JP4560977B2 - ガスセンサの製造方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子に外側電極端子と内側電極端子の少なくとも一方を配設してなるガスセンサを製造する方法,及びこれに用いる外側組付け治具,内側組付け治具に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より,特公平6−3430号公報に示されるごとく,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を配設してなるガスセンサがある。
上記内側電極端子は,弾性を有する内側ホルダー部を有し,該内側ホルダー部が外側に付勢された状態で上記検出素子の内側端子取付部に係合することにより,上記検出素子に組付けられている。
上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに当っては,上記内側ホルダー部を上記検出素子の後端部から挿入する。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上述のごとく,上記内側ホルダー部は外側に付勢された状態で上記検出素子の内側端子取付部に配設される必要があるため,上記内側ホルダー部は,自由状態において上記内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有する。
それ故,上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付ける際には,上記ホルダー部の外径を上記内側端子取付部の内径よりも縮径させて,上記検出素子の後端部から挿入する必要がある。
このとき,上記内側ホルダー部を充分に縮径させることができないと,該内側ホルダー部が上記検出素子の後端部等に当接し,検出素子に損傷を与えるおそれがある。
【0004】
このような問題は,検出素子の外周面における外側端子取付部に,外側電極端子を組付ける際にも生ずる。
即ち,上記外側電極端子は,弾性を有する外側ホルダー部を有し,該外側ホルダー部が内側に付勢された状態で上記検出素子の外側端子取付部を把持することにより,上記検出素子に組付けられている。それ故,自由状態において上記外側端子取付部の外径よりも小さい内径を有する外側ホルダー部を拡径させて,上記検出素子の後端部から装着する必要がある。
このとき,上記外側ホルダー部を充分に拡径させることができないと,該外側ホルダー部が上記検出素子の後端部等に当接し,検出素子に損傷を与えるおそれがある。
また,上記内側電極端子を上記検出素子に効率よく組付ける方法は,未だ知られていない。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法,及びこれに用いる外側組付け治具,内側組付け治具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
第1の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を,上記検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を,それぞれ配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも小さい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子の外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付け,
その後,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法にある(請求項1)。
【0007】
本発明において最も注目すべきことは,上記のような形状を有するスカート部を備えた外側組付け治具を用いて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けること,及び上記外側電極端子を組付けた後に上記内側電極端子を組付けることである。
【0008】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上述のごとく,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を,上記外側組付け治具のスカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子の外側端子取付部に配置する。そして,上記スカート部は,上記のようなテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上である。
【0009】
そのため,上記外側ホルダー部は,上記スカート部の先端部へ移動したとき,上記外側端子取付部の外径以上の内径にまで,拡径している。即ち,上記外側ホルダー部は,上記外側端子取付部の外径以上の内径となった状態で,該外側端子取付部に配置される。
これにより,上記外側ホルダー部の先端部が上記検出素子の後端部等に当接することなく,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けることができる。そのため,上記検出素子に損傷を与えずに,ガスセンサを製造することができる。
【0010】
また,上述のごとく,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って移動させて,上記外側端子取付部に配置するため,容易に,上記外側電極端子を検出素子に組付けることができる。それ故,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0011】
また,上述のごとく,上記検出素子に外側電極端子を組付けた後に,上記内側電極端子を組付ける。これにより,容易に,上記外側電極端子を検出素子に組付けることができる。即ち,仮に,上記内側電極端子が検出素子に組付けられた状態で,上記外側電極端子を組付けようとすると,上記内側電極端子が障害となり,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することが困難となる。
これに対し,上記内側電極端子を組付ける前に,上記外側電極端子を組付ける場合には,上記のような不具合はない。それ故,上記内側電極端子より前に上記外側電極端子を組付けることにより,該外側電極端子を,上記外側組付け治具を用いて,検出素子に効率よく組付けることができる。
【0012】
以上のごとく,本発明によれば,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を提供することができる。
【0013】
第2の発明は,上記第1の発明において,上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部と,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部とからなり,
上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに当っては,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了することを特徴とするガスセンサの製造方法にある(請求項3)。
【0014】
本発明において最も注目すべきことは,上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに際に,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で,上記内側ホルダー部の挿入動作を終了することである。
【0015】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で,上記内側ホルダー部の挿入動作を終了することにより,上記ツバ部が上記検出素子の後端面に当接することがない。そのため,上記ツバ部により上記検出素子に損傷を与えるおそれがない。
従って,本発明によれば,上記検出素子に損傷を与えることのない,ガスセンサの製造方法を提供することができる。
【0016】
第3の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも小さい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部の後端部における複数箇所に,外側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子の外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法にある(請求項4)。
【0017】
本発明において最も注目すべきことは,上記のような形状を有するスカート部を備えた外側組付け治具と,上記外側押込み治具とを用いて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けることである。
【0018】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上述のごとく,上記スカート部を備えた外側組付け治具を用いて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付ける。これにより,第1の発明(請求項1)の場合と同様に,上記外側ホルダー部の先端部が上記検出素子の後端部等に当接することなく,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けることができる。そのため,上記検出素子に損傷を与えずに,ガスセンサを製造することができる。
【0019】
また,第1の発明(請求項1)の場合と同様に,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って移動させて,上記外側端子取付部に配置するため,容易に上記外側電極端子を組付けることができる。それ故,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0020】
