JP5169022B2 - シート構造 - Google Patents

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本発明は、シートの側部に設けられた移動部材が乗員のシート側方への移動を制限するシート構造に関する。
シート構造としては、シートバックの側部に設けられたサイドサポート部が乗員のシートバック側方への移動を制限するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このシート構造では、乗員がシートに着席している際に、常に、サイドサポート部の移動が阻止されて、サイドサポート部が乗員のシートバック側方への移動を制限する。このため、乗員に違和感を与えてしまう可能性がある。
特開2004−236943公報
本発明は、上記事実を考慮し、乗員に違和感を与えることを抑制できるシート構造を得ることが目的である。
請求項1に記載のシート構造は、車両の乗員が着席するシートの側部に設けられ、移動可能にされると共に、乗員の前記シート側方への移動を制限する側へ付勢された移動部材と、前記移動部材の移動に連動する連動部材と、前記シート内に設けられ、かつ、前記連動部材に設けられた係合部と、車両に作用する慣性力によって前記係合部に係合する係合部材と、を有し、車両に作用する慣性力による前記係合部材の前記係合部への係合によって作動されて前記係合部材が前記連動部材を介して前記移動部材の移動を制限することで前記移動部材が乗員の前記シート側方への移動を制限すると共に、前記シートの外側に設けられた操作部材が操作されることで作動される際の車両に作用する慣性力の大きさを調整可能にされた制限手段と、を備えている。
請求項1に記載のシート構造では、車両の乗員が着席するシートの側部に移動部材が設けられており、車両に作用する慣性力によって制限手段が作動されて、制限手段が移動部材の移動を制限することで、移動部材が乗員のシート側方への移動を制限する。
ここで、車両に慣性力が作用しない際には、移動部材が移動可能にされて、乗員のシート側方への移動が制限されない。このため、乗員に違和感を与えることを抑制できる。
また、移動部材の移動に連動部材が連動すると共に、連動部材に制限手段の係合部が設けられている。
ここで、車両に作用する慣性力によって制限手段の係合部材が係合部に係合することで、連動部材を介して移動部材の移動が制限される。このため、構成を簡単にすることができる。
さらに、移動部材が乗員のシート側方への移動を制限する側へ付勢されている。このため、乗員がシートに着席した際に、乗員の体格に拘らず乗員にシートへのフィット感を与えることができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明のシート構造が適用されて構成された第1の実施の形態に係るシート10の主要部が左斜め前方から見た斜視図にて示されており、図2には、シート10の主要部が上方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、シート10の前方を矢印FRで示し、シート10の右方を矢印RHで示し、シート10の上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るシート10は、車両の車室内に設けられており、シート10の前方は車両の前方へ向けられている。シート10の側方(左右方向外方)には、車両の開口(乗降口)が配置されており、車両に対し開口を介して乗降する乗員が、それぞれシート10に対し側方から着席可能及び側方へ離席可能にされている。
シート10の下端部には、シート部材としてのシートクッション(図示省略)が設けられており、シートクッションは、シート10に着席した乗員の上半身を下側から支持可能にされている。
シートクッションの後端部には、シート部材としてのシートバック12が立設されており、シートバック12は、シート10に着席した乗員の上半身の後側への傾動を支持可能にされている。
シートバック12の内部には、フレーム部材としての略矩形枠状のシートバックフレーム14が設けられており、シートバックフレーム14の内部には、中央支持部材としてのサポート枠16が架け渡されている。シートバックフレーム14の両側部は、長尺板状のサイドフレーム18によって構成されており、一対のサイドフレーム18は、シート10左右方向において、互いに対向している。
サイドフレーム18には、シート10左右方向内側において、連動部材としての円軸状の回転軸20が回転可能に支持されている。回転軸20の上端は、制限手段としての略円柱状の慣性ロック22に貫通された状態で回転可能に保持されており、慣性ロック22はサイドフレーム18に締結固定されている。回転軸20の下端は、断面L字形板状の軸受け24の下側部分に回転可能に保持されており、軸受け24の上側部分はサイドフレーム18に締結固定されている。サイドフレーム18と慣性ロック22との間及びサイドフレーム18と軸受け24の上側部分との間には、挟持部材としての挟持ゴム26が挟持されており、挟持ゴム26は、弾性を有して、弾性収縮されている。これにより、回転軸20、慣性ロック22及び軸受け24の振動が抑制されている。
