JP4545746B2 - フルフェイス型ヘルメット用ネックカバーおよびフルフェイス型ヘルメット - Google Patents
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Description
フルフェイス型ヘルメット1は、図8、図9および図10において単体で示されている。そして、このフルフェイス型ヘルメット1は、これらの図8〜図10に示すように、
(a)ヘルメット装着者2の頭部に装着されるフルフェイス型のキャップ状頭部保護体3、
(b)ヘルメット装着者2の頭頂部2aと口部2bとの間(すなわち、顔面上部)に対向するように、頭部保護体3の前面に形成した窓孔4を開閉し得るシールド板5、および
(c)頭部保護体3の内側に取り付けた左右一対の顎掛け用バンド6、
を備えている。
シールド板5は、周知のように、ポリカーボネートなどの硬質合成樹脂、その他の透明または半透明の硬質材料から成り、左右一対の取付けねじ7によって、頭部保護体3に、ほぼ上下方向に往復回動可能に、取り付けられていてよい。そして、シールド板5は、図8および図9に示す復回動位置においては、窓孔4を閉塞し、この復回動位置から上方へ回動した往回動位置においては、窓孔4を開放し、これら両者の中間の位置においては、窓孔4を部分的に開放し得るように、構成されていてよい。また、図8において、符号11は、ヘルメット装着者2が、シールド板5を上方および下方に往復回動させる際に、指で摘むために、シールド板5に設けた摘み部である。また、符号12は、ヘルメット装着者2が、復回動位置に有るシールド板5を上方へごく僅か往回動させる際に、指で摘むために、頭部保護体3に設けた作動レバーである。
(d)頭部保護体3の外周壁を構成するフルフェイス型の外側シェル13、
(e)外側シェル13の下端のほぼ全周囲にわたって、接着剤による接着などによって、取り付けた断面ほぼU字状の下端用縁部材14、
(f)頭部保護体3の窓孔4を形成するために、外側シェル13に形成した窓孔19のほぼ全周囲にわたって、接着剤による接着などによって、取り付けた断面ほぼE字状の窓孔用縁部材15、
(g)通気孔16と、この通気孔16を開閉し得るシャッタ部材17とを備え、ヘルメット装着者2の鼻部2cの下端付近に対向する鼻部下端付近の領域において、外側シェル13に設けたベンチレータ18、
(h)ヘルメット装着者2の首の後部(すなわち、うなじ)2dに対向するうなじ領域において下端用縁部材14を覆うように、接着剤による接着などによって、外側シェル13に取り付けた空気流整流用のスタビライザ21、
(i)ヘルメット装着者2の前頭部、頭頂部、左右両側頭部および後頭部にそれぞれ対向する前頭領域、頭頂領域、左右両側頭領域および後頭領域において外側シェル13の内周面に当接させて、接着剤による接着などによって、外側シェル13の内周面に取り付けた頭部用裏当て部材22、
(j)ヘルメット装着者2の顎部2eおよび頬部2fにそれぞれ対向する顎領域および頬領域において外側シェル13の内周面に当接させて、接着剤よる接着などによって、外側シェル13の内側面に取り付けた顎・頬部用裏当て部材23、および
(k)頭部用裏当て部材22の下面および顎・頬部用裏当て部材23の下面をそれぞれ部分的に覆っている左右一対のネックパッド24a、24b、
を備えている。なお、図示を省略したが、上記(g)項に記載したベンチレータ18以外のベンチレータ(例えば、前頭領域および/または後頭領域と、頭頂領域との境界付近において、外側シェル13に設けた前頭部および/または後頭部ベンチレータ)が外側シェル13に設けられていてもよい。
図8〜図10に単体で示すフルフェイス型ヘルメット1に取付けられるフルフェイス型ヘルメット用チンカバー41は、図11および図12において、単体で示されている。そして、このチンカバー41は、これらの図11および図12に示すように、その中央部分が前方に突出した状態でほぼ水平方向に沿ってほぼ円弧状に湾曲して延びかつほぼ上下方向に立ち上がっている、弾性を有するほぼ板状の保形部材兼用の被取付け部材(すなわち、被取付け部)42と、この弾性被取付け部材42に後方に向ってほぼ水平方向に広がるように取り付けられた、柔軟性を有するほぼ三ケ月形状(ただし、ほぼ半月形状に近い幅のあるほぼ三ケ月形状)のカバー部材43とを備えている。なお、この弾性被取付け部材42は、軟質ポリエチレンなどの合成樹脂、その他の弾性材料から所定の形状に一体成形されたものであってよい。
