JP4567744B2 - 自動車の子供用保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前段部分(プレアンブル)に記載された特徴を有する自動車の子供用保護装置に関する。
この種の子供用保護装置は、自動車シートに設置するためのものであって、所定の長手方向(上下方向)に延在する背もたれ部を備えている。背もたれ部は、シートシェルに取り付けられて子供の胴体部の後部を支持する背部サポートと、背もたれ部長手方向に移動可能に背部サポートに取り付けられて子供の頭部の後部および/または側部を支持する頭部拘束サブアセンブリとを有する。頭部拘束サブアセンブリは、更に、背もたれ部長手方向に対して交差する方向(横方向)に互いに離間して、それぞれ頭部拘束サブアセンブリの側方支持部から突出して形成されている2つの側方肩部保護チーク部(側方肩部保護のための側面部、サイドチークとも称呼)を有する。第一に、背部サポートに対する頭部拘束サブアセンブリの背もたれ部長手方向の位置を、第二に、背もたれ部長手方向に対して交差する方向における2つの側方肩部保護チーク部間の間隔を設定するために、この子供用保護装置には第1および第2設定機構が設けられている。
この種の子供用保護装置は、自動車で移動する子供を保持するためのものであり、そのために、適切に自動車に固定される。子供用保護装置の背部サポートは、子供の背部を安定させるためのものであり、そのために、子供用保護装置の正常位置に着座した子供の背柱に沿って背もたれ部長手方向に延在する。この場合、背もたれ部長手方向に変位可能に背部サポートに取り付けられている頭部拘束サブアセンブリは、子供の頭部を支持するばかりでなく、更に肩部保護チーク部を有し、特に側面衝突事故の際に、子供の上体、すなわち肩部、さらには上腕部が確実に側方方向に支持されるように構成されている。
この種の子供用保護装置は、これを使用する子供に上質の乗り心地と、特に衝突事故の際には最大限の安全性を提供するために、頭部拘束装置の高さ、すなわち、背部サポートに対する頭部拘束アセンブリの背もたれ部長手方向の位置、および、頭部拘束装置の幅、すなわち、背もたれ部長手方向に対して交差する方向における2つの側方肩部保護チーク部(サイドチーク)間の間隔が、その子供の体格、一般に、身体測定値と一致していなければならない。このために、頭部拘束アセンブリの背もたれ部長手方向の位置を設定する機構と、2つの側方肩部保護チーク部間の間隔を設定する機構が用いられる。
しかし、この種の公知の子供用保護装置の場合、頭部拘束装置の高さ(背もたれ部の長さ)とサイドチーク間の間隔(背もたれ部の幅)を設定するために2つの異なる設定機構を別々に作動させる必要があり、複雑さが伴うという問題がある。そのため、誤操作の危険性が増大し、この設定を子供の年齢とともに変化する身体測定値に定期的に合わせることができなくなる問題もある。
本発明は、扱い易く信頼性が高いという特徴をする、冒頭に記載のタイプの子供用保護装置を提供することを課題としている。
上記課題は、本発明に係る請求項1に記載の特徴を有する子供用保護装置によって解決される。
本発明による子供用保護装置は、対応する作動変数、すなわち頭部拘束装置(ヘッドレスト装置とも称呼)の高さ、ないし側方肩部保護サイドチーク(側方肩部保護のための側面部とも称呼)間の間隔を設定するための一方の設定機構が作動すると他方の設定機構も起動するように子供用保護装置の2つの設定機構を互いに連結する連結機構を有する。
これによって、2つの設定機構を、一回の動作で、例えば、対応する作動ハンドルを片手で操作することによって操作できるため、操作の利便性の向上につながる。また、同時に、全ての設定操作を同一の作動部材で行うことができるため、誤操作の危険性が低減される。
本発明によって設けられた連結機構は、特に(頭部拘束装置の高さを設定する)第1設定機構が作動すると(サイドチーク間の間隔を設定する)第2設定機構が起動するように構成されている。
そのために、連結機構は、第1の方向への運動を当該第1の方向に対して垂直な方向の成分を有する運動に変換するためのギヤ、例えば、(頭部拘束装置の高さを設定する際の)背もたれ部長手方向への運動を(2つの肩部保護チーク部間の間隔を設定するべく)背もたれ部長手方向に対して垂直な方向の成分を有する運動に、またはその逆に、変換するためのギヤを有する。これには、例えば、歯車、スピンドルギヤ、レバーギヤ、牽引ギヤ、互いに相互作用する長穴ガイドまたは摺動ガイドまたは摺動楔状部材が好適である。
本発明の一実施形態によると、ギヤは、例えば、ラックとラックに噛合するピニオンによって、ネジ(スピンドル)とネジに取り付けられたナット(スピンドルナット)によって、可撓性牽引機構(ケーブル)と牽引機構によって回転可能となるプーリによって、または、クランクギヤによって、長手方向の運動を回転運動に、またはその逆に、変換するために用いられる。
