JP4118306B2 - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル類保護案内装置に係り、更に詳しくは、産業用機械の可動部材に電力や圧縮空気のエネルギーを供給するケーブルやホース等のケーブル類を収容すると共に、可動部の移動中においてもケーブル類を安全にかつ確実に案内保護するのに好適なケーブル類保護案内装置に関するものである。
従来のケーブル類保護案内装置として、取付固定端から取付移動端に向かって多数連結された左右一対の樹脂製リンクプレートの上縁部間及び下縁部間が、連結部材として用いられたフラップ及び底板によりそれぞれ連結され、取付固定端に最も近接配置された樹脂製リンクプレートに固定側取付金具が着脱自在にそれぞれ左右対称に取り付けられているとともに取付移動端に最も近接配置された樹脂製リンクプレートに移動側取付金具が着脱自在にそれぞれ左右対称に取り付けられたケーブル・ホースの保護案内チェーンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような保護案内チェーンは、固定側取付金具と移動側取付金具とが金属製であるため、樹脂製リンクプレートとの連結部分において摩耗損傷が生じやすく、チェーン全体の耐久性を十分に発揮させることができないという問題があった。
これを解決するために、本出願人は、離間配置された左右一対の側板ユニットを取付固定端から取付移動端に向かって多数連結するとともにこの側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で着脱自在に横架して、さらに、取付固定端に最も近接配置された側板ユニットに固定側取付ブラケットがそれぞれ左右対称に連結されているとともに、取付移動端に最も近接配置された側板ユニットに移動側取付ブラケットがそれぞれ左右対称に連結され、側板ユニット及び連結板で囲繞されるケーブル収納空間内にケーブル類を取付固定端から取付移動端に向かって収納するケーブル類保護案内装置を先に出願している(特許文献2参照)。
特開2000−120807号公報(図9、図10) 特願2006−69527号明細書
ところが、本出願人が先に出願した特許文献2のようなケーブル類保護案内装置500は、図24に示すように、固定側取付ブラケット530と移動側取付ブラケット550をケーブル収納空間の幅方向に左右対称、かつ、ケーブル収納空間の長手方向に前後対称にそれぞれ配置する場合、4種類のブラケット形状を必要とし、さらに、図24に示すような屈曲内周側の取付形態を図25に示すような屈曲外周側の取付形態に変更する場合、側板ユニット510が相互に屈曲し易いユニット形状を呈している都合上、単に、固定側取付ブラケット530と移動側取付ブラケット550を屈曲内周側と屈曲外周側とでそれぞれ反転しても適用することができず、別途に新たな4種類のブラケット形状を必要としなければならない。
結局、屈曲内周側と屈曲外周側の多様な取付事情にすべて応じようとすると、8種類のブラケット形状を必要としなければならず、側板ユニット510以外の取付用部品の点数が多くなり、そのための部品管理が煩雑となり部品製作コストも嵩むという厄介な問題があった。
そこで、本発明は、上述したような課題を解決するものであって、すなわち、本発明の
主な目的は、取付固定端と取付移動端に対する取付形態を屈曲外周側または屈曲内周側のいずれにも変更できるとともに、取付用部品の点数を削減して組み付け分解作業が簡便で、優れた耐疲労性を発揮できるケーブル類保護案内装置を提供することにある。
本請求項1に係る発明は、離間配置された左右一対の側板ユニットを取付固定端から取付移動端に向かって多数連結するとともに該側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で着脱自在に横架して、前記側板ユニット及び連結板で囲繞されるケーブル収納空間内にケーブル類を取付固定端から取付移動端に向かって収納するケーブル類保護案内装置において、前記取付固定端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ固定端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結されているとともに、前記取付移動端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ移動端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結され、前記固定端側アダプター及び移動端側アダプターに、前記側板ユニット同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分と、前記ケーブル類保護案内装置を一直線状に配置した状態で前後対称となるブラケット側連結部分とがそれぞれ形成され、前記左右一対の取付ブラケットに、前記固定端側アダプターと移動端側アダプターのいずれのブラケット側連結部分にも合致して連結可能なアダプター側連結部分と前記取付固定端または取付移動端への取付用外側面とが形成され、前記固定端側アダプターのブラケット側連結部分及び移動端側アダプターのブラケット側連結部分に、前記取付ブラケットに凸設した反転軸に軸支させて捻転させる軸穴と前記取付ブラケットに凸設した係合柱を保持する抱持アームとがそれぞれ設けられていることによって、上記目的を達成するものである。