図8〜図10に単体で示すフルフェイス型ヘルメット1に取付けられるフルフェイス型ヘルメット用ネックカバー51は、図13および図14において、単体で示されている。そして、このネックカバー51は、これらの図13および図14に示すように、弾性を有するほぼ板状の保形部材兼用の被取付け部材(すなわち、被取付け部)52と、柔軟性を有する帯状のカバー部材53とを備えている。また、この弾性被取付け部材52は、その長さ方向においては、その中央部分が後方に突出した状態で、ほぼ水平方向に沿ってほぼ卵形状(ただし、平面的なほぼ卵形状)に湾曲して延びるとともに、その幅方向においては、外方に向って斜め上方に傾斜して延びている。さらに、柔軟性カバー部材53は、この弾性被取付け部材52の下端側において、この弾性被取付け部材52に沿って延びるように、この弾性被取付け部材52の下端部にその外周部を取り付けられている。そして、柔軟性カバー部材53は、この保形部材兼用の被取付け部材52によって、ほぼ所定の形状に保持(いわゆる、保形)されている。
クッション部材56の単体での厚みD1(図7参照)は、図示の実施例の場合には、約9mmであるが、本発明においては、クッション部材56の単体での平均的な厚みD1は、実用性の観点から見て一般的に、4〜18mmの範囲であるのが好ましく、6〜12mmの範囲であるのがさらに好ましい。そして、支持部材57の材質は、図示の実施例の場合には、無開孔で通気性がなくて柔軟性を有する人工皮革シートであるが、無開孔で通気性が実質的になくて柔軟性を有するシート状材料として、合成樹脂(例えば、合成ゴム、ポリプロピレンまたはポリエステル)製などのその他のシート材料を用いてもよい。さらに、支持部材57は、複数枚のシート状材料を縫い付け、接着剤による接着などにより結合させて、図13および図14に示すように袋状に構成したものであってよい。
約9mmの厚みD1(図7参照)を有する軟質ウレタンフォームシートのみから構成したクッション部材56のほぼ全体を、人工皮革シートから成る柔軟性支持部材57によって、ほぼ袋状に被覆することによって、柔軟性カバー部材53を作製した。上記ウレタンフォームシートは、JIS L 1096に基づいてフラジール形法を用いて測定した通気性Kが4.5cc/cm2・secであり、密度が40kg/cm3であった。
約9mmの厚みD1(図7参照)を有する軟質ウレタンフォームシートのみから構成したクッション部材56の一方の面に、通気性を有する厚手の布地から成る柔軟性支持部材57を接着剤により接着することによって、柔軟性カバー部材53を作製した。上記厚手の布地は、クッション部材56の上記一方の面とほぼ同形か、あるいは、多少大きかった。上記ウレタンフォームシートは、JIS L 1096に基づいてフラジール形法を用いて測定した通気性Kが1.5cc/cm2・secであり、密度が50kg/cm3であった。
図11および図12に示すチンカバー41ならびに図13および図14に示すネックカバー51を、図8〜図10に示すフルフェイス型ヘルメット1の頭部保護体3に取付ける手順を、「(i)ヘルメットへのチンカバーの取付け」、「(ii)ヘルメットへのネックカバーの取付け」および「(iii)ヘルメットへのチンカバーおよびネックカバーの両方の取付け」に項分けして、図面を参照しつつ説明する。
図11および図12に示すチンカバー41を図8〜図10に示すフルフェイス型ヘルメット1に取付ける際には、まず、チンカバー41の弾性被取付け部材42をほぼ水平方向に押し広げて、そのほぼ水平方向における湾曲の程度を図4、図5および図15に示す状態まで低減させる。
(1)下端開口61の面積 28,000〜52,000mm2(32,000〜48,000mm2)
(2)下端開口61の周長(L3+L5) 600〜840mm(640〜800mm)
(3)下端開口61の面積に占める、柔軟性カバー部材43の面積の割合 14〜34%(18〜28%)
(4)柔軟性カバー部材43の面積 5,600〜13,000mm(7,200〜11,000mm)
(5)柔軟性縁部材43bの平均的な幅W1 5〜20mm(7.5〜15mm)
(6)下端開口61の周長(L3+L5)に占める、柔軟性カバー部材43の、下端開口61の周囲に沿った周長L1の割合 28〜52%(34〜46%)