本発明の他の実施形態によると、ギヤは、例えば、レバーギヤによって、対応するガイドトラック(例えば、ガイド長穴)内を案内されるガイド部材(例えば、ガイドピン)によって、または、相互作用する摺動楔状部材によって、第1の方向への長手方向の運動を第2の方向への長手方向の運動に変換するために用いられる。
背もたれ部長手方向に対して交差する方向に互いに離間する子供用保護装置の2つの側方肩部保護チーク部間の間隔、すなわち、背もたれ部の幅は、サポートを(所定の回動軸回りに)回動させることによって設定可能であることが好ましい。
連結機構を介して互いに連結される2つの設定機構を作動させるには、好ましくは、対応する凹状把持部に配設された作動部材(作動ハンドル)である作動レバーが用いられる。
さらに、本発明の好ましい発展例では、頭部拘束装置の現時点の設定高さとサイドチーク間の現時点の設定間隔とをロックするためにロック機構が設けられている。これには、例えば、ロックされる方向に(スプリング機構によって)弾性的に付勢力が与えられ、対応する操作部材によって解除することが可能な係止部(掛止部)が好適である。この操作部材は、頭部拘束装置の高さとサイドチーク間の間隔をリセットするための作動部材によって構成されていることが好ましい。このために、作動部材は移動可能に取り付けられ、例えば、回動可能に取り付けられた作動レバーとして構成され、作動部材に対する作用によって(例えば、作動レバーを回動させることによって)、まず、ロック機構が解除され、その後、作動部材に対するさらなる作用によって(例えば、背もたれ部長手方向に力を加えて引張ることによって)、一方の設定機構、すなわち、この場合は、背もたれ部の長さを設定するための設定機構が作動するように構成されている。本発明によると、これによって、他方の設定機構も同時に起動される、すなわち、この場合は、背もたれ部の2つの背部サポート間の間隔が調節される。
さらに、設定機構の少なくとも一方の設定を表示するための表示装置が設けられていると有利である。この表示装置は、相対的に調節可能な子供用保護装置の2つの部分の一方、例えば、相互に入れ子状に嵌め込み可能な2つの背もたれ部分(背部サポートと頭部拘束サブアセンブリ)の一方にそれぞれ設けられている目盛りと指針によって構成することが可能である。この場合、指針は、目盛りの一部が見える覗き窓である表示窓として構成してもよい。
シートベルトをガイドするための少なくとも1つのベルトガイドが、頭部拘束装置の高さやサイドチーク間の間隔がリセットされるのと同時に、ベルトガイドの位置も同様にして調節されるように、子供用保護装置の頭部拘束サブアセンブリに設けられていると有利である。これによって、子供用保護装置のベルトガイドの位置は、頭部拘束装置の高さやサイドチーク間の間隔の現時点の設定値に自動的に合わせられる。ベルトガイドを背もたれ部の2つの側方部分にそれぞれ配置することがここでは特に好ましい。
図1は、凹部10を有するシートシェル1とシートシェル1から上方に突出した背もたれ部2とを有する子供用保護装置であるチャイルドシートを示している。
凹部10を有するシートシェル1は、子供の上腿部、尻部および骨盤部を受ける部分であり、背もたれ部(バックレスト部とも称呼)2は、背部サポート(バックサポート部とも称呼)21によって子供の背部を支持するとともに、頭部拘束サブアセンブリ(ヘッドレスト・サブアセンブリないしヘッドレスト組込体とも称呼)22によって子供の頭部を支持するためのものである。また、側方肩部保護チーク部26,27(側方肩部保護のための側面部、ないしサイドチークとも称呼)が、頭部拘束サブアセンブリ22から突出形成され、特に側面衝突事故の際に上腕部および肩部の領域で子供を側方支持する。そのために、側方肩部保護チーク部26,27は、背もたれ部の長手方向Lに対して交差する方向に互いに離間して、頭部拘束サブアセンブリ22に回動可能に設けられたそれぞれの側方支持部7a,7bから突出して形成されている。背もたれ部長手方向Lは、ここではシートシェル1の正常位置に着座した子供の背柱の延伸方向を意味している。また、頭部拘束サブアセンブリ22は、従来の頭部拘束装置に比して更なるサブアセンブリ26,27,28,29を有するが、以下では、単に頭部拘束装置とも称される。
図1に示される子供用保護装置であるチャイルドシートは、これを使用する子供の最高限の乗り心地と最大限の安全性を保証するために、その形状寸法を子供の体格の測定値と一致させることが可能である。このために、頭部拘束装置の高さ、すなわち、背部サポート21に対する頭部拘束装置22の背もたれ部長手方向Lの位置と、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qにおける側方肩部保護チーク部26,27(サイドチーク)間の間隔を設定することが可能である。
頭部拘束装置の高さを設定するために、背もたれ部2は、全体として入れ子状(嵌合状)に伸縮式に形成され、2つの背もたれ部分21,22から構成されている。背もたれ部分21,22は、背もたれ部長手方向Lにおいて相対的に調節可能とされ、そのうち一方の背もたれ部下部21が背部サポートを構成し、背もたれ部長手方向Lに変位可能である他方の背もたれ部上部22が頭部拘束装置を構成する。背もたれ部の長さを設定するためには、凹状把持部30に配置された作動ハンドル3である作動レバーが用いられる。作動レバー3は、頭部拘束装置22に設けられた(子供の頭部を受ける)頭部受け部23に配置され、以下の2つの機能を有する。
