JP2581686Y2 - キャリアテープ - Google Patents

キャリアテープ

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JP2581686Y2
JP2581686Y2 JP4208493U JP4208493U JP2581686Y2 JP 2581686 Y2 JP2581686 Y2 JP 2581686Y2 JP 4208493 U JP4208493 U JP 4208493U JP 4208493 U JP4208493 U JP 4208493U JP 2581686 Y2 JP2581686 Y2 JP 2581686Y2
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carrier tape
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concave
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勉 宮内
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種電子部品、精密機器
部品などの表面実装部品を多数収納して連続的に所定の
場所に供給するのに有用なキャリアテープに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のキャリアテープaは、図5に示さ
れるように、一枚の平坦な熱可塑性樹脂シートからプレ
ス成形、真空成形などにより、部品bを個別に収納する
ための凹状容器cがフランジ部dを介して流れ方向に多
数連設した形状に成形されたものが用いられていた。こ
の使用に当たっては、各凹状容器cに部品bを収納した
後、接着剤層を有する可撓性のトップテープeでもっ
て、各凹状容器cの開口部を覆うと共にフランジ部dの
表面でシールしながらリールfにロール状に巻き取り、
輸送・保管に供していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、これらの部品
bを個別に収納するための凹状容器cは、図6(a)に
示されるように、部品bを定位置に固定する構造になっ
ていないため、部品の大きさと凹状容器の大きさとの差
によって部品の収納位置が定まらず、輸送・保管のため
の巻き取りの際に、凹状容器cの側面にリードフレーム
gの端が接触して変形することがあった。このため、図
6(b)に示されるような凹状容器hの底面に上部が
皿状をした台状部iを備えたキャリアテープが提案さ
れたが、特開昭63−251197号公報による真空にして凹状
容器と段部とを同時に成形する方法および特開平3-144
27号公報によるプレス成形で凹状容器と段部とを同時に
成形する方法のいずれにおいても、台状部iの側壁jの
内側に空隙を持つため、側壁jの幅Wが 0.5mm位の厚さ
となって、この側壁jによってリードフレームgを変形
させたり、電子部品bが凹状容器h内に収納できないな
どの問題を生じた。
【0004】そこで、本出願人らは先に図6(c)に示
されるような、凹状容器kの底面mにプレス成形または
真空成形により伏せ皿状をした台状部nを形成し、その
傾斜面に外側に開いたコの字形のスリットpを入れると
共に、その遊離片を下側から上方へ押し曲げて形成し
た、上記側壁jよりも幅の狭い複数の突縁qを備えたキ
ャリアテープを提案した。しかし、このキャリアテープ
は電子部品の置かれる台状部nに部分的な力を加えるこ
とになるため、台状部nの平面均一性が悪くなり、収納
部品の安定性が阻害されるほか、リードフレームgが運
搬中に破損する恐れがあった。また、スリットの形成を
傾斜面で行っているため、遊離片の押し曲げの際に周辺
部の押え込みが不足し、押し上げられた突縁qの垂直性
が十分でなく、押し上げ後、15%程度の成形戻りが発生
するため、設計通りの寸法再現性が得られず、そのため
に電子部品bを収納する際に挿入不良を起こすことがあ
った。したがって、本考案の目的は凹状容器内への微細
部品の収納を円滑かつ確実に行うことができ、しかも凹
状容器内に収納した部品が、キャリアテープの巻き取り
や輸送中の振動に伴う移動によって、凹状容器の側壁や
底板と接触して損傷を受けるおそれのない、キャリアテ
ープを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるキャリアテ
ープは、微細部品を個別に収納するための凹状容器が流
れ方向に多数連設されているキャリアテープにおいて、
前記凹状容器の底部に台状部を設け、その周囲の溝また
台状部上の周縁に、上方への突縁を外接する開口部を
複数個設けたことを特徴とするものである。
【0006】以下、本考案のキャリアテープにおける凹
状容器を示した図面に基づいて説明する。図1(a)は
その第1の実施態様に係るもので、この凹状容器1では
底部2の中央部に台状部3があり、その周囲の溝4内
に、上方への突縁5が外側に接して備えられている開口
部6が複数個設けられている。図1(b)はその第2の
実施態様に係るもので、この凹状容器11において底部12
台状部13があり、その周囲に溝14が設けられているこ
とまでは上記実施態様と同様であるが、この実施態様で
台状部13上の周りに上方への突縁15が外側に接して備