(7)柔軟性カバー部材43の、下端開口61の周囲に沿った周長L1 200〜380mm(240〜340mm)
(8)下端開口61の面積に占める、柔軟性カバー本体43aの面積の割合 8〜26%(12〜22%)
(9)柔軟性カバー本体43aの面積 4,400〜10,200mm2(5,600〜8,600mm2)
(10)下端開口61の周長(L3+L5)に占める、柔軟性カバー本体43aの、下端開口61の周囲に沿った周長L2の割合 24〜48%(30〜42%)
(11)柔軟性カバー本体43aの、下端開口61の周囲に沿った周長L2 180〜340mm(220〜300mm)
ヘルメット装着者2が、図15および図16に示すチンカバー付きヘルメットを頭部に装着して、オートバイを走行させると、ヘルメット装着者2の胸部に当って顎部2eに向かう走行風は、チンカバー41の柔軟性カバー部材43によって、或る程度遮られる。このために、上記走行風が、頭部保護体3の顎覆い部3aの下端とヘルメット装着者2の顎部2eとの間から、チンカバー付きフルフェイス型ヘルメットの頭部収容空間8に入り込むのが、或る程度防止される。また、ヘルメットのベンチレータ18、その他のベンチレータ(例えば、前頭領域および/または後頭領域と、頭頂領域との境界付近において、外側シェル13に設けた前頭部および/または後頭部ベンチレータ)、スタビライザ21などに巻き込まれて発生する風切り音は、チンカバー41の柔軟性カバー部材43によって、多少遮られる。このために、上記風切り音が、頭部保護体3の顎覆い部3aの下端とヘルメット装着者2の顎部2eとの間から、ヘルメットの頭部収容空間8に入り込むのが、多少防止される。
図13および図14に示すネックカバー51を、図8〜図10に示すフルフェイス型ヘルメット1に取付ける際には、ネックカバー51の弾性被取付け部材52をほぼ水平方向に押し広げて、そのほぼ水平方向における湾曲の程度を、図4、図5および図17に示す状態まで、低減させる。これとともに、弾性被取付け部材52を、図17および図18に示すように、外側シェル13(具体的には、下端用縁部材14の内周面)と、ネックパッド24a、24bの外周面、頭部用裏当て部材22の外周面および顎・頬部用裏当て部材23の外側面との間に、ほぼ下方からほぼ上方に向ってその上端から差し込む。この差し込みは、図7に示すように、柔軟性カバー部材53の基端部が、下端用縁部材14の下端部またはスタビライザ21の下端部に当接して、位置規制された状態になるまで、行ってよい。この状態においては、弾性被取付け部材52が、下端用縁部材14の内周面またはスタビライザ21の内周面と、頭部用衝撃吸収ライナ25の外周面との間に、圧着される。このために、弾性被取付け部材52、ひいてはネックカバー51は、簡単には抜け落ちないように、頭部保護体3に取付けられる。また、頭部保護体3からネックカバー51を取外すときには、柔軟性カバー部材53の基端部などを手で摘んで下方に強く引張ればよい。この場合、弾性被取付け部材52は、下端部用縁部材14またはスタビライザ21の内周面と、頭部用裏当て部材22の外周面およびネックパッド24a、24bの外周面との間から、ほぼ下方に抜き出される。
(12)下端開口61の面積に占める、柔軟性カバー部材53の面積の割合 38〜88%(48〜74%)
(13)柔軟性カバー部材53の面積 14,000〜34,000mm2(18,000〜28,000mm2)
(14)下端開口61の周長(L3+L5)に占める、柔軟性カバー部材53の、下端開口61の周囲に沿った周長L3の割合 70〜94%(80〜90%)
(15)柔軟性カバー部材53の、下端開口61の周囲に沿った周長L3 500〜680mm(580〜650mm)
(16)柔軟性カバー部材53の内側周長L4 340〜580mm(420〜560mm)
(17)柔軟性カバー部材53の外側周長L3に対する、柔軟性カバー部材53の内側周長L4の割合 58〜94%(70〜88%)
(18)ネックカバー51がヘルメット1に取付けられていない状態での柔軟性カバー部材53の内側周長L4 260〜460mm(320〜440mm)