第一に、作動レバー3を回動することによって、ロック機構を解除することが可能である。ロック機構は、弾性的にプレストレスを与えられてロック状態にされる掛止部材によって形成され、背もたれ部の長さの現時点の設定をロックする。ロック機構が解除されて、初めて、頭部拘束装置22を背もたれ部長手方向Lに背部サポート21に対して動かすことによって頭部拘束装置の高さをリセットすることが可能となる。
第二に、背もたれ部長手方向Lに作用する張力を作動ハンドル3に加えることによってロック機構を解除した後、対応する設定機構を形成する2つの背もたれ部21,22、すなわち、背部サポート21と、背部サポート21に移動可能に取り付けられた頭部拘束装置22を背もたれ部長手方向Lに相対的に移動させて(図2参照)、頭部拘束装置を所望の高さにリセットすることが可能である。
背もたれ部の長さを設定するための設定機構20は、2つの背もたれ部21,22が入れ子状に嵌め込み可能であることによって実現され、表示装置4が対応して設けられている。表示装置4は、一方の背もたれ部下部、すなわち背部サポート21に設けられた表示窓または覗き窓41と、他方の背もたれ部上部、すなわち頭部拘束装置22に設けられた目盛42とから構成される。2つの背もたれ部分21,22の背もたれ部長手方向Lにおける相対的な位置に応じた目盛42の一部が覗き窓41から目視可能であり、その部分から頭部拘束装置の高さの現時点の設定値を読み取ることが可能である。目盛は、背部サポート21と頭部拘束装置22から成る背もたれ部2の現時点の全長を示す必要は全くなく、操作がしやすいように、その背もたれ部の設定長が適している子供の身長(cm)を示してもよい。この表示装置4によって、操作者に選択されている設定値がすぐに知らされるので、誤操作の危険性が更に低減されることになる。
更に、図1に示された子供用保護装置は、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向における2つの側方肩部保護チーク部26,27(サイドチーク)間の間隔を設定するための設定機構25を有する。このために、背もたれ部2の2つの側方支持部7a,7bが軸24回りに回動可能に取り付けられ、2つの側方支持部7a,7bを共有のベアリング軸24回りに互いに回動させることによって、側方支持部7a,7bに設けられた側方肩部保護チーク部26,27間の間隔が、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qに増減するようになされている(図2参照)。
大きな子供ほど一般的に背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向に大きなスペースを必要とするので、2つの設定機構20,25は、頭部拘束装置の高さが(背もたれ部長手方向Lに)高くなると、側方肩部保護チーク部26,27間の間隔も(背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qに)広がるように(図2参照)連結機構を介して連結されている。
背もたれ部長手方向Lの頭部拘束装置の高さの設定時における2つの背もたれ部21,22の長手方向への相対的な移動を頭部拘束装置22の2つの側方支持部7a,7bの共有のベアリング軸24回りの回転運動に変換するために、例えば、ラックとラックに係合するピニオンを有するピニオンギヤ、ネジまたはスピンドルギヤ、牽引機構と牽引機構によって駆動されるケーブルプーリを有する牽引ギヤ、または、レバーギヤ等の公知のギヤ機構を用いることが可能である。
本実施形態では、2つの長穴ガイド51,53および52,54を有する連結ギヤ50が、2つの背もたれ部21,22の長手方向への相対的移動を背もたれ部2の2つの側方支持部7a,7bの互いに反対方向への回転運動に変換するための連結機構5として用いられている。当該長穴ガイドは、それぞれ、背もたれ部長手方向Lに対して斜めに延在する(背もたれ部長手方向Lに対して傾斜した)ガイド長穴(ガイドスロット)51,52である長穴と、ガイド長穴51,52内を案内されるガイドピン53,54であるピンまたはボルトから構成されている。2つのガイド長穴51,52は、背もたれ部長手方向Lに対して相互に反対方向に傾斜し、ガイドピン53,54は、それぞれのガイド長穴51,52に密接状に係合している。
傾斜状に延在する2つのガイド長穴51,52は、下部の非変位性の背部サポート21の上方支持部(延長部)210に形成され、対応するガイドピン53,54は、背もたれ部2の2つの回動可能に取り付けられた側方支持部7a,7bの一方に設けられている。従って、ガイド長穴51,52は、背もたれ部長手方向Lの背もたれ部の長さの設定時に所定の位置に固定されたままになるサブアセンブリ(背部サポート21)に形成され、対応するガイドピン53,54は、背もたれ部長手方向Lの背もたれ部の長さの設定時に移動されるサブアセンブリ(側方肩部保護チーク部26,27が延出形成されている側方支持部7a,7bを有する頭部拘束装置22)に設けられている。