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記側板ユニットが、先行する側板ユニットに連結される側板前方部と後続する側板ユニットに連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで構成されていることによって、上記目的をさらに達成するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の構成に加えて、前記連結板が、前記左右一対の固定端側アダプターおよび左右一対の移動端側アダプターにそれぞれ横架されていることによって、上記目的をさらに達成するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記連結板に突出形成した左右一対の支持軸を転回して装着自在に横架する連結板係合部分が、少なくとも前記側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ形成されていることによって、上記目的をさらに達成するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記側板ユニット、連結板、固定端側アダプター、移動端側アダプター、取付ブラケットが、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂にエラストマーまたはゴム成分を配合させた耐疲労性樹脂材料を用いて成形されていることによって、上記目的をさらに達成するものである。
まず、本請求項1に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、離間配置された左右一対の側板ユニットを取付固定端から取付移動端に向かって多数連結するとともに該側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で着脱自在に横架したことによって、側板ユニット及び連結板で囲繞されるケーブル収納空間内にケーブル類を取付固定端から取付移動端に向かって収納することができる。
そして、取付固定端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ固定端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結されているとともに、取付移動端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ移動端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結され、固定端側アダプター及び移動端側アダプターに、側板ユニット同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分と、ケーブル類保護案内装置を一直線状に配置した状態で前後対称となるブラケット側連結部分とがそれぞれ形成され、左右一対の取付ブラケットに、固定端側アダプターと移動端側アダプターのいずれのブラケット側連結部分にも合致して連結可能なアダプター側連結部分と前記取付固定端または取付移動端への取付用外側面とが形成され、固定端側アダプターのブラケット側連結部分及び移動端側アダプターのブラケット側連結部分に、取付ブラケットに凸設した反転軸に軸支させて捻転させる軸穴と前記取付ブラケットに凸設した係合柱を保持する抱持アームとがそれぞれ設けられていることによって、屈曲外周側の取付形態を屈曲内周側の取付形態に変更する場合、側板ユニットに対して固定端側アダプターと移動端側アダプターを連結したまま、取付ブラケットを取付固定端と取付移動端との間で相互交換するとともにその左右を相互交換すれば実現できるため、結局、屈曲外周側と屈曲内周側の多様な取付事情にすべて応じようとすると、左右一対の取付ブラケットと固定端側アダプターと移動端側アダプターからなる合計6種類の取付用部品を保有すれば良く、従来のような側板ユニットを除く8種類の取付用部品を部品削減して取付固定端と取付移動端での多様な取付事情に適応できる、すなわち、取付固定端と取付移動端に対する取付形態が屈曲外周側または屈曲内周側のいずれにも変更できるとともにその組み付け分解作業が簡便になる。
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明が奏する効果に加えて、側板ユニットが、先行する側板ユニットに連結される側板前方部と後続する側板ユニットに連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで構成されていることにより、継ぎ手部が繰り返し屈曲に対して柔軟に対応するため、屈曲動作の繰り返しによる側板ユニットの継ぎ手部に生じやすい破損を解消して優れた耐疲労性を発揮するとともに、側板ユニットの摺動部分における摩耗粉を抑制してクリーン環境下で好適に使用することができる。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の発明が奏する効果に加えて、連結板が左右一対の固定端側アダプターおよび左右一対の移動端側アダプターにそれぞれ横架されていることにより、左右一対の固定端側アダプターと左右一対の移動端側アダプターに対して連結板の両端2カ所で強固な係合力を発揮して不用意な外れを回避するため、固定端側アダプターと移動端側アダプターに対する取付ブラケットの組み付け分解が容易になってケーブル類の点検保守などのメンテナンス作業が簡便に達成できる。