また,上述のごとく,上記外側組付け治具のスカート部に装着した外側電極端子の外側ホルダー部を,上記外側押込み治具を用いて,上記スカート部の先端部側へ移動させる。これにより,容易かつ確実に,上記外側電極端子を移動させ,上記外側端子取付部に配置することができる。また,上記外側ホルダー部の後端部における複数箇所に,上記外側押込み治具を当接させるため,上記外側電極端子が傾かないように,円滑に移動させることができる。
それ故,効率よく正確に,上記外側電極端子を検出素子に組付けることができる。従って,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を得ることができる。
【0021】
以上のごとく,本発明によれば,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を提供することができる。
【0022】
第4の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部とからなり,
上記内側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有すると共に先端開口部の開口径が上記内側端子取付部の内径以下である貫通路を備えた内側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該内側組付け治具の上記貫通路に,後端開口部から上記内側電極端子の上記内側ホルダー部を挿入し,
次いで,該内側ホルダー部の後端部における複数箇所に,内側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記内側ホルダー部を,上記貫通路に沿って該貫通路の先端開口部側へ移動させると共に縮径させて,上記内側端子取付部に配置し,
次いで,上記内側組付け治具を上記内側ホルダー部から取外して,該内側ホルダー部を上記内側端子取付部に係合させて,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法にある(請求項7)。
【0023】
本発明において最も注目すべきことは,上記のような形状を有する貫通路を備えた内側組付け治具を用いて,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることである。
【0024】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上述のごとく,上記内側電極端子の上記内側ホルダー部を,上記内側組付け治具の貫通路に沿って該貫通路の先端開口部側へ移動させると共に縮径させて,上記検出素子の内側端子取付部に配置する。そして,上記貫通路は,上記のようなテーパ形状を有すると共に先端開口部の開口径が上記内側端子取付部の内径以下である。
【0025】
そのため,上記内側ホルダー部は,上記貫通路の先端開口部へ移動したとき,上記内側端子取付部の内径以下の外径にまで,縮径している。即ち,上記内側ホルダー部は,上記内側端子取付部の内径以下の外径となった状態で,該内側端子取付部に配置される。
これにより,上記内側ホルダー部の先端部が上記検出素子の後端部等に当接することなく,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることができる。そのため,上記検出素子に損傷を与えずに,ガスセンサを製造することができる。
【0026】
また,上述のごとく,上記内側ホルダー部を,上記貫通路に沿って移動させて,上記内側端子取付部に配置するため,容易に,上記内側電極端子を検出素子に組付けることができる。それ故,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0027】
以上のごとく,本発明によれば,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を提供することができる。
【0028】
第5の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を,上記検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を,それぞれ配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも大きい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部と,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部の後端部における複数箇所に,外側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付け,
その後,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有すると共に先端開口部の開口径が上記内側端子取付部の内径以下である貫通路を備えた内側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,上記内側組付け治具の上記貫通路に,上記後端開口部から上記内側電極端子の上記内側ホルダー部を挿入し,
次いで,該内側ホルダー部の後端部における複数箇所に,内側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記内側ホルダー部を,上記貫通路に沿って該貫通路の先端開口部側へ移動させると共に縮径させて,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了し,
次いで,上記内側組付け治具を上記内側ホルダー部から取外して,該内側ホルダー部を上記内側端子取付部に係合させて,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法にある(請求項10)。
【0029】
本発明によれば,一層確実に,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を提供することができる。
【0030】
第6の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる外側組付け治具であって,
該外側組付け治具は,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有するスカート部を備え,
上記外側組付け治具の先端部には,上記検出素子の後端部に装着可能な凹陥部が形成されており,
かつ,上記スカート部の先端部の外径は,上記検出素子の外側端子取付部の外径以上であり,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下であることを特徴とする外側組付け治具にある(請求項11)。
【0031】
本発明において最も注目すべきことは,上記外側組付け治具が,上記のようなテーパ形状を有するスカート部を備え,該スカート部の先端部の外径が,上記検出素子の外側端子取付部の外径以上であることである。
【0032】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記外側組付け治具のスカート部は,上記のごとくテーパ形状を有する。そのため,上記スカート部に上記外側電極端子の外側ホルダー部を装着して,先端部側へ移動させることにより,上記外側ホルダー部を容易に拡径させることができる。
【0033】
また,上記スカート部の先端部の外径が上記検出素子の外側端子取付部の外径以上である。そのため,上記スカート部に装着した上記外側ホルダー部を,上記スカート部の先端部から上記検出素子に移動させることにより,上記外側ホルダー部の内径を上記外側端子取付部の外径以上とした状態で,該外側端子取付部に上記外側ホルダー部を配置することができる。
これにより,上記外側ホルダー部の先端部を上記検出素子の後端部等に当接させることなく,上記外側電極端子を上記検出素子に,効率よく組付けることができる。
【0034】
また,上記外側組付け治具の先端部には,上記凹陥部が形成されている。これにより,上記凹陥部を上記検出素子の後端部に装着して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することができる。そのため,上記外側組付け治具を上記検出素子に対して,正確な位置に配置することができる。それ故,上記外側ホルダー部の先端部によって上記検出素子に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。
【0035】
また,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下である。そのため,上記外側ホルダー部を上記スカート部の後端部から,容易に装着することができる。
【0036】
以上のごとく,本発明の外側組付け治具を用いることにより,検出素子に損傷を与えることなく,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0037】
第7の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の後端部の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる外側組付け治具であって,
該外側組付け治具は,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有するスカート部と,中心軸を該スカート部と共有するとともに上記検出素子の後端部に挿入可能な中央位置決めピンとを備え,
かつ上記スカート部の先端部の外径は,上記検出素子の外側端子取付部の外径以上であり,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下であることを特徴とする外側組付け治具にある(請求項13)。
【0038】
本発明において最も注目すべきことは,上記外側組付け治具が,上記のようなテーパ形状を有するスカート部と,中央位置決めピンとを備え,上記スカート部の先端部の外径が,上記検出素子の後端部における外側端子取付部の外径以上であることである。