ガイド長穴51,52が背もたれ部長手方向Lに対して傾斜した形状であるため、背もたれ部長手方向Lへの頭部拘束装置22の移動が、ここでは背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向の成分Qを有する頭部拘束装置22の2つの側方支持部7a,7bの移動に変換される。この2つの側方支持部7a,7bの移動は、側方支持部7a,7bがベアリング軸24に対して回転可能に取り付けられているため、それぞれ回動運動となる。
背もたれ部2の2つの側方支持部7a,7bの回動運動は、2つのガイド長穴51,52の互いに反対方向への傾斜に対応して互いに反対方向となる。2つのガイド長穴51,52は、側方支持部7a,7bにそれぞれ設けられた2つのガイドピン53,54が2つのガイド長穴51,52の一方にそれぞれ係合することによって、2つの側方支持部7a,7bの一方にそれぞれ対応するように設けられている。
本実施形態において具体的に記載された連結機構の代わりに、さらに上記されている他の連結機構のうちの1つを用いてもよい。(背もたれ部長手方向Lの)頭部拘束装置の高さ、すなわち、背もたれ部の長さの設定値が背もたれ部の幅(側方肩部保護チーク部26,27の横方向Qの間隔)の設定値に対応するように(この設定は、子供の一般的な肩の高さと幅の比率に対応する)、このために設けられた連結機構を介して、2つの設定機構20,25が互いに連結されていれば足りる。
さらに図1および図2から分かるように、シートベルト用のベルトガイド28,29が、背もたれ部2の2つの側方支持部7a,7bに設けられている。側方支持部7a,7bは、頭部拘束装置22とともに背もたれ部長手方向Lに移動可能であるとともに、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qの間隔を設定することが可能である。これによって、シートベルトは、子供用保護装置に着座した子供を最適に保護するように、(子供用保護装置の取付位置が、例えば、運転席の後ろか助手席の後ろかによって)ベルトガイド28,29のどちらか一方を介して案内される。
ベルトガイド28,29が背もたれ部2の側方支持部7a,7b(頭部拘装置22に連結されて互いに回動可能である)に設けられていることによって、背もたれ部の長さおよび幅のリセット時に、ベルトガイド28,29の位置もこれに対応して同時に調節される。これにより、ベルトガイド28,29の位置を、常時、背もたれ部の長さおよび幅のそれぞれ選択された設定値(この設定値は、着座する子供の体格によって決まる)に最適に合わせることが可能となる。
図3および4は、図1および2に概略的にのみ示されている子供用保護装置としてのチャイルドシートの特定の改良点および一部変更点を一例として示している。
図3の組付図および図4の補足的な分解図によると、子供用保護装置のシートシェル1は、子供の尻部および上腿部を受けるシート凹部10を形成し、シート凹部10に着座した子供の骨盤を支持するための骨盤サポート16,17によって側方が挟まれている。
背部サポート21は、背もたれ部長手方向Lに変位不能に、かつ、回動軸S回りに折畳み可能にシートシェル1に取り付けられ、シートシェル1のシート凹部10に着座した子供の胴体、特に、脊柱の後部を支持するように構成配設されている。
頭部拘束装置22は、背もたれ部長手方向Lに変位可能、すなわち、高さ調節可能に背もたれ部2の背部サポート21に取り付けられている。本実施形態では、頭部拘束装置22は、複数の部品6,7a,7b,8から組立てられた頭部拘束サブアセンブリを意味する。
頭部拘束サブアセンブリ22の第1構造体6は、子供の頭部を支持するための後部サポート60と2つの側部サポート66,67とを有する頭部受け部として実際の頭部拘束部材を形成する。
頭部拘束サブアセンブリ22は、更なる構造体として、2つの側方支持部7a,7bを有する。頭部拘束部材6の側部サポート66,67をそれぞれ外側から支持するための側部支持チーク部76,77が、側方支持部7a,7bのベース70の上端部領域からそれぞれ突出形成されている。側方支持部7a,7bの背もたれ部長手方向Lの下端部からは、側方肩部保護チーク部26,27がそれぞれ突出形成されている。側方肩部保護チーク部26,27は、図1および2を参照して上記したように、2つの側方支持部7a,7bをベアリング軸24回りに互いに相対的に回動させることによって、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qの間隔を設定することが可能である。更に、ベルトガイド28,29が、2つの側方支持部7a,7bにそれぞれ設けられている。