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明が奏する効果に加えて、連結板に形成した左右一対の支持軸を転回して装着自在に横架する連結板係合部分が、少なくとも側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ形成されていることにより、保護案内時に内部収納したケーブル類から飛び出すような力が発生する場合でも、連結板の支持軸が連結板係合部分に嵌装されるため、左右一対の側板ユニットに対して連結板の両端2カ所で支持されて強固な係合力を発揮して不用意な外れを完全に回避でき、また、開閉操作時に左右一対の側板ユニットに対して連結板の両端2カ所を左右同時に嵌装するため、開閉操作時にケーブル類収納空間内で偏在するケーブル類の噛み込み損傷も完全に回避でき、しかも、ケーブル類に対する点検保守などのメンテナンス時に、連結板を側板ユニットから外すことなく連結板係合部分で転回して起立させることができるため、ケーブル類が露出状態となりそのメンテナンス作業が簡便に達成できる。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明が奏する効果に加えて、側板ユニット、連結板、固定端側アダプター、移動端側アダプター、取付ブラケットが、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂にエラストマーまたはゴム成分を配合させた耐疲労性樹脂材料を用いて成形されていることにより、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂に配合されたエラストマーまたはゴム成分が耐衝撃性に強い柔軟性を加味するため、繰り返し屈曲に対する優れた耐疲労性をより一層発揮することができる。
本発明は、離間配置された左右一対の側板ユニットを取付固定端から取付移動端に向かって多数連結するとともにこの側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で着脱自在に横架して、側板ユニット及び連結板で囲繞されるケーブル収納空間内にケーブル類を取付固定端から取付移動端に向かって収納するケーブル類保護案内装置において、取付固定端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ固定端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結されているとともに、取付移動端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ移動端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結され、固定端側アダプター及び移動端側アダプターに、側板ユニット同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分と、ケーブル類保護案内装置を一直線状に配置した状態で前後対称となるブラケット側連結部分とがそれぞれ形成され、左右一対の取付ブラケットに、固定端側アダプターと移動端側アダプターのいずれのブラケット側連結部分にも合致して連結可能なアダプター側連結部分と前記取付固定端または取付移動端への取付用外側面とが形成され、固定端側アダプターのブラケット側連結部分及び移動端側アダプターのブラケット側連結部分に、取付ブラケットに凸設した反転軸に軸支させて捻転させる軸穴と前記取付ブラケットに凸設した係合柱を保持する抱持アームとがそれぞれ設けられていることにより、取付用部品の点数を削減して取付固定端と取付移動端での多様な取付事情に適応できるとともに組み付け分解が簡便であれば、その具体的な実施の態様は如何なるものであっても何ら構わない。
まず、本発明のケーブル類保護案内装置で用いる側板ユニット、連結板、固定端側アダプター、移動端側アダプター、取付ブラケットの素材については、屈曲動作時に発生しがちな屈曲歪みを耐えてケーブル保持形態の優れた寸法安定性を発揮するポリアミド6、ポリアミド12、ポリアミド46、ポリアミド66、アクリル、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチック樹脂であれば良いが、特に、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂にエラストマーまたはゴム成分を配合させた耐疲労性樹脂材料を用いて成形されている場合には、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂に配合されたエラストマーまたはゴム成分が耐衝撃性に強い柔軟性を加味するため、繰り返し屈曲に対する優れた耐疲労性をより一層発揮するので、より好ましい。
また、本発明のケーブル類保護案内装置で用いた左右一対で配置される側板ユニットの具体的形状については、先行する側板ユニットに連結される側板前方部と後続する側板ユニットに連結される側板後方部とで一体に構成され、前記側板ユニットを相互に連結して回動屈曲させる連結ピン機構が先行する側板ユニットの側板後方部とこの側板後方部に後続する側板ユニットの側板前方部との間にオフセット配置されている側板ユニット形態、あるいは、先行する側板ユニットに連結される側板前方部と後続する側板ユニットに連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、前記側板ユニットを相互に連結するスナップフイット機構が先行する側板ユニットの側板後方部とこの側板後方部に後続する側板ユニットの側板前方部との間に設けられている側板ユニット形態であっても良く、後者の場合には、屈曲動作の繰り返しによる側板ユニットの継ぎ手部における不用意な外れを回避するとともに屈曲姿勢規制時における屈曲部位に発生しがちな負荷を回避して優れた耐久性を発揮でき、しかも、部品製作負担や組み付け作業負担が軽減でき、側板ユニットの切り継ぎ時における保守メンテナンスが簡便である。
