JPH03504795A - 平坦から溝形の形状に変化可能な容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 平坦から溝形の形状に 変化可能な容器 本発明は、容器構造体、特に、平坦な形状にて製造し、後で溝形の形状にするこ との出来る単一品の押出し配線ダクトに関する。

発明の背景 溝形（底壁、及び１対の離間した垂直側壁を有する）形状であるプラスチック配 線ダクトを使用して、分離した伝導体及びケーブルを所定の位置間に配設する。

かかる配線ダクトは、典型的に、押出しにより製造され、溝形の形状に形成され る。かかるダクトの例は、米国特許第３．８９０．４５９号に記載されている。

比較的剛性な溝形形状は、ダクトを収容する箱が非充填スペースの占める割合が 大きくなるため、出荷の目的には、特に効率的でない。第２のダクトを反転させ 、１方の側壁が第１のダクトの側壁間に位置するように位置決め可能にしたり、 又は徐々に寸法が少なくなるダクトを入り予成に収納可能にすることが出来るが 、かかる出荷形態を採用するためには、付加的な労務費を必要とし、又、箱内に 相当な空のスペースが生じる。勿論、空気スペースの多い状態にて出荷すること は、ダクトは比較的堅牢であるにも拘わらず、ラフな取り扱いによる損傷を受は 易い結果となる。

発明の概要 本発明の形態及び特徴の内、改良された容器、特に、配線ダクトが提供されるこ とが注目されよう。このダクトは、外箱の大部分が使用され得る効率的な出荷が 可能であるよう押出し法により比較的平坦な素材の形態にて製造することが出来 る。ダクト素材を箱から除去したならば、その素材は、全て付加的な部品を追加 することなく、容易かつ確実に溝形の形状にし、配線ダクトを形成することが出 来る。本発明の配線ダクトは、寿命が長く、使用の信頼性があり、又比較的容易 にかつ経済的に製造することが出来る。本発明のその他の形態及び特徴は、一部 分明らかであり、一部は以下の説明及び添付図面に特に明らかにする。

簡単に言って、本発明の配線ダクトは、第１及び第２の側端縁を有し、底部ラッ チ止め構成要素が各側端縁に隣接して位置決めされた底壁と、各側壁が基端方向 の側端縁及び先端方向の側端縁を存する一対の側壁とを備えている。各側壁は、 その基端方向の側端縁に隣接して位置決めされた側部ラッチ止め構成要素を有し ている。第１のヒンジが、底壁の第１の端縁と１つの側壁の基端方向端縁とを接 続させ、第２のヒンジが底壁の第２の端縁と他方の側壁の基端方向端縁とを接続 させる。側壁及び底壁は、底部ラッチ止め構成要素がその対応する側部ラッチ止 め構成要素にラッチ係合しない成形したままの位置と、底部ラッチ止め構成要素 がその対応する側部ラッチ止め構成要素にラッチ係合する使用位置との間にて相 対的に動き得る。

配線ダクト素材を使用して、溝形の配線ダクトを形成する方法として、本発明は 、次の段階を備えている。

ａ）側壁及び底部が全て略同一平面状に位置決めされた状態にて素材を製造箇所 から使用箇所まで輸送する段階： ｂ）側壁のラッチ構成要素が対応する底壁ラッチ構成要素にロック止め可能に係 合するまで、側壁を底壁に対して枢動させることにより溝形ダクトを使用現場に て形成する段階。

図面の簡単な説明 第１図は略平坦な成形したままの形態にて本発明の各種の形態を具現化する配線 ダクトの斜視図、第２図は溝型の使用形状に形状変化した後の第１図の配線ダク トの斜視図、 第３図はラッチ構成要素を有する底壁と、ラッチ構成要素を有する側壁と、及び 両壁を接続させるヒンジとを示すその成形したままの形態にあるダクトの拡大部 分正面図、 第４図は使用形態に向けて動きつつあるダクトの側壁を示す第３図と同様の図、 第５図はラッチ構成要素が相互に係合した使用形状にある側壁を示す第３図と同 様の図、 第６図はカバーを備える本発明の別の実施例の正面図である。