側方支持部7a,7bのベアリング軸24(ひいては、側方支持部7a,7bから突出する側方肩部保護チーク部26,27のベアリング軸24でもある)は、頭部拘束サブアセンブリ22の更なる構造体8(後部カバー)に形成されている。構造体8のベース80は、ほぼ背もたれ部2の背部サポート21に沿って延在している。後部カバー8のベアリング軸24に回動可能に取り付けるために、2つの側方支持部7a,7bは、ベアリング軸24への取付けのためのベアリング孔74a,74bが設けられた内向きのタブ74をそれぞれ有する。従って、ベアリング軸24と2つのベアリング孔74a,74bは、頭部拘束サブアセンブリ22の上端部領域に(そのために設けられた)ベアリング軸24回りに側方支持部7a,7bを回動させることによって2つの側方肩部保護チーク部26,27間の背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向Qの間隔を設定する設定装置25を構成する。更に、頭部拘束サブアセンブリ22の頭部拘束部材6は、保持孔64を介してベアリング軸24に嵌合されている。
頭部拘束サブアセンブリ22の構造体6,7a,7b,8は、頭部拘束部材6が(シートシェル1に着座した子供から見て)背部サポート21の前方に延在し、かつ、2つの側方支持部7a,7bと後部カバー8が背部サポート21の後方に延在するように、背部サポート21に取り付けられ、その過程で、後部カバー8がチャイルドシートの後部を閉鎖する。
頭部拘束装置の高さ、すなわち頭部拘束サブアセンブリ22の位置を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに設定するためのチャイルドシートの第1設定機構20は、背部サポート21の全部で4つの長手方向ガイド21a,21b,21c,21dから成る。当該長手方向ガイドは、背もたれ部長手方向Lに延在し、そのうち2つの長手方向ガイド21a,21bまたは21c,21dは、それぞれ互いに平行かつ隣り合わせに延在する。長手方向ガイド21a,21b,21c,21dに対して、頭部拘束サブアセンブリ22の後部カバー8上のガイド部材22a,22b,22c,22dであるガイドピンがそれぞれ設けられている。これによって、後部カバー8は、ベアリング軸24を介して後部カバー8に取付けられている頭部拘束サブアセンブリ22の他の構造体6,7a,7bとともに、背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに移動可能となされている。上記した長手方向ガイドに加えて、頭部拘束サブアセンブリ22を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに案内するための別の長手方向ガイドを更に設けてもよい。図3には、頭部拘束部材6によって大部分が隠れて見えないが、背部サポート21の上端部領域に延在する2つのこのような更なる長手方向ガイドの下端部が見られる。
頭部拘束サブアセンブリ22の位置を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに設定することが可能なチャイルドシートの第1設定機構20と、背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向における2つの側方肩部保護チーク部26,27(サイドチーク)間の間隔を設定することが可能な第2設定機構25とを連結するには、高さ調節可能な頭部拘束サブアセンブリ22に、正確には、肩部保護チーク部26,27に設けられたガイド部材56,57である摺動突起部が連結機構5または連結ギヤ50として用いられている。摺動突起部56,57は、それぞれ各肩部保護チーク部26,27の下端部領域に互いに対向して設けられている。2つの摺動突起部56,57に対して、背部サポート21の背面側(図3および4では見えない)に、背もたれ部長手方向Lに対して傾斜状に延在するガイドトラックがそれぞれ設けられている。当該ガイドトラックは、頭部拘束サブアセンブリ22の位置を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに設定する際に2つの摺動突起部56,57が摺動する摺動面である。背部サポート21の背面側に摺動突起部56,57に対して設けられた摺動面の傾斜(図1および2によるガイド長穴51,52の傾斜に対応する)によって、頭部拘束サブアセンブリ22が背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに移動する際、側方肩部保護チーク部26,27がベアリング軸24回りに回動する。
摺動突起部56,57に対応して設けられた摺動面は、背部サポート21の背面側に傾斜状に延在するガイドレールに形成されていることが好ましい。摺動面は、頭部拘束サブアセンブリ22を背もたれ部長手方向Lに引き上げると、チャイルドシートの背もたれ部の有効全長が伸びるとともに、側方肩部保護チーク部26,27間の背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向の間隔が広がるように傾斜がつけられている。反対に、背もたれ部の有効全長が短くなるように頭部拘束サブアセンブリ22を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに下げると、側方肩部保護チーク部26,27間の背もたれ部長手方向Lに対して交差する方向の間隔が狭まる。