【0039】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記外側組付け治具のスカート部は,上記のごとくテーパ形状を有する。そのため,上記スカート部に上記外側電極端子の外側ホルダー部を装着して,先端部側へ移動させることにより,上記外側ホルダー部を容易に拡径させることができる。
【0040】
また,上記スカート部の先端部の外径が上記検出素子の外側端子取付部の外径以上である。そのため,上記スカート部に装着した上記外側ホルダー部を,上記スカート部の先端部から上記検出素子に移動させることにより,上記外側ホルダー部の内径を上記外側端子取付部の外径以上とした状態で,該外側端子取付部に上記外側ホルダー部を配置することができる。
これにより,上記外側ホルダー部の先端部を上記検出素子の後端部等に当接させることなく,上記外側電極端子を上記検出素子に,効率よく組付けることができる。
【0041】
また,上記外側組付け治具は,上記中央位置決めピンを有する。これにより,上記中央位置決めピンを上記検出素子の後端部に挿入して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することができる。そのため,上記外側組付け治具を上記検出素子に対して,容易に,かつ正確な位置に配置することができる。
それ故,上記外側ホルダー部の先端部によって上記検出素子に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。また,ガスセンサの生産効率を向上させることができる。
【0042】
また,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下である。そのため,上記外側ホルダー部を上記スカート部の後端部から,容易に装着することができる。
【0043】
以上のごとく,本発明の外側組付け治具を用いることにより,検出素子に損傷を与えることなく,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0044】
第8の発明は,先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる内側組付け治具であって,
該内側組付け治具は,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有する貫通路を備え,
上記内側組付け治具の先端部には,上記検出素子の後端部に装着可能な凹陥部が,上記貫通路と連結して形成されており,
かつ,上記貫通路の先端開口部の開口径は,上記検出素子の内側端子取付部の内径以下であり,上記貫通路の後端開口部の開口径は,上記内側電極端子の内側ホルダー部の自由状態における外径以上であることを特徴とする内側組付け治具にある(請求項17)。
【0045】
本発明において最も注目すべきことは,上記内側組付け治具が,上記のようなテーパ形状を有する貫通路を備え,該貫通路の先端開口部の開口径が,上記検出素子の内側端子取付部の内径以下であることである。
【0046】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記内側組付け治具の貫通路は,上記のごとくテーパ形状を有する。そのため,上記貫通路に上記内側電極端子の内側ホルダー部を挿入して,先端開口部側へ移動させることにより,上記内側ホルダー部を容易に縮径させることができる。
【0047】
また,上記貫通路の先端開口部の開口径が上記検出素子の内側端子取付部の内径以下である。そのため,上記貫通路に挿入した上記内側ホルダー部を,上記貫通路の先端開口部から上記検出素子に移動させることにより,上記内側ホルダー部の外径を上記内側端子取付部の内径以下とした状態で,該内側端子取付部に上記内側ホルダー部を配置することができる。
これにより,上記内側ホルダー部を上記検出素子の後端部に当接させることなく,上記内側電極端子を上記検出素子に,効率よく組付けることができる。
【0048】
また,上記内側組付け治具の先端部には,上記凹陥部が形成されている。これにより,上記凹陥部を上記検出素子の後端部に装着して,上記内側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することができる。そのため,上記内側組付け治具を上記検出素子に対して,正確な位置に配置することができる。それ故,上記内側ホルダー部の先端部によって上記検出素子に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。
【0049】
また,上記貫通路の後端開口部の開口径は,上記内側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における外径以下である。そのため,上記内側ホルダー部を上記貫通路の後端開口部から,容易に挿入することができる。
【0050】
以上のごとく,本発明の内側組付け治具を用いることにより,検出素子に損傷を与えることなく,生産効率よくガスセンサを製造することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
上記第1の発明(請求項1)における上記ガスセンサとしては,例えば,内燃機関の空燃比制御のために酸素濃度を測定するガスセンサ等がある。
また,上記外側ホルダー部は,例えば,円筒の一部にスリットを設けた断面略C字形状を有している。
また,上記自由状態とは,外力のかかっていない状態をいう。
【0052】
また,上記外側ホルダー部の内径とは,上記外側ホルダー部の内側に入る最も大きい真円の直径をいうものとする。また,上記スカート部の先端部の外径とは,該先端部が挿通可能な最も小さい真円の直径をいうものとする。この定義に準じて,本明細書中の他の部分に用いた「内径」,「外径」,「開口径」の語をも定義するものとする。
また,上記スカート部の先端部の外径と,上記外側取付部の外径との差は,例えば,0〜0.4mmとすることができる。
【0053】
また,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有する中央位置決めピンを有し,該中央位置決めピンを上記検出素子の後端部に挿入して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することが好ましい(請求項2)。
これにより,上記外側組付け治具を,容易に上記検出素子の後端部に配置することができる。そのため,ガスセンサの生産効率を向上させることができる。
【0054】
また,上記中央位置決めピンの外径と,上記検出素子の後端部の内径との差を小さくすることにより,上記スカート部の中心軸を上記検出素子の中心軸に,正確に揃えて,上記外側組付け治具を配置することができる。そのため,上記外側ホルダー部によって上記検出素子に損傷を与えることを確実に防ぐことができる。
【0055】
次に,上記第2の発明(請求項3)において,上記ツバ部とは,例えば,内側電極端子が必要以上に検出素子内部に入り込まないようにするためのものである。
また,上記内側電極端子の挿入動作を終了した時点における,上記ツバ部と検出素子の後端面との間の間隙は,例えば,0.2〜0.5mmであることが好ましい。
また,該請求項3の発明は,上記請求項1又は2の発明に適用することができる。
【0056】
次に,上記第3の発明(請求項4)において,上記外側組付け治具の上記スカート部は,軸方向に沿って形成された複数の外側スライド溝を有し,上記外側押込み治具を,上記外側スライド溝に配置すると共に該外側スライド溝に沿ってスライドさせて,上記外側ホルダー部を上記スカート部の先端部側へ押し込むことが好ましい(請求項5)。
これにより,上記外側押込み治具を,容易かつ確実に,上記外側ホルダー部の後端部に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を得ることができる。
【0057】
また,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有する中央位置決めピンを有し,該中央位置決めピンを上記検出素子の後端部に挿入して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することが好ましい(請求項6)。
これにより,上記外側組付け治具を,容易に上記検出素子の後端部に配置することができる。
また,上記中央位置決めピンの外径と,上記検出素子の後端部の内径との差を小さくすることにより,上記スカート部の中心軸を上記検出素子の中心軸に,正確に揃えて,上記外側組付け治具を配置することができる。そのため,上記外側ホルダー部によって上記検出素子に損傷を与えることを確実に防ぐことができる。
【0058】
次に,第4の発明(請求項7)において,上記貫通路の先端開口部の開口径と,上記内側端子取付部の内径との差は,例えば,0〜0.4mmとすることができる。
【0059】
また,上記内側組付け治具の上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成された複数の内側スライド溝を有し,上記内側押込み治具を,上記内側スライド溝に配置すると共に該内側スライド溝に沿ってスライドさせて,上記内側ホルダー部を上記貫通路の先端開口部側へ押し込むことが好ましい(請求項8)。
これにより,上記内側押込み治具を,容易かつ確実に,上記内側ホルダー部の後端部に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を得ることができる。
【0060】
また,上記内側電極端子は,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部を有し,上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに当っては,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了することが好ましい(請求項9)。