そして、本発明のケーブル類保護案内装置で用いる連結板は、側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側に着脱自在に横架しているが、長手方向に多数連結される側板ユニット毎、あるいは、間欠的に横架しても何ら差し支えない。
以下、本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置100を図1乃至図21を用いて説明する。
ここで、図1は、本実施例であるケーブル類保護案内装置100の使用態様を示す全体図であり、図2は、図1に示す直線領域の拡大図であり、図3は、図1に示す屈曲領域の
拡大図であり、図4は、本実施例で用いた側板ユニットの外側から見た斜視図であり、図5は、本実施例で用いた側板ユニットの内側から見た斜視図であり、図6は、側板ユニットと連結板との組み付けを説明する一部分解図であり、図7は、連結板の表側からみた斜視図であり、図8は、連結板の裏側からみた斜視図であり、図9は、連結板の装入開始状態を示す拡大図である。
そして、図10は、取付移動端における連結状態を示す拡大図であり、図11は、移動端側アダプターを中心に外側から見た取付移動端の分解図であり、図12は、移動端側アダプターを中心に内側から見た取付移動端の分解図であり、図13は、固定端側アダプターを中心に外側から見た取付固定端の分解図であり、図14は、固定端側アダプターを中心に内側から見た取付固定端の分解図であり、図15は、取付移動端の右側に配置した取付ブラケットの拡大図であり、図16は、図15に示す取付ブラケットの内側から見た拡大図であり、図17は、取付移動端の左側に配置した取付ブラケットの拡大図であり、図18は、図17に示す取付ブラケットの内側から見た拡大図である。
また、図19乃至図22は、取付ブラケットと固定端側アダプターとの組み替え手順を説明する図であって、図19は、取付ブラケットと固定端側アダプターとの組み替え開始直前の位置合わせ状態を示す図であり、図20は、取付ブラケットの固定端側アダプターに対する捻転開始直前の組み付け図であり、図21は、取付ブラケットの固定端側アダプターに対する捻転動作を示す図であり、図22は、取付ブラケットと固定端側アダプターとの組み付け完了図である。
さらに、図23は、図1に示す屈曲内周側の取付形態を屈曲外周側の取付形態に変更した場合の全体図である。
本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置100は、例えば、半導体製造装置、創薬試験装置、車両用ドア開閉装置などの可動部と静止部とを接続し、電気信号の伝達や供給を行う電気ケーブルや圧力液体や圧力気体を供給するホースのようなケーブル類Cを保護案内するために使用され、上述した静止部と可動部を接続するために長尺状に多数連結され、可動部と静止部との間の相対的な遠隔移動状況に応じて直線姿勢、あるいは、屈曲姿勢を呈するものである。
そして、本実施例のケーブル類保護案内装置100は、図1乃至図3に示すように、離間配置された左右一対の側板ユニット110,110が、上述した静止部に取り付けられる取付固定端(F)から可動部に取り付けられる取付移動端(M)に向かってケーブル長手方向に多数連結されるとともに、これらの側板ユニット110,110の屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板120が多数連結される側板ユニット110,110の1つ置きの配置間隔で横架されてなり、左右一対の側板ユニット110,110と連結板120,120とで囲繞されて矩形状断面を呈するケーブル収納空間内にケーブル類Cを収納するように構成されている。
なお、本実施例のケーブル類保護案内装置100では、連結板120を、多数連結される側板ユニット110,110に対して1つ置きの配置間隔で横架させているが、例えば、多数連結される側板ユニット110,110のそれぞれに1対1で対応させて横架させても良い。
図1に示すように、取付固定端(F)に近接する左右一対の側板ユニット110,110にそれぞれ左右一対の固定端側アダプター130,130を介して左右一対の取付ブラケット140,140が着脱自在に連結されているとともに、取付移動端(M)に近接する左右一対の側板ユニット110,110にそれぞれ左右一対の移動端側アダプター150,150を介して左右一対の取付ブラケット140,140が着脱自在に連結されている。
そこで、前述した側板ユニット110,110について詳しく説明すると、以下のとおりである。
図2乃至図4に示すように、離間配置する左右一対の側板ユニット110,110は、ポリアミド樹脂にゴム成分を配合させた耐疲労性樹脂材料を用いて成形加工され、左右対称に形成されている。
そして、側板ユニット110は、先行する側板ユニット110に連結される側板前方部111と、後続する側板ユニット110に連結される側板後方部112と、これらの側板前方部111と側板後方部112との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部113とで一体に構成されている。