幾つかの添付図面を通じて、対応する構成要素は対応する参照符号にて表示しで ある。

好適な実施例の詳細な説明 添付図面を参照すると、伝導体を配線する細長い配線ダクトが第１図及び第２図 に全体として参照符号２０で示されている。この配線ダクト２０は、出荷コンテ ナ内には空のスペースが極く僅かしか存在しないため、比較的高密度にて箱に入 れて出荷することの出来る第１図に示した略平坦な状態から第２図に示した溝型 の使用状態に形状を変化させることが出来る。配線ダクトは単一品の弾性的な熱 可星性構造体であり、略均−な断面を備えており、押出し法により形成すること が出来る。配線ダクトに適した材料には、剛性なポリ塩化ビニル、剛性なポリカ ーボネート及びノリール（ＮＯＲＹＬ　（ゼネラルエレクトリック社の熱可塑性 樹脂に対する登録商標））がある。配線ダクトとしての本発明を以下に説明する が、本発明の各種の形態は、広範囲に亘るノックダウン式コンテナに具現化可能 である。

第１図には、その製造したままの状態、即ち素材状態における配線ダクトが図示 されている。底壁２２は第１の側端縁２４、及び第２の側端縁２６を有している 。底部ラッチ構成要素が各端縁に隣接して位置決めされている。第３図乃至第５ 図に図示するように、各底部ラッチ構成要素は垂直方向に伸長する拘束具２８の 形態をしている。ダクト２０は又、各々、基端方向側端縁３４及び先端方向側端 縁３６を有する一対の側壁３０．３２を備えている。第１のヒンジ３８が底壁の 第１の側端縁２４と１つの側壁３０の基端方向側端縁３４とを接続させる一方、 第２のヒンジ４０が底壁の第２の側端縁２６と他方の側壁３２の基端方向側端縁 とを接続させる。これらヒンジの各々は、壁の肉厚の約１／１０の肉厚を有する 熱可塑性材料ウェブを備えている。側壁は、その基端方向側端縁に隣接して、対 応する拘束具にロック止め可能に係特表千３−５０４７９５　（４） 合してダクトをその使用状態に保持する第２のラッチ構成要素、即ちフック手段 を担持している。各側壁の先端３６には、外方を向いたリップ４２が設けられて いる。

カバー（図示せず）は、リップを拘束し該カバーを適所に維持する内方に曲げた 端縁を有している。かかるカバーの例は米国特許第３．８９０．４５９号に示さ れている。

より具体的には、及び第３図乃至第５図を参照すると、ダクトは底壁２２を通る 垂直面を中心として略対称状であるから、一方の側壁３０のフック手段、及びそ の対応する拘束具２８についてのみ詳細に説明すれば十分である。側壁３０のフ ック手段は、フック支持体４６により側壁３０に接続されたフック４４を備えて いる。拘束具２８は、配線ダクトがその使用状態にあるとき、フック４４が係合 する係合面４８と、ヒンジ３８に対面する対向面５０と、係合面４８と対向面５ ０との間を伸長する偏向面５２とを備えている。該偏向面は、拘束具の上端にて ヒンジ３８から上方に傾斜する一方、係合面はヒンジ３８から僅かに゛傾斜して いる。

側壁３０が底壁２２に対して略直角となるその使用位置にあるとき、拘束具の対 向面５０に係合する突起５４がフック支持体４６とヒンジ３８との間に配置され ている。フック支持体、及び突起５４は肉厚の薄い側壁部分５５により離間され ている。ダクトとして成形されたままの状態にあるとき、フック支持体４６は第 １のヒンジ３８の方向に傾斜している。フック４４は、係合面４８に接触する下 面５６、及び外面５８を有している。フック支持体４６は、拘束具２８の上端に 当接し、ヒンジ３８を中心とする側壁３０の動きを制限する内面６０を有し、更 に、背面６２を有している。その使用状態にある壁２２．３０を示す第５図を参 照すると、フック支持体の背面６２は下方に伸長し、導体を配線ダクトの下方導 入部分に案内し、ダクトが完全に装荷されるようにする働きをする。他方、フッ ク４４の外面５８は上方に傾斜し、導体をダクト外に案内し、これによりフック に引っ掛かったり、又はからんだりすることなく導体を便宜に除去することが可 能となる。

本発明の配線ダクト２０の取り扱いは次の通りである。

ダクトは製造し、壁２２．３０．３２が略同一平面状となるその素材状態にて出 荷することが望ましい。使用現場に到着したならば、一本のダクト（典型的に約 １０フイート以内）を外箱から取り出し、施工者が側壁３０．３２を枢動させ、 フック４４の端部が拘束具２８の偏向面５２に接触する第４図に示した略位置に なるようにする。

側壁の外面に力を加えることにより、各側壁のフックは偏向面５２により僅かに 上方に摺動し、各フックがその対応する偏向面を越えて動き、該フックがその対 応する拘束具上にスナップ係合するのを許容し、その結果、ダクトは第２図及び 第５図に示したその溝型の使用状態となる。フック４４と突起５４との間の間隔 は、これら２つの構成要素が拘束具に係合する部分の拘束具２８の肉厚より僅か に薄くし、拘束具が圧縮状態に保持されるようにすることが望ましい。