えられている開口部16が複数個設けられている。この凹
状容器1、11内に微細部品、例えば電子部品を収納する
ときは、電子部品の本体を台状部3、13上に載置し、本
体とリードフレームとの間に突縁5、15を挿入し、本体
の上面を凹状容器1、11の上面を被覆するトップテープ
の下面に接触させることで電子部品の固定を行う。した
がって、凹状容器1、11内に収納する微細部品の形状に
応じて、凹状容器1、11の大きさ、深さおよび全体形
状;台状部3、13の大きさ、高さ、凹状容器1、11内に
おける位置または形状;突縁5、15を外接する開口部
6、16の形状、台状部13上または溝4内における配置お
よび数、並びに凹状容器1、11の側壁7、17または台状
部3、13の端からの距離などを任意に変えて、微細部品
の固定の程度を増進することができる。
【0007】図2(a)〜(f)は、これらの異なる具
体的態様を例示するもので、図中の鎖線は開口部6、16
を形成するためのスリット位置を、また点線はスリット
後の遊離片を上方へ押し曲げて形成する、開口部6、16
に外接する突縁5、15の位置を示している(すなわち、
鎖線と点線で囲まれた領域が開口部となる)。図2
(a)〜(d)はそれぞれ凹状容器の溝内に長方形、台
形、直角台形および半円形の開口部6a〜6dと、これ
に外接する、この開口部6a〜6dと等しい外形の突縁
5a〜5dを備えているものを、また図2(e)は凹状
容器の台状部13aを一周り大きなものとし、そこにそれ
ぞれ各1対の正方形と長方形の開口部16a、16bと、こ
れに外接する同様の突縁15a、15bを備えているもの
を、さらに図2(f)は凹状容器の溝内にそれぞれ各1
対の長方形と三角形の開口部6e、6fと、これに外接
する同様の突縁5e、5fを有すると共に、台状部にも
1対の長方形の開口部16fと、これに外接する同様の突
縁15fを有するものを示している。なお、いずれの実施
態様においても、凹状容器の上面を被覆するトップテー
プと収納する微細部品の上面とのクリアランスが大き過
ぎると、微細部品がキャリアテープの巻き取りや輸送中
に突縁から外れて移動しリードフレームに損傷を与える
場合があるので、本考案の効果を最大限に上げるために
は前記クリアランスを0またはトップテープの弾力性で
微細部品を直接抑えるような設計にするのが好ましい。
【0008】つぎに、上記凹状容器1、11を備えたキャ
リアテープの製造方法の詳細を、凹状容器1の製法を例
として図3および図4に基づいて説明する。まず第1工
程として、図3(a)に示すプレス金型の雄型21と雌型
22との間に熱可塑性樹脂シート23を導入する。雄型21が
矢印にしたがって雌型22に向かって下降すると、この間
に挟まれたシート23はプレス金型の型通りに底部24に
部25を備えた形状の凹状容器26に成形される[図3
(b)参照]。この雌型22のA部分は上下動できるよう
になっているので、これを上下動することで、成形され
た凹状容器26はダイス27より離型される[図3(c)参
照]。
【0009】離型された凹状容器26は次の第2工程に送
られ、図4(a)に示すように、その溝31の一部を打ち
抜いて、そこにスリット32を入れる作業を行う。このス
リット32は、図4(b)に鎖線で示すように、スリット
後に外側で固定された舌状の遊離片33を形成するよう
に、求める開口部の外郭形状から外側の一辺を除いた形
状をしていて、スリット32と同一の断面形状をした上ス
リット刃34を、雌型35に付けられた同形の溝36に入れる
ことによって行われる。スリットを入れ終った凹状容器
37はさらに次の第3工程に送られ、図4(c)に示すよ
うに、そこで上記遊離片33を下方から押し上げて外側へ
曲げ、開口部38に外接する突縁39を形成する作業を行
う。凹状容器37はダイス40に導入され、上から抑え雄型
41が凹状容器37の底部42と台状部43とを抑えながら、雌
型44の押し上げピン45にて遊離片33を上方へ押し曲げ
る。このとき抑え雄型41のと押し上げピン45との間隔
Sが狭ければ狭いほど、遊離片33を垂直に押し上げるこ
とができる。この押し上げにより遊離片33の平面形状に
対応する形状の開口部38と、開口部38に外接する同様の
形状の突縁39が形成される。その後、前例と同様にダイ
ス40より凹状容器37を離型すると、図1(a)に示した
底部2に台状部3があり、その周囲の溝4の適所に上方
への突縁5を外接する開口部6が設けられている構造の
凹状容器1と同様のものが得られる。以上の一連の動作
を順送りに反復することで、上記凹状容器1が流れ方向
に多数連設されている本考案によるキャリアテープとな
る。
【0010】本考案のキャリアテープの製造に用いられ
る合成樹脂材料としては、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、アモルファスポリエチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂などのほか、これらの樹脂に
カーボンを練り込んだり、樹脂シートの表面に導電コー
ティングを施したりしたものなどが挙げられる。
【0011】
【作用】本考案のキャリアテープによれば、凹状容器内
への微細部品の収納を円滑かつ確実に行うことができ、
しかも凹状容器内に収納した部品が、キャリアテープの