図3乃至図5に示す如く、慣性ロック22には、収容部材としての略円柱形容器状のロックケース28が設けられており、ロックケース28は慣性ロック22の外周を構成している。慣性ロック22(ロックケース28)の内部には、係合部としてのラチェットギヤ30が設けられており、ラチェットギヤ30は、中心が回転軸20に回転不能に固定されて、回転軸20と一体に回転可能にされている。
慣性ロック22の内部には、回転軸20のシート10左右方向内側において、支持軸としての円軸状のロック軸32が設けられており、ロック軸32は、ロックケース28に上下方向へ架け渡されて支持されると共に、回転不能にされている。
ロック軸32には、係合部材としての略三角柱状のロックピン34の基端が回動可能に支持されており、ロックピン34は、ラチェットギヤ30側(シート10左右方向外側)へ回動されて、先端がラチェットギヤ30に噛合(係合)されることで、ラチェットギヤ30の矢印A方向(図3参照)への回転をロック(制限)可能にされると共に、ラチェットギヤ30の矢印B方向(図3参照)への回転を許可可能にされている。
ロック軸32には、受け部材としてのL字形棒状のピン受け36の下側端が固定されており、ピン受け36は、上側部分にロックピン34が当接することで、ロックピン34の反ラチェットギヤ30側(シート10左右方向内側)への回動を阻止可能にされている。
ロック軸32は、制限付勢手段としての第1捩りコイルスプリング38の内部に挿通されており、第1捩りコイルスプリング38の一端(下端)は、ロックピン34に係止されている。ロック軸32には、係止部材としての矩形板状のスプリング受け40が固定されており、スプリング受け40に第1捩りコイルスプリング38の他端(上端)が係止されることで、第1捩りコイルスプリング38がロックピン34を反ラチェットギヤ30側(シート10左右方向内側)へ付勢して、ロックピン34がピン受け36の上側部分に当接している。
図1及び図2に示す如く、回転軸20には、移動部材(サポート部材)としての断面J字形板状のサポートパネル42の基端が固定されており、サポートパネル42は、先端部が前方へ向かうに従いシート10左右方向外方へ向かう方向へ徐々に湾曲されると共に、回転軸20の回転と一体に回動可能にされている。サイドフレーム18の前側には、サポートパネル42の後側において、規制部材としての断面略U字形柱状のラバー44が固定されており、ラバー44は、弾性を有すると共に、サポートパネル42が当接することでサポートパネル42の回動を規制可能にされている。
回転軸20は、付勢手段としての第2捩りコイルスプリング46の内部に挿通されており、第2捩りコイルスプリング46の一端(下端)は、軸受け24(サイドフレーム18でもよい)に係止されている。第2捩りコイルスプリング46の他端(上端)は、サポートパネル42に係止されており、第2捩りコイルスプリング46は、サポートパネル42をシート10左右方向内側(前側)へ付勢している。
シートバックフレーム14の前側には、内部部材としての略長方体状のパッド48が設けられており、パッド48は、弾性を有している。パッド48には、左右方向中間部において、メインパッド部48Aが設けられており、メインパッド部48Aは、後側において、サポート枠16に支持されている。パッド48には、左右方向両端部において、サイドパッド部48Bが設けられており、サイドパッド部48Bは、メインパッド部48Aに対し前後方向(シート10左右方向)へ回動可能にされている。サイドパッド部48Bは、後側においてサポートパネル42に支持されており、サイドパッド部48Bは、サポートパネル42と共に回動可能にされている。
パッド48の前側、左右方向両側及び上下方向両側は、被覆部材(表皮部材)としての布状のカバー50に被覆されており、カバー50は、可撓性を有している。カバー50の左右方向両端部と各サイドフレーム18の後側端との間には、それぞれ伸縮部材(伸縮表皮)としての布状のゴム部材52が架け渡されており、ゴム部材52は、弾性を有して伸張されることで、カバー50の左右方向端部を後側へ付勢している。
シート10の後側部分には、後側部材としての断面U字形板状のバックボード54が設けられており、バックボード54は、シート10の後側及び左右方向両側を被覆している。また、バックボード54の左右方向両側部からは、それぞれサイドパッド部48Bが前側へ突出している。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシート10には、乗員が、車両に開口を介して乗車する際に、側方から着席する。この際、乗員(特に手)によりカバー50を介してサイドパッド部48Bが後側(シート10左右方向外側)へ押圧されることで、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42が第2捩りコイルスプリング46の付勢力に抗して後側(シート10左右方向外側)へ回動されて、メインパッド部48Aに対するサイドパッド部48Bの前側への突出量が小さくされる。このため、乗員が車両に開口を介して容易に乗車できると共に、乗員がシート10に側方から容易に着席できる。