したがって、耐疲労性樹脂のポリアミド樹脂−ゴム配合材からなる継ぎ手部113が繰り返し屈曲に対して柔軟に対応するため、繰り返し屈曲に対する優れた耐疲労性を発揮するとともに、側板前方部111と側板後方部112とが屈曲動作時に発生しがちな屈曲歪みを継ぎ手部113へ集中転化させて吸収させるため、ケーブル保持形態の優れた安定性を発揮する。
また、図4乃至図5に示すように、先行する側板ユニット(図示せず)の側板後方部とこの側板後方部に後続して連結される側板ユニット110の側板前方部111との間には、相互に係合する屈曲外周側の凹凸係合機構Saと屈曲内周側の凹凸係合機構Sbと継ぎ手部113の近傍に採用した凹凸係合機構Scとがそれぞれ設けられ、これらの凹凸係合機構Sa,Sb,Scを介して隣接する側板ユニット110,110が相互に着脱自在となっており、側板ユニット110,110の切り継ぎ時における保守メンテナンスを簡便に達成できるようになっている。
すなわち、本発明の実施例で屈曲外周側に採用した凹凸係合機構Saは、角型の第1係合突起114aとこの第1係合突起114aに着脱自在に係合する竪穴状の第1被係合孔115aとで構成され、他方、屈曲内周側に採用した凹凸係合機構Sbは、鉤状の係合フックからなる第2係合突起114bとこの第2係合突起114bを着脱自在に係合する竪穴状の第2被係合孔115bとで構成されている。
しかも、側板ユニット110の継ぎ手部113の近傍に採用した凹凸係合機構Scは、円柱状の係合ピンからなる第3係合突起114cとこの係合突起114cを着脱自在に係合するディンプル状の第3被係合孔115cとで構成されている。
さらに、前記側板ユニット110の継ぎ手部113より屈曲外周側に位置する側板前方部111の段違いにオフセットされた側面と後続する側板ユニット(図示せず)の側板前方部の前端との間、及び、側板ユニット110の継ぎ手部113より屈曲内周側に位置する側板ユニット110の側板後方部112の段違いにオフセットされた側面と後続する側板ユニット(図示せず)の側板後方部の前端との間には、側板ユニット110の直線連結状態を保持する2組の直線姿勢保持面、すなわち、屈曲外周側の直線姿勢保持面Xa、及び、屈曲内周側の直線姿勢保持面Xbがそれぞれ形成されている。
また、前記側板ユニット110の継ぎ手部113より屈曲内周側に位置する側板後方部112の段違いにオフセットされた側面と後続する側板ユニット(図示せず)の側板後方部の前端との間、及び、側板ユニット110の継ぎ手部113より屈曲外周側に位置する側板前方部111の段違いにオフセットされた側面と後続する側板ユニット(図示せず)の側板後方部の段違いにオフセットされた側面との間には、側板ユニットの屈曲連結状態を規制する2組の屈曲姿勢規制面、すなわち、屈曲内周側の屈曲姿勢規制面Yb、及び、屈曲外周側の屈曲姿勢規制面Yaがそれぞれ形成されている。
したがって、本実施例のケーブル類保護案内装置100は、直線姿勢保持状態において、屈曲内周側の屈曲姿勢規制面Ybと屈曲外周側の屈曲姿勢規制面Yaとがそれぞれ相互に拡開した状態で屈曲外周側の直線姿勢保持面Xa、及び、屈曲内周側の直線姿勢保持面
Xbがそれぞれ相互に当接して継ぎ手部113に負荷をかけることなく直線姿勢を確実に保持するようになっている。
また、屈曲姿勢規制状態において、屈曲外周側の直線姿勢保持面Xa、及び、屈曲内周側の直線姿勢保持面Xbがそれぞれ相互に拡開した状態で屈曲内周側の屈曲姿勢規制面Yb、及び、屈曲外周側の屈曲姿勢規制面Yaがそれぞれ相互に当接して継ぎ手部113に負荷をかけることなく屈曲姿勢を確実に保持するようになっている。
つぎに、本実施例のケーブル類保護案内装置100で用いた側板ユニット110と連結板120との組み付けを図6乃至図9に基づいて以下に詳しく説明する。
図6乃至図10に示すように、まず、連結板120は、その両端に突出形成されて左右一対の側板ユニット(図示せず)に装着自在に嵌装する左右一対の支持軸121,121と、この左右一対の支持軸121,121を中心に転回して閉蓋可能なルーバー部分122とを備え、後述するように左右一対の側板ユニット110との間で連結板係合機構L(La、Lb、Lc、Ld)を構成するようになっている。
すなわち、図9に示すような連結板係合機構Lは、前述した連結板120の支持軸121と側板ユニット110の嵌装用軸孔116とを少なくとも一部切り欠いて凹凸係合する幅方向位置決め部Laと、連結板120の支持軸121と側板ユニット110の嵌装用軸孔116を一部切り欠いて凹凸係合する転回規制部Lbと、連結板120のルーバー部分122と側板ユニット110の内面側に突出形成した舌片支持部117との間で凹凸係合する水平方向位置決め部Lcと、連結板120のルーバー部分122を側板ユニット110の舌片支持部117に凹凸係合する横架状態保持部Ldとで構成されている。
そこで、前述した側板ユニット110と連結板120との組み付けは、図9に示すように、連結板120のルーバー部分122を起立させた状態でその両端に突出形成された左右一対の支持軸121、121が、左右一対の側板ユニット110に形成された嵌装用軸孔116にそれぞれ対向した、所謂、組み付け直前状態に置かれる。
その後、図9の矢印で示すように、連結板120のルーバー部分122を起立させた状態で左右一対の支持軸121をそれぞれ同時に、左右一対の側板ユニット110に形成された嵌装用軸孔116に装入する。