この場合には,上記ツバ部が上記検出素子の後端面に当接することがない。そのため,上記ツバ部により上記検出素子に損傷を与えるおそれがない。
【0061】
次に,第6の発明(請求項11)において,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有するとともに上記検出素子の後端部に挿入可能な中央位置決めピンを有することが好ましい(請求項12)。
これにより,上記外側組付け治具を,容易に上記検出素子の後端部に配置することができる。そのため,ガスセンサの生産効率を向上させることができる。
また,上記中央位置決めピンの外径と,上記検出素子の後端部の内径との差を小さくすることにより,上記スカート部の中心軸を上記検出素子の中心軸に,正確に揃えて,上記外側組付け治具を配置することができる。そのため,上記外側ホルダー部によって上記検出素子に損傷を与えることを確実に防ぐことができる。
【0062】
次に,第7の発明(請求項13)において,上記外側組付け治具は,上記スカート部から径方向外側に突出し軸方向に沿って形成された回転止部を有し,該回転止部は,上記スカート部に装着された上記外側電極端子の外側ホルダー部のスリットに挿入され,上記外側電極端子が回転方向にずれることを防止するよう構成してあることが好ましい(請求項14)。
これにより,上記外側電極端子を,上記検出素子に対して,所望の向きに正確に組付けることができる。
【0063】
また,上記スカート部は,軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部を形成してなり,該外側リード部用溝部には,上記スカート部に装着された上記外側電極端子の外側リード部が配置されるよう構成してあることが好ましい(請求項15)。
これにより,上記外側リード部が上記スカート部に当接することを防ぐことができる。そのため,上記外側電極端子を検出素子に円滑に組付けることができると共に,上記外側リード部の変形を防ぐことができる。
【0064】
また,上記スカート部は,軸方向に沿って形成された複数の外側スライド溝を有し,該スライド溝には,上記外側ホルダー部を上記スカート部の先端部側へ押し込む外側押込み治具を配置し,スライドさせるよう構成してあることが好ましい(請求項16)。
これにより,上記外側押込み治具を,容易かつ確実に,上記外側ホルダー部の後端部に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を得ることができる。
【0065】
次に,第8の発明(請求項17)において,上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成された内側リード部用溝部を形成してなり,該内側リード部用溝部には,上記貫通路に挿入された上記内側電極端子の内側リード部が配置されるよう構成してあることが好ましい(請求項18)。
これにより,上記内側リード部が上記貫通路の側壁に当接することを防ぐことができる。そのため,上記内側電極端子を検出素子に円滑に組付けることができると共に,上記内側リード部の変形を防ぐことができる。
【0066】
また,上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成されたツバ部用溝部を形成してなり,該ツバ部用溝部には,上記貫通路に挿入された上記内側電極端子のツバ部が配置されるよう構成してあることが好ましい(請求項19)。
これにより,上記ツバ部が上記貫通路の側壁に当接することを防ぐことができる。そのため,上記内側電極端子を検出素子に円滑に組付けることができると共に,上記ツバ部の変形を防ぐことができる。
【0067】
また,上記貫通路は,その壁面に軸方向に沿って形成された複数の内側スライド溝を有し,該内側スライド溝には,上記内側ホルダー部を上記貫通路の先端開口部側へ押し込む内側押込み治具を配置し,スライドさせるよう構成してあることが好ましい(請求項20)。
これにより,上記内側押込み治具を,容易かつ確実に,上記内側ホルダー部の後端部に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサの製造方法を得ることができる。
【0068】
また,上記貫通路は,その壁面に軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部を有し,外側電極端子が取付けられた上記検出素子の後端部に上記内側組付け治具を配置したとき,上記外側電極端子の外側リード部が,上記外側リード部用溝部に配置されるよう構成してあることが好ましい(請求項21)。
これにより,上記検出素子に先に組付けた上記外側電極端子が障害となることなく,上記内側電極端子を上記検出素子に容易に組付けることができる。
【0069】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサの製造方法,及びこれに用いる外側組付け治具,内側組付け治具につき,図1〜図15を用いて説明する。
本例のガスセンサの製造方法は,図5に示すごとく,先端が閉塞された筒状の検出素子11を有し,該検出素子11の外周面における外側端子取付部112に外側電極端子12を,上記検出素子11の内周面における内側端子取付部113に内側電極端子13を,それぞれ配設してなるガスセンサ1を製造する方法である。
【0070】
図6(A)に示すごとく,上記外側電極端子12は,外側ホルダー部121と,該外側ホルダー部121から延設された外側リード部122とからなる。上記外側ホルダー部121は,自由状態において上記検出素子11の外側端子取付部112の外径よりも小さい内径を有すると共に弾性を有する。
【0071】
上記外側電極端子12を上記検出素子11に組付けるに当っては,図1(A),(B),図3に示すごとく,スカート部21を備えた外側組付け治具2を,上記検出素子11の後端部119に配置する。上記スカート部21は,図7に示すごとく,後端部219側から先端部211側へ向かって広がるテーパ形状を有する。また,スカート部21の先端部211の外径は,上記外側端子取付部112の外径以上である(図1(B))。
【0072】
次いで,図1(B)に示すごとく,上記外側組付け治具2の上記スカート部21に,上記外側電極端子12の上記外側ホルダー部121を装着する。
次いで,図1(B)の矢印Eに示すごとく,該外側ホルダー部121を,上記スカート部21に沿って該スカート部21の先端部211側へ移動させると共に,図8(A),(B)に示すごとく拡径させる。そして,図2(C)に示すごとく,上記外側ホルダー部121を,上記検出素子11の外側端子取付部112に配置する。
【0073】
次いで,図2(D)に示すごとく,上記外側組付け治具2を上記外側ホルダー部21から取外して,該外側ホルダー部21により上記外側端子取付部112を把持させて,上記外側電極端子12を上記検出素子11に組付ける。
その後,図4(D),(E)に示すごとく,上記内側電極端子13を上記検出素子11に組付ける。
即ち,図4(A)〜(C)に示すごとく,上記外側電極端子12を上記検出素子11に組付けた後,図4(D),(E)に示すごとく,上記内側電極端子13を上記検出素子11に組付ける。
【0074】
図5に示すごとく,本例により製造される上記ガスセンサ1は,筒状のハウジング102の内側に,上述のごとく外側電極端子12及び内側電極端子13を配設した検出素子11を,挿入配置してなる。また,上記検出素子11の大径部115は,上記ハウジング102の内壁に当接しており,その当接部に,粉体103が,パッド104及びサポータ105と共に加圧充填されている。
【0075】
また,上記ハウジング102の先端側には,排気カバー106,107が配設され,これらの内側に排気室108が形成されている。
一方,上記ハウジング102の後端側には,大気カバー109が設けられている。
【0076】
上記検出素子11は,図1(A),図5に示すごとく,後端部119における内周面に,内側端子取付部113を設けてなる。また,該内側端子取付部113よりも先端側における外周面に,上記後端部119よりも外径の大きい上記外側端子取付部112を設けてなる。また,該外側端子取付部112の先端部側には,該外側端子取付部112よりも外径の大きい段部114が設けてある。また,該段部114の先端側には,該段部114よりも更に外径の大きい大径部115が設けてある。
【0077】
上記外側ホルダー部121は,図2(D)に示すごとく,上記段部114に,先端部128を当接させて,上記外側端子取付部112に取付けられる。また,上記外側ホルダー部121の後端部129は,図2(D)に示すごとく,上記外側端子取付部112の後端116から約1mm程度突出して配置される。
【0078】
また,図6(A)に示すごとく,上記外側電極端子12における外側ホルダー部121は,円筒の一部にスリット123を設けた断面略C字形状を有している。また,上記外側リード部122は,上記スリット123と反対側における外側ホルダー部121の後端部129から,後方へ延設されていると共に,中央部付近において内側へ屈曲した屈曲部124を有する。
【0079】
また,図1〜図3に示すごとく,上記外側電極端子12を上記検出素子11に組付ける際には,上記検出素子11を素子固定具5に固定する。該素子固定具5は,検出素子11を下方から受ける支承部51と,検出素子11を側方から把持する複数のチャック爪52とからなる。そして,上記素子固定具5の支承部51によって上記検出素子11の大径部115を支承し,上記チャック爪52によって上記段部114を把持する。
【0080】
図7(A),(B)に示すごとく,上記外側組付け治具2は,後端部219側から先端部211側へ向かって広がるテーパ形状を有するスカート部21を備えている。該スカート部21は,後端部219からスカート部21の全長の約4分の3程度にわたり,上記テーパ形状を有し,そこから先端部211までの間は,外径は変化しない。
【0081】
また,上記外側組付け治具2の先端部には,上記検出素子11の後端部119に装着可能な凹陥部24が形成されている。該凹陥部24の内径は,上記検出素子11の後端部119の外径と略同等である。
上記外側組付け治具2を上記検出素子11の後端部119に配置する際には,図1(B),図3に示すごとく,上記凹陥部24を上記検出素子11の後端部119に装着する。