乗員がシート10に着席した際には、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42が第2捩りコイルスプリング46によってシート10左右方向内側(前側)へ回動される方向へ付勢されているため、乗員の体格に拘らずカバー50を介してサイドパッド部48Bが乗員に当たることができる。このため、第2捩りコイルスプリング46の付勢力及び乗員の荷重によってカバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置が自動で調整されることで、乗員の体格に拘らず乗員にシートバック12へのフィット感を与えることができる。
乗員が車両から開口を介して降車する際には、乗員がシート10から側方へ離席する。この際、乗員(特に腕や胴体)によりカバー50を介してサイドパッド部48Bが後側(シート10左右方向外側)へ押圧されることで、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42が第2捩りコイルスプリング46の付勢力に抗して後側(シート10左右方向外側)へ回動されて、メインパッド部48Aに対するサイドパッド部48Bの前側への突出量が小さくされる。このため、乗員が車両から開口を介して容易に降車できると共に、乗員がシート10に側方から容易に離席できる。
また、ゴム部材52がカバー50の左右方向端部を後側へ付勢している。このため、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42が後側へ回動された際でも、ゴム部材52の付勢力によってカバー50が張られた状態が維持される。これにより、カバー50の左右方向側部とバックボード54の左右方向側部との間の隙間の見栄えを向上させることができる。
ところで、車両の旋回時には、車両に左右方向への慣性力が作用して、慣性ロック22及び乗員にシート10左右方向への慣性力が作用することで、慣性力作用方向側の慣性ロック22が作動される。すなわち、慣性力作用方向側の慣性ロック22では、ロックピン34が第1捩りコイルスプリング38の付勢力に抗して慣性力によってラチェットギヤ30側(シート10左右方向外側)へ回動されて、ロックピン34の先端がラチェットギヤ30に噛合されることで、ラチェットギヤ30及び回転軸20の回転がロックされて、サポートパネル42の慣性力作用方向側(シート10左右方向外側)への回動がロック(制限)される。このため、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置が自動でロックされて、慣性力が作用する乗員を、カバー50及びサイドパッド部48Bを介してサポートパネル42が支持することで、乗員をシート10(シートバック12)に拘束することができる。
また、車両の旋回が終了した際(車両に左右方向への慣性力が作用しなくなった際)には、当該車両の旋回時に作動された慣性ロック22において、ロックピン34が第1捩りコイルスプリング38の付勢力によって反ラチェットギヤ30側(シート10左右方向内側)へ回動されて、ロックピン34の先端のラチェットギヤ30への噛合が解除されることで、ラチェットギヤ30及び回転軸20の回転のロックが解除されて、サポートパネル42の回動のロックが解除される。このため、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動が許可される。
ここで、上述の如く、車両の旋回時以外(車両に左右方向への慣性力が作用しない際)には、慣性ロック22において、ロックピン34の先端がラチェットギヤ30に噛合されず、サポートパネル42の回動がロックされない。このため、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動が許可されることで、シート10に着席する乗員に違和感を与えることを抑制できる。
さらに、上述の如く、車両の旋回時以外(車両に左右方向への慣性力が作用しない際)には、第2捩りコイルスプリング46の付勢力及び乗員の荷重によってカバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置が自動で調整される。しかも、上述の如く、車両の旋回時(車両に左右方向への慣性力が作用する際)には、慣性ロック22によってカバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置が自動でロックされる。このため、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置を調整及びロックする操作を不要にすることができると共に、カバー50、サイドパッド部48B及びサポートパネル42の回動位置を調整及びロックする構成を簡単にすることができる。