このとき、前述した支持軸121と嵌装用軸孔116との一部を切り欠いて形成された幅方向位置決め部Laが、連結板120の支持軸121を嵌装用軸孔116内で幅方向にズレを生じさせることなく正規の装入位置まで誘導する。
次いで、図6に示すように、連結板120のルーバー部分122が閉蓋状態となるまで側板ユニット110の嵌装用軸孔116に装入された連結板120の支持軸121を、前述したような幅方向位置決め部Laに沿って嵌装用軸孔116内で3/4回程度転回させる。このとき、前述した支持軸121と嵌装用軸孔116との一部を1/4回程度切り欠いて形成された転回規制部Lbが、連結板120のルーバー部分122を完全な閉蓋状態にする転回規制位置まで誘導する。
そして、連結板120のルーバー部分122が完全な閉蓋状態となった、所謂、連結板120の組み付け完了状態となる。このとき、前述した連結板120のルーバー部分122と側板ユニット110の内面側に突出形成した舌片支持部117との間に形成された水平方向位置決め部Lcが、連結板120のルーバー部分122を側板ユニット110の舌片支持部117に凹凸係合させて連結板120の水平方向の位置を確実に保持する。
その結果、連結板120の横架状態では、ルーバー部分122の両端が側板ユニット110の内面側に当接する、すなわち、前述したような連結板120のルーバー部分122
が側板ユニット110の舌片支持部117に凹凸係合する横架状態保持部Ldを備えていることにより、ケーブル類Cを屈曲させながら保護案内する際に、幅方向に押し潰されるような剪断力を受けた場合であってもルーバー部分122の両端が側板ユニット110の内面側に全面当接して側板ユニット110及び連結板120で囲繞されるケーブル収納空間を強固に確保する。
また、ケーブル類Cの保護案内時に内部収納したケーブル類Cから飛び出すような力が発生する場合であっても、連結板120の両端に突出形成された左右一対の支持軸121、121が左右一対の側板ユニット110、110に嵌装されているため、左右一対の側板ユニット110、110に対して連結板120の両端2カ所で支持されて強固な係合力を発揮して不用意な外れを完全に回避でき、また、開閉操作時に左右一対の側板ユニット110、110に対して連結板120の両端2カ所を左右同時に嵌装するため、開閉操作時にケーブル類Cが偏在して生じる噛み込み損傷も完全に回避できる。
しかも、連結板120のルーバー部分122が左右一対の支持軸121、121を中心に転回するように構成されていることにより、ケーブル類Cに対する点検保守などのメンテナンス時に、連結板120を側板ユニットに対して転回させてルーバー部分122を側板ユニットから外すことなく起立可能であるため、ケーブル類Cが外部から操作し易いように露出されてその点検保守などのメンテナンス作業が簡便に達成できる。
さらに、前述したような連結板係合機構Lは、図1に示したような左右一対の固定端側アダプター130,130、および、左右一対の移動端側アダプター150,150にも構成されている。
すなわち、連結板120,120が左右一対の固定端側アダプター130,130および左右一対の移動端側アダプター150,150にそれぞれ横架されていることにより、左右一対の固定端側アダプター130,130と左右一対の移動端側アダプター150,150に対して連結板の両端2カ所で強固な係合力を発揮して不用意な外れを回避するため、固定端側アダプター130と移動端側アダプター150に対する取付ブラケット140の組み付け分解が容易になってケーブル類の点検保守などのメンテナンス作業が簡便にできるようになっている。
つぎに、本実施例のケーブル類保護案内装置100が最も特徴とする取付固定端および取付移動端の連結構造を図10乃至図22に基づいて以下に詳しく説明する。
まず、上述した取付移動端の連結構造は、図10乃至図12に示すように、取付移動端(M)に近接する左右一対の側板ユニット110,110にそれぞれ左右一対の移動端側アダプター150,150を介して左右一対の取付ブラケット140,140が着脱自在に連結されている。
他方、上述した取付固定端の連結構造は、図13乃至図14に示すように、取付固定端(F)に近接する左右一対の側板ユニット110,110にそれぞれ左右一対の固定端側アダプター130,130を介して左右一対の取付ブラケット140,140が着脱自在に連結されている。
そして、移動端側アダプター150には、図11乃至図12に示すように、側板ユニット110,110同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分151と取付ブラケット140に連結されるブラケット側連結部分152とが形成され、さらに、ユニット側連結部分151には、前記側板ユニット110の第1被係合孔115aに係合する角型突起からなる屈曲外周側の第1係合突起151aと前記側板ユニット110の第2係合突起114bに係合する竪穴状の屈曲内周側の第2被係合孔151bと側板ユニット110の第3係合突起114cに係合するディンプルからなる第3被係合孔151cと前述した連結板120の支持軸121を装入させる屈曲内周側の嵌装用軸孔151dと前述した連結板120のルーバー部分122を凹凸係合させる屈曲内周側の舌片支持部151eなど
を備えるとともに、ブラケット側連結部分152には、後述する取付ブラケット140に凸設した反転軸140aを軸支して捻転させるための軸穴152aと取付ブラケット140に凸設した係合柱140bを保持するための抱持アーム152bなどを備えている。