【0082】
また,図1(B)に示すごとく,上記スカート部21の先端部211の外径は,上記検出素子11の外側端子取付部112の外径以上である。具体的には,上記スカート部21の先端部211の外径は,上記外側端子取付部112の外径よりも約0.2mm大きい。
また,上記スカート部21の後端部219の外径は,上記外側電極端子12の外側ホルダー部121の自由状態における内径以下である。
【0083】
図7(A),図8(B)に示すごとく,上記外側組付け治具2は,上記スカート部21から径方向外側に突出し軸方向に沿って形成された回転止部25を有する。該回転止部25は,図8(B)に示すごとく,上記スカート部21に装着された上記外側電極端子12の外側ホルダー部121のスリット123に挿入され,上記外側電極端子12が回転方向にずれることを防止する。
上記回転止部25は,図7(A)に示すごとく,上記スカート部21の先端部211から,スカート部21の全長の約4分の1程度の範囲に設けられている。
なお,図1〜図3においては,上記回転止部25を省略してある。
【0084】
また,図7(A),(B),図8(A),(B)に示すごとく,上記スカート部21は,軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部26を形成してなる。
該外側リード部用溝部26には,図2(C),図8に示すごとく,上記スカート部21に装着された上記外側電極端子12の外側リード部122が配置される。
即ち,該外側リード部122における屈曲部124よりも後方の部分が,上記外側リード部用溝部26に配置される。
【0085】
図1(A),図7に示すごとく,上記外側組付け治具2は,上記スカート部21と中心軸を共有する中央位置決めピン22を有する。また,上記中央位置決めピン22は,先端部221が先細りの形状を有している。
そして,図1(A),(B)に示すごとく,該中央位置決めピン22を上記検出素子11の後端部119に挿入して,上記外側組付け治具2を上記検出素子11の後端部119に配置する。
【0086】
また,上記外側ホルダー部121を,上記スカート部21に沿って,該スカート部21の先端部211側へ移動させるに当っては,図1(B),図2(C),図8(A),(B)に示すごとく,上記外側ホルダー部121の後端部129における2箇所に,押込み治具としてのステッキ42の先端部421を当接させて押し込む。
【0087】
該ステッキ42は,図8,図9に示すごとく,幅方向の中央に,厚みの大きい補強部422を設けてある。
また,上記ステッキ42は,図9に示すごとく,2本が一対となって,ステッキ保持具40に取付けてある。該ステッキ保持具40は,基部401と,上記ステッキ42を嵌合保持する一対の保持部402とを有する。該一対の保持部402は,それぞれ上記基部401に支点403を介して回動可能に取付けられている。そして,上記保持部402と上記基部401との間には,弾性体404が介在しており,これにより,上記2本のステッキ42は,互いの先端部421が近付く方向(矢印F)に付勢されている。
【0088】
また,図7(A),(B)に示すごとく,上記外側組付け治具2の上記スカート部21は,軸方向に沿って形成された2本の外側スライド溝23を有する。そして,図1(B),図2(C),図8(A),(B)に示すごとく,上記ステッキ42を,上記外側スライド溝23に配置すると共に該外側スライド溝23に沿ってスライドさせる。これにより,上記外側ホルダー部121を上記スカート部21の先端部211側へ押し込む。
【0089】
また,上記2本の外側スライド溝23は,上記スカート部21において,互いに対向配置されている。また,2本の上記ステッキ42は,上記のごとく,互いの先端部421が近付く方向(図9の矢印F)に付勢されている。これにより,上記ステッキ42の先端部421は,上記外側スライド溝23に軽く押圧されながらスライドする。
【0090】
次に,内側電極端子13を検出素子11へ組付ける方法につき説明する。
図6(B)に示すごとく,上記内側電極端子13は,内側ホルダー部131と,該内側ホルダー部131から延設された内側リード部132と,上記内側ホルダー部131の後端部139から外側へ突出したツバ部133とからなる。
【0091】
上記内側ホルダー部131は,自由状態において上記検出素子11の内側端子取付部113の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する。また,上記内側ホルダー部131は,円筒の一部にスリット134を設けた断面略C字形状を有している。また,上記内側リード部132は,上記スリット134と反対側における内側ホルダー部131の後端部139から,後方斜め外側へ突出した後,屈曲して後方へ延設されている。
上記ツバ部133とは,例えば,内側電極端子13が必要以上に検出素子11内部に入り込まないようにするためのものである。
【0092】
上記内側端子取付部113に上記内側電極端子13を組付けるに当っては,図4(D),(E),図12,図13に示すごとく,上記検出素子11の後端部119から上記内側ホルダー部131を挿入する。そして,図13(B)に示すごとく,上記ツバ部133と上記検出素子11の後端面118との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了する。このときの上記ツバ部133と検出素子11の後端面118との間の間隙は,約0.3mm程度である。
【0093】
上記内側電極端子13を上記検出素子11に組付けるに当っては,図10,図11(A),(B)に示すごとく,貫通路31を備えた内側組付け治具3を,上記検出素子11の後端部119に配置する。図10〜図14に示すごとく,上記貫通路31は,後端開口部319側から先端開口部311側へ向かって狭まるテーパ形状を有する。そして,上記貫通路31の先端開口部311の開口径は,上記内側端子取付部113の内径以下である(図11(B))。
なお,図10〜図12に示した貫通路31の輪郭は,実質的な貫通路の輪郭,即ち上記貫通路31に挿通可能な最大の真円の軌跡を示し,実際に存在する貫通路31の側壁を示すものではない(図15参照)。
【0094】
次いで,図11(B)に示すごとく,上記内側組付け治具3の上記貫通路31に,後端開口部319から上記内側電極端子13の上記内側ホルダー部131を挿入する。
次いで,図10,図11(B),図12,図15に示すごとく,該内側ホルダー部131の後端部139における2箇所に,内側押込み治具としてのステッキ43の先端部431を当接させて押し込む。これにより,上記内側ホルダー部131を,上記貫通路31に沿って該貫通路31の先端開口部311側へ移動させると共に,図15(A),(B)に示すごとく縮径させる。そして,図12(D)に示すごとく,上記内側ホルダー部131を上記内側端子取付部113に配置する。
【0095】
次いで,上記内側組付け治具3を上記内側ホルダー部131から取外して,該内側ホルダー部131を上記内側端子取付部113に係合させて,上記内側電極端子13を上記検出素子11に組付ける(図4(E),図13(B))。
【0096】
図14に示すごとく,上記内側組付け治具3は,後端開口部319側から先端開口部311側へ向かって狭まるテーパ形状を有する貫通路31を備えている。
上記内側組付け治具3の先端部には,上記検出素子11の後端部119に装着可能な凹陥部34が,上記貫通路31と連結して形成されている。
【0097】
図11(B)に示すごとく,上記貫通路31の先端開口部311の開口径は,上記検出素子11の内側端子取付部113の内径以下である。具体的には,上記先端開口部311の開口径は,上記内側端子取付部113の内径よりも約0.2mm小さい。
また,上記貫通路31の後端開口部319の開口径は,上記内側電極端子13の内側ホルダー部131の自由状態における外径以上である。
【0098】
上記貫通路31は,図15に示すごとく,断面が略十字状に形成されている。
そして,その十字の交点部分に形成される,対向する2つの内側角部31a,31bの間の距離dが,後端開口部319側から先端開口部311側へ向かうにつれて,徐々に小さくなる。また,上記後端開口部319と先端開口部311との略中間部分から上記先端開口部311までの間は,上記距離dは変化しない(図14(B),(D))。
また,上記後端開口部319及び先端開口部311の開口径は,上記後端開口部319及び先端開口部311における上記距離dとなる。
【0099】
また,図14(A),(B),(C),図15(A),(B)に示すごとく,上記貫通路31は,その側壁に軸方向に沿って形成された内側リード部用溝部35を形成してなる。該内側リード部用溝部35には,図10,図12,図15に示すごとく,上記貫通路31に挿入された上記内側電極端子13の内側リード部132が配置される。
【0100】
図14,図15に示すごとく,上記内側組付け治具3の上記貫通路31は,その側壁に軸方向に沿って形成された複数の内側スライド溝33を有する。そして,図11(B),図12(C),(D),図15に示すごとく,上記ステッキ43を,上記内側スライド溝33に配置すると共に該内側スライド溝33に沿ってスライドさせる。これにより,上記内側ホルダー部131を上記貫通路31の先端開口部311側へ押し込む。
【0101】
上記ステッキ43は,上記内側ホルダー部131の自由状態における直径よりも大きい幅を有する板棒形状を有している。
また,上記内側スライド溝33は,図15に示すごとく,上記貫通路31に挿入された上記内側電極端子13のツバ部133が配置される,ツバ部用溝部としても機能する。
【0102】
また,上記貫通路31は,図14(A),(B),(C)に示すごとく,その壁面に軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部36を有する。図10〜図12,図15に示すごとく,外側電極端子12が取付けられた上記検出素子11の後端部119に上記内側組付け治具3を配置したとき,上記外側電極端子12の外側リード部122が,上記外側リード部用溝部36に配置される。
【0103】
次に,本例の作用効果につき説明する。