図11および図12に示すチンカバー41と、図13および図14に示すネックカバー51との両方を、図8〜図10に示すフルフェイス型ヘルメット1に取付ける際には、前記(i)項に記載したチンカバー41の取付け操作と、前記(ii)項に記載したネックカバー51の取付け操作との両方を行えばよい。この場合、チンカバー41の取付けを行ってからネックカバー51の取付けを行ってもよいが、後述の理由から、ネックカバー51の取付けを行ってからチンカバー41の取付けを行うのが好ましい。そして、チンカバー41は、図4および図5に示すように、ネックカバー51の柔軟性カバー部材53の途切れ部53aを覆うとともに、両者の取付け順序に応じて、ネックカバー51の柔軟性カバー部材53の左右両前端部を下側または上側から覆うことができる。したがって、外側シェル13の下端開口61は、図4に示すように、チンカバー41およびネックカバー51によって実質的に環状に覆われる。また、頭部保護体3からチンカバー41およびネックカバー51を取外すときには、前記(i)項および前記(ii)項に記載したようにして、後で取付けたカバー(例えばチンカバー41)を取外してから、先に取付けたカバー(例えばネックカバー51)を取外せばよい。
図5における上述の種々の数値は、本発明においては、実用性の観点から見て一般的に、つぎの(19)項〜(24)項に記載の数値範囲であるのが好ましい。なお、(19)項〜(24)項におけるカッコ内の数値範囲は、さらに好ましい数値範囲である。
(19)下端開口61の面積に占める、柔軟性カバー部材43のうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の面積の割合 7〜16%(9〜13%)
(20)柔軟性カバー部材43のうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の面積 2,700〜6,200mm2(3,400〜5,200mm2)
(21)下端開口61の周長(L3+L5)に占める、柔軟性カバー部材43のうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の下端開口61の周囲に沿った周長L5の割合 6〜30%(10〜20%)
(22)柔軟性カバー部材43のうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の、下端開口61の周囲に沿った周長L5 40〜220mm(70〜l40mm)
(23)下端開口61の面積に占める、柔軟性カバー本体43aのうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の面積の割合 6〜16%(8〜14%)
(24)柔軟性カバー本体43aのうちの柔軟性カバー部材53と重なっていない部分の面積 2,400〜5,800mm2(3,000〜4,800mm2)
ヘルメット装着者2が、図1〜図7に示すチンカバー/ネックカバー付きフルフェイス型ヘルメットを頭部に装着して、オートバイを走行させると、ヘルメット装着者2の胸部に当って顎部2eに向かう走行風、ヘルメットの前方からの走行風、その他の走行風は、ネックカバー51の柔軟性カバー部材53およびチンカバー41の柔軟性カバー部材43によって、大部分遮られる。したがって、上記走行風が、頭部保護体3の下端とヘルメット装着者2の首の周囲との間から、チンカバー/ネックカバー付きフルフェイス型ヘルメットの頭部収容空間8に入り込むのが、大部分防止される。また、走行風が、フルフェイス型ヘルメット1のベンチレータ18、その他のベンチレータ(例えば、前頭領域および/または後頭領域と、頭頂領域との境界付近において、頭部保護体3に設けた前頭部および/または後頭部ベンチレータ)、スタビライザ21などに巻き込まれて発生する風切り音は、ネックカバー51の柔軟性カバー部材53およびチンカバー41の柔軟性カバー部材43によって、大部分遮られる。したがって、上記風切り音が、頭部保護体3の下端とヘルメット装着者2の首の周囲との間から、ヘルメットの頭部収容空間8に入り込むのが、大部分防止される。
(A)人頭模型(図示せず)の左耳付近に測定用マイクロホン(株式会社オーディオテクニカ製のタイピン型マイクロホン[型番AT805F])を取付けてから、この人頭模型にカバー付きヘルメットおよび単品ヘルメットを順番に装着させたこと、および
(B)上記(A)項に記載した人頭模型を、15°下方に傾斜させた状態で、風洞路に前方に向けて配置してから、この人頭模型に風速100km/hの風を風洞路に沿って前方から当てるとともに、上記測定用マイクロホンの出力電流レベルから音圧レベル(dB)についての周波数特性を測定して、両方のヘルメットについての図19に示すデータを得たこと。