単なる摺動面の代わりに、(図1および2のガイド長穴51,52と同様の)適宜の傾斜ガイド長穴、または摺動突起部56,57がそれぞれ係合するそれぞれの形状のガイドレールを、ガイドトラックとして背部サポート21の背面側に摺動突起部56,57に対して設けてもよい。
頭部拘束サブアセンブリ22は、頭部拘束サブアセンブリ22の背部サポート21に対する背もたれ部長手方向Lの各設定位置に、係止機構(掛止機構)から成るロック機構9によってロック可能である。このために、掛止機構は、図4に示されているスプリング式掛止突部90を有している。掛止突部90は、例えば、頭部拘束サブアセンブリ22の後部カバー8に取り付けられ、背部サポート21の背面側(図3および4では見えない)に、例えば長手方向掛止歯などの噛合部材が対応して設けられている。この掛止部材に掛止突部90が頭部拘束サブアセンブリ22の背部サポート21に対する特定の相対位置で噛合して掛止される。そこで頭部拘束サブアセンブリ22は、背部サポート21に対して長手方向の所定の位置でロックされる。
掛止突部90がスプリング部材によってロックされる方向に弾性的に付勢力の作用を受けているため、頭部拘束サブアセンブリ22は、通常、背部サポート21に対して現時点の長手方向の位置にロックされる。ロック機構9である掛止機構を解除するには、ハンドル92を有する解除レバー91が用いられる。解除レバー91を操作することによって、頭部拘束サブアセンブリ22の位置を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lにリセットできるようにするために、掛止突部90と、背部サポート21の背面側の対応する掛止歯との係合を解除することができる。この場合、ハンドル92は、好ましくは、図3に示されている作動ハンドル3と一致し、頭部拘束サブアセンブリ22を背部サポート21に対して背もたれ部長手方向Lに調節するために把持される。
本発明では、「連結ギヤ(50)が、長手方向の運動を回転運動に変換し、または回転運動を長手方向の運動に変換するために用いられることを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様1)が想到される。
また、本発明では、「連結ギヤ(50)が、第1の方向(L)への長手方向の運動を第2の方向(Q)への長手方向の運動に変換するように構成されていることを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様2)が想到される。
また、本発明では、「連結ギヤが、ラックと、当該ラックに噛合するピニオンを有することを特徴とする請求項5、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様3)が想到される。
また、本発明では、「連結ギヤが、ネジまたはスピンドルと、当該ネジまたはスピンドルに係合するナットを有することを特徴とする請求項6、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様4)が想到される。
また、本発明では、「連結ギヤがクランクを有することを特徴とする請求項7、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様5)が想到される。
また、本発明では、「連結ギヤが、牽引機構と、当該牽引機構によって駆動されるプーリを有することを特徴とする請求項8、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様6)が想到される。
また、本発明では、「各ガイドトラック(51,52)が、ガイド部材(53,54)が係合する長孔状のガイドスロットとして構成されていることを特徴とする請求項9、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様7)が想到される。
また、本発明では、「各ガイドトラック(51,52)が、ガイド部材(53,54)が摺動するガイド面として構成されていることを特徴とする請求項9、前記態様1または2に記載の子供用保護装置。」という構成(態様8)が想到される。
また、本発明では、「背部サポート(21)が、背もたれ部長手方向(L)に関して変位不能にシートシェル(1)に取り付けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から8のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様9)が想到される。