上記外側電極端子12を検出素子11に組付けるに当っては,上述のごとく,上記外側電極端子12の外側ホルダー部121を,上記外側組付け治具2のスカート部21に沿って該スカート部21の先端部211側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子11の外側端子取付部112に配置する(図1,図2)。
そして,上記スカート部21は,上記のようなテーパ形状を有すると共に先端部211の外径が上記外側端子取付部112の外径以上である。
【0104】
そのため,上記外側ホルダー部121は,上記スカート部21の先端部211へ移動したとき,上記外側端子取付部112の外径以上の内径にまで,拡径している。即ち,上記外側ホルダー部121は,上記外側端子取付部112の外径以上の内径となった状態で,該外側端子取付部112に配置される(図2(C))。
【0105】
これにより,上記外側ホルダー部121の先端部128が上記検出素子11の後端部119等に当接することなく,上記外側電極端子112を上記検出素子11に組付けることができる。そのため,上記検出素子11に損傷を与えずに,ガスセンサ1を製造することができる。
【0106】
また,上述のごとく,上記外側ホルダー部121を,上記スカート部21に沿って移動させて,上記外側端子取付部112に配置するため,容易に,上記外側電極端子12を検出素子11に組付けることができる。それ故,生産効率よくガスセンサ1を製造することができる。
【0107】
また,上述のごとく,上記検出素子11に外側電極端子12を組付けた後に,上記内側電極端子13を組付ける(図4)。これにより,容易に,上記外側電極端子12を検出素子11に組付けることができる。
即ち,仮に,上記内側電極端子13が上記検出素子11に組付けられた状態で,上記外側電極端子12を組付けようとすると,上記内側電極端子13が障害となる。例えば,該内側電極端子13が検出素子11の後端部119の内周面に配設されていることにより,外側組付け治具2を上記後端部119に配置するに当り,上記内側電極端子13が障害となる等の不具合を生ずる。そのため,上記外側組付け治具2を上記検出素子11の後端部119に配置することが困難となる。
【0108】
これに対し,上記内側電極端子13を組付ける前に,上記外側電極端子12を組付ける場合には,上記のような不具合がない。それ故,上記内側電極端子13より前に上記外側電極端子12を組付けることにより,該外側電極端子12を,上記外側組付け治具2を用いて,検出素子11に効率よく組付けることができる。
【0109】
また,上記外側組付け治具2は,上記中央位置決めピン22を有し,該中央位置決めピン22を上記検出素子11の後端部119に挿入して,上記外側組付け治具12を上記検出素子11の後端部119に配置する(図1)。これにより,上記外側組付け治具2を,容易に上記検出素子11の後端部119に配置することができる。
【0110】
また,上記中央位置決めピン22の外径と,上記検出素子11の後端部119の内径との差を小さくすることにより,上記スカート部21の中心軸を上記検出素子11の中心軸に,正確に揃えて,上記外側組付け治具2を配置することができる。そのため,上記外側ホルダー部121によって上記検出素子11に損傷を与えることを確実に防ぐことができる。
【0111】
また,上記内側電極端子13を検出素子11に組付けるに当っては,上記ツバ部133と上記検出素子11の後端面118との間に間隙を保った状態で,上記内側ホルダー部の挿入動作を終了する(図13)。これにより,上記ツバ部133が上記検出素子11の後端面118に当接することがない。そのため,上記ツバ部133により上記検出素子11に損傷を与えるおそれがない。
【0112】
また,上記外側組付け治具2のスカート部21に装着した外側電極端子12の外側ホルダー部121を,上記ステッキ42を用いて,上記スカート部21の先端部211側へ移動させる(図1(B),図2(C),図8)。これにより,容易かつ確実に,上記外側電極端子12を移動させ,上記外側端子取付部112に配置することができる。また,上記外側ホルダー部121の後端部129における複数箇所に,上記ステッキ42を当接させるため,上記外側電極端子12が傾かないように,円滑に移動させることができる。
それ故,効率よく正確に,上記外側電極端子12を検出素子11に組付けることができる。
【0113】
また,上記スカート部21は,上記外側スライド溝23を有する。そして,上記ステッキ42を,上記外側スライド溝42に配置すると共に該外側スライド溝42に沿ってスライドさせて,上記外側ホルダー部121を上記スカート部21の先端部211側へ押し込む(図1(B),図2(C))。これにより,上記ステッキ42を,容易かつ確実に,上記外側ホルダー部121の後端部129に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサ1の製造方法を得ることができる。
【0114】
また,上記外側組付け治具2の先端部には,上記凹陥部24が形成されている。これにより,上記凹陥部24を上記検出素子11の後端部119に装着して,上記外側組付け治具2を上記検出素子11の後端部119に配置することができる(図1(B))。そのため,上記外側組付け治具2を上記検出素子11に対して,正確な位置に配置することができる。それ故,上記外側ホルダー部12の先端部128によって上記検出素子11に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。
【0115】
また,上記スカート部21の後端部219の外径は,上記外側電極端子12の外側ホルダー部121の自由状態における内径以下である。そのため,上記外側ホルダー部121を上記スカート部21の後端部219から,容易に装着することができる。
【0116】
また,上記外側組付け治具2は,上記回転止部25を有し,該回転止部25によって,上記外側電極端子12が回転方向にずれることを防止している。これにより,上記外側電極端子12を,上記検出素子11に対して,所望の向きに正確に組付けることができる。
【0117】
また,上記スカート部21は,上記外側リード部用溝部26を形成してなる。
そして,該外側リード部用溝部26には,上記スカート部21に装着された上記外側電極端子12の外側リード部122が配置される(図8)。これにより,上記外側リード部122が上記スカート部21に当接することを防ぐことができる。そのため,上記外側電極端子12を検出素子11に円滑に組付けることができると共に,上記外側リード部122の変形を防ぐことができる。
【0118】
また,上記スカート部21は,上記外側スライド溝23を有し,該スライド溝23には,上記ステッキ42を配置しスライドさせる。これにより,上記ステッキ42を,容易かつ確実に,上記外側ホルダー部121の後端部129に当接させて押し込むことができる。
また,上記一対のステッキ42は,その先端部421が互いに近付く方向に付勢されている(図9)。そのため,上記ステッキ42を,容易かつ確実に上記外側スライド溝23に沿ってスライドさせることができる。
【0119】
また,上記内側電極端子13を検出素子11に組付けるに当っては,上記内側電極端子13の内側ホルダー部131を,上記内側組付け治具3の貫通路31に沿って該貫通路31の先端開口部311側へ移動させると共に縮径させて,上記検出素子11の内側端子取付部113に配置する(図11,図12)。そして,上記貫通路31は,上記のようなテーパ形状を有すると共に先端開口部311の開口径が上記内側端子取付部113の内径以下である。
【0120】
そのため,上記内側ホルダー部131は,上記貫通路31の先端開口部311へ移動したとき,上記内側端子取付部113の内径以下の外径にまで,縮径している。即ち,上記内側ホルダー部131は,上記内側端子取付部113の内径以下の外径となった状態で,該内側端子取付部113に配置される(図12(D))。
これにより,上記内側ホルダー部131の先端部138が上記検出素子11の後端部119等に当接することなく,上記内側電極端子13を上記検出素子11に組付けることができる。そのため,上記検出素子11に損傷を与えずに,ガスセンサ1を製造することができる。
【0121】
また,上述のごとく,上記内側ホルダー部13を,上記貫通路31に沿って移動させて,上記内側端子取付部113に配置するため,容易に上記内側電極端子13を組付けることができる。それ故,生産効率よくガスセンサ1を製造することができる。
【0122】
また,上記貫通路31は,上記内側スライド溝33を有する。そして,上記内側押込み治具としてのステッキ43を,上記内側スライド溝33に配置すると共に該内側スライド溝33に沿ってスライドさせて,上記内側ホルダー部131を上記貫通路31の先端開口部311側へ押し込む(図11(B),図12(C),図15)。これにより,上記ステッキ43を,容易かつ確実に,上記内側ホルダー部131の後端部139に当接させて押し込むことができる。それ故,生産効率に優れたガスセンサ1の製造方法を得ることができる。
【0123】
また,上記内側組付け治具3の先端部には,上記凹陥部34が形成されている。これにより,上記凹陥部34を上記検出素子11の後端部119に装着して,上記内側組付け治具3を上記検出素子11の後端部119に配置することができる(図10〜図12)。そのため,上記内側組付け治具2を上記検出素子11に対して,正確な位置に配置することができる。それ故,上記内側ホルダー部121の先端部128によって上記検出素子11に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。
【0124】
また,上記貫通路31の後端開口部319の開口径は,上記内側電極端子13の外側ホルダー部131の自由状態における外径以下である。そのため,上記内側ホルダー部131を上記貫通路31の後端開口部319から,容易に挿入することができる。
【0125】
また,上記貫通路31は,上記内側リード部用溝部35を形成してなり,該内側リード部用溝部35には,上記貫通路31に挿入された上記内側電極端子13の内側リード部132が配置される(図11(B),図12(C),(D),図15)。これにより,上記内側リード部132が上記貫通路31の側壁に当接することを防ぐことができる。そのため,上記内側電極端子13を検出素子11に円滑に組付けることができると共に,上記内側リード部132の変形を防ぐことができる。