その使用状態にあるとき、配線ダクト２０はＵ字形の形状に押出された同様のダ クトの剛性に近い剛性を備えるが、側壁はその成形したままの状態に戻すことが 出来る点にて異なり、かかる動作はフック４４が拘束具２８の上端を乗り越えな ければならないため、ある程度困難である。しかしながら、ダクトカバーが適所 にある場合、側壁の上端はその垂直状態に保持される。側壁をその垂直位置を越 えて内方に枢動させることは、（ａ）フックの支持内面６０が拘束具２８の上端 に当接していること、（ｂ）突起５４が拘束具の対向面５０に当接していること 、及びヒンジを画成する材料の延伸抵抗性により抵抗を受ける。配線ダクトは、 側壁に加えられる下向きの力の殆どはヒンジにより支承されないため、かかる力 に特に耐え得るような構造とされている。その代わり、肉厚の比較的厚いフック 支持体４６が、圧縮中、柱として荷重を受ける垂直方向拘束具２８の上端に押し 付けられる。

次に、第６図を参照すると、本発明の配線ダクトの別の実施例が全体として参照 符号２０Ａで示されている。

ダクト２０の構成要素に対応する配線ダクト２ＯＡの構成要素はダクト２０に使 用した参照符号に接尾辞ｒＡＪを付して表示しである。ダクト２０Ａは、該ダク ト２０Ａが一体に形成された上端、即ちカバー６４を有する点を除いてダクト２ ０と同様である。１つの側壁３０Ａが、拘束具６６とすることの出来るラッチ構 成要素をその先端方向側端縁３６Ａに隣接して担持している。カバー６４は、ヒ ンジ７６により１つの側壁３０Ａの先端方向端縁３６Ａに接続された第１の側端 縁７４に隣接して、協働するラッチ構成要素（突起７２と共に、フック６８及び フック支持体７０により形成される）を有している。

カバーの残りの側端縁は内方に折り曲げ、他方の側壁３２Ａの先端方向側端から 外方に伸長するリップ４２Ａを拘束する把持手段７８を形成する。該把持手段は 、カバー６４をヒンジ７６を中心として枢動させ、ダクト２０Ａを閉鎖するとき 、側壁を内方に偏向させる傾斜下面８０を有している。ダクト２０Ａの取り扱い は、ダクト２０のそれと同様であるが、側壁及び底壁をその溝型形状に変え、導 体をダクト内に装荷した後、カバー６４は、開放位置（仮想線で示したカバー位 置により示唆する位置）から側壁の拘束具６６がフック６８と突起７２との間に 拘束されるその閉鎖位置までヒンジ７６を中心として枢動させ、他方の側壁７２ Ａのリップが把持手段７８により保持される点が異なる。

該配線ダクト素材を使用して、溝型形状の配線ダクトを形成する方法として、本 発明は次の段階を備えている。

ａ）側壁３０．３２、並びに底壁２２が全て略同一平面状の状態にて配線ダクト を製造現場から使用現場まで輸送する段階。

ｂ）側壁のラッチ構成要素がその対応する底壁のラッチ構成要素にロック止め可 能に係合するまで、側壁３０．３２を底壁２２に対して枢動させることにより、 溝型形状の配線ダクトを使用現場にて形成する段階。

上述から、本発明の幾つかの目的が達成され、その他の有利な結果が得られるこ とが明らかであろう。

本発明の範囲から逸脱することなく幾多の変形例が可能であるため、上述の説明 又は添付図面に示した全ての事項は単に説明のためだけであり、限定的な意味は ない特表平３−５０４７９５（５） ものと解釈されるべきである。

ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、６ 国際調査報告

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. １．単一品の弾性的な熱可塑性構造体の細長い容器にして、 第１及び第２の側端縁を有し、第１のラッチ構成要素が第１の側端縁に隣接して 位置決めされた第１の壁と、第１及び第２の側端縁を有し、第１のラッチ構成要 素と相互に係合する第２のラッチ構成要素が前記第２の側端縁に隣接して位置決 めされた第２の壁と、前記第１の壁の第１の側端縁と前記第２の側端縁とを結合 させるヒンジであって、前記壁の肉厚より薄い肉厚の材料ウェブを備え、前記壁 が、前記第１及び第２のラッチ構成要素が離間された状態である成形したままの 位置と、前記第１及び第２の壁が所定の角度にて相互に伸長しかつ前記第１及び 第２のラッチ構成要素がロック止め係合する状態である使用位置との間にて、前 記ヒンジを中心として相対的に可動である前記ヒンジとを備え、該容器がその長 さに沿って略均一な断面を有し、押出し法によって形成され得るようにしたこと を特徴とする容器。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の容器にして、前記成形したままの位置において、 前記壁が略同一平面状であることを特徴とする容器。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の容器にして、前記使用位置において、前記壁が略 直角であることを特徴とする容器。
4. ４．請求の範囲第１項に記載の容器にして、前記第１のラッチ構成要素が拘束具 を備え、前記第２のラッチ構成要素がフック支持体によって前記第２の壁に接続 されたフックを備えることを特徴とする容器。
5. ５．請求の範囲第４項に記載の容器にして、前記拘束具が、前記壁がその使用位 置にあるとき、前記フックにより係合される係合面を備え、更に、前記ヒンジに 対面する対向面を備えることを特徴とする容器。
6. ６．請求の範囲第５項に記載の容器にして、前記第２のラッチ構成要素が前記ヒ ンジ支持体と前記ヒンジとの間に位置決めされた突起であって、前記壁が前記使 用位置にあるとき、前記拘束具の前記対向面に係合する前記突起を更に備えるこ とを特徴とする容器。
7. ７．請求の範囲第６項に記載の容器にして、前記拘束具が前記係合面と前記対向 面との間を伸長する偏向面であって、前記ヒンジから傾斜した前記偏向面を更に 備えることを特徴とする容器。
8. ８．請求の範囲第７項に記載の容器にして、前記壁の成形したままの位置におい て、前記フック支持体が前記第１の壁の方向に傾斜しており、前記フックが前記 係合面に係合する下面を有し、これによって、前記壁が前記使用位置の方向に相 対的に動くとき、前記偏向面が前記フックを摺動させて、前記第１の壁から離反 させ、前記フックが前記偏向面を越えて動き、前記フックが前記フック拘束具上 にスナップ係合し、前記下面が前記係合面に当接するようにしたことを特徴とす る容器。
9. ９．請求の範囲第８項に記載の容器にして、前記突起と前記フックとの間の距離 を前記対向面と前記係合面との間の間隔より短くし、これにより、前記拘束具が 前記使用位置において前記突起と前記フックとの間に圧縮状態に保持されるよう にしたことを特徴とする容器。
10. １０．請求の範囲第６項に記載の容器にして、前記突起及び前記フック支持体が 肉厚の薄い部分により離間されることを特徴とする容器。
11. １１．請求の範囲第１項に記載の容器にして、前記第１の壁がその各側端縁に隣 接して位置決めされた第１のラッチ構成要素を備え、該容器が第１及び第２の側 壁を有し、前記第２のラッチ構成要素の１つが第１の側端縁に隣接して位置決め された第３の壁を更に備え、該容器が前記第１の壁の第２の側端縁と前記第３の 壁の第１の側端縁とを接続させる第２のヒンジを備え、該容器が前記第１の壁に 直交しかつ前記容器の長手方向に伸長する平面を中心として対称状であるように したことを特徴とする容器。
12. １２．伝導体を配線する細長いダクトにして、第１及び第２の側端縁を有し、底 ラッチ構成要素が前記端縁の各々に隣接して位置決めされた底壁と、各々が基端 方向側端縁及び先端方向側端縁を有し、かつその基端方向側端縁に隣接して配置 された側部ラッチ構成要素を有する一対の側壁と、 底壁の第１の側端縁と１つの側壁の基端方向側端縁とを接続させる第１のヒンジ と、 底壁の第２の側端縁と他方の側壁の基端側方向端縁とを接続させる第２のヒンジ であって、各ヒンジが前記壁の肉厚より薄い肉厚を有する材料ウェブを備え、前 記壁が、底部ラッチ構成要素がその対応する側部ラッチ構成要素に係合しない状 態である成形したままの位置と、底部ラッチ構成要素がその対応する側部ラッチ 構成要素にラッチ係合する状態である使用位置との間を相対的に可動である前記 第２のヒンジとを備え、 単一品の弾性的な熱可塑性構造体であり、その長さ全体に沿って略均一な断面を 有し、押出し法によって形成され得るようにしたことを特徴とする細長いダクト 。