また、本発明では、「背部サポート(21)が、シートシェル(1)に折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から9のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様10)が想到される。
また、本発明では、「2つの側方肩部保護チーク部(26,27)を回動軸(24)回りに相対的に回動させることによって、2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の間隔を設定することが可能であることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から10のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様11)が想到される。
また、本発明では、「回動軸(24)が、背もたれ部長手方向(L)に対して直交状に延在することを特徴とする前記態様11に記載の子供用保護装置。」という構成(態様12)が想到される。
また、本発明では、「2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の回動軸(24)が、頭部拘束サブアセンブリ(22)に設けられていることを特徴とする前記態様11または12に記載の子供用保護装置。」という構成(態様13)が想到される。
また、本発明では、「2つの側方支持部(7a,7b)を回動軸(24)回りに回動させることによって、2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の間隔を設定することが可能であることを特徴とする前記態様11から13のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様14)が想到される。
また、本発明では、「作動ハンドル(3)が、一方の設定機構(20)を作動させるために設けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から14のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様15)が想到される。
また、本発明では、「作動ハンドル(3)が凹状把持部(30)に配置されていることを特徴とする前記態様15に記載の子供用保護装置。」という構成(態様16)が想到される。
また、本発明では、「一方の設定機構(20)の設定をロックするためのロック機構(9)が設けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から16のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様17)が想到される。
また、本発明では、「ロック機構(9)が係止機構を有することを特徴とする前記態様17に記載の子供用保護装置。」という構成(態様18)が想到される。
また、本発明では、「ロック機構(9)が、ロックされる方向に弾性的に付勢力を与えられていることを特徴とする前記態様17または18に記載の子供用保護装置。」という構成(態様19)が想到される。
また、本発明では、「ロック機構(9)に対して、ロック機構を解除するための操作部材(3;91,92)が設けられていることを特徴とする前記態様17から19のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様20)が想到される。
また、本発明では、「操作部材が作動ハンドル(3)によって構成されていることを特徴とする請求項15または20に記載の子供用保護装置。」という構成(態様21)が想到される。
また、本発明では、「表示装置(4)が、設定機構(20,25)の少なくとも一方の設定を表示するために設けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から21のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様22)が想到される。
また、本発明では、「表示装置(4)が、設定機構(20)によって相対的に調節可能な2つの部分(21,22)の一方にそれぞれ設けられている目盛り(42)と指針(41)とから成ることを特徴とする前記態様22に記載の子供用保護装置。」という構成(態様23)が想到される。
また、本発明では、「指針(41)が覗き窓によって構成されていることを特徴とする前記態様23に記載の子供用保護装置。」という構成(態様24)が想到される。
また、本発明では、「シートベルト用のベルトガイド(28,29)が、前記頭部拘束サブアセンブリ(22)の前記側方肩部保護チーク部(26,27)の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1から9、前記態様1から24のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様25)が想到される。