【0126】
また,上記貫通路31に設けた上記内側スライド溝33は,上記貫通路31に挿入された上記内側電極端子13のツバ部133が配置される,ツバ部用溝部としても機能する(図15)。これにより,上記ツバ部133が上記貫通路31の側壁に当接することを防ぐことができる。そのため,上記内側電極端子13を検出素子11に円滑に組付けることができると共に,上記ツバ部133の変形を防ぐことができる。
【0127】
また,上記貫通路31は,上記外側リード部用溝部36を有する。そして,外側電極端子12が取付けられた上記検出素子11の後端部119に上記内側組付け治具3を配置したとき,上記外側電極端子12の外側リード部122が,上記外側リード部用溝部36に配置される(図11,図12,図15)。これにより,上記検出素子11に先に組付けた上記外側電極端子12が障害となることなく,上記内側電極端子13を上記検出素子11に容易に組付けることができる。
【0128】
以上のごとく,本例によれば,検出素子に損傷を与えることのない,生産効率に優れたガスセンサの製造方法,及びこれに用いる外側組付け治具,内側組付け治具を提供することができる。
【0129】
(実態例2)
本例は,図16,図17に示すごとく,検出素子110の後端部119の外周面における外側端子取付部112に,外側電極端子12を配設してなるガスセンサを製造する方法の例である。
【0130】
上記検出素子110は,後端部119における外周面に,上記外側端子取付部112を設けてなる。また,該外側端子取付部112の先端側には,該外側端子取付部112よりも外径の大きい段部114が設けてある。また,該段部114の先端側には,更に外径の大きい大径部115が設けてある。
【0131】
次に,本例のガスセンサの製造方法に用いられる外側組付け治具20につき,図16(A)を用いて説明する。
該外側組付け治具20は,実施例1で示した外側組付け治具と同様に,スカート部21と,該スカート部21と中心軸を共有するとともに上記検出素子110の後端部119に挿入可能な中央位置決めピン22とを備える。
【0132】
上記スカート部21の先端部211の外径は,上記検出素子110の外側端子取付部112の外径以上であり,上記スカート部21の後端部219の外径は,上記外側電極端子12の外側ホルダー部121の自由状態における内径以下である。
【0133】
また,図16(A)に示すごとく,上記外側組付け治具20の先端部には,凹陥部(図1(A)の符号24参照)は設けられていない。
また,上記中央位置決めピン22の外径は,上記検出素子110の後端部119の内径とと略同等である。即ち,上記中央位置決めピン22の外径は,上記検出素子11の後端部119の内径よりも,約0.05mm大きいだけである。
【0134】
上記外側電極端子12を上記検出素子11に組付けるに当っては,図16(A),(B)に示すごとく,上記外側組付け治具20を上記検出素子11の後端部119に配置する。このとき,図16(B)に示すごとく,上記中央位置決めピン22を上記検出素子110の後端部119に挿入し,上記スカート部21の先端部211を上記検出素子110の後端部119に当接させる。
この状態から,実施例1と同様の方法で,上記外側電極端子12を上記スカート部21を介して検出素子110に組付ける(図16(B),図17)。
その他は,実施例1と同様である。
【0135】
次に,本例の作用効果につき説明する。
上記外側組付け治具20のスカート部21は,上記のごとくテーパ形状を有する。そのため,実施例1と同様に,上記外側ホルダー部121の先端部128を上記検出素子110の後端部119等に当接させることなく,上記外側電極端子12を上記検出素子110に,効率よく組付けることができる。
【0136】
また,上記外側組付け治具20は,上記中央位置決めピン22を有する。そのため,上記外側組付け治具20を上記検出素子110に対して,容易に,かつ正確な位置に配置することができる。それ故,上記外側ホルダー部121の先端部128によって上記検出素子110に損傷を与えることを,確実に防ぐことができる。また,ガスセンサの生産効率を向上させることができる。
【0137】
特に,上記中央位置決めピン22の外径と,上記検出素子110の後端部119の内径との差を,約0.05mmと小さくすることにより,上記スカート部21の中心軸を上記検出素子110の中心軸に,一層正確に揃えて,上記外側組付け治具20を配置することができ,上記検出素子110の損傷をより確実に防ぐことができる。
【0138】
このようにして,本例によれば,検出素子110の後端部119に外側電極端子12を配設してなるガスセンサを製造する際に,検出素子110に損傷を与えることを防ぐと共に,生産効率を向上させることができる。
その他,実施例1と同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,(A)外側組付け治具を検出素子の後端部に配置する直前の状態,(B)外側電極端子を検出素子の外側端子取付部に配置する直前の状態,をそれぞれ表す説明図。
【図2】実施例1における,(C)外側電極端子を外側端子取付部に配置した状態,(D)外側電極端子を検出素子に組付けた状態,をそれぞれ表す説明図。
【図3】実施例1における,外側電極端子を検出素子に組付ける際の全体説明図。
【図4】実施例1における,検出素子に外側電極端子と内側電極端子とを組付ける手順を表す説明図。
【図5】実施例1における,ガスセンサの断面図。
【図6】実施例1における,(A)外側電極端子の斜視図,(B)内側電極端子の斜視図。
【図7】実施例1における,(A)外側組付け治具の正面図,(B)側面図。
【図8】(A)図1(B)のA−A線矢視断面図,(B)図2(C)のB−B線矢視断面図。
【図9】実施例1における,ステッキ保持具に保持されたステッキの正面図。
【図10】実施例1における,内側電極端子を検出素子に組付ける際の全体説明図。
【図11】実施例1における,(A)内側組付け治具を検出素子の後端部に配置する直前の状態,(B)外側電極端子を内側組付け治具に挿入した状態,をそれぞれ表す説明図。
【図12】実施例1における,(C)外側電極端子を検出素子の内側端子取付部に配置する直前の状態,(D)外側電極端子を検出素子の内側端子取付部に配置した状態,をそれぞれ表す説明図。
【図13】実施例1における,(A)検出素子に内側ホルダー部を挿入している状態,(B)検出素子への内側ホルダー部の挿入動作を終了した状態,をそれぞれ表す説明図。
【図14】実施例1における,内側組付け治具の(A)上面図,(B)正面図,(C)下面図,(D)側面図。
【図15】(A)図11(B)のC−C線矢視断面図,(B)図12(C)のD−D線矢視断面図。
【図16】実施例2における,(A)外側組付け治具を検出素子の後端部に配置する直前の状態,(B)外側電極端子を検出素子の外側端子取付部に配置する直前の状態,をそれぞれ表す説明図。
【図17】実施例2における,外側電極端子を検出素子の外側端子取付部に組付けた状態を表す説明図。
【符号の説明】
1...ガスセンサ,
11,110...検出素子,
112...外側端子取付部,
113...内側端子取付部,
119...後端部,
12...外側電極端子,
121...外側ホルダー部,
122...外側リード部,
13...内側電極端子,
131...内側ホルダー部,
132...内側リード部,
2,20...外側組付け治具,
21...スカート部,
3...内側組付け治具,
31...貫通路,
42...ステッキ(外側押込み治具),
43...ステッキ(内側押込み治具),
Claims (21)
- 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を,上記検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を,それぞれ配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも小さい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子の外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付け,
その後,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法。 - 請求項1において,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有する中央位置決めピンを有し,該中央位置決めピンを上記検出素子の後端部に挿入して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することを特徴とするガスセンサの製造方法。
- 請求項1又は2において,上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部と,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部とからなり,
上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに当っては,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了することを特徴とするガスセンサの製造方法。 - 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも小さい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部の後端部における複数箇所に,外側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記検出素子の外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法。 - 請求項4において,上記外側組付け治具の上記スカート部は,軸方向に沿って形成された複数の外側スライド溝を有し,上記外側押込み治具を,上記外側スライド溝に配置すると共に該外側スライド溝に沿ってスライドさせて,上記外側ホルダー部を上記スカート部の先端部側へ押し込むことを特徴とするガスセンサの製造方法。