巻き取りや輸送中の振動に伴う移動によって、凹状容器
の側壁や底板と接触して損傷を受けるおそれがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の具体的態様を実施例により説
明する。ポリ塩化ビニル製シート:1378BHR (信越ポリ
マー社製、商品名)の厚み 0.3mmのものの表面温度を柔
軟温度以上に加熱し、これを図3〜図4に示すキャリア
テープ用成形機に装入し、順送りで連続プレス成形し
た。得られたキャリアテープは凹状容器内の突縁の幅が
0.25〜 0.3mmに形成されていたため、これが電子部品の
本体とリードフレームとの間に入って本体を抑えること
ができるので、リードフレームの変形が防止できた。ま
た、このキャリアテープにトップテープを電子部品とク
リアランスなく接着したため、リールに巻いて運搬して
もリードフレームが変形することがなかった。
【0013】
【考案の効果】本考案のキャリアテープでは、凹状容器
内の台状の周囲のまたは台状部上の周縁に、開口部
に外接する突縁を設けたことで、スリット後の遊離片の
押し上げに際し、スリットを入れた場所のごく近くを抑
えることができるようになり、その結果、得られる突縁
の垂直性が、従来は台状部を0°とした場合、およそ50
〜70°であったものが、本考案では70〜85°となり、製
品としての信頼性が向上した。また、本考案のものは突
縁のシート厚みに対する押し上げ高さを大きく取れるの
で、押し上げられた突縁の戻ろうとする反発力が弱ま
り、成形後、微細部品を凹状容器内に収納するまでの垂
直性の維持が、台状部の傾斜面に突縁を設けた場合に
は、50℃で48時間放置の環境試験後では角度が15%戻っ
ていたのが、本考案のものでは5%の戻りに過ぎなかっ
た。さらに、本考案品は凹状容器内への部品の収納を円
滑かつ確実に行うことができ、しかも凹状容器内に収納
した部品が、キャリアテープの巻き取りや輸送中の振動
に伴う移動によって、凹状容器の側壁や底板と接触して
損傷を受けるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャリアテープの要部を示す拡大
縦断面図で、図(a)および図(b)はそれぞれその異
なる態様である。
【図2】本考案に係るキャリアテープの要部を示す平面
図で、図(a)〜図(f)はそれぞれそのさらに異なる
態様ある。
【図3】本考案に係るキャリアテープの一実施態様につ
いて、図(a)〜図(c)はその製造の第1工程を工程
順に示す縦断面図である。
【図4】本考案に係るキャリアテープの一実施態様につ
いて、その製造の第2、第3工程を示すもので、図
(a)は第2工程の縦断面図、図(b)は図(a)の平
面図、図(c)は第3工程の縦断面図である。
【図5】従来のキャリアテープの巻き取り状態を示す斜
視図である。
【図6】従来のキャリアテープの要部を示す拡大縦断面
図で、図(a)〜図(c)はそれぞれその異なる態様で
ある。
【符号の説明】
1、11…凹状容器、 2、12…底部、 3、13…台状
部、 4、14…溝、 5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、15、15a、
15b、15f…突縁、 6、6a、6b、6c、6d、6e、6f、16、16a、
16b、16f…開口部、 7、17…側壁。(以上、本考案品) 21…雄型、 22…雌型、 23…熱可塑性樹脂シ
ート、 24…底部、 25…台状部、 26…凹状容器、 27…ダイス、
31…溝、 32…スリット、 33…遊離片、 34…上スリット刃、
35…雌型、 36…溝、 37…凹状容器、 38…開口部、
39…突縁、 40…ダイス、 41…抑え雄型、 42…底部、
43…台状部、 44…雌型、 45…押し上げピン。(以上、本考案品
の製造) a…キャリアテープ、 b…部品、 c…凹状容器、
d…フランジ部、 e…トップテープ、 f…リール、 g…リードフレ
ーム、 h…凹状容器、 i…台状部、 j…側壁、
k…凹状容器、 m…底面、 n…台状部、 p…スリット、
q…突縁、 W…側壁jの幅。(以上、従来品)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細部品を個別に収納するための凹状容器
    が流れ方向に多数連設されているキャリアテープにおい
    て、前記凹状容器の底部に台状部を設け、その周囲の溝
    または台状部上の周縁に、上方への突縁を外接する開口
    部を複数個設けたことを特徴とするキャリアテープ。
JP4208493U 1993-07-30 1993-07-30 キャリアテープ Expired - Lifetime JP2581686Y2 (ja)

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JP4208493U JP2581686Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 キャリアテープ

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JPH0711567U JPH0711567U (ja) 1995-02-21
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