また、本発明では、「背もたれ部長手方向(L)に対して交差する方向における2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の間隔を変更する際に、同時に、背もたれ部長手方向(L)に対して交差する方向におけるベルトガイド(28,29)の位置も変更されるように、ベルトガイド(28,29)の少なくとも一方が、頭部拘束サブアセンブリ(22)の側方肩部保護チーク部(26,27)に設けられていることを特徴とする前記態様25に記載の子供用保護装置。」という構成(態様26)が想到される。
また、本発明では、「各ベルトガイド(28,29)が、同じ側方支持部(7a,7b)に設けられた肩部保護チーク部(26,27)とともに移動されることを特徴とする前記態様26に記載の子供用保護装置。」という構成(態様27)が想到される。
また、本発明では、「頭部拘束サブアセンブリ(22)の位置を変更する際に、少なくとも一方のベルトガイド(28,29)が背もたれ部長手方向(L)に移動されることを特徴とする前記態様25から27のいずれか1項に記載の子供用保護装置。」という構成(態様28)が想到される。
高さ調節可能な頭部拘束サブアセンブリと、互いの間隔を調節可能な側方肩部保護チーク部を有する子供用保護装置を示す。 図1による子供用保護装置であり、頭部拘束装置の高さと2つの側方肩部保護チーク部間の間隔の設定が異なっている場合を示す。 図1および2に概略的に示された子供用保護装置を具体的に示した図である。 図3の子供用保護装置の分解図である。
符号の説明
1 シートシェル
2 背もたれ部
7a,7b側方支持部
10 凹部
21 背部サポート
22 頭部拘束サブアセンブリ
26,27 側方肩部保護チーク部

Claims (8)

  1. 背もたれ部長手方向(L)に延在する背もたれ部(2)と、
    シートシェル(1)に取り付けられて、子供の胴体部の後部を支持する前記背もたれ部(2)の背部サポート(21)と、
    前記背もたれ部長手方向(L)に移動可能に前記背部サポート(21)に取り付けられて、子供の頭部の後部および/または側部を支持する前記背もたれ部(2)の頭部拘束サブアセンブリ(22)と、
    前記頭部拘束サブアセンブリ(22)の位置を前記背部サポート(21)に対して前記背もたれ部長手方向(L)に設定するように構成された第1設定機構(20)と、
    それぞれ前記頭部拘束サブアセンブリ(22)の側方支持部(7a,7b)に、前記背もたれ部長手方向(L)に対して交差する方向に互いに離間して配置された2つの側方肩部保護チーク部(26,27)と、
    前記背もたれ部長手方向(L)に対して交差する方向につき、前記2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の間隔を設定するように構成された第2設定機構(25)を有する、自動車シートに設置するための自動車の子供用保護装置であって、
    前記2つの設定機構(20,25)につき、一方の設定機構(20)が作動すると他方の設定機構(25)も起動するように当該2つの設定機構(20,25)を互いに連結する連結機構(5)が設けられ、前記連結機構(5)は、第1の方向(L)への運動を当該第1の方向(L)に対して垂直な方向の成分(Q)を有する運動に変換するための連結ギヤ(50)を有し、これにより前記2つの側方支持部(7a,7b)が共有の回動軸(24)回りに回動することによって、前記2つの側方肩部保護チーク部(26,27)間の間隔が設定されることを特徴とする子供用保護装置。
  2. 前記2つの設定機構(20,25)は、前記第1設定機構(20)が作動すると前記第2設定機構(25)が起動するように互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の子供用保護装置。
  3. 前記第1の方向(L)が前記背もたれ部長手方向であることを特徴とする請求項またはに記載の子供用保護装置。
  4. 前記連結ギヤが歯車であることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の子供用保護装置。
  5. 前記連結ギヤがネジまたはスピンドルギヤであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の子供用保護装置。
  6. 前記連結ギヤがレバーギヤであることを特徴とする1から3のうちのいずれか一項に記載の子供用保護装置。
  7. 前記連結ギヤが牽引ギヤであることを特徴とする1から3のうちのいずれか一項に記載の子供用保護装置。
  8. 前記連結ギヤ(50)が、ガイドトラック(51,52)に沿って案内される少なくとも一つのガイド部材(53,54,56,57)を有することを特徴とする1から3のうちのいずれか一項に記載の子供用保護装置。
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