JP3012490U - キャリアテープ - Google Patents

キャリアテープ

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JP3012490U
JP3012490U JP1994013323U JP1332394U JP3012490U JP 3012490 U JP3012490 U JP 3012490U JP 1994013323 U JP1994013323 U JP 1994013323U JP 1332394 U JP1332394 U JP 1332394U JP 3012490 U JP3012490 U JP 3012490U
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JP
Japan
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side wall
carrier tape
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storage portion
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JP1994013323U
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勉 宮内
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 チップマウンター等による部品の出し入れが
円滑に行われ、しかも側壁に十分な強度をもたせてつぶ
れを生じないキャリアテープを提供する。 【構成】 部品を収納する収納部が連設されているキャ
リアテープにおいて、収納部3の側壁が開口に向かって
2段階に分けて拡開され、1段目の側壁6に補強リブ8
を設け、また補強リブ8は断面コの字型で外方に向かい
突出させた線状である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種機器に用いる電子部品、精密機器部品等の部品を多数収納して 搬送し、所定の位置に連続的に供給するのに有用なキャリアテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、上記用途に供する従来のキャリアテープ11では、部品1 2を、キャリアテープ11の流れ方向に一定ピッチで多数連設した各収納部13 に収納した後、可撓性のトップテープ14を貼付してシールし、リールにロール 状に巻き取って搬送、保管するが、この一連の作業は、シーリングマシン等の自 動機械によって行われる。このロール状に巻き取られたキャリアテープから部品 を取り出すには、チップマウンターによりトップテープを剥しながら高速で取り 出し基板に装着する。15はキャリアテープをシーリングマシンやチップマウン ターにより一定ピッチづつ送る際の誘導用送り孔である。
【0003】 収納部13をさらに詳しく説明すると、部品を収納する場合は、図4(a)に 示すような収納部13に部品12を収納し、リード端子を有する部品を収納する 場合は、図4(b)に示すように、リード端子16を変形させぬよう収納部13 の底面中央に台状部17を設け、この上に部品12を載置収納する。(a),( b)いずれの場合も、側壁18は部品12の出し入れを円滑にするため開口に向 かって拡開、すなわち側壁を底面に対して外開きに傾斜させる。拡開の程度を大 きくすると部品の収納は容易となるが、部品の上部と側壁との間隔が広くなり搬 送時に部品が傾き、また(a)場合、部品の底面の縁と側壁の間のクリアランス を大きくすると部品は納まり易いが部品の位置が確定せず、どちらにしてもチッ プマウンターを使用する際、部品の吸着ミスを生じ易くなる。
【0004】 そこでこの点を解決するため、図4(c)に示すように、側壁の内側途中に部 品12の大きさに対応する段部(いわゆる踊り場)19を設け、段部より下の側 壁の傾斜は部品が傾いて納まることのない程度に、段部より上の側壁の傾斜は出 し入れし易い程度とする提案がなされた(実開平6−12367参照)。この場 合部品12に大小の差があっても踊り場19の幅を調節して収納部13の幅を一 定とすれば、各種サイズの部品を収納したキャリアテープを共通の間隔のガイド レール20をもつ自動機械で取り扱うことができるとともに、ガイドレール20 間にキャリアテープが垂れ下がって変形するのを防止することができる。 しかしこのキャリアテープでも、部品の出し入れの容易さは十分ではなかった ので、図4(d)に示すように、側壁の拡開の程度を2段階とし、底面に近い1 段目の側壁21の拡開の程度は、収納した部品が傾いて納まることのない程度に 小さくし、2段目の側壁22の拡開の程度は部品12が出し入れし易いように大 きくした(実開昭62−58364参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしかかる側壁の構成をとることにより、1段目の側壁の肉厚の不均一がい ちじるしくなって強度が不足し、図3に示すようにキャリアテープを巻き取った 場合、収納部13がつぶれて部品の出し入れができなくなり流れ作業を阻害する だけでなく、部品そのものを破損するという不利を生じるようになった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は部品と側壁との間に適当なクリアランスを保ち、開口にむかって2段 階に分けて側壁を拡開させて、チップマウンター等による部品の出し入れが正し く行われるようにし、しかも側壁に十分な強度をもたせてつぶれを生じないキャ リアテープを提供することを目的とするもので、第1の考案は部品を収納する収 納部が連設されているキャリアテープにおいて、収納部の側壁が開口に向かって 2段階に分けて拡開され、1段目の側壁に補強リブを設けたことを特徴とするキ ャリアテープを、第2の考案は部品を収納する収納部が連設されているキャリア テープにおいて、収納部の側壁が開口に向かって2段階に分けて拡開され、1段 目の側壁に断面コの字型で外方に向かい突出させた線状の補強リブを設けたこと を特徴とするキャリアテープを要旨とする。