この結果、図19に示すように、音波の可聴周波数(15Hz〜20,000Hz)のうちでも、特に100Hz〜5kHz(5,000Hz)の間において、カバー付きヘルメットの音圧レベル(実線)が、単品ヘルメットの音圧レベル(点線)よりも、かなり低下していることが判明した。
Claims (5)
- フルフェイス型ヘルメットの頭部保護体の下端付近に取付けられるように構成されたフルフェイス型ヘルメット用ネックカバーにおいて、
柔軟性カバー部材と、この柔軟性カバー部材を上記頭部保護体に取付けるための被取付け部とを備え、
上記柔軟性カバー部材は、ほぼ板状の発泡合成樹脂を主構成材料とするほぼ板状の柔軟性クッション部材と、この柔軟性クッション部材を支持している柔軟性支持部材とを備え、
上記発泡合成樹脂は、JIS L 1096に基づいてフラジール形法を用いて測定した通気性が0.1〜10cc/cm2・secの範囲であることを特徴とするフルフェイス型ヘルメット用ネックカバー。 - 上記発泡合成樹脂は、上記通気性が0.2〜5cc/cm2・secの範囲であり、
上記発泡合成樹脂の密度は、25〜70kg/m3の範囲であり、
上記柔軟性クッション部材の平均的な厚みは、6〜12mmの範囲であり、
上記柔軟性支持部材の材質は、通気性が実質的にないシート状材料であり、
上記柔軟性支持部材は、上記柔軟性クッション部材のほぼ全体を袋状に被覆していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のネックカバー。 - 上記発泡合成樹脂は、上記通気性が0.3〜2cc/cm2・secの範囲であり、
上記発泡合成樹脂の密度は、30〜60kg/cm3の範囲であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載のネックカバー。 - フルフェイス型ヘルメットと、このフルフェイス型ヘルメットの頭部保護体の下端付近に取付けられるように構成されたフルフェイス型ヘルメット用ネックカバーとを備えているネックカバー付きフルフェイス型ヘルメットにおいて、
上記ネックカバーは、柔軟性カバー部材と、この柔軟性カバー部材を上記頭部保護体に取付けるための被取付け部とを備え、
上記柔軟性カバー部材は、ほぼ板状の発泡合成樹脂を主構成材料とするほぼ板状の柔軟性クッション部材と、この柔軟性クッション部材を支持している柔軟性支持部材とを備え、
上記発泡合成樹脂は、JIS L 1096に基づいてフラジール形法を用いて測定した通気性が0.1〜10cc/cm2・secの範囲であることを特徴とするネックカバー付きフルフェイス型ヘルメット。 - フルフェイス型ヘルメットと、
このフルフェイス型ヘルメットの頭部保護体の下端付近に取付けられるように構成されたフルフェイス型ヘルメット用ネックカバーと、
上記頭部保護体の下端付近に取付けられるように構成されたフルフェイス型ヘルメット用チンカバーとを備えたチンカバー/ネックカバー付きフルフェイス型ヘルメットにおいて、
上記ネックカバーは、柔軟性カバー部材と、この柔軟性カバー部材を上記頭部保護体に取付けるための被取付け部とを備え、
上記柔軟性カバー部材は、ほぼ板状の発泡合成樹脂を主構成材料とするほぼ板状の柔軟性クッション部材と、この柔軟性クッション部材を支持している柔軟性支持部材とを備え、
上記発泡合成樹脂は、JIS L 1096に基づいてフラジール形法を用いて測定した通気性が0.2〜10cc/cm2・secの範囲であり、
上記柔軟性カバー部材は、上記頭部保護体の前部のほぼ中央部分に対応する欠如部を有し、
上記チンカバーは、多数の開孔を有していて通気性がある柔軟性カバー本体を有する第2の柔軟性カバー部材と、この第2の柔軟性カバー部材を上記頭部保護体の下端付近に取付けるための第2の被取付け部とを備え、
上記ネックカバーと上記チンカバーとの両方を上記頭部保護体の下端付近に取付けた取付け状態においては、上記ネックカバーは、上記チンカバーの左右両端部とそれぞれ重なるとともに、上記チンカバーの上記第2の柔軟性カバー部材のほぼ中央部分は、上記欠如部において、上記ネックカバーの上記柔軟性カバー部材に重ならないように構成されたことを特徴とするチンカバー/ネックカバー付きフルフェイス型ヘルメット。
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