同様に、固定端側アダプター130には、図13乃至図14に示すように、側板ユニット110,110同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分131と取付ブラケット140に連結されるブラケット側連結部分132とが形成され、さらに、ユニット側連結部分131には、側板ユニット110の第2被係合孔115bに係合する係合フックからなる屈曲内周側の第2係合突起131bと前記側板ユニット110の第3被係合孔115cに係合する係合ピンからなる第3係合突起131cと前述した連結板120の支持軸121を装入させる屈曲外周側の嵌装用軸孔131dと前述した連結板120のルーバー部分122を凹凸係合させる屈曲外周側の舌片支持部131eなどを備えるとともに、ブラケット側連結部分132には、後述する取付ブラケット140に凸設した反転軸140aを軸支して捻転させるための軸穴132aと取付ブラケット140に凸設した係合柱140bを保持するための抱持アーム132bなどを備えている。
さらに、前述した移動端側アダプター150のブラケット側連結部分152と固定端側アダプター130のブラケット側連結部分132とは、取付移動端と取付固定端との間で前後対称であって、相互に互換性はない。
また、図15乃至図18に示すような左右一対の取付ブラケット140は、それぞれ、移動端側アダプター150のブラケット側連結部分152に形成した軸穴152aおよび固定端側アダプター130のブラケット側連結部分132に形成した軸穴132aに係合する反転軸140aと、移動端側アダプター150のブラケット側連結部分152に形成した抱持アーム152bおよび固定端側アダプター130のブラケット側連結部分132に形成した抱持アーム132bに係合する係合柱140bを備え、移動端側アダプター150と固定端側アダプター130のいずれにも合致して連結可能になっている。
さらに、左右一対の取付ブラケット140,140には、取付移動端または取付固定端へ取り付けるための丸穴、長穴などを備えた取付用外側面140cが形成されている。
そこで、図19乃至図22に基づいて、図1の取付ブラケット140の固定端側アダプター130に対する組み付け状態を図23に示すような取付ブラケット140の固定端側アダプター130に対する組み付け状態に組み替えるための手順を例示的に説明すると、まず、図19のように取付ブラケット140と固定端側アダプター130とを組み替え開始直前に反転軸140aを軸穴132aに向けて挿入するように位置合わせして相互に近接させた後、図20のように取付ブラケット140を固定端側アダプター130に対して捻転開始して、図21のような取付ブラケット140を固定端側アダプター130に対して捻転動作させながら起立させ、図22のように取付ブラケット140と固定端側アダプター130とを組み付け完了する。
このようにして得られた本実施例のケーブル類保護案内装置100は、図1に示したような屈曲外周側の取付形態を図23に示すような屈曲内周側の取付形態に変更する場合、側板ユニット110に対して固定端側アダプター130と移動端側アダプター150を連結したまま、取付ブラケット140をその左右を相互交換すれば実現できる。
したがって、屈曲外周側と屈曲内周側の多様な取付事情にすべて応じようとすると、左右一対の取付ブラケット140,140と左右一対の移動端側アダプター150,150と左右一対の固定端側アダプター130,130からなる合計6種類の取付用部品を保有すれば良く、従来のような側板ユニットを除く8種類の取付用部品を部品削減して取付固定端と取付移動端での多様な取付事情に適応できるとともに組み付け分解作業を簡便にすることができる。
しかも、本実施例のケーブル類保護案内装置100は、取付ブラケット140に対する固定端側アダプター130または移動端側アダプター150の連結形態が、取付ブラケット140のアダプター側連結部分から連結方向に凸設した反転軸140aとこの反転軸140aに軸支して捻転させる固定端側アダプター130のブラケット側連結部分132の軸穴132aまたは移動端側アダプター150のブラケット側連結部分152の軸穴152aとで構成されていることにより、取付ブラケット140に対する固定端側アダプター130または移動端側アダプター150の連結が、固定端側アダプター130または移動端側アダプター130と側板ユニット110との連結形態に関連なく実行されるため、取付ブラケット140の組み付け分解作業をより簡便に達成することができるなど、その効果は甚大である。
本実施例であるケーブル類保護案内装置100の使用態様を示す全体図。 図1に示す直線領域の拡大図。 図1に示す屈曲領域の拡大図。 本実施例で用いた側板ユニットの外側から見た斜視図。 本実施例で用いた側板ユニットの内側から見た斜視図。 側板ユニットと連結板との組み付けを説明する一部分解図。 連結板の表側からみた斜視図。 連結板の裏側からみた斜視図。 連結板の装入開始状態を示す拡大図。 取付移動端における連結状態を示す拡大図。 移動端側アダプターを中心に外側から見た取付移動端の分解図。 移動端側アダプターを中心に内側から見た取付移動端の分解図。 固定端側アダプターを中心に外側から見た取付固定端の分解図。 固定端側アダプターを中心に内側から見た取付固定端の分解図。 取付移動端の右側に配置した取付ブラケットの拡大図。 図15に示す取付ブラケットの内側から見た拡大図。 取付移動端の左側に配置した取付ブラケットの拡大図。 図17に示す取付ブラケットの内側から見た拡大図。 取付ブラケットと固定端側アダプターとの組み替え開始直前を示す図。 取付ブラケットの固定端側アダプターに対する捻転開始直前を示す図。 取付ブラケットの固定端側アダプターに対する捻転動作を示す図。 取付ブラケットと固定端側アダプターとの組み付け完了図。 図1に示す屈曲内周側の取付形態を屈曲外周側の取付形態に変更した全体図。 本発明の参考例であるケーブル類保護案内装置の使用態様を示す全体図。 図24に示す屈曲内周側の取付形態を屈曲外周側の取付形態に変更した全体図。