【0007】 以下図を用いて本考案のキャリアテープを詳細に説明する。 図1(a)は本考案の一実施態様の部分平面図を示し、図1(b)は図1(a )のX−X線に沿う断面図を示すものである。キャリアテープ1は部品2を収納 する長さ方向に一定ピッチで多数連設した収納部3を有し、テープの一方の縁に 送り孔5が形成されている。側壁は拡開の程度すなわち側壁の底面に対する傾斜 の少ない1段目の側壁6に続いて、傾斜の多い2段目の側壁7よりなる2段階構 成である。しかして4面よりなる各1段目の側壁6の中央には収納部から外方に 向かって断面コの字形で線状に突出させた補強リブ8が形成されている。 図1(c),(d),(e)は本考案の別の実施態様の部分平面図である。こ の突出させる形には種々あって、図1(c)に示すように断面三角形に、図1( d)に示すように断面半円形に、また図1(e)に示すように断面コの字形の補 強リブを各側壁に2本設ける等、断面の形状、数、位置は加工性、強度を考慮し て適宜選択する。 補強リブ8は、キャリアテープの強度の点から側壁の中央に設けるのが好まし いが、側壁の中央以外または2個以上設けてもよい。しかし補強リブは少なくと も側壁の相対する面に設けるのがよい。また補強リブは収納部の反対側である外 側に突出させて形成するのが部品の収納性の点でよいが、収納部のある内側に突 出させても、補強リブに収納する部品が衝突しないように考慮して成形すればよ い。
【0008】 収納部3の底面9におけるクリアランスiすなわち収納する部品2の底面の縁 と収納部の底面9と側壁の境である縁との間の距離を0.2〜0.4mmとする と、部品2を定位置に正立させ、部品を取り出すときチップマウンターによる部 品2の吸着ミスの発生を防止することができる。 1段目の側壁6の拡開の程度すなわち収納部3の底面9に対する傾斜角αは、 収納する部品の傾き防止の上から90°≧α≧85°が好ましく、αが85°未 満では収納した部品が傾き易い。また2段目の側壁7の傾斜角βは収納性の円滑 化のため85°>β≧60°が好ましく、βが85°以上では部品の収納が難し く、小さいと部品が倒れ易い。また1段目の側壁と2段目の側壁の高さの比は、 部品12を1段目の側壁内に安定に保持するために約1:1から4:1とするの が好ましい。
【0009】 キャリアテープの材料としては、従来この分野で使用されている熱可塑性プラ スチックシートであればいかなるものでも用いることができる。例えばポリ塩化 ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ ブチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の各シート(それぞれ導電フィラー 練り込み品または導電コーティング品を含む)が挙げられる。 しかして本考案のキャリアテープは、従来公知のプレス成形、真空成形、圧空 成形、真空・圧空成形、圧出成形で成形できる。
【0010】
【作用】
本考案のキャリアテープでは、収納部の1段目の側壁の傾斜および部品と底面 のそれぞれの縁との間のクリアランスを最適状態に選ぶことにより収納する部品 が定位置に正立し、2段目の側壁の傾斜を最適に選ぶことにより部品が円滑に収 納され、チップマウンター等による取り出しが確実に行われる。また1段目の側 壁の補強リブにより、キャリアテープを巻き取った際収納部がつぶれるのを防ぐ ことができる。
【0011】
【実施例】
厚さが0.4mm、幅24mmのポリスチレンシートを用いて、図2に示す寸 法、傾斜角の収納部3をもつキャリアテープ1を製作した。さらに比較のため図 5(a),(b)に示すような寸法、傾斜角の従来の収納部13をもつキャリア テープ11を製作した。これらの性能を検査した結果を下記に示す。 収納性 図2、図5(a)の場合は部品を少し斜めにして収納しても定位置に正立し たが、図5(b)の場合は部品がひっかかり跳び出してしまった。 強度 圧力を加えて収納部のつぶれる際の強度を調べたところ、 図2の場合 :470〜530g 図5(a)の場合:330〜380g 図5(b)の場合:350〜400g となり、図2における本考案のキャリアテープは十分な強度を示した。
【0012】
【考案の効果】
収納部の2段目の側壁により常に部品を円滑に収納でき、1段目の側壁により 部品を所定の位置に正しく直立させ、キャリアテープを巻き取っても補強リブに よりつぶれるようなことはなく、高速自動処理上きわめて有用なキャリアテープ を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキャリアテープの一実施態様の、
(a)は部分平面図、(b)は(a)のX−X線に沿う
縦断面図、(c),(d),(e)は他の実施態様の部
分平面図である。
【図2】本考案によるキャリアテープの実施例における
寸法、傾斜角を示す縦断面図である。
【図3】従来のキャリアテープの巻き取り状態を示す斜
視図である。
【図4】(a),(b),(c),(d)はそれぞれ従
来のキャリアテープの縦断面図である。
【図5】(a),(b)は従来のキャリアテープにおけ
る寸法、傾斜角を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,11…キャリアテープ、 2,12…部品、 3,13…収納部、 5,15…送り孔、 6,21…1段目の側壁、 7,22…2段目の側壁、 8…補強リブ、 9…底面、 14…トップテープ、 16…リード端子、 17…台状部、 18…側壁、 19…踊り場 20…ガイドレール。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を収納する収納部が連設されている
    キャリアテープにおいて、収納部の側壁が開口に向かっ
    て2段階に分けて拡開され、1段目の側壁に補強リブを
    設けたことを特徴とするキャリアテープ。
  2. 【請求項2】 部品を収納する収納部が連設されている
    キャリアテープにおいて、収納部の側壁が開口に向かっ
    て2段階に分けて拡開され、1段目の側壁に断面コの字
    型で外方に向かい突出させた線状の補強リブを設けたこ
    とを特徴とするキャリアテープ。
JP1994013323U 1994-10-27 1994-10-27 キャリアテープ Expired - Lifetime JP3012490U (ja)

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