13. １３．請求の範囲第１２項に記載のダクトにして、前記側壁が、前記成形したま まの位置において、前記底壁と略同一平面状にあり、前記側壁が、前記使用位置 において、略垂直方向に配置され、これにより、前記ダクトがスペース的に効率 のよい平坦な形態にて輸送し、かつ使用現場にてその溝型の形状に形状変化させ 得るようにしたことを特徴とするダクト。
14. １４．請求の範囲第１３項に記載のダクトにして、前記１つの側壁が、その先端 方向側端縁に隣接して付加的なラッチ構成要素を担持し、前記底壁の幅寸法と同 様の幅寸法を有するカバーを更に備え、第１及び第２の側端縁並びに前記一方の 側壁の先端方向側端縁と前記カバーの第１の側端縁とを接続させる第３のヒンジ を有し、前記カバーガ、その第１の側端縁に隣接して位置決めされた上端ラッチ 構成要素を有し、前記付加的なラッチ構成要素及び前記カバーラッチ構成要素が 係合して、前記カバーが前記底壁に略重なり合い得るようにしたことを特徴とす るダクト。
15. １５．請求の範囲第１２項に記載のダクトにして、前記側壁の第１の側端縁に隣 接する前記底ラッチ構成要素が、略垂直方向に伸長する拘束具を備え、前記一方 の側壁の前記側部ラッチ構成要素が、フック支持体によりその側壁に接続された フックを備えることを特徴とするダクト。
16. １６．請求の範囲第１５項に記載のダクトにして、前記拘束具が、前記ダクトが その使用位置にあるとき、前記フックにより係合される係合面を備え、更に、前 記第１のヒンジに対面する対向面を備えることを特徴とするダクト。
17. １７．請求の範囲第１６項に記載のダクトにして、前記一方の側壁の側部ラッチ 構成要素が、前記フック支持体と前記第１のヒンジとの間に位置決めされた突起 であって、前記ダクトがその使用位置にあるとき、前記拘束具の前記対向面に係 合する前記突起を更に備えることを特徴とするダクト。
18. １８．請求の範囲第１７項に記載のダクトにして、前記拘束具が、前記拘束具の 上端にて、前記係合面と前記対向面との間を伸長する偏向面であって、前記第１ のヒンジから上方に傾斜した前記偏向面を更に備えることを特徴とするダクト。
19. １９．請求の範囲第１８項に記載のダクトにして、前記ダクトの成形したままの 位置において、前記フック支持体が前記底壁方向に傾斜し、前記フックが前記係 合面に係合する下面を有し、前記ダクトがその使用位置方向に動くとき、前記偏 向面が前記フックを摺動させ前記底壁から離反させ、前記フックが前記偏向面を 越えて動き、前記フックが前記拘束具上にスナップ係合されるようにしたことを 特徴とするダクト。
20. ２０．容器を形成する細長い素材にして、単一品の弾性的な熱可塑性構造体であ り、その全長に沿って略均一な断面を有し、押出し法により形成され得る前記素 材において、 第１の側端縁を有し、拘束具が前記第１の側端縁に隣接して位置決めされた第１ の壁と、 基端方向側端縁を有し、前記拘束具にラッチ係合するフック手段が前記基端方向 側端縁に隣接して配置された第２の壁と、 前記第１の壁の第１の側端縁と前記第２の壁の基端方向側端縁とを接続させるヒ ンジであって、前記壁の肉厚より薄い肉厚を有する材料ウェブを備える前記ヒン ジとを備え、前記壁が、該壁が略同一平面状にありかつ前記拘束具及び前記フッ ク手段が離間される第１の位置から該壁が略直角でかつ前記フック手段が前記拘 束具にラッチ係合する第２の位置まで相対的に枢動可能であるようにしたことを 特徴とする細長い素材。
21. ２１．素材を使用して配線ダクトを形成する方法にして、前記素材が、単一品の 弾性的な熱可塑性構造体であり、押出し法により形成され、前記素材が、第１及 び第２の側端縁を有し、底ラッチ構成要素が前記端縁の各々に隣接して位置決め された底壁と、各々が基端方向側端縁及び先端方向側端縁を有し、側壁が底壁に 対して直角に伸長するとき、前記底壁のラッチ構成要素にロック可能に係合する 側部ラッチ構成要素が各基端方向側端縁に隣接して配置された一対の側壁と、底 壁の第１の側端縁と一方の側壁の基端方向側端縁とを接続させる第１のヒンジと 、底壁の第２の側端縁と他方の側壁の基端方向側端縁とを接続させる第２のヒン ジとを備え、ａ）前記３つの壁が同一平面状にて素材を製造現場から使用現場ま で輸送する段階と、 ｂ）側壁ラッチ構成要素がその対応する底壁ラッチ構成要素にロック可能に係合 するまで、前記側壁を前記底壁に対して枢動させることにより配線ダクトを使用 現場にて形成する段階とを備えることを特徴とする方法。