また、慣性ロック22は、機械的な機構であり、電気的な機構ではない。このため、コスト及び質量を低減することができる。
[第2の実施の形態]
図6には、本発明のシート構造が適用されて構成された第2の実施の形態に係るシート60の主要部が左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るシート60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシート60では、左右方向外側において、操作部材としての円板状のレバー62が設けられている。レバー62の中心には、シート60左右方向中央側(サイドフレーム18側)において、円軸状の中心軸62Aが設けられており、中心軸62Aは、レバー62に固定されて、レバー62と一体に回転可能にされている。中心軸62Aは、カバー50を貫通されて、サイドフレーム18に貫通されており、これにより、レバー62がサイドフレーム18に回転可能に支持されている。
図7に示す如く、中心軸62Aは、制動手段としての円柱状のブレーキ64の中心に回転可能に貫通されており、ブレーキ64は、サイドフレーム18のシート60左右方向外側面に固定されている。ブレーキ64の内部には、公知のブレーキ機構(図示省略)が設けられており、ブレーキ64は、ブレーキ機構によって中心軸62Aの回転を規制(制動)している。
中心軸62Aのブレーキ64より先端側(反レバー62側)には、調整ギヤ機構を構成するウォームギヤ66が形成されており、ウォームギヤ66は、慣性ロック22の内部に挿入されている。ウォームギヤ66には、調整ギヤ機構を構成するホイールギヤ68が噛合されており、ホイールギヤ68は、慣性ロック22の内部において、上下方向を中心軸68Aとして回転可能に支持されている。
慣性ロック22の内部におけるスプリング受け40の一端は、ロック軸32に代えて、ホイールギヤ68の中心軸68Aに固定されており、ホイールギヤ68が回転されることで、スプリング受け40が回動可能にされている。スプリング受け40の他端には、第1捩りコイルスプリング38の他端(上端)が回転可能に保持されており、ホイールギヤ68が回転されて、スプリング受け40が回動されることで、第1捩りコイルスプリング38の他端が移動されて、第1捩りコイルスプリング38のロックピン34への付勢力を調整可能にされている。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、レバー62が回転操作されて、ウォームギヤ66(中心軸62A)及びホイールギヤ68(中心軸68A)が回転されることで、スプリング受け40が回動されて、第1捩りコイルスプリング38の他端が移動される。これにより、第1捩りコイルスプリング38のロックピン34への付勢力が調整される。このため、車両が旋回して(車両に左右方向への慣性力が作用して)慣性ロック22が作動される際(ロックピン34が第1捩りコイルスプリング38の付勢力に抗して慣性力によってラチェットギヤ30側(シート60左右方向外側)へ回動されてロックピン34の先端がラチェットギヤ30に噛合される際)の慣性力の大きさを調整することができる。
また、レバー62が回転操作されない際には、ブレーキ64が内部のブレーキ機構によって中心軸62Aの回転を規制することで、第1捩りコイルスプリング38の付勢力による第1捩りコイルスプリング38他端の移動及びスプリング受け40の回動とホイールギヤ68(中心軸68A)及びレバー62(ウォームギヤ66及び中心軸62A)の回転とが規制される。これにより、第1捩りコイルスプリング38のロックピン34への付勢力の調整を維持することができる。
[第3の実施の形態]
図8には、本発明のシート構造が適用されて構成された第3の実施の形態に係るシート80の主要部が左斜め前方から見た斜視図にて示されており、図9には、シート80の主要部が上方から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るシート80は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシート80では、サイドフレーム18に、シート80左右方向内側において、略矩形筒状のケース82が固定されており、ケース82は、サポートパネル42から前側に突出している。