- 請求項4又は5において,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有する中央位置決めピンを有し,該中央位置決めピンを上記検出素子の後端部に挿入して,上記外側組付け治具を上記検出素子の後端部に配置することを特徴とするガスセンサの製造方法。
- 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部とからなり,
上記内側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有すると共に先端開口部の開口径が上記内側端子取付部の内径以下である貫通路を備えた内側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,該内側組付け治具の上記貫通路に,後端開口部から上記内側電極端子の上記内側ホルダー部を挿入し,
次いで,該内側ホルダー部の後端部における複数箇所に,内側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記内側ホルダー部を,上記貫通路に沿って該貫通路の先端開口部側へ移動させると共に縮径させて,上記内側端子取付部に配置し,
次いで,上記内側組付け治具を上記内側ホルダー部から取外して,該内側ホルダー部を上記内側端子取付部に係合させて,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法。 - 請求項7において,上記内側組付け治具の上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成された複数の内側スライド溝を有し,上記内側押込み治具を,上記内側スライド溝に配置すると共に該内側スライド溝に沿ってスライドさせて,上記内側ホルダー部を上記貫通路の先端開口部側へ押し込むことを特徴とするガスセンサの製造方法。
- 請求項7又は8において,上記内側電極端子は,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部を有し,上記内側端子取付部に上記内側電極端子を組付けるに当っては,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了することを特徴とするガスセンサの製造方法。
- 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を,上記検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を,それぞれ配設してなるガスセンサを製造する方法において,
上記外側電極端子は,自由状態において上記検出素子の外側端子取付部の外径よりも大きい内径を有すると共に弾性を有する外側ホルダー部と,該外側ホルダー部から延設された外側リード部とからなり,
上記内側電極端子は,自由状態において上記検出素子の内側端子取付部の内径よりも大きい外径を有すると共に弾性を有する内側ホルダー部と,該内側ホルダー部から延設された内側リード部と,上記内側ホルダー部の後端部から外側へ突出したツバ部とからなり,
上記外側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有すると共に先端部の外径が上記外側端子取付部の外径以上であるスカート部を備えた外側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具の上記スカート部に,上記外側電極端子の上記外側ホルダー部を装着し,
次いで,該外側ホルダー部の後端部における複数箇所に,外側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記外側ホルダー部を,上記スカート部に沿って該スカート部の先端部側へ移動させると共に拡径させて,上記外側端子取付部に配置し,
次いで,上記外側組付け治具を上記外側ホルダー部から取外して,該外側ホルダー部により上記外側端子取付部を把持させて,上記外側電極端子を上記検出素子に組付け,
その後,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けるに当っては,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有すると共に先端開口部の開口径が上記内側端子取付部の内径以下である貫通路を備えた内側組付け治具を,上記検出素子の後端部に配置し,
次いで,上記内側組付け治具の上記貫通路に,上記後端開口部から上記内側電極端子の上記内側ホルダー部を挿入し,
次いで,該内側ホルダー部の後端部における複数箇所に,内側押込み治具を当接させて押し込むことにより,上記内側ホルダー部を,上記貫通路に沿って該貫通路の先端開口部側へ移動させると共に縮径させて,上記検出素子の後端部から上記内側ホルダー部を挿入し,上記ツバ部と上記検出素子の後端面との間に間隙を保った状態で挿入動作を終了し,
次いで,上記内側組付け治具を上記内側ホルダー部から取外して,該内側ホルダー部を上記内側端子取付部に係合させて,上記内側電極端子を上記検出素子に組付けることを特徴とするガスセンサの製造方法。 - 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる外側組付け治具であって,
該外側組付け治具は,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有するスカート部を備え,
上記外側組付け治具の先端部には,上記検出素子の後端部に装着可能な凹陥部が形成されており,
かつ,上記スカート部の先端部の外径は,上記検出素子の外側端子取付部の外径以上であり,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下であることを特徴とする外側組付け治具。 - 請求項11において,上記外側組付け治具は,上記スカート部と中心軸を共有するとともに上記検出素子の後端部に挿入可能な中央位置決めピンを有することを特徴とする外側組付け治具。
- 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の後端部の外周面における外側端子取付部に外側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる外側組付け治具であって,
該外側組付け治具は,後端部側から先端部側へ向かって広がるテーパ形状を有するスカート部と,中心軸を該スカート部と共有するとともに上記検出素子の後端部に挿入可能な中央位置決めピンとを備え,
かつ上記スカート部の先端部の外径は,上記検出素子の外側端子取付部の外径以上であり,上記スカート部の後端部の外径は,上記外側電極端子の外側ホルダー部の自由状態における内径以下であることを特徴とする外側組付け治具。 - 請求項11〜13のいずれか一項において,上記外側組付け治具は,上記スカート部から径方向外側に突出し軸方向に沿って形成された回転止部を有し,該回転止部は,上記スカート部に装着された上記外側電極端子の外側ホルダー部のスリットに挿入され,上記外側電極端子が回転方向にずれることを防止するよう構成してあることを特徴とする外側組付け治具。
- 請求項11〜14のいずれか一項において,上記スカート部は,軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部を形成してなり,該外側リード部用溝部には,上記スカート部に装着された上記外側電極端子の外側リード部が配置されるよう構成してあることを特徴とする外側組付け治具。
- 請求項11〜15のいずれか一項において,上記スカート部は,軸方向に沿って形成された複数の外側スライド溝を有し,該スライド溝には,上記外側ホルダー部を上記スカート部の先端部側へ押し込む外側押込み治具を配置し,スライドさせるよう構成してあることを特徴とする外側組付け治具。
- 先端が閉塞された筒状の検出素子を有し,該検出素子の内周面における内側端子取付部に内側電極端子を配設してなるガスセンサを製造する際に用いられる内側組付け治具であって,
該内側組付け治具は,後端開口部側から先端開口部側へ向かって狭まるテーパ形状を有する貫通路を備え,
上記内側組付け治具の先端部には,上記検出素子の後端部に装着可能な凹陥部が,上記貫通路と連結して形成されており,
かつ,上記貫通路の先端開口部の開口径は,上記検出素子の内側端子取付部の内径以下であり,上記貫通路の後端開口部の開口径は,上記内側電極端子の内側ホルダー部の自由状態における外径以上であることを特徴とする内側組付け治具。 - 請求項17において,上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成された内側リード部用溝部を形成してなり,該内側リード部用溝部には,上記貫通路に挿入された上記内側電極端子の内側リード部が配置されるよう構成してあることを特徴とする内側組付け治具。
- 請求項17又は18において,上記貫通路は,その側壁に軸方向に沿って形成されたツバ部用溝部を形成してなり,該ツバ部用溝部には,上記貫通路に挿入された上記内側電極端子のツバ部が配置されるよう構成してあることを特徴とする内側組付け治具。
- 請求項17〜19のいずれか一項において,上記貫通路は,その壁面に軸方向に沿って形成された複数の内側スライド溝を有し,該内側スライド溝には,上記内側ホルダー部を上記貫通路の先端開口部側へ押し込む内側押込み治具を配置し,スライドさせるよう構成してあることを特徴とする内側組付け治具。
- 請求項17〜20のいずれか一項において,上記貫通路は,その壁面に軸方向に沿って形成された外側リード部用溝部を有し,外側電極端子が取付けられた上記検出素子の後端部に上記内側組付け治具を配置したとき,上記外側電極端子の外側リード部が,上記外側リード部用溝部に配置されるよう構成してあることを特徴とする内側組付け治具。
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