隔離されていることを特徴とする、請求項18に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 4つの壁セクタ(71,73)が設けられており、対向する2つの壁セクタ(73)が剛体的に形成され、対向する別の両方の壁セクタ(71)がばね弾性的に形成されていることを特徴とする、請求項19に記載のエネルギーガイドチェーン。
- ロック要素(80)が、基礎部材(64)に可動に結合され、ロック要素(80)が、ロック位置において壁(69)の転向能力を少なくとも阻止し、かつ別の位置において釈放することを特徴とする、請求項18又は19又は20に記載のエネルギーガイドチェーン。
- ロック要素(80)が、U型に形成されており、ロック位置において空いた脚(81,82)が、弾性的な壁セクタ(71)に接していることを特徴とする、請求項21に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 基礎部材(64)が、押込み開口(74)を有し、この押込み開口内においてロック要素(80)が可動に保持されており、ロック位置において空いた脚(81,82)が、弾性壁セクタ(71)に、かつ押込み開口(74)の側面(77)に接していることを特徴とする、請求項22に記載のエネルギーガイドチェーン。
- ロック要素(80)が、安全片(85)を有し、この安全片が、脚(81,82)に対して間隔を置いてかつこれらに対して平行に形成されており、安全片(85)が結合要素によって釈放されるときにだけ、ロック要素(80)が、ロック位置に動かされることを特徴とする、請求項23に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 基礎部材(64)がフック(88)を有し、このフックが、安全片(85)の運動平面内に突出し、安全片(85)が開口(86)を有し、この開口内にロック位置においてフック(88)が噛み合い、安全片(85)が、結合要素によってロック位置に動かすことができるように転向可能であることを特徴とする、請求項24に記載のエネルギーガイドチェーン。
- フック(88)が少なくとも部分的に開口(86)内に延びていることによって、ロックの自動的な外れが生じないことを特徴とする、請求項25に記載のエネルギーガイドチェーン。
- 収容部(68)が、基礎部材(64)を完全に通り抜けていることを特徴とする、請求項17ないし26の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
- 収容部(68)及び結合要素が、中心軸線に関して対称に形成されていることを特徴とする、請求項17ないし27の1つに記載のエネルギーガイドチェーン。
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