ケース82の内部には、サポートパネル42が支持されており、サポートパネル42は、前側の矩形板状のサポート部42Aと、後側の湾曲矩形板状のスライド部42Bと、が設けられて、断面略L字状にされている。スライド部42Bは、ケース82の内部に挿通されており、スライド部42Bがケース82に案内されつつ前後方向へ移動されることで、サポート部42Aが前後方向(シート80左右方向)へ移動可能にされている。さらに、スライド部42Bには、シート80左右方向内側面において、ギヤ機構を構成するラック84が形成されている。
ケース82とスライド部42Bとの間には、付勢手段としての引張コイルスプリング86が架け渡されており、引張コイルスプリング86は、スライド部42Bを前側へ付勢して、サポート部42Aを前側(シート80左右方向内側)へ付勢している。サポート部42Aは、パッド48のサイドパッド部48Bを後側から支持しており、サイドパッド部48Bは、サポートパネル42と共にシート80左右方向(前後方向)へ回動可能にされている。
回転軸20には、ギヤ機構を構成するピニオン88の中心が固定されており、ピニオン88は、回転軸20と一体に回転可能にされている。ピニオン88は、サポートパネル42のスライド部42Bにおけるラック84に噛合されており、スライド部42Bが前後方向へ移動されることで、ラック84が前後方向へ移動されて、ピニオン88及び回転軸20が回転可能にされている。また、慣性ロック22が作動された際には、回転軸20及びピニオン88の回転がロックされて、ラック84(スライド部42B)の後側への移動及びサポート部42Aの後側(シート80左右方向外側)への移動がロック(制限)される。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態において、上記第2の実施の形態の構成を適用してもよい。
また、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、シート10、60、80の前方を車両の前方へ向けた構成としたが、シート10、60、80の前方を車両の他の方向(例えば後方、右方又は左方)へ向けた構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、本発明をシートバック12に適用した構成としたが、本発明をシートクッションに適用した構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシートのシートバックの主要部を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートのシートバックを示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートのシートバックにおける右側の慣性ロックを示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートのシートバックにおける右側の慣性ロックを示す前斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートのシートバックにおける右側の慣性ロックを示す前方から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシートのシートバックの主要部を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシートのシートバックにおける右側の慣性ロックの主要部を示す斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシートのシートバックの主要部を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシートのシートバックを示す上方から見た断面図である。
符号の説明
10 シート(シート構造)
20 回転軸(連動部材)
22 慣性ロック(制限手段)
30 ラチェットギヤ(係合部)
34 ロックピン(係合部材)
42 サポートパネル(移動部材)
60 シート(シート構造)
80 シート(シート構造)

Claims (1)

  1. 車両の乗員が着席するシートの側部に設けられ、移動可能にされると共に、乗員の前記シート側方への移動を制限する側へ付勢された移動部材と、
    前記移動部材の移動に連動する連動部材と、
    前記シート内に設けられ、かつ、前記連動部材に設けられた係合部と、車両に作用する慣性力によって前記係合部に係合する係合部材と、を有し、車両に作用する慣性力による前記係合部材の前記係合部への係合によって作動されて前記係合部材が前記連動部材を介して前記移動部材の移動を制限することで前記移動部材が乗員の前記シート側方への移動を制限すると共に、前記シートの外側に設けられた操作部材が操作されることで作動される際の車両に作用する慣性力の大きさを調整可能にされた制限手段と、
    を備えたシート構造。
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