符号の説明
100 ・・・ケーブル類保護案内装置
110 ・・・側板ユニット
111 ・・・側板前方部
112 ・・・側板後方部
113 ・・・継ぎ手部
114a・・・屈曲外周側の第1係合突起
114b・・・屈曲内周側の第2係合突起
114c・・・第3係合突起
115a・・・屈曲外周側の第1被係合孔
115b・・・屈曲内周側の第2被係合孔
115c・・・第3被係合孔
116 ・・・嵌装用軸孔
117 ・・・舌片支持部
120 ・・・連結板
121 ・・・支持軸
122 ・・・ルーバー部分
130 ・・・固定端側アダプター
131 ・・・ユニット側連結部分
131a・・・屈曲外周側の第1係合突起
131b・・・屈曲内周側の第2被係合孔
131c・・・第3被係合孔
131d・・・屈曲内周側の嵌装用軸孔
131e・・・屈曲内周側の舌片支持部
132 ・・・ブラケット側連結部分
132a・・・軸穴
132b・・・抱持アーム
140 ・・・取付ブラケット
140a・・・反転軸
140b・・・係合柱
140c・・・取付用外側面
150 ・・・移動端側アダプター
151 ・・・ユニット側連結部分
151b・・・屈曲内周側の第2係合突起
151c・・・第3係合突起
151d・・・屈曲外周側の嵌装用軸孔
151e・・・屈曲外周側の舌片支持部
152 ・・・ブラケット側連結部分
152a・・・軸穴
152b・・・抱持アーム
500 ・・・ケーブル類保護案内装置
510 ・・・側板ユニット
530 ・・・固定側取付ブラケット
550 ・・・移動側取付ブラケット
Sa ,Sb ,Sc ・・・凹凸係合機構
Xa ・・・屈曲外周側の直線姿勢保持面
Ya ・・・屈曲外周側の屈曲姿勢規制面
Xb ・・・屈曲内周側の直線姿勢保持面
Yb ・・・屈曲内周側の屈曲姿勢規制面
C ・・・ケーブル類
α ・・・屈曲姿勢規制面の最大拡開角度
La ・・・幅方向位置決め部
Lb ・・・転回規制部
Lc ・・・水平方向位置決め部
Ld ・・・横架状態保持部

Claims (5)

  1. 離間配置された左右一対の側板ユニットを取付固定端から取付移動端に向かって多数連結するとともに該側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で着脱自在に横架して、前記側板ユニット及び連結板で囲繞されるケーブル収納空間内にケーブル類を取付固定端から取付移動端に向かって収納するケーブル類保護案内装置において、
    前記取付固定端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ固定端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結されているとともに、前記取付移動端に近接する左右一対の側板ユニットにそれぞれ移動端側アダプターを介して取付ブラケットが着脱自在に連結され、
    前記固定端側アダプター及び移動端側アダプターに、前記側板ユニット同士の連結形態と同一形態となるユニット側連結部分と、前記ケーブル類保護案内装置を一直線状に配置した状態で前後対称となるブラケット側連結部分とがそれぞれ形成され、
    前記左右一対の取付ブラケットに、前記固定端側アダプターと移動端側アダプターのいずれのブラケット側連結部分にも合致して連結可能なアダプター側連結部分と前記取付固定端または取付移動端への取付用外側面とが形成され、
    前記固定端側アダプターのブラケット側連結部分及び移動端側アダプターのブラケット側連結部分に、前記取付ブラケットに凸設した反転軸に軸支させて捻転させる軸穴と前記取付ブラケットに凸設した係合柱を保持する抱持アームとがそれぞれ設けられていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記側板ユニットが、先行する側板ユニットに連結される側板前方部と後続する側板ユニットに連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 前記連結板が、前記左右一対の固定端側アダプターおよび左右一対の移動端側アダプターにそれぞれ横架されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のケーブル類保護案内装置。
  4. 前記連結板に突出形成した左右一対の支持軸を転回して装着自在に横架する連結板係合部分が、少なくとも前記側板ユニットの屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記側板ユニット、連結板、固定端側アダプター、移動端側アダプター、取付ブラケットが、ポリアミド樹脂またはポリブチレンテレフタレート樹脂にエラストマーまたはゴム成分を配合させた耐疲労性樹脂材料を用いて成形されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル類保護